千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/30:ついに大阪城 /29:コンプリートのために彷徨う /28:月を見上げる /27:観戦三昧の仲秋の名月 /26:徳島で寄席 /25:偉大なるマウス /24:えびせんにご当地 /23:海を眺め英気を養う /22:香川県城巡り /21:播磨に戻る /20:覚悟である /19:始まりは虫刺され /18:そろそろ整理 /17:二人の晩餐 /16:久しぶりに会う /15:まさかの休場、そしてアマニ油 /14:歯は終わらない /13:メイウェザーついに引退 /12:鳥取を満喫 /11:無事を確認する /10:それは無敵の仕込み杖だった /9:ラッキーと思うナンバー /8:可哀想な鳩 /7:気になる動向 /6:負けだがこれだけは言える /5:篠山城へ /4:熱意を聞く /3:5400thだが定めない /2:親父を発見 /1:ここで巡った城/
<2015年 9月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 30(水) 腹筋ローラー SW 〔ついに大阪城〕 ▼播磨204日目。 気持ちの良い晴れ。 ▼大阪城である。 何度もチャンスがあったのに、なかなか行けなかった城だ。 ここ兵庫にいて行かないわけにはいかないだろう。 そんなわけで休みを取ってまで行ったわけである。 播磨からクルマで約1時間半。 公園駐車場から天守まではけっこう歩いた。 桜門をくぐる前に、たこ焼きで腹ごしらえ。 そして天守へ。 まず感じたのは、大阪城のスケールのでかさだ。 公園もでかいし、天守の豪華さは目を見張るものがある。 金の虎の装飾を壁にあしらうなんてそんな城他にあっただろうか。 中に入るとまずエレベーターで上まで行く。 城なのにエレベーターって言うのもどうかと思うが、この際目を瞑るしかない。 鉄筋コンクリート造だからな。 もしこの城がそのままあの時代にあったとしたら、恐ろしく強固な城だろうな。 趣はないけど。 8階の展望台から順に下を見ていった。 平日とは思えないほどの混み様だ。 それにしても、外国人、とりわけ中国人の多さには驚く。 聞こえてくる声はほとんど中国語だ。 ここで今さらながら大阪城について知ったことがある。 秀吉が造った大阪城は何一つ表面上の遺構としては残っていないと言う事実だ。 いまこの目の前に見ている大阪城のあらゆるものはすべて徳川家康が豊臣を滅ぼした後にそっくり造り替えたものだと言うことだ。天守の位置さえも違うと言う。 思わずオレはこう思った。 家康ってひどいやつだな。 ま、それも致し方あるまい。そう言う時代だったのだ。 今年は大坂夏の陣から400年。 来年の大河ドラマはここを舞台とした「真田丸」と言うことだから、ますます盛り上がるに違いないだろう。 ▼昨日、缶コーヒーのおまけスカイラインミニカーがどうしても1種類見つからなかったわけだが、大阪城を後にしたあと寄ったローソンでたったひとつだけあったその1種類を運良く手に入れることができた。 これで無事5種類コンプリート。 なんだか胸のモヤモヤが晴れた様な爽快な気分だ。 5427th 29(火) 〔コンプリートのために彷徨う〕 ▼播磨203日目。 晴れ。 ▼歯医者で歯石を取ったのだった。 いったいどんな器具を使ってるんだろうな。 思い出したよ、たまに来るこの痛さ。 癖になりそうだけど。 ▼いったい何軒のコンビニを廻ったのだろう。 正確には数えていなかったが、たぶん20軒近くは廻ったのではないだろうか。 探し物はなんですか? そんな声が聞こえて来そうなのでこの際言っておこう。 スカイラインのミニカーである。 正確に言えば、UCC珈琲に付いているおまけのスカイラインのミニカーである。 全5種類。これをどうしてもコンプリートしたい思いにかられ、コンビニを廻ったのだ。 確か、同じ様なことを少し前にやったような気がするな。 ともあれ、なかなか置いているコンビニがない。 今日から開始なのはしっかり調査済だ。 もしかしたらすでに売れ切れてしまっているのかも知れない。 こうしちゃいられないと、目に入るコンビニを手当たり次第に調べ尽くす。 結局、置いてあったコンビニはたったの4軒ほどだった。 結果、全5種類のうち4種類は2個ずつ確保した。 だがしかし、どうしても1種類だけ見つからなかったのだ。 調べるとその一種類は寄りによって、R32型ではないか。 気が付けば、時はすでに23時半。 何をやってるんだろうな、オレ。 明日、再びその1種類を求め、コンビニを彷徨うのだろう。 因みにその珈琲はブラックだ。 オレは飲めない。 5426th 28(月) 126 100 〔月を見上げる〕 ▼播磨202日目。 晴れ渡る。 ▼朝から月末の締め処理のため神戸営業所へ向かう。 高速の反対車線は事故でふさがってしまっており大渋滞。 帰るまでに解消されていれば良いが、と思いながら京橋インターを降りる。 神戸営業所で所長と予算の打ち合わせを1時間ほどして、さくっとここを出る。 渋滞情報を見るとまだ事故の影響が続いている様子だったので、しばし駐車場で物思いにふけた。「そう言えば神戸へは仕事で何度か来ているものの、ちゃんと観光はしてないな」そんなことを思いつつ、コンビニで買ったおにぎりを頬張る。 30分ほどして事故処理が解消されたことを確認し仕事場に戻った。 ▼今日はスーパームーンと言うことだが、ふと思った。 昔からあったっけ? 天文現象的にはあったには違いないだろうが、スーパームーンと言う言い方は昔はなかったのではないか。 それまで何と言っていたのかは知らないけど。 そこでちょっと調べてみた。 どうやら天文学的には近点惑星直列とか近点満月とか言うらしいが、やっぱり、スーパームーンの方がしっくり来るし、なんと言っても夢があるな。 ところで、スーパームーンの大きさは如何ほどかと言うと、一番遠い月よりも14%ばかり大きく見えるらしい。 分かりやすく言えば、五百円玉と十円玉の差くらいである。 そう考えると意外とその差は大きい様な気もするのだ。 アパートの窓から空を見上げる。厚い雲の切れ目から辛うじてスーパームーンと思われる月が煌々とした顔を出してくれた。 5425th 27(日) 腹筋ローラー SW 〔観戦三昧の仲秋の名月〕 ▼播磨201日目。 晴れ。 ▼今日は一日観戦と決めていた。 まずは朝から午後まで格闘技UFCの生放送を観る。 年に一回の日本大会なのである。 K−1もPRIDEもなくなった日本格闘技界において、いまやこの大会は待ちに待った格闘技の祭典なのだ。 出場選手がいまいちだけどな。 なにしろ日本大会なので日本人選手を中心としたカードを組まなければならず、かと言って日本にこれと言ったスター選手のいない現状ではどうしてもいまいち感は否めない。 案の定、この大会においても日本人選手に見るべきものがないと感じた。 まずもって、力強さがまったく感じられない。 ほんと花のある選手がいないよなあ。 これじゃテンションが上がるわけはないだろう。 見ていて思うのは、日本人選手はプロとして見せる術に欠けているのではないかと言うことだ。これは勝ち負け以前の問題である。 見る人に強い印象、そして感動を与えるのがプロなのだ。 今回のこの大会、さいたまスーパーアリーナと言う立派な会場で行われたわけだが、はっきり言わせてもらえば、後楽園ホールでも十分なのではないか。 実際どのくらい人が入ったのかは知らないけど。 ともあれ、一番面白かったのが、日本人選手の試合でもなくメインでもなく、セミファイナルのユライア・ホールvsケガール・ムサシだったと言う皮肉がそれを物語っている。 ▼急いで近くのイトーヨーカドーへ買い出し。 帰ってくるや否や今度は相撲中継。 大相撲は今日が千秋楽。白鵬の休場で俄然日本人力士にチャンスが巡って来たわけだが、結局のところ昨日の時点で日本人の優勝はならなかった。 昨日、どれくらい日本人の優勝がないのかと、歴代優勝者を遡る番組を見たが改めてその現実を見ると唖然とするしかないのだった。 鶴竜が横綱になって初の優勝。 やっぱり白鵬がいないと価値が下がる。 ▼夜はボクシング中継を観る。 井岡一翔の防衛戦。 まさかとは思ったが、判定であった。 勝つには勝ったがこんな格下相手を倒せないようじゃダメだな。 この様に今日は、UFC、大相撲、ボクシングと格闘技三昧の一日だったわけだが、オレ自身は不完全燃焼だよ。 ▼競馬はいよいよ来週からG1が始まる。 第一弾スプリンターズステークスを皮切りに年末の有馬記念まであっと言う間だ。 仲秋の名月を眺めつつ、なぜかほくそ笑むオレなのだった。 5424th 26(土) 124 〔徳島で寄席〕 ▼播磨、ついに200日目。 晴れ。Tシャツでちょうど良い陽気だ。 ▼今週末もやっぱり城巡り。 どこへ行こうかと考えるもそろそろネタが尽きてきた。 あまり遠くへ行く気もしない。 地図を見る。ここしかないな、と向かったのは、徳島であった。 シルバーウイーク後の休日なので高速は空いている。 約1時間半で到着。 まずは100名城スタンプを押すため、徳島城博物館へと入った。 すると、ここで寄席をやるのだと言う看板が立っていた。 せっかくなので見ることにした。 落語を生で見るのは生まれて初めてなのである。 桂七福さんの演目は「真田小僧」と「死神」 プロの噺家の落語を生で見るとその話の巧みさに引き込まれ時間も忘れる。 なかなか良いものを見せてもらった。 この博物館での寄席は年に2回と言うから、ほんとにタイミングが良かったと言えよう。 肝心の城はと言うと、ここに天守はなく、あるのは石垣と要所要所にある橋、そして復元された鷲の門くらいのものであるため、見て廻るのにさして時間は掛からなかった。 はっきり言って、寄席を見に来たようなものだな。 こんな思い掛けないことがあるから面白いのだ。 帰りがけに公園内にある食堂に入った。 夫婦二人でやっている如何にも昔からある店だ。 ラジオから大きな音でプロ野球中継が流れている。 しきりに名物だと言って勧める、たらいうどんを食べた。 すだちの香りが良い。 いつの間にか日が陰ってきた。なんだか急に日が短くなった様に感じる。 帰りの高速も順調。 城の駐車場で愛車にかなりの樹液が掛かっていることに気付き、無性に気になったのでいつもの洗車場に向かう。 すでに19時を過ぎていたが、まだ開いていた。 中にはヤンキー車が2台。 月齢13日の月の光を浴びながら、愛車に付いた樹液をきれいさっぱり洗い流し、オレの気分もさっぱりしたのだった。 5423th 25(金) 〔偉大なるマウス〕 ▼播磨199日目。 曇り。昨日一日降っていた雨は朝になり止んでいた。 ▼仕事で使っているパソコンのマウスがいきなり動かなくなった。 右クリックしても左クリックしても上下してもぽんぽん叩いてもポインターはちっとも動かない。 何か前兆があれば、そろそろ買わなきゃなと思うのだが、なにしろ突然のことに如何ともし難い。 ノートパソコンなので、タッチパッドでなんとか操作はできるものの、なんてやりにくいんだよ、このタッチパッドってやつは。 キーボードだけで操作できればいいのだが、如何せん Windows と来たらマルチタスクであり、いろんなソフトを一度に立ち上げられるものだから、それをキーボードで切り換えるのはとても難儀なことなのである。 普段何気なく使っているマウスの偉大さを改めて感じるのだ。 誰が考えたんだ、こんな便利なモノ。 けっして、マウスさんと言う人が発明したモノではなく、形がネズミに似ていることからマウスと名付けられたことは容易に想像が付くが、それにしたって、マウスの移動距離の単位が「ミッキー」ってことはないじゃないか。 ふざけるのもたいがいにせよと言いたい。 ユーモアがあっていいけど。 それはそうと、マウスが壊れてしまったのである。 そう言えば、ずいぶん長いこと使ったよなあ、このマウス。 コード付きがそれを物語っている。 さらに昔のマウスはボールが転がってたよな。 ともあれいまや必需品だ。 さっそく買いに行くことにしよう。 5422th 24(木) 腹筋ローラー SW 〔えびせんにご当地〕 ▼播磨198日目。 朝から雨。時折強く降る。 ▼珍しいと思いつい手に取ってしまったのは、かっぱえびせんだった。 「九州しょうゆ味」と「関西のどろソース味」 他にも紅しょうがとか柑橘ミックスなどがあったが、ふとオレは思った。 ついに、かっぱえびせんにもご当地が来たか。 かっぱえびせんと言えば、かつて「やめられないとまらない」と言うフレーズに乗せられ、まるで何かに取り憑かれたかの様にアホ丸出しで食べていたわけだが、ここ最近はまったくご無沙汰であった。 なぜかオレの脳裏に「かっぱえびせん」はなかなか過ぎらなかったのだ。 だいたい無意識に手に取っているのは「源氏パイ」であり、源氏パイがあるとだいたい事足りるのである。 なにしろ、久しぶりにかっぱえびせんだ。 そう言った意味では、まんまと買ってしまうオレの様な者がいるのだから効果は絶大なのだろう。 人はご当地に弱いのだ。 5421th 23(水) 170 〔海を眺め英気を養う〕 ▼播磨197日目。 晴れ、そして暑い。 愛車ライスシャワー号の連日の長距離走行を労うため、洗車場へと行った。 いつも閑散としているこの洗車場だが、今日はさすがに混んでいた。 と言っても、5、6台くらいのものだが。 ふと一角にゴミの山が目に入った。 ここにゴミ箱はないはずだ。あるのは吸い殻入れの一斗缶だけだ。 そこにコンビニ袋に入ったゴミやらなんやらが散乱しているのだ。 「不法投棄厳禁」と書いてあるのにも関わらず、なんてマナーが悪いんだ。 だからここら辺の洗車場はつぶれるんだよ、と軽く怒りを覚えながらも愛車はすっかり綺麗になった。 ああ、なんて気持ちがいいんだ。 ▼姫路にある小赤壁公園と言うところへ行ってみた。 クルマ一台がやっとの道路を登ると30台ほど停められるだろうか、そこが公園の駐車場になっていた。 小赤壁公園とは、三国志で有名な赤壁に似ていることから付けられた名前らしいが、どこをどうしたら海岸に降りられるのか分からず、その赤壁を間近に見ることはできなかった。 しかし、ここから海を望む眺めは良かった。 ここでラジコングライダーを飛ばしているおじさん達がいて、上手いなあ、と感心しつつ、しばしグライダーとトンビのランデブーを眺めていたのだった。 廻りにはサクラの樹。春先は花見の人達で凄いことになっているのだろう。 軽く英気を養ったところで、さあ明日からまた頑張ろうと言う気分に無理矢理持って行くのだった。 5420th 22(火) 〔香川県城巡り〕 ▼播磨196日目。 爽やかに晴れ渡る。 四国に向かった。 香川県の城を巡る目論見である。 行きは瀬戸大橋廻りで行くことにした。 渋滞なく実に順調。 2時間半ほどで丸亀城に着いた。 休日駐車可の路肩にクルマを停め、門を入ってけっこう急な坂を10分ほど登ると天守があった。 小ぶりではあるが、貴重な現存木造天守である。 200円の入場料を支払い天守内へ。 当たり前だがやはり狭い。 展示物も最小限であっさりしている。 これはこれで良い。 ここから今度は同じ香川県にある高松城へ向かう。 16時少し前に到着。 ここは城址公園となっていて天守はなく天守台と櫓がひとつ建っている。 天守台の方へ歩いて行くと内堀で何かやっていた。 水面に浮かぶ大きな透明の玉の中で子どもがまるで生まれたての子馬の様によろけまくっているではないか。 そう言うレクリエーションなのだが、こんなところでやらなくてもいいじゃないか。 せっかく香川に来ているのでうどんを食べて帰ることにした。 ここから15分ほどのところにある、その名も「うどんバカ一代」と言う店。 ちょっとふざけた名前の店だが、かなりの有名店らしい。 タイミング良くクルマは停められたが、店の前にはもの凄い行列。 覚悟はしてたけどな。往生際良く並んだ。 うどんにありつくまで約1時間。 オレは迷わずこの店で有名だと言う「釜揚げバターうどん」を注文。 普通の讃岐うどんは丸亀製麺でいつも食べてるからな。 どんなのかと言うと、釜揚げうどんにバターが乗り黒胡椒が振られていて、生卵をからませ食べるのである。 なかなか旨かったが、少々くどくて毎回は食べられないな。 さあこれから帰路だ。 帰りは淡路島廻りで帰ることにした。 高松からだと距離的にこっちの方が近いからだ。 高速に乗り、淡路島に近付いてくると次第にクルマの量も多くなる。 どこからともなく、タマネギの匂いが漂ってきた。 流石は淡路島名物だ。徹底してるなあ、と思わず感心してしまう。 そうこうしているうちについに渋滞の波へ飲み込まれる。 淡路島を抜けるまでしっかり渋滞していた。 いつの間にか携帯の電池も切れている。 高速移動すると携帯の電池は急激に消耗するのだ。 帰宅したら22時半になってしまっていた。 さすがに疲れたな。 この連休4日間で1500キロも走れば無理もないか。 5419th 21(月) 〔播磨に戻る〕 ▼播磨195日目。 晴れ。 ▼今日、再び播磨に戻るのである。 渋滞情報を見ると東名の厚木で故障車渋滞がいつまでも解消されない状況が続いていた。 いつまでも待っているわけにはいかないので12時少し前に家を出た。 高速に乗るなりやっぱり渋滞に飲み込まれた。 この状態はしばらく続く。 それでもひたすらライスシャワー号は走り続ける。 夕方になり、やっと休憩。長島パーキングに入った。 ここから長島スパーランドの木製ジェットコースターが良く見える。 ハマグリラーメンで栄養を摂り、足湯に浸かって一時の疲れを取る。 フードコーナーで相撲中継が流れており気になったが、明るいうちに少しでも進みたかったので意を決し出発。 相撲はラジオで聞きながらだ。 稀勢の里、負けやがって、、、 結局、休憩はここだけ。 このあと、自然渋滞はあったものの、事故や故障渋滞はなかったので助かった。 そして播磨帰還は21時。 それでもたっぷり9時間の行程だった。 5418th 20(日) 腹筋ローラー 〔覚悟である〕 ▼一時帰還中。 晴れ。 暑いのか涼しいのか分からない変な気候。 ▼あれこれ日用品の買い出しなどして廻る。 いつもの薬局の陳列がすっかり変わっており、時間の流れを感じる。 「大感謝祭セール」のハガキが来ていたことを良いことにオートバックスへ行き、ドライブレコーダーを購入。 元々付いてはいたが、出始めの機種であり画質もいまいちだ。前を走るクルマのナンバーの判別も難しい。これじゃドラレコとしては厳しいだろう。 いまや多種多様の機種があるわけだが、あまり深く考えずに「一押し」と書かれた機種を選んだ。19.800円也だ。ヤマダ電気で32GBのSDカードも購入したらけっこうな出費になった。それでも安心を買ったと思えば安いものか。 それにしても元々付いていたドラレコの両面テープを剥がすのがめっぽう大変だった。 きっと次また大変なんだろうな。 そして明日、再び播磨に戻る。 シルバーウイーク真っ直中の今、タイミングはこの日しかないと思ったからだ。 昨日、帰還に9時間半掛かったわけだが、明日は果たしてどれくらいで着くだろうか。 もはや覚悟である。 5417th 19(土) 〔始まりは虫刺され〕 ▼播磨193日目。 晴れ。 ▼今日、一時帰還するのである。 シルバーウイーク初日でもあるためさぞかし高速は混んでいるのだろうなと思いつつ、渋滞情報を見るとやっぱり混んでいた。 覚悟を決めライスシャワー号と共に出発。 まもなく困った事態が起きた。 蚊に刺されたのである。 しかも寄りによって右足の甲だ。 これじゃ掻こうと思って右足を上げたら、さっぱり前に進まないじゃないか。 もう少し考えて刺せよ、と言いたい。 蚊に聞く耳はない。 やがて痒みは京都辺りで治まったものの渋滞がひどい。 2時間走ってまだたったの100キロだ。 全行程約550キロ。この分じゃいったいどれくらい掛かるのか。考えると気が遠くなる。 なんとか、草津サービスエリアに辿り着く。 ここで一旦休憩。 フードコートはもの凄い人だ。おにぎりで昼を済ます。 ぼやぼやしてはいられない。すぐに出発。 ここから名古屋まではルートが二つある。そのまま真っ直ぐ名神を行くルートと、第二名神で三重方面へ向かうルートだ。 電光掲示板を見ると第二名神の方が10分早いことになっている。 迷わずそっちへ行った。 するとまもなく電光掲示板に鈴鹿で事故渋滞と出ているではないか。 なんてこった。 これじゃ急いでも仕方ない。 渋滞の少し前の土山サービスエリアで休憩。 なかなか渋滞表示が消えない。 このまま待っていても仕方あるまい。 給油をしてから、意を決し出発。 すると、電光掲示板に今度はこんな表示が。 「10キロ80分」 なんとも衝撃的じゃないか しかもその事故渋滞に入る前にBMWが故障しており、1車線ふさがって渋滞。 BMWともあろうものが。 この大渋滞は四日市まで続いたものの、ここから次の休憩場所の浜松サービスエリアまでは順調だったし、ここから残り200キロもまた順調だった。 それでもしっかり9時間半掛かった。 長かったなあ。 こうして、足がつることもなく無事、東京一時帰還を果たしたのだった。 今度は戻るタイミングが難しいな。 5416th 18(金) 166 〔そろそろ整理〕 ▼播磨192日目。 晴れ渡る。そして暑い。 ▼SHは朝、各方面に挨拶し、そのまま東京へと帰還。 あれほど忘れ物はないかと念を押したのに、ふと見るとSHのガソリン携行缶が置きっぱなしだった。 そう言えばクルマに布団が積めるか心配だと言っていたがどうしただろうか。 オレ自身の布団も心配ではある。 圧縮袋作戦で行こうか。 そう言うオレ自身、ここでの生活もあと1ヶ月とちょっとだ。 ぼちぼち身辺整理を初めなければならない。 と言っても荷物くらいだが。 そんなわけで明日、その荷物の一部をライスシャワー号に載せ一時帰宅する。 どうか渋滞しません様に。 シルバーウイークの初日、するに決まってるだろうけど。 そんなわけで10月24日に退居する旨の通知ハガキをレオパレスに送った。 後戻りは出来ない。 アパートの駐車場から見る上弦の月が目映く見えた。 5415th 17(木) 〔二人の晩餐〕 ▼播磨191日目。 朝から雨。 涼しい。ついにジャンパーを羽織った。 ▼ここ兵庫へ来て、宮本武蔵に関連のある場所へ2ヶ所行ったわけだが、今日ついに3ヶ所目へと行ったのだった。 「炭火焼肉 武蔵」 焼肉屋じゃねえか。 読んで字のごとし、その通りである。 SHが明日を持ってここでの仕事を終えると言うことで最後の晩餐を二人でこの焼肉屋で行なったのだ。 SHはここへはオレよりも1ヶ月ほど遅れて来たわけだが、それでも5ヶ月以上いたことになる。 「なんだかんだ言って長くいると居心地が良くなっちゃいますね」とSHは言う。 住めば都とは良く言ったものだ。 ところで、SHが次に行く仕事場はと言えば、渋谷である。 このギャップがたまらない。 さらにSHの今後の野望についても聞いてみた。 「家捜し」 これらしい。 来年、30歳を迎えるに当たり寮を出なくてはならないのだ。 色々と検討することがあって楽しそうじゃないか。 最後にオレはこう忠告した。 「会社に帰ったら、くれぐれも楽だったなんてことは口が裂けても言うなよ」 オレのこの言葉を胸に納めたSHとは明日でお別れだ。 向こうで普通にまた会うけど。 それでもなんとなく寂しい。 5414th 16(水) 腹筋ローラー SW 〔久しぶりに会う〕 ▼播磨190日目。 一日ぐずついた天気。 ▼朝から大阪支店へ。 設計担当者との打ち合わせだが、実を言えば主目的は新入社員当時から上司として世話になり、現在は顧問となっているIさんの顔を拝みに行ったのだった。 Iさんは週に2回出社しており、それに合わせて今日と言う日程を決めたのである。 久しぶりに見るIさんの顔色は良さそうではあるが、やけに痩せた感じがする。 5年前に腎臓をやってしまったと言う話は聞いたが、それからの食事制限で体重は13キロばかり減ったそうだ。 透析はやっているんですか、と聞くと、なんとかぎりぎりその域まで達していないと言う。しかしながらそれも時間の問題らしい。 そんなIさんはオレに向かってこんなことを言う。 「おまえ、100歳は軽く生きそうだな」 そんな果てしない先のことは想像が付きません。 その後ひとしきり仕事の話をし、一緒に昼飯を食べて大阪を後にした。 次会えるのはいつだろうか。 しばらくは無理だろうな。 ▼クルマでこの近くを走っていると、少し先にひときわ目立つ建物が目に入った。 実に古めかしいが、もの凄く風格のある建物だ。 いったいなんだあれは。 オレは気になり帰ってから調べてみると、それは「多木浜洋館」と言うらしい。 大正から昭和に掛けて建てられたものらしく、会社の社長が来賓客を迎えるために造ったものらしい。 見学はできるのかと思ったが一般公開はされていないようだし、それよりも何よりも、学園施設として今なお使用されていると言うから驚きである。 5413th 15(火) 164 〔まさかの休場、そしてアマニ油〕 ▼播磨189日目。 秋晴れ。 ▼大相撲秋場所はまさかの白鵬2連敗で始まったわけだが、なんと今日から白鵬休場と言うではないか。 白鵬のいない大相撲なんて。 特別白鵬が好きと言うわけではないが、やはりいないと相撲全体が引き締まらない。 白鵬が存在する中で優勝することが今の相撲界に取って価値あるものと言えるのではないか。 白鵬の全盛期が過ぎていることは確かである。 今回の休場も体調云々よりも2連敗したことの精神的ショックの方が大きかったのではないか。 なにしろこんなことは今までなかったからな。 ともあれこれで今場所の優勝争いは混沌となったことは確かだ。 照ノ富士が一歩出ている様な気がするが、ここは是非とも日本人力士の奮起に期待したい。 鬼の居ぬ間に、だっていいじゃないか。 これをきっかけにして、日本人力士復活の流れに変わってくれればそれでいい。 個人的には、稀勢の里に是非とも優勝してもらいたい。 おかしいだろ、稀勢の里がまだ優勝経験がないなんて。 それだけ期待しているのである。 ▼先日たまたま見ていたテレビでスポーツ選手がご飯にもサラダにもおかずにも掛けているものがあった。 それがいま話題となっているらしいのだ。 「アマニ油」 気になっていたのだろう。オレはそれを運良く覚えていて、スーパーのドレッシングコーナーで見つけたのが、アマニ油入りドレッシングだった。 これは買わない手はないだろう。 和風たまねぎとごまの2種類ともゲットだ。 ところで、このアマニ油ってのは何が良いんだ? まずは食べてみなければ分からないのである。 5412th 14(月) 腹筋ローラー SW 〔歯は終わらない〕 ▼播磨188日目。 実に過ごしやすい晴れ。 いま頃の季節が一番いい。 ▼歯医者で隣りの席から先生のこんな声が聞こえた。 「25万ですね」 それに対し「25万ですか…」と言う客らしき覇気のない声。 「はい、25万です」ときっぱり返事する先生。 しばし重い沈黙が続く。 そりゃそうだろう。25万と言えば大金だ。 それだけあったらどれだけ競馬で楽しめると思ってるんだ。 考え方が、ありのままである。 ともあれ、それはきっと保険の利かない治療なのだろう。 オレもその噂は聞いたことがある。 噂の域は出ないけど。 そもそもなぜ保険の利かない歯の治療と言うものがあるのか。 困ってるんだから保険くらい利かせてやれよと言いたい。 その点オレは恵まれている。 すべて自歯であるし、どうやら虫歯になりにくい体質をしてるようだ。 ようやく被せモノの交換もすべて終わり、これでやっと解放されると思ったら、次から歯石を取りましょうと言うではないか。 なんてことだ。 この出張中に果たして終わるのか。 ▼アパート前の田んぼの稲は少しずつ色付き始めている。 しかし、稲刈りはまだまだ先のようだ。 5411th 13(日) 162 〔メイウェザーついに引退〕 ▼播磨187日目。 晴れ。 ▼今日の試合を持って5階級世界チャンピオン、フロイド・メイウェザーが引退を発表した。 番組のテロップに「ラストマッチ」と出ていたので、また大袈裟なことを、と思っていたのだが、試合後のインタビューを聞くとどうやらそれは本気の様だった。 試合の方はまったくいつもと変わらないメイウェザーの試合展開だった。 相手のベルトのパンチがまったくと言っていいほどメイウェザーには当たらない。途中でダンスを見せる余裕すらある。 見ているこっちも次第にいらつき始める。メイウェザーの負けを期待している自分がいるのだ。せめて慌てさせる場面でもあればと思ったが、結局ベルトは何もできずに判定負け。 これでメイウェザーはロッキー・マルシアーノに並ぶ無敗の49連勝を達成したわけだが、どうせなら新記録を目指してくれよ。 そう思ったものの、試合後のインタビューを聞けば、その決心は揺るがないようだ。 解説のジョー小泉の「メイウェザーのボクシングはもしかしたら本来ボクシングが進むべく道とは違った方向へと行ってしまったのではないか」と言う皮肉めいた言葉が印象的だった。 打って勝つのではなく、打たれずに勝つと言うことへの非難にも聞こえる。 とは言え、誰もできなかった偉業には違いないのだ。 ▼ここから2キロほどのところにある加古川海洋センターと言うのが地図で目に止まり、行ってみた。 なかなか良いところじゃないか。 遊歩道を歩き、ベンチに座ってしばし海を眺める。 周辺は工場地帯であり、海の景色としてはけっして良い眺めとは言えないが、それでも潮の香りはするし、海から吹き寄せる風が実に心地良いのだ。 釣りをする小学生が二人いた。 見ていてもまったく釣れている様子がない。 それでもいいのだろう。 釣り人に言わせれば、釣りは釣れる釣れないが問題ではないからだ。 よく分からないけど。 ともあれ、見ていると、釣りが好きな人間に悪い人間はいないのではないかとも思ってしまうのだ。 ふと気が付くと、さっきまで閑散としていた場所に釣り人がいっぱいになっていた。 やっぱり誰も魚を釣り上げている様子はなかった。 実にのんびりな昼下がりだ。 決めた。ボーっとしたい時にはここに来よう。 5410th 12(土) 〔鳥取を満喫〕 ▼播磨186日目。 実に良い天気。ほど良く吹く風も心地良い。 ▼8時半にSHを迎えに行き、鳥取へ向かう。 播磨から約150 km、2時間で到着。 初めて降り立つ鳥取の地である。 鳥取と言えば、鳥取砂丘だろう。まずはそこへ行った。 目の前に広がる砂浜。これが鳥取砂丘かと感動せずにはいられなかった。 意外と狭いと思ったけど。 サンダルを脱ぎ裸足で歩く、砂の感触が心地良い。 砂丘の頂上まで登るとそこから眼下に海岸線が広がっている。 SHに向かって「夏はここで海水浴ってのも気持ち良さそうだな」と言ったら、「遊泳禁止って書いてありますよ」とSH。 「この砂丘でバーベキューなんかもいいな」と言ったら、「飲食禁止って書いてありますよ」とSH。 さすが鳥取砂丘は徹底していると感心した。 降りてきて昼飯。鳥取の海鮮丼を食べ、名物、梨のソフトをデザートに食べた。 ▼砂丘を後にし、市街地へ向かう。 目的地は鳥取城である。 休日駐車可の路肩にクルマを停め、お堀を超え歩いて行くとまもなく、仁風閣(じんぷうかく)と言う洋館があった。 入ると、受付で本日無料ですと言われ、大正天皇が皇太子殿下だった頃、この地域の宿舎として使用されていたと言うこの歴史ある建物をぐるっと見学して廻った。 ここを出て石垣沿いを登って行くと、鳥居があり、ここが登山口にもなっている様だ。 ここから入って石段を登ると城跡があった。 ここから鳥取の市街地が良く見える。 石垣の崩壊を防止するために造られたと言う「天球丸の巻石垣」が珍しかった。 ▼鳥取駅方面へクルマを向けた。 行った先は、「すなば珈琲」 鳥取スタバの出店で一躍脚光を浴びた喫茶店である。 予想はしていたが、やっぱり混んでいた。 なかなか空かないのでここは諦め、近くの喫茶店でお茶を濁した。 意外とうまいこと言ったな、オレ。 SHが、iPadを操作しながら急にこんなことを言い出した。 「鳥取に立派な城が他にもあるみたいですよ」 そんなものあるわけがないじゃないか。 鳥取に天守のある城はないはずだが、SHが見せる iPad には確かに立派な天守の写真があった。 「河原城」と言うらしい。 と言うことで、帰りしな行ってみた。 山の上にそびえる天守。中に入るとそこはまさに資料館だった。入場は無料だ。 立て札の説明を見るとこの城は1億円事業で造られた架空の城だと言うことだ。 つまり、この町をアピールするためのランドマークなのだ。 なるほど、そう言うことだったのか。 つい来てしまううちらの様な者がいることから、この事業はなかなか成功しているとは言えまいか。 そう思いつつも、他に客が一人もいないことに少々心配になるのだった。 鳥取を満喫するそんな一日であった。 5409th 11(金) 〔無事を確認する〕 ▼播磨185日目。 晴れ渡る。しかも暑い。 ▼テレビを見ると鬼怒川決壊による水害の被害がもの凄いことになっているが、ふと、同期のKがその近くに住んでいるのではないかと電話してみた。 話によると、昨日は電車がストップし出社できなかったらしいが、家に被害はなかったのかと聞くと、目の前まで水が迫ったものの、なんとか被害は免れたとのこと。 それでもかなり焦ったと言っていた。 そしてもう一人、後輩のTだ。こいつもここの辺に住んでいたはずだ。 電話すると「どうしたんですか?」と気の抜けたことを言う。 「心配で電話したんだよ」と言ったら、Tは大丈夫ですと言う。 しかし、近くの堤防はかなりのヒビが入っていたらしく、もし今回決壊した部分が無事だったとしたら、そこが危なかったかも知れないと言っていた。 さぞかし、ヒヤヒヤもんだったに違いない。 もはやこうなると運しかない。 自然の猛威の前には最後は祈るしか手だてがないのだ。 ▼若手SHはオレより一足早く東京へ帰還するわけだが、その1週間前を控え、客先主催で送別会を催してくれた。 いったん帰宅してから、クルマでSHを迎えに行き、駅近くの店へ。 18時半から開始。 大いに食べて、そして盛り上がり、2時間の宴はたけなわのまま、お疲れさんで終了。 明日はSHを連れて鳥取へ行こう。 5408th 10(木) 腹筋ローラー SW 〔それは無敵の仕込み杖だった〕 ▼播磨184日目。 曇り、時折雨。 栃木方面は大雨で鬼怒川が決壊し大変なことになっている模様。 ▼コンビニのブックコーナーでふと目に付き、思わずレジに持って行ったのは、座頭市のDVDであった。 座頭市と言えば勝新太郎であり、勝新太郎と言えば座頭市と言うくらいのはまり役だった。 オレが幼少の頃、親父が好きで見ていたこの時代劇をオレも横で見ていた。 一見、何の変哲もない盲目の旅人。しかし、ひとたび仕込み杖を抜けばその強さたるや、まさに無敵の超人なのである。 その時の印象が強く心に残っていて、このDVDを見た瞬間懐かしさがこみ上げ手に取った次第なのである。 4話分収録のこのDVD、あっと言う間に観てしまった。 果たして次は出ないのか。 心待ちにしておくこととしよう。 5407th 9(水) 158 〔ラッキーと思うナンバー〕 ▼播磨183日目。 雨は降っていたものの、気が抜けるほど風は吹かなかった。 台風は岐阜方面を通ったようだ。 ▼朝から講習会出席のため姫路に向かう。 5年更新の資格なのだが、神奈川県相模原の会場で前回受けたのがついこないだの様だ。 受講票には、会場へは公共交通機関で来るように記されているが、台風が間近だし、駅から会場まで2キロもあるので思い切ってクルマで行った。 案の定、駐車場はあった。しかし、見る見るうちにいっぱいになった。 早めに着いて良かった。 8時半の開場まで時間があったので、しばし車中で待つ。カーラジオからは浜村淳の声が、、、 まだやってたのか、「ありがとう浜村淳です」 受付を済ませ教室へ。出席者は50名ほどか。 机に貼られた受講番号を見ると、なんと「32」ではないか。 だからどうしたと思うだろう。それも無理はない。 我が愛車ライスシャワー号、つまりそのスカイラインの型式が「32」なのだ。 ただそれだけだが、なんだかとてもラッキーな気分になった。 以前、四国の高知へ行った際に国道32号を発見するや否やテンションが上がり、ライスシャワー号と共に32号の標識を写真に納めたことを思い出す。 次は各地の県道32号を目指そうと思ったものの、その企画はそれから一向に進まない。 講習会は始まる前から睡魔が襲う。 それを必死に堪えつつ、最後に試験をやって資格証を受け取り、夕方無事終了。 クルマに戻ると携帯の着信履歴が数件。 雨は上がっていた。 5406th 8(火) 腹筋ローラー SW 〔可哀想な鳩〕 ▼播磨182日目。 曇っていたが午後から降り出す。 台風が予想以上に早く接近、明日は一日荒れそうである。 困ったな、明日は一日姫路で講習会だと言うのに。 ▼少し前から庇下に鳩を見掛けるようになり、いつの間にか巣が完成していた。 このままだとまずいだろう。 なにしろ鳩の執念力と言ったら凄いの一言だ。居着いたら最後、それは子どもの代まで延々と受け継がれるのである。 オレはSHに指令を出した。 鳩の巣を撤去せよ。 可哀想だが仕方ない。 オレにはできないけどな、そんな無慈悲なこと。 竹ぼうきを持って立ち向かうSH。 そしてこう言うのだ。 「鳩がめっちゃ睨んでます!」 そりゃ睨むだろうな。なにしろいきなり自分の新居を脅かそうとする天敵が現れたのだ。 すると再びSHが叫んだ。 「卵があります!」 巣ができたばかりだと言うのに、なんて段取りが早いんだ。 その手際の良さに感心せずにはいられなかった。 感心してる場合ではない。ここは心を鬼にして撤去するのだ。 SHは思い切って竹ぼうきの柄を鳩へと向け、そして軽く突っついた。 その瞬間、鳩はその場から飛び立ち、近くの電線へ止まったのだ。 じっとこちらを伺う鳩。 ぼやぼやしてはいられない。 SHはすぐさまそこにある2個の卵を回収し、藁でできた巣を綺麗さっぱりと払い落としたのである。 これにて撤去完了。 SHは2個の卵を手に持ち、「この卵どうしましょう」と言うので、「決まってるじゃないか、おまえが責任持って孵せよ」と言ってやった。 厳しいようだが、それが我らの掟なのだ。 なんの組織だよ。 その後、その場所を見ると再び鳩が戻って来ており、そこにあったはずの卵を捜しまくっていたのである。 もしかしてまたそこに作るつもりなのか、おまえ。 どうかここだけはやめてくれと、オレは心の中で願わずにはいられなかった。 5405th 7(月) 156 〔気になる動向〕 ▼播磨181日目。 雨は上がった。それにしても涼しい秋の気配。 オフコースの名曲を思い出す。 台風が二つ日本に向かっている。 ▼その後のSHと彼女はどうなっているのかと言うと、先週は淡路島へ遊びに行ったと言うし、昨日はどうしたのかと聞いたら、なんちゃらって言う岩を見に行ったり、城之崎へ足湯に浸かりに行ったりしたとかで、なかなかいい感じで順調じゃないかと言ったら、SHに言わせれば、ただの友だちですから、と言うことなのだ。本人がそう言うのだからそう決めたのだろうし、したがってそれ以上の展開は期待できないと言うことだ。 今週はどこかに行くのか、と聞いたら、先方に用事があるとかで予定はないと言うことからも、そう言うことなのだろう。 SHも来週一杯でここの出張も終わりだと言うのにな。 仕方ないので「今週は鳥取砂丘にでも行くか」と誘ったら「行きます」と言う。 100名城の鳥取城もあるしな。 それもこれも台風の動向次第だけど。 6(日) 腹筋ローラー SW 〔負けだがこれだけは言える〕 ▼播磨180日目。 雨、そして曇り。 今日は大人しくテレビ観戦。 昼は格闘技UFC、夜はU18野球ワールドカップ決勝戦を見る。 日本vsアメリカ。 とにかくあと一本が出ない、じれったい展開。 そして負けた。 残念過ぎて、グーの音もパーの音も出ないよ。 出せないけど。 敢えて言ってみれば、ひとつの暴投とひとつの暴走で負けたと言った感じだ。 気になったのは、高校野球の時も思ったのだが、清宮の過大評価だ。 あまりにも廻りが騒ぎすぎるもんだから主役にしなきゃおさまらないと言った感は否めなかった。 なにしろここ一番のチャンスで打ったと言う記憶がまったくないのだ。 それよりもオコエの方が持っているのではないか。あの守備にはしびれたしな。 アメリカ相手に無失点のピッチャー上野もほんとに立派だった。 1対2で負けたわけだが、ひとつ言えるのは、日本とアメリカのレベルは他国に比べて群を抜いていると言うことだ。 それだけは自信を持って言える。 久しぶりに真剣に野球を見たな。 国際試合はほんとに燃える。 5(土) 154 〔篠山城へ〕 ▼播磨179日目。 晴れ。 ▼朝、こむら返りの洗礼を受け起床。 焼肉の食べ過ぎと関係があるのだろうか。 ライスシャワー号とともに出掛けた。 兵庫県は篠山城へと向かう。「しのやま」ではない、「ささやま」である。片道100キロほどとお手軽ドライブだ。 1時間ちょっとで到着。城跡に一番近い一日200円の駐車場に入れる。 あとで気付いたのだが、この町にはあちこちに無料の駐車場がある。気軽に観光客に来てもらおうと言う配慮なのだろう。 城跡へ入るとすぐに立派な建物が目に入った。 これが唯一存在する建物、篠山城大書院である。 天守はなく、天守台があるのみ。 説明の立て札に寄ると天守の計画を見た家康が、これじゃ鉄壁過ぎるだろうとかで許可を降ろさなかったらしい。もしここが敵になったときに厄介だと思っただろうか。 こんな理由で天守が建設されなかった城はけっこう多いのではないか。 城の廻りをぐるっと歩いたあと、篠山の町中を廻ることにした。 取りあえず、元篠山役場の大正ロマン館で黒豆ソフトで喉を潤す。 丹波篠山と言えば黒豆が有名なのだ。 溶けて大変だった。 歩いているとそこかしこに案内板があって迷うこともなく散策することができる様になっている。 この地域は伝統的建造物群保存地区になっていて、商屋や武家屋敷など、住んでいながらにしてその町並みを残しており、わらぶき屋根や瓦屋根の古い建物を見ているだけでこんなオレでも歴史を感じることができる。 城のお堀なんかは整備なんかされておらず、まさに自然そのままの姿だ。 気ままにぶらぶらしていたら、いつの間にかけっこう歩いてしまっていた。 どうりで足が疲れているわけだ。 さあ、駐車場に戻ろうと歩いていたら、青山歴史村の看板が目に入り、気になって入ってしまった。 元々は個人の屋敷だったらしいが、それを市に寄付し資料館になったと言うわけだ。 急ぎ足ではあったが、篠山をじっくり見て廻り満足し帰路に着いた。 帰還し、頑張って走ってくれた愛車ライスシャワー号をせっせと洗った。 明日は雨だ。 4(金) 〔熱意を聞く〕 ▼播磨178日目。 気持ちの良い晴れ。 ▼昨夜のW杯2次予選、日本はカンボジアに3対0で勝利したものの、情けないの一言だった。 シュートを34本も打ちながら3点ってことはないだろう。 10点とは言わないまでも、7、8点は取ってもおかしくなかったのではないか。 相変わらずの決定力のなさにさらに続く予選の戦いに不安を残すのだった。 ▼夜、焼肉を食べに行った。 SHを含め男4人でだ。 夜、歯医者があったので19時半に待ち合わせした。予約したのにも関わらず20分待たされた。ここはけっこうな人気店なのである。 オレとSH以外の二人は大阪人の兄弟である。時間調整が大変だったんじゃないかと聞いたら、まったく苦にしないと言う。二人の趣味は釣りであり、そこかしこの池で釣りを楽しむのだと言う。バス釣りである。今日もここに来る寸前まで近くの池で釣りをしていたのだと言う。 ここいら辺にはたくさんあるからな、池。 二人の釣りに対する情熱はもの凄いものがある。喋り出したら止まらないのだ。中でもブラックバスに対する愛情は半端じゃない。 現在、ブラックバスの世界記録は琵琶湖で釣られたバスで、そこにはそれ以上の大物がいるに違いないと専らの噂になっているらしい。 もし、世界記録を更新すると1億の賞金がアメリカから授与されると言うのだ。ほんとかどうかは分からないが、その真剣な話しぶりからするとあながち嘘ではないのだろう。なにしろ、こんな夢のある話はないと熱弁を振るうのだ。ま、確かにそれがほんとなら、宝くじなんかよりもよほど可能性があるな。それでもオレにはどうしてもそこまで夢中になる理由が分からない。 聞いてみた。釣りのどこが魅力なのか。 釣れる釣れないは二の次だと言う。釣り糸を垂れながら綺麗な景色を見る。星を眺める。時には流れ星が流れる。こんな幸せな気分になることはないと言うのだ。 釣りと言う行為は自然に溶け込む手段のひとつなのかも知れない。 なんとなく分からないでもないが、はっきり分かったとはとても言えない。 そんな熱意をあれこれ聞いていたら、いつの間にか客はうちらだけになっていた。 ちょっと食べ過ぎた。 1週間分の満腹である。 3(木) 腹筋ローラー SW 〔5400thだが定めない〕 ▼播磨177日目。 朝、どんよりしていた空は昼になって本降りになった。 ▼若手SHが足りなかったLANケーブルを買ってきた。 どこで買ってきた? と聞いたら、イトーヨーカドーの中にあるイオンで買いましたと言う。 イトーヨーカドーにイオンないだろ。 エディオンって言いたいんだな、きっと。 ▼パスポートの写しを送れと言う社内メール。 来年だと思っていた社員旅行はどうやら今年らしい。 構えていなかっただけになんだか非常に急な気がする。 もしやと思い、確認すると予定は11月10日からとなっている。 大丈夫、これなら北海道帰省に支障はなさそうだ。取りあえずホッと一安心する。 パスポートの期限は東京に来てから10年用を取ったので大丈夫だ。 今月、一時帰宅したときに本社へ送るとしよう。 ところで何処に行くのだったかな? そうだ、カンボジアだ、アンコールワットだ。 奇しくも今夜、W杯日本代表と戦っている相手だ。 ▼この日記を始めたのが、2000年11月。 これまで何日分くらい書いたのかと計算してみた。 すると今日がちょうど5400日目だった。 良くもまあ、こんなにもくだらないことを毎日毎日書いたものだと我ながら感心する。 しかし、目標は定めない。 その瞬間、意欲と言うエネルギーが枯渇しそうだからだ。 5400th 2(水) 150 〔親父を発見〕 ▼播磨176日目。 昨日の予報とはまったく違い、晴れ。 しかもかなり暑い。 ▼故郷の市長が Facebook にアップした写真がふと目に止まった。 これはもしかしてと思い拡大したら、それは親父だった。 高齢者文化祭と言うイベントらしいが、誰かの作品の前で一生懸命説明をしている様に見える。 いったいどう言うつもりなんだ。 その状況がいまいち分からないが、きっと持ち前の人懐こさで、たまたまそこにいた人達にその作品について説明しているに違いないのだ。そんな親父だ。 後ろ姿は、おふくろだろう。 こんな形で元気な姿を見るのもまた、ひとしきり安心するのである。 1(火) 腹筋ローラー SW 〔ここで巡った城〕 ▼播磨175日目。 朝は雨が上がっていたが日中、時折ドラム缶をひっくり返した様な豪雨。 予断を許さない天候。 ▼今日から9月。 3月から播磨に来ているわけだがほんとに早いものである。 ここを出る頃にはすっかり肌寒くなっているのだろう。 数えてみれば出張中のこの半年でずいぶんも城も巡った。 ざっと列記してみよう。 姫路城、竹田城、明石城、龍野城、松江城、赤穂城、洲本城、三木城、備中松山城、鬼ノ城、岡山城と11ヶ所だ。因みに姫路城は2回行った。 気が付けば、こんなに行ってたんだな、と言う感じだ。 ここでの生活もあと2ヶ月を切ったわけだが、あと何ヶ所巡れるだろうか。 まだ行くつもりなのか。 そんな計画を立てるのも楽しみの一つなのである。 もちろん、愛車ライスシャワー号でだ。 byクムラ〜 |
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