◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/31:警告以外の何ものでもない /30:磨きたい /29:岡山方面城巡り /28:まったりと観る /27:左に寄り止まれ /26:再び遠距離へ /25:久々の感覚 /24:ちっぽけな不具合 /23:よさこいを見に行く /22:淡路に降り立つ /21:電卓の最期 /20:遠ざかる夏 /19:コンビニのおでん /18:別れ際の違和感 /17:ここを行者が歩く /16:金物のまちへ行く /15:今日のミッション /14:いつもと違うお盆 /13:冷や汗をかく /12:あれから30年 /11:暑さと戦う /10:癒しの歌 /9:夏休みの終わり /8:不釣り合いを発見する /7:赤穂城へ /6:高校野球開幕 /5:松江城、そして出雲へ /4:背中合わせの危険 /3:やっぱり分からない /2:愛車と共に播磨へ /1:愛車絶好調/

<2015年 8月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

31(月) 148

〔警告以外の何ものでもない〕

▼播磨174日目。
朝から一日雨模様。
数日続くらしい。

▼こないだ(8月27日の日記参照)目の前であんなことがあったのにも関わらず、やってしまったのだった。
スピード違反である。
ほんとにバカだな、オレって。
非常に空いている高速道路だった。
自分自身はさほどスピードを出しているつもりはなかった。
いつの間に忍び寄っていたのだろう。
ふと後ろを見ると赤色灯を点けたクルマが迫っていた。それはまさしく覆面パトカーだった。
気付いたときにはすでに遅かった。オレは往生際良く観念した。
果たして何キロオーバーだったのか。
おまわりさんは言う。
32キロオーバーでした。
どうやら一発免停は免れたようだが、減点3で罰金2万5千円である。
前回の違反はおよそ2年半前のやっぱり高速道路だった。1年は過ぎているので今回初犯のはずだ。初犯の場合3ヶ月無事故無違反であればこの減点3は消える。
したがってこの3ヶ月は是が非でも捕まってはいけないのだ。
今から3ヶ月の期間と言うと北海道へ帰省している時期と重なる。
と言うことは、これはきっと警告以外の何ものでもないだろう。
北海道までの道中、安全運転に徹っするべし、そして愛車を労れ、そんな戒めに違いないのだ。
そう考えれば今回のことは有り難いこととして受け止められるのである。
さっそくオレは郵便局へ行き、罰金と言う名のほろ苦い戒め料を納めてきた。


30(日) 腹筋ローラー SW

〔磨きたい〕

▼播磨173日目。
曇り。
すっかり涼しく感じる。

▼今日は完全休養日とした。
世界陸上は最終日だ。
女子マラソン、日本選手は7位入賞。
普通ならば惨敗なのだろうが、オリンピック出場権を得て喜んでいるところを見れば、日本のレベルが分かろうと言うものだ。つまりオリンピック出場が最終目標となってしまっているのではないか。
いつからだろうな、日本マラソンのレベルがこんなに下がったのは。
女子で言えば、野口みずきが最後だし、男子で言えば、瀬古利彦まで遡らなければ日本マラソン界の最盛期が見えてこないのだ。
世界陸上を見ていても、世界との差をまざまざと見せ付けられる。
どうやら基本的な運動能力ではどうやっても適わないのかも知れない。
となれば日本が世界に勝つには技術力だ。これをもってしなくては世界に勝ち目はない。つまりこう言うことだ。
「匠の技」
これこそ日本の真骨頂を見せ付けるものに違いないのだ。
オレもまだまだ磨き、そして極めたい。
いったい何をだ。
これから探そう。


29(土) 

〔岡山方面城巡り〕

▼播磨172日目。
どんよりした曇り。
やがて雨が降る。

▼今週の城巡りは岡山方面へ行くことにした。
まずは鬼ノ城(きのじょう)
駐車場までの3キロが非常に道幅が狭く、対向車が来ないかとハラハラした。
鬼城山ビジターセンターと言う資料館兼案内所に到着。ここにクルマを停め、ここから城へと歩くのである。
この城、築城時期が7世紀とかなり古い。古代の山城なのである。なにしろ誰が何のために作ったのか、分からないことだらけの城らしい。
歩いてすぐのところに展望台があって、ここから山上に建つ西門を眺めることができる。
西門は復元された唯一の建物である。
これもまた想像の域を出ないらしい。
1周すると2.7キロほどあるようだが、時間の都合で3分の1ほど歩いて戻ってきた。
竹田城の様に何かのきっかけで有名になれば、かなり人気の出るところだと思う。
それほど魅力的な城跡だ。
それにしても、サンダルで来るようなところじゃないな。
下山途中、ちらほらと雨が降り始めた。

▼次に備中松山城。
駐車場からはシャトルバスで現地まで行く。
バスから降りると城まで700メートルとあるが、ほとんど山登りである。
けっこう険しい城巡りとなった。
登り切ると小ぶりながらも立派な天守が建っていた。なにしろ現存天守12城の一つなのだ。
最も高い所に建つ天守らしい。
それにしても、よくもまあこんなところに城を建てる気になったな。
ま、こんなところに建てたからこそ、天守は取り壊されずに済んだのだろうが。

▼ふと時計を見るとすでに16時を廻っているではないか。
果たしてここから岡山城へは間に合うのか。
とても無理そうだが、それでも取りあえず向かった。
岡山市街はけっこう混んでおり、結局クルマを駐車場に入れたのが17時半。
走って城へと向かった。
すると、8月は21時半まで開いていると言うではないか。
ラッキーである。
天守前の広場ではイベントの練習だろうか、ステージ上でコーラスをやっていた。天守内でも色々なイベントをやっていたりして、なかなかオープンな城である。
すっかり日も暮れてしまった。
こうして日帰り3城巡りの旅は終わった。
けっこう堪えたな、今日は。


28(金) 146

〔まったりと観る〕

▼播磨171日目。
引き続き天気良好。
日中は30度近いのだろうか、そこそこ暑い。

▼部屋に帰ればテレビは相変わらず世界陸上を点けっぱなし状態だ。
さして興味のある競技でなくても取りあえず点けている。
オリンピックにしてもそうだし、相撲にしてもそうだ。
要はその雰囲気が好きなのである。
本当は、F1なんかもそうしたいのだが、如何せんここでは衛星放送が見られないのでそれは適わずだ。

今週も無事終わった。
気が付けば8月ももうすぐ終わりである。
結局今月は休日出勤をしなかったな。
と言うことで、さあ、明日はどこの城に行こうか。
いつの間にか城を巡らなければ気が済まなくなっているのだった。


27(木) 腹筋ローラー SW

〔左に寄り止まれ〕

▼播磨170日目。
実に気持ちの良い晴れ。

▼神戸営業所へ行った帰りの高速道路を調子良く追い越し車線を走っていたら、左車線を走っていたクルマが突然スピードを上げ、前方に立ちふさがった。
そしてこんなネオンを発したのだ。
「左に寄り止まれ」
なんだその偉そうな命令口調は。
つまり覆面パトカーなのだった。
オレは肝を冷やしたが、捕まったのはオレの前を走っていた紺のセダンだった。
良かったよ、オレの前にもう一台いて。
その紺のセダンに感謝せずにいられなかったと同時に、この幸運さに驕れることなく気を引き締めようと己に活を入れるのだった。
そうは言ってもすぐ忘れるのがオレだ。


26(水) 144

〔再び遠距離へ〕

▼播磨169日目。
雨も上がって爽やかな朝。
いよいよ秋近しと言った感じだ。

▼仕事の方は大詰めを迎えており、連日書類のまとめに入っている。作業の方はすでに峠は越えていて、気分的にはなんとなくのんびりしている状況だ。
若手SHはオレよりも1ヶ月ほど早くここから出て行くことになっており、ここでの生活もあと1ヶ月を切っている。
それなのにだ。この期に及んでやけに浮かれているのはなぜだ。
オレは問い詰めた。
するとどうだ。聞くところによると友人の紹介で彼女を紹介してもらったと言うではないか。
神戸在住の彼女と先週初対面したらしく、なかなかいい感じだったらしい。
それにしたっていったい何を考えてるんだ、おまえ。
だってそうだろう。
もしうまくいったりなんかしたらどうするつもりなんだ。また遠距離になるじゃないか。
今年、郡山の彼女に振られたばかりだと言うのにまったく懲りない奴だ。
そんなことを言ってもSHは我関せずだ。
さらに聞くところによるとその彼女、なんとSHと同郷だと言う。しかも実家どうしが15分と言うから、まったくもって願ったり適ったりじゃないか。さぞかし話も弾むことだろう。
おめでとう。
思わず、祝ってしまったが、それでもやっぱり遠距離に変わりはない。
そんなことはどうでもいい、今が楽しければそれで良いのだ。
結局そう言うことである。


25(火) 腹筋ローラー

〔久々の感覚〕

▼播磨168日目。
時折強い雨と風。
この地域の台風直撃は免れたもののその影響である。
結局一日降り続いた。

▼今週も歯医者の日がやってきた。
前回被せたそのチェックは問題なし。これで終わりと思いきや、さらに続くと言うではないか。先生に虫歯があるんですか、と聞くと、ないと言う。だったら何をどうしようと言うのか。どうやら昔の被せモノに変な出っ張りがあるらしく、いっそのこと交換しましょうと言うことなのだ。意義を申し立てる間もなくオレは、はいと素直に同意してしまったのだ。
油断しているといきなり麻酔を打たれた。それからと言うもの唇の半分に感覚がなくなり、うがいでくちゅくちゅするたび、あらぬ方向に水が飛び出すじゃないか。
オレは鉄砲魚かよ。
こんな間抜けなことはないだろう。しかも麻酔をしているのにも関わらず痛いったらありゃしないのだ。
ひさびさだよ、この感覚。


24(月) 142

〔ちっぽけな不具合〕

▼播磨167日目。
朝から天気は良い。
台風が二つ近付いており、その一つが九州に向かっている。
毎度の様に上陸してしまう沖縄、九州の人はつくづく大変だなと思う。

▼駐車場に停めた愛車ライスシャワー号をふと遠くから眺めると下から何かが垂れ下がっているのが見えた。何だろうと下から覗き込んで見ると、どうやらそれはエンジンのアンダーカバーだった。かなりボロボロの状態であり、このままでは地面を引きずるのも時間の問題なのではないか。
ま、特になくていいものなのだろうが、走行中の跳ね石で万が一エンジンが破損なんてことになると泣くに泣けないので交換してもらうことにした。
さっそくディーラーに電話。
10月の帰還までに準備をお願いしておいた。
ついでにと言っちゃなんだが、もう一つ頼んでおいた。
ボンネットのオープナーワイヤーの交換である。
どう言うことかと言うと、ボンネットを開けるときにオープナーを引っ張るわけだが、ここ最近これが半端なく堅いのだ。毎回、開けるたびに汗だくになるほど力一杯引っ張らなければ開かないときている。このままだとそのうちもげてしまうのではないか。そうなるといったいどうなるか。
ボンネットは開かずの扉。
困るなあ、開かずの扉は。
そんなことになったら何かあったときにはお手上げだぞ、こりゃ。
こう言うのは今のうちに対応しておくに限るだろう。
転ばぬ先の杖だ。
我が愛車に取っては、ほんのちっぽけな不具合だけどな。


23(日) 

〔よさこいを見に行く〕

▼播磨166日目。
連日の好天により今日一日でさらに日に焼けた。

▼姪っ子がよさこいを踊ると言うので、隣町の小野市へ行ったのだった。
「おの恋おどり」と言って小野祭りの一環のイベントなのである。
現地へ行くと予想以上に盛り上がっていて、明らかにこの市の一大イベントであることがわかる。
姪っ子は小学2年生なのだが、非常に人懐こく、有り難いことにこのオレを非常に好いてくれている。会うといつも満面の笑顔で迎えてくれるのだ。
今回、母親も踊るのだろうとは思っていたが、まさか父親も参加するとは思わなかった。
ただ旗を持ってるだけだったけど。
それでも暑かったからな、大変だっただろ。
メイン会場での踊りを終え、一緒に昼を食べた。
昨日金沢から、チームのマイクロバスで小野市入りし、しっかり姫路城観光をしたらしい。
それにしてもこんなところで会うとは思わなかったな。
兵庫県に出張で来ているからこそのことである。
午後からのパレード踊りを見てから別れた。
しっかり写真を撮ったので送って上げようと思う。
その後、特賞を取ったと言う喜びの連絡があった。

▼昨日から開幕した世界陸上でオレは盛り上がっている。
テレビは点きっぱなしだ。


22(土) 腹筋ローラー SW

〔淡路に降り立つ〕

▼播磨165日目。
残暑厳しく、今になって日焼けが凄いことになっている。

▼淡路サービスエリアへ行ったのだった。
日本のサービズエリアの中でも屈指の人気サービスエリアである。
明石海峡大橋を渡ると大きな観覧車が目に入ってくる。
ここが淡路サービスエリアである。
ここへは四国へ行った際に何度か寄っておりいつも混んでいるイメージがあるが、今日もやっぱり混んでいた。
見ると前回なかったスタバが非常に目立つところにできていた。
なにしろここから見る明石海峡大橋は絶景だ。
ベンチに座り、神戸ワインステーキ弁当を食べながらしばし景色を堪能した。
今日はここでそのままUターンして帰る予定だったが、近くに城でもないかと地図を見ると洲本城が比較的近くにある様だ。せっかくなので行ってみることにした。
高速道路から淡路島に降り立つのは初めてである。
洲本インターを降りて洲本市街を通り、山を登っていくと洲本城である。
駐車場からセミの大合唱を聴きつつ5分ほど坂を登ると天守があった。
天守と言ってもシンボル的なものなのか中に入ることはできないが、この場所が展望台になっていて、ここから洲本の港と海を一望できる。
ここもまた絶景だった。
気が付くとすっかり日に焼けてしまったようだ。
Tシャツの袖から出る腕が真っ赤だった。


21(金) 

〔電卓の最期〕

▼播磨164日目。
夜中の雨はその音で目が覚めるほどだった。

▼長年使い続けてきた電卓がついにダメになった。
どうやら液晶がダメになったようだ。
詳しく説明しよう。
6桁目の8が3、つまり左の縦棒が消えているのだ。
これは少々まずいのではないか。
だってそうだろう。
80万円が正解なのにこの電卓に掛かれば30万円なのだ。
よって50万も損してしまうのだからこれはただごとではない。

ところでこの電卓、いったいいつから使っているのか。
オレの鋭敏な記憶によれば、確か東京から名古屋へと転勤になったときから使っていたはずだから、すでに25年以上の歳月が経っている。
ソーラー電池なので電池の交換も一切していない。
そう考えると、とんでもないコストパフォーマンスだよ、これ。

ふと、初めて電卓と言うモノがうちに来たときのことを思い出した。
カシオミニと言う製品だったと思うが、確か数万円もして、今で言うところのパソコンを買うようなものだったと思う。
なにしろどんな足し算だって、ピッポッパッとたちどころに答えが出るのだ。
その驚きと言ったらなかった。
いよいよ未来の世界が来たと思ったものだ。
電卓なんて百均で買える今となっては信じられないことなのである。
考えてみればそんなことはいくらでもあるけどな。
便利になればなった分、純粋な感動はなくなるのかも知れない。


20(木) 140

〔遠ざかる夏〕

▼播磨163日目。
朝からかなりの雨が降っている。
明日もあまり天気が良くないらしい。

▼今日から若手SHが夏休みから復帰。
栃木の田舎に帰っていたのかと思いきや、毎日東京で飲み会だったらしい。
まだ若いな。
と言っても栃木くらいなら帰ろうと思えばいくらでも日帰りできるしな。
結局のところ、いつでもできると思えばしないのが人間なのである。
要は、やる気スイッチをオンにするにはある程度の距離ないし時間的制約が必要、オレはそう思うのだ。

▼今日で夏の甲子園も終わった。
仙台育英は東海大相模に敗れ、残念ながら東北勢初の栄冠はならなかった。
こうして少しずつ夏は遠ざかって行く。


19(水) 腹筋ローラー SW

〔コンビニのおでん〕

▼播磨162日目。
朝から曇天模様。
日中時折雨が降る。
台風が二つ来ており気掛かりだ。

▼帰りのローソンで、おでんの70円均一セールを発見。
これを買わない手はないだろう。
とにかくオレはおでんが好きなのだ。
フライの王者がカキフライなら、おでんは、、、
いったいなんの王者なんだ。
この際、そんなことはどうでもいい。
だいたいいつも5〜6品頼む。
中でも外せないのは、ダイコン、玉子、チクワであるが、ここのチクワは硬くていまいちだった。
チクワに限って言えばセブンイレブンの方が旨いと言えよう。
その他に、ウインナー、厚揚げ、コンニャクを頼んだわけだが、帰ってから肝心なものを忘れていたことに気付いた。
きんちゃくである。
なんてことだ、オレとしたことが。うっかりもいいところじゃないか。
確かにオレはきんちゃくが好きなこともあるが、注目すべきはいま70円均一であることだ。
きっと、きんちゃくは高いに違いないのだ。
なにしろ中に入ってるのが、餅だからな。
おでんとしては贅沢な部類に入るのではないか。
ところでここ関西でおでんを買うのは今回が初めてである。
果たして味の方はどうなのか。
まずスープを飲んでみる。
なんとなく、薄味の様な気もするがそうでもない気もするし、甘いような気もするし、そうでもない気もする。
きっぱり言おう。
オレに緻密な味を見分ける能力はない。


18(火) 174

〔別れ際の違和感〕

▼播磨161日目。
確か昨日の予報では雨と言っていたはずだが見事に外れた。

仕事が終わって歯医者へ。
先週は歯医者もお盆休みだったので2週間振りだ。
この歯医者にはちょっとした違和感を感じている。
最初から思っていたことなのだが、この際ここで告白しようではないか。
治療が終わると先生はこう言うのだ。
「はい終わりです、お疲れさまでした」
ここまではいい、問題はこれからだ。
診察イスから立ち上がり今まさに出て行こうとする瞬間、先生は決まってこう言うのだ
「さようなら」
ちょっと待て。
今日が最後ならそれもいいだろう。だがしかし、治療はこれからも続くのだ。
なのに、「さようなら」ってことはないじゃないか。
しかも「お疲れさま」に比べて、非常に暗い感じで「さようなら」と言うのだ。
そんな風に言われたら、何かのっぴきならない事情でもあるのかと心配になるではないか。
なんだ、このモヤモヤした違和感は。
そう思うのはオレだけだろうか。
ともあれ、もう少し考えて、さようならを言って欲しいものである。

▼オレの最強のフライと言えば、カキフライである。
スーパーで美味しそうなのがあったのでカゴに入れた。
ふと、ソースがないことに気付き、「兵庫播州の地ソース」と言うのを買ってみた。
濃厚ソースだが意外と味はあっさりしている。
今度はカップ焼きそばにこれを使って見ようではないか。
そうでもしなきゃ、一向に減らないからな。


17(月) 腹筋ローラー SW

〔ここを行者が歩く〕

▼播磨160日目。
昨晩降った雨で幾分涼しく感じる。
事務所のエアコンが少しの間ないので助かる。
明日は一日雨模様の予報が出ている。
それはそれで気詰まりだ。
そんなことを思っていたら、急にスコールが来た。
笑っちゃうくらいの大雨だ。
このまま1時間も降っていたらどうにかなっちゃうんじゃないかと口をポカーンと開けて見ていたらその甲斐あって30分ほどで止んだ。

▼帰宅時、アパートの近くを歩いていたら道路に妙な表示を発見した。
「行者道」
ここは新幹線の高架の下である。なのにここを行者が歩くと言うのか。
とても修行するような道には見えないし、それらしき人を見たこともないぞ。
怒りに震えながらよく見てみると、その上の方にうっすらと字が見える。
どうやら本来は「自転車歩行者道」と書きたかったようだ。
それなのに、なんだこの中途半端な有り様は。
いや、もしかしたらこれは意図的なものなのかも知れない。
そのうちここが、修行者のメッカとならないとも限らないのだ。
なんの修行だ。
新幹線と勝負するくらいしか思い付かないのだった。


16(日) 174

〔金物のまちへ行く〕

▼播磨159日目。
外に出ると幾分日差しが柔らかくなった様に感じる。
休みの今日、ここから30分ほどのところにある「道の駅みき」へ行ってみた。
大自然の一角に建っているその建物はけっこうでかかった。
もともと三木と言うところは「金物のまち」として栄えたまちらしく、金物展示即売館なるものがこの中にあった。
ナイフの好きなオレは期待して中に入ってみたが、そこははっきり言ってプロ御用達の道具店の様だった。
ここでオレは、鉄の器に盛られた鍛冶屋カレーなるもので腹ごしらえをした。

ふと思い立った。
この三木にも城はあったはずだ。
調べると、100名城ではないものの城跡があるようだ。
せっかくなので行ってみた。
道の駅から10分ほど、少し山の中に入ったところにそれはあった。
と言っても、見たところ単なる公園である。
ここへ来た証として、城主の像と共にライスシャワー号を写真に収めたのだった。


15(土) 

〔今日のミッション〕

▼播磨158日目。
今日もめっぽう暑く、日差しが半端じゃない。

▼映画を観に行った。
絶対見ると決めていた映画だ。
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
行きがけにチケットを購入した際のネット予約番号が1313、つまりトム・クルーズ扮するイーサン・ハント「イーサンイーサン」と言う偶然にテンションもいっそう高まる。
館内はほぼ満席だった。そう言えばこないだターミネーターを見たときも満席状態だったな。この付近の人々は映画好きが多いのかも知れない。

ミッション:インポッシブルである。
やっぱり面白い。
オープニングからしていきなりワクワクさせる展開に、居眠りしている間などまったくない。
なんと言ってもオレの頭でも分かりやすいストーリーに非常に好感がもてるのだ。

すっかりイーサン・ハントになった気分で映画館を出たら、身体中を刺すほどの直射日光に目眩がした。
こんなことでは、イーサンにはほど遠い。


14(金) 腹筋ローラー SW

〔いつもと違うお盆〕

▼播磨157日目。
昨晩そこそこの雨が降ったようだが朝はその影もなく蒸し暑さだけが残っていた。
出勤時の道路は恐ろしく空いている。
世間は完全にお盆ムードである。

▼夜携帯が鳴った。
美唄の実家からである。
こんな時間になんだろう何かあったのだろうかと少し心配になりつつ出てみると親父だった。
なんのことはない近況電話である。
いつもならばオレは帰省している時期である。
そんなことを思い出し電話してきたのだろう。
札幌にいる妹一家も実家に来るのか来ないのか連絡がなしのつぶてらしいが、バーベキュー用にオレが買ってやったターフを昨日組み立てて準備は万端とのことだ。
今年は10月の最終週に帰ると行ったら、無理しなくてもいいから、1年くらい空いたっていいんだぞと言うものの、年老いた親に取っての1年はすごく貴重なものに思えるのだった。
そろそろ帰省の予定も立てなくちゃならないな。


13(木) 172

〔冷や汗をかく〕

▼播磨156日目。
朝から久し振りの雨。
涼しいからかすこぶる体調が良い。
夏は好きなつもりだったが、もしかしたら暑さに弱かったのではないかと今さらながら気付く。
それでもやっぱり雨は鬱陶しい。

▼非常に冷や汗をかいた。
と言っても夢の中のことである。
どんな夢だったかと言えば、端的に言えばこうである。
「極秘資料がばれる」
ふと見ると、どう言うわけかけっして客先に見せてはいけない予算書が無造作に床に置いてあるではないか。
しかもご丁寧に広げたままだ。
客先の担当者は知ってか知らずか、その書類の前を行ったり来たりしている。
もしかしたらすでに見られてしまっているのかも知れない。
もし見られていたとしたら、客先はこう思ったに違いないのだ。
「こんなに儲けやがって」
ふだん、客の前では如何にも赤字のような顔をして振る舞っていると言うのに、実はこうです的な証拠書類を見られたとしたらこれから先、気詰まりなことといったらないじゃないか。
ああ、どうしたら良いんだ。
そのときオレはこう願わずにはいられなかった。
「これきっと夢だよな」
何度もそう自分に言い聞かせたら目が覚めた。
暑さのせいなのか冷や汗のせいなのか、わけのわからない汗でびっしょりだ。
本当に夢で良かったと思った瞬間なのであった。


12(水) 

〔あれから30年〕

▼播磨155日目。
今日は1日どんよりと薄曇り。
そのせいか、幾分涼しく感じる。

▼日航機の御巣鷹山墜落事故からちょうど30年が経ったらしい。
毎年この日が来るとオレもちょうどあの日、日航機に乗っていたことを思い出す。
羽田から小松空港行きだった。
到着すると空港の中が非常に慌ただしく、設置してあるテレビに皆かじり付いていた。
何事かと見ると日航機が行方不明と言うニュースだった。
明くる日、御巣鷹山で無惨な姿が発見されたことを知り、ショックを受けたことを思い出す。
オレは思う。
もし行き先が金沢でなく大阪だったらと思うと、人の運命と言うものはほんとにちょっとした偶然で左右されるんだな、と。

イトーヨーカドーで佇む鳩を見て、平和の有り難さを無理矢理感じるのだった。


11(火) 170

〔暑さと戦う〕

▼今日も天気良し。
比較的、暑さは緩んでいるように感じる。しかし、このままおさまるとは思えない。案の定、昼近付くになると気温は急上昇だ。
それにしても眠い。一日、睡魔との戦い。

▼若手SHは今週末から夏休みに入る。
その前に事務所の移動をすることになっており、そのため荷物の整理など、そろそろ準備に取り掛からなくてはならない。
それにしても、困ったことに移動した先にはまだエアコンがないときた。
付くまで10日ほどは掛かりそうだ。
その10日間は暑さとの地獄の戦いだ。
きっと書類なんかは腕にくっついたりなんかして、そうなるとはっきり言って暑さに耐えることに精一杯で仕事どころじゃないじゃないか。
これはかなりの覚悟が必要である。

夜の腕立てが非常にきつい。
このままバタンと横になって、そのままあの世まで寝てしまいたい気分だ。
そんなことでどうする。
寝て起きたらあの世でしたじゃ、洒落にならないではないか。
夏バテとの戦いはこれからである。


10(月) 

〔癒しの歌〕

▼今日から仕事再開。
朝から暑い。
天気予報では大雨注意報をちょくちょく見掛けるが、実際にはここしばらく雨にお目に掛かっていない。
雨が降っているのは局所的なものなのだろう。

▼昨晩は世界水泳を終わりまで見ていたし、休み中不規則になっていたので眠れるかどうか心配だったが、ちゃんと眠れた。
オレには聴きながら寝る1曲と言うものがある。
癒しの歌、言わば子守歌ソングとでも言おうか。
それはリラックスして自然と眠りに入ることのできる歌でなくてはならない。
したがってロックなんかはもってのほかだし、となるとあまりやかましい曲は避けるべきだろう。「おてもやん」なんかはあまりお勧めできない。
因みに目覚めのアラームは、ずいぶん前からミスチルの「HANABI」だ。
朝は気合いを入れなきゃな。だからと言って「おてもやん」はイヤだなあ。
ほんとは好きじゃないのか、おてもやん。
子守歌ソングである。
いま、癒しの歌として寝る際に聴いているのはこんな曲である。
柴草玲の「祭りばやし」そして「前山にて」
熊木杏里の「窓絵」
テレサテンの「つぐない」そして「時の流れに身をまかせ」
ざっとこの5曲だ。
やっぱり子守歌には女性の歌声が最適である。
下手すると、1曲聴き終わらないうちに寝てしまっていることもままあるのである。


 9(日) 腹筋ローラー SW

〔夏休みの終わり〕

▼今日も厳しい酷暑が続く。
しかしながらエアコンの効いている部屋にいるとそんなことなどまったく気付かない。
これが平和ボケと言うものか。
だいぶ違うと思う。
11時2分、テレビに合わせて黙祷をする。

▼ディーラーのY氏から電話があった。
先日、ライスシャワー号を点検に出したのだが、その後調子はどうかと言う。
そのクルマで兵庫県まで来ているのだから調子が悪いわけがないし、エアコンもここ最近にないくらいキンキンに冷えているよと言った。
愛車の調子がいいのは我が気分の調子もいい。

▼今日で夏休みも終わりゆえ、いつも通りの日曜となった。
近くのイトーヨーカドーで買い出しへ。
いつもより人が多い。
夏休みだからに他ならないだろう。
イベント広場にさかなクンが来ていたことからもそれは伺える。
頼んだキャラメルラテがなかなか来なかった。

▼帰って競馬を見たあと、横になりながら高校野球を見ていたらいつの間にか寝てしまった。
寝ていても実況は常に耳から入ってきて、夢とも現実とも分からない状態だった。
目が覚めたら2時間半も寝ていた。危なく大河を見逃すところだったよ。
こんなことで今夜は寝られるのか。
気合いで眠りに入ろうと思う。


 8(土) 166

〔不釣り合いを発見する〕

▼この3日間、けっこうハードに動き回っていたので今日は大人しく、クルマで5分の考古博物館へ行った。
中は涼しくて実に快適である。酷暑にはこんなところが一番だな。
涼みながらぶらぶらと展示物を見て廻った。
それにしても空いている。
みんなどこへ行ったんだ。
きっと海だろうな、やっぱり。
そんな折り、展示物の中にこの施設には不釣り合いなモノを発見した。
スカイラインである。
壁にスカイラインの模型が3台並んでいるのだが、寄りによって土器の中に混じってスカイラインってことはないじゃないか。
見るとそのスカイラインは、ケンメリ、R32型、R34型であり、オレの緻密な分析に寄るとどうやら、クルマも時代と共に形が変わるように土器も時代と共に変わるのだと言うことを示しているらしい。
だいたいそんな様なこと書いてあったけどな。
それにしたって、時代背景が極端じゃないのか、それ。
ともあれ、きっとスカイラインマニアがここにいるに違いない。
オレはそう分析したのだった。

▼さあ夏休みも明日で終わりだ。
気合いを入れて日常に戻すぞ。
自信がない。


 7(金) 腹筋ローラー SW

〔赤穂城へ〕

▼2度寝して起きたら10時だった。
次第にグダグダになりつつある。
これじゃいかんと、己の尻を叩き出掛けた。
今日も城に向かう。3日連続である。
オレは城バカか。
ここから1時間ほどのところにある赤穂城へと行った。
赤穂と言えば、赤穂浪士の忠臣蔵の舞台として有名である。
大石神社の駐車場にクルマを停める。
ここに赤穂浪士が祀ってあり、神社入口までの両脇を義士の石像が立ち並んでいる。
ここを歩くと今にも両脇から浪士が飛び掛かって来そうだ。
ここから歩いて5分ほどのところに赤穂城跡はある。
跡と言うだけあって、ここに建物があるわけではない。
本丸門をくぐるとそこはまるで庭園のようだ。
地面にはその御殿の中に何があったかの間取りが記されている。
この奥の方には天守台があった。
ここに登ると本丸庭園が一望できた。
結局、天守は建造されなかったらしいけれど。

ここが登城33ヶ所目となった。
100名城制覇はまだまだだな。

▼ここから1時間ほどのところにある道の駅「みつ」で腹ごしらえ。
ここから海を眺めると向こうに島が3つほど見える。
スマホで Googleマップを見ると、「男鹿島」「家島」「西島」のようだ。
考えてみたらここは瀬戸内海なのだった。

帰りは思いのほか時間が掛かった。
金曜日でもあるし、明日からお盆休みも本格化するからだろう。
愛車ライスシャワー号は相変わらず元気いっぱいである。


 6(木) 164

〔高校野球開幕〕

▼今日から夏の風物詩、高校野球が始まった。
開会式をじっくり見るのはほんとに久し振りだ。
入場行進にも実に様々な個性があることに気付く。
腕の振り方一つにしてもそうだ。
手のひらを広げて振る選手、握りこぶしで振る選手、中にはあまりに腕を振りすぎて一回転しやしないかと心配になるような選手までいる。
しかしながら、手と足が一緒に出ている選手はいなかったし、靴を左右逆に履いている選手もいなかった。
たいていいるんだけどな、運動会には。
残念ながら「北野たけし」ばりにこける選手もいなかった。
さすがは選りすぐりの選手達である。
感心するところなのか、そこ。

▼昨日の過酷な遠距離ドライブで無惨にも虫だらけになってしまった愛車ライスシャワー号を洗車に連れて行った。
事前に調べておいた場所にその洗車場はちゃんとあった。
平日とあって貸し切り状態だ。
噴射される水を見ると思わず自分にも掛けてしまいたいくらいの暑さだったが、そこはグッとこらえた。
ともあれ、綺麗さっぱりになったライスは実に気持ち良さそうだった。

そして、このすぐ近くにある「宮本武蔵生誕之地」へと再び訪問。
ライスシャワー号と共に写真に収めた。

▼ついでと行っちゃなんだが、この後、姫路城へと向かった。
こないだはオープン直前と言うことで天守に登ることができなかったので、今回はと思い行ったのだが、この暑さとこの人混みで一気にその思いは萎えた。
せっかくなので大混雑の中、汗だくになって姫路おでんを食べたのだった。

こうして夏休みのミッションは確実にこなされている。


 5(水) 

〔松江城、そして出雲へ〕

▼夏休み初日、予定通り島根県へと向かった。
ここへ足を踏み入れるのは初めてだし、ライスシャワー号に取っても初めてのロードだ。
道中渋滞もなくライスは気持ち良く快調に走り、松江城に到着は12時。
平日とあってそれほど混んでいない。
この城はついこないだ日本国宝の認定がされたばかりであり、その幟があちこちではためいていた。
そしてついに松江城へ。
思ったよりも小さく感じるが、黒を基調とした外観はシックでなかなかカッコが良い。
中に入ってまずは柱の穴を確認。
国宝の決め手となった祈祷札が打ち付けられていた釘の穴であり、そんなことはどこにも説明が書かれていないが、こないだたまたまブラタモリで得た情報なのだった。
今日も非常に暑いわけだが、天守の最上階に出るといきなり気持ちの良い風が吹き抜け、ここで大の字になって昼寝したい気持ちに大いにかられたのだった。
ここから松江の街が一望でき、宍道湖も良く見えた。
さすが天守である。

城を降りて、腹ごしらえ。
名物の出雲そばとしじみのおにぎり、そしてしじみ汁。
これで少し生命力が回復し、せっかくここまで来たのだからと、出雲大社へと向かうことにした。
イメージ的にはここからすぐと思っていたが、意外と遠い。
1時間近く掛かって到着。
無料駐車場にクルマを入れ、テクテクと歩いて参道に向かう。
鳥居をくぐってさらに参道を歩く。
途中、あちこちにウサギの像がある。ここは「いなばの白うさぎ」伝説の地であることに気付く。
そして社殿に到着。
吊されたしめ縄がひときわでかい。
通常、神社の拝礼と言えば、二礼二拍手一礼だが、ここはどう言うわけか、二礼四拍手一礼だ。
パワースポットで有名なここ出雲大社だが、オレのパワーはここで一気にダウン。
いきなり睡魔が襲ってきたのだ。
ここを出たあともどうしようもなく眠気は取れず、ひとまず近くの道の駅で寝た。
起きたらすっかり日も暮れており19時を回っていた。
それからひたすらライスシャワー号は走った。
播磨帰還は23時になっていた。
やはり、観光をしての往復600キロのドライブはなかなかきつかったな。
明日は虫だらけになったライスシャワー号を綺麗にしてやることにしよう。


 4(火) 腹筋ローラー SW

〔背中合わせの危険〕

▼先立って苫小牧沖で発生したフェリー火災はオレに取っても衝撃的であった。
なにしろフェリーは毎年の様に利用しているし、今回事故に遭った「さんふらわあ号」は1昨年利用したフェリーなのだ。
だからなおさら他人事には思えないものがある。
今回の事故で船員が1名亡くなったことは残念だが、それでも乗客に被害がなかったことは幸いだった。
それにしても気になるのは、果たしてフェリー内に積載のクルマはどうなってしまったのかと言うことだ。
火災源であったトラックの階は厳しいにしても、乗用車のある他の階は無事だったのか、それとも熱でクルマはダメになってしまったのか。もしそうなってしまった場合、補償はどうなるのか。
その辺の情報がまったく分からないのだが、思わず自分と重ね合わせて考えてしまうのだ。
ともあれ、どこに危険が潜んでいるか分からないのが現実なのである。

▼そんなわけで明日からちょっと早い夏休みに入る。
仕事場で交代で取ることにしたのだ。
いつもなら9連休と言う夏休みだが、今回は5連休。
出張の身であるからそれも致し方ないだろう。
明日は取りあえず松江にでも行こうと思っている。
仕事場にいる島根県出身に聞いたところ、ルートは二通りあるらしく、鳥取廻りで行くと安上がりと言う情報をくれた。
でもオレはきっと最短コースを行くことになるだろう。
怒涛の日帰りコースだからだ。
ともあれ、初めて行く島根県ドライブは凄く楽しみなのである。


 3(月) 162

〔やっぱり分からない〕

▼今日もやけに暑い。
ちょっと油断すると鼻血が出そうな、そんなヒートな一日だった。
仕事が終わって歯医者へ行った。
いつもの通りイトーヨーカドーだ。
記憶に間違いがなければこないだ確か型を取ったはずだ。
今日はきっと被せるに違いない。
となれば終わりも近いだろう。
ややもすれば今日で終わりかも知れないよ。
オレは期待に胸躍った。
やはりいつもより時間が掛かっている。
何をやっているのかは分からない。なにしろお任せだ。
するとどうしたことだろう。
あのグニャッとした感触のモノを噛まされたではないか。
ん? なんかおかしいな。
想像と違う作業に少々戸惑ってしまったが、冷静に分析するとそれは型を取っているのではないか。
オレは恐る恐る先生に聞いてみた。
次回は何をやるんですか?
するとあっさり返答が来た。
「被せます」
今日じゃないのかよーっ!
オレは心の中で叫んだのだった。
やはり歯医者は分からない。


 2(日) 

〔愛車と共に播磨へ〕

▼いよいよ念願のライスシャワー号で出張先の播磨へ向かう。
天気も良く、実にドライブ日和だ。
それにしても暑い。度を超した直射日光だ。
こんなとき、カーエアコンが実に有り難い。
しかしながらこのクルマのウイークポイントの一つがエアコンであり、とりわけ高速走行中のエアコンへの負荷はかなりのものであり、心中どうか頑張ってくれと激励しながらひた走るのだった。
それでも渋滞がなかったのは非常に助かった。
お陰で道中はまったく順調で、14時半には西明石ICを降りることができた。
そしてついに、ライスシャワー号と共に播磨入りを果たしたのである。
相棒が近くにいると言うだけで、なんだか毎日に張り合いが出るような気がするのだ。


 1(土) 

〔愛車絶好調〕

▼公約通り床屋へ行った。
夏休みとあってなかなか混んでいて30分ほど待った。
担当はいつものSさんである。
いきなり、最近ついてないんですよ、と言いだした。
料理中ちょっと指に火傷をしたと言うし、寝ぼけて階段から落ちていま身体のあちこちが痛いのだと笑顔で言うSさんにそれほど心配なさそうだ。
さらに話は続く。
今年は夏を満喫していて、海やバーベキューに行きまくっていること。でもトイレが超汚くてテンション下がりまくったこと。夏のイベントが多すぎて自動車免許取得は諦めたこと。だったら冬に行けばいいじゃないかと言ったら、11月グアムに行くからダメだと言うこと。夏休みは1週間九州へ行くけど気が重いと言うのでどうしてか聞くと、彼氏の実家に初めて行くのだと言うこと。出身地の仙台には名物と言えば、ずんだくらいしかなくて全然美味しくないと言うこと。そんなことを延々とマシンガンの様に喋り続けた挙げ句、彼女はこう言った。
「私、人見知りなんですよ」
はあ?、、、
これほど呆れる発言はないな。

▼久しぶりに乗る愛車ライスシャワー号のエンジンは絶好調だし、エアコンもきんきんに冷えている。
気分が良いのでオートバックスでついカーナビを買ってしまった。
社有車に付いているのと同じ機種にした。
最新なので、道路のないところを宙に浮いて走っていることもない。
この万全の体勢でいよいよ明日、ライスシャワー号と播磨へと向かう。




byクムラ〜




昨日 今日


|Home|