■たわごとですかーっ!!■
▼02/08/04【人は保険を掛ける】 人は大事なものに保険を掛ける。車、家、命、どれも大事なものばかりだ。 ところが中には、足に保険を掛けたり目に保険を掛けたりするものもいたりする。 それは得てしてスポーツ選手や芸能人など有名人に多く見られるのだが、その人に取っては、その体の一部が大事な商売道具で、お金にも替えがたいものであり、「わたしはここに保険を掛けているんですよ」と公表することにより、よりいっそうその商品価値を高めているのである。保険も使いようである。 あるカルチャースクールの案内書をふと見る。 各々の教室にはやはり保険が掛けられ、安心して受講できる旨の説明がなされている。 「乗馬教室」 落馬したら大変だ。骨なんか折ったらたいそう痛そうだからな。 保険が必要であろう。 「空手教室」 まさに体と体のぶつかり合いなのである。ケガが絶えないだろうし、一歩間違えれば足の一本や二本は折れてもおかしくないだろう。 これもまた保険が必要である。 このように危険が伴うものに対しては、保険が実に有効であることは誰の目にも明らかである。 しかし、次ぎのようなものに保険を掛けるというのはいかがなものか。 「陶芸教室」 バカも休み休み言え。 これのどこに危険が潜んでいるというのか。 だって、陶芸だよ、陶芸。 陶芸と言ったら、あんた、、、 始終座ってるんですけど。 しかし過去にあったのだろう。 陶芸用の粘土を喉に詰まらせ、出なくなってしまった御老人が。 つい食べてしまう粘土。粘土は危険極まりない。 確かに保険が必要である。 そしてまたこのようなものにも保険は掛けられている。 「ゴスペル教室」 ゴスペルに保険はないじゃないか。 しかし、やはり過去にいたのだ。 気持ちよく高らかに歌ったあげく、自分の声をのどに詰まらせどうにかなってしまった若者が。 これもまた保険が必要ではないか。 それにしても凄いな、保険を掛けなきゃならないゴスペル教室は、、、 安易にゴスペルはダメだろう。 特に素人がゴスペルに手を出すのはまったくもって危険極まりない。 あるものは言う。 「オレはゴスペル教室に通っているんだよ」 「ゴスペルって、おまえ、、、」 そう言われただけで、声もなく思わず身震いしてしまうだけなのである。 一般人はせいぜいカラオケ教室程度にとどめておいた方が無難と言えそうである。 このように人はありとあらゆるものに保険を掛ける。 保険を掛ければ何があっても安心なのである。 安心なのか? 神経質にもほどがある。 必要以上に保険を掛けるとなにかしら不安なのである。 なぜなら、事件の匂いがするからだ。 オレは保険なしで安心したい。そんな生活を送りたいのだ。 byクムラ〜 |