■たわごとですかーっ!!■



▼【歓声の真実】 04/04/25

今、目の前にいるのは人気者である。
人気者と言えば、アイドルであったり、スポーツ選手であったり、様々な世界の人気者が考えられるだろう。
そして、いま、その人気者の前にいるのは女性たちである。だとしたら、そこから発生するものと言えば、これである。

「黄色い歓声」

もう少し分かりやすく、具体的に表すとすれば、こうだ。

「きゃぁー」

きゃぁーである。
良く似たものに「ぎゃぁー」があるが、「ぎゃぁー」はかなり意味が違ってしまうので注意が必要であり、その変わりと言ってはなんだが、「キャー」はどうでしょう。
カタカナになっただけだけど。

とにかくそれは「きゃぁー」であり、敢えて言わせて貰えば、けっしてそれは、「ぴゃぁー」ではないし、「にゃぁー」でもないのだ。
仮に「にゃぁー」と大歓声を上げられたところで、上げられた方はどうしたらいいものか分からないし、せいぜい「みゃぁー」と返すのが精一杯だろう。
しかし、いまここにいるのは猫ではない。れっきとした人間である。

ところで、この「きゃぁー」を黄色い歓声と表現するのはなぜだろう。
黄色と女性の結びつきについて、あれこれ考えても、取り立てて思い浮かぶことはなく、むしろ黄色よりもピンクの方が合っているのではないかとも思われ、だからと言って、けっして「ピンクの歓声」と言った例は生まれてこの方聞いたこともなく、仮にあったとしても、それはそれで何かしらワクワクする気分になっちゃうのはなぜでしょう。
聞かれても困ると思うけど。

そしてまた、このような黄色い歓声は、男にはけっして存在しないこととなっている。
通常の場合、男の口から「きゃぁー」はけっして出てこないはずであり、だったらこう言う場合、男からは何が出てくるのかと考えれば、確実に言えることは、男は男としての威厳を持て、とオレは言いたい。
その様な観点から言えば、考えられるものとしては、こんなところだろう。
「アチョーっ!」
いきなりきたか。
とにかくこれほど男らしく勇ましい歓声はないのではないか。
だがしかし、いったいそれは何の集まりなんだと言われる可能性も拭い切れず、そもそも、コンサート会場でそこいらじゅうから「アチョーっ!」は、ないじゃないか。
集団で「アチョーっ!」は、ちょっといただけない代物である。
しかし「アチョー」がダメだと言って悲観することはない。これに変わるとっておきの男らしい歓声があるではないか。
あらかじめ断っておくが、けっして、「ダーッ!」などと言う、プロレス会場限定の安直なものではない。
きっと世の中の男どもは、いざとなればこう歓声を上げるに違いないのだ。
「はりゃ?へれ?ほろ?ひゃら?」
何か悪い物でも食ったのか?
いや、違う。
声にならない声、これが真の歓声なのだ。

byクムラ〜


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