◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/30:いつかこの日が /29:まったりだ /28:そろそろ連休を考える /27:普通は普通である /26:収束に向かうはずだが /25:ついにインターセプター /24:スピーカー入荷 /23:打ち上げ /22:尾張からの要請 /21:節操のない天気 /20:吟味したわけではない /19:贅沢品である /18:充実の日曜 /17:見栄を張る /16:終日の講習 /15:花粉症のこと /14:甘く見てはいけない /13:人は他人事である /12:戸惑う桜 /11:ついに導入 /10:高速料金が変わる /9:突然のお達し /8:付くのは困る /7:ランチの環境 /6:同郷だが知らない /5:桜はいつまで /4:不相応なかりんと /3:生誕70周年 /2:挨拶し疲れる /1:あっと言う間の1年/

<2010年 4月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

30(金) 

〔いつかこの日が〕

▼ついに長谷川穂積が負けた。
これまで10連続防衛中だった日本屈指のボクサーであるが、とうとうこの日がやってきたのである。
勝負は紙一重の差。しかし、その紙一重が大きな実力差なのだろう。
たった一発のパンチを引き金に一気にパンチを畳み掛けられてしまった。
一瞬、ゴングに救われたかとも思ったが、あとでビデオを見て見たら、残り1秒だった。
試合後の記者会見は見ていて痛々しいばかりだったが、是非ともリベンジを目指して頑張って欲しいと思う。

▼その後の、西岡は見事KO勝ち。4連続KO防衛は日本新記録だそうだ。
こちらは逆に、紙一重のKO勝ちと言えるのではないか。
まさに明と暗を分けた二人となった。


29(木) 

〔まったりだ〕

▼非常にまったりとした休日。
昼はまったりと回転寿司を食べ、そしてまったりとガソリンを補給し、そしてコメダ珈琲でまったりとお茶だ。
お茶と言っても正確には、アイスモーニングたっぷりサイズと言うやつだ。
たっぷりだけに、樽のような金属のカップに入っている。
なにしろ、たっぷりだ。
これほど、まったりな休日もないだろう。
せっかくだから、たっぷりな休日と言えよ。
ともあれ、まったりばかりもしていられない。
明日から気持ちを切り換え、連休前の一仕事を無事やり終えたいと言う気持ちで、たっぷりだ。


28(水) 120 100

〔そろそろ連休を考える〕

▼明日からゴールデンウイークに突入する者もおり、社内の雰囲気はすっかりウッキー気分だ。
みんなサルかよ。
オレはと言えば、ほぼ暦通りの4連休となるわけだが、はたと考える。さてどうしようか。
通常であれば、持ち前の超長距離ドライブ気質で、どこかへ飛んで行ってしまうのだろうが、高速道路の大渋滞は目に見えており、そう考えるとどうしても二の足を踏んでしまうのだ。
そう考えると、高速1000円ぽっきりも、良し悪しだな。
こんなときは無理して遠出しなくても良いのではないか。
意外と穴場は都内かも知れないのだ。


27(火) 120 100

〔普通は普通である〕

▼現在、校長先生と打合せをする機会がたびたびある。
この校長先生が少々変わっている。
冷静に見れば、それほど変わったことでもないのだが、それがこと校長先生ともなれば、事態は変わってくる。それはいったいどんなことなのか。
お菓子を食べている。
別に普通じゃないかと思うだろう。
確かにたまにそんな場面に出くわしたのであれば、それほど違和感はない。
だがしかし、会うといつもお菓子を食べているのだ。
今日も、申し送りをするためにオレを待っていた校長は、立ちながら食っているではないか、お菓子を。
どれだけ美味しいお菓子なんだよ、それ。
しかも、悔しいことに、相手が校長先生だけに言えないじゃないか。
それちょうだい、って。
どんな立場であろうと、見せびらかしは良くないのである。


26(月) 120 100

〔収束に向かうはずだが〕

▼非常に暖かい一日だった。
このままの調子で一気に春らしくなって欲しいものだが、困ったことに今日は花粉がきつかった。
通常であれば、花粉は収束に向かう頃であるが、これでは一向にマスクが手放せない。
このまま一年中マスク着用はイヤなのである。
なぜならば、一年中マスクをしている人になってしまうからだ。
このままでは、マスクが顔の一部となってしまうわけで、これじゃあまるで、ミルマスカラスだよ。
分けの分からないことを言ってる分けだけれども。
ともあれ、もう少しの辛抱だ。
花粉との戦いは最終章まっしぐらなのだ。


25(日) 

〔ついにインターセプター〕

▼山梨県は甲府へ行ったのだった。
なぜ、そんなところまで。果たして目的は何なのか。
マッドマックスのインターセプターを見に行きました。
昨日の今日でなんだけど。
場所は、アイメッセ山梨。
カスタムバイクのイベントであり、その会場の一角に展示してあるそれは、まさしくあのインターセプターだ。
イエローインターセプターが2台、そして、憧れのブラックインターセプターである。
かっこいいぞ、この野郎。
なにしろ、己のこの目で見られたことは、感無量に他ならない。
オレはここぞとばかり写真を撮りまくった。さぞかし同じ様な写真ばかり撮ったに違いない。
いいじゃないか。今度いつまた会えるか分からないんだから。
毎年やってるらしいけど。

インターセプター


24(土) 

〔スピーカー入荷〕

▼電気屋からスピーカーが入荷したとの連絡を受け、受け取りに行ったのだった。
すぐさまセッティング。そして完了。
さて、次に視聴である。
こんなとき、何を見ればいいのか。
そんなの決まってるだろう。
マッドマックス。
出ました。
確か、テレビを買ったとき、見たはずじゃなかったか。
バカ言っちゃいけない。その時は、マッドマックス1だ。今日は、2である。
そう言う問題じゃない。もう何回見たか知れないんだよ、この映画。
好きなものは仕方ないと言えよう。
なにしろ、ヤマハのスピーカーである。
とにかく良い音だ。うまく口で言い表せないが、なんと言っても聞き取り易くなった。
なかなか良い買い物をしたと、ご満悦なのだった。


23(金) 

〔打ち上げ〕

▼今日も一日冷たい雨だった。
そして、夜は下期の打ち上げ、兼歓送迎会であった。
歓迎する者二人、送別する者二人であったが、歓迎するはずの一人、N氏がいない。
連絡を取ったら、しっかり忘れていたらしい。
これが、N氏である。
今回の打ち上げは、部署二つの合同だったため、非常に大人数となり、たたでさえ賑やかな会が、異様に騒がしい会となったのだった。
盛り上がったまま、宴もたけなわ状態で、最後は一本締めでお開きとなった。
今日もオレは一滴も飲まなかった。
最初にノンアルコールビールを飲んだが、よく見ると、アルコール0.5パーセント未満となっており、と言うことは少なからず酔っぱらう可能性はあるわけで、少々心配ではあったが、持ち前の根性で乗り切った。
根性の問題なのか。
帰りは車で上司のI氏を送った。
方向は一緒だが、I氏の自宅の方が遠いため、いつもうちの最寄りの駅で降りて貰うのだが、今日はそんなわけにはいかなかった。
なぜならば、酔っぱらって寝てしまっているからだ。
そう言うことなので、オレはI氏の自宅近くまで送ったのだった。
さて、明日は、死んだように眠るとしよう。


22(木) 120 100

〔尾張からの要請〕

▼名古屋支店のN女子から電話。
Nから電話があるときはたいてい質問である。
ところが、今日はどうだ。
「いまやってる仕事が終わるのはいつですか?」
質問である。
どうやら、名古屋の仕事の誘いのようであり、とても有り難いことなのだが、残念ながら始まったばかりなんだよ、いまの仕事。
せめて、あと2ヶ月前だったらな。
そんな前から仕事が決まるわけないのである。
ともあれ、今の部署にいる限り、今後名古屋に行ける可能性はある。
それまで、手ぐすね引いて待っててくれ。
オレがいったい何をしたって言うんだ。


21(水) 120 100

〔節操のない天気〕

▼昨日の雨模様から一転、今日は非常に暖かい一日だった。
と思ったら、明日からまた雨と言うではないか。しかも、一気に寒くなると言う。
ほんとに最近の天候と言ったらどうかしている。なにしろ、天気が長続きしないのだ。
こんなじゃ、そのうち体にカビが生えてしまうぞ。
いやだなあ、カビ男になるのは。
カビをそんな風に言うんじゃない。
カビだって捨てたもんじゃないぞ。
チーズだって、醤油だって、カビの助けを借りてできてるんじゃなかったか。
いまいち自信がないぞ、この野郎。
ともあれ、連休くらいは、すっきりと晴れて欲しいものである。


20(火) 120 100

〔吟味したわけではない〕

▼思い付いた様に言うのもなんだが、タイヤが欲しいし、そろそろアルミホイールも新調したいと思うのだ。
そもそもいま愛車に履いているアルミは、十分に吟味し選択したアルミではない。
かと言って、いかがわしい手段で調達したわけではないったらない。
忘れもしない、あれはいつだったか。もう15年も前になるのだろうか。
オレの愛車、スカイラインHCR32にとんでもないことが起こったのである。
駐車している愛車をふと後ろから遠目で見ると、何だか右に傾いている様な気がした。
気のせいかと思ったが、愛車に近付くにつれ、それが気のせいではないことに気付いた。
オレは我が目を疑った。
あーら不思議、通常タイヤがあるはずのところにタイヤはなく、あるのは、新聞紙の束ではないか。
おいおい、新聞紙じゃ走れないんじゃないの。
そんな呑気なことを言っている場合ではない。
なにしろ、愛車の右側前後のタイヤ2個がなくなっており、新聞紙の束の上に車体が乗っかっている有り様なのだ。
オレはすぐさまディーラーに電話し、タイヤとアルミのカタログを持ってきてもらい、ろくに吟味もしないまま、その場で、これとこれ、と指差して決めたのである。
取りあえず、走れればなんでもいいやと思ったのだ。
あれから流石にタイヤは数回替えているが、アルミはその時のものをいまだに履いている。
でもまあ、これと言って不具合があるわけではないし、あれからタイヤ廻りの事件もないから、無理して替える必要もないか。そう思ったりもするのだ。
まずは、夏の超長距離ドライブの前にタイヤを替えておこう。
やっぱり今は、タイヤと言えば、エコタイヤだろうか。
また、悩みそうである。


19(月) 120 100

〔贅沢品である〕

▼オレから言わせれば、贅沢品である。
その贅沢品を買ったのは、取りも直さずオレなわけだが、いったい何を買ったんだってんだよ。
スピーカーである。
数ヶ月前、37型液晶テレビを購入したのだが、確かに映像は綺麗である。しかし、問題は音だ。なんともしょぼいのである。
だったら、買うしかないだろう。スピーカーを。
ちょうど、某電気量販店のポイントがけっこう溜まっていたので、思い切って買ったのである。
ヤマハのスピーカー、48、800円也。
通常のオレならば、こんな贅沢なもの買わないことは明白だ。
ともあれ、来るのがいまから楽しみなのである。


18(日) 

〔充実の日曜〕

▼映画を見た。
「第9地区」と言うエイリアンものである。
予想以上に、これはちょっと、と言うような残忍な場面がそこかしこにあり、目は釘付けで寝る間などまったくなかった。
もしかして、本当にこんなことになっているんじゃないか。そんなことさえ思ってしまうほどリアルな映画なのだった。

▼いったい何年振りだろう。
プラネタリュウムを見に行ったのだった。
もしかして、ここのプラネタリュウムに来て以来なのではないか。
だとすれば、20年以上振りだ。
月日が経つのはなんて早いんだろうな。
改修のため、5月で休館だと言うから危ないところだった。
45分間、何も考えず星空を眺める。
なかなか癒される貴重な時間を過ごすことができた。

▼回転寿司に入った。
と言うか、回転してると思って入った。
しかし、席に着いてみると、驚いたことにどこも回転してないではないか。
いくら見ても、回転するのはイスくらいである。
イスが回転しても、己が回っているだけなので、ちっとも嬉しくないのだ。
オレは意を決し、たまにはいいじゃないか、と自分に言い聞かせ、半ば自棄気味に注文しまくった。
どれもこれも旨い。
さすが回っていないだけのことはある。
腹一杯食ったら、案の定、けっこうな金額となった。
たまにはいいじゃないか、と再度自分に言い聞かせ、オレはリッチな気分で店を出たのだった。


17(土) 

〔見栄を張る〕

▼3ヶ月振りの床屋へ。
今日のスタッフはなかなか話好きである。
気温の話から始まり、旅行の話、競馬の話、喫茶店の話など思い付くままに話す。
先日は箱根の温泉に行ったらしく、雪で大変だったが、その寒さがかえって温泉には良かったと言っていた。今度は是非とも沖縄に行ってみたいらしい。
因みに出身は青森だと言っていた。
そこでオレは、昨年行った、竜飛岬や青函トンネルの話などしてみたが、まったく興味を示さなかった。どうやら行ったことがないようだ。
地元だからと言って必ずしも詳しいとは限らないのである。
海外は行ったことがありますか、と言うので、いままで行ったことのある国をずらーっと並べてみた。グアム、ハワイ、シンガポール、香港、フィリピン、ケアンズ、ゴールドコースト、韓国。こうして見ると、けっこう凄い感じだが、実のところそのほとんどが社員旅行であることは、この際言わないでおいた。オレの精一杯の見栄である。


16(金) 120 100

〔終日の講習〕

▼今日は一日、講習なのだった。
会場は田町なので、品川にある我が社の独身寮に車を停めようと思い行った。
寮に行くのはとても久し振りのことだ。
なにしろ名古屋に転勤する前のことだったので、とにかくとても久し振りのことだ。
周辺はあの当時とはまったく違ってしまっている。
あまり覚えてないけど。
それにしても、凄いところにあるな、独身寮。
雨の中、品川駅へ。
今さらだが、品川駅のこの人の多さはいったい何事だ。
ただ歩くだけで目が廻りそうになるじゃないか。
電車の中なんか、もうどうにでもしてくれといった状態だ。
たったひと駅だけど。
会場に入ると、すでに後輩のMが席に着き、スタンバっていた。
まもなく、Aも来て、もう一人の参加者、Iは3分遅刻して入ってきた。
これから17時までの長丁場だ。
眠い目をこすりながらなんとか乗り切り、修了書をもらって会場を後にしたのだった。
さあ、明日は思う存分、床屋に行こう。


15(木) 120 100

〔花粉症のこと〕

▼現在、オレの花粉症がどんなことになっているか。
調子がいいのである。
毎日マスクは欠かせないとは言え、驚いたことに、いまだ薬は飲んでいない。
これはいったいどう言うことなのか。
やはり今年の花粉は少ないのだろうか。
それとも、東京の空気がオレに合っているのか。
はたまた空気清浄機を導入したせいかも知れない。
あれこれ予想は尽きないが、ますます鈍感になったね、とだけは言われたくない。


14(水) 

〔甘く見てはいけない〕

▼今日は本社のある六本木まで高速を使わずに行った。
なにしろ初めてのことなので時間感覚が今一つわからず、余裕を見て6時に家を出たら7時15分には着いてしまった。
なんだか損をした気分だ。
だからと言って、余裕をこいて時間をずらしたりなどしたら途端に間に合わなくなってしまうのだろう。
国道246号を甘く見てはいけない。
今も昔も、にいよんろくは、にいよんろくだ。
当たり前だけど。


13(火) 120 100

〔人は他人事である〕

▼今日は一転、暖かい一日だった。
明日はまた寒くなると言う。
いい加減にしてくれよ、おてんとさん。

▼何かにつけ、まるで他人事なのは、人間の常である。
このオレもそうだ。
しかし、いつまでも他人事ではいられない。
リコールがあった。
空気清浄機だと言う。
その機種はややもすれば発熱し、発火する恐れがあると言う。
またかよ、と半ば慢性化気味に思ってしまったわけだが、ふと、うちにある空気清浄機の機種名を見た。
見事、的中。
めったにこんなことはないと思われるが、こんな当たりはイヤだよ。
1年、何の不安も感じずに使っていたものが、一転、不安の箱となった瞬間であった。


12(月) 120 100

〔戸惑う桜〕

▼終日、まとまった雨。
これで今年の東京の桜も終わりを告げるだろう。
それでも、今年は良くもったと思う。
2週間に渡り、楽しめたもんな。
それにしても今日は寒かった。
昨日の暖かさはいったいなんだったのだろう。そんな文句も言いたくなる。
桜も店仕舞いするか否か戸惑っているのではないか。
廻りには、この寒暖差についていけず、風邪を引くものがちらほら伺える。
オレはなんとしてでも、この異常気象にしがみつき、負けない気持ちで邁進するつもりでごわす。
実際のところオレの場合、風邪よりも問題は花粉なんだけどさ。


11(日) 

〔ついに導入〕

▼久しぶりの電車で本社に向かう。
金曜に決まった緊急の会議である。
昼で終わり、すぐに電車に乗り帰った。
貴重な休日である。時間がもったいない。
さすが日曜だ。これだけ空いていれば電車通勤も楽なんだけどな。
帰宅後すぐに電気屋に向かう。
有線オンリーだった我が家に、ついに無線LANを導入したのである。
かと言って、狭い家に無線LANなどさほど意味がないのではないかと言う向きもあろう。
その通りだ。だがしかし、使って見たかったんだよ、無線LANってやつを。


10(土) 

〔高速料金が変わる〕

▼高速道路料金の改訂の内容が発表された。
ざっくりと言えば、これまで乗り放題1000円だった高速料金が、2000円になったと言うことだ。
日曜祝日限定は解除されたわけだが、ひとつ納得のいかないことがある。
普通車が2000円なのに対し、軽自動車が1000円なのはまあいいだろう。
しかし、エコカーが1000円と言うのはどうなんだ。
これじゃ、ますますエコカーへの買い換えが進み、オレの様な古いカーオーナーは肩身が狭くなる一方じゃないか。
そもそも考えてもみろ。
環境のためと言う建前の上、エコカーへの買い換えに拍車が掛かったとしたら、車が廃棄処分されるときに出るCO2 はどうするんだよ。
それはもう凄いもんだと思うけどなあ。
そんなわけで、やはり、長年同じ車を乗ることが、一番のエコだと思うのだ。
いや、思うしかないよ、こうなったら。


 9(金) 120 100

〔突然のお達し〕

▼本社の中で仕事をしていると色々なことがある。
突然、会社への車の通勤はETCを使ってはならぬと言うお達しがあり、オレはしぶしぶ下道で帰った。時間にして1時間半ほどだったが、こないだまで東久留米から2時間掛けて通っていたことを考えれば、それほど苦になることもないか。
そして、夕方、緊急のメールが入った。
突然、日曜日の召集が掛かったのだ。
最近、事故が多いとのことで、その対策の話があるらしいのだが、それよりも貴重な日曜だぞ。桜見物も最後のチャンスじゃないか。
精神衛生上、非常に危険極まりないのではないでしょうか。
しかしながら、みな口々にブーイングはするものの、結局、揃って出社するのである。


 8(木) 120 100

〔付くのは困る〕

▼オレの下に、副社長の息子が付くと聞き、少々困るのだった。
何が困るって、そりゃそうだろう。若いとは言え、将来の幹部だよ。いったいどんな風に接すればいいと言うんだ。
ただでさえ人見知りなオレに取っては、最も苦手とするところなのである。


 7(水) 120 100

〔ランチの環境〕

▼今日も一日、本社の中だった。
しばらくはこんな状況が続く。そのうち慣れるだろうとは思うが、問題は他にある。
このままこの環境にいれば、貧乏になる危険性を孕んでいるのだ。
だってそうだろう。
会社を一歩出れば、麻布十番だ。
こんな環境で毎日昼飯を食ってみなさい。
安くたってランチは900円が相場だ。
今日なんか、焼き肉ランチ、1200円だよ。
こんな贅沢なランチばかり食べていたら、貧乏にならない方がおかしいだろう。
実際のところ、昼時のめし屋はそれほど混んではいない。
昼飯を外食する人が少ないのである。
本来、六本木は昼飯を食うところではないと言えるのではないか。
そんなことを思うのはオレだけだろうか。
オレだけである。


 6(火) 120 100

〔同郷だが知らない〕

▼久しぶりに終日、本社で仕事だった。
やはり、なかなか疲れるものである。
そんな中、奥の方からの話し声がオレの耳に入り込んできた。
「確か、美唄出身の奴がいたよな」
部長がそう言っているのを聞き、オレはすかさず走り寄って「それは私です」と名乗り出た。
「そうか、そうだったな、君は美唄出身だったな」
思い出したように部長は言い、オレは、それがどうしたのかと尋ねた。
今年、オレの出身大学の卒業生が一人入社したのは知っていたが、なんと、その新入社員が、美唄出身だと言うのだ。
部長がオレに新入社員の名簿を見せこう言った。
「知ってるだろ?」
何をいきなり言うんだ。
「知るわけないじゃないですか」
オレがそう言うと、部長はさも不思議そうな顔をする。
どうやらオレの田舎は、みな顔見知りだと思っているらしい。
ま、確かに少ないことは少ないが、少ないにもほどがあるよ。
そもそも今年入社の新入社員を、いったいどうやって知ってると言うんだ。
まったくもって、でたらめ感覚な部長である。
ともあれ、同郷の人間が我が社に入社したのは嬉しい限りなのだった。


 5(月) 120 100

〔桜はいつまで〕

▼雨の一日。
せっかくの満開の桜がもったいない感じである。
果たして今週末までもつだろうか。
きっと大丈夫だ。
その根拠はいったいなんなんだ。
桜花賞である。
クラシック第一弾、桜花賞が今週の日曜にあるのだ。
毎年、桜花賞の中継を見れば、必ずと言っていいほど、桜が満開じゃないか。
他の桜が散っていようと、阪神競馬場の桜は満開だ。
なんとも不思議な桜だが、東京の桜とは何の関係もない。



 4(日) 

〔不相応なかりんと〕

▼冷静に考えれば、昨日麻布十番で買った「かりんと」は、身分にそぐわないほど高価なかりんとだった。なにしろ一袋に8本で400円だ。普通に考えればこんな高級なお菓子、恐れ多くて食べられないよ。
だかしかし、一歩、麻布十番に足を踏み入れれば、完全に金銭感覚など麻痺してしまう。そんなミステリアスな力を持っているのだ、このエリアは。
今後、十二分に気を付けたいと思う。


 3(土) 

〔生誕70周年〕

▼ぐっすり寝たら体調はすっかり回復し、外に飛び出した。
東京の桜は満開だ。
街はまるで、パッと花が咲いたように晴れやかだ。
当たり前だけど。

六本木まで繰り出した。
見たいものがあったのである。
「奇蹟のブルース・リー展」である。
ブルース・リー生誕70周年を記念しての展示会だ。
場所は六本木ヒルズ、テレビ朝日の1階。
入場料千円を払い中に入る。
生い立ちから始まり、生写真、衣装、そして直筆の文章など、どれも貴重で見応えのあるものばかりだった。
それにしても、ブルース・リーの絵のうまいことといったらないな。
文字も凄く丁寧に書いている。意外な一面を見た感じである。
なにしろ70年だ。
もし、生きていたらどんなかっこいい老人になっていたことだろう。
想像は尽きないし、楽しい。


 2(金) 

〔挨拶し疲れる〕

▼次の仕事の近隣挨拶に廻る。その数200強。何度やっても慣れるものではなく、ほとほと疲れてしまい、帰宅して何もせぬまま寝てしまった。
起きたら夜中2時。それからこの日記を書いている次第である。
明日はどこに花見に行こうか。そんなことを考えながら気分転換する。


 1(木) 120 100

〔あっと言う間の1年〕

▼気が付けば、4月である。
つまり新年度だ。
東京で働き初めて1年と言うことになる。
ほんとにあっと言う間のことなので、その間、何か忘れていることはないか、ぼけっと考えてみた。
いっけねえ、肝心なことを忘れていた。
ぼけっとしながらも何か思い出したらしい。
住所変更である。
いまだに名古屋からの転送郵便があるのだ。
その転送期限もあと数日に迫っている。
オレとしたことが、転送してくれるからと言って、すっかり油断してたなあ。
それもこれも、1年が経つのが早すぎるからだ。
妙な責任転嫁はそのくらいにして、とにかく早急にチェックしなくてはなるまい。




byクムラ〜




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