◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/31:今頃だが /30:ハードディスク不調 /29:極める道 /28:テンションの上がる一日 /27:カメラを修理に出す /26:トゥインクルレース初観戦 /25:気が付けば夕方 /24:それでも5、500円 /23:目がおかしい /22:サポートを覚悟する /21:日常へ /20:ドライブ決算 /19:大間上陸、そして帰還 /18:ひたすら函館へ /17:自然を感じる一日 /16:雨ばかりだが /15:のんびりである /14:故郷美唄へ /13:渋滞へ飛び込む /12:身をもって実感する /11:無理をしないことだ /10:小さくてもアクシデント /9:考えてみれば贅沢 /8:暑さにバー /7:眠気覚ましツール /6:もうはや床屋 /5:ニコタッチはないのか /4:試練の上り坂 /3:いよいよ夏 /2:明日までだが今日行った /1:その後、靴はどうなったか/

<2011年 8月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

31(水) 

〔今頃だが〕

▼福島に行っていた頃の客先からメールが入っていた。
福島を出てからかれこれ2ヶ月近く経っている。
いったい今頃なんだって言うんだ。
イヤな予感がしたので取りあえず、見てみない振りをして放置した。
しかし、いつまでも放っておくわけにもいくまい。
意を決し、メールを見た。
オレは愕然とした。
それは開封メールであった。
つまり、オレが送ったメールを見たよ、と言うメールである。
だがしかし、5月に送ったメールが今頃開封ってことはないじゃないか。
オレのメールを何だと思っているんだ。
どうでも良かったと言うことだろう。
ともあれ、良かったけどね、そんなメールで。


30(火) 120 100

〔ハードディスク不調〕

▼仕事で使っている外付ハードディスクが不調なのである。
認識したり、しなかったり。
そしてついに、ほとんど認識しなくなってしまいました。
たまに認識するのだが、すぐに切れてしまう。
まずいなあ。これじゃ仕事にならない。
これには、ありとあらゆる仕事のデータが詰まっているのだ。
何度もUSBケーブルを繋ぎなおすが、ダメだ。
何か他に手はないのか。
残る手段はふたつ。
振ったり、叩いたり。
こうなったら、こうするしかないじゃないか。
昭和の家電かよ。
なにしろ困ったので、取りあえずばらしてみた。
気休めに過ぎない。
せめて、新ハードディスクにデータをコピーさせてくれ、そう懇願するしかないのだった。


29(月) 120 100

〔極める道〕

▼月末である。会社に寄って月末の締め作業を行う。
いつもより帰宅が遅くなってしまった。
家に着くなりテレビを付ける。
すると、室伏がインタビューを受けているではないか。
どうやら何かを成し遂げたようだ。
メダル獲得である。しかも、金メダルだ。
やったぜ、室伏。
そして、感動の表彰式。
過去に金メダルを取ったことがあるにせよ、それは繰り上がりであり、したがって、表彰台で君が代を聞いたのは初めてなのではないか。
それだけに感慨もひとしお、ふたしお、よんしおだろう。
なぜ、「さん」がない。
なにしろ、ひとつのものを極めるその道の素晴らしさに感動したのだ。
よし、こうなったらオレも極めるぞ。
なにをだ。


28(日) 

〔テンションの上がる一日〕

▼テレビ観戦の一日だった。
午前中は、WOWOW で格闘技UFC観戦。
久しぶりのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと、マウレシオ・ショウグンの勝利は嬉しかったが、日本人初のタイトルを狙った、岡見勇信のKO負けは実に残念だった。
相手が悪かったと慰めるしかないだろう。

そして注目は、昨日から開催されている世界陸上だ。
誰を応援しているとか言うのは特段ないし、日本人で金メダルの可能性があるのは、ハンマー投げの室伏くらいだろうが、見ているだけで何かテンションが上がるのだ。

テンションが上がったついでに久しぶりに中央競馬の馬券を買った。
こないだの大井で不甲斐ない結果に終わったので、その思いもあったのだろう。
他人事だけど。
しかしながら口座の残金がそれほどない。
まったく当たっていないのだから当たり前である。
仕方ないので、厳選に厳選を重ね、と言ってもほとんどインスピレーションで選んだのだが、馬連と3連複を1点ずつ買った。
すると、なんとその両方が当たってしまったではないか。
イッツ、パーフェクト!
ありがとう、サンライズベガ。
こんなこともあるのである。
もしかしたら、昨日のカメラの修理代を捻出してくれたのかも知れない。
誰がだ?
もしかして、カメラの神様か?
オレに神様の知り合いはいない。


27(土) 

〔カメラを修理に出す〕

▼北海道の実家に帰ったとき、親父のカメラを預かった。
コニカのAcom-1と言う、35年使っているカメラだ。
ちょっと前の日記で書いたが、巻き取りレバーが動かなくなり、近所のカメラ屋ではどうしようもないと言われた代物だ。
東京に戻ってきて、店をあれこれ探し出し、メールで見積り依頼。すぐに返事が戻ってきて、17、500円で修理可能と書かれていた。
思ったより安い。そもそも費用の問題ではない。なにしろ35年も使っているカメラだ。オレのガキの頃もこれで何枚も撮ってくれたことだろう。
だから、何としてでも直さなければならない。
そして今日、その店へカメラを持って行った。
狭い店内には、壁一面の棚にクラシカルなカメラが整然と並んでいる。
なんとも壮観な眺めだ。
初老の店員に早速見て貰う。そして開口一番こう言った。
「ここでしか直せません」
何と言う心強い言葉だ。
機械式カメラでまず直せないものはないと言うではないか。
そこがまた機械式カメラの魅力でもあるのだろう。
実は、もうひとつ実家からカメラを持ってきた。
オリンパスのPEN EE-3と言うカメラだ。
壊れているのかどうかも分からなかったので一応見て貰おうと持ってきたのだ。
やはり、巻き上げのリール部分が壊れているようで、12、000円掛かると言うが、迷うことなく修理を依頼した。
このPENは外装が黒のモデルなのだが、聞くところによると、灰色のモデルに比べて非常に希少価値があると言うではないか。
この店でも球数が少ないと言う。
これはなおさら直さねばなるまい。
PENの方はまったく使っていないと親父は言っていたので、ややもすれば貰えるかも知れないしな。
修理の期間は約2週間。
直って親父に報告するのが今から楽しみである。


26(金) 

〔トゥインクルレース初観戦〕

▼昼間のあの天気がまるで嘘のようなどしゃ降り。
しかし、行かなくてはならない。
大井競馬場だ。
つまり、トゥインクルレースを見に行く予定は変えられないのだ。
現地に18時半着。
相変わらずの雨である。
すでに4人は来ていた。
会社のIさん、M、そして女子のTとSだ。
それにしても、想像以上に立派な競馬場である。
ややもすれば、中京競馬場よりも大きいのではないか。
そう思うほどインパクトの強い競馬場だ。
夜だったからなおさらかも知れないけど。
雨のためレースは少々遅れ気味の様だ。
7レースから臨戦態勢に入った。
すると、いきなりMが歓声を上げる。
なんと初っぱなから的中である。しかも3連単だ。
それからと言うもの、Mがやたらとうるさい。気分がいいのだから無理もないだろう。
なにしろ、みんなの分のハンバーガーを買ってくるほどご満悦だ。
それに対してオレを含め、他の4人はまったくダメだ。
Iさんなどは、当たる気がしないと言いつつ、ふと見ると、携帯で競艇を始める始末だ。
女子のTは、当たったら新しい携帯を買うんだ、と言いながら馬券を握りしめているが、3連単を3点で仕留められるほど、競馬は甘くない。
そしてついに最終レース。
泣いても笑ってもこれが最後だ。
そして、ついに的中。
3連複である。
しかしながら、収支は弱冠マイナス。
それでも、的中したと言う事実は大きい。
まずは的中することに意義があるのだ。
そんな強がりくらい言わせて欲しい。
ともあれ、夜の競馬もなかなか趣があって良いものだ。


25(木)         60 100

〔気が付けば夕方〕

▼ここ最近では珍しく、朝から忙しい1日だった。
気が付けば、夕方である。
少々残業をし、高速に乗ればいつも以上の渋滞だ。
どうやら渋谷あたりで事故があったようだ。
そんなこんなで2時間ほど掛かってしまい、帰宅したら、ケンミンショーが始まってしまっているじゃないか。
これじゃ走りに出ることができない。
仕方がない。今日は腹筋背筋で手を打とうではないか。
誰に言ってるんだ。
そう言えば、明日も走れないな。
なぜならば、トゥインクルだからだ。
大井競馬場のトゥインクルレースを見に行くのである。
なんだ、トゥインクルって。
トゥインクルレースとは夜に開催するレースのことであり、オレ自身、見に行くのは初めてだ。
今から、トゥインクルで浮かれているのだった。


24(水) 120 100

〔それでも5、500円〕

▼そろそろ床屋に行かなくちゃなあ、と言うのは、たびたび登場のH氏である。
「これで、5、500円だよ、まいっちゃうよなあ」と頭を掻く。
聞けばカットの時間は10分だ。そのあとのマッサージの方が長いし、ひとしきり終わった後にコーヒーが出てきて、店員と雑談なのだと言う。
そう語るF氏の髪の毛は横しかない。
これで1ヶ月に1度行くのだ。
ちゃっちゃっ、と安いところで済ませばいいじゃないかと思うのだが、くせっ毛だからさあ俺、などと変なこだわりを見せる。
ともあれ、こんな贅沢な床屋は聞いたことがないぞ。
何かと、リッチな話題に事欠かないH氏なのだった。


23(火) RUN5km 26:58 

〔目がおかしい〕

▼最近、ちょっと目がおかしいのだった。
頭もだろ、と言う突っ込みはこの際ないがしろにしてもらいたい。
どんな風におかしいのか。
左目に何か線状のミジンコみたいなものが見えるんだよ、おっかさん。
眼球を動かすとそれは現れ、まもなく移動して消える。そしてまた動かすと現れる。その繰り返しだ。痛みはないのだけれど。
その症状が出始めたのが北海道へ行っている最中だったので、運転疲れかと思ったのだが、なかなか改善されない。
いったい何だって言うんだ。
そこでネットで調べてみた。
どうやら、飛蚊症(ひぶんしょう)と言うらしい。
飛んでいる蚊かあ、なかなかうまいこと付けたな。
なにしろ飛蚊症にも生理的なものと病的なものがあるらしく、前者は、ほっといても大丈夫らしいが、一方、何か病的な原因であると厄介なことにもなりかねないので、このままいくら走っても、腕立てしても改善されないようなら眼科にでも行こうかと思う。


22(月) 120 100

〔サポートを覚悟する〕

▼朝、外に出るとどしゃ降り。
まったく傘が役に立たないほどの雨。
久しぶりの仕事に相応しい仕打ちである。

▼新しいものを導入するときに直面するのは、その環境を整備する際の面倒臭さに他ならない。
H氏が新しいパソコンを持ってきた。
こないだまで使っていたパソコンはついに逝ってしまったらしい。
これまで何度も熱暴走をしていたのだが、ついにその日が来たのだ。
そして、おニューパソコンを前に苦しんでいる。
Windows7 を使うのが始めてと言うのだから無理もない。
まずは、最低限のドライバー、そしてソフトのインストールが必要だ。
こんなとき、オレは覚悟する。
そのほとんどをオレがやらねばならないのだ。
パソコンの前で右往左往している人を黙って見ているわけにはいかない。
根っからのサポート魂が、ふつふつと涌いてくるのだから仕方ないじゃないか。
サポートされっぱなしのオレが言うのもなんだけど。


21(日) RUN5km 27:15 

〔日常へ〕

▼東京は今日も涼しい。
よほど覚悟して北海道から帰ってきたのだが、なんだか拍子抜けである。
そしていよいよ通常モードの日常に戻さなければならない。
そう言ってる先から11時まで寝てたけどな。
夜は意を決し走った。
徳光さんも走っているのだから頑張らねばならない。
24時間テレビも35年目なんだな。

涼しいせいもあるが、意外と足が軽い。
幸先の良いリスタートだ。
さあ明日から現実が始まる。
ここから正月までまっしぐらなのだ。
気が早すぎる。


20(土) 120 100

〔ドライブ決算〕

▼恒例の北海道ドライブの決算である。
総走行距離 3、324キロ
ガソリン消費量 325.5リッター
燃費 10.2L/km
ガソリン消費量は昨年とほとんど同じだったが、走行距離が今回かなり多く、燃費はついに10リッター越えだ。
なかなか優秀と言えよう。
しかしながら、高速料金の上限1000円が廃止となったことでかなりの出費となった。
仕方ないけど。
また1年後も同じクルマ、スカイラインHCR32で北海道を走り回りたいと思う。

▼洗車で愛車の長旅の汚れを洗い流す。
そして、日産へ行き、休み前に壊れたエアコンの吹き出し口の交換をしてもらった。
表向きはただのカバーだけかと思いきや、奥行きがあって意外と複雑なものになっている。これで 1600円は安いのではないか。ちゃっかり取り付けまでサービスでやってもらったしな。

▼さあ、そろそろ日常に戻さなければならない。
すっかり身体も鈍ってしまったようだ。


19(金) 

〔大間上陸、そして帰還〕

▼いよいよ北海道をあとにする。
フェリーは、ばあゆ号。
帰りは函館から本州最北端の地 大間に上陸である。
所要時間は1時間半ほど。青森港着に比べればよほど早いが、大間から青森までがかなり遠いので当たり前のことである。
定刻通りに大間に到着。
非常に天気が良く気持ちも良い。
大間崎まで行って、すぐに食堂に入る。
昨年も入った店だ。
そして、注文したのはこれだ。
まぐろ、ウニ、アワビ丼。
オレの好物が3拍子揃っているのだから文句の付けようがない。
これで2000円は安い。
しかも、新鮮で旨いったらない。
これだけでも大間まで来た甲斐があったと言うものだ。

あとはひたすら東京に向かって帰るのみ。
当初、弘前城にでも寄ろうかと考えたが、福島で震度5の情報が入り、寄り道する気が失せた。
何度か休憩を取りながら走る。
あまり急ぎ過ぎてもしょうがない。
東北自動車道を0時過ぎに出なければ、割引が効かないのである。
端から端までの半額はでかいのだ。
だから、途中で時間調整しながら走るのである。
夜も遅かったこともあり、渋滞もなく、そして無事、東京帰還を果たした。
深夜1時半であった。
長く、しかし楽しい怒涛の3300キロだった。
明日は、死んだように眠ってやろうじゃないか。


18(木) 

〔ひたすら函館へ〕

▼ひたすら函館に向かう。
なにしろ知床から函館まで700キロ近くある。
ざっと、東北自動車道の全長くらいだろうか。北海道の広さを実感する。
道東自動車道は足寄が始点だが途中、占冠で降り、再び夕張で乗ることとなる。
この間が時間が掛かるのだ。
今秋、全面開通すると言うから来年はかなり便利になるだろう。
ここに来るかは分からないけど。
今日は一日曇天模様。
昨日が晴れで本当にラッキーだった。
移動日の今日は雨が降ってくれた方がむしろ車が綺麗になっていい。
埃だらけ、虫だらけの愛車だがエンジン快調、絶好調だ。
函館に着いた頃には日も暮れ始めていた。
レンガ倉庫群の駐車場に入ると、どこかのおばちゃんが目を白黒させて車のナンバーを見ている。
車から降りるとそのおばちゃんはこう言った。
「名古屋からこんなところまで来たんですか?」
オレの車はいまだに名古屋ナンバーなのである。
面倒なので、そうなんですよ、と答えておいた。
名古屋からも何度も来ているのだから許してくれるだろう。
雨の中、傘も差さずに慌てて土産を買う。
そして、函館に来たら必ず立ち寄るハンバーガーショップ、ラッキーピエロで腹ごしらえ。
いよいよ北海道ともお別れである。
走行距離はすでに2、400キロに迫ろうとしている。


17(水) 

〔自然を感じる一日〕

▼ついにやって来た。
知床半島である。
まず、オシンコシンの滝を見てから、知床五湖の入口まで車で行けるようなので入っていった。
駐車場で渋滞。
1時間ほど並んで入った。
昨年できたと言う高架木道を歩いて800m先の一湖まで向かった。
山にまとわりつく雲。笹を食べる鹿。山越に見える水平線。
どの風景をもってしても雄大である。

知床半島横断道路を走り、峠の展望台へ。
なんだ、この寒さは。
Tシャツ1枚でいるオレがまったく場違いに見えるほど寒い。
ここから国後島が見える。
ほんとに間近に見えるし、意外なほど大きい。
北海道の一部と言っても良いくらいだ。
それでもめてるんだけど。

峠を下った道の駅で待望のウニ丼を食べた。
やはり本場のウニは旨い。

▼日暮れまでに間に合うかどうか分からなかったが、なんとか間に合った。
摩周湖である。
霧で覆われる確率が非常に高い湖だが、今日は霧ひとつない丸裸の摩周湖である。
展望台から見る摩周湖は霧はなくとも非常に神秘的だ。
日が暮れるにつれ、その表情も次第に変わっていく。
いくら見ても見飽きることがないのだ。

なかなかの強行軍な一日だったが、その疲れを吹き飛ばすには十分なほど自然を満喫した一日だった。


16(火) 

〔雨ばかりだが〕

▼今日も一日、雨模様である。
美唄のアンテナショップへ行き、あれこれ土産を買う。
中でも、今や美唄の有名ジャンクフード、袋入り焼きそばは外せない。
オレがガキの頃から親しんだ、袋のまま箸も使わず食べる焼きそばである。
最近、色々な味が出て来ている様だが、やはり昔からのノーマルがいい。
ここの社長が先立って市長になったのだと聞き、驚いた。

▼親父のカメラが壊れたのだと言う。
コニカのAcom-1と言う機械式の一眼レフカメラで、もうかれこれ35年ほど前から使っているカメラだ。
聞けば、シャッターが戻らなくなったと言い、カメラ屋に持って行ったが、もう部品がなく直らないと宣言されたらしいのだ。
果たして、その店に部品がないのか、メーカーに部品がないのか。
ともあれ、今のカメラと違い、電子部品などはほとんどないのだから、なんとかなるのではないか。
ひとまずそのカメラを預かり、修理できる店を東京で捜そうと思う。

▼道産子だがオレにはまだまだ行ったことのない北海道がある。
その中でも兼ねてから行きたかったところに知床半島がある。
そんなわけでいきなりだが、明日そこへ行くつもりだ。


15(月) 

〔のんびりである〕

▼昨日の雨はけっこう凄かったが、今日は曇ってはいるものの夜まで雨は降らなかった。
実家の庭を眺めたり、親父と犬の散歩に行ったり、買い出しに行ったりと、特別何をしたわけではないが、これが一番のんびりした過ごし方だ。
夕方近くになると親父がばたばたと準備を始めた。
恒例のバーベキューである。肉はやっぱりジンギスカンだ。
夜、妹と姪5人のうち4人がやってきて、いきなり賑やかになる。
昨年会わなかったので、なおさらその成長に驚く。
そして、バーベキュー大会だ。
あっと言う間に肉はなくなり、デザートのスイカも一掃された。
腹一杯になったところで、買ってきたお土産を手渡す。
思いのほか喜んでくれて、非常に嬉しい。
夜になり雨が激しくなった。そんな中、妹一家は札幌へと帰って行った。
また来年も会えればいいと思う。
おふくろが、花火やるの忘れてた、と騒いでいる。
どうせ雨でできないのに。


14(日) 

〔故郷美唄へ〕

▼フェリーは昨年と同じ、ブルードルフィン号。
フェリー内に入ると座敷席はすでにいっぱいだったが、テーブル席が空いていた。
甲板に出て、離れていく津軽半島を望む。
フェリーを追い掛けるカモメにかっぱえびせんをあげる人達。
いつものフェリーの光景である。
船内の大画面テレビでは高校野球をやっており、その出場校が北海道の白樺学園なものだから、点数が入ったり入れられたりするたびに歓声と溜息が沸き上がった。
しかし、惜しくも延長でさよなら負け。

フェリーは揺れることもなく、予定通り函館に到着。
我が愛車も元気いっぱいだ。
しかし、オレはどうも首が痛い。
昨日の運転疲れだろう。
まだまだだな、オレも。
北海道は雨模様。
いつもは函館で、車に付いた虫ケラトプスを洗車で除去するのだが、この雨ではしょうがない。自然に流されるのを待つしかないだろう。
さあ、我が故郷、美唄へ向けもう一息だ。
実のところ、ここからが長いのである。
なにしろ高速に乗るまで2時間近く掛かるのだ。
今年の5号線はやけに混んでいる。
予定通り、高速入口の落部までしっかり時間が掛かった。
途中の有珠山パーキングで休憩。
秋を思わせるような涼しさだ。雨だからだろうけど。
それでもけっこう賑わっている。
ここの名物は、ハンサム焼き、ホタテフランク、ぶう玉などだが、敢えて説明はしない。
ただ、どれも旨いことは確かだ。
再び、高速をひた走る。
次第に雨が強くなる。さらに風も出て来た。
そして、ついに美唄到着。
19時半だった。
函館を13時半に出たから、所要時間約6時間である。
いつもと変わらず、親父とおふくろが元気に迎えてくれ、ホッとする。
そして、久しぶりのおふくろの味を瞬く間に平らげたのだった。


13(土) 

〔渋滞へ飛び込む〕

▼意気揚々と北海道へ向け出発。
その前にサンダルを買ったり、洗車したり、空気圧のチェックをしたり、そしてついついドライブレコーダーなるものを買ってしまった。
いったいどれだけ寄り道するつもりなんだ。
ドライブレコーダーのセッティングなどしていたら、結局出発が15時くらいになってしまった。
それでもいいのである。
交通情報に寄れば、すでに東北自動車道は50キロの渋滞と言うではないか。
わざわざ、そんな渋滞に飛び込む必要もないだろう。
それでも、飛びこまなけりゃ一向に前へは進まない。
意を決し、高速へと飛び込んで行った。
少しでも渋滞を避けようと常磐道廻りで行く経路を選んだ。
その甲斐あって、東北道の合流までは順調だった。
しかし、そこから先は案の定大渋滞である。
こんな渋滞に出くわすとオレはいつも思う。
いったい先頭の車は何をしてるんだ。
しかしながら、先頭の車を確認に行くわけにはいかない。
なぜなら、オレの車が渋滞の先頭になっちゃうじゃないか。
そんなバカなことを言っている場合ではない。
途中のサービスエリアで休憩や給油をしながら、青森到着、夜中の1時30分。
そして明日の朝、いよいよ北海道上陸である。


12(金) 120 100

〔身をもって実感する〕

▼今日は一身上の都合により、外にいることが多かった。
今さらながら、なんて暑いんだ。
この過酷な状況を身をもって実感した。
なにしろ気が付けばのどが渇いている。
いくら飲んでも切りがないのだ。
気温35度。
それでもこの程度なのか。
しかし暑いものは暑い。
今日一日ですっかり大麦色に焼けました。
なんだか大麦はやだなあ。
土方焼けなので贅沢は言えない。

▼さあ、いよいよ明日から夏休みである。
そして、我が故郷、北海道へ、我が愛車スカイラインで向かうのだ。
道中、様々な困難に直面するかも知れない。
それはそれで、ネタになっていい。
ネタに飢える日々、つまりオレは常にハングリーでありたいのだ。


11(木) 120 100

〔無理はしないことだ〕

▼仕事場の前の一方通行の道路をサイレンを鳴らしながら消防車が走っていった。
場所はすぐそこのようだ。
いつの間にか救急車やレスキュー隊も集まってきている。
いったい何事かと見に行くと、20名ほどの隊員がマンションの奥の方で何かをしている。
ここからは作業が難航しているように見える。
近くにいた人に聞くと、どうやらマンションから子供が落ちて、隣の塀とマンションの壁との間に挟まってしまったようなのだ。
どの様な姿勢で落ちたのかは分からない。しかし、その事態が非常に厳しいことは、誰が見ても明かだ。
なにしろ今日の暑さは半端じゃなかった。
うちの仕事場でも一人、軽い熱中症になった。
この落下事故はもしかしたらこれが原因なのかも知れないし、違うかも知れない。
とにかくこの時期、外での活動はけっして無理をしないことだ。
自分でも思い掛けないタイミングで身体が言うことをきかなくなるのである。

▼日に日に道路の渋滞がひどくなる。
このところ遅刻気味なので早めに出ても、それ以上に渋滞がひどくなっている。
帰りもそうだ。
ただでさえ渋滞の首都高がなおいっそう進まない。
いったい何だって言うんだ。
ラジオは帰省渋滞と言っている。
やっぱりな。
今のうちにみんな行ってしまって欲しい。


10(水) RUN5km 28:35 

〔小さくてもアクシデント〕

▼走っていると、いきなり路地から自転車が飛び出してきた。
子供の自転車である。
あまりに突然のことだったので、気が付いたときにはオレは仰向けになっていた。
どうやら瞬間的に横っ飛びしたようだ。
受け身と言うものを取ったのはいつ以来だろう。お陰で頭は打っていないようだ。
少しくらい打った方がいいけどな。
仰向けになっていると、自転車の男の子が心配そうにこっちを見ているので、「大丈夫、大丈夫」と言って、オレは何事もなかったかの様に再び走り出した。
どこも当たっていないと思っていたが、自転車のどこかに当たったのだろう。
ふと見ると、右前腕部に痣ができている。
ともあれ、子供の方に何事もなくて良かったと、ホッと胸を撫で下ろした。
もし、倒れたのがオレではなく、子供だったとしたらかなり厄介なことになっていたはずだ。
まさに紙一重のアクシデントであった。


 9(火) 120 100

〔考えてみれば贅沢〕

▼いつもより1時間早く家を出て仕事場に向かう。
まだ5時半だが、それでも渋滞はしている。
道路事情も完全に夏休みモードだ。

今日からT氏は休み明けであり、代わりにF氏が今日から夏休みだ。
T氏は白川郷までバイクツーリングへ行って来たと言うし、F氏は今日から北海道だ。
当然のことながら飛行機である。
オレの様に車で行くような物好きはなかなかいない。
しかしながら、F氏の北海道滞在は一泊だ。
しかも、夜の飛行機だと言うではないか。
いったい何しに行くんだ、あんた。
なんだかとても贅沢な旅行と思います。


 8(月) RUN5km 28:17 暑い

〔暑さにバー〕

▼夜、虫の音を聞きながら走る。
一見、涼しげなようだが今日はさすがに暑い。
帰宅すると、汗が止めどもなく流れる。
こんなときは、バーだ。
バーと言っても、ちょっと洒落たバーではないし、ましてや、いないいないバーでもない。
そんなバー、まったく話が繋がらないじゃないか。
オレがここで言いたいバーは、アイスバーだ。
その中でもお気に入りはスイカバーである。
形は三角であり、皮にあたる部分は緑色をしており、スイカの種はチョコチップと言う、なんとも小粋なアイスバーだ。
これがいつも冷凍庫の中に入っているのである。
だがしかし、少々腑に落ちない事がある。
スイカバーは1箱に6本入っているのだが、なんとその半分はメロンバーなのだ。
スイカバーだけ食べたいオレとしてはなんともやり切れない。
なぜ、スイカバーだけのがないんだ。
そんなことを思うと、なんだかメロンバーが切なげに見えるから不思議だ。


 7(日) 

〔眠気覚ましツール〕

▼来週末の北海道帰省へ向け、愛車の洗車や簡単な自主点検などしようと思ったが、時折雷が鳴ったり、いきなり強い雨が降ったりと、不安定この上ない天候だったため、すっぱり諦め、車の方は給油だけに留めた。因みにハイオクリッター156円。高値安定と言ったところか。
その他、帰省のために準備したものと言えばこれである。
「あたりめ」
普通、運転中の眠気覚ましと言えば、ガムやコーヒーなどだろうが、オレの場合そんなものじゃどうしようもない。
歯ごたえだ。確固たる歯ごたえが必要なのである。
その点、あたりめの歯ごたえと言ったら、いい具合にアゴが疲れる感じで、ベストな眠気覚ましツールと言えるだろう。

▼夜はゆったりと好きな格闘技を見る。
このところ、めっきりK−1も廃れてしまったが、唯一、UFCは定期的に見ている。
そして今日、秋山がビクトウ・ベイフォートに秒札負け。
相手が悪かったと言えばそれまでだが、UFCに参戦してから3戦3敗といまだ結果を出していない。あれほど強くて憎らしかった秋山はどこに行ってしまったのか。
いよいよあとがなくなってきたようだ。


 6(土) 

〔もうはや床屋〕

▼今日は床屋へ行ったのだった。
オレには珍しく、前回からたったの1ヶ月半である。
その前は4ヶ月だったのにな。
それは、取りも直さず下手だったからだ。
こんなに早く鬱陶しくなる仕上げなんて、そうそう経験したことがないぞ。
あまりにも納得できないので、ついに店を替えた。
同じ系列の店だけど。
始めての店はなかなか決心がいるものだが、そんなことは言っていられない。
オレは、思い切ってやってくれと言った。
そしてその結果は、成功である。
しかし次が成功するとは限らない。
人生山有り谷有りなのだ。
ともあれ、そんなことは人生に取っては取るに足らない問題だよ。

▼愛車スカイラインに重大な不具合発生。
エアコンの吹き出し口がバラバラになってしまったのだ。
プラスチックの羽根が付いたやつだ。
機能的にはなんら問題ないだろう。
エアコンの空気はちゃんとそこから出るのだから。
しかし、これじゃみすぼらしくて可哀想だよ。
こうしてはいられない。
オレは早速ディーラーに連絡し、パーツの在庫確認をしてもらった。
なにしろ、オレの車はすでに20年目を迎えており、したがって、どのパーツひとつ取ってみても、現在あるかどうか分からない。
それほど微妙な感じになってきているのである。
数時間後、ディーラーから連絡が入った。
そして、見つかったと言うではないか。
ああ、なんてありがたいんだ、ディーラーって奴は。
値段を聞けば、1600円と予想以上に安い。
ああ、なんてありがたいんだ、ディーラーって奴は。
2回も言ってしまいました。
さし当たって部品が入荷するまでは、北海道へこの状態で行かねばならない。
その道中、これ以上の不具合が発生しないことを祈らずにいられないのだった。


 5(金) 120 100

〔ニコタッチはないのか〕

▼スマートフォン、Xperia acro を手にしてから2週間が経とうとしている。
携帯を使っていたときの入力形式はもっぱら、ニコタッチ入力だった。
通常はトグル式、つまりひとつのキーを何度も押して目当ての文字を出すと言う方式が多いのだろうが、オレはニコタッチにこだわっていた。
これがなかなか秀逸で、ニコタッチと言うだけあり、どの文字もボタン2コで入力できるのだ。
したがってボタンを何度も押さずに済み、快適な文字入力ができたのである。
しかし、残念ながらスマートフォンにこの入力形式はない。
いまやスマホの主流となっているフリック入力と言うものはあるにはあるのだが、これがなかなか馴れないのだ。
如何せんどうしても誤入力してしまう。
なにしろ非常に微妙なタッチであり、そもそも画面を指で滑らすなんて芸当はオレにはハードルが高過ぎるじゃないか。
そうかと言ってキーボード入力なんてもってのほかだ。
あんな小さいキー、どうやってピンポイントで押せと言うのだ。
親指で押そうものなら、3つくらいいっぺんに押してしまいそうで、そうなるともう、当たるも八卦、当たらぬも八卦じゃないか。
どうにかして、この問題を解決したいものだが、ATOKでも導入すれば少しは違うのだろうか。そう言う問題でもないようだ。
しかし、捜せばあるものだ。
Simejiと言う日本語アプリである。
このアプリの入力形式にポケベル式、つまりニコタッチ式があったのだ。
これはなかなかいい。
とにかく、押すだけと言うのがいいではないか。
これで指がつりそうになることもなくなるだろう。
これでまた、スマホのハードルをひとつ越えたのである。


 4(木) RUN5km 28:20 逆回りはきつい

〔試練の上り坂〕

▼朝の高速は大渋滞だったし、午前中の打合せはみっちりで午後2時くらいまでぶっ通しだったりで、なんだかあっと言う間の一日だった。
帰宅し、そして走る。
おや、なんだかいつもと風景が違うぞ。
いったいどうしたと言うんだ。
コースを逆向きに走っているからだ。
いつも走っている道なのに、目の前の風景は新鮮であり、ときおりコースを間違えそうにもなる。
これはなかなかの企画だ。
自画自賛しながら快調に走っていたかのようにも思われたが、そう簡単なものではなかった。
いつもはいきなり下り坂なのだが、今回は最後の最後に上り坂だ。
こんなに長かったのか、この坂。
まさかこんなところで心臓破りの坂を走ることになるとは思わなかったよ。
なにしろ、最後の上り坂は非常にきつく、何度立ち止まろうとしたか分からない。
しかし、何とかこの試練を堪え忍び、完走に至った。
ありがとう、みんな。
誰も見ていない。
それにしても、ただ反対方向に走るだけなのに、こんなにも違うものなのだな。
これを何かに例えようと考えたが、何も思い浮かばない。
台無しである。


 3(水)         60 100

〔いよいよ夏〕

▼北海道の実家に電話した。
いつ以来だったろうか。もしかしたら正月以来かも知れない。
親父が出た。
変わりなく元気いっぱいな声でこう言った。
「身体はだいじょうぶなのか」
オレが福島に行っていたのを妹から聞いていたらしいが、まだ福島にいると思っているようだ。
すでに東京にいることを報告し、そしてお盆に帰ると言った。
考えてみれば、もう来週の話なのである。
そう言えば今年は帰省前の車の点検をしなかったな。
一抹の不安はあるが、一抹の希望の方が大きい。
一抹の希望ってことはないけど。

▼一緒に仕事をしているT氏は明日から夏休みだ。
バイクで岐阜の白川村まで行くのだと言う。
この際、仕事のことはすっかり忘れて楽しんで来るよう送り出した。
パーフェクトに忘れて、来なくなっても困るけど。
いよいよ気分は夏である。


 2(火) 120 100

〔明日までだが今日行った〕

▼明日までに本社へ出す書類がある。
こんなときに誰かここへ来てくれれば書類を託すことができ、したがってわざわざ本社に戻る必要はないのだが、こう言うときに限って来ないものだ。
帰りの高速はいつもの様に渋滞。
箱崎を抜けると渋滞はいったん解消するが、レインボーブリッジからの合流で再び行き詰まる。ここからたいてい池尻まで渋滞である。
そんなことを考えていたら、先を急ぐこともないと思い、芝公園で降り、本社へと向かった。
なんだかんだで1ヶ月振りの本社である。
入ると、上司のIがいた。やはり1ヶ月振りである。
こう言うタイミングで会うとたいていこう言われる。
「乗せてってくれ」
方向が同じなのである。
車中で久しぶりに積もる話などする。
近々、近場の連中で飲み会をしようとか、8月の末は大井競馬場でトゥインクルレース観戦だ、などと、内容はエンジョイする話ばかりだ。
仕事が終わればこうでなくちゃいけない。


 1(月) RUN5km 27:22 無理せず

〔その後、靴はどうなったか〕

▼会社のMが来た。
先立って、ここに来たときに誰かに靴を履かれてしまった者である。
オレは開口一番聞いた。
「そんで、靴はどうした?」
すると、Mから驚きの返事が返ってきたのだ。
「ぼくの靴でした」
何を言ってるんだ、おまえ。
あの時、言ったじゃないか、これは僕の靴じゃないって。
それに対し、Mはこう言う。
「あの時、履いた感覚がいつもと少し違ったんですよ」
非常に微妙な話をするじゃないか。
なにしろ、感覚である。
それが自分の靴かそうじゃないかは、すべて履いた感覚で判断しているのか。
それならそれでいいが、せめてもう少し感覚を研ぎ澄ませてくれないか。
じゃないと、おまえに履かれてしまう被害者があとを絶たないよ。



byクムラ〜




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