千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/30:カメ虫がそこにいた /29:往復の復である /28:だから明日にする /27:いったんである /26:竹田城へ /25:季節の終わりに /24:多過ぎると思う /23:チャイムが鳴った /22:季節がオレだけを変える /21:未知の生物 /20:城巡りを考える /19:おやつなのか /18:水道料金 /17:思わぬ同志 /16:カタカタの原因 /15:初光熱費 /14:不変の機械 /13:北海道のカップ焼きそばである /12:絶対はあるか /11:接待で一週間を終える /10:特別仕様なのか /9:地域性 /8:寒さに堪える /7:なんとかなる /6:一人目が来る /5:劇的変化 /4:充実だった /3:取得すべきである /2:しゃくである /1:生活の知恵/
<2015年 4月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 30(木) 188 〔カメ虫がそこにいた〕 ▼クルマに乗り込みふと見ると、フロントウインドウにカメ虫が止まっていた。 外かと思って良く見ると車内である。 これは困ったぞ。 並の虫であれば、つまんでポイなのだが、なにしろ相手はカメ虫である。 下手に刺激を与えれば、とんでもない臭いを発することとなるだろう。 オレは慎重にティッシュを近づけた。 けっして摘むことはしない。 ティッシュにとまらせて外にポイする作戦だ。 だがしかし、なかなか動いてくれない。 それでもなんとかしてティッシュに移動させることに成功した。 オレはすぐさま窓を開け、カメ虫を放り出そうとティッシュを振った。 見ると、そのカメ虫はまだティッシュに食らいついている。 さらに強く振った。 まだしがみ付いている。 なぜこんなに必死になるんだよ、おまえ。 オレは、うりゃーっ、と気合いを入れ、ありったけのスピード&パワーでティッシュを振った。 その瞬間、カメ虫はティッシュから離れ、ブーンと飛んで、再び車内に入りました。 カメ虫に翻弄されるオレを客観的に見ると、なんだかとても人間が小さく見えた。 なんてバカらしいんだ。 こんなことをやってる暇はないぞ。 オレはひとことそう呟き、颯爽と今夜の晩飯を調達に行ったのだった。 29(水) 〔往復の復である〕 ▼さあ、気合いを入れて播磨に戻ろうじゃないか。 朝8時半に自宅を出た。 その程度の気合いである。 高速に乗るや否やいきなりの事故渋滞にげんなりする。 ここで30分ほどのロスをしたがその後順調。 と思いきや、四日市から亀山まで渋滞に見舞われる。 それでも午後3時過ぎには着いたのだから上出来と言えよう。 播磨はなんだか久しぶりの様な気がするが、ここを出たのはほんの一昨日だよ。 ここ数日、移動距離が多すぎて感覚が麻痺しているようだ。 途中で買った久しぶりの赤福の味は疲れた身体に格別だった。 28(火) 〔だから明日にする〕 ▼今日は千葉県は袖ヶ浦まで客先と同行であった。 滞りなく無事業務は終わり帰路に着く。 すでにアクアラインは渋滞し始めている。 海ほたるに寄ると、浮かれた若者らが大量におり、そこはすっかりバカンス然となっていた。 出張先へは今日戻ろうか明日戻ろうか迷っていたが、きっぱりと明日に決めた。 こんな浮かれた時期に暗い中を延々と走るなんて気分的にできるわけがないじゃないか。 どうせなら少しでも浮かれ気分を味わいながら高速を走りたいのだ。 クルマは社有車だけど。 明日は再び、兵庫県は播磨からお届けすることとなる。 27(月) 〔いったんである〕 ▼明日、客先と千葉へ同行のため、本日いったん帰宅となったのだった。 途中の休憩は、御在所SAと足柄SAの2ヶ所のみ。 かなり順調な道程となり、7時間半で無事帰還。 駐車場に鎮座する愛車ライスシャワー号を確認。 なんて汚い格好をしてるんだ。 と言っても、野ざらしなのだから仕方がない。 さっそくコイン洗車場へと行き、綺麗さっぱりと長い間の埃を洗い流した。 ああ、なんて気持ちがいいんだ。 今だけだけど。 なぜなら、明日は千葉へと仕事に行き、明後日再び兵庫へと戻るのだ。 だけどもだ、汚い愛車をそのまま見過ごすわけにはいかないじゃないか。 単に気持ちの問題であるが、どうしたって気が済まないのである。 26(日) 〔竹田城へ〕 ▼朝5時、予定通りIYとSHと共に竹田城へと向かった。 道中、まったくもって渋滞はなく、それどころか他のクルマにほとんど出くわすこともなく、現地に1時間15分ほどで到着した。 まず、竹田城を見下ろすことができると言う立雲峡へと登った。 駐車場にクルマを停め、展望台に向かう。 なかなかどうしてしっかり山登りだった。 やはり雲海の発生は適わなかったが、それでも青空の下にそびえる竹田城をしっかりこの目に望むことができた。 何も食っていなかったのでいったん降りてローソンで朝食を摂る。 まだ店など開いていない時間だ。 そして竹田城跡へと向かった。 駐車場から約2.1km 往復約 10、000 と書いてある。 ところがこのとき、まさかこんな厳しい道中になるとは思いもしなかった。 竹田城跡まではほとんど舗装された道路を歩いた。 500円の観覧料を支払い中へ。 廻りに何の建物も目に入らないその風景は、一種独特な雰囲気を醸し出している。 これが天空の城と呼ばれる所以と感じる。 自然石を加工せずに積み上げた野面積みのその石垣はまさに遺構と呼ぶに相応しい。 しっかり目に焼き付けて城跡を降りる。 途中、石段が目に入り、せっかくだからここを降りてみようぜ、と言ったのが運の尽きだった。 階段が急だったこともあり、これがきついのなんの。 やっとのこと下まで降りると神社があった。 ここで一休憩し、抜けると竹田駅へと出た。 と言うことは、元の駐車場に戻るには再びいま来た石段を登らねばならないのだ。 降りるのも大変だったと言うのに、なんだこの、まるで罰ゲームは。 これもまた思い出である。 3人へとへとになって戻ったが、帰り際、ダメ押しに生野銀山を見学に行った。 今オレは猛烈に疲れている。 就寝中のこむら返りは必至だろう。 ああ、楽しかった。 25(土) 〔季節の終わりに〕 ▼ちょっと身体を動かすと汗ばむような暖かさ。 そんな中、SHがひっきりなしに鼻をぐしゅぐしゅやっている。 もしかしておまえ… 花粉症デビューである。 どうでもいいけど、季節柄、遅いよおまえ。 「ほら」と言って、まだ出番のないオレの薬をお裾分けしてやった。 飲んで数分後、SHは言った。 「治まりました」 どう考えても早すぎるじゃないか。 SHの現金な身体に呆れるのだった。 ▼そうこうしているうちに今週の仕事も無事終わった。 明日は野郎3人で竹田城へ行くことになっている。 時期的に雲海を見ることは難しいかも知れないが、それでも可能性はあると言うことで、早朝5時に出発する予定だ。 何と言う気合いの入れ様なんだ。 そもそも起きられるのか? まずは気合いで寝なければならない。 24(金) 186 〔多過ぎると思う〕 ▼非常に暖かい一日。 先週まで不安定な天候が続いていたが、しばらくは良い天気が続くそうだ。 そう思うと気分も上がる。 そんな中、午後から業者打ち合わせのため、大阪は西成区へ向かう。 珍しく渋滞もなく快調に高速を走る。 関西方面の高速を走っていていつも思うことは、自動速度取締機、つまりオービスがやたらと多いことだ。 なにしろ、車内のレーダー探知機がひっきりなしに鳴り続ける。 何と言う嫌がらせだ。 これじゃ落ち着いて走れないよ。 湾岸道路を走る。関西の湾岸道路は初めてだ。 非常に見晴らしがいい。 さぞかし、ナイトクルージングは眺めがいいのだろうな。 そんなことを思いながら、我が愛車スカイラインHCR32のことが脳裏を過ぎるのだった。 23(木) 184 〔チャイムが鳴った〕 ▼帰宅しポストを見たら、NHK受信料の案内が入っていた。 いつか来ると思っていたが、ついに来たか。 そしてチャイムが鳴った。 モニターを見ると、一人の男が立っていた。 これは明らかにNHKの職員に違いない。 オレはどうしたか。 出るわけないだろう。 その数時間後、再びチャイムが鳴った。 同じ男だ。 なんてしつこいんだ、NHKって奴は。 念のため言っておくが、オレは自宅ではちゃんと受信料を払っている。 衛星放送の分まで払っている始末だ。 なのに、出張先でまで払えと言うのか。 以前、千葉の出張先でこの件でもめた事がある。 面倒なのでここではチャイムが鳴っても一切無視を決め込むことにした。 行く先ざきで受信料を払うほど、オレはお人好しじゃないのだ。 実際のところ、規定がどうなっているのか知らないけど。 22(水) 〔季節がオレだけを変える〕 ▼仕事場にいるジモティN氏から「これいいですよ」と言って、花粉症に効くと言うサプリメントをもらった。 聞けばN氏はこれで完全に治ったと言うではないか。 どうやら外国製のようでなんだか怪しい匂いがぷんぷんだが、取りあえず7錠と案内書をもらった。 ちょっと待てよ。 思えばこっちに来てから花粉症の薬は一度も飲んでいないのではないか。 あれだけ買いだめしたのにな。 結論を出すにはまだ早いかも知れないが、もしかして、もしかしたら、花粉症治ってないか?オレ。 これが気のせいではないことを期待したい。 そうこう言ってるうちに花粉の時期も終わりに近付いている。 季節がオレを変えるのだ。 21(火) 182 〔未知の生物〕 ▼この地域に来て驚いたことは、数多くの大きな池があることだ。 なんでこんなに? と思うくらいにあちらこちらにあるのだ。 地図を見ると、まるで虫食い状態のようだ。 この池をクルマ越しに見てみると、色々な水鳥がこの池に生息しているのが分かる。 現地のYさんに聞いてみると、こんなのまで生息していると言う。 「ヌートリア」 おいおい、まるで日本とは思えない動物が出て来たぞ。 ヌートリアとは、かいつまんで言えば馬鹿でかいネズミの様な生物である。 これがごく普通にどの池にもいると言うのだ。 これは是非ともお目に掛からねばなるまい。 現地のYさんは言う。 「うちらは何とも思わないけど、外から来た人は驚きますわ」 そんなにいるんですか、と聞くと、Yさんはこんなことを言うのだ。 「そりゃあ、えろーおりまっせ。こんだけおったらもっと有効利用を考えな。思うにヌートリアの串焼きなんかをB級グルメで売ったらええんとちゃいまっしゃろか」 関西弁でたんたんと言われても、どこのネズミの骨だか分からないようなものを食えるわけがないじゃないか。 ヌートリアを食す、もとい、目撃する。 また大きな目標が出来たのだった。 20(月) 〔城巡りを考える〕 ▼こちらに来てまもなく姫路城へ行ったが、せっかくなので他にも城巡りをしたいものだと思い、どこかめぼしいところはないかと考えていたら、IYがこんなことを言い出した。 「マチュピチュに行きたいです」 いったい何を言い出すんだ。 どうやらマチュピチュと言っても本家本元のマチュピチュではないようだ。 当たり前だけど。 竹田城と言って、日本のマチュピチュとか天空の城とか呼ばれている城跡である。 一瞬、またとんでもないところを言い始めたな、と思ったが、Googleマップで確認すると、ここからクルマで1時間半ほどで行けるじゃないか。 これを逃す手はないだろう。 それを聞いていたジモティは言う。 「地元の人間は誰も行きまへんで」 地元じゃないから行くのだ。 と言うことで、すぐに話はまとまり、今週末はIY、SHと共に竹田城ツアーと相成ったのだった。 もしかしたら混むかもな。 ま、連休前だからだいじょうぶだろう。 19(日) 180 〔おやつなのか〕 ▼朝、起きるや否やWOWOWのオンデマンドで格闘技UFC観戦。 どこにいても見られるのだからほんとに便利である。 見終わって午後、買い出しにイトウヨーカドーまで行く。 まず本屋を覗いた。 これと言ってめぼしい書籍はなし。 いつもの様に隣のヴィレッジヴァンガードも覗くが今週は収穫なし。 1階に降りて食料品を買い込む。 主食は相変わらずソバ、そしてバナナだし、牛乳はいまや必須食品となっている。 ブランドにこだわりはない。賞味期限の一番先のものを買う。 すぐ飲んじゃうけど。 たまには果物をと思い、パイナップルを調達。 それじゃバナナは果物じゃないのか。 オレに言わせれば、バナナはおやつである。 遠足のとき、200円のおやつ代の中にバナナが入っていたのではなかったか。 考えてみたら、バナナって安いよな。 5房も付いてて200円とは、なんてお得なんだよ。 遠足にバナナを丸ごと持って行ったとしよう。 おやつは200円までだ。 と言うことは、他のおやつが入る余地はない。 そしてふと気付くのだ。 遠足のおやつがバナナだけってことはないじゃないか。 他の友人がポテトチップやベビースターラーメンを食べている横で、ひたすらバナナをむさぼり食う。 それを見た廻りの人間は、何かのっぴきならない事情があるのではないかと誰も近寄らない。 だから、バナナは丸ごと持って行くべきではないだろう。 だがしかし、もし1房だけ持って行ったとしたら、果たしておやつ代としてはどう言う計算をしたのだろう。 単純に1本当たりで計算したのだろうか。 いや、そんな面倒なことをしたとは思えない。 となると、バナナはおやつではなかったのかも知れない。 だったら何か。 オレの的確かつ緻密な分析に寄れば、バナナはデザートに他ならないだろう。 あんな昔から遠足にデザートを持参していたのだ。 驚きの事実である。 弁当は、カラフルな広告の紙に包まれた無闇に大きいおにぎりだったけど。 18(土) 〔水道料金〕 ▼久しぶりの土曜休暇である。 天気も良い様だし、どこかに行こうかと思ったがしかし、仕事場にいるSHからしょっちゅう電話が入る。 これじゃ休んだ気がしないじゃないか。 やはり仕事場自体が休みじゃないと気が休まらないのだった。 ▼上下水道使用料金のお知らせがポストに入っていた。 先日、初めての電気料金を支払ったわけだが、水道料金の支払いも今回初だ。 さて、その料金は、、、 「3、660円」 電気料金は2、100円だったから一瞬高いなと思ったが、今回は39日分だから1日当たりにすると、約94円だ。 電気料に比べれば少し高いものの、それでも1日当たり缶コーヒー1本に満たないのだからまあ良しとするか。 残るはガス。 果たして缶コーヒー1本で足りるだろうか。 オレの指標は何かと缶コーヒーである。 飲まないけど。 17(金) RUN5km 28:46 〔思わぬ同志〕 ▼一緒の仕事場にいるKK氏は一見、頭の薄い小太り風のいかにもおっさんだが、見かけに寄らない趣味を持っていることが判明した。 KK氏のパソコンのデスクトップにバイクの写真が貼ってあった。もしかしてと思い、聞いてみるとKK氏のバイクだと言うではないか。 しかもその KAWASAKI の750は、チューンエンジンだと言う。 この連休は、九州までバイクツーリングに行くらしい。 人は見掛けに寄らないものだ。 それだけではない、さらに驚いたことがある。 オレのパソコンのデスクトップを見てこう言ったのだ。 「R32ですやん」 一目でこれをR32と見破るとはただ者ではない。 聞いて見ると、こんな返事が返ってきた。 「ボクも乗ってます」 なんてことだ。 KK氏のスカイラインが自然給気でありオートマであることを除けば、色も形式も同じなのだ。 こんな奇遇があるのか。 オレは、どうしてそんなに長く乗っているのか聞いてみた。 KK氏は言う。 「これ以上のクルマがこれまで出てこなかったもので、、、」 さらに言う。 「まるでミズスマシの様にこんなにスイスイ走るクルマは他にありまへん」 ああ、そうだろう、そうだろうともさ。 関西弁で己のクルマを賞賛するKK氏に対し、とても親近感が沸いたと共に、まさかこんなところで同志に巡り会うとは思わなかったよ。 ▼夜、久しぶりに走った。 すっかり半ズボン、Tシャツでもなんら問題のない陽気となった。 またいつもと違うコースを走ってみる。 少々信号が多く、コース的にまだ納得がいかない。 走りながら、今週が皐月賞であることを思い出し、途中のコンビニで大スポを買って帰還。 春本番を実感するロードワークとなったのだった。 16(木) 178 〔カタカタの原因〕 ▼こむら返りで軽く悶絶しながら朝を迎える。 そう言えばここんところ走ってないからなあ。 ともあれ、久しぶりの好天に気分がいい。 仕事をするにはもったいない陽気だ。 ふと思い出し、ディーラーへ電話した。 先立って点検に出した我が愛車ライスシャワー号(スカイラインHCR32)がしばらくディーラーに預けっぱなしになっているのだ。 それには心配な事情がある。 エンジンから原因不明のカタカタと言う異音がすると言うことでその原因を調べているのだ。 あれからもうずいぶん経つ。 果たして、原因は判明したのだろうか。 そこで電話したのである。 「それでどうだったんですか?」 オレは担当者に、たんとう直入に聞いてみた。 洒落てる場合か。 すると、予想外のこんな答えが返ってきた。 「実は、あれから全然音がしなくなったんですよ」 ってことは、原因不明なのか。 担当者は、たぶんこれが原因なのではないかと言う。 「ハイドロニック・バルブリフター」 なんだそれ? 昔のクルマはしばらく乗っていないと、このハイドロニック・バルブリフターにエアが入り、それが原因で異音が鳴ると言うのである。 どうやらそれほど大きな問題ではないらしい。 ホッとしたよ、もう。 もしかしたら、あまりにもほっとくものだから、へそを曲げているのかも知れない。 もう少し辛抱してくれ。 オレはライスシャワー号に懇願するしかないのだった。 15(水) 176 〔初光熱費〕 ▼播磨に来て36日目、電気料金の請求が来た。 ここで初めての1ヶ月分の光熱費である。 果たしてどれくらいの電気代が掛かっているのか。 恐る恐る封を開けた。 2、154円也。 ぶらぼー! たったこれっぽっちなのか。 オレの緻密な計算に寄れば、1日当たりにして約70円だ。 と言うことは、缶コーヒー1本にも満たないではないか。 オレの電気の使わなさ加減に呆れるばかりだ。 なにしろ、これほど電気代が安いと思ったことはないのだった。 あとは、ガス代と水道代だな。 料理をするわけでもないし、水をがぶ飲みしてるわけでもないので、電気以上に安いのではないか。 思わず期待せずにはいられないのだった。 14(火) 174 〔不変の機械〕 ▼昨晩、うっかり仕事場に忘れて来てしまったのは、愛機である手のひらコンピューター、HP200LXだ。 ずっと昔から傍らにあるため、いざ、ないとなると、なんて落ち着かない気分なんだ。 なにしろ、ブログのこの日記もこれで書いてるし、日々の日記、スケジュール、読了記、映画視聴記、馬券収支など、さまざまな情報をこの機械に書き留めているのである。 すなわち、吉田松陰で言えば硯と筆であり、もっと大きく言えば書斎と言えよう。 昨晩は仕方なくパソコンでこの日記を書いたが、やはり何かしっくりこない。 キーボードを打つ指から脳に伝達される刺激が微妙に違うため、思考のスピードにも影響が出ているのである。 やはりこの機械にまさる入力装置はないと再認識する。 パソコンやスマホは数年ごとに替えることになるが、このHP200LXだけは不変なのである。 13(月) 〔北海道のカップ焼きそばである〕 ▼いよいよ今日からSHが着任。 これでようやく3人体制となり、万全となったと言えよう。 と言うことは、負担は3分の1になったと言うことだ。 そんな単純なものじゃないけど。 ともあれ、気分はいよいよ明るくなってきた。 ▼今日の夜はこれを食べることに決めていた。 「やきそば弁当」 北海道限定のカップ焼きそばであるが、これには他のカップ焼きそばにはない大きな特徴がある。 通常ならば捨ててしまうお湯をスープとして再利用するのだ。 ああ、なんて画期的なカップ焼きそばなんだ。 北海道限定なのだが、昨日行ったイトーヨーカドーでたまたま見つけたのである。 と言うことで、ケトルでお湯を沸かしている間、生協で買って来たふきの煮物とイカソーメンをつまんで待つ。 お湯を入れて、3分待つ。 さあ、戻し湯を使ってスープだ、と思うや否や、思い掛けない事態に出くわした。 カップもお椀も紙コップもないじゃないか。 オレのこの詰めの甘さはなんだ。 まったくもって焼きそば弁当の魅力半減この上ないのだった。 12(日) 172 〔絶対はあるか〕 ▼休日、たっぷり睡眠を取ったあと、午後、近くのイトーヨーカドーへ買い出しに行った。 久しぶりに本屋やヴィレッジヴァンガードを覗いたりしてくつろいだ。 ふと時計を見るといつの間にか3時近くになっているじゃないか。 うかうかしていられない。 桜花賞の出走が迫っているのだ。 慌てて帰宅。すぐにテレビを点け桜花賞観戦。 かくして断然の1番人気ルージュバックはまさかの惨敗。 競馬に絶対はないの典型である。 いっぽう、オレの外れ馬券は絶対だ。 まいったか。 まいってるのはオレだ。 ▼夜、危なく見逃すところだったよ、大河ドラマ。 今日はいつもより早い、19時15分からだったのだ。 なんでかな、と思ったら選挙速報番組のためだ。 そうか、今日は選挙だったんだな。 ここが地元でないこともあり、まったくのノーマークなのであった。 11(土) 〔接待で一週間を終える〕 ▼今週の仕事も無事終わり、夜は接待飲み会だった。 客先は2人、当社はオレとIYと営業の3人である。 明石市内のひなびた感じの飲屋街、よく言えばなかなか風情のあるそんな路地を少し入ると目的の居酒屋はあった。 郷土料理を摘みながら談笑したわけだが、よく考えたらこっちに来てまともに外食したのは初めてなのではないか。 接待とは言え、ここぞとばかりオレは食べた。 今日くらいいいじゃないか。 それにしても、今日の接待、我ながら良く盛り上げたと言えるのではないか。 客先2人もいい気分になってくれたようだ。 2次会に入ったスナックでも気持ち良くカラオケを歌ってくれたし、オレ的には満足な飲み会だったと思う。 帰宅したら25時。 ひさびさの夜更かしである。 明日の休日もまったりとなりそうな予感である。 10(金) 170 〔特別仕様なのか〕 ▼やっぱり一日中、雨だった。 こんな中でもみんな頑張ってくれている。 ありがたい限りだ。 今週もあと一日。もう一息である。 明日の夜は接待飲み会があるのでさらにもう一息である。 帰り際のコンビニで晩飯と大スポを買って帰る。 今週は桜花賞だからな。 サクラはもうほとんど散っている。 だがしかし、桜花賞が行われる日の阪神競馬場はいつもサクラが満開だ。 なんでだよ。 きっと桜花賞特別仕様のサクラに違いないのだ。 9(木) 166 〔地域性〕 ▼今日も変わらず忙しい一日だったが、IYが来てくれてから精神的にはずっと楽になった。 これで来週からSHが来れば、万全と言えるのではないか。 思った通り、何とかなっていくものである。 心配なのは不安定な天候だ。 今日はなんとか持ち直したものの、明日からまた崩れると言うではないか。 ま、何とかなっていくだろう。 ▼この近辺をクルマで走っていてふと気付いたことがある。 普通ならばそこかしこで見掛けるコイン洗車場がまったくないのだ。 みんないったいどこで洗車してるんだ。 地元の人間に聞いてみた。 「家でしてるよ」 そりゃ、一軒家だったらそれも可能だろう。 マンションなどの賃貸だったらそうはいかないのではないか。 するとこう言うのだ。 「スタンドでやってもらうよ」 ま、それが至極普通だろうな、 どうやらこの近辺の人達は自分の手で洗車すると言う風習がないようである。 海も近いからまめにやらなきゃダメだと思うのだが、これもまた地域性と言うものなのか。 我が愛車ライスシャワー号(スカイラインHCR32)は今頃どうしているだろう。 ふと思い出すと乗りたくて仕方なくなるのだった。 8(水) 〔寒さに堪える〕 ▼実際の寒さ以上に寒さに堪えた午前中だった。 それにはわけがある。 仕事場のエアコンが作動しなかったからだ。 故障ではない。 昨晩、何ものかが仕事場に進入し、電線を根こそぎ持って行ったからだ。 警察の調べと、そして電気屋に電線を復旧してもらうまでまったく電気は使えず、震えながら机に向かうしかないのだった。 どうせなら暖かいときにやってくれよ。 そうは言っても、そうそう泥棒もこっちの都合に合わせるわけにもいくまい。 なんとか13時過ぎに電気は復旧。 午後からは訪問者が数多く訪れ、夕方までみっちりと打合せなのだった。 午前中の寒さと相まって、疲れた、ほんとに疲れた。人生で最高に疲れたよ。 嘘だけど。 夜になって神戸営業所の所長から神戸で一杯やらないかと誘いが来たが、今からとても行く気になんかなるわけがないじゃないか。 この様に非常に充実した一日なのだった。 7(火) 164 〔なんとかなる〕 ▼まるで冬に逆戻りした様な寒い一日だった。 ふいに本社から連絡が入る。 イヤな予感がしたが、まさにその予感通りだった。 困ったことに、昨日来たばかりのIYだが1ヶ月で東京に戻ると言うではないか。 たった1ヶ月で何ができると言うんだ。 最後までここにいないと思えば、本人も身が入らないのではないか。 さらに、金曜日から来る予定だったSHは来週からだと言う。 なんだかズルズル行きそうな気がして仕方ない。 まったくもって気持ちの予定が立たないのだった。 それでもなんとかなるから不思議である。 オレはこう思うのだ。 少しだけ舵の調整を取りながら自然の流れに身を任せれば、いつの間にか無事に終わっているものだ。 不必要に心配することなど一つもないのである。 6(月) 158 〔一人目が来る〕 ▼今日も天気が悪い。 これじゃまるで梅雨入りしたかのようじゃないか。 空気も冷たくなってきた。 これが噂の花冷えと言う奴か。 そんな夕方、ついに東京からIYがやってきた。 途中、イヤになってUターンしたらどうしようかと思ったが、まったくの杞憂に過ぎず、はるばる良く来てくれたと言えよう。 明日から過酷な毎日が始まると思うが、スタッフが二人になったのだから負担もぐんと減るだろうし、金曜日からはさらにもう一人増えると思えば気分はマシュマロだ。 なんだそれ。 けっして甘くなると言うことではない。 それくらい軽いと言うことだ。 大差ないけど。 さあ、明日からますます頑張るぞ。 そんな気になってしまいました。 5(日) 〔劇的変化〕 ▼しとしとと雨の降る音で目が覚めた。 スマホを見るとすでに9時を過ぎている。 寝たなあ、ああ寝た。 ネッ友から播磨の情報をテレビでやるからと聞いていたことを思い出しテレビを点ける。 ひさしぶりにテレビの画面で見る「円広志」節は相変わらずでちょっとホッとしたと共に、その関西弁が自分がいま関西のど真ん中にいるのだと再認識させるのだった。 ▼今日、ついに食べてしまったものがある。 カップラーメンである。 血圧対策のため、しばらく食べていなかったのであるが、ついにたまらなくなり食べてしまったのである。 夕方、晴れ間を縫って買い出しに出た。 マックスバリューに入ると目に飛び込んできたのは寿司だ。 これもまた血圧対策のため、このところまったく口にしていないのである。 だがしかし、ついに寿司にも手を出してしまったのだ。 ああ、なんてことだ。絶っていたものを1日に2食もなんて。 ふと思い立ち、しばらく測っていなかった血圧を測ってみた。 念のため3回測ってその平均の数値を見ると、思わず目を疑った。 「136〜91」 ものすごーっく、下がってるじゃないか。 下の数値がいまひとつだが、それでも少し前に比べれば十分に合格点と言えるのではないか。 いったい何が功を奏したのだろうか。 炭水化物の制限か、それともソバ食のお陰か。 いや違う。オレは思うのだ。 こっちへ来てから毎日飲んでいる牛乳のお陰に違いないと。 これほど効果のあるものなのか。 改めて牛乳の凄さを思い知ったのだった。 さあ、これからもどんどん飲むぞーっ。 4(土) 158 〔充実だった〕 ▼雨の予報だったが結局降らなかった。 こんな当たらない天気予報は大歓迎だ。 なんだか得した気分に浸るのだった。 ▼IYからTELが入る。 月曜日にこっちに向かうと言う連絡だ。 来るんだな、ついに。 手ぐすね引いて待ってるからな。 これで少しは気が楽になるよ、うん。 ▼充実の一週間がやっと終わった。 そう思った途端、疲れが一気に湧き出てきた。 姫路城へ夜桜でもと思ったが、そんな気はすっかり失せた。 取りあえず明日はゆっくり寝よう。 日曜日の有り難みをひしひしと感じながら。 3(金) 156 〔取得すべきである〕 ▼後輩Nから電話が来た。 いま神戸に出張に来ているのだと言う。 オレがこの辺にいることを聞きつけて連絡してきたのだ。 もうすでに3ヶ月以上いるらしいが、もうすぐ終わると言うじゃないか。 東京に帰れるんだな、おまえ。 なんて羨ましいんだ。 するとNは、本当はもう少しいたいのだと言う。 できればオレのところに来たいのだと会社に志願したらしいがあっさりと却下されたのである。 何か理由があるのかと聞くと、会社からこんな命令があったと言う。 「帰ってきて取り消しになった免許をとっとと取れ」 そうである。Nは少し前に免許を取り消されていたのである。 この仕事をやる上で免許がないのは非常に不便である。 ちょっと考えただけでうんざりする。 確かにこれは早いところ取得した方がいいだろう。 オレは心からそう思った。 Nは口から生まれてきたようなかなり騒々しい奴なので、こっちに来なくて少しホッとしたのも相当事実なのだった。 ▼かなりまとまった雨が降った。 この雨でまだ見ぬ桜並木はかなり散ってしまったことだろう。 残念だが仕方ないな。 2(木) 154 〔しゃくである〕 ▼そろそろ疲れが溜まってきた今日、久しぶりに20時前に帰宅することができた。 そしていつもの様に何の躊躇もなく日課の腕立てをする。 果たしてこれで疲れていると言えるのか。 ややもするとまだ余裕があるのではないか。 だがしかし、こんなことが会社に知れたら大変だ。 会社の面々はこう思うだろう。 苦労なんかしてないじゃないか。 こんなしゃくなことはない。 だってそうだろう。 なぜならば、ここ最近にないくらい仕事をしている感じがするからだ。 気のせいか? ▼週末までまだ少しあると言うのに、隣の部屋が賑やかだ。 音楽も聞こえる。 オレはお気に入りの番組、秘密のケンミンSHOWを見てひとしきりくつろぐのだった。 1(水) 〔生活の知恵〕 ▼今日は一日雨だった。 天気予報を見るとしばらく傘マークが続いている。 少し憂鬱になる。 今日も一人残業。 日増しに帰宅時間が遅くなる。 近所の生協もスーパーもすでに閉まっているのでコンビニで食料調達。 相変わらずのソバ食。 こんなことで体力が続くのかとふと思う。 しかし不思議なことに体調は万全。 こんな毎日でも洗濯は忘れない。 アパートに戻るとすぐに今日が洗濯の日であることを認識するのだ。 それには秘密がある。 洗濯をするとすぐ横に下がっている物干しに洗濯モノをぶら下げる。 明くる日、乾いてもけっして取り込むことはしない。 そのまま、そこから取って着るのだ。 つまり物干しがハンガーと言うわけである。 そして、物干しに着るモノがなくなったとき、「あ、今日は洗濯の日だ」と気付くのである。 ああ、なんて画期的かつ効率的なんだ。 こんなオレでもこうして少しずつ生活の知恵は付いてゆくのである。 byクムラ〜 |
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