■たわごとですかーっ!!■



▼01/11/9【ジョギングな人達】

昼時、公園の横を通ると、やたらと目に付くものがある。
ベンチで一つのソフトクリームを互いの額に押しつけ合い、ゲラゲラ笑いながら、いちゃついているカップルではない。しかもそんな奴はいない。
豪華な鍋を囲んでパーティをやっているやけにリッチなホームレスでもない。 これはたまにいる。
かと言って、その横で米つきバッタのように腕立て伏せをやっているオレでもない。なぜならば、オレがオレを見ているというのは、なにやらおかしな事態になるからだ。
じゃあ、一体それは何だと言うのか?
「ジョギング」
そう、ジョギングをやっている人達である。
体力増強のためであろう。しかし、一人や二人ではない。これがけっこういるのだ。 オレにはこれが、どうにもこうにも腑に落ちないのである。
彼らに対し、敢えてこう言おうではないか。
「昼休みにジョギングなんかやって、あんたたち大丈夫なのか」と。
だって、ジョギングだよ、ジョギング。ジョギングと言ったら走るってことじゃないか・・・当たり前だ。
走るって言ったら、疲れるに決まってるはずだ。犬だって走れば、ハアハア言うだろう。脚線美で有名な、かのカモシカだって、表向きはなんてことない顔をしているが、内心はきっと疲れているに違いない。
言いたくても言えない、そんなカモシカのなんと可哀想かつ、いじらしいことか。 まさに、シカの中のシカだ。カモシカはシカなのか?
また、聞いた話では、驚いたことに、あの高橋尚子でさえ、走れば疲れるらしい。 らしい、ってことはないじゃないか。そりゃ誰だって疲れますわな。
とにかく、ジョギングというものは疲れることこの上ない行為なのである。
それの何がいけないと言うのか。
なぜならば、そんな疲れることを、まだ仕事も半ば、これから午後もガンバラなきゃという、この昼どきにやるなんてことが、オレには到底考えられないし、問題であると思うのだ。
一体、彼らは、そんなことして午後からの仕事に差し支えないのか。そういった疑問が、芋のゆで汁のように、オレの頭にふつふつと湧いてくるのだ。
いや、待てよ。もしかしたら、彼らはジョギングなどしても差し支えない仕事をしているのかも知れない。きっとそうだ、そうにちげえねえ・・・なぜか江戸っ子。
例えば、と言われてもなかなか出てくるものでもないが、敢えて言おうじゃ ないか。それは何か、、、
「マッサージ師学校の専任被験者」
自信を持ってこう断言できる。
なにしろマッサージをされ続けるのだ、その人達は。
ジョギングでもやって疲労困憊しなきゃあやってられないじゃないか。
それはそれで大変だよ、うん、大変だ。

そんな仕事があったら誰か紹介して下さい。


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