◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/30:目の前を駆け抜ける /29:いきなり鳴った /28:隠れた一面を見る /27:いつも通りだ /26:今日の勝負 /25:格闘技祭り、MVPは /24:気の利く2年生 /23:勝ち続けている /22:夏の終わり /21:基本的に健康体である /20:珠玉のCD /19:秋なのである /18:連勝記録は破ったが /17:突然の宣告 /16:雨のせいだ /15:気分はミーハー /14:手続き完了 /13:更新を忘れる /12:日本は強い /11:思い掛けないライブ /10:疲れの要因 /9:涼しくなった /8:次の仕事 /7:トラブルはあった /6:北海道ドライブ決算 /5:うっかり行ってしまう /4:大間上陸 /3:函館を走る /2:きのこ汁100円 /1:ここにも龍馬が/

<2010年 9月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

30(木) 120 100

〔目の前を駆け抜ける〕

▼今日も一日雨だった。
そんな中、打ち合わせのため六本木ヒルズを歩いていると、驚くべき光景が眼前に現れたのだ。
猛スピードで駆け抜ける電動車椅子。
乗っているのは初老のおじさんであり、その早さと言ったら、並の男が全速力で走っても追いつかないのではないかと思うほどなのだ。
いったいどこにそんな車椅子があるんだ。
まずもって、考えられることは、チューンナップである。
特別仕様のモーターを積んでいるのかも知れないし、サスペンションもスポーツタイプに違いない。
なにとぞ、赤切符だけは切られないよう注意していただきたいものだ。


29(水)         60 100

〔いきなり鳴った〕

▼いきなり、どこからかけたたましい警告音が鳴った。
携帯電話からである。
こんな着信音あったかな、と思い、携帯を見て見ると、なんと、「緊急地震速報」と表示されているではないか。さらに、「強い揺れに備えてください」ときた。
これはただ事ではない。
すわ、これからどでかい地震が来るのか、と身構えていたが、なんの揺れもない。
カーラジオを付けてみると、地震速報が流れていた。
メールには福島地方とあったが、そこで何かとんでもないことになっているのではあるまいか。オレは緊張してラジオに耳を澄ました。
震度4でした。
おいおい、いい加減にしてくれよ。
これくらいの地震でいちいち警報を出すのかい、おやっさん。
それとも、たまに警報出さないと忘れられるとでも思っているのだろうか。
これからの運営の仕方にいまひとつ検討の余地があるものと思われる。


28(火) 

〔隠れた一面を見る〕

▼5人で食事会であった。
そのうち一人は当社の重役であり、少々気の使う会となるのだろうと思われたが、大きな間違いだった。
仕事の話はこれっぽっちもなく、映画の話や格闘技の話、自分の失敗談など、大笑いの食事会となり、なかなか有意義なひとときを過ごしたのであった。


27(月) 120 100

〔いつも通りだ〕

▼一日中、雨だった。
1週間前のあの暑さはいったい何だったんだと言いたくなるような、そんな涼しさである。
そんな昼、営業のMと共に狛江方面へ客先の打合せのため行った。
次の仕事はMの仕事なのである。
因みにMはオレと同期の桜であり、実のところMの仕事をするのは初めてだ。
なんとかうまく納めてやりたいところだが、日増しにその状況の厳しさが判明してきた。
だからと言って、やらないとか、やりたくないとか、お尻が痒いとかは言えない。
なんとかなる、と言う、いつも通りの呑気さで、精一杯やるしかないのだ。


26(日) 

〔今日の勝負〕

▼結局、白鵬は全勝優勝を達成し、連勝記録を更に伸ばし続けているし、ローズキングダムは、ダービー馬 エイシンフラッシュを退け、菊花賞前哨戦 神戸新聞杯を勝ち、UFC ミルコ・クロコップは、元チャンピオン フランク・ミアに衝撃のKO負けを喫する。
そして、日本は中国に屈することなく、信念を貫き通すことができるだろうか。
ところでオレは明日から誰と勝負すればいいんだ。
ヌラリヒョンでないことは確かだ。
だったら誰だって言うんだ。
己の他に相手はいないと言えよう。
やけに、緩い相手だと思うかも知れない。
オレも思う。


25(土) 120 100

〔格闘技祭り、MVPは〕

▼夜は格闘技祭り。
前半は、亀田大毅vs坂田健史。
アグレッシブに攻めるのは専ら坂田だが、如何せんパンチ力がない。
一方の亀田もダメだ。
決定力と言うものがない。
くっついては離れ、くっついては離れの繰り返しで試合は終了。
結果は亀田の判定勝ちだったが、こんなんじゃこの先思いやられるぞ。

▼そして、元柔道オリンピック王者、石井慧の登場だ。
だがしかし、なんともしょぼくれた試合。まったくプロの試合運びではない。
ミノワマン相手なら、圧倒して勝つくらいでなければダメだろう。
この日、見事なKO勝利を上げた高谷をちょっとは見習えと言いたい。
これもまた、この先思いやられる内容であった。

それにしても、佐々木のぞみ、何とかしろよ。
彼女にコメントを求めること自体、どうかしてるぞ。
その一言が、張り詰めた緊張感をまるで伸び切ったゴムの様にしてしまうのだ。
そう言った意味においても、この大会のMVPは、佐々木のぞみです。


24(金)         60 100

〔気の利く2年生〕

▼Tは若い割になかなか気の利く2年生だ。
昼、部長ら5人で、中華のバイキングへ行った。
ひとしきり食べ終わり、さあデザートと言う段になって、部長が両手に皿を持ち、コーヒーまで持てなかったよ、と言いながらテーブルに戻ってきた。
それを見たTは、即座に機転を効かせ、僕が持ってきますと言って、部長のためにコーヒーを取りに行ったのだ。
やっぱりTは気が利くなあと、コーヒーを持って戻ってきたTを見ながら感心していたのだが、ちょっと待ちなさい。
コーヒーカップにアイスコーヒーはないじゃないか。
部長は、苦笑いしながら飲んでいたが、普通の会社なら首だぞ。
そんなにひどくない。
なにしろ、その季節感のなさにはほとほと呆れたが、季節感と言うよりもTのそのセンスのなさに何かしら得体の知れない恐ろしいものを感じるのであった。


23(木) 

〔勝ち続けている〕

▼予報通りの雨。
気温もTシャツでは肌寒いくらいだ。
「龍馬魂」のTシャツであってもだ。
あまりにも極端過ぎるぞ、おてんとうさん。

▼白鵬は相変わらず勝ち続け、現在59連勝。
明日勝てば、千秋楽を待たずして優勝らしい。
これだけ格段の差があると、興味も湧かない。
見たところ、今後白鵬のライバルとなりそうな若手も見当たらない。
となれば、少なくとも向こう2年間は白鵬の天下だろう。
突然変異的力士が現れなければの話だが。
突然変異と言ったって、エイリアンみたいな相撲取りは困るなあ。

ともあれ、双葉山の69連勝記録は、もしかすると、あと11勝で破られるのではないか。
もしかしなくともだけど。
つくづく朝青龍がいなくなったことは残念だが、冷静に考えてみれば、朝青龍に破られるよりはましかも知れないな。
何とも複雑な心境はわけだが、その記録をリアルタイムで見られるだけでも、まあよしとしようじゃないか。


22(水) 120 100

〔夏の終わり〕

▼今日も一日、六本木の事務所で仕事。
一日室内にいるとやはり辛い。何が辛いって、やっぱり疲れが目に来る。
主な仕事がパソコンと睨めっこだからに他ならない。
たまに若い者をからかい、気分転換するが、そんなことを何時間もやっているわけにもいかず、必死に一日堪えたのだった。
18時過ぎ、とっとと会社を後にし、上司を乗せて家路に向かった。
会社から帰るときはたいてい上司と一緒に帰る。
帰る方向が一緒なのだ。
途中の駅で上司を降ろし、約1時間半掛かって帰宅。
すぐに腕立て、そしてスクワットをしたらいきなり睡魔に襲われ、気が付いたら1時間半、そこいら辺で寝ていた。

長かった夏はどうやら今日までのようだ。
明日から一気に気温は下がり、まもなく冬が訪れる。
秋はいったいどうしてしまったんだ。
すっかり秋のスペースがなくなってしまったようである。
ともあれ、ようやく暑い夏から逃れられるわけだが、それはそれで何だか寂しい気分になるのだった。


21(火) 

〔基本的に健康体である〕

▼基本的にオレは健康体である。
しかしながら、唯一、健康診断で引っ掛かる項目がある。
頭が悪い。
いったい何の診断だよ、それ。
毎度、引っ掛かるのは、コレステロールである。
それほど極端に高いわけではないが、基準値よりも少々高いようなのだ。
食生活も特に問題はないと思う。
であればたぶん、おふくろからの遺伝ではないだろうか。
ともあれ、コレステロールと言うものは決して良いものではない。
いや、てっきりそう思っていたし、そう言われていた。
しかし、驚いたことにこれらをまるっきり覆す事実を聞いたのだ。
コレステロール値が高い方が実は長生きすると言う研究結果が発表されたのである。
いったい今までの見解はなんだったんだ。
このために、辛い食事制限をしていた人もいただろう。薬だって長年投与している人だっている。
それを思えばなんとも複雑な心境ではあるが、ともあれ、次回の健康診断ではいったいどんなアドバイスをしてくれるのだろうか。
オレはその時まで健康第一で頑張る所存です。


20(月) 120

〔珠玉のCD〕

▼札幌の妹から連絡が入った。
今日、実家に行き、オレが帰省の際に持って行ったお土産をやっと受け取ったと言う。
今年はオレの夏休みがずれてしまったので、妹夫婦、そしてその子供5人と会えなかったのである。
今年は特に残念だった。
それと言うのも、今年の土産には目玉があったのだ。
目玉と言っても、鬼太郎のお父さんじゃない。
目玉、すなわち取って置きである。
それはいったい何かと言えば、自作のCDであり、その中に入れたものは、妹がまだ幼稚園の頃、家族みんなで変わりばんこに歌った歌である。
カセットテープに録音したそれをこの時のために何十年と保管して置いたのだ。
カセットテープってこんなにもつ物なのか。すげえな。
当然のごとく、そんなものがいまだに残っているなんてことはみんな知るわけもなく、帰省の時に両親に聞かせた時は驚いていたし、案の定、妹、とりわけ、その子供達には大ウケだったとのことだ。
できれば、その場にいて、そのウケ具合を見届けたかったが、オレは思わず心の中でこう叫んだ。
やったぜ、ベイビー!
確かに心の中でしか叫べないな、こりゃ。
なにしろ、ひとしきり満足感に浸っていたのだった。


19(日) 120

〔秋なのである〕

▼3連休だが、珍しく大人しくしている。
買い物くらいは出るのだが、高速道路なんかもってのほかだ。
下道もなかなかどうして油断はできない。
いつもなら3〜40分で通過できる道が、1時間半も掛かるのだから、やはり3連休はちょっとどうかしてる。
こう言うときは大人しく家で本でも読んでいるのが正解だろう。
ロバート・A・ハインライン「夏への扉」の新訳版が出ていたので買った。
この小説は非常に好きな小説で、これまでに2回ほど読んだ。
そろそろまた読みたくなってきたと思っていたところ、ちょうどこの新刊が出ていたわけである。
新訳がいったいどんな感じに仕上がっているのか、凄く楽しみなのだった。

話はいきなり変わるが、さっぱり馬券が当たらない。
秋のG1を前に、資金が底をつきそうな、なんだかイヤなムードである。
こんな時は、競馬のことはしばし忘れて、本でも読むに限る。
なにしろ今は、秋なのである。


18(土) 

〔連勝記録は破ったが〕

▼横綱 白鵬が連勝記録を54とし、ついに千代の富士の記録を破った。
申し訳ないが、この際はっきり言おう。
なんとも残念な気分である。
確かに54連勝は凄い。しかし、千代の富士が打ち立てた記録に比べれば、そのレベルの低さは如何ともし難いのではないか。
あの頃のビデオを見ればそれは一目瞭然であり、千代の富士のその力強さ、技のキレと言ったら、現在の相撲界の誰と比べても雲泥の差があると言えるだろう。
何も白鵬が悪いのではない。
白鵬に比べ、その他力士の弱さと言ったらないのだ。
少しは粘り腰ってもんを見せたらどうなんだ。
そう言う意味においても、朝青龍と言うライバルがいなくなったことの影響は大きいし、残念でならない。
こんな風に思われる白鵬も可愛そうと言えば可哀想なのだが、事実は事実として受け止めるしかあるまい。
せめて、双葉山の連勝記録は阻止してくれよ、誰かさんよ。


17(金)         60 100

〔突然の宣告〕

▼同じ部署の後輩Hがオレの側に来てこう言った。
「お世話になりました」
特にお世話したつもりはないが、いったいどうしたと言うんだ。
異動である。
なんでこんな時期に、と思ったが、上期も終わりに近付いた今、たまにこんな異動もあるのだった。
もう一人、どうやらSも異動らしく、二人は非常に残念がっている様子だ。
取り立てて慰める言葉もないが、異動先は同じ東京内であり、これからも会うことが多いだろう。
したがって、本人が思っているほど、廻りに異動の感覚はないのだった。
別な意味で、中途半端に可哀想である。
近々、送別の会が開催されるだろう。


16(木) 120 100

〔雨のせいだ〕

▼朝からかなりのまとまった雨。
そのせいなのか、会社までの246号はちっとも進まない。
いつもなら、1時間半ほどで着く会社までの道のりが、今日は2時間半も掛かってしまった。
と言うことは何を意味するのか。
皆さんの想像通りだ。
遅刻しました。
会社に入るなり、「えへへ…」とおどけて見せるしかオレには手段がないのだった。


15(水)         60 100

〔気分はミーハー〕

▼昼、いつもの様に麻布十番でメシを食べようと外へ出た。
今日はいつもよりちょっと足を伸ばした。そして、武藤の店に入る。
武藤と言っても別に知り合いではない。
プロレスラー 武藤敬司、つまりグレートムタの店なのである。
グレートムタと言っても、やっぱり知り合いではない。
いつかは来たいと思っていたが、今日が始めての来店である。
中は意外と空いていた。
どうやら、すき焼きの店らしい。
知らなかったのかよ。
店員は、グレートムタではなかった。
他にも色々ランチメニューはあったが、やはりここは、すき焼きランチだろう。
1、020円とここら辺にしてはリーズナブルだったし、けっこう旨かった。

ここから会社に戻る途中、正面から歩いてくる女性はまさしく、あの、なんだっけ、名前は出てこないが、報道ステーションの古館一郎の横にいる女性アナウンサーだった。
なんだかミーハー気分な昼どきであった。


14(火) 

〔手続き完了〕

▼証明写真を撮るのが面倒だったので、ちょうど以前撮った写真の余りが手元にあったのでそれを使おうと書類に貼り付けようと思ったのだが、この写真、この資格の更新のために使った写真じゃないか。これじゃ、見え見えだぞ。
危なく、この写真が3ヶ月以内じゃないことがばれるところだった。
仕方ない、新たに撮るか。
ここにはないと思っていた麻布十番商店街の百均にある証明写真撮影機で写真を撮り、無事、八丁堀まで書類を提出して来たのだった。


13(月) 120 100

〔更新を忘れる〕

▼今月いっぱいで有効期限が切れる資格の更新をうっかり忘れるところだった。
調べるとインターネットによる更新もできる様だ。
これなら手間なくできそうだ。
だがしかし、期限が20日を切れる場合の更新はインターネットではダメだと言うではないか。
なんてこった。
どうやら直接、書類を持参しなければならない様だ。
めんどくさいなあ、もう。
さらにこの資格の更新に合わせ、講習も受けねばならないのだが、見るとすでに今月分の講習の募集は終わっているではないか。
何度も言うようだが、
なんてこった。
ともあれ、何事も余裕を持って準備しなければダメだと言うことだ。
明日、さっさと終わらせるとするか。


12(日) 

〔日本は強い〕

▼昨晩、身内にちょっとしたアクシデントがあり、その対応に朝方まで掛かったため、今日は非常に眠い一日だった。
なんとか一息落ち着き、夜帰宅するや否や、世界柔道選手権で気合いを入れる。
なにしろ今大会の日本はやたらと強い。
日本柔道ここにあり、と胸を張って言えるのだ。
やはり、世界に誇れる日本の国技は相撲ではなく、柔道なのだ、と自信を持って言おうじゃないか。
今はね。


11(土) 

〔思い掛けないライブ〕

▼近所のイオンへ行ったら、ライブの張り紙がしてあった。
そのライブはこれから30分後に始まるようだ。
誰のライブだろうと、よく見てみると、なんと石野真子ではないか。
これは是非とも見ねばなるまい。
急いで会場へ行くとすでに席は満杯、オレはそのすぐ後ろに立って待った。
そして、なんと本人が出てきたではないか。
当たり前だけど。
なにしろ、その若々しさと、スタイルの良さ、そして、さすがプロと唸らせる歌のうまさに感動した。
最後には、あの懐かしいデビュー曲「狼なんか恐くない」を披露。非常に得した気分の30分だった。
今回、久々の歌手活動再開と言うことで各地を廻っているようだが、ニューアルバムの即売会もあり、こうなったら買うしかないだろう。
CDのジャケットにサインをしてもらい、そしてしっかりと握手をし、オレは「頑張ってください」と一言言うのがやっとだった。
思い掛けず、なんともうれしい時間であった。


10(金) 

〔疲れの要因〕

▼しばらくは、会社の中での仕事となりそうであるが、1日、中にいると、とてつもなく疲れるのだった。特に目に来るのだが、四六時中、パソコンや書類とにらめっこしているのだから無理もないとは言え、それにしてもここ最近、自宅に帰る頃にはもうくたくたのへなへなであり、この日記を書くのでさえやっとの状態が続いている。これはいったいどうしたことか。
旅行疲れが残っているんだよ、きっと。
そんなバカなと自分自身に疑惑の目を向けるものの、それは紛れもない事実であり、少しは自覚しなくてはならないのだろうが、ちょっと待て、君。
根本的な原因は旅行疲れではないのではないか。
だったら何かと言えば、これしかないだろう。
なまっている。
確かにオレのしゃべりは時としてなまっている。しかし、そのなまりじゃないっつうの。
体がなまっていると言うのだ。
取りも直さず、その原因もまた旅行にあるわけであり、その期間、ほとんど腕立て伏せもしていなかったのだから、なまるのももっともと言えよう。
まだしばらく、軌道に乗るまで掛かるかもしれないが、オレは焦らない。
なぜなら、オレの性分は、呑気だからだ。
呑気で行こうぜ、みんな。
これがこの秋のスローガンである。


 9(木) 120 100

〔涼しくなった〕

▼昨日の雨で一気に涼しくなった。
夜、外を歩いていると涼しいから驚きだ。
こんな感じは本当に久しぶりのことである。
来ないと思っていた秋は、どうやらちゃんと来てくれそうだ。
なんともありがたい話である。
反してありがたくないのは台風だ。あと何個来るかは分からないが、できるだけ大人しくしておいて欲しいと願うのである。

▼このところの世間の話題はもっぱら民主党代表選 菅vs小沢であるが、オレにはまったく興味が湧かない。勝手にやってくれと言った感じである。
参加できない選挙ほど面白くないものはないのである。


 8(水)         60 100

〔次の仕事〕

▼昨日までの好天はいったいなんだったんだと言うくらいに凄いどしゃ降りだった。
なにしろ、ワイパーがおっつかない。
じっとワイパーを見ていると目が廻りそうだ。
帰宅してニュースを見れば、やっぱり凄いことになっているのだった。
最近の地球はやっぱりどこかずれている。
まるでオレの様だから不思議だ。

▼次の仕事が決まった。
別に転職するわけじゃないけど。
当初は地元町田と言うことで喜んでいたのだが、急遽、配置が変わり、狛江市となったのだった。
いったいどこなんだろうと地図を見ると、まあそれほど遠くはないようで、ホッとしたわけだが、可哀想なのは、後輩Nだ。
千葉に自宅がありながら、出張だと言うが、問題はその場所だ。
なんと青森と言うではないか。
しかもこれから寒くなると言うのにだ。
配置を決めた上司は言う。
「Nの出身はどこだ?」
「自分と同じ、北海道です」
すると上司はきっぱりとこう言うのだ。
「じゃあ、大丈夫だ」
どうやら寒さに慣れていれば大丈夫と言うことらしいが、そう言う問題でもないような気もする。


 7(火) 120 100

〔トラブルはあった〕

▼休み明けの出社。
定番の北海道土産、じゃがポックルを皆に配り、車で帰道した事実を今年も呆れられたのだった。
なにしろ、3100キロだ。
よくぞ頑張ってくれたと愛車に感謝したい。
しかしながら、その道のりはまったくノントラブルだったかと言えば、そうでもない。
それは、まだ関東を出ていないサービスエリアで発覚した。
遠くから愛車を見ると、下の方から何かが落ちている。
よく見てみると、左側前部のタイヤハウスの中にある、なんと言ったら良いか、塩ビ製の黒いカバー、つまり、タイヤハウスからエンジンの方に泥などが入らない様にするカバーだ。それが外れて下に下がってしまい、しばらく地面に引きずって走っていたようなのだ。
すぐさまオレはトランクから針金を出し、応急手当をしたのだった。
また修理代が掛かるなあ。
しかし、それで済んで良かったとも思えるのだ。


 6(月) 

〔北海道ドライブ決算〕

▼昨晩、無事東京に帰還した。
実家に帰宅報告のFAXを送る。
さぞかし、いまかいまかと待っていたことだろう。

北海道ドライブの決算は次の様になった。
総走行距離 3、136キロ
北海道の実家まで行き、その後あれこれ廻ってくると、毎回たいていこのくらいの走行距離になる。
昨年は、3、300キロを越えたが、日本最北端まで行ったせいだ。

ガソリン消費量 325.6リッター
燃費 9.6L/km

ガソリン価格は北海道が高く、ハイオク151円なんてところもあり、反対に青森が安く、ハイオク133円で入れられるところがあった。
因みに東京は、135円だった。
燃費はいつも、なかなかリッター10キロに届きそうで届かない。
自分的にはずいぶん抑えて走っているつもりなのだが。

すでに9月だが、あまりもの暑さに気分的には夏真っ盛り、そんな遅い夏休みだった。


 5(日) 

〔うっかり行ってしまう〕

▼昨日は結局、まっすぐ帰らなかった。
うっかり、いままで山形に行ったことがないことに気付いてしまい、そっちに向かったのだった。
何のあてもないので、取りあえずいつもの様に城に向かった。
困ったときの城頼みだ。
市内に霞城公園と言うところがあるらしい。
因みに霞城とは、山形城の別名である。
行ってみると、復元が終わったばかりの東大手門を見ることができた。
これから長い年月を掛けて、本丸の復元も計画しているようだ。

▼少し行ったところに、ちょっと面白い建物があった。
現在は、山形市郷土館だが、明治初期に済生会病院として建てられた建物で、当時としては非常にモダンなデザインだっただろうし、今見ても非常に斬新な造りをしている。
当時は、偽洋風建築と言われたようだ。
入場料は無料。中が撮影禁止なのはちょっと残念だったが、隈無く見て廻った。

▼紅の蔵と言うところで、名物であるそばを食べ、山形を後にした。
さあ、ほんとうに帰るとしよう。


 4(土) 

〔大間上陸〕

▼函館港からフェリーで大間に向かった。
青森までなら3時間40分だが、大間までなら1時間40分で着く。
それが得かどうかはわからない。
到着するとすぐに大間岬に向かった。本州最北端の岬である。ここから見る北海道は格別だ。
ここにある、かもめと言う店に入り、昼食。
ラジオからは北海道の放送が流れている。
大間と言えば当然、マグロだろう。
サンマをたのむ奴はなかなかいない。
そこでオレは、マグロとウニとアワビの3食丼を頼んだ。
因みにこの旅行で、ウニ丼は4回目だ。
呆れたウニ好きだな、おまえ。
出てきた丼の上は山盛り。これでたったの2000円。
さすが本場のマグロはうまかった。

▼ここから尻屋崎へ向かった。
若い頃、仕事で3ヶ月ほどいたことがある場所だ。
実に懐かしい。
しかしながら、現地にはでかい工場や風力発電の風車が鬼の様にできていて、その当時、宿泊していた民宿もすでにその場所にはなかった。ちょっと寂しい。
ゲートをくぐって岬に向かう。ここのゲートは17時で閉鎖することになっているようだ。
ここから2キロほどで到着。
いきなり、寒立馬の出迎えを受ける。
親子の馬が3組ほど、ここで長閑に過ごしているのだ。
ごろ寝をする子馬に近寄り、鼻を撫でる。
まったく起きる気配なし。なんて無防備なやつらなんだ。
こんなに幸せそうな馬を見たのは久しぶりだよ。
しばらくここで馬たちと戯れた。

尻屋崎灯台を見学。
こんなところにも土産物屋はある。
お決まりのステッカーなど買い、ここを後にした。

さあ、帰ろう。
八戸自動車道から東北自動車道へと入り、あとはただひたすら東京に向かってひた走るだけだ。


 3(金) 120

〔函館を走る〕

▼台風の影響だろうか、雨が降ったと思ったら晴れ上がったりと、おかしな天気だった。
函館坂本龍馬記念館へ行った。
開館して1年と、まだできたてほやほやの記念館である。
建物自体はそれほど大きくはないが、龍馬に関する資料が実に分かりやすく展示されていた。

港で買い物をした後、海岸沿いを約100キロ。松前に向かった。
途中、「横綱の里」と言う幟を見掛けるようになった。
そうである。ここはあの千代の富士の故郷なのである。
その師匠、横綱千代の山もまたここの出身であるため、横綱の里と名付けたのだろう。
かつてオレは千代の富士の大ファンであった。
となれば寄らないわけにはいくまい。
あまり時間がなかったが、入場料500円を払い入った。
数々の優勝額やトロフィー、そして懐かしの取組を一通り見て廻ったのだった。

ここから約20キロ走って、松前城に到着。
ここが日本最北端の城である。それほど大きい城ではない。中は資料館になっている。
最上階は展望できると思ったが、普通の最上階であった。
城からすぐそこが海である。
こんな近くに海のある城は他にあっただろうか。
あるかも知れないけどオレは行ったことがない。
他の城とはまた違った雰囲気があり、面白いと思った。

勇猛な荒波を眺めつつ、再び来た道、函館に向け走った。
明日、北海道を後にする。


 2(木) 

〔きのこ汁100円〕

▼余市辺りを走っていたら、「きのこ汁100円」の看板が目に止まった。
キノコが大好きなオレはそれが気になってしょうがない。
まもなく、その看板の発信元に到り、オレは迷わずハンドルを左に切った。
そこはまさしく「キノコ王国」である。
王国だけに、そこにはあらゆるキノコがあった。
なにしろ、きのこ汁である。
確かにそこには、100円のきのこ汁はあった。
しかしオレはキノコ好きである。
したがって、オレは180円の大盛りきのこ汁を食べたのであった。
キノコ好きは、大盛りでなければならないのだ。

▼日本海側を下って函館に向かうプランは、下道であるがゆえに思った以上に時間が掛かり、さらに度重なるアクシデントがあったため、途中から長万部に向かうルートに変更したのだった。
世間は平日である。当然、会社も平日であり、したがって、仕事の電話は普通に入るのだった。そしてこんな時に入る電話はたいてい厄介な電話であり、そんなやり取りをしながら長万部に向かうオレは、なんて国際的なんだ。
長万部は日本だけど。

▼函館までもうすぐだ。
途中、森町のラッキーピエロで腹ごしらえをし、目の前の函館を目指すのだった。


 1(水) 

〔ここにも龍馬が〕

▼近くに坂本龍馬記念館があると親が言う。
まさかと思ったが、それは歴史資料館の中の1コーナーなのだった。
そして今日、親と一緒に隣町の浦臼歴史資料館へ行った。
町のあちこちに「北の龍馬」の幟が立っている。
入館は無料で、他に客は見当たらなかった。平日なのだから無理もないだろう。
中に入るといきなり龍馬の等身大パネルの出迎えを受けた。
実際には龍馬は北海道に来ているわけではないのだが、龍馬の北海道開拓の夢を受け継いだ親戚のみなさんが、北海道に移住し、色々と力を尽くしたわけである。
坂本龍馬に関する展示物はほとんど目にした物ばかりだったが、それでも、なかなかしっかりした内容だった。

▼今日で実家も最終日を迎える。
「体には気を付けろ」と、耳にたこができるほど言われ、それはこっちのセリフなのにと思いつつ、何度も頷き実家を後にした。

▼函館を日本海廻りで向かうことにした。
海岸線を走り、積丹半島に入る。
神威岬を渡った。
一種異様な雰囲気のその岬は、見事と言うしかないほど絶景であった。




byクムラ〜




昨日 今日


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