■たわごとですかーっ!!■



▼【オマケの手口】 03/08/09

夜中、テレビをなにげなくつけていると、いつの間にか番組はテレビショッピングである。
同じ商品の紹介を延々と繰り返す。人はそれを半ばバカにして見ているのだろう。しかし、いつの間にか意識は商品に引き込まれている。そしてついには受話器を手に取ってしまっているのだ。なんとも巧妙な手口である。

その巧妙な手口として、テレビショッピングに付きものなのがオマケである。
しかしながら、このオマケがくせ者なのである。それはオマケなのか? と首を傾げたくなるようなオマケばかりなのである。

例えば商品はパソコンである。
散々パソコンの紹介をしたあげく、最後はお決まりの決めゼリフだ。
20回分割OK、金利、手数料、無料。
そして、たたみ掛ける様に更に続く。
プリンター、スキャナー、そしてデジカメである。
なんて太っ腹なんだ、あんたたち。
これだけオマケがあれば、欲しくなるのも当然だろう。
そして、つい注文してしまうのである。
だが、しかし…
いらないよ、そんなに。

しかしそれに気付くのは、たいていの場合、注文の手続きもすっかり終わった後である。
そして、我に返り言うのだ。
オレはパソコンが欲しいんだ。パソコンだけで良いんだよ。
いくら言っても無駄である。有無を言わせず、プリンター、スキャナー、デジカメは付いてきてしまうのだ。オマケだからに他ならない。

パソコンならまだいいのかも知れない。
例えばこれが、犬だったりなんかすると事は重大である。
いま、ゴールデンレトリバーを注文したとしよう。するともれなく付いてくるのだ。
犬小屋、首輪、そして、ハムスターである。
ハムスターはとてつもなく関係ないような気もするが、ハムスターがゴールデンハムスターなだけに、付いてきても致し方ないだろう。
しかも10匹ワンセットだ。
どうするんだよ、こんなにたくさん。
しかも、ものがハムスターなだけに、その数は無限の可能性を秘めている。
しかし文句を言ってもダメだ。それは正真正銘、オマケだからだ。
ありがたく受け取っておくしかないだろう。

オマケ、それは人をなんだか得した気分にさせてしまう。だがしかし…
押し付けと紙一重だよな、きっと。

byクムラ〜


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