筋肉精鋭(マッスルエリート)オーディション参加
   TBSへいざ出陣!

BS放送センターの入り口を通る。
中に入ると、いかにも業界人といった風な人々があちこちたむろしている。
ホールで受け付け、その間、担当の女性と少々話す。
参加者50名強、今日3回に分けて行なったらしい。
自分の組が一番最後で人数は20名くらいか?

控え室に通されここで着替え。
おもむろに準備運動を始める輩もいる。
一人カメラマンがいて、受け付けからずっと付いて撮っている。
そのカメラマンからインタビューを受ける。
「自信はどうですか?」「いやあ、まわりは皆若くて全然自信なくなっちゃいました」
と言ったら、「ここは強気の発言でお願いします、もう一度どうぞ」と言う。
しょうがないので「もう、バッチリですよ」と分けのわからん返事をしてしまった。
たしかに、まわりはほんとにみんな若いのである。
10代、せいぜい20代前半といった連中ばかりである。
自分がなぜここにいるのか、なんだか場違いな感じもする。

オーディションルームに移動。
まずは配られた記録用紙にプロフィールを書く
特にスポーツ歴などは詳細に、と書いてはあったが、自分は大昔に
空手をやっていたくらいで、現在は特に何をしてるわけでもないので
ほんとに書くことがなく寂しいものだった。
競技のビデオを見ながらスタッフよりルール説明があった。
その後、5分ほど体をほぐした後、いよいよ競技開始。
本番では、競技用のマシンを使ってやるのだが、ここでは
2人1組になって3種目中、腹筋と腕立て伏せの2種目を行った。
交代で数を数えるのである。
各々を1分間づつ、15秒のインターバルを置いて、連続して行う。
まずは腹筋、1分間と言っても実際、連続してやるとなると
かなりきつい。記録は48回。そして得意の腕立て伏せ。
しかしいつも練習している腕の間隔よりも、かなり狭くきつかった。
途中、腕の伸ばしのチェックが入る。かなり厳しい。
記録は90回だった。
あとで聞いたところ、この回数が最高だったらしい。
スタッフが皆の記録の集計を行う。
そして合否の発表。
他の連中の成績がどの程度のものなのか、さっぱり分からず
したがって自分の合格の可能性の見当も付かない。
自分のゼッケン番号は47番。
合格者の番号が次々と呼ばれ、自分の番号は通り過ぎてしまったが、
順不同とのことだったので、信じてひたすら待つ。
そして、「今回、最年長で名古屋から来た、奥村さん!」と
自分の名前が呼ばれた。
取り合えず、ホッとした瞬間である。

不合格者はここで退室。
そして残った合格者で体力測定、身体測定など行なった。
自分はまだ息が上がっている状態である。
これが年齢の差か?
体力測定は、背筋力、握力、垂直飛び、身体測定は、スリーサイズと
力こぶ、太股周り、そして体脂肪率の測定をした。

面接
スポーツ部のフロアーへ通され、面接。
取材のネタを探そうと、いろいろな質問をされたが、ほんとに
いまはごく普通のサラリーマンなので、取り立てて特別なものはない。
目つきがただものじゃない、なんて言うことは言われたが。


さて、本番は4月22日。それまでなんとか自分自身未知で、
ウイークポイントであろう背筋をなんとかせねば。
はてさて、どうなることやら。

                        本番につづく


後日、密着取材をしたいという連絡があった。
まったくもう勘弁して欲しいものである。
もっと、気楽にやらせて欲しいんだよなあ。