◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/30:よくやった /29:決戦間近 /28:相撲がピンチ /27:13万キロを超える /26:いつもの道はいつもと違う /25:気分のいい朝 /24:日本中が注目 /23:靴がない /22:もうすぐ1年 /21:行き先は /20:初めてのWindows7 /19:残念な夜 /18:今年の夏休み事情 /17:実は名前が違う /16:かつてはぶら下がっていた /15:思い出す引っ越し /14:ついに日本出陣 /13:アイアンマン2を見に行った /12:気迫で走る /11:名の由来 /10:同郷のやつれ /9:最近のコピー機 /8:さし当たっての楽しみ /7:心して待つ /6:探査機はやぶさ /5:心境は複雑である /4:次が本番 /3:重々しい電話 /2:辞任、そして復活 /1:最善の対処/

<2010年 6月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

30(水) 120 100

〔よくやった〕

▼知っての通り、昨夜、日本はパラグアイに負けた。
延長戦の末、PK戦で惜しくも負けたのだ。
そのときのオレの落胆様と言ったら、とてつもないものだったが、そんなものどうだって良いくらいに、選手自身の落胆は想像を絶するものだっただろう。
それでもよく頑張ったと思う。
PKは時の運。試合自体はほとんど互角の戦いをしていたし、絶体絶命のピンチを何度も凌いだ。
今回は、決勝トーナメント1回戦を勝ち抜くことはできなかったが、確実にレベルアップしているのではないか。
ややもすれば、次回はベストフォーも十分狙える存在となることだろう。
ひとつ言いたいのは、サッカーは団体競技であると言うことだ。
それは、野球以上だろう。
だから絶対に、個人表彰などしないで欲しいのだ。
それ以上に、個人攻撃もやめていただきたい。
そんな幼稚な者はいないと思うけど。


29(火)         60 100

〔決戦間近〕

▼さあ、いよいよだ。
いよいよといったら、これしかないだろう。
W杯決勝トーナメント、日本vsパラグアイだ。
その盛り上がりは最高潮に達している。
驚いたことに、どこのコンビニも店員はサムライジャパンのユニフォームを来ているではないか。
しかも、テレビを付ければ、どこの局もこの話題だ。
放映権のない局でさえもだ。
それほど、無視しきれない話題なのだ。
さて、明日はどんな気分で迎えることができるのだろう。
勝っても負けても、清々しい気分でいられたらと思う。


28(月) 120 100

〔相撲がピンチ〕

▼相撲界がとんでもないことになっている。
野球賭博である。
関わったその人数たるや驚くばかりであり、力士や親方28人の処分が決まったと言うが、いったいどんな名古屋場所になってしまうんだ。
まずもって、横綱白鵬の独断場は揺るぎないだろう。
だってそうだろう。幕内8人が出場しないのだ。
となれば、通常ならば絶対に対戦しないであろう下位の力士が、いきなり横綱大関と対戦と言うことも考えられるのである。
その一方で、若手にとってはチャンスなのではないか。
上位がいないと言うことは、一気に番付アップの可能性があると言うことだ。
つまり、鬼のいぬ間になんとやら作戦である。
ともあれ、情けない事態であることは間違いない。
名古屋在住のときは、毎年の様に行っていた名古屋場所である。まさか、こんなことになるとは予想だにしなかったよ、まったく。
これを機にすっかり膿を出しきって、新しい相撲界を作って欲しいものだ。


27(日) 

〔13万キロを超える〕

▼本日、我が愛車スカイラインHCR32の総走行距離が13万キロを越えた。
年数にしては少ない気もするが、それでも13万キロである。
これまで、北は北海道から南は九州まで、日本列島を縦断してきた。
その間、様々なトラブルにも見舞われたが、よくぞ、ここまで走ってくれたと言う思いでいっぱいである。
しかしながら、区切りの20万キロまではまだかなりある。
まだしばらくは付き合ってもらわねばなるまい。
苦労を掛けるが、なにとぞ頼むぞ。


26(土) 120 100

〔いつもの道はいつもと違う〕

▼休日出勤を終え、車でいつもの道を帰る。
しまった。うっかり、東京競馬場に向かう道に入ってしまった。
しかし、これがいつもの道であり、ここを通るのは至極普通のことなのだが、うっかりと言ったのは今日は土曜日であると言うことだったのだが、考えてみたら、いま東京は開催しておらず、しかもすでに18時を過ぎている。したがって、渋滞に出くわすことなく、いつもの様に競馬場の横を通過することができた。
だがしかし、これからが大変だった。
レジャー帰りなのか、レジャーに向かうのか、なにしろもの凄い渋滞なのだ。
あまりにも動かないので、迂回を繰り返していたら、いつの間にかとんでもないところに出てしまった。
駅前商店街の、しかも歩行者天国ではないかと思えるほど、多くの人が我が物顔で歩いているではないか。車なんか、まるで無視だ。
次第にが増える人の数。そうこうしているうちに、ふと見ると、眼前にドンキホーテが迫っているではないか。当然、もの凄い人だかりであり、この時点でオレはすっかり諦めました。
こうして、いつもの倍以上の時間を掛けて帰宅したのだった。
急がば回れ、オレは改めてこの意味を痛感した次第である。
オレの性分じゃ、無理だけど。


25(金)         60 100

〔気分のいい朝〕

▼実に気分のいい朝だった。
W杯、日本は歴史的な勝利を上げたのである。
結局オレは早朝、根性で起床し観戦した。
後半からだけど。
テレビを付けた瞬間、喜ぶ日本の応援団。
その状況から、オレは即座に日本が勝っていることを予測した。
負けてて喜ぶ応援団がどこにいるんだ。
とにかく、日本は勝った。
一日、日本中は歓喜に沸き立っていた。
敢えて言わせて貰うなら、ウキウキジャパンだ。
もし、負けていたらどうなっていたことだろう。
ウゴウゴジャパンだろうか。それとも、ウギャウギャジャパンだろうか。
はたまた、ウゲウゲジャパンですか。
いい加減にしろ。
なにしろ、決勝トーナメントである。
まだしばらくは楽しめそうで嬉しい限りである。


24(木) 120 100

〔日本中が注目〕

▼いま、日本中が注目していることがある。
参議院選挙なのか。
そんなわけはないだろう。
それは、W杯に他ならない。
天下分け目の一大決戦、日本vsデンマークのキックオフがまさに迫っているのだ。
しかし、オレは自信がない。
別に試合のことを言っているのではない。
問題はキックオフの時間だ。
夜中の3時半ってことはないじゃないか。
3時半と言えば、普通ならば、アホづら下げて熟睡状態に陥っている時間ではないのか。
したがって、もっとも条件的に悪い時間帯と言えるだろう。
悩んでも仕方ない。こうなったら普通に寝て、気になったら起きるだろうし、気にならなかったら寝ているのだろう。
ともあれ、頑張れ、日本。


23(水)         60 100

〔靴がない〕

▼あれ、僕の靴がない。
帰る際、そう呟いたのはKである。
いったい何があったと言うのか。
靴がないのである。
最初からそう言ってるわけだけれども。
どうやら、誰かがKの靴を履いて行ってしまったようだ。
そう言えば今日は訪問者が多かったな。
しかし、どう考えても思い当たる人間がいないのだ。
ここに残っている靴は白のスニーカーであり、しかもかなりのボロである。
そんなボロを履いてきた人間は、どう考えてもいない。
この靴、ほんとにKのじゃないのか。
違いますよ。確かに僕のも白のスニーカーですけど、はっきり言わせてもらえば、もっとボロです。
そう言いながらKはニコニコして、そのスニーカーを履いて去っていったのだった。


22(火)     RUN5km 25:24 

〔もうすぐ1年〕

▼あれだけ日中暑かったものの、夜、河川敷を走ると実に涼しく心地良い。
だがしかし、家に戻れば汗だくで、なかなか汗が引かなかった。
そう言えば、走り初めてからもうすぐ1年になる。その頃は、腕立てをやってから走ると言うような、そんな元気があったようにも思うが、いまはそんな余裕は微塵もない。
それでも、走って足が痛くなると言うようなこともなくなり、なかなかどうして少しずつは向上しているのではないか。
これからますます暑くなる。
ここからが勝負だ。
なんのだ。


21(月) 120 100

〔行き先は〕

▼明日から社員旅行に行く者がいて、S先輩もその一人であり、明日からいないけどよろしく、との連絡があった。
我が社の社員旅行は毎回行き先が2通りあり、オレは昨年韓国へ行ったのだが、なぜか、ベトナムの方が希望者が多いのだった。S先輩もたぶんこっちなのだろうが、一応聞いてみた。
行き先はベトナムですか。
するとS先輩はウキウキしながらこう答えたのだ。
「違うよ、ホーチミンだよ」
突っ込む間もなくS先輩はすかさずこう言った。
「なんだ、知らないのか。ベトちゃんムクちゃんがいるところだよ」
言いたいことはわかるが、微妙にまったく合っていない。
オレは、ああそうでしたか、と言うしかないのだった。


20(日) 

〔初めてのWindows7〕

▼かねてから欲しいと思っていた持ち歩き用パソコンをついに買った。
当初は、これまで使っていたものと同じEeePCを狙っており、いろいろと調査もしていた。しかし、店頭でふと1台のマシンが目に止まった。
これまでまったく眼中になかった機種である。
そして、結局それに決めてしまった。
そのマシンは、Gateway。
しかし、牛がらではない。
当初の予算よりも2万ほど高くなってしまったが、CPUは、Core2Duo、メモリー4GB とスペックは数段上だし、電池の持続時間も8時間と長い。
そして今回初めてお目に掛かったのは、Windows7だ。
その昔、Windows 3.1から Windows 95に変わったときはその変化にかなり戸惑ったものだが、そこまでとは言わないまでも、Windows7の変貌はかなりのものである。
これがなかなか手強い。
Windows が管理しますよ感が漂っているのだ。
なにもそこまでやってくれなくてもいいじゃないか。
なかなか鬱陶しいのである。
ともあれ、最先端のOSだ。
心して、もがき慣れようと思う。


19(土) 

〔残念な夜〕

▼日本国民に取って、実に残念な夜となった。
W杯予選リーグ第二戦、日本はオランダに負けてしまったのである。
0対1。
点差で言えば、善戦したと言えるのだろうが、やはりオランダとの実力の差は歴然だった。
なにしろ、ボール支配率が違いすぎる。
3回ほどチャンスはあったものの、これくらいのチャンスじゃ決められないのが日本である。
前回活躍の本田も今回ばかりはまったくサッカーをさせてもらえなかった。
ともあれ、1点で済んで良かったとも言えるのではないか。
この得失点差が最後の最後で明暗を分けるのだ。
こうなったら他力本願だ。
是非とも、カメルーンには頑張ってもらって、次回の日本の相手であるデンマークには、やる気を無くさせて欲しいとお願いしたい気持ちでいっぱいです。


18(金)         60 100

〔今年の夏休み事情〕

▼今の仕事が一段落するのは、8月20日である。
それが意味することは何か。
夏真っ盛り。
確かに、一番暑いときの仕事と言えるかも知れないが、いまそんなことを問題にしているのではない。
お盆に帰省できないのである。
ま、無理にお盆に帰省する意味もそれほどないのだが、できれば世間が休みの時に自分も休んだ方が、なんだか大手を振って休めそうで精神衛生上は良さそうなのである。
しかし、それ以上の利点は取りも直さずこれである。
空いている。
高速は渋滞がないし、店を歩いていても人とぶつかることはない。
フェリーなんか、予約なしで乗れるだろう。
これ以上、精神衛生上心地良いことはないじゃないか。
だが、油断していると夏休み自体取り損なう恐れもあるので要注意である。
まずは、北海道の実家に連絡しよう。
毎年、バーベキューの用意をして待っているからだ。


17(木) 

〔実は名前が違う〕

▼昨日日記で書いたハエ取り紙は、正式にはハエ取りリボンと言うらしい。
我が家ではハエ取り紙と言っていたような気もするが、正式にはハエ取り紙は別物と言うことだ。
さすがにこっちの方はオレは知らない。
ともあれ、リボンである。
なかなか可愛らしいじゃないか。
これなら頭に付けてもそれほど違和感がないかも知れないな。
いやだよ、そんなリボンは。

とにかく、ハエにはハエ取りリボンだし、ゴキブリにはゴキブリホイホイだ。
しかし、我が家にハエ取りリボンはあったものの、ゴキブリホイホイはなかった。
なぜなら、北海道にゴキブリはいなかったからだ。
なんだか残念な気もするが、そうでない気もする。
その替わりと言っちゃなんだが、カブト虫もいない。
それじゃ、ないないづくしだよ。
ところが、ないないづくしと言う虫もいない。


16(水) 120 100

〔かつてはぶら下がっていた〕

▼事務所にハエが一匹飛んでいた。
一匹とは言え、なかなか鬱陶しいものだ。
ふと、ハエ取り紙の話になった。
しかし、Kは、それ何ですかと言う。
そう言えば最近見たことないな、ハエ取り紙。
それがどんなものなのか、説明するがなかなか理解してもらえない。
昔は、どこの家でもぶら下がっていたものなのではないか。
うちにも夏場はぶら下がっていたし、気が付けば、良く頭に絡まっていたものだ。
これが取るのが大変なんだよ。もう、ねばねばしちゃってさ。
取るのが面倒でそのままにして遊んでたり。兄弟そろって。
どれだけ無頓着な兄弟なんだよ。
なにしろ、いくら口で説明しても埒が開かない。
明日、そこの百均で買ってきますよ、とWは一言言い、帰って行ったのだった。
果たしてあるのか、ハエ取り紙。


15(火)         60 100

〔思い出す引っ越し〕

▼実に晴々とした朝だった。
それはなぜか。
ただ単に、すきっと晴れ渡ったからではない。
そう、岡田ジャパンが勝ったからだ。
そんな久々の勝利の味に浸りながら仕事に出掛けた。

▼いまオレの仕事場に一時来ているのは、K藤である。
いまの仕事が終われば、いよいよ横浜に異動となり、したがってもうすぐ引っ越しである。しかしながら、まだまったく荷造りをしていないらしく、これからなかなか大変そうだが、ところで、引っ越し費はいったいいくら掛かかるのか聞いてみた。
「5万です」
5万って、おまえ。それじゃまるでワンコイン感覚じゃないか。
5万のワンコインはないけど。
ともあれ、どれだけコンパクトな生活してるんだよ。
ふと思い出す。その昔、墨田区から千葉の野田に引っ越したときのことを。
会社のバンを使って一人で引っ越しをしたのである。
3往復もしただろうか、けっこう大変だった記憶がある。
それに比べれば、5万の引っ越しはまだましなのではないか。
それにしても解せないのは、どうしてオレは自分でやろうと思ったのだろう。
なんのことはない。知恵がなかったからである。
今思えば、ほんとに変わったやつだったな、オレは。


14(月) 120 100

〔ついに日本出陣〕

▼ついに梅雨入りである。
したがって今日は終日、鬱陶しい雨であった。

▼ワールドカップはいよいよ本日、日本の出陣である。
相手は強豪カメルーン。
普通で考えれば適う相手ではないだろう。
しかし、日本はカメルーンには負け無しだと言う。
意外に思うが、いったいいつの話なんだよ、それ。
なにしろ、ラジオは一日中、その話題と、はやぶさの話題で持ち切りだった。
オレの願いは、取りあえず、オウンはやめてくれ、それだけだ。
虚しいからなあ、オウンゴールは。
そして、わくわくしながら23時のキックオフを迎えるのである。
いったい明日、どんな気分になっていることだろう。
晴々とした気分だといいと思う。


13(日) 

〔アイアンマン2を見に行った〕

▼やはり、アイアンマン2を見に行ってしまったのだった。
ま、見る気まんまんだったわけだが。
たいていの場合、シリーズ物は次第に面白くなくなると言うのが定説だが、アイアンマンはなかなかどうして、けっこう面白かった。
強敵が現れたりするのは案の定だったが、アイアンマンスーツをスーツケースで持ち運び出来る様になったのは、至極画期的な進歩ではないか。
スーツを装着する場面なんか、かっこいいったらありゃしない。
ともあれ、早く3作目が見たい。
どうやら3作目があるのを決めつけているようだが、エンドロールが終わったあとに、その布石があったわけであり、最近の映画は最後まで油断してはならないのである。

▼小型衛星探査機「はやぶさ」の地球帰還をつぶさに注目した。
生中継をテレビでやるわけでもないので、ひたすらニコニコ動画の生中継に釘付けになっていたのである。
それにしても、ネット上でこの感動を共有できるとは凄い世の中になったものである。


12(土)     RUN5km 29:25 重いし、道を聞かれた

〔気迫で走る〕

▼久しぶりの休日出勤。
非常に暑い一日だったが、時折吹く風が心地良い。
帰宅し、ランニングに出た。
すると思いも寄らない事態がオレを待ち受けていた。
体が重い。
走り出した瞬間、調子がいまいちであることをオレは認識した。
しかし、オレは走る。
なぜなら、オレは走り出したら5キロ走る男だからだ。
さぞかし、オレの形相は凄いことになっているだろう。
きっと、なんぴとたりとも近寄りがたいオーラを発していたはずだ。
正面からお爺さんが近付いてくるようだが、いまのオレに接近するのは非常に危険と言えよう。けっして責任は持てない。
「駅はどこですか?」
道を聞かれちゃいました。
鬼気迫るであろうこのオレに気軽に道を聞くとはいったいどういう了見なんだ。
「その橋を渡って左に曲がると16号があるので横断歩道を渡ると駅が見えますよ」
オレは何事もなかったかの様に平静を装って道案内をしました。
オレの気迫はその程度のものである。


11(金)         60 100

〔名の由来〕

▼営業に伊織と言う名前の男がいる。
それに関して前から気になっていたことがあり、思い切って聞いてみた。
もしかしておまえの父さん、宮本武蔵好きか?
武蔵には伊織と言う名の養子がいたのである。
すると、きっぱりとした答えが返ってきた。
違います。
聞けば、名前の由来はこうだと言う。
名付け親はお爺さんであり、そのお爺さんの名前の「伊」の字をまず一字取った。
そして問題は、「織」だ。
思いはすべてこの「織」の一字にこめられていると言えよう。
「着るものに困りませんように」
お爺さんの子供を思う気持ちが涙が出るほど感じられる。
だがしかし、いったいいつの時代の願いなんだ、これは。
営業はしみじみとこう言うのだ。
確かに着る物には困っていません。
ああ良かったね、と言うしかないのだった。


10(木) 120 100

〔同郷のやつれ〕

▼今日はさすがに暑い一日だった。
そんな午後、府中の仕事場から、築地へと向かった。
後輩のH野に頼んでいたものを受け取りに行ったのである。
現地に行くとH野が待っており、その傍らに同郷の新入社員Kがいた。
配属になってからH野の下に付いて働いているのである。
どうだ、頑張ってるか、と声を掛けると、にこやかに、はいと言う返事が返ってきた。
しかし、表情はにこやかだがどことなく疲れている、と言うかやつれているのだ。
聞けば、帰宅するなり寝てしまうようだし、そんなだから、寮の同期の連中とも、まったく飲みに行く余裕などないと言う。
その不安は計り知れないものがあるだろう。
それは、取りも直さず、何が分からないのか分からないと言う得体の知れない不安である。
しかし焦ってもしょうがない。
毎日確実に、一歩進んで二歩下がるしかないのだ。
それじゃ、下がる一方だよ。


 9(水)     RUN5km 25:46 

〔最近のコピー機〕

▼最近のコピー機ってのは凄い。
何が凄いって、驚いたことに頼んでもいないトナー、つまりインクが送られて来るのである。
それのどこが凄いって言うのか。
どうやら、トナーの残量が少なくなると、その旨の情報がネット回線を通じてメーカーの方へと伝達されるらしいのだ。
だから、いちいちインクがなくなったと言って慌てなくても良いのである。
しかし、問題もなくはないのではないか。
なくなったトナーをいつまでも交換しないでいると、再びトナー不足の情報が行ってしまい、気が付けばトナーが来ちゃっているのではないか。
これはちょっと困るのである。
なにしろトナーと言うものは高い。インクジェットどころの話ではない。
それがカラーともなれば、知るのもイヤになるほど高価なのである。
だから、交換しなくてはいけない。
油断すると、次々と高価な品、トナーが送られてくる恐れがあるからだ。

▼夜、ランニングに出る。
夜風が気持ち良い。
いまの時期が気候的には一番良いのだろうな。
河川敷を走ると、カエルの大合唱が始まっていた。
なんだか懐かしい感じがした。
そして、どこからともなく焼き肉の匂い。
そんな観察ができるほどになったか、オレも。


 8(火)         60 100

〔さし当たっての楽しみ〕

▼帰宅して走ろうと思ったが生憎雨が降り出した。
明日からはなんとか持ち直す様だが、来週はまた天気が崩れるらしい。
どうやらオレの予言通り、今月は梅雨入りとなりそうだ。
予言するまでのことじゃないけど。

▼競馬のG1も一段落付いて、さし当たっての楽しみと言えば、やはりワールドカップだろう。
焦点は、果たして日本が点を入れることができるかどうかに尽きる。
点を入れると言っても、けっして自分のゴールではダメだ。
なんだか、やけにハードルの低そうな目標だが、いまの日本はこのハードルさえも、果てしない高い。
なにしろ、点数を入れなければ勝ちはないのだ。
まずは、目先の1点が大事なのである。
1点を入れる。
その時、日本中が狂喜乱舞するに違いない。
心して待とうじゃないか、みなさん。
ところで、日本の初戦はいつだ。


 7(月) 120 100

〔心して待つ〕

▼そう言えば、いま6月なのだった。
噂に寄れば、6月のことを水無月と言うらしい。
ちょっと待て。
6月と言えばなんだ。そろそろ梅雨入りなのではないか。
梅雨と言えばさしずめ、じめじめに他ならないだろう。
だったら、水無月ってことはないんじゃないか。
むしろ、水有月と言った方がいいと思うのだが、残念ながらオレにそんな権限はない。
まったく合点がいかないのであるが、そんなことをじめじめ考えていてもしょうがない。
今のオレは、ひとまず梅雨入りを心して待つしかないのだ。


 6(日) 

〔探査機はやぶさ〕

▼今密かに話題になり注目を浴びてるのは、はやぶさである。
はさぶさと言っても、鳥のそれではないし、みちのくプロレスのレスラーでもない。
惑星探査機「はやぶさ」のことである。
はやぶさは小惑星イトカワの調査のため、2003年に地球を飛び立った。
しかしそれからの道のりは一筋縄では行かない茨の道であった。
エンジンやバッテリーのトラブル、そして燃料漏れなど、絶体絶命の苦難の連続だったのである。
しかし、その数々の困難を乗り越え、ついにはやぶさは地球に帰ってくるのだ。
そのはやぶさの映画が全国のプラネタリウムで上映されていると言うではないか。
さっそく調べると、この近くでは相模原市立博物館でやっているようだ。
そうとなったら行くしかあるまい。
はやぶさ人気はかなりのもので、上映前には長蛇の列となっていた。
プラネタリウムで上映される映画は、全天周型映画と言うもので、油断していると視界のまったく外に、はやぶさが漂っていたりする。
そんな45分間の映画はなかなか見応えのある、まさに感動巨編だった。

この博物館のすぐ近くに、はやぶさが造られたと言う施設があると言うではないか。
宇宙航空研究開発機構JAXAである。
無料で見学できる施設があり、中に入ると実物大のはやぶさがあった。
実物大のロケットなども置いてあり、宇宙好きにはたまらない場所だろう。

6月13日、いよいよはやぶさは帰ってくる。
正確には帰ってくるのはサンプルカプセルだけで、はやぶさ自身はその任務を終え、燃え尽きてしまうわけだが、なにしろその時を心して待とうと思う。
是非ともやって欲しい、NHKの特番を。


 5(土) 

〔心境は複雑である〕

▼15時45分を過ぎた頃、出先でいつもの様に確認するのは馬券である。
出掛ける前にパソコンで馬券を買い、レースが終わった頃、携帯で確認するのだが、今日はなんだかおかしい。
通常、当たっていれば増えているのだろうし、外れていれば減っているはずである。しかし、どう確認しても残金に変化がないのだ。
いったいどう言うことなんだ。
なんのことはない。
買っていませんでした。
どうやら最後の確定ボタンを押し忘れたのだろう。
なにしろ、買ったと思っていた馬券である。
オレは心底思った。
どうか外れています様に。
帰宅後、祈るように確認すると、危なかったが無事外れており、ホッと胸を撫で下ろしたのだった。
ある意味、捕らぬタヌキの皮算用よりも、獲ったかも知れないタヌキの方が数倍心臓に悪いものである。


 4(金)         60 100

〔次が本番〕

▼総理大臣は予定通り、菅直人となった。
テレビではその話題ばかりだが、それほど興味は湧かない。
取りも直さず、それは一時の内閣に他ならないからだ。
それよりも問題としなければならないのは、勝てないジャパンだ。
練習試合とは言え、W杯の代表でもなんでもないコートジボワール相手に0対2の完敗だったし、そのうちの1点は、またオウンゴールかよ。
かなりのお茶の間がズッコケたに違いない。
このオレもズッコケた上に、開いた口がぽっかりと開いたままだったよ。
ともあれ、いよいよ次が本番である。
調教ではまったく走らないが本番では力を出す馬の様だったらいいな、と儚い期待に思いを寄せるオレなのだった。


 3(木) 120 100

〔重々しい電話〕

▼名古屋のKから電話があった。
いつもはノー天気なKだが、今日はひと味違う。
重々しい、らしからぬ雰囲気だ。
さしずめ仕事でへまでもしたのかと思い、オレは聞いてみた。
すると、こんなことらしい。
「減棒を言い渡されちゃいました」
それはただごとじゃないな。
なにしろいきなりのことに即答ができなかったのだと言う。
聞けば、その額はちょっとどうかと思うくらいのものだ。
確か、2年ほど前にマンションを買ったはずだ。そのローンの支払いも考えれば、かなり苦しいことは間違いない。
オレは何もしてやれないが、何とか良い打開策が見つかることを祈るばかりだ。


 2(水)     RUN5km 25:20 体が軽い

〔辞任、そして復活〕

▼朝から鳩山首相辞任のニュースで持ち切り。
やっぱりかと言う感じしかしない。
普天間基地移設問題を強引に決定し、その後、辞任と言う図式はこのオレでさえ薄々気付いていたことである。
それにしても常々思うことは、どうしようもなくなったら辞めればいいんだと言うこのシステムである。根本的にどうにかならんもんかね、まったく。
ともあれ、政治の世界はほんとに難しい。
オレには無理だ。
至極当たり前だけど。

▼スガシカオのニューアルバムを一通り聴き込んだところで、次に聴き始めたのは、安全地帯のニューアルバムである。
このところお騒がせな玉置浩二だが、むしろやっと本来の玉置浩二が戻ってきたと言う感じがして、非常に喜ばしい限りだ。
これまでソロになってから一気に老け込んだ感があったし、曲もなんだか、らしくない曲が多かった。
しかし、今回安全地帯を再始動し、これぞ安全地帯と言った感じに曲も仕上がっている。
まさに復活と言えるだろう。
安全地帯ファンとしては、誠に嬉しい限りなのである。


 1(火)         60 100

〔最善の対処〕

▼朝、いつもの様にクルマで仕事に行く途中の信号待ちでふと前方を見ると、横断歩道の近くに自転車が3台ほど倒れているのが見えた。
オレは何かただごとならぬ予感がした。
予感通り、その近くで行われていたことは、蹴りであった。
蹴りと言っても、毬を蹴っているわけではない。
こんなところでやるものではないからだ。
そもそも、ボールならまだしも、毬ってことはないじゃないか。
オレが見た蹴りとは、蹴っ飛ばす蹴りであり、見れば、二人で一人に蹴りを入れてるではないか。
状況から察するに、たぶん自転車どうしが出会い頭にぶつかったのだろう。
その時、頭に来たのは二人組の方だったに違いない。
仮に一人の方が頭に来たとしても二人を相手に蹴りを入れることはないからだ。
なにしろ、蹴りは容赦なくその一人に浴びせられ、たまに膝蹴りなんかも出ている始末であり、もうやられっぱなしなのである。
かりにそのやられっぱなしの子を、やられ君としよう。
もし、その、やられ君が実はもの凄く強くて、逆に二人をめった打ちにすれば面白いところだろうが、それだと、結果的に弱い者イジメと変わらないことになってしまう。
じゃあこんなとき、どうしたらいいのか。
これしかないだろう。
蹴りを入れられても平然としている。
いくら、蹴りやパンチを入れられようと、受け流し、涼しい顔をしているのだ。
笑っていればなお効果的だが、まずい噂が立ちそうなのであまりお勧めできない。
なにしろ、そのうち相手はその実力に気付き、怖じ気付いて退散するに違いない。
因みに、この域に達するには、最低20年以上の修行が必要である。




byクムラ〜




昨日 今日


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