◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/31:パターン化される巡回 /30:秘密兵器なのか /29:思わぬ事態 /28:愛車のために /27:くじ運 /26:何かが飛んでいる /25:街に出る /24:観戦の休日 /23:なくてもやっていける /22:そうは言っても新入社員である /21:今晩のメニュー /20:初胃カメラ /19:なめ回す /18:先を考える /17:3つ目の生誕之地 /16:宮本武蔵生誕之地 /15:見送る /14:のむことを決める /13:不可思議な品揃え /12:このペースでいけば /11:慰める /10:何もない休日 /9:季節を感じる /8:勝手に上げる /7:出張先へ戻る /6:連休最終日 /5:異変発生 /4:再び一旦 /3:世紀の一戦 /2:明石城へ /1:無防備である/

<2015年 5月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

31(日) SW

〔パターン化される巡回〕

▼最近の休日はイトーヨーカドーに行くことが多い。
近いし、なんでも揃うからに他ならないだろう。
店内に入るとまず本屋に行く。
そこで一回りし気に入った本があれば購入。
今日は文庫本を2冊買った。
そこから、ヴィレッジヴァンガードに入り何か面白いものはないかと物色。
こないだ買った日本刀の箸に箸置き付きがあるのを発見しちょっと悔しかった。
そしてレコード屋へ。
今どきレコードってことはないじゃないか。
それでもやっぱりレコード屋と言ってしまうのだった。
CDコーナーとDVDコーナーを一回りする。
来月はミスチルのアルバムが出るのでここで買うことになるだろう。
ペットショップに立ち寄りふと目に止まったのが、ヤドカリである。
昔、ヤドカリを飼っていて、拾ってきた変わった形の貝殻に引っ越しさせるのが面白かった。
なにしろ見ていて飽きないのだ。
ついここに来る度に覗いてしまうのである。
それにしても、ここのヤドカリは派手だ。
貝殻にカラフルなペイントがされているのである。
本人達はさぞかし、はた迷惑に感じているのではないか。
そして最後に食料の買い出し。
まずは、バナナ、そして牛乳だ。これだけは切らしてはならないのだ。
こんな感じで店内を巡回するのがパターンになっているのである。

▼競馬の祭典、日本ダービーだった。
一番人気のドゥラメンテが圧倒的強さで優勝。
2冠達成、新たなスター誕生の瞬間である。
馬券は外れたが、十二分に良いレースを見せてもらった満足感でいっぱいなのだった。


30(土) 222

〔秘密兵器なのか〕

▼休日の今日、取り立てて予定がなかったので、ふと思い立ちドンキホーテへ行った。
そこでまた物好きなものを買ってしまった。
シェイクウエイト。
なんだそれ。
なんだか秘密兵器の様にも思えるが、運動器具に他ならない。
その名は、シェイクウエイト。
普段、腕立て伏せはやっているが、二の腕の運動をやっていないことに気付いた。
かと言って、ダンベルなんて重いモノを出張先に持って歩くわけには行くまい。
そこで見つけたのがこれだ。
シェイクウエイト。
しつこい。
それがどんなものか分かりやすく説明しよう。
一見ダンベルに見えるそれを持って上下に振る。
すると中のウエイトが上下して筋肉に負荷を与える、そんな器具だ。
どうだ、分かりやすいだろう。
果たして効果があるかどうかはわからない。
それは偏に、飽きずに続けられるかどうかに掛かっているのだ。
たいてい飽きるけど。


29(金) 

〔思わぬ事態〕

▼午後、客先との会議のためクルマで大阪に向かう。
会議は14時から。これなら余裕で到着するだろう。
この時はそう思って出掛けた。
高速道路もまったく順調だ。
湾岸道路経由で向かうつもりだったが、京橋インターがとんでもない渋滞だったため、このまままっすぐ阪神高速へ向かうことにした。
そしてまもなくのことだ。
いきなり渋滞である。
ま、これはいつもの混雑渋滞だろう、そう思ったが、ちょっとどうかと思うほどクルマの列は動かない。
いったいなんだってんだ。
ふと頭上の垂れ幕が目に入った。
「神戸線通行止め」
なに!
と言うことはなんだ、この先で強制的に降ろされると言うことか。
案の定、降ろされてしまい、この先は目的地まで延々と下道を走ることとなった。
オレは内心納得がいかなかった。
どうしてもっと手前で教えてくれないんだ。「通行止め」と一言掲示してくれれば済むことじゃないか。
いまさらそんなことを言っても仕方ない。
そんなわけだから会議なんて間に合うわけもなく、到着したらすでにまとめに入っていた。
こんな時どうするか。
わはは…と愛想良く笑って誤魔化すしかないじゃないか。
まさか大阪まで3時間以上も掛かるとは思わなかったよ。
往復の時間で東京まで帰れるな。


28(木) 220

〔愛車のために〕

▼久々に愛車ライスシャワー号の話題である。
と言えば、トラブルの話だと思うだろう。
事実そうである。
いったいどうしたのか。
少し前から後部ウインドウより雨漏りが発生していたのだが、ディーラーに見てもらったところ、ガラスの合わせ目の板金が錆びており、あれこれ手を尽くしたが結局ディーラーではどうしようもないとさじを投げられた、そんな一件があった。
取りあえず、シーリングテープ、つまりビニールテープで凌いでいるのだが、いつまでもそうしているわけにもいかないので、昨年、全塗装をしてもらったショップに問い合わせてみた。
オレが、なんとかなるかな、と聞くと、なんとかなると言う。
おお、一筋の光明が見えてきたぞ。
ただし、問題は費用だ。
まずは必要な部品。
ガラスモール6万円、内装ピラーカバー両側2万1千円。
そして作業費用。
ガラス脱着費2万5千、内装諸々取付費用3〜5万、そして問題は板金修理費用だ。
これは実際に見てみないと分からないらしく、最低でも5万は掛かるだろうと言うことだ。
と言うことは、合計にして最低20万と言うところか。
場合に寄っては30万程度覚悟しなければならないだろう。
どうしますか、と聞くので、オレは迷わず言った。
やってください。
現在出張中、乗ってもいないクルマに30万である。
だがしかし、オレは決めている。
意地でもとことん乗り続けると。
そんな決心をしながら改めてつくづく思うのだ。
車庫が欲しい。


27(水) 

〔くじ運〕

▼たまにはスーパーとか生協ではなくコンビニへ、と思いセブンイレブンに立ち寄った。
店内に入った途端オレは、しめた、と思った。
別にドアを閉めたからではない。
例のあのくじをやっているからだ。
700円毎に1回引けるくじである。
実はこのくじ、オレは十中八九当たるのである。
もともと当たりが多いのかも知れないが、オレの前に買った客は二人とも外れていた。
そしてオレの番。2本引いた。
当たった。
それも2本ともだ。
賞品はバニラモナカジャンボとデカビタCである。
この様にセブンイレブンのくじ運はすこぶる強い。
これが少しでも馬券運にいってくれないかと、遠い目をしながらオレはモナカアイスを食べるのだった。


26(火) 

〔何かが飛んでいる〕

▼いったいなんなんですかね?
そう言って鼻を「きゅしゅんきゅしゅん」させてるのは、SHである。
もう5月も終わりだと言うのに花粉症の症状がいっこうに治まらないのだ。
オレでさえとっくに終わったと言うのにな。
それにしても、この時期に飛んでいる花粉と言うのはなんなんだろうか。
もしかしたら花粉ではないのではないか。
じゃあ何か。この地域特有の何かだ。
思い当たることと言えば、そこらじゅうにまるで虫食いの様にある池であり、となれば、そこに生息しているヌートリアだろう。
きっと、そのアレルギーに違いないのだ。
だがオレはいまだに目撃したことがない。
池の横を通るたび目を皿のようにして見るのだが、まったくいる気配がないのだ。
もしかして、デマなのか。いや、きっといるに違いない。
ヌートリアをこの目で確認するまでは帰ることなどできないだろう。
この際、SHの花粉症などどうでもいい。
とにかくヌートリアだ。
それが必ずや解決の糸口になることだろう。
なんの?


25(月) 218

〔街に出る〕

▼天気も良いしかなり暑いことになっている。
そろそろ熱中症に気を付けなきゃな。
まずは一にも二にも水分補給だ。
あとはできるだけさぼる。これだ。

▼午後、高速道路を走って約40分。
打ち合わせのため営業所のある神戸三宮へ。
やっぱり神戸は賑やかだ。
普段住んでいるところとはまるで違う。
なにしろ久しぶりに都会に来たと言う感じがするのだ。
道行く人々もなんだかお洒落だしな。
たまには街に出ないとダメだな、と改めて思う。
どうしてかと言われてもよく分からないけど。

夕方まで所長と密談。
なんだ、密談て…
そう言うとなんだかかっこがいいじゃないか。
その実、ただ二人で話しただけなのだった。


24(日) 

〔観戦の休日〕

▼WOWOWで総合格闘技UFCを堪能した後、あまり時間がなかったが慌てて買い出しに出た。
イトーヨーカドーでバタバタと日用品や食料を買い、すぐに帰宅。
そしてオークス観戦。
1番人気ルージュバックは2着に敗れ、相も変わらずオレの馬券は負けっ放しだ。
やけになってゴロンと横になりながら大相撲千秋楽を見る。
いつの間にか寝てしまい、ハッとして飛び起きる。
三役の取組はまだだった。
危なかったぜ。
かくして大相撲千秋楽は照ノ富士が初優勝。
白鵬時代の終焉が少しずつ見え始めたわけだが、結局台頭してくるは日本人ではなく、モンゴル人だ。
こうなると、表彰式の国歌斉唱が君が代ってのもだんだん違和感を覚えてくるな。
かと言って、モンゴル国家が流されると非常に困るわけだが。
あくまでも相撲は日本の国技なのだ。
だからこそ、本来は日本人が中心となって盛り上げなくてはならないのだ。
こんなことを言い始めていったい何年経ってると思うんだ。
疲れたよ、オレは。
果たして次に出てくるのは誰かと考えると、やっぱり日本人の顔は浮かんで来ないのだった。

▼昼に買い出しに行ったイトーヨーカドーのヴィレッジヴァンガードでアクセサリーハンガーを買った。
オレにしてはずいぶん洒落たものを買ったもんだな。
これでその辺に無造作に転がしていた愛用グッズの居場所ができると言うものだ。


23(土) 216

〔なくてもやっていける〕

▼コンビニで電気料金の支払いを済ます。
今月は、2000円弱だ。
水道料金もコンビニで払っているわけだが、少し気になることがある。
ガス料金の支払いである。
ガスは自動引き落としにしてくださいと業者が言うので、仕方なくクレジット支払いの手続きをしたのだが、それなのにだ、これまで一度もガス料金の引き落としがされた形跡がないのだ。
いったいどうなってるんだよ。
手続きは確かにしたはずだ。証拠の写メも撮ってある。
もし、料金未支払いとか言って急にガスを止めやがったらどうなると思う。
きっとこうなることは目に見えているだろう。
「水シャワーでビシッと身も心も引き締まる」
修行かよ。
思えばこのところなかなか良い陽気になったことだし、ガスはなけりゃないで意外とやっていけそうだな。
そんなわけだから、取りあえず、ほっとこう。

▼さあ、今週の業務も無事終了だ。
明日は、たんまり寝て、UFC見て、オークス見て、相撲を見る一日にしようじゃないか。
きっとそれで終わりだな。
取りあえず、マックスバリューで主食のバナナと源氏パイを買って帰るとしよう。
ガスはなくてもバナナがなけりゃやっていけないのだ。


22(金) 

〔そうは言っても新入社員である〕

▼大阪支店から新入社員研修のため連休明けから来ているのは、O田である。
新入社員と言っても42歳である。
しかし、歴とした新入社員だ。
恰幅の良さは誰も新入社員とは認めない。
知らない人が見たら、まるでオレの上司だ。
そんな奴なのだが、このO田がなかなか変わっている。
自宅は京都であり、当然通うことは難しく近くに泊まっているのだが、聞くと、昨日は加古川、今日は明石、明日は三木と言う風に、毎日毎日宿を替えていると言うではないか。
しかも、ビジネスホテルならまだしも、ネットカフェやらサウナなどにも泊まってしまうと言うから、どれだけこの出張で羽を伸ばしてるんだよ。
本人は言う。
毎日楽しいです。
ああ、そうだろうな。ま、それも今のうちだろう。
研修が終われば厳しい現実が待っているのだ。
O田の研修は今月いっぱいである。

▼さあ、今週も明日の業務で終わりだ。
金曜の夜はコンビニで大スポを買うことになっている。
G1があるからな。
因みに言うと、今週はオークスである。
帰宅するなり、取りあえず新聞を眺め、いつの間にか印を付けている。
気が付けば1時間も経っているじゃないか。
つまり、競馬を考えることでさりげなく現実逃避を図っているのである。


21(木) 214

〔今晩のメニュー〕

▼播磨に来て今日でちょうど72日目。
来た当初はまだ肌寒かったが、今はもうすでに暑いくらいになっている。
このところ天気も良くて気分的に仕事もはかどる。
7時には仕事を終え、薄明るい中を帰る。
そして途中で晩飯を買って帰るのだが、このところはだいたい生協かマルアイと言う地元御用達のスーパーがお決まりのパターンになっている。
このくらいの時間になると品揃えもずいぶん少なくなっているが、その代わり割引き商品が多いのでお得だ。
改めて言うが相変わらず主食はソバだ。
だがしかし、はっきり言わせてもらえば、いい加減飽きたよ。
声を大にして言おうじゃないか。
オレはソバのために働いてるんじゃないぞ。
だからどうした。
そんなわけだから、今夜は割引きになった刺身と油揚げが豪華なサイドメニューなのだった。


20(水) 

〔初胃カメラ〕

▼2月の健康診断の際、胃のレントゲンで不具合かも知れないものが見つかり、しばらくほっといたもののやっぱり気になったため、ここ出張先で人生初の胃カメラ検診を行なったのだった。
検査室に入ると、まず、妙な味の液体をコップで半分くらい飲んだ。
胃の中を良く見える様にするものらしい。
次に、今回鼻からカメラを入れると言うことで、鼻孔にスプレー状のものを噴霧した。
やけにスースーする。
このまま10分ほど待ち、いよいよ診察台へ。
仰向けになると、今度は鼻から液体が流し込まれてきた。
その状態で待っていると、先生が話し掛けてくる。
東京から来てるんですか。こっちの食事はどうですか。粉モノはたくさん食べましたか、などと、やけに気さくに話し掛けてくるのだ。
なんの時間稼ぎなんだ。
さっき流し込まれた麻酔が効くのを待っているのである。
まもなく、鼻から喉までの感覚が鈍くなってきた。
そしておもむろに何か硬いモノが喉に入ってくるではないか。
なんだこれは。
カメラだろ。
しかし、不思議と痛みはないし、関西弁で言う、えづくこともない。
自分の胃をモニターで見ながら先生からの説明を受ける。
何か変なモノが映らないか、必死に見た。
すると先生が「これです」と言う。
見るとほんの少し出っ張ったいぼのようなものあった。
これが、診断のときにレントゲンに映った例のものらしい。
先生は言う。
「これはまさしく、健康なポリープです」
驚かせやがって
とにかく、何ら問題のないポリープと言うことだ。
かくして、検査は無事終了し、異状なしと言うお墨付きをもらって病院を後にした。
こんなに楽な胃カメラなら、バリウム飲んでレントゲンなんかよりよっぽど良いな。
ともあれ、思い切ってやって良かったよ。
これでまた思う存分身体を酷使することができる。


19(火) 212

〔なめ回す〕

▼スーパーで晩飯の買い出しをしていると、お爺さんが腰をかがめて何かやっていた。
遠目に見ているとなかなか動かない。
どうやら何かを必死に見ているようだ。
いったい何を見ているのかと近寄って見た。
すると、どうしたことだろう。
驚いたことにそのお爺さん、ルーペを使って弁当を見ているではないか。
まるで何かを観察するかのように、じっくりじっくり隅から隅まで、なめ回すようにして見ているのだ。
いくつもの弁当をひとしきり観察したあげく、結局何も手に取らずその場から離れて行った。
博士かよ。
思わずそう言わずにいられなかったが、もしかしたらただの神経質なお爺さんかも知れないし、食品に対しのっぴきならないこだわりがあるのかも知れない。
ともあれ、こんなになめ回した弁当はいらないよ。
買ってるかも知れないけど。


18(月) 

〔先を考える〕

▼昨年仙台へ異動となった元上司から電話が入った。
今年は北海道には帰らないのか、と言う。
聞けば、せっかく仙台にいるので今年の夏休みはクルマで北海道へ行こうかと考えているらしい。
その場合、フェリーは青森からが良いのか、大間からが良いのかと聞く。
楽なのは青森からだし、安いのは大間からです、と答えて置いた。
時期が合えば一緒にどうだ、と言うが、今年は盆時期に帰省することができない。
その頃はまだ、ここ兵庫にいる予定だからだ。
そう考えるとまだ先は長い。
と言っても、ここへ来てもう2ヶ月過ぎたけどな。
終わってみれば、きっとあっと言う間なのだろう。
だが今はまだ先は考えまい。
気が遠くなるからな。


17(日) 210

〔3つ目の生誕之地〕

▼宮本武蔵の出生地には3つの説がある。
ひとつは、岡山県英田郡大原町宮本。ここへは数年前に行った。
兵庫県揖保郡太子町宮本。つい昨日行った。
そしてもうひとつは、兵庫県加古川市米田町である。
調べると、すぐそこじゃないか。
さっそく行ってみた。
クルマで15分。
駐車場がない様なので近くのスーパーにクルマを停めた。住宅地の路地を歩いて行くと、立て看板が目に入った。
「宮本武蔵・伊織生誕の地碑」と書かれた立て看板。その頭に矢印が付いている。
それにしたがって歩いて行くとまもなく寺があり、入っていくとすぐに、武蔵と伊織の立派な銅像が建っていた。
さて肝心の石碑はどこにあるのだろうと、寺の中を見渡すが見当たらない。
寺を出て適当に歩くと公園があった。
もしかしたらと公園の脇の道路を入って行くと、目的のモノはそこにあった。
立派な石碑が幾つもある。
独行道が記された碑、武蔵・伊織について説明の記された碑、中でも目を引くのは、宮本武蔵・伊織生誕之地の碑であり、なんて馬鹿でかいんだよ。
見たところ何トンもの重量があると思われるが、こんな狭いところに良く設置できたものだ。
敷地の傍らに「宮本武蔵資料館」なる建物があったが、鍵が閉まっていた。
入るためには事前に申し込みが必要なのだろう。
それにしても、昨日行った太子町に比べると力の入れ具合が違う。
寄付金集めもよほどの気合いがないとできないだろう。
大河ドラマの時にはさぞかし訪問者が多く来て賑やかだったのではないか。
そんなことを思いながら、オレは「宮本武蔵生誕之地」3ヶ所をすべて制覇したその満足感でいっぱいなのだった。
実際、来ると行ったってなかなか来られるもんじゃないからな、こんなマニアックなところ。


16(土) 

〔宮本武蔵生誕之地〕

▼雨が上がった頃を見計らってクルマで1時間ほど走った。
兵庫県は太子町にそれはあった。
宮本武蔵生誕の地。
そう記された看板が立っているその公園は何の変哲もない公園だ。
見たところ、人っ子一人はおろか、犬っころ一匹もいない。
なんて寂しいところなんだ。
公園を入っていくと、神社の鳥居が見えてきた。
そのすぐ横に、宮本武蔵生誕之地と記された石碑が立っている。
立て札には、この地が武蔵の生誕の地であることの説明が書かれているが、はっきり言ってこれだけである。
以前行った、岡山県の美作なんて、村が一体となって「武蔵の里」絶賛キャンペーン中だったぞ。
宮本武蔵駅なんて駅まであったしな。
それに比べて、ここはなんて地味な扱いなんだ。
それも仕方ないと言えば仕方あるまい。
その昔、この辺一帯が大火事となり、証拠となる資料がほとんど焼けてしまったらしいのだ。
残念だなあ、ほんと残念だ。
何か目玉となるものが発見されればな。
例えば、刀なんか最高だな。
そんなものが発見されれば、かなり盛り上がると思うのだが。
それでも、パンフレットは置いてあったし、その当時からあると言う椋の木もあった。
精一杯、武蔵のいた頃の時代を感じながら、呆けた顔でそれらを眺めたのだった。

▼ここから30分ほどのところにある龍野城へ行ってみた。
天守はないが、なんとも趣のある風景がそこにはあった。
歩いているとなんとなく歴史を感じるから不思議だ。
おもっきり早歩きだったけど。


15(金) 208

〔見送る〕

▼IYの最終日、みなで昼を食べたあと、東京へと旅立つIYを見送った。
数時間してメールが入った。
「愛知県に入りました。長島パーキングで足湯に浸かってます」
ここを離れ緊張感がなくなったのか、もうすっかり脱力してるじゃないか。
気持ちも分からないでもないけど。

▼帰宅しテレビを見ていると、興味を引くニュースが目に入った。
松江城が国宝になると言うではないか。
これまでに、松本城、彦根城、犬山城、姫路城の国宝4城はすべて制覇している。
だがしかし、5つ目の国宝城となったこの松江城へはいまだ行っていないのだ。
しかも、島根県自体も未踏の地なのである。
だとしたら行かねばなるまい。
ここ兵庫県にいるうちにな。
それでも遠いだろうけど。


14(木) 

〔のむことを決める〕

▼滋賀にいるN氏がこないだまで入院していたと言う噂を耳にし連絡してみた。
会社に電話したらちょうど本人が出た。
開口一番「ひさしぶりーっ」とN氏。声は元気そうだ。
聞くと、直腸ガンの治療で入院していたのだと言う。
2年ほど前から身体に兆候らしいものが出ていたらしく、たまらなく診てもらったらそう言うことだったらしい。
もう一度、2週間ほど入院すれば治療は終了とのこと。
とにかく無事で良かったと思う。
それにしても、2年間もほったらかしはどうなんだ。
本人も、もっと早く診てもらえば良かったと悔やんでいる。
オレは意を決し決めた。
こうなったら胃カメラを呑もうじゃないか。
2月の健康診断で胃に異常かも知れないものが見つかっており、要検査の結果が出ているのである。
だったら呑むしかないだろう。
初めての胃カメラを。

▼IYの出張が明日で終わりと言うことで、近くの焼鳥屋で最後の晩餐をしたのだった。
「先に東京に帰ります」
そう言うIYの顔はなんとなく晴々としている。
そりゃそうだろうな、帰れるんだからな。
最後にオレは言った。
「じゃあ東京でな」
そうは言うものの、東京で再会するその日はまだずっと先なのだった。


13(水) 204

〔不可思議な品揃え〕

▼百均で買ったハンドソープがいまいちだ。
水切れは悪いし、そもそもさっぱり泡が出ないのだ。
そんなもの石鹸とは言えまい。
じゃなんだと言えば、こう言うことだろう。
少しヌルヌルする液体状のモノ。
そんな意味不明なモノ使えるか。
そんなわけで、泡の出るハンドソープを買い求めに晩飯の調達を兼ね、意気込んでマックスバリューへ立ち寄った。
するとどうだ。
にわかに信じられなかったが、オレは驚愕の事実を目の当たりにしたのだ。

詰替用はこんなにたくさんあるのに肝心の容器がひとっつもないじゃないか。

同じところを3回廻ったが、やっぱりない。
なんだか知らないが、無性に腹が立ったぞ。
もう少ししっかり商品をチェックしたらどうなんだ。
危うく、お客様アンケートに投函するところだったのです。
もし、次行ってなかったら、怒るぞ。
だけど安いから、また来ます。


12(火) 

〔このペースでいけば〕

▼台風が来ているのだった。
まだ5月だと言うのに、いったい何だ。
聞けばすでに6号だと言うではないか。
雨は午前中に降り出し、やがて午後には豪雨となった。
まさに台風直前と言った様相だ。
慌てて帰宅しテレビを点けると、すでに台風は温帯低気圧に変わったとのこと。
まったく驚かせやがて。
と言ってる間に、性懲りもなく7号が来てるじゃないか。
今年の台風、オレの緻密な計算によると、このペースでいけば28号までいくのではないか。
その曉には是非ともその台風に、鉄人28号の名前を与えてやって欲しい。
来て欲しくないけどな、そんな強そうな台風。


11(月) 202

〔慰める〕

▼ずらして連休を取っていたSHが東京から戻ってきた。
見るとどうしたわけか、いつも冴えない顔がいっそう冴えない顔をしている。
どうかしたのか、と聞くと、SHはこう言ったのだ。
「別れちゃいました」
連休中向こうで彼女と会ったらしいが、けっこう深刻な話になったらしく、結局のところ彼女の方から別れ話を切り出してきたのだと言う。
とどのつまり、ふられたと言うことか。
原因はなんなんだと聞くと、遠距離だと言う。
やっぱりな。
遠距離がうまくいくわけないと思ったんだよ。
なにしろ、相手は郡山だからな。
さらにおまえは今ここにいる。
そもそもいったいどうしてそんな話になったのか、そのきっかけはなんだと聞くと、SHは彼女にこう言ったのだと言う。
「うちの会社は結婚してもどこに行くか分からないよ」
バカだな、そんなこと今の段階で言わなくたっていいじゃないか。
そんな先のことをああだここだ言ったら不安になるに決まってるだろ。
でもま、遅かれ早かれこうなる運命だったのかもな。
だとしたら早く結論が出て良かったかもよ。
おまえは自由だ。
さあ、大きく羽ばたくんだ。
オレはそう言って慰めたが、まったくピンとした顔をしてないぞ、こいつ。
だいじょうぶか、おまえ。
どうやら今週は、SHを慰める会を開かねばならないようだ。


10(日) 

〔何もない休日〕

▼昨夜寝たのが2時近くだったと言うのに6時に目が覚めてしまった。
と言っても、いつまでも布団の中でまどろんでしまい結局起きたのは9時だ。
さして予定もないのでその後もうだうだと過ごし、気が付いたらNHKマイルカップは発走の時間となっており、馬券は見事に撃沈していた。
やっぱりな、とまるで他人事の様につぶやき、そして外に出た。
近所をふらふらと散歩。
付近の池を2ヶ所ばかり廻った。
しかし、目当てであった、この辺の池にはどこにでもいると言うヌートリアにはついにお目に掛かれなかった。
とてもいるように見えないよ。
なにしろ池と言っても周囲はすっかりコンクリートで整備されているのだ。
これじゃヌートリアに取って居心地がいい住処とは言えない。
がっかりした足取りで生協へ買い出しに行く。
ふと時計を見ると17時を廻っているではないか。
今日から大相撲が始まるのである。
急ぎ足で戻りテレビを点け、そして観戦。
白鵬が逸ノ城に敗れる波乱。
良いモノを見たという満足感。
そんなまったりな感じな一日だった。
さして何もない休日もいいもんだ。


 9(土) RUN5.7km

〔季節を感じる〕

▼本日、今週の業務無事終了。
2日しか働いてないけど。
まだ明るいうちに帰れる嬉しさよ、ああ嬉しさよ。
そして一週間の締めはランニング。
すっかり気候も良くなり、走るには絶好だ。
少々コースを変えて走ってみたら、予定距離をオーバーしてしまった。
そんなわけだから、暑いぞ暑い。
こんな時、頭を過ぎるのはこれだ。
「ああ、牛乳を一気飲みして大の字になりてーっ」
走り終えるなり牛乳を一気飲みしたものの、汗だくでとても大の字になんかなれないじゃないか。
つまり、そろそろこの部屋にビーチチェアが欲しい季節である。


 8(金) 200

〔勝手に上げる〕

▼早いもので今年もまた自動車税の時期がやってきた。
この地域の広報を何気なく見ていると、聞き捨てならないことが書いてあった。
自動車税が引き上げられたとあるではないか。
しかも許せないのはこれだ。
「車齢11年超のディーゼル車、車齢13年超のガソリン車・LPG車がおおむね10%から15%に引き上げられました」
なんだとーっ!
ふざけるのもいい加減にしろ。
誰が上げて良いと言ったんだ。
これじゃ、古いモノを大事に使う者イジメじゃないか。
もし、これを機に古いクルマを大量に処分する事態になったとしたら、どれだけ環境に悪いと思ってるんだ。
それとも、内需拡大のためにクルマをどんどん買い換えましょうと言うことなのか。
それにしてもこんな制度、誰も反対しなかったのだろうか。
知らないうちに次々と勝手に裏で制度が決められることがなんだか憤懣やるかたないのだった。


 7(木) 

〔出張先へ戻る〕

▼朝起きて鼻血。
花粉症の終焉を示す鼻血だ。
ああ、なんて清々しいんだ。
鼻血出して清々しいってことはないじゃないか。
外に出ると、どうやら雨が降ったようだ。
せっかく洗車した愛車ライスシャワー号がすっかりまだらになっている。
屋根付きのガレージが欲しいと今さらながらに思うのだった。

出張先の兵庫県に向かった。
連休も終わったとあって渋滞はない。
何度か仕事の電話が入るがエンジンの音がうるさくて良く聞き取れず、適当に返事をする。
結局、ノンストップで走りきった。
14時着。
こんなに早く着くとは、なんだか得した気分だ。
さっそく最寄りの生協に寄り、食料の買い出し。
そしてアパートに帰還。
ついさっきまで東京にいたことがなんだか幻のようだ。
少し寝るかと横になるが、ドライビングハイのためかさっぱり寝られない。
さあ、明日からまた本格的に仕事再開だ。


 6(水) 196

〔連休最終日〕

▼連休最終日の今日、明日からの英気を養うため思い切って寿司を食べに行った。
なにしろ糖質制限してからと言うもの食べていない。
いつからだったかなあ。今年初めてなはずだ。
よくぞ我慢したものである。
明日からまた過酷な日々が続くのだ。今日くらいはいいだろう。
と言うことで、イクラ、ウニ、生シラス、ずわい、つぶ貝、赤貝、カラス貝、つぶ貝と贅沢三昧だ。
これだけ食べたら消費しなくてはいけないだろうと言うことで、夜はしっかり腕立てで気合いを入れ直した。
さあ、明日はまた出張先の兵庫県へと向かう。
連休が終わった翌日を移動日としたのは賢明と言えよう。
なんせ長い旅路だからな。
ふと思う。
次は新幹線にしよう。


 5(火) 

〔異変発生〕

▼床屋へ行く途中、愛車ライスシャワー号に異変が起きた。
突然、タコメーターが動かなくなったのだ。
一瞬、エンジンが止まったのかと思ったが、止まったのはタコメーターだけだ。
取りあえず走行には支障がないものの、普段動いているものが動いていないのは、なんとも寂しい限りだ。
またディーラー行きかよ、と呟いたら、突然タコメーターが動き出した。
居眠りしてたのかよ、おまえ。
愛車に向かってそんなツッコミをしたが、なんにせよ、ホッとしたのだった。

▼そして床屋へ。
ゴールデンウイークとあってさすがに空いている。
連休中に来ると思ってましたよ、と言っていつもの女性スタッフSさんに迎えられる。
このSさん、どうやらこの夏に向けてダイエットをしているらしく、夜はもっぱらそれ用のダイエット食品を飲んでいるとのことだが、とてもまずいらしい。
そりゃ仕方ないだろ、それで効果は出てる? と聞いたら、こんな返事だった。
初めてまだ3日です。
間に合うのか、それで。
そんな相変わらずの拙い雑談が続き、気が付いたら終わっていた。

▼帰りにコイン洗車場に寄り、愛車ライスシャワー号を洗車。
とても気持ち良さそうに水を浴びていた、様に見えた。
またいつ洗ってやれるか分からないからな。


 4(月) 

〔再び一旦〕

▼朝8時半に播磨のアパートを出発し、自宅のある東京町田に向かった。
ゴールデンウイーク真っ直中とあって高速はやっぱり混んでいる。
事故も4件ほどあった。
先週帰ったときとはわけが違う。
きっと、遅くなればなるほど渋滞はひどくなるに違いない。
そう思ってほとんど休憩を取らずにひた走った。
帰還は17時。
しっかり9時間掛かった。
それでも無事、帰って来られた安堵感で家に入った途端、大の字になった。
しばし呆ける。
アメリカ軍戦闘機の飛ぶ音がなんだか懐かしかった。
取りあえず明日は、床屋に行こうと思う。


 3(日) 

〔世紀の一戦〕

▼ボクシング世紀の一戦は、メイウェザーvsパッキャオであった。
いつものように WOWOW のオンデマンドでワクワクしながら観戦。
試合は一進一退、双方とも有効打のないまま終了のゴング。そして判定へ。
見たところ、僅差でパッキャオ優勢だったのではないかと思っていたが、結果は、予想以上のポイント差でメイウェザーの勝利が告げられた。
常にアグレッシブに攻撃していたのはパッキャオに見えたが、審判は、パッキャオのパンチはさほど当たっておらず、それよりもメイウェザーの防御力の方が勝っていたと判断したと言うことか。それでもこのポイント差はいまいち納得がいかない。
ボクシングビジネスとして考えたときにメイウェザーの方がこれから先も使えると判断した結果なのかも知れない。
そうは思いたくないが、なにしろ48戦全勝のチャンピオンだ。
話題作りには今後もまだまだ事欠かないのである。

▼天皇賞のゴールドシップ優勝を見届け、買い出しに出たら雨が降り出した。
明日も天気が悪いと言う。
そんな中、東京に戻ろうと思う。
渋滞は覚悟の上だが、どうかお手柔らかにお願いしたい。


 2(土) 192

〔明石城へ〕

▼出張へ来て姫路城、竹田城へと廻ったわけだが、今日は明石城へと行ったのだった。
明石城はここから30分ほどと至極近いところにある。
現地へ行くと、あまりもの人の多さに驚いた。
屋台も多く出ていて、ここは明石市民の唯一の憩いの場じゃないかと思うほどの賑やかさだ。
肝心の城の方はと言うと、明石城にはもともと天守はなかったらしい。
天守台は残っていることから、建てる予定はあったのかも知れない。
建てそびれたのかもな。
いまは2基の櫓が残っている。
それよりも何よりも今日まで知らなかったのだが、明石城には意外なモノがあった。
「武蔵の庭園」である。
武蔵は明石城主、小笠原忠政から明石の町割りなどを任されたと言うではないか。
こんな近くに武蔵ゆかりのモノがあったとは。
武蔵ファンとしては嬉しい限りである。
そんな由緒ある庭であるが、そんなこととはまったく無関係に多くの子ども達が水遊びではしゃいでいた。
諸説ある宮本武蔵の出生地は定説である岡山県美作ではく、実は播磨国だったと言う説もあるし、まだまだゆかりの地を巡るチャンスはありそうだ。

▼ここで初めて明石焼きなるものを食べた。
見た目はたこ焼きで、明石焼きにもタコは入っているが、違うのはつゆに付けて食べるのと、食感がとろとろであることだ。
これはこれでなかなか旨い。
非常に暑かったので、いっそう熱かったけどな。


 1(金) 

〔無防備である〕

▼部下SHの机にはサイフが置きっぱなしになっている。
注意するのだが、いつも札入れはおろか小銭入れまで、でん、と起きっぱなしなのだ。
如何にも盗ってくださいとでも言わんばかりじゃないか。
SHの無防備さには呆れるばかりだが、その無防備さはそれだけではない。
SHはこんなことを言い出したのだ。
こないだ行った竹田城の「たけだ」って、武田信玄の「たけだ」ですか?
何を言ってるんだ、おまえ。
そもそも、字違うし。
それで良く、竹田城へ行きたいなんて言ったな。
この様に、まったくもって知識的にも無防備なSHなのだった。

▼今日も暑かった。
金曜の夜は、コンビニで大スポを忘れない。
今週末はG1開催であり天皇賞だからだ。
それだけでなんだか気分は高揚する。



byクムラ〜




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