千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/31:iPodのでかい版なのか /30:観戦盛りだくさん /29:大涌谷への大いなる目的 /28:隠れた得意技 /27:グラスに釣られる /26:いま日本は /25:季節の到来 /24:気合いは空回り /23:クラシック戦線真っ盛りだが /22:房総半島を走る /21:かつてはこうだったか /20:なめてかかってはいけない /19:本の読み方 /18:どうなるカメ /17:マスクを取る /16:持ち歩き用が欲しい /15:ふらっと鎌倉 /14:新入社員を歓迎する /13:思い掛けないストップ /12:引っ張り出す /11:変わらずの /10:思い付き電話する /9:SAで食べる /8:思わぬ観光 /7:情けない記憶 /6:いつもの一日が始まる /5:タイヤを履き替える /4:小江戸川越 /3:土方歳三資料館へ /2:思い出す万博 /1:そろそろ替え時である/
<2010年 5月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 31(月) 120 100 〔iPodのでかい版なのか〕 ▼先週から話題になっているのは、iPadである。 iPadとは、簡単に言えば、iPodのでかい版である。 そうだろう?そうじゃないのかい? 銀座のソフトバンクでは、発売を前に長蛇の列となったようだ。しかし、見たところ、中には意味も分からず並んでいる者もいるのではないか。 オレは敢えて言いたい。 あんた、それは電子フォトフレームじゃないんだぞ、と。 ともあれ、オレはいまいちその魅力が感じられない。 もし、オレがiPadを持っていたとしよう。 オレはおもむろにiPadを取り出し使おうとする。 するとそれを見た人々は口々にこう言うのだ。 「それ、もしかしてiPadですか?」 聞かれたら、ああそうだよ、と答えねばなるまい。 またはこの様に言う者もいるだろう。 「それ、ちょっと見せてください」 こう言われたら、どうぞ、と見せねばなるまい。 改めて、この商品の注目度の高さを再認識するのだろうが、これじゃ一向に使えないじゃないか。 こんなに気が散る端末は、オレはちっとも魅力を感じないのである。 30(日) 〔観戦盛りだくさん〕 ▼スポーツ観戦盛りだくさんな休日だった。 まずは、格闘技ドリームを見た。 本場アメリカのUFCを意識しているのか、ついにドリームも金網を採用である。 やっぱりアルティメットは金網が合うのかも知れない。 神の子山本キッドが久々の勝利であった。 ▼そして競馬はダービー。 それにしても、なんと競馬の難しいことか。 どう予想しても、ヴィクトワールピサもペルーサも負ける場面が想像できなかったのだ。 それがなんだ。優勝はそのどちらでもなく、7番人気のエイシンフラッシュであった。 これが、ずっこけずにおられるでしょうか。 しかし、少し嬉しかったりする。 なぜなら3連複をなんとか当てることができたからだ。 配当的にはやっと万馬券と言うところだったが、まずは当てることに意義がある。 それがダービーならばなおさらだ。 ▼夜はサッカー、日本vsイングランド。 ワールドカップ優勝候補のイングランド相手なので、さほど期待はしていなく、案の定、1対2で敗れた分けだが、それにしたって、入れられたゴールがすべて自爆ってことはないじゃないか。 本番まであと少し。 ▼そして、格闘技UFCを見て、F1を見る。 盛りだくさん過ぎて時間が足りない休日であった。 29(土) 〔大涌谷への大いなる目的〕 ▼箱根の大涌谷へある目的のため行ったのだった。 その大いなる目的とは。 黒玉子を食べる。 だいたい予想は付いていたと思うけど。 現地へ到着すると、霧がもの凄いことになっており、晴れていれば景色も良いのだろうが、これではどうしようもない。その結果、ますます目的は黒玉子に絞られたのだ。 これだけの天候不順でも、来場者の数はけっこうなものであり、さらにその半分は外国人、とりわけ中国人がなんと多いことか。 駐車場にクルマを停め、石段を15分ほど歩くと目的地はある。 それにしても、硫黄の臭いが凄い。 体そのものが硫黄になってしまいそうだ。 そして、目的の黒玉子を求める。 5個で500円。 この廻りにいる人々は誰もがみな、黒玉子を食べている。 その様子はさしずめ、黒玉子を食べる会の集団だ。 そのままだけど。 そしてオレもその集団の仲間入りである。 袋から玉子を取り出す。見事な真っ黒ゆで卵である。 だがしかし、驚いたことに中は黒身ではなく、なんの変哲もない白身だし、その味もなんら普通のゆで卵と変わらないのだ。 いや、ちょっと違う。それはちょっぴり硫黄風味のゆで卵である。 ゆで卵だけではないだろう。ここで食べたものは、すべて硫黄風味になってしまう。 うまいのか硫黄風味って。 こうしてオレの黒玉子を食べる作戦は無事完遂された。 28(金) 120 100 〔隠れた得意技〕 ▼オレの隠れた得意技はコンビニのくじである。 実に的中率が高いのだ。 ここ3回連続して当たっていることからも、オレの高度な技術が伺える。 実のところ、そんなことよりもオレが心底当てたいのは、ダービーだ。 ダービーが当たればこの際コンビニくじなどどうでもいい。 それほどオレはダービーに賭けているのだ。 その気負いが裏目に出るのである。 27(木) 60 100 〔グラスに釣られる〕 ▼平日の夜にマックなど来るのは珍しいことだが、オマケに釣られて来てしまった。 2010 FIFA World Cup Coke Glassである。 全角で書くとやけに長い。 このオマケはLLセットに付くとのことだったが、店員に、飲み物は、と聞かれ、アイスカフェオレと言ったら、LLセットにアイスカフェオレはありませんと言われ、しょうがないので無難にアイスコーヒーと言ったら、それもありません、ってことはないじゃないか。 だってそうだろう。 ただLサイズのカップにコーヒーを注げば済むことなのではないか。 そうとなれば、あとはコーラしか思い付かないのである。 しかし、コーラのLはけっこうきついなあ。 なんとも納得のいかないLLセットなのだった。 26(水) 120 100 〔いま日本は〕 ▼昨日に比べると一気に気温が下がった。さらに夕方から雨。 なかなか天気が続かない。 そんなことよりも、いま日本で問題になっているのは、沖縄の米軍基地移設問題だし、宮崎の口蹄疫問題だ。そして海外に目を向ければ、北朝鮮による韓国の哨戒艦撃沈問題があるが、どれも迂闊にコメントできるようなものではない。 ただ、良い方向にベクトルが向いてくれることを願うしかないのだ。 くれぐれも、ずれて外れないこと。それだけだ。 25(火) RUN5km 26:19 〔季節の到来〕 ▼日中暑かったものの夜になるといい感じに涼しくなり、気分も高揚したのでいつものコースを走った。 今日は体が軽い。そう感じながら調子良く走っていたが、少々無理をし過ぎたようだ。 さっきのあの軽やかさはいったいどうしたんだ。戻ってきたらすでにへとへとであり、マンションの4階がこんなに遠かったのかと思いつつ、オレは思わず3階の扉を開けようとしました。 これからますます必要以上に調子付く、そんな季節の到来である。 24(月) 120 100 〔気合いは空回り〕 ▼ワールドカップ前の日韓戦。 これはなかなか気合いが入る。 ご多分に漏れず、このオレも気合い乗り満点だ。 だがしかし、そんな思いも束の間のことだった。 素人目から見ても、まったく勝てる気がしないのだ。 まずもってスピードが違う。 活発に動いているのは長友だけなのではないか。 期待の本田はまったく機能していないし、中澤なんか、試合が終わって初めて、その存在に気付いたくらいだ。 サポーターもちょっと甘すぎないか。 負けた日本にへらへら手を振ってる場合じゃないだろう。 もうちょっと怒ったらどうなんだ。 それに手を振って応える選手も選手だ。 韓国との差は開く一方、そんなことを実感する誠に残念な試合だった。 ワールドカップの期待は薄らぐ一方である。 23(日) 120 100 〔クラシック戦線真っ盛りだが〕 ▼いま競馬はクラシック戦線真っ盛りだ。 今日のオークスは、G1初の1着2着同着と言う稀にみる大接戦であった。 この様にどのレースも非常に見応えがあり面白い。 だが、ただひとつ面白くないことがある。 オレ自身驚いたことに、当たらないんだよ、馬券が。 これさえ何とかなれば、最高のクラシック戦線に他ならないだろう。 次回、ダービーにオレの本領が発揮されることを願って止みません。 22(土) 〔房総半島を走る〕 ▼アクアラインの海ほたるに寄り、名物いわしバーグやアサリ焼きなど食べ、さらに海を眺めながら足湯に浸かって英気を養ったあと、房総半島に向かった。 取りあえず、南へと向かう。 相変わらずの無計画ドライブだ。 館山市内に入った。 どうやら城があるようだ。 これは行かねばなるまい。 なぜなら、城だからだ。 館山城までけっこうな石段を登る。途中、孔雀園なるものがあり、寄ってみたら予想以上に立派な孔雀がたくさんいて驚いた。 さらに石段を登る。 登り切ったところにいきなり城が現れた。 小さいが非常に綺麗な城である。 すでに中は見られない時間になっていたが、ここから眺める風景はなかなかのものだった。 ここからさらに南に下った。 そして到着したところは野島埼。なんと房総半島最南端ではないか。 知ってたけど。 ここに当然のように灯台がある。野島埼灯台と言うらしい。 海の方へ少し歩いていくと、房総半島最南端の碑がある。 この碑に触り、やっと最南端を実感した。 何事も実体験が大切である。 海風が非常に心地良い。 オレはしばし呆けた顔で海を眺めていた。 21(金) 〔かつてはこうだったか〕 ▼今年最高の暑さだった。 しかし、湿っぽさはない。 言ってみれば、カラッとした北海道の夏的暑さだったのではないか。 ジメっとした本州の夏はこれからが本番である。 ▼夜は六本木の本社まで戻り、月一回の会議に出席した。 今年入社のKは今回が初めての会議であり、まずは皆に向かって自己紹介した。 出身校から始まり、出身地に至っては、オレの方に向かって、先輩と同じ出身地の田舎者ですと言いやがってこの野郎。 その通りだけど。 会議中のKはどうしてそこまでと言うくらいに明らかに緊張していた。 なにしろ背筋はピンと張り、目は一点を見つめている。少しは力を緩めたらどうなんだと思うが、きっと昼間もこんな風に緊張しているのだろうな。 そんなだから毎日、自宅に帰るや否や寝てしまうのだと言う。 オレもかつてはこうだったのだろうか。 いや、こんなに行儀が良かった分けがなかろう。 20(木) 60 100 〔なめてかかってはいけない〕 ▼数日前のこと。 これ見てください、とパソコンを指差す営業のS。 見ると、画面に軽自動車のサイトが表示されている。 その車がどうかしたのか、とオレが問うと、Sはこう言った。 次から営業の車はこの軽自動車になるんですよ。 要は経費削減である。 そして、まずは1台が軽自動車になった。 だがしかし、予想外の展開が待ち受けていたのである。 会社の立体駐車場に入りません。 どうやら高さ制限に引っ掛かったらしいのだ。 軽自動車だからと言ってなめてかかってはいけない。 空間を広く取るために天井は返って高いくらいなのだ。 ともあれ、まだ1台で済んで良かったよ。 19(水) 120 100 〔本の読み方〕 ▼最近、まとまった買い物はネットで注文することが多い。 気軽だし荷物にならないからだ。 だが、この気軽さが要注意でもある。 今日、先日注文したスガシカオの新譜と単行本JINが届いた。 JINは18巻全部を一度に注文した。 いったい読み終わるのにどれだけ掛かるのだろうか。 考えてみれば、少し前に三国志全60巻購入し、現在2巻目の途中まで読んだ。 オレの場合、本は1冊を集中して読むことはない。 途中でつい他の本が読みたくなり手を出してしまう。 そうこうしてるうちにまた他の本に手を出し、気が付けば中途半端な本が10数冊に及んでいる。 こんな調子だから本代が掛かった分だけ身になっていない始末だ。 しかし焦るまい。オレの記憶に寄れば、本は決して逃げたりなどしないはずだ。 18(火) 60 100 〔どうなるカメ〕 ▼今度改築となる学校には池がないのだと言う。 しかしながら今の学校には池があり、そこにはカメがいるらしい。 だったら、そのカメはどうなるのだ。 関係者に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。 処分と言うことになってます。 いったいなんてことを言うんだ。 カメくらい飼ってやったらどうなんだ。 オレは怒りに震え、その池へ行ってみた。 残念ながらオレには飼えません。 だって、どのカメも体長にして40センチはあるんだよ。 いったい誰がこんなでかいカメを飼えると言うんだ。 油断してるとそのうち乗れるようになっちゃうじゃないか。 それはそれで楽しそうだけど。 なにしろ、早く引き取り手が現れることを願って止まない。 17(月) 120 100 〔マスクを取る〕 ▼気温は28度。 どうりで暑いわけだ。 そんなわけで、今日からいよいよマスクを取った。 正体がばれるのはしょうがない。 オレはいったい何者だ。 なにしろマスクなんかしてちゃ、暑くてしょうがないのだ。 まだ少々花粉が心配ではあるが、これから少しずつ慣らしていかねばなるまい。 今年の花粉ば軽かったけれど、長かったなあ。 16(日) 〔持ち歩き用が欲しい〕 ▼持ち歩き用のパソコンが欲しくなってきた。 今は仕事用のカバンに初代EeePCを入れて持ち歩いているのだが、初代なだけに、そろそろシステムドライブの残り容量に限界が見えて来たのである。 なにしろ、Cドライブは4GB だ。この少ない容量をあれやこれや工夫し、節約しているのだが、流石に難しくなってきた。 ドライブを換装できれば問題は解決するのだが、このモデルでその技は使えない。 そんなことで、最近いろいろと調査を始めているのである。 条件はまずそこそこ軽いこと。重くて持ち歩くのが億劫ではこの場合意味がない。 重量にすれば、1.2kg以内か。 そして、電池の持ちが良いこと。 外で使うことが多くなるであろうマシンに電池の持ちは重要なポイントである。 だいたい5時間は欲しい。 そして、もうひとつオレのこだわりはこれだ。 ストレージは、SSD。 この用途のパソコンにそれほど容量の多さは求めない。 それよりも早さだ。 最近、注目され始めたSSDだが、ハードディスクに比べ、その早さは比べ物にならないほど早い。しかも機械的に駆動する部分がないため、丈夫だし、熱にも強い。 問題はその値段である。ハードディスクに比べれば、かなり高価である。 それでも、やはりこのこだわりは譲れない。 調べたところ、この3つのポイントを考慮すると、機種はかなり絞られてくる。 さて、いま少し検討するとしよう。 一番の問題は、資金なわけだけれども。 15(土) 〔ふらっと鎌倉〕 ▼休日の昼下がり、うだうだしていたら昼もすっかり過ぎてしまい、非常に中途半端な時間帯であったが、ふらっと鎌倉へクルマを向けた。 江ノ島を廻って海沿いを走る。海水浴にはまだまだ早いが、この道はいつも混んでいる。 鎌倉駅からほど近いコインパーキングにクルマを停め、小町通りへと向かう。 相変わらず凄い賑わいである。 団子など囓り、人混みを掻き分けながら鶴岡八幡宮に向かった。 昨年強風で倒れた銀杏の木がどうなったか気になったのである。 八幡宮前は非常に見通しが良くなっていた。それもそのはず、見ると、銀杏の木は切り株だけになっており、その横に、元の木の枝だろうか、緑の葉が植えられていた。 またここからスタートするんだと言う意気込みが何かしら感じられたのだった。 再び小町通りに戻る。 ふと、通りに掲げてあるチラシが目に入った。 「ミルクホール」と言うカフェのチラシだ。 気になったので行ってみた。 小町通りから少し入った路地に店はあった。 店構えは非常にレトロだ。 聞けば、今年37年目だと言う。 入るとそれほど広くはない店内に客がいっぱいだった。 少し待って中に入る。 店の中を見渡すと、そこには確かに歴史があった。 37年と言う長い歴史である。その歴史がこの店を非常に味わい深いものにしているのだ。 しかしながら老朽化のためか、これから改築工事が始まるらしく、この店はしばらく休みとなるらしい。 どうやらこれからここでライブが始まるようだ。 ギターの弾き語りデュオ、ハーフムーンである。 トークを交えながら、明るく家庭的な雰囲気でライブは進み、そしていよいよラストと言うとき、いきなり廻りの客の多くが、ごそごそと何かを取り出し始めた。 いったい何をやろうと言うんだ。 ウクレレである。 なんと、ウクレレを取り出し、一緒に弾き出したのだ。 ここはそう言うことになっているらしい。 こうして、この店の雰囲気とハーフムーンの歌声でしばし、癒しの時間を過ごしたのだった。 14(金) 〔新入社員を歓迎する〕 ▼六本木のとある居酒屋。 新入社員Kの歓迎会であった。 今回この部署に配属された新入社員はK一人である。 特筆すべきは、そのKの出身だ。 大学がオレの後輩なのだ。 まあ、それならばうちの会社にはけっこういる。 問題は出身地である。 オレと同郷なのだ。 あの小さな町からこの会社に入ってくるのは非常にまれなのではないか。 聞けば、オレの実家とそれほど遠くないと言うではないか。 見たところ、やけに線が細いが、正真正銘、美唄の出身である。 体型は関係ないけど。 なにしろこれはなんだか責任重大だぞ。 なんだか分けの分からない使命を感じるのだった。 13(木) 120 100 〔思い掛けないストップ〕 ▼「これでやります」と先週の打合せの席で宣言したものの、思い掛けないストップが掛かった。 しかも困ったことに、オレの「これでやります」を、その時打合せにいた誰もが聞かなかったことになっている。 どうやら、オレがまずいことをしたと言う状況になっているようだ。 しかしながら相手が客先だけに、あまり食い下がっても逆効果だろう。 ここはひとつ辛抱だ。 そのうち流れがこっちに向いて来るさ。 12(水) 60 100 〔引っ張り出す〕 ▼久しぶりに納戸の奥から引っ張り出したものがある。 けっして、ぬいぐるみなどではない。 今のところぬいぐるみに用はないのだ。 腹筋台である。 昨年の引っ越しの際に納戸の奥深くに置きっぱなしにしていたのである。 したがって、もう1年以上腹筋から遠ざかっていたことになる。 これはまずい。オレは思い立った様に危機感を覚え、腹筋台を救出した次第である。 さぞかし寂しかったことだろう。ごめんよ、腹筋台。 返事はない。 オレは取り憑かれたように、腹筋を始めた。 だがしかし、その気合いに反し、70回過ぎから急激にきつくなり始めた。 なんてことだ。やはり鈍っている。 そりゃそうだ。1年以上のブランクがあるのだ。 だが、けっして焦ってはいけない。 腹筋台は逃げることはないのだ。 11(火) 120 100 〔変わらずの〕 ▼そして弟に電話した。 久しぶりのオレに対し、弟はこう言った。 「祝いをくれ」 いきなり何を言い出すんだ。 良く聞くと先月子供が入学したのだと言う。 つまり、入学祝いをくれと言っているのだ。 それは確かにもっともな話だ。 相変わらずな弟に、オレはホッとひと安心したのだった。 10(月) 120 100 〔思い付き電話する〕 ▼考えてみれば昨日は母の日だったので、北海道の実家に電話したのだった。 おふくろも親父も変わりはないようで一安心したが、弟から最近さっぱり連絡がなく、少し心配だと言う。もしかしたら仕事がなくて大変なのではないかと言うが、それは考えすぎだと諭したものの、そう言えば、オレもこのところまったく連絡を取っていないのだった。 明日にでも連絡して見ようと思う。 田舎の桜はまだ3分咲きだそうだ。 天候もいまいちな日が続いているらしいが、そのためか今年はほんとに遅い。 しかしながら、桜の便りが続いていることは、微かだがなんだか気分もウキウキするから不思議だ。 9(日) 120 100 〔SAで食べる〕 ▼タイヤの慣らしを兼ねて高速に乗った。 いつまで慣らしやってんだよ。 行った先はすぐそこである。 海老名サービスエリアだ。 高速に乗って一番最初のサービスエリアである。 目的は、買い食いするためである。 わざわざそのために高速に乗ったのだ。 いいじゃないか、そんな目的があっても。 このサービスエリアには、バカにできないほど旨い物が多い。 アジの唐揚げ、アスパラベーコン、ポークもち、スティックカレーかつ、黄金もち。 中でもメロンパンはここの名物と言っても良いほどバカ売れしている。 オレはここに上げたものをすべて食べたのだ。 かなり満腹になりました。 こうしてオレの栄養補給と、愛車のタイヤ慣らし運転は終了したのだった。 8(土) 〔思わぬ観光〕 ▼先日交換したタイヤの慣らし兼ねて向かったのは、海ほたるだったが、知らぬうちにアクアラインの入口を過ぎてしまい、仕方ないので高速から遥か向こうに見える、スカイタワーに向かったのだった。 その高さゆえ、常に見えるので、そこまで行くのはたやすかった。 数多くの見物人が写真を撮っている。見上げると異様なでかさに圧倒される。 これがまだ建設途中だと言うのだから、完成したらさらに見上げることになるのだろう。 当たり前だけど。 なにしろ完成する前に見ることに意義がある。 完成前のタワーを見ることなんか、完成したら見られないからな。 今後100年は存在するであろうスカイタワーの歴史の始まりをこの目で見られたことが、なんだか嬉しく思うのだった。 ▼ちょうど浅草の前を通り掛かった。せっかくなので寄ることにした。 オレが浅草に来るのは初めてである。 地下駐車場から地上に出るといきなり雷門が正面に現れた。 これがよく、マンガ亀有公園前派出所で見ていた雷門か。 オレは感慨深げにしばし提灯を眺めたのだった。 それにしても凄い人だ。 中でも目立つのは外人である。 東京と言えば、まずここに来るのが定番なのかも知れない。 これは油断してると声でも掛けられかねないぞ、と思っていたら、黒人に写真を頼まれた。 こう見えても、オレの写真頼まれ率は非常に高い。 いったいどういう分けか分からないけど。 オレは人を掻き分けつつ、歴史を感じながら雷門と浅草寺を往復したのだった。 7(金) 120 100 〔情けない記憶〕 ▼時に自分の記憶力が情けなくなることがある。 確かに、1135番だったはずだ。 門に取り付けたダイヤルキーの番号である。 オレは、1135の番号をこうやって覚えたのだ。 「いいみこ」 至極当然の語呂合わせだろう。 もしかかしたら、「ひひさんご」でも良かったかも知れない。 だめだ。 やはりこの場合、「いいみこ」がベストオブベストだ。 だがしかし、いくらその数字を合わせても開かない。 本来なら、1135などではなく、1111としたかったところである。 だがしかし、このダイヤルキーにそんな芸当はできない。 これだから百均のダイヤルキーは困る。 もしかしたら、合わせる位置が違うのかも知れない、そんなことを考えながら色々と試すが、どうしてもダメだ。 そのうちに雨が降ってきた。 いったいオレは何をやっているんだ。 半ば自暴自棄になりながら、ダイヤルのひとつを適当にずらした。 開きました。 見ると驚いたことに、番号は1135ではなかった。 「4135」 つまり、「いいみこ」ではなく、「よいみこ」でした。 意味は一緒なのにな。 6(木) 120 100 〔いつもの一日が始まる〕 ▼てっきり月曜日だと思いこんでいたら、今日は木曜日なのだった。 こうしていつもの一日が始まった。 朝、とてつもなく道路が混んでいた。あまりにも動かないので、カメでも横断しているんじゃないかと疑ったが、その疑いは外れた。 ラジオの道路情報によれば、この先で大きな事故があったとのこと。 こうなったらこんな道とはおさらばだ。 しかし、迂回しようにもここはUターンできる位置ではない。 こんなときこう思う。 この車が飛べたらなあ。 飛べたら、渋滞になんか出くわしていないだろ。 なんとか迂回し、仕事場に着いた頃には、気持ち良く時間が過ぎていた。 こんなこともある。 夕方、六本木まで高速で戻ったが、すっかり正常な高速道路になっていた。 まさにこれが高速である。 帰りは実に気持ち良く帰路に着くことができた。 5(水) 〔タイヤを履き替える〕 ▼これまで履いていたヨコハマのタイヤはすでに走行距離 56、000 キロに達しており、見ればスリップラインが出ちゃってるじゃないか。 うすうす気付いていたけど。 そこでいよいよ交換である。 まずはメーカーの選択だ。 サイトなどを参考にして色々と検討した結果、ダンロップにすることにした。 そして、ショップを廻った。 同じタイヤでも店に寄ってこんなにも差があるものなのか。 へたをすると4本込み込みで2万円近く違う。 やはりタイヤはタイヤ専門店で買った方が安いようだ。 そして最終的にオレが決めたタイヤはこれである。 ダンロップ「DIREZZA SPORT Z1」 ほんとは、もうひとランク下の「DZ101」でも良かったのだが、在庫がなかったため思い切って、Z1にした次第である。 なにしろ、Z1だ。 エコ度外視のスポーツタイヤである。 燃費がどの程度のものなのか、乗り心地はどうなのか、グリップ性能はどんなものか、どれも未知数であるが、これを履いた我が愛車はますます元気良く走ってくれることだろう。 これからのドライブが楽しみである。 4(火) 120 100 〔小江戸川越〕 ▼川越へ行った。 高速はきっと凄いことになっていると思ったので、下道を走った。 渋滞もなく、2時間ちょっとで到着。 川越訪問は今回が初めてである。 市役所前の駐車場に車を停め、町の路地へと入って行った。 いいねえ、この雰囲気。 蔵造りの町並みは実に風情がある。 その昔、小江戸と言われたその当時のままの面影を残しているのだろう。 思わず、伊勢神宮のおかげ横丁を思い出した。 どこからともなく祭囃子が聞こえてきた。 ちょうど今、春祭りをやっていて、そこかしこに山車が出ていたのである。 少し北の方へ歩いて行くと、菓子屋横丁がある。 歩く人が手に手にしている棒の様なものは、ここで買った「ふ菓子」だったのである。 どうやら、「日本一なが〜い、ふ菓子」はここの名物らしい。 川越城本丸御殿が工事中で休館だったのは残念だったが、古い町並みをうつらうつらと堪能することができた。 3(月) 〔土方歳三資料館へ〕 ▼新選組の土方歳三資料館に行ったのだった。 一度は行きたいと思っていたところである。 場所は日野であり、自宅から車で1時間ほど。こんなに近くにあったとはな。 資料館に駐車場はないので、近くのコインパーキングに停め、10分ほど歩く。 そこは、まさに土方歳三の生家なのだが、平成2年に建て替えが行われ、入口にその当時の面影が微かに残っている。 それにしても凄い人だ。 それほど広くはないので、なおいっそう混んでいる感じだ。 入館料500円を払い、中に入る。 副館長、土方愛さんから展示物の説明が10分ほどあり、そのあとじっくりと見て廻った。 混んでいるので、じっくり見るにはちょうどいい。 非常にラッキーだったのは、土方愛用の刀、和泉守兼定を見られたことだ。 毎年、土方の命日前後にしか公開していないらしく、今年の公開日は、4/18〜5/16と言うことだ。 それにしても、この刀の洒落ていることといったらないな。 なんと言っても、鞘の色がいい。いまでこそ色は褪せてしまっているが、その当時はきっっと鮮やかな赤だったに違いない。 まさに、シャー専用を彷彿とさせるではないか。 なにが、まさに、なんだ。 その赤の地に鳳凰と牡丹があしらわれている。 できれば手に入れたいが、そんなもの持ってどうするんだ。 危ない人になるだけなので、せめてしっかりと目に焼き付けた。 他にも、土方が使用していた天然理心流の木刀や鎖帷子などもあり、鉢金にはしっかりと刀傷が付いていた。実に生々しい。 めったに公開しないと言う古写真もあって、土方歳三が椅子に腰掛けている有名な写真が思っていたよりもかなり小さかったことに少々驚いた。 記念に「英傑たちの肖像写真」と言う本や、和泉守兼定の蒔絵シール、絵葉書など買って帰った。 なかなか良い物を見られて満足であった。 2(日) 120 RUN5km 28:40 〔思い出す万博〕 ▼どうやら上海万博が始まったようだ。 思い出すのはあの万博。 くれぐれも大阪万博ではない。 さすがのオレでもそれは記憶にないです。 思い出すのは、愛知万博だ。 あれからもう5年も経つのか。 自宅から近かったこともあり、暇さえあれば行っていたなあ。 それにしても、上海万博のあの行儀の悪さはなんだ。 チケットの奪い合い、行列の横入り、ゴミのポイ捨て… 日本では考えられないマナーの悪さだ。 それとも日本人の行儀が良すぎるのか。 オレも行儀良くしないとな。 ▼現在、ゴールデンウイーク真っ直中だが、交通情報を見るに付け、なかなか出掛ける決心が付かず、結局どこへも行かなかった。 自宅に引きこもっても体に毒なので、夜、久しぶりに走りに出た。 大渋滞の16号を横目に、一人ほくそ笑むオレなのだった。 1(土) 〔そろそろ替え時である〕 ▼いまのタイヤを履いて、もう5年ほどになる。 そろそろ履き替えの時期に来ていることは明白だ。 そこで、タイヤの下見に行ったのだった。 店員から色々な説明を受ける。 やはり人気はエコタイヤだそうだが、いったいどれくらいの効果があるのか。 聞いてみたところ、年間1万キロ走るとして、だいたい9千円くらいの省エネになるそうだ。 エコタイヤは通常のタイヤよりも高い。果たして何年乗れば元が取れるのか。 安いエコタイヤなら、2、3年で元が取れそうだ。 オレは店員に尋ねた。 エコタイヤでグリップの良いタイヤはないかと。 これですね、と店員が指差したタイヤは、とても高かった。 これが果たしてエコと言えるのか。 オレに言わせれば、エゴタイヤなのではないか。 うまいこと言った様でいて、まったく意味をなしていないのが悲しい。 ともあれ、タイヤは履いてみなきゃ分からないよ。 byクムラ〜 |
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