千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/29:2つ加える /28:日増しに深刻な方向へ /27:影響を危惧する /26:思い出の鉄 /25:だから進まない /24:暖かい日差しを浴びる /23:たらればは通用しない /22:たまにはこんな喫茶店 /21:着々と進む /20:サイン入りグローブである /19:あげた甲斐があった /18:ニューマシン届く /17:何かと引き締まる /16:しびれるくちびる /15:ミカンを受け取る /14:死角には気を付けよ /13:苦難の押印 /12:スマホの先祖を発掘する /11:パソコンを決める /10:もはやどうしようもないのか /9:それは突然訪れた /8:捨てられない /7:愛用の初号機を発見する /6:何にでも入れる /5:お勧め土産を聞く /4:食べたら取れた /3:豆まきの豆について /2:動かしている実感である /1:カレーを食べるはずが/
<2020年 2月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 29(土) 〔2つ加える〕 ▼オレには仕事から帰ってからの日々のルーティンがある。 主に腕立て伏せ、スクワット、腹筋ローラーであるが、その他に、前屈、股割り、そして、マジカルアイだ。 なんだ、マジカルって?、と思う向きもあるだろう。 じっと見てると、文字や絵が浮き出して見える本である。 これを見ると、目に良いと言うので毎日1頁、睨んでいるのだ。 そしてこの度、これらルーティンに新たに2つ加えることにした。 ここに発表しようじゃないか。 「ロングブレス」と「かかと上げ」だ。 これが血圧にいいと書いてあった本をコンビニで買ってしまいました。 藁にもすがる思いですか。 取りあえず、信じてやって見ようと思った次第だ。 4秒で吸って、8秒で吐く。 これを8セット。 かかとを2秒で上げ、2秒で下げる。 これを10セットだ。 危なく、こむら返りしそうになったぜ。 地味だが意外と過酷な修行なのだった。 7040th 28(金) 150 100 〔日増しに深刻な方向へ〕 ▼事態は日増しに深刻な方向へと向かいつつある。 新コロナウィルスである。 東京五輪開催の最終決定については、5月に収束が見られればと言う話だが、この段階ではすでに手遅れなのではないか。 日本は危ない国と言うレッテルが貼られた時点で、観客はおろか選手も来ないだろうし、ボランティアだって来ないのではないか。 もし、来たとしても、その人々が感染者だとすれば、再び日本にコロナウィルスが蔓延するに違いないのである。 そう言った意味では、3月中には結論を出すべきだろう。 大相撲も中止、または無観客だと言うし、ディズニーランドは3月15日まで休園、学校も休校。 東京五輪も、次第にその段階に来ている様な気がする。 ▼さあ、そろそろ片付けて帰ろうかと言う夕方のことである。国発注の工事が一時中止になったことで、それに合わせ、東京管轄の工事も同じ動きになりつつあると言う連絡が入ったのだ。 オレがいまやっている仕事はその東京管轄の仕事であり、東京五輪関係の仕事でもある。 もし、一時中止なんてことになれば東京五輪に間に合わせることは困難となる。 それはここに限ったことではないだろう。 すべての東京五輪関係の仕事が一時中止となれば、多くの施設が東京五輪に間に合わせることが困難となる。 逆に言えば、もし工事一時中止の決定がされれば、その時点で東京五輪の延期、または中止と言うことになるのではないか。 ここ数週間で大きな動きがある様な、そんな気がするのである。 さし当たって、いまオレに出来ることは何か。 ウィルスをはじき飛ばすくらいの栄養と体力をたんまりと付けるしかないのである。 7039th 27(木) 腹筋ローラー20 〔影響を危惧する〕 ▼新コロナウィルスの影響は少しずつ仕事にも表れ始めている。 設備機器、空調機器などの納期に遅れが生じているのだ。 メーカーの多くの工場が中国にあるからである。 なにしろ、いまだに収束の気配が感じられないわけだが、もしこのまま感染者が増え続けたとしたらいったいどうなると言うのか。 東京五輪はややもすれば1年延期と言う話が出始めているが、ほんとにこんなことになったら日本はどうなってしまうのだろう。 大打撃に違いない。 中止に比べればよほどましだけどな。 そんな折り、仕事場にいるK氏がこんなことを言い出した。 「溶連菌感染症になっちゃったよ。ほんとは来ちゃダメなんだよね」 こんな時になんてややこしいこと言うんだよ。 感染症である。 うつったら、なおいっそうややこしいことになるじゃないか。 7038th 26(水) 〔思い出の鉄〕 ▼納戸の奥にどかっと鎮座しているモノがある。 鎮座しているだけにビクともしないのだ。 はっきり言って、動かす気も起きない。 それは何かと言うと、こう言うモノだ。 「バーベル」 全部で120キロほどあるはずだ。 高校の頃、家の庭でこれを使って修行していたのである。 腐るモノではないとは言え、それがいまだにあるって、呆れて物が言えないのではないか。 これをわざわざ北海道から上京するときに持って来たのである。 引っ越し屋が、これ何ですか?と言って不機嫌そうに運んでいたのを思い出す。 このバーベル、しばらくは使っていたが、いつからか使わなくなった。 置くスペースがなくなったのである。 それからと言うもの、納戸の奥に鎮座と相成ったわけである。 こうなるともう、ここから出すのも億劫だし、果たして燃えないゴミに出していいモノかと悩むし、そもそも、ビニールのゴミ袋に鉄の塊はないじゃないか。 まだしばらくはこのまま鎮座していただくことになりそうだ。 7037th 25(火) 150 100 〔だから進まない〕 ▼どんよりとしたはっきりしない天気の一日。 確認できないが、どうやら花粉も相当数降っている様で、若手SはもとよりF氏に至っては、両鼻にティッシュでつっぺをしている始末だ。 かく言うオレは、まだ無事だ。 マスクもなしで過ごしている。 油断は禁物だ。 本番はこれからなのだ。 ▼相変わらず納戸の断捨離中である。 すでに忘れていたモノが多数出てくるわけだが、パソコン関連もまた然り。 すでに使えなくなった部品や周辺機器、そしてソフトなんかもごっそりと出てくる。 ゲームなんかは果たして今の環境で動くのだろうか。 かなり古いモノだが、どうしても試して見ないと捨てられないのだ。 これだから、断捨離は進まない。 7036th 24(月) 腹筋ローラー20 〔暖かい日差しを浴びる〕 ▼連休最終日の今日も暖かい一日だった。 まず、グランベリーパークでラーメンを食べ、そしてゴンチャのタピオカを飲みつつ、暖かい日差しを浴びながらまったりと呆けた。 そのあとは、ドライブよろしく、コンビニ、ダイソー、アピタ、PCデポへと巡回。 愛車ライスシャワー号は相変わらず絶好調なのだった。 ▼珍しく、親父の方から電話が来た。 何かあったのか? 一瞬、イヤな予感がしたが、親父はこう言った。 「コロナは大丈夫か?」 どうやら、連日のニュースを見て、新コロナウィルスが心配で電話してきたらしいのだ。 しかしながら現在、東京よりもむしろ北海道の方が心配な状況なのではないか。 親父には、オレは電車通勤じゃないので大丈夫、と安心させておいた。 いっぽう、今シーズンの美唄は雪が少なくてすごく楽だと言う。 例年だと今の時期、積雪1mほどあるそうだが、今年は40センチほどしかないらしい。 心配なのは来年だろう。 雪の少なかった年のあくる年は得てして豪雪になるからだ。 くれぐれもほどほどにしてもらいたいものだ。 親父の身体がもたないからな。 7035th 23(日) 〔たらればは通用しない〕 ▼朝一番で歯医者へ。 てっきり仕上げかと思ったら、今日もまさかの麻酔だったのである。 仕上げと言うのは、単に治療の仕上げの一区切りと言う意味だった様だ。 先生は言う。 「あと5年ほっといたらまずかったですよ」 まずは、抜歯せずに済んだことは良かったと言えるだろう。 それでも被せモノをするらしく、金属だと数千円、白いのだと8万円くらいすると言う。 この次まで考えておきます、と答えたが、と言うことは、まだ数回行かなければならないと言うことか。 まだしばらくは、毎週日曜は歯医者の日が続きそうだ。 ▼そして、G1、フェブラリーステークスである。 1着は、1番人気のモズアスコット。 オレの本命、インティはまさかの惨敗。 2着にしんがり人気の馬が来て高配当となったが、この馬もしっかり買ってたんだよ、オレは。 もし、1着がインティだったら、今頃は歓喜の舞を踊っていたことだろう。 おもむろに扇子を持ってこうだ。 「にんげんごじゅーねん げてんのうちをくらぶれば ゆめまぼろしの ごとくなり…」 オレは、斎藤道三か。 ともあれ、競馬に「たられば」は通用しないのである。 7034th 22(土) 150 100 〔たまにはこんな喫茶店〕 ▼気温は高いのだろうが、風が強いので寒く感じる。 出先でふらっと入った喫茶店がなかなか趣のある店だった。 年配の婦人が2人で切り盛りしている様だが、きっとずっと昔からやっているのだろう、年季の入った店内は如何にも、ザ・喫茶店と言った風な味のある佇まいなのである。 メニューはけっこう色々あったが、当たり外れのないところで、カレーを頼んだ。 素朴な味でなかなか旨かった。 近所の常連らしき人が、鍋焼きうどんを注文していたが、メニューのどこを探してもない。 どうやら、作れるものは何でも作ってくれる、そんな喫茶店なのだ。 次はハンバーグでも頼もうか。 またちょくちょく来ようと思う。 ▼せっせとソフトのインストールをしたり、データの移管をしたり、ようやく、ニューパソコンの環境が整ってきた。 昨日の夜遅く、主催の競馬予想サイトのアップも完了。 なんとか間に合ってホッとする。 そして明日は、今年一発目のG1、フェブラリーステークスだ。 春のダート王を決める一戦である。 本命は、武豊鞍乗のインティでいこうと思う。 現在2番人気、昨年の覇者でもあり、まず3着は外すまい。 明日の今頃は、ばっちりな予想で歓喜に浸っているに違いない。 何が何でもきっとそうに違いない。 思い込みかよ。 7033th 21(金) 〔着々と進む〕 ▼ニューパソコンの環境がまだ完全には整備できていないので、今週から始まる競馬G1予想大会のアップがなかなかできないでいる。 早急になんとかせねばなるまい。 明日は休みなので、ここぞとばかり一気にやるつもりだ。 ▼その前に納戸の片付け。 腹筋台、そしてスキー板、スキー靴を処分した。 腹筋台は最近使っておらず、腹筋運動に関してはもっぱら腹筋ローラーでやっているので不用だろうと考えたし、スキー板に至っては、10数年前に知人からもらったものだが、すでに型遅れだろうし、そもそもスキー場へ行くこともないだろうと思ったからだ。 断捨離計画は着々と進んでいる。 とは言え、まだまだ先が長くて気が遠くなるのだった。 7032th 20(木) 〔サイン入りグローブである〕 ▼相変わらず暖かい1日。 ややもすると、桜の開花が史上最速になるかも知れないと言うじゃないか。 となると、1ヶ月後には満開の桜が目の前に現れていることになる。 これは一大事である。 楽しみはもう少し後にとっときたい気分なんだぞ。 そうは言っても、今からワクワクするのだった。 ▼本日、納戸から発掘されたのは、今は亡きK−1戦士、アンディ・フグの直筆サイン入りグローブだ。 トークショーの最後にオークションがあり、最後の出品としてこのグローブが出て来て、セリ合った末に10人でジャンケンをし、見事にゲットしたのだった。 今から20年以上前のことである。 カビなんて生えたら大変だ。 もうちょっとちゃんと保存しなきゃな。 7031th 19(水) 150 100 〔あげた甲斐があった〕 ▼昨日ひどかった若手Sに花粉症はどうだ? と効くと、今日は全然楽ですと言う。 これはきっと、オレが昨日あげた薬の威力に違いない。 さらに若手Sは言う。 「明日は今まで飲んでいた薬を飲んでみます」 検証するつもりかよ。 まあ、それも良かろう。 オレ的にはまだそれほどの症状は出ていない。 杉花粉よりもどちらかと言うとヒノキ花粉に反応するからだろうと思われるが、このままこの調子で乗り切りたいと言う気迫でいっぱいである。 どこかで空回りするだろうけど。 ▼相変わらず、トップニュースは新型コロナウィルスの話題で持ち切りである。 本当にこのまま収束するのか、それともこれからさらに拡大するのか。 様々なイベントの中止が発表されているが、夏の最大のイベントだけは何とかしないと日本は大変なことになるだろう。 だがしかし、それでもまだピンと来ない自分がここにいるのだった。 7030th 18(火) 〔ニューマシン届く〕 ▼相変わらず若手Sの花粉症が凄いことになっている。 完全にグロッギー気味だ。 薬飲んでるのか、と聞くと、飲んでいると言う。 飲んでいてそれか、と言うと、飲まないとこんなもんじゃないです、と辟易とした顔で言うのだ。 試しにこれ飲んで見ろ、とオレが愛用する薬を2錠やった。 これが効けばいいのだが。 ▼待ちに待ったニューパソコンンがついに届いた。 「HP Spectre x360 13」である。 CPUは、第10世代のCORE i7だし、メモリーは16GB、記憶装置は、SSDの1TBだ。 これが悩みに悩んで選んだパソコンのスペックである。 このマシンを相棒に向こう10年、やっていくつもりだ。 7029th 17(月) 腹筋ローラー20 〔何かと引き締まる〕 ▼先週末ぶつけた社有車の破損個所を良く見たら、ハッチゲートが思いのほか変形していたので、自己修理はさくっと諦めた。 会社に出す報告書を書くのが面倒くさいが、自業自得だから仕方ない。 何度かこの車両事故報告書なるものは書いているが、前回は何だったかと過去の記録を洗い出して見ると、6年前の飛び石によるフロントガラスの破損だったし、さらにその1年前には、オカマを掘られているのだった。 高速の渋滞の最後尾にいたところ、ワンボックスにガツンとやられたのだ。 スピードを落とさずに近付いてくるクルマがバックミラー越しに見えたので、ハンドルを握る腕に力をこめ構えていたのが幸いし、事なきを得たのである。 クルマはべっこりだったけどな。 だがしかし、今回は完全にオレの過失だ。 言いわけはできない。 ハンドルを握ったらシャキッとせよ。 オレは改めて肝に銘じた。 ▼今日も異様に暖かい一日だった。 若手Sはすでに花粉症がひどいことになっており、ティッシュが手放せない状況になっている。 ピークだと1日1箱だそうだ。 完全に重症花粉症の部類に入るだろう。 オレの花粉症なんか、かわいいもんだと思った次第だが、花粉症にかわいいもへったくれもないじゃないか。 だがしかし、花粉に罪はない。 そしてオレは今シーズン始めて、花粉症薬を飲んだ。 気も鼻も引き締まる思いである。 7028th 16(日) 〔しびれるくちびる〕 ▼小雨の降る中、とんでんのカキ鍋で腹ごしらえをした後、歯医者へ。 今日から本格的に歯の治療が始まったのである。 まず麻酔を、はぐきとぽっぺたの裏に1ヶ所ずつ打った。 すぐに痺れてきた。 久しぶりの感覚だ。 そしてついにあの、キーンと言う音と共に歯を削る音が耳に突き刺さってきたのだ。 手に力が入る。 「痛かったら言って下さいね」と先生は言うが、こんな大口開けた状態で言えるわけないじゃないか。 そんな疑問を抱きつつ、作業は進む。 結局、麻酔注射の時に少し痛かったくらいで、治療中はまったく痛いことはなかったのだが、次の瞬間もしかしたら痛くなるのではないかと思うと気が気じゃなく、どうしても手に力が入ってしまうのだ。 そして作業は滞りなく終了した。 オレは感謝の気持ちを込め、先生に言った。 「ふぁりがふぉ〜ごひゃいましゅた」 うまく口が廻らない。 麻酔だ、麻酔がオレをこんな風にしてしまったのだ。 麻酔がなかったら死んでるだろうけど。 ともあれ、これで取りあえずは一安心だ。 次は仕上げだと言うが、あと何回来ればいいんだろう。 聞けば良かった。 7027th 15(土) 150 100 〔ミカンを受け取る〕 ▼今日は休日出勤である。 オレの当番の週だ。 したがって、F氏も若手Sも休んでいる。 F氏から電話が入った。 どうしてるかと心配の電話かと思ったが、ミカンが届くので受けとっといてくれ、と言う電話だった。 毎日の様に、「来ない来ない、もう腐ってるんじゃないか」と言って心配していたミカンだ。 夕方そのミカンは届いた。 2箱7千円のミカンだと言うから、けっこう高級なミカンである。 どんなもんかと気になり、箱を開けて食べてみた。 期待に反して、旨かった。 7026th 14(金) 〔死角には気を付けよ〕 ▼まるで2月とは思えないほどの陽気。 2月と言えば、ややもすれば雪の降る季節だろ。 どうなってるんだよ、まったく。 ▼夜は会議のため本社へ。 今日は日中、客先との打合せでけっこう疲れているし、おまけに明日は休日出勤なので非常に億劫だ。 そんなマイナス思考でどうするんだ。 そんなだから、クルマを駐車場からバックで出すときに、ガードポールに気付かず、テールランプを割ってしまうんだ。 オレとしたことが、まいったな。 ま、そのポールが人じゃなくて良かったよ。 ともあれ、修理の間、クルマを使えないのは非常に困るので、こうなったら部品を調達し、自分で直そうと決心するのだった。 7025th 13(木) 〔苦難の押印〕 ▼重要書類に印鑑を押すときは誰しも緊張するのではないか。 今回、押印の必要な書類が2つあり、それぞれ3枚ずつ押す様になっている。 失敗してはいけないと思い、試し押しをしてみた。 薄い。 朱肉は印鑑ケースに入っているものであり、インクが少なくなっているのかも知れない。 ずいぶん前に百均で買った補充用の朱肉があったので、それを印鑑ケース内のスポンジにしみ込ませた。 これだけ補充すれば大丈夫だろう。 オレはさっそうと書類に印鑑を押した。 するとどうだ。 まるで名前など判別できない、それが何かと言われればこう言うしかないのではないか。 「赤く塗り潰された丸い何か」 これじゃきっとダメ出しされるに違いない。 なにしろ、ただの赤い丸だからだ。 見ると、最初の書類は、控えとなっている様だ。 と言うことはそれほど重要ではないのかも知れない。 そんな一縷の望みをかけて、次の頁に印鑑を押した。 なんとか名前は判別できるが、やはり朱肉が多過ぎてにじんでしまっている。 そして3度目の正直、3頁目の書類をめくった。 これ以上の失敗は許されない。 オレは気合いを込め、印鑑を押したのである。 力を入れ過ぎて、ずれてしまいました。 3度目の失敗である。 かつてこんなに印鑑の押印に失敗した人間がいただろうか。 オレは聞いたことがない。 調べる気力もなかったが、そんなことよりも、果たしてこの書類が効力を持つかと言うことである。 ちょっと待てよ。 オレは思い付いたのだ。 間違えた字には訂正印を押すではないか。 だとすれば、間違えた印鑑にも訂正印を押せばいいのではないかと。 調べると、その通り、間違えた印鑑の上にちょっとずらして同じ印鑑を押し、さらにその横に印鑑を押せばいい様だ。 オレは失敗した印鑑の上に印鑑を押した。 これでまずこの印鑑は取り消しの意味を持つのだ。 そしてその横にまた同じ印鑑を押した。 案の定、失敗した。 こうして悪戦苦闘しながらも、書類は出来上がった。 印鑑だらけのまだらな気持ちの悪い書類だ。 オレは提言したい。 朱肉はちゃんとしたのを使った方が良いだろうと言うことを。 7024th 12(水) 150 100 〔スマホの先祖を発掘する〕 ▼驚くほど暖かい一日だった。 明日は天気が崩れるらしいが、気温はさらに上がるらしい。 いよいよ花粉の季節である。 いざ覚悟だ。 ▼F氏が、注文したミカンが来ないと言って文句を言っている。 「あんなに高いのを買ったのに、このままだと腐っちゃうじゃないか」と心配しているのだ。 どこかに置きっぱなしになっているとでも思っているのだろうか。 心配の仕方が少々心配である。 ▼今回、納戸から発掘したモノはこれだ。 「電子手帳」 そのくたびれ方から、かなり使いこなしていた感が見て取れる。 今から30年ほど前だろうか。 その当時、かなり流行っていたガジェットである。 当たり前だが、これで電話はできない。 しかし、スマホの先祖とも言えるのではないか。 この機械、カセットを入れ替えることで、様々な機能を活用することができ、その便利さで心躍らせたものだ。 思えばオレは、こんなモノがこの頃から好きだったのだ。 7023th 11(火) 〔パソコンを決める〕 ▼先日、愛用のノートパソコンが逝ってしまったため、早急に代わりの機種を選定しなければならない。 パソコンは得てして国産メーカーは割高と言うイメージがある。 すぐに20万超え、メーカーに寄っては30万近くになったりもする。 その点で言えば、海外メーカー、DELLなんかは非常にコスパが高いと言え、選択肢の中の最有力候補と言えるだろう。 そこであれこれと調べに調べた。 なにしろこれからまた長年付き合うことになる機械なのだ。 後悔はけっして出来ない。 ますは、先ほど上げたDELLだ。 候補は2つ。 「Inspiron 13 7000」と「XPS13」 前者は非常に軽く性能も高いが、液晶が光沢なのがネックだ。 オレは映り込みの少ない非光沢のディスプレイが好みなのだ。 そしてもうひとつの、XPS13 と言う機種。 液晶は非光沢だし、電池持続時間も非常に長いが、困ったことは SSD の容量である。 512GBまでしか選択できないのだ。 これまで使ってきたマシンに入っていたSSD は 1TB ある。 したがって、それだけの容量がないと納得できないのである。 そんな中、急に浮上したのは、国産メーカー富士通の LIFEBOOOK だ。 好みの仕様にカスタムメイドしていくと、25万を超えてしまうが、インターネットクーポンなるものを使えば26%オフとなり、20万ちょいで購入可能となる。 となれば、DELLの同性能とそれほど遜色のないコスパと言えるだろう。 ただ問題は納期だ。 調べると、その納期たるや、1ヶ月〜2ヶ月とあるじゃないか。 そんなに待てる奴が果たしているのか。 待っている間に、他の機種に目が移ったらどうしてくれると言うんだ。 残念ながら却下である。 そして、検討に検討を重ねた結果、ついに結論は出た。 オレが決めたニューマシンはこれだ。 ヒューレットパッカードに決めました。 「HP Spectre x360 13」と言う機種だ。 cpu 性能も SSD の容量も申し分ないし、液晶も光沢と非光沢の良さを兼ね備えたモノだという。 本体のデザインも個性的かつ先進的でカッコ良いしな。 気が付けば、20数年使っている手のひらパソコンHP200LX もヒューレットパッカードだし、会社のパソコンもヒューレットパッカードだ。 これで3拍子揃ってしまったことになる。 ともあれ、到着するのが待ち遠しいことこの上ないのである。 7022th 10(月) 腹筋ローラー20 〔もはやどうしようもないのか〕 ▼健康診断の結果が届いた。 血圧の不具合は分かっているとして、注目すべきはコレステロールLDLだ。 前回は193だったが、さて今回の結果はと言うと、 「192」 ちょっと待て。 一つしか減ってないじゃないか。 いったい何のために、あの「コレステロール対策」としっかり記されたお茶を1年も飲んできたと言うんだ。 そんな文句をぶつぶつ言っていたら、若手Sがこんなことを言う。 「そのお茶を飲んでいたお陰で数値が上がらなかったのかも知れませんよ」 そう言う考え方もあるな。 と言うことはそれを確かめる為に、これから1年は試しにこのお茶を飲まずに過ごしてみるしかないと言うことか。 オレはいったい何をやってるんだ。 そんな折り、若手Sから驚きの事実を聞いた。 Sは昨年の健康診断でのコレステロール値が、基準値の3倍だったと言う。 しかし、今年は正常だったと言うではないか。 いったい何をしたと言うんだ。 注目して聞いてみた。 「キノコを食べまくりました」 本人は特にコレステロール対策のために食べていたわけではなく、単にキノコが好きで、出張中に自炊でキノコ料理ばかり食べていたと言うのだ。 そんなに効くのか、キノコって奴は。 キノコはオレも好きな食材であるが、そんなにしょっちゅう食べるもんじゃないだろう。 ともあれ、この様な結果になったと言うことは、会社からなんとかせよと通告が来るに違いない。 何かコレステロール対策の決定版はないものか。 言うほど深刻に考えていないのだった。 7021th 9(日) 〔それは突然訪れた〕 ▼愛用のノートパソコンが突然不調になった。 デスクトップの画面が点いたり消えたりを繰り返し、一向に大人しくならないのだ。 セーフモードからのシステムの復旧や回復等、あれこれ手を尽くし蘇生を試みたが、ついに帰らぬ機となった。 どうやらハード的な不具合の様だ。 10年過酷に使ったからな。 ご苦労さんでした、と労いたい。 となれば、次のマシンを調達せねばなるまい。 機種はほぼほぼ決まっているが、問題はどこで買うかだ。 ネットで購入するにしても、直販が良いのか、楽天か、それともAMAZON か。 どちらにせよ早く決めて、元の環境を整えなければならない。 なにしろ、そのパソコンにはあらゆる重要なデータが入っているのだ。 しばらく不便なことになりそうだ。 7020th 8(土) 150 100 〔捨てられない〕 ▼先週に引き続き2度目の歯医者へ。 ここの歯医者はグランベリーパーク内にあるのだが、土日やっているので非常に助かる。 今週ももっぱら歯石取りだ。 処置中の痛みはほとんどない。 ここの歯科医は実に腕が良いと言うことか。 終わってみれば、歯はすっかりつるつるになり、さっぱりしたのだった。 来週、いよいよ治療本番である。 ▼本日、納戸の片付けから発掘されたモノはこれだ。 「東海道五拾三次のカード」 ずっと昔に永谷園の景品として配られていたモノであり、広重の作品が55枚きっちりと揃っている。 オレのおふくろがずっと昔に持っていたはずだが、もらった記憶はない。 聞くところによれば、30年以上前に他界したかみさんのお婆さんが持っていたものらしい。 となれば、これもおいそれと捨てられない代物なのだった。 7019th 7(金) 〔愛用の初号機を発見する〕 ▼パソコンで仕事中の昼時、迂闊に Windows の更新を始めてしまったものだから、1時間もの間、仕事できず。 前もってどれくらい時間が掛かるか教えてくれたって良さそうなもんじゃないか。 それだから、更新せず危ない状況で使っている人が多くいるのだ。 更新が終わると、ホッと一安心するのです。 ▼年末から毎日の様に納戸の片付けをやっているが、なかなか終わらない。 まずもって分別が面倒なのだ。 その中でも非常に困るのは食器類だ。 梱包したままだからもらいものなのだろう。 これがなかなかかさばるし、もらったものだけにおいそれと捨てることもできない。 それでもけっこう捨てたけどな。 そんな折り、オレが今まで使ってきた歴代のパソコンが出て来た。 その中でも特筆すべきは、NECのノートパソコン第1号の、98ノート初号機である。 この頃はまだモニターは白黒だったし、ハードディスクなんかもなかった。 フロッピーディスクからソフトやデータを読み込むのである。 それでも、その価格たるや、248、000円もした。 今であれば高級ノートパソコンが買える値段である。 すでにもう使うことはないだろうし、価値もないのだろうが、これがまたなかなか捨てられないのだ。 この思い切りのなさが問題なのである。 そんなわけだから、納戸の片付けはまだまだ先が長そうだ。 それでも、そのうち終わるだろう。 途中で諦めるかも知れないけどな。 7018th 6(木) 〔何にでも入れる〕 ▼昨日に比べて一気に気温が下がり、風が強くて寒い一日となった。 相変わらず、新型肺炎のニュースで持ち切りだが、ちょっと大袈裟な感じもする。 日本人の死者はまだ出てないし、むしろインフルエンザによる死者の方がよっぽど多いのではないか。 しかし、得体の知れないモノはやはり恐いのである。 そろそろ日本における潜伏期間が切れる頃だと言う。 このまま増えずに収束して欲しいと願うのだ。 ▼そしてオレは納豆を食べる。 3パック入りが60円の納豆だ。 どんだけ安いんだよ、このスーパーフードは。 オレはこの納豆をカレーに入れるのはもちろんのこと、昨日はソバに入れたし、今日は、グラタンにも入れた。 さて、他に入れるものはないだろうかと、オレはあごに手を当て、ニヒルにほくそ笑むのだった。 7017th 5(水) 150 100 〔お勧め土産を聞く〕 ▼週末、F氏は山形へ行くと言う。 おばさんのお見舞いだそうだ。 F氏が山形へ行くとたいてい仙台に寄ってくる。 かつて松島へ行った時は、有名なカレーパンだと言うことで並んで買ったものの、中に嫌いなカキが入っていたらしく、それを取り除くのに大変だったと言うが、下調べしてから並べばいいじゃないか。 並んでるから並ぶの典型である。 お土産を買ってくるからと言い、仙台には何があったっけ、と聞くので、仙台と言ったら、ずんだ餅か、萩の月なんじゃないの、と言うと、宮城県出身の若手Sが、お勧めは、きくふくのクリーム大福ですと言う。 初めて聞く名だが、Sは、萩の月より旨いですよ、と太鼓判を押すので、F氏は、了解したと言って引き受けた。 きっと、まったく別のモノを買ってくるだろうけどな。 そもそも、メインは山形だろ。 ▼「水曜どうでしょう」の新作は絶賛放映中だが、この調子で行くと果たして何回くらいやるつもりなんだろうか。 なにしろまだ3年前だ。 相変わらずのまったり加減は嬉しい限りだが、この分だとこの先半年はやっている様な気がするし、ややもすると、すでに次の企画の撮影が始まってるのではないかと勘ぐったりもするのだった。 7016th 4(火) 腹筋ローラー20 〔食べたら取れた〕 ▼干しイモを食べていたら、左奥歯の詰め物が取れた。 干しイモはたまに食べたくなるもののひとつであるが、北茨城で食べた「べにはるか」は旨かったなあ。 そんな思い出に浸っている場合ではない。 いま問題は、詰め物が取れたことだ。 確か、4年ほど前にも取れたはずだ。 兵庫県出張でのことだった。 その時は虫歯はないと言われ一安心したのだが、今回診てもらったら、その詰め物があった歯に虫歯があると言うではないか。 虫歯治療なんていったい何年ぶりのことだろう。 親不知を抜いたのが18年ほど前のことだから、それ以来のことだ。 先生は、本格的な治療は2週間後にやりましょうと言う。 その時きっと麻酔をやるのだ、そうに違いない。 まいったなあ、痛いんだよ確か、麻酔の注射は。 歯のためだ、背に腹は代えられまい。 オレは、男らしく覚悟を決めたのである。 ともあれ、しばし歯医者通いと言うことになりそうだ。 7015th 3(月) 〔豆まきの豆について〕 ▼昼の仕出し弁当に豆が入っていたことで、今日が節分だと気付いた。 その豆は大豆である。 通常、豆まきの豆と言えば、落花生なのではないか。 そう言うと、F氏は、そんなバカなと言う。 若手Sにどう思う?、と聞くと、自分も落花生だったと言う。 2対1で勝ちだ。 そう言う問題ではないが、若手Sの出身は宮城県だ。 もしかしたら、北海道と東北は落花生なのかも知れない。 冷静に考えてみれば、豆まきに落花生をまくのは非常に有効なことなのではないか。 だってそうだろう。 片付けるのが楽だし、拾って食べるのも実に衛生的じゃないか。 ただ問題は、まく数である。 通常、歳の数だけまくと言うが、落花生の場合、いったい何個まくのが本当なのかと言うことだ。 なにしろ、殻の中にはピーナッツが2つ入っているのだ。 それを1個と見るのか、それとも2個と見るのか。 悩みどころではあるが、豆まきに限ってそんな緻密な態度はないじゃないか。 帰りに寄ったスーパーの恵方巻きはすでに品切れになっていた。 1本、980円。 まるで高級海苔巻きである。 それでも売れるのが、節分と言う日本の風習の力だ。 もう少しすると、バレンタインデーと言う日本の風習がやってくる。 7014th 2(日) 150 100 〔動かしている実感である〕 ▼オレが今日、足を引きずっているのには理由がある。 朝起きがけに、こむら返りをしたのだ。 しかも、強烈なやつである。 来る、と思ったが、間に合わなかった。 それはもう悶絶ものであった。 しばし、うめき声しか出なかったのである。 こむら返りである。 もし、これが運転中だとしたら非常に困りものなのではないか。 しかし、不思議とこれまで運転中にこむら返りはしたことがない。 気が張っているからかも知れない。 だが、足の指がつりそうになることはままある。 それは特に愛車ライスシャワー号での長距離ドライブだ。 長い渋滞があったらなおさらのことで、クラッチを蹴り続ける左足の負担と言ったらないのである。 次第に感覚がなくなり、気が付けば指先が突っ張っている。 ここでつってしまったら大変だ。 オレは必死に指を曲げ伸ばしし堪えるのだ。 これが、マニュアル車の欠点であると言えるが、それ以上に楽しいので文句は言うまい。 クルマを動かしていると言う実感が、喜びを感じさせるのである。 ▼昨日、ありつけなかったカレーを食べに行った。 ググって調べて行った初めてのカレー屋である。 そこは、いわゆるインドカレーの類の店だ。 うまいことはうまい。 しかし、ひっきりなしに食べられるカレーではない様な気がする。 やはり、カレーは日本のカレーが一番だと改めて感じるのである。 7013th 1(土) 腹筋ローラー20 〔カレーを食べるはずが〕 ▼2月とは思えない、日差しも眩しい暖かい昼どき、カレーでも食べようと思い立ち、このところお気に入りのカレー屋へ行ったのだった。 店構えの雰囲気が違ったので道を間違えたかと思ったが、向かいの洋服店のご主人に聞いたらここに間違いない。 先日、店仕舞いしたと言うのだ。 確かできて1年経っていなかったはずだ。 世知辛い世の中である。 せっかくここまで来たので、近くにあった海鮮居酒屋に入り、貝3種どんぶりと言うのを食べた。 貝好きとしては満足などんぶりであった。 それにしても、カレー屋の閉店は残念だ。 またしばらくカレーと言えば、ココイチだのみと言うことになる。 7012th byクムラ〜 |
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