◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/28:蔓延は困るし揺れるのも困る /27:中にいてわかる事情 /26:ドラッグがない /25:目当てはライスシャワー /24:これもフライデーである /23:唸るBGMを聞きながら /22:想像以上の次の仕事 /21:目覚めはすっきり /20:薬を飲み覚悟する /19:高速道路の忘れ物 /18:1時間半待った /17:山を見て気付く /16:お願いされる /15:回復途中 /14:不足しているもの /13:まずは挨拶から始まる /12:気になる電話 /11:建国の記念日に思う /10:乾燥で待ち受ける困難 /9:しんしんと降る雪のせいで /8:どうしてやらないんですか /7:診断結果発表 /6:驚きの事実を知る /5:なにかと一週間振り /4:思わぬところで故郷を味わう /3:気付けば増えている /2:近くだからこそ気付かない /1:気になるコンビニ/

<2017年 2月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

28(火) 腹筋ローラー SW

〔蔓延は困るし揺れるのも困る〕

▼昨日若干1名、インフルエンザ発症者が出たが、さらに今日も1名、インフルエンザで休んだ。
昨日発症のDは、もう大丈夫だから明日から出てくると言うが、何を言ってるんだ、出てくるな、と言った。
今週いっぱいは篭もっていてもらわないと困るだろう。
なにしろ、インフルエンザだからだ。
それか、医者のお墨付きをもらうかだ。
それにしても、Dが泊まっている旅館は大丈夫なのか。
いわば共同生活をしているわけで、となれば一人がインフルエンザに掛かれば旅館じゅうウィルスが蔓延してしまうのではないか。
他にもこの旅館にはうちの業者がたくさん泊まっているので注意を促したいところだ。
まずは、オレ自身が気を付けなきゃな。

▼夕方、けっこう揺れた。
横揺れである。
事務所の棚が倒れそうだったので慌てて抑えた。
昨年の地震から突っ張り棒を付けているが、それでも危なかった。
震度は5弱。
先日、小さいのがあったので、そろそろかなと思っていた矢先だった。
どうやら東日本大震災の余震らしいが、いったいいつまで続くんだよ、余震と言う名のそこそこ大きい地震は。

▼もうすぐWBCの開幕である。
手に汗握るのが楽しみで仕方ない。

5944th


27(月) 145 100

〔中にいてわかる事情〕

▼昨日、仕事場にいるH氏の差し歯が抜けたのだと言う。
さっそく歯医者を捜し回ったものの、どこも一杯で断られたらしい。
どうにか1軒、無理矢理予約を入れさせてもらったらしいが、それにしてもこの混み様はいったいどうしたものか。
現地の人に聞いてみるとこの地域の歯医者が混むのにはこんな事情があるらしい。
診療費無料の被災者が大勢いると言うのである。
しかし、いわき市民はこの対象から外れているのだと言う。
これには、地元の人達の不満もかなりあるようだ。
いわき市民も被災者に変わりはないはずなのになぜなんだ。
どうやら、いわきのその人口の多さから対象から外されたのではないか、そんな穿った見方をしてしまうのである。
とにかく、いわき市内の歯医者はそんな患者で超満員だ。
予約しても1ヶ月先だと言う。
そして今日、H氏は予約したその歯医者へ行った。
1時間待って、3分の治療。
2割負担で 2、500円だったと言う。
勝手な憶測だが、羨ましい商売である。
ともあれそれは、中にいるからこそ分かる事情なのだった。

▼先週末から体調が悪いと言っていた仕事場のDが今日もさらに良くないと言うので、病院へ行かせたら、インフルエンザだった。
年末にH氏が掛かったインフルエンザはA型であり、今回はB型だ。
となると次に来るC型が気になるところだが、スーパーのレジにあった「たべるマスク」と言うのを買ってみた。
シールド乳酸菌と書いてあるが、これがどんな効果があるのかは分からない。
取りあえず、インフルエンザに効けば儲けものだ。

5943th


26(日) 腹筋ローラー SW

〔ドラッグがない〕

▼先日東京へ帰ったおり、花粉症の薬を2箱持って来た。
1箱に12錠入っているので合計24錠だ。
そこで気付いたのだ。
すぐになくなっちゃうじゃん。
毎日1錠づつ飲んだとしても1ヶ月を経たずしてなくなってしまうのだ。
これでは次に東京へ帰還するまでもたないだろう。
そんなものそこら辺の薬局行って買ってくればいいじゃないか、と思うかも知れない。
しかし、薬ならどれでもいいと言うわけではないのだ。
いくつもの薬を試し続け、ついに辿り着いた薬なのだ。
知人に教えてもらったんだけど。
なにしろ眠くならないのがいいし、1日3錠と書いてあるが実際は1錠で1日効くのである。
こんな素晴らし薬はないだろう。
ところがこの薬、どこにでもある代物ではない。
東京近辺だと、セイジョウと言うチェーンドラッグくらいでしかお目に掛かったことがないのである。
ここ、いわきにセイジョウはない。
あるのは、ツルハドラッグか地元のチェーン店であるくすりのマルトがほとんどなのだ。
ここにないのは調査済だ。
他に薬局はないかと検索し探してみると、小名浜方面にマツモトキヨシがあるようだ。
一縷の望みをかけて行ってみた。
なかった。
こうなったら仕方ない。騙し騙し節約しつつ使うしかないか。
うまく騙せるといいのだが。

▼そして今日、ダイソンの掃除機を買った。
コードレスのハンディクリーナーであり、クルマの掃除にも丁度いいかな、と思い購入したのだ。
なにしろ、これが部屋に鎮座しているだけでなんだか掃除した気分になるから不思議だ。
さすが、マイク・ダイソンである。
微妙にボクサーになってるじゃないか。
最強の証明である。

5942th


25(土) 140 100

〔目当てはライスシャワー〕

▼今週の強風続きですっかり土埃にまみれてしまった愛車ライスシャワー号を綺麗にし、そして出掛けた。
ドライブがてら7、8キロ先の本屋まで行った。
優駿と言う競馬雑誌にライスシャワーの記事とポストカードが付いていると言う情報を得たからだ。
無事、ゲットし安心した。

充電式掃除機が欲しいなと思い、ヤマダ電機に寄ったものの、ふと、サイフに現金があまり入っていないことに気付き、あっさりと退散した。
なんだかんだ言って、やっぱりダイソンがいいなと思うのだ。

イトーヨーカドーへ行き、ごっそりと食料の買い出しをする。
考えることもなく、流れるように商品をカゴに入れる。
いつもとまったく変わらないラインナップだからだ。
しかし、カキフライは忘れない。
これでめでたく今日がプレミアムフライデーとなった。

そして、じっくりと、優駿の「ライスシャワーの気迫」を読み、オレはまだまだ気迫が足りないと反省するのだった。

5941th


24(金) 腹筋ローラー SW

〔これもフライデーである〕

▼実に穏やかな良い天気だった。
珍しく風もない。
まさにプレミアムフライデーに相応しい一日と言えよう。
となったら、帰りにカキフライでも買って行こうかな。
オレはカキフライが大好物なのである。
なにしろプレミアムフライデーだからな。
なんとなく、フライ違いの様な気もする。
結局、残業でスーパーに立ち寄ることはできなかった。
うすうすそんな予感もしたけどな。
果たしてオレのプレミアムフライデーはいつ来るのだろうか。
決まってるだろ、明日だ。
あした、買って来よう。

5940th


23(木) 140 100

〔唸るBGMを聞きながら〕

▼朝、風邪をぶり返したらしいF氏は憔悴した顔をして出て来た。
助手席ではゴホンゴホンと咳をしており、もはや抜け殻状態だ。
それでも少しずつ回復の兆しは見え始め、夕方頃にはかなり元気になっていた。
インフルエンザでなかったことがせめてもの救いだ。

▼いつもは眠気に襲われる帰りの高速道路だが、そんな余裕などまったくないほど、もの凄い風が吹いている。常にハンドルを取られ、油断すると側壁にぶつかりそうである。
こんな風の吹いているときに、これから主流になるであろう自動運転車はどうなのだろう。はたして運転を任せても大丈夫なのだろうか。人間の反射神経よりも優れた性能を発揮するのだろうか。
風と抗いながらそんなことを思いつつ帰路に着いた。

▼帰宅するとポストに電気使用量のお知らせの紙。
その額、過去最高の 9、414円。
ポットと電子レンジを同時に使ってブレーカーが上がっても、9、414円だ。
もしここに腰を落ち着けたら、いったいどれだけの料金になるのだろう。
ごぉーごぉーと唸る風のBGMを聞きながら、オレは納豆 IN ボンカレーにむさぼりつくのだった。

5939th


22(水) 

〔想像以上の次の仕事〕

▼昨日ダウンして休んだF氏は今日はなんとか出てきた。
しかし、まだまだ本調子ではないようだ。
それにしてもやけに風邪薬を飲んでいる。
気が付けば風邪薬のビンを手にしているのだ。
いままさに薬を飲もうとしているF氏にオレは、いったい何回飲んでいるんですか、と尋ねたらF氏はこう言った。
「今日5回目だよ」
飲めばいいと言うもんじゃないだろ。

▼そろそろここの仕事も終わりが見えてきたところで(と言ってもまだ3ヶ月あるが)会社から連絡があった。
予想通り、次の物件のことだった。
「で、どこですか?」とオレは覚悟して聞いた。
また出張じゃないだろうな、と思ったが、聞くと想像以上の場所であった。
奄美大島である。
おいおい、いったい何処まで行かせれば気が済むんだよ。
一昨年は兵庫県、昨年から今年は福島と巡り、今度はひとっ飛びして、奄美大島ってことはないじゃないか。
良く聞くと、この物件の総合管理をやってもらいたいと言うことで現地に常駐する必要はないと言うことだが、ともあれ、東京〜奄美大島を行ったり来たりの日々が来年2月一杯まで続きそうである。

▼肉不足解消のため手軽に食べられるものはないかと考えていたが、ついにそれを発見した。
ジャッキーカルパス、いわゆるサラミソーセージと言うやつである。
これならコンビニで簡単に調達することができる。
我ながら妙案である。
ただ、冷静に考えてみれば、どちらかと言えば酒のつまみじゃないのか、これ。
それでもいい。オレは肉の栄養に飢えているのだ。

5938th


21(火) 135 100

〔目覚めはすっきり〕

▼夜中、台風じゃないかと思うほどの強い風が吹いていた。
それなのに、ぐっすり眠ってすっきりした目覚めだった。
顔を洗っていたらいつの間にか鼻血で洗っていて鏡を見たら顔面真っ赤だった。
一見ワイルドだが、明らかに花粉症の症状である。
しかし不思議なことにクシャミ鼻水はほとんど出ない。
ほんとに花粉症なのか疑心暗鬼に陥る。
そんな朝の忙しい中、F氏から電話が入った。
身体の節々が痛いと言う。
「インフルエンザじゃないの?」と言ったら、廻りに誰も引いてないじゃん、と言うが、あんた先週末2日連続で飲みに行ったじゃないか。
さしずめその時に誰かからもらって来たんだろう。
ともあれ、今日は休んでもらうことにした。
病院へ行ってくれると良いんだが、なにしろインフルエンザでないことを祈る。

今日も天気はすこぶる良いものの、風が滅法強い。
時折建物が揺れるほどだった。
帰り際、F氏にLINEを入れたら、だいぶ回復したとのこと。
ホッとする。

▼現在住んでいるところでは、パソコンを使うためのネット環境は、iPad のテザリングに頼っている。
これまでなんとかなっていたが、調子に乗って、Youtube や abemaテレビを見ていたら、早くも7GB 制限を突破してしまった。
油断だったなあ。
あまりにも通信速度が遅くいらつくので仕方なくスマホでテザリングをやることにした。
もう後がない。
そんなのを気にすることなくインターネットができることの有り難さをこんなところで思い知るのだった。

5937th


20(月) 腹筋ローラー SW

〔薬を飲み覚悟する〕

▼1週間の始まり。
ついに花粉症の薬を飲んだ。
完全に発症したのである。
今年は早いな、と思ったが、周辺にはこれだけ杉の密生した山があるし、今住んでいるところもベランダを出ればそこには立ちふさがる様にして杉が林立しているのだ。当然と言えば当然だろう。
地元の人も、すでに来てる、と言っている。
こんなところに住めないな、と思うが、あともう3ヶ月はいなければならない。
覚悟である。
薬を飲むとけっこう厄介である。
なにしろ喉が乾くし、よってオレのこの美声もがらがらになる。
これじゃ、カラオケも歌えんよ。

▼そう言えば、メガネのレンズを片方失っていたF氏(2017.2.5の日記参照)だが、無事見つかったのだと言う。
先週末行ったスナックに無事保護されていたらしい。
座ったカウンターの目の前に置かれたシャンペングラスに入っていたのだと言う。
なかなか粋なことをするじゃないか、ここのママは。
なにしろこれは奇跡だろう。
レンズだけ忘れる輩はそうそういないからな。
それにしたって、そのスナックを出た後2軒もの間、片レンズってことはないじゃないか。
その間気付かなかったと言うことである。
オレも気付かなかったわけだけど。
ともあれ、諦めていたモノがふいに現れることのなんと嬉しいことか。
F氏は嬉しさのあまり、その日ハシゴをしまくり、予想通りすってんてんになった。
メガネの修理代がなくなったことは言うまでもない。

5936th


19(日) 135 100

〔高速道路の忘れ物〕

▼昼少し前、再び出張先のいわきへ向け出発。
天気は良いが、なにしろ高速道路の風がかなり強い。
こんな時は幌付きトラックの近くは危険だ。すぐにやり過ごすに限る。
時間帯的に渋滞もなく実に快調だ。
愛車ライスシャワー号もまるで口笛を吹きながらの様に軽いフットワークで走る。
さすがステイヤーだ。
そのときだ。高速道路の目の前をあまりこの辺じゃ見慣れないものが迫ってきた。
たまに、ビニール袋や靴とかが落ちてたりもするが、いま目の前にあるのはそんなちっこいものではなく、良く見るとこんなモノが置いてあるのだ。
「イス」
しかもその色形からして、ソファーのイスであり、ややもすればスナックのボックス席に使用されているイスなのではないか。
どこのどいつだ、こんなところにイスを置く奴は。
もし、まかり間違えてこのイスに人が座ってしまったらと思うと、気が気じゃありません。
良かったよ、今日は交通量が少なくて。

▼ほどなく、いわきに到着し、さっそくスーパー、そして薬局へと買い出し。
余裕で競馬の時間に間に合った。
フェブラリーステークスである。
もう何度言ったか知れないほど言い飽きたが、トリガミだった。
3連複、馬連的中したものの、外れたワイドを少々厚めに買い過ぎたようだ。
いつものことなのでまったくめげることなくオレの目の先はすでに次の勝負へ向け、死んだようにとろーんとしている。
意外と疲れてるんだな。
それでも久しぶりに腕立てをするほど体調は回復した。
身体が福島の花粉になじんできたのかも知れない。

5935th


18(土) 

〔1時間半待った〕

▼今日の最大の目標である床屋へ張り切って行ったのだった。
しかし、殊の外混んでおり、1時間半待ちと言うではないか。
いつものスタッフSさんは言う。
「私でなければ1時間待ちでできますよ」
たった30分の差で慣れない人にやってもらうなんてダメに決まってるじゃないか。
この人見知りのオレにその気まずい時間をどうせよと言うのだ。
いい歳してただモジモジしているわけにはいかないんだぞ。
そんなわけで、いったん帰って1時間半待つことにしたのだった。

いつもの様に取り留めのない話が続く。
昨年末に二人辞めたせいでここ最近忙しい日が続いているのだと言う。
そう言えば少し疲れているような気がしないでもない。
そんな中、急にクルマの話になって、「渋滞中に側道を走ったり荒い運転をする人の車はたいてい外車でしかも運転する人はヤンキー、、、」と言ったところでSさんは思案し始めた。
「ヤンキーとはちょっと違うなあ」
「じゃあ、チンピラとか?」とオレが言うと「それも少し違います」と言う。
もう少し柔らかい感じですと言ってから、「あっ、これです」と急に思い出した様にSさんはこう言ったのだ。
「やから」
オレは聞き慣れないこの「やから」と言う言葉に一瞬声を失った。
少し考えればそれは、「輩」なのだろうが、果たしてこう言う場合の人間に対して使う言葉なのだろうか。
しかし、Sさんはきっぱりと自信を持って言うのだ。
「やからです」と。
そんな話をしながら頭は実にさっぱりした。これで思い残すことはない。

▼明日は今年最初のG1、フェブラリーステークスがある。
今年の競馬もいよいよ本番が始まると言った感じで気合いも入ると言うものだ。
オレはこの大事なレースに、サウンドトゥルー、ベストウォーリア、カフジテイクで挑もうと思う。

5934th


17(金) 

〔山を見て気付く〕

▼なんとか無事東京へ一時帰還した。
帰る途中の山々を見てこんなことに気付いた。
もしかしたらオレのこの体調不良の原因は、花粉症のせいなのではないか。
確か、花粉症の発症の時期はこんな気怠い感じになったはずだ。
毎年のことなのにすっかり忘れてしまっている。
人間は忘れる葦である、とは良く言ったものだ。
ちょっと違う様な気もするが。
そしてさっそくエネルギーを補充するためステーキを食べた。
もし花粉症だとすれば、これがその対策になるかどうかは分からないが、それにしたってたまには肉くらい食べなきゃ、それこそ栄養失調になってしまうだろう。
出張先で栄養失調出張は少々いただけないのだ。
うまいこと言ったつもりである。
さあ、明日は是が非でも床屋である。
この先来るであろう春に向け、さっぱりした頭で福島に戻りたいのだ。

5932th


16(木) 

〔お願いされる〕

▼昨晩は早々に布団に入った。
ぐっすり寝たお陰で朝は比較的調子が良かったが、やはり次第に具合が思わしくなくなる。
今日は訪問者も多く、大事な打ち合わせもあったのでうだうだしている分けにはいかなかった。
それにしても暖かい一日だった。
気温13度。明日はこれ以上になるらしいが、土日は一気に下がるとのこと。
なかなか身体が付いていかない。

そんな中、F氏がしきりにこんなことを言うのだ。
「東京に戻ったら池袋に行ってチョコレート取ってきてくんない?」
どうやら、飲み屋へ行ってバレンタインのチョコレートをもらって来て欲しいと言うことらしいが、いったい何を言ってるんだ。
そんなところへ行ったら、チョコをもらうだけじゃ済まないじゃないか。
何十倍もの飲み代が掛かることは間違いないのである。
そもそもオレのこの状況が分かっているのか。
分かっていないのである。
どうやらF氏には体調不良のオレが認識されていないらしい。
帰り際、F氏はこう言った。
「池袋行く気になったら電話ください」

5932th


15(水) 

〔回復途中〕

▼絶不調だった体調もぐっすり寝て起きたら回復していた。
インフルエンザだったらけっこう困るなあ、と思ったが、やはりガス欠だったのかも知れない。
取りあえず、マルチビタミンと言うサプリメントがあったので飲んでおいた。
これでひとまず大丈夫だろうと思ったが、午後になり再び調子が悪くなってきた。
それでも何とか乗り切り、帰りは睡魔と戦いながら帰宅。
部屋に入るなり取りあえず布団に入った。
つまり、バタンキューと言う奴である。
いつまでも寝ているわけにもいかないので1時間ほどで布団からのそっと抜け出し、風呂に入る。
本当は今週末、東京へ一時帰還する予定だったが、この分だと危ういな。
しかし、どうしても行かねばならないところがあるのだ。
床屋である。
前回行ってからすでに3ヶ月を超過しており、髪が鬱陶しくて仕方ないのだ。
今回行けなければ次いつ行けるか分からない。
そのためにも何とかこの状況を打破しなくてはならない。
オレに今できることはこれしかないだろう。
寝る。
年末にもらった酢生姜でも飲んで、朝、シャキッとした目覚めであることを期待し、眠りにつくことにしよう。

5931th


14(火) 

〔不足しているもの〕

▼昨日の夕方頃から体調が悪くなり、それでもついついNHKのプロフェッショナル仕事の流儀 オグリキャップを見てしまった。
録画する環境がないので見るしかないのだ。
ひとしきり感動し、それからすぐに寝たがなおいっそう体調が思わしくない。
昨日の日記で、元気がなけりゃ何もできない、と豪語したばかりだと言うのにな。
特に風邪の症状らしきものはなく、身体に力が入らない感じなのだ。
だったら原因はこれしか考えられないだろう。
栄養不足。
つまりガス欠ってやつである。
とりわけ、不足していると考えられるのは肉なのではないか。
このところまったく食べていないのだ、肉を。
肉の重要性を改めて思い知った次第であるが、かと言って焼肉屋やステーキ屋へ行く元気もない。
コンビニとかで手軽に食べられる肉ってないもんかな。
ポテトチップス カルビ味くらいしか思い当たる節がないのだった。

5930th


13(月) 

〔まずは挨拶から始まる〕

▼月曜日とあって朝の高速道路はひどく渋滞し、到着時間ぎりぎりだった。
非常に天気は良く穏やかな一日。もはや恒例となった10時からの暴風も今日はなかった。

▼朝礼でまずすることは「おはようございます!」と挨拶することだ。
だがしかし、ちゃんと返ってこないのだ、返事が。
通常、おはようございます、と挨拶したら、おはようございます、と返すのが本当だろう。
しかし、こっちの期待とは裏腹に元気な声がまったく聞こえて来ないのだ。
声が小さすぎるのである。
そんな状況を目の当たりにして、なんだか無性に腹が立ってきた。
「こっちが挨拶してもまったく返事が聞こえないじゃないか。それじゃ無視してるのと一緒だぞ。挨拶して無視される者の身にもなってみろ。気持ちいいもんじゃないだろ」
オレはそう檄を飛ばした。
元気があればなんでもできる、その逆も然り、元気がなければ何もできない。
カラ元気だっていいじゃないか。
そのうち、そのカラ元気に釣られて運も付いてくると言うものだ。
もし明日も同じ状況なら、ひとりずつ皆の前で挨拶させるつもりだ。
こんな小学生じみたことやりたくないけどな。
なにしろ、挨拶は人間社会として最低限の基本だと思うのである。
普段はぐだぐだのオレだが、せめて基本くらいはちゃんとしようと心に誓うのだった。

▼今日の晩飯はボンカレー。
当然、納豆入りである。
足りない何かを納豆で補充するのだ。
なんだか週一はこのパターンだな。

5929th


12(日) 腹筋ローラー SW

〔気になる電話〕

▼docomoショップから店舗移転のメールが入った。
最寄りのdocomoショップのあった南町田のアウトレットモール グランベリーモールが今日で閉館なのである。
近所で唯一の憩いの場だったのになんだか寂しくなるなあ。
最後の姿を見届けることなく、ここ福島で残念に思うのだった。

▼昼、買い出し前に愛車ライスシャワー号の洗車をしていたら、東京へ帰っていたF氏がタイミング悪く戻ってきた。
本当は一人で自由に買い物したかったが一緒に買い出しに行くことになった。
まあ、仕方ない。
東京ですっかり英気を養って来たのか、F氏はやけに元気が良い。
普段もだけど。
駅近くのイトーヨーカドーまで行った。
駐車場はいつも混んでいるのに今日は比較的空いていた。
久しぶりの買い出しだったので、購入金額は8千円近くになった。
支払いを済ませF氏を探したらまだ買い物中だった。
これだから買い物は一人でしたいのである。
帰りの車中は、F氏が買ったネギの臭いで充満している。
それを嗅いたF氏はむせまくっている。
この時、オレのスマホが鳴った。
着信表示を見ると北海道の実家からの様だ。
珍しく実家の方から掛かって来たので何かあったのかと気にしつつ帰宅。
オレはすぐ様、買ってきた道明寺を食べた。
以前はこの餅を桜餅と認識していたのだが、正式には道明寺と言うことを東京へ出てきてから知った。なにしろ、オレはこの道明寺が大好きなのだ。
ちょっと待て、すっかり電話のことなんか忘れちゃっているじゃないか。
オレとしたことが、ちょっとした油断である。

電話をすると待ち構えていたようにすぐに親父が出た。
何の変わりもなく元気な声だったが、念のため聞いてみた。
「なんかあったのか?」
ところが特に何もなく、それどころかやけに暇なようだ。
なにしろ、今年の美唄は雪が非常に少ないらしく、実に楽ちんな毎日だと言う。
そんなものだから、雪かきする必要もなく暇で電話してきたのである。

先日、妹から親父が出た番組の録画が送られてきた話をしたら、本人はそれを見ていないと言うし、その時撮った写真も見ていないのだと言う。
今度、帰省したときに見せると約束したら喜んでいた。
今年はいつ帰ってくるんだ、と言うので、多分ここの仕事が5月いっぱいで終わる予定なので6月くらいに行けるんじゃないか、と言った。
おふくろも相も変わらず元気だった。
なんら変わりのないことのなんと平和なことか。
改めてそんな普通なことが有り難いと思った次第なのだった。

5928th


11(土) 130 100

〔建国の記念日に思う〕

▼まったくもって文句のない天気。
と思ったらそれも10時まで。
まるで測ったかの様に10時過ぎから風が強くなった。
例の「風と坊主は10時から」である。
しかも空気がやたら冷たい。
そんな休日出勤であった。

▼今日は建国記念日なのである。
何の日かと言うと、我が国日本を作った初代神武天皇が即位した日である。
今から 2677年前だ。
意外と思うかも知れないが、実は日本は世界で最も長く続いている国だと言う。
2番目はデンマークの約1、000年、3番目はイギリスの約900年 とダントツであり、因みに中国に至っては建国からまだ70年も経っていないのである。
しかも、特筆すべきは国が出来てから一度も滅びたことがない世界で唯一の国だと言うのだ。
日本人としてこれほど誇らしいことはないだろう。
これからも滅ばされるようなことがあってはならないし、だからこそ逆も然りだ。
被害者にも、そして加害者にもなってはいけないのだ。
ミスチルの歌詞であったよな、タガタメ。
とにかくそのためにも一人一人が思いやりの精神を心の根底に刻み込みながらこれからの未来も生きていかねばならないのだと思う。
オレは自分自身にそう滔々と言い聞かせるのだった。
きっと明日になったら忘れるだろうけど。

▼今日は早仕舞いしたので帰ってすぐに洗濯をした。
これで明日はゆっくり出来る。
冷蔵庫を開けたら食料がずいぶん底を突いてきたことに気付いた。
明日の朝はカップラーメンにする予定なので、今晩はチャーハンにしよう。
もちろん冷凍である。
明日は思う存分買いだめだ。
もちろん冷凍食品である。

5927th


10(金) 腹筋ローラー SW

〔乾燥で待ち受ける困難〕

▼朝のうち降っていた雪はまもなく止み、穏やかな曇り空となった。
それにしても湿度が低いことといったらない。室内の湿度計は常にLO(ロー)を表示している。
こんなときは風邪には十分注意しなければならないだろう。
風邪の主な原因は空気の乾燥なのだ。
まずは栄養と体力をしっかりつけて抵抗力を付けることだ。
たいしたもの食ってないけど。
ま、納豆食ってりゃ大丈夫だろ。
それよりも何よりもオレの場合、空気が乾燥するとこんな困難が待ち受けている。
「かかとのひび割れ」である。
なにしろ気が付けば、パックリといってしまっているのだ。
パックリである。
と言えば、名ボクサーのマニー・パッキャオのニックネームを思い浮かべるが、そりゃ「パックマン」だよ。
パックリマンは何だかいただけない。
とにかく、パックリいっちゃったらもうちゃんと歩けないくらいに痛いのである。
そんな時には、ひび割れ用絆創膏だ。
これをパックリいったかかとのひび割れに貼れば、驚くほど痛みは治まる。
だれだ、こんな凄いもの考えたパックリマンは。
なにしろこの季節は、この絆創膏は欠かせないのである。

夕方、なんとも言えない綺麗な夕焼けが出た。
この分だと明日も天気だ。
さあ、今週もあと一日、頑張るとするか。

5926th


 9(木) 130 100

〔しんしんと降る雪のせいで〕

▼朝から雪が降っているせいで高速道路は大渋滞。
雪は積もることはなかったが1日しんしんと降っていた。

午後、F氏がニコニコしながら仕事場を出て行った。
東京へ一時帰還するのである。
さっそく今日の夜から池袋へと繰り出す予定らしい。
あまり羽目を外さない様にと釘を刺しておいたが、「バレンタインですから」と訳の分からないことを言っている。
気持ちはすっかり東京なのである。

▼青森へ出張に行っているK田に電話してみた。
出るなり「心配してくれる人もいるんですね」と一言。
別に心配してるわけじゃなく、ふと、K田のでかい顔を思い出しただけである。
聞けばやはり青森の雪の多さにやられているらしく、さらに風も滅法強くて、その対応に日々悪戦苦闘しているのだと言う。
それに比べれば、ここ福島の浜通りは楽と言えるだろう。
くれぐれも持病の痛風には気を付けろ、と言おうと思っていたが忘れた。
けっこう声は元気そうだったので大丈夫だろう。

▼帰り、雪だった高速もいわきに近付くに連れ雨となった。
帰宅し、駐車場の愛車ライスシャワー号に雪がうっすらと積もっていて寒そうだったので手で払いのけた。冷たかった。
明日、凍らねば良いと思う。

5925th


 8(水) 腹筋ローラー SW

〔どうしてやらないんですか〕

▼この地域の人はほんとにゴルフ好きが多い。
互いに顔を合わせればほぼ大半をゴルフ談義に費やしている。
週末のレジャーと言えば他にないのではないかと思うほどだ。
ゴルフをやらないオレが無関心な顔でいると、突然こう話し掛けてくるのだ。
「どうしてやらないんですか、ゴルフ」
このことから分かることは、やるのが当たり前と言うことである。
そんなこと言ってもやらないものはやらない。
言ってみればオレがこう言うのと同じではないか。
「どうしてやらないんですか、競馬」
どうだ、それが当たり前だと決め付けていることへの違和感は否めないだろう。
また、こういう風に言う者もいるだろう。
「どうしてやらないんですか、ケンケン パっ」
そんなことをいきなり言われてもほとほと困るのではないか。
やりたくないものはやりたくない。人には向き不向きがあるのだ。
なにしろオレは頑なである。
ずっと前にオレは、誘われて行った打ちっ放し練習場で覚ったのだ。
まるで何かに取り憑かれたように出てきたボールを打ちまくり、終いにはアイアンのヘッドまで飛ばしてしまうと言う、そんなセンスのなさにだ。
それ以来、オレはもう二度とクラブは握るまいと天に輝く北極星に誓ったのである。
覚えてないけど。

5924th


 7(火) 125 100

〔診断結果発表〕

▼数週間前に受けた健康診断の結果が来た。
今回、再検査はないものの要経過観察がひとつあった。
「脂質異常症疑」である。
異常と言われれば内心穏やかでないが、内容はこうだ。
「高脂血症を認めます。食生活の注意、適度な運動を実施し、3〜6ヶ月後に検査を受け、経過を見て下さい」とある。
これはもう毎年のことなのでそれほど驚かないが、総コレステロールが前回218に対し今回244と、少しずつ数値が上がっているのが気になるところだ。
だからと言って、特別自覚症状があるわけでもなく、これ以上どうしたら良いか皆目分からないし、そもそもこの数値が高いとどうだって言うんだ。
コメント欄を見ると「野菜や海草、キノコ類は血圧やコレステロールを下げたり、血糖の急上昇を防ぐなど、肥満や生活習慣病予防に欠かせません」とあるが、やはりキュウリだけではカッパじゃあるまいし少々無理があるのかも知れない。
マヨネーズをたっぷり付けるしな。
さらに「乳製品はカルシウムを摂るために最も適しており毎日摂りたい食品ですが、摂りすぎると脂質異常を招くので注意しましょう」と言うが、毎日の様に牛乳やヨーグルトを摂取しているオレはいったいどうしたらいいんだよ。
ともあれ、オレの場合コレステロールは結局のところ遺伝なんだよな。
おふくろが高いのである。
とどのつまり、これだけで済んで良かったと喜ぶべきだろう。

5923th


 6(月) 腹筋ローラー SW

〔驚きの事実を知る〕

▼朝、穏やかだった天気も10時を過ぎた頃から非常に風が強くなり始め、ときおり突風の吹く荒れた天気となった。
地元の人はこう言うのだ。
「風と坊主は10時から」
なんだそれ?
朝のうち穏やかだった風も10時を過ぎた頃から強くなるし、お坊さんが寺を出て檀家を廻るのは10時過ぎからと言うことからきているらしい。だがしかし、オレは初めて聞いたし東京から来ているF氏もH氏も聞いたことがないと言うから、きっとこの地方の格言なのだろう。
それにしても、なかなかうまいことを言うものだ。

▼昨日、飲み屋のどこかでメガネのレンズを落としたF氏は、やはり昨日は二日酔いで昼過ぎまで寝ていてメガネ屋に行くどころじゃなかったらしい。
今週末、東京へ一時帰還するのでその時に修理すると言う。

そう言えば、その飲み会の席でスナックのママが山口百恵の歌を歌っている時に、F氏がこんなことを聞いてきたのだった。
「百恵ちゃんと淳子ちゃん、どっち派だった?」
敢えて、同じトリオの森昌子は入っていないわけだが、オレはこう答えた。
「どちらかと言えば桜田淳子派だったけど、むしろオレは岩崎宏美が好きだったなあ」
そう言うとF氏から驚くべき事実を聞かされたのだ。
「岩崎宏美は同級生だよ」
聞くところに寄ると、F氏と岩崎宏美とは小学校の同級生で隣の席に座っていたと言うのだ。
しかも家も近所で良く遊んでいたと言うではないか。
なんてことだ。
驚いたなあ、ほんと。
当然、その当時は岩崎宏美が歌手になるとは露にも思っていなかったわけで、デビューを知った途端にファンクラブに入会したのだと言う。
そんな新たなF氏の事実を知ったのだった。
それにしても、まさか数十年後の将来、岩崎宏美の同級生と知り合いになるとはその当時はまったく思っても見なかったなあ。
想像する方がどだい無理だよ。

5922th


 5(日) 200 100

〔なにかと一週間振り〕

▼朝起きてすぐ洗濯物を洗濯機に放り込む。
一週間溜まった洗濯物はもはや洗濯機の中でただうごめいているだけの様に見える。
果たしてちゃんと洗濯されているのか疑問に思うが、水に浸しているのだから効果はあるに違いない。オレはそう思い込むことにしている。

そして、愛車ライスシャワー号で買い出しに出掛けた。
空はどんよりとしていて今にも泣き出しそうな天気だ。
イトーヨーカドーの駐車場は相変わらず混んでいる。
店舗内はそれほど混んでいるように見えないのだが。
一週間振りなので買うモノはたくさんある。
バナナ、キュウリ、納豆、牛乳、ヨーグルト、アマニドレッシング、特茶、源氏パイ、パイの実、道明寺、サラダ、豆パン、かき弁当、こんなに買ったのか。
帰りにガソリンを補給し、しばし当てもなくクルマを流した。
そう言えば肝心の磐城平城址を見てないなと思い、そちらにクルマを向けたものの、駐車場が見当たらなかったのでぐるっと一周して諦めた。
下調べしてからもう一度来ることにしよう。

安定の電気料金9千円也をコンビニで支払い帰宅。
競馬は今週もトリガミだった。
大相撲トーナメントを見ていたら、稀勢の里の決勝を前にしていつの間にか寝てしまい、目が覚めたら、「ちびまるこちゃん」だった。
さっきまでの「でかまるこちゃん」とはえらい違いである。

さあ、明日からまた新たな一週間が始まる。
果たしてどんな楽しいことが待ち受けているのだろう。

5921th


 4(土) 

〔思わぬところで故郷を味わう〕

▼天気も良く穏やかな一日。
こんな日の休日出勤はなかなかやる気が起きない。
どこかへ飛び出して行きたい気分になる。
そんな1週間も無事終わった。
晴々とした気分で、F氏と飲みに飛び出した。
まずは居酒屋へ。
そこで思いも掛けないメニューを発見した。
「美唄焼き鳥」
まさかこんなところで我が故郷のソウルフードにお目に掛かるとは思わなかったなあ。
正確には「美唄風」となっているが、ともあれ食べるしかないだろう。
しかし、F氏はこの焼き鳥を見て非常に不気味がっている。
「その黄色いのはいったい何ですか?」としかめっ面で聞いてきた。
「きんかんですよ」と言うと、ますます分からないと言った顔をしてまったく手を付けようとしない。
おいしいですよ、と言いながらオレは躊躇なく食べた。
ちょっと違う様な気がしたが、これはこれでなかなか旨かった。
そもそも、福島はいわきの地で美唄の名を目にしたことが嬉しかったのである。
ここで腹一杯食べ、いつものスナックへと繰り出した。
F氏は毎回、何かを店で忘れてくるのだが、今回はしっかりカバンを持参し、その中に携帯やサイフを収納、もはや万全の体勢である。
スナックを3軒廻り、最後にバーへ入った時のことだ。
店の女の子が不思議そうな顔でF氏の顔を見つめながらこう言ったのだ。
「メガネのレンズどうしたの?」
オレはF氏の顔を覗き込んだ。
すっかり酔っぱらってしまって目も虚ろなF氏の顔に掛けられているメガネのレンズが右側だけない。つまり半分だけ伊達メガネ状態なのだ。
いったいいつから伊達メガネ野郎になったのだろうか。
本人が知らないのだからオレが知るはずがないじゃないか。
今日は大丈夫と思っていたが、やっぱり何かあるF氏なのだった。

5920th


 3(金) 腹筋ローラー SW

〔気付けば増えている〕

▼昨日に引き続き気温は低いが風がない分暖かく感じる。

▼宿舎となっているこのマンションも、来た当初は閑散としていたが、いつの間にかクルマがかなり増えている。
ほとんどがオレの様に出張で来ている人達なのだろう。
クルマを見ればだいたい分かる。
それはこの地域でますます仕事が増えていると言うことに他ならないだろう。
そうこうしているうちに今日は節分であり、すでに2月になっている。
そろそろ花粉症が気になる頃だし、来月には桜の開花予想も始まるのだろう。
ここの仕事も残り3ヶ月ほどだ。
そう考えればほんとにあっと言う間に時は過ぎているのである。

▼試しに今年の恵方である北北西を向いたら後ろを向いてしまった。
そもそも恵方巻は準備していなかったので、なんの関係性もなく、しかしながら無言で、ペヤング焼きそばを食べたのだった。
せめて買い置きの、でん六豆でも食べるとするか。

さあ、今週の業務も明日一日だ。

5919th


 2(木) 200 100

〔近くだからこそ気付かない〕

▼朝の高速は一部で吹雪いていた。
なので、かなり寒い一日だった。
外を歩くと顔がつっぱるほどである。

▼仕事場にいる地元の人間二人に先週末行った勿来の関跡と大舘城址の話をしたらこんな予想外のことを言われた。
「行ったことがない」
なんてことだ。
しかも、大舘城址に至っては、何処にあるのかも知らないと言う始末だ。
これはいったいどうしたものか。
オレは、滔々と大舘城についてのうんちくを話して聞かせた。
現地の石碑に書いてあったことそのままだけど。
それでもたいそう感心されてしまったが、こんなよそ者に地元の歴史を説明されて、そんなことでいいのだろうか。
地元の景勝地らしきところへもほとんど行くことはないと言っているが、意外とそんなものなのかも知れない。改めて行こうとも思わないのだろう。
それでもオレは穴場を目指して方々を巡る。
肝心の会津若松城へはまだ行ってないけれども。
雪が融けたら行こうと誓うのだった。

5918th


 1(水) 

〔気になるコンビニ〕

▼ふらっと、昨日から開店したコンビニ移動販売へ行ってみた。
店番の男性がひとりいる。
「ここはなにしろ風が強いですよ」と言うと、「昨日は強かったですねえ」と言うので、「こんなもんじゃないですから」と忠告しておいた。
昨日の風で懲りたのか今日はクルマをセッティングして店を構えている。
完全とは言えないが剥き出しよりはよほどいい。
せっかくなのでドーナツを二つ買った。
支払いは現金のみ、残念ながらオサイフケータイは使えない。
「あれ?」と店員。
どうやらレジのトラブル発生のようだ。
ボタンを押しても、ちっともチンと鳴って引き出しが出てこないのだ。
これでは精算しようがないだろう。
おかしいなあ、と言いながらあちこちボタンを押すが、レジはうんともすんとも言わない。
「最初はトラブルがつきものですよ」とオレは慰めたが、ついに困った店員が、おーい、と遠くを向いて手招きをし始めた。
するとスタンバっていた女性店員が離れたところに停めていたクルマから出て来たのである。
とは言ってもその事態は一向に変わらず、「まずい、まずい」と言いながら二人悪戦苦闘している。
終いには、お金はあとでいいです、と言う始末だ。
オレは言いたくなかったが敢えてこう言ったのだ。
「コンセント差し直してみれば?」
するとどうだ、レジが反応したではないか。
改めて、困ったときのリセットが基本であることを再認識した次第である。

夕方、売れ残ったおにぎりを無料配布しに来てくれた。
こんなことしたら逆効果なのではないか。
だってそうだろう。
夕方近くになったら、無料でおにぎりがもらえるとみんな当てにするじゃないか。
しかし、持って帰ってもきっと廃棄処分するだけなのだろう。
だったら、無料配布して好感度をアップさせると言う手も得策なのかも知れない。

どうやら夜から暴風警報が出ている。
果たして明日は大丈夫だろうか。
人の商売を心配している場合ではない。

5917th




byクムラ〜




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