千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/31:思わぬ誤解 /30:小さいが書いた /29:冬に戻る /28:更新し決意する /27:B−1を食す /26:式典出席 /25:基本に戻れない /24:いまや貴重な1個である /23:果たして終焉なのか /22:3連働最終日 /21:趣味に心配する /20:目の前のあたふた /19:卒業の季節 /18:月日が変える /17:そろそろ桜なのか /16:目まぐるしい /15:何事も経県である /14:そこはR32である /13:旅の終わり /12:松山城へ /11:高知を後にし足摺岬へ /10:高知城、そして岩崎弥太郎生家へ /9:鰹であり龍馬である /8:土佐入りする /7:西に向かった /6:外から予約 /5:速くなっている /4:時期が来たら /3:緩む /2:イオンの力 /1:/バンクーバーが終わる
<2010年 3月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 31(水) 〔思わぬ誤解〕 ▼今日は少々お疲れモードだ。 考えてみたら今日はあらぬ誤解を受けたのだった。 その時は、弁解する材料が思い付かなかったため、相手が客先でもあり、取りあえず謝って置いたのだが、自分自身引っ掛かるところがあり、良く調べて見れば、間違ってるのは、あんたじゃないか。 しかしながらこの先、この相手と会うかどうかは分からない。 誤解を解く機会がないかも知れないのは残念だが、まあいいだろう。 自分自身に納得できたことが、何より一番なのだ。 30(火) 120 100 〔小さいが書いた〕 ▼出先で図面を作成しなくてはならなくなった。 まったく思い掛けないことである。 しかも困ったことに会社のノートパソコンは昨日会社に置いてきてしまった。 ほんとにタイミングが悪い。 しかし、オレには最後の手段がある。 いつもカバンの中にネットブックを入れているのだ。 これでひとまず安心だ。 オレはほっと一息付いたが、ちょっとまて。 オレがいまやろうとしていることは、CADで図面を書くことだ。 それにしてはこのマシン、超ちいせぇよ。 いつものノートパソコンの画面に比べ4分の1に満たないそのマシンは、とても仕事で使える代物ではない。 しかし、いまオレはこいつに頼るしかないのだ。 オレは意を決し、画面に顔を擦り付けるようにして図面を書いた。 そして無事、図面は完成し、目出度く客先にメールすることができたのだ。 人間、やればできるものである。 29(月) 120 100 〔冬に戻る〕 ▼やけに寒い一日だ。 静岡では雪が降ったと言うではないか。 すでに桜が開花していると言うのにだ。 当の桜はこう思っているに違いない。 間違えたの、オレ? だからと言って、再びつぼみに戻ることなどできない。 せめて今週末まで持ち堪えて欲しい。花見をしていないオレはそう願うばかりなのだった。 28(日) 〔更新し決意する〕 ▼免許の更新に行ってきたのだった。 場所は府中の試験場。東京へ来て初めての更新である。 恥を偲んで言ってみればオレは2時間講習だ。 一度、ちょっとスピードを出しすぎてしまいました。 次は是非とも5年更新に挑戦したい。 反省はこれくらいにして、前回と比べて変わったことがある。 新しい免許証には本籍が記されていないのだ。 ICチップによる照会で確認する仕組みになっているのである。 免許証を受け取り、そばにある機械に免許証を載せ、暗証番号を入力すると、本籍が記された免許証が画面に表示されるのである。 その主旨、重要性がいまいち分からない。 まあ、深くは考えまい。 それよりもなによりも、危なく、前回と同じ服装で写真を撮るところだったよ。それに気付いた自分自身に敬意を表したい。 なにしろこの免許証と3年間付き合わなくてはならないのだ。 その免許証を3年間汚さぬよう努める所存であります。 27(土) 〔B−1を食す〕 ▼B−1グルメで有名なシロコロホルモンを食べに厚木へ行ってきた。 だるま家と言う店で、なんだか懐かしい感じのする店だ。 メニューに「シロ」と記されているのが、そのシロコロホルモンらしい。 一見、それほど普通のホルモンと違いがないように見える。 炭火の七輪で焼く。 少しずつ丸まってきた。 焦げ目が付いてきたところで食べる。中はまだ柔らかいままだ。 なかなかうまい。 しかし、想像していたのとは少々異なる。 普通のホルモンとは食感が違うと思ったからだ。 つまり、思ったよりも、普通のホルモンだったよ。 店によって味付けが違うのかも知れないけどな。 ▼ショッピングモールの駐車場に戻ると、愛車のリアスポイラーに何やら載っていた。 紙コップである。 そしてよく見てみると。 なんだこりゃーっ! オレはそう驚嘆せずにいられなかった。 なぜなら、ジュースでべとべとじゃないかよ。 わざわざコップを置いてあったことから、いたずらに違いない。 しかし、なんてことするんだろうな。 こんなことをする人間がこの世にいるとは、なんだか無性に寂しい気持ちになった。 こうしちゃいられない。 慌てて洗車場に向かったのは言うまでもない。 26(金) 120 100 〔式典出席〕 ▼ある式典に出席。 挨拶する市長はまだ若く、言葉もなんだかたどたどしい。 それが逆に好印象を与える。 光栄にも、その市長と名刺交換をしてもらった。 噂ではその若さゆえに、従来議員のかなりの圧力を受けていると言うことだ。 なにしろ大変な仕事、そして立場なんだとお察しするのだった。 ▼明日は久しぶりの休みなので、張り切って免許の更新に行こうと思ったが、案内ハガキをよく見ると、土曜は休みと言うではないか。 せめて半日くらいやってくれてもいいものじゃないか。 文句を言う前に、まず優良ドライバーになることだな。 25(木) 120 100 〔基本に戻れない〕 ▼免許の更新を忘れてはいけない。 以前は確か、誕生日を過ぎればアウトだったと思うが、現在、前後1ヶ月の猶予がある。だからと言って油断してると期限を過ぎてしまいかねない危険性をはらんでいる。 期限が過ぎればどうなるか。 免許証はただのカード、つまり、免許の取り直しである。 そんなことになったらまったく自信がないよ、オレは。 毎日、運転しているとは言え、そのスタイルはすっかり癖が付いており、したがって、とても基本に忠実とは言えないことになっているのではないか。 そもそも基本と言うものが、どんなものが分からなくなっている。 ハンドルを持つ手の位置はどうだったか。ブレーキは右足か左足か。眠くなったらどうやって気合いを入れるか。 どれも自分のオリジナルとなってしまっているのだ。 だからと言っていまさら基本に戻るのは無理です。 24(水) 120 100 〔いまや貴重な1個である〕 ▼一日雨が降り、やけに寒い。 夕方にはみぞれ混じりの雨となった。 これじゃ、まだまだ桜どころじゃないな。 ▼それにしても、最近高いと感じるのは、ミカンである。 一頃の倍の値段はするのではないだろうか。 それまで、1個くらい悪くなっていても、なんら気にならなかったものだが、いまやその1個は貴重な1個であり、もはや軽々しく、ミカンなどとは言えない存在だ。 だったら何と言えばいいのか。 敬意を表してこう言おうじゃないか。 ミカン星人。 そう言えば昔いたよなあ、ミカン星人。 あれはいったい何だったのだろう。 ともあれ得体の知れないものを食べるのは、まっぴらごめんだ。 23(火) 120 100 〔果たして終焉なのか〕 ▼車中から注意して見るが、この付近に見頃な桜はまだない。 しかし、あと一週間もすれば、周辺はまるで花が咲いたように賑やかになるのだろう。 実際、花なんだけど。 ▼昨日、撮って置いた格闘技DREAMを見た。 なぜ今日なのかと言えば、放送したのが夜中だったからである。 危なく、見落とすところだったが、それにしても、思わず、大丈夫なのかと言う心配がこみ上げた。 その内容は、格闘技マニアには受け入れられても、とても一般人が見て、面白いとは言えるものではない。 よって、ゴールデンタイムなど、もってのほかだろう。 そう言えば、K−1はいったいどうしたんだ。 今週末、K−1MAXはやるようだが、通常のK−1は、このところまったく開催されていないではないか。 次世代のスーパースターが出てこないのも一因だろう。 なにしろ重要なのは、活性化だ。 なんとか、一ひねり、一工夫して、生き残ってもらいたいものである。 22(月) RUN5km 26:04 〔3連働最終日〕 ▼3連休の3連働の最終日であった。 仕事とは言え、会社自体は休みであるため、気分的にはお気楽であった。 さらにこんな利点もある。明日から仕事かあ、と言うような憂鬱感がないのだ。 ともあれ、明日から通常通りの仕事が始まる。 できれば、お気楽にやりたい所存である。 ▼ぼちぼち暖かくなってきたので、走った。 かなり久々のことである。 いざ走ってみると、けっこう寒かった。 Tシャツじゃなくて良かったと、ひとしきり胸を撫で下ろすのだった。 21(日) 〔趣味に心配する〕 ▼昨晩の風は予想以上にもの凄く、まるで台風のようだったが、今朝、仕事場へ行くと囲いが傾いていた。周辺の自転車はもれなく倒れているし、木の枝がそこいらじゅうに散らばっていた。まるで台風一過のようである。くれぐれも、台風一家ではない。台風一過だ。 分かってると思うけど。 今日も道は混んでいる。まったりドライバーが多いのも一因だろう。 せかしてはいけないと思いつつも、さりげなく圧力を掛けてしまう。 そんなことしても、たいして変わらないのにな。 そう自分に言い聞かせる。 ▼いま、オレの下に付いているSにこんなことを聞いてみた。 「おまえの趣味はいったい何なんだ」 すると驚いた答えが返ってきた。 「健康ランドです」 それ、趣味なのか、おまえ。 どうやら、風呂に浸かったり、サウナに入ってのんびりするのが好きらしい。 だがしかし、もっと若者らしい趣味はないのか。 「ありません」と、Sは若者らしくきっぱりと言ったのだった。 若者Sの老後が心配である。 20(土) 120 100 〔目の前のあたふた〕 ▼食堂の食券売り機で並んでいると、オレの前のオヤジが何やらあたふたしている。 見ると、その食券売り機は「中止」になっていた。3台あるうちの2台が今日は中止になっているのだ。その食券売り機に千円札を入れようとしているのである。 「その機械は中止みたいですよ」と教えると、あっ、と一言呟いて隣の食券売り機へと移った。さらに見ていると、今度はこともあろうに、売り切れのメニューのボタンを何度も押しているではないか。 オレは「それ、売り切れですよ」と言うと、オヤジは、あっ、と一言呟いたまま固まってしまったのである。唐揚げハンバーグ定食しか頭になかったのだろう。もうどうしていいか分からなくなってしまっているようだった。 同情に値する出来事ではあったが、1台しかない食券売り機である。早くしてくれないとオレがいつまでたっても昼飯にありつけないじゃないか。 やっと決心が付き、オヤジが汗だくになって押したボタンは、カレーライスだった。 困った時のカレーライスだ。 これにはオレも共感する。 ああ、なんてカレーライスは偉大なんだ。 オレは、納豆入りカレーが大好きです。 ▼今日から世間は3連休だが、オレは3連働である。 先週1週間休んだつけが、ここで廻ってきたか。 帰りの道路は、バカじゃないかと思うほど混んでいた。 いったいどこから湧き出てきたかと思うほどの車の渋滞である。 そしてオレは心底こう思うのだ。 いま、この道路がどんな状態になっているのか上空から眺めてみたい。 こんなとき、タケコプターがあったらなあ。 そんな意味のないことを思うのも無理はない。 普段は1時間ほどの道程が、今日は3時間だった。 19(金) 〔卒業の季節〕 ▼何だか廻りの様子が変だと思ったら、大学の卒業式なのだった。 右を見ても左を見ても誰もがみな、卒業式ルックである。 オレは一言言いたい。 もっと個性を出したらどうなんだ。 ジャージだっていいじゃないか。お祭り気分ではっぴなんかもいいだろう。 だがしかし、それがダメなのである。 目立つことは、現在の若者に取っては御法度なのだ。 それ以前の問題だと思うけど。 18(木) 120 100 〔月日が変える〕 ▼気が遠くなるくらい久しぶりに会ったのは、Kさんである。 同じ社内の人間であるのだが、最後に話したのはオレがまだ新入社員の頃ではなかっただろうか。それくらい昔のことである。 驚いたのは、その変わり様だ。 と言っても、容姿ではない。 オレのKさんのイメージは、とにかくきついと言うことだった。 その当時、オレの同期にKさんの部下がいた。 Kさんのオレの同期に対する厳しさは、端から見ても、それはきついものだった。そして、オレの同期はまもなく会社を去ったのである。 その時のイメージが非常に強いものがあるし、その後も周辺の話を聞けば、たいへんだったと言う噂を聞いた。 オレは、Kさんを見るなり開口一番、「おひさしぶりです」とにこやかに挨拶した。 この時、無意識にちょっと構えたのではないか。 やはり、昔のイメージがそうさせたのだろう。 しかし、いったいどうしたことだろう。 Kさんはオレにこう言ったのだ。 「こちらこそお久しぶりでございます」 こう言って深々とお辞儀をしたのである。 オレは半ば冗談だと思ったが、それから話す言葉も非常に丁寧であったことから、それが本気の本気であることが分かった。 なにしろ、オレの知っているKさんではなかった。 月日と言うものは人間をこうも変えてしまうものなのか。 なんだか、分けもなく寂しい気がしたのだった。 17(水) 120 100 〔そろそろ桜なのか〕 ▼今日からオレの下にSが付いた。 とは言っても、Sが次の出張先に行くまでほんの少しの間だ。 そんなわけで、一通りの仕事の説明をした。 ▼来週の今頃は桜が満開かも知れない。 去年の今頃、東京に来た頃は桜はすでに満開を過ぎ、散りかけていたが、なんにせよ、花見をする余裕など微塵もなかった。 あれからもう1年である。 ▼北海道のF先輩に電話した。 まだまだ寒いと言っていた。 そりゃそうだろうな。 桜の「さ」の字も話題にならないのだ。 Sの来月からの出張先は、富良野である。 16(火) 120 100 〔目まぐるしい〕 ▼一日、あちらこちらへと目まぐるしく移動し、夕方には、どっと疲れが出てきた。 それは、日中の暑さにもあるのかも知れない。 なにしろ、車はクーラーだし、服の長袖が邪魔だと思うくらいの陽気さだった。 しかし、冷静に考えてみれば、いまはまだ3月の半ばだ。 ちょっとおかしいんじゃないか。オレは語気を荒げた。 そう思うや否や、夜にはすっかりその陽気はなりを潜め、オレは、さっきはちょっと言い過ぎたと、後悔するのだった。 15(月) 120 100 〔何事も経県である〕 ▼経県値と言うのがある。 経験値ではない、あくまでも、経「県」値だ。 これまで日本をどれだけ踏破したかと言う値なのだが、今回の遠征で高知と愛媛が新たにポイントとして加わった。 こうして見ると日本中をかなり駆け巡って来た感はある。しかもそれらのほとんどは愛車で廻ったのだから、まさにバカと言えよう。 それでもやはりまだ行っていないところはあるし、じっくり見ていないところもまだまだある。 さし当たって暖かくなったら北へ行こうじゃないか。 14(日) 120 100 〔そこはR32である〕 ▼高知にはちょうど国道32号線がある。 何がちょうどなんだよ。 だったら撮るしかないのである。 我が愛車、スカイラインとのコラボ写真だ。 分かる人には分かるだろう。 それは車の型式である。HCR32。つまり、我が愛車はR32型スカイラインなのである。 この機会を逃すわけにはいかないだろう。 しかしながら、そこは国道である。安易に車を側道に停めるわけにはいくまい。 やはり難しいな、と思っていたら、国道沿いのめし屋の駐車場にちょうど良いポイントがあった。うまい具合に、国道32号の看板がある。まさにR32だ。 そこでついに念願の記念写真を撮ることに成功したのである。 つくづくおめでたい奴だな、オレって。 13(土) 〔旅の終わり〕 ▼復路は第二名神廻りで帰ることにした。 第二名神を過ぎ、東名阪に差し掛かるともうすぐだと言う安堵感が出るが、それは錯覚である。車のナンバーがいまだに名古屋ナンバーだからかも知れないが、今の住まいは東京だ。 それでも言い知れぬ懐かしさを感じながら東名阪を通過し、東名高速へ。 ほぼ順調だったが、神奈川に入った辺りで渋滞。 東京に戻って来たと実感する瞬間である。 こうして無事、四国の旅から帰還することができた。 総走行距離2、325 km であった。 12(金) 〔松山城へ〕 ▼松山城に向かった。 松山市街にも路面電車が走っていた。高知の様に古めかしくはなく、けっこうモダンな車両である。 適当に城の廻りを走っていると、本丸用と言う無料駐車場があったので、そこに車を停め、城へと向かった。 だがしかし、なんて急な坂なんだよ。 しかも、城を見れば、まだまだ遠くに見えるではないか。 これはかなりの難所だぞ、と思いながら歩いていたら、途中にロープウエイの駅があった。どうやらここまではロープウエイで来られるらしい。考えてみれば、松山城のことなどまったく下調べしていないのだった。これが、行き当たりバッタリ旅行の神髄である。 そんな大袈裟なものではない。 それにしても、今日もまったくもって暖かい。 桜のつぼみを見れば、いまにもはちきれんばかりだ。 けっこう歩いたなあ、と思いながらもなんとか天守閣に到着。 ここの広場から見る松山の街も絶景である。 500円を払い、天守閣内へ。 城自体はこじんまりしているが、綺麗だし、趣もある。 しかも天守閣に至る通路が非常に入り組んだ造りになっている。 城自体は昭和42年に再建されたものらしいが、かつてのこの城の構造を忠実に再現し造られたものらしいことは、その当時の映像をじっくり観賞して知った。 天守閣の最上階で景色を堪能し、広場の食堂でぶっかけじゃこおろしうどんを食し、城をあとにした。 さあ、そろそろ帰らないとな。 そしてオレは、愛車をしまなみ海道へ向けた。 11(木) 〔高知を後にし足摺岬へ〕 ▼五台山展望台へ。 ここで高知市街を一望に見下ろすことができる。それにしても暖かい。1日、ここでのんびりしても良いくらいだ。しかし、そうもしていられない。時間には限りがある。 通り掛かりに、はりやま橋を見る。橋と言っても、それはどうやら橋の機能はすでになく、ただ形として残っているだけのようだ。その辺が、日本3大ガッカリの所以なのかも知れない。それに比べればまだ札幌の時計台はいいじゃないか。 横浪黒潮ラインを走った。 半島を縦走する実に気持ちの良いドライブウェイだ。 途中、廃ドライブインのある駐車場に一人寂しそうに武智半平太像が佇んでいた。 本人はもっと賑やかなところが良かったろうにな。 黒潮ラインをあとにし、道の駅かわうその里須崎で休憩。鍋焼きラーメンがこの地域の名物らしく食べてみた。鍋焼きと言う割には麺は固めである。生卵が落としてある辺り、鍋焼きの面影があると言えよう。なかなか旨かった。 これから何処に向かっているかと言うと、足摺岬に向かっているのだった。 なんとか陽のあるうちに到着したい。 気が付くと、四万十川の河川敷を走っていた。 あの有名な四万十川だ。 実に雄大である。思わず飛び込みたい気分に駆られたが、時期が時期なので思い止まった。 足摺岬に到着したのが、16時。無事、陽のあるうちに着くことができた。 駐車場は平日と言うのにほぼ一杯である。ここから5分ほど歩くと灯台がある。大勢のお遍路さんが観光に訪れていた。 ここから見る水平線は非常に綺麗だ。ここの海には海亀もいるらしい。 お遍路さんに説明するガイドさんの話を横で聞いていたのだ。 日も暮れてきたのでここを出発。 ここからひたすら松山を目指した。 少しでも早くと思い、最短距離を選んだつもりだったが、山間部のワインディングロードは予想以上にきつく、そして時間も掛かった。疲れも溜まっているのだろう、着いた頃にはもうへとへとであった。 それでもなんとか松山の地に初上陸したのだった。 10(水) 120 〔高知城、そして岩崎弥太郎生家へ〕 ▼今日は風が強く、非常に冷たい。いつ雪が降ってもおかしくない天気である。 高知は今日、桜が開花したようだが、とてもそんな暖かさは感じないよ。 そんな中、高知城へ行った。 やはり城は旅行の基本である。 行くところに困ったら、まず城だ。 天守閣を目指して石段を登る。 アイスクリン売場が、なおいっそう寒さを募らせる。 それにしても、ここは実に鳩が多い。広場一面が鳩でいっぱいになりそうな勢いだ。 誰だ、こんなに餌付けをしたやつは。 お客さんである。 それもそのはず。ここでは、鳩のエサを売っているのである。 ほどなく、天守閣に到着。 一気に最上段まで登った。 城自体はそれほど大きくないが、高台にあるせいか、けっこう立派に見える。 城内をくまなく見て歩いたのだった。 ▼安芸市まで足を延ばし、岩崎弥太郎の生家へ行った。 三菱の創設者であり、いまや龍馬伝で香川照之が演じる、あのボロボロの人で有名だ。 あまりにボロボロで汚いので、三菱から苦情が来ているほどなのだ。 確かにあれはちょっとやり過ぎだな。 現地へ行くと、ちゃんとした無料駐車場があった。 ボランティアの男性ガイドがいて、楽しく説明してくれた。 話では、昨年まで年間の来場者数が100人ほどだったが、いまや一日300人だと言う。 まったくもってテレビの影響とは凄い物である。 来年がまた心配ではある。 でも、まったく無料の施設だからな。そんな心配は無用か。 9(火) 〔鰹であり龍馬である〕 ▼予報通りの生憎の雨。 そして予定通り、県立坂本龍馬記念館に向かう。 場所は桂浜である。 さすが県立だけあって施設は大きく、展示物も見応えがあった。 展望台からは桂浜を一望に見下ろすことができた。 ここから車で海岸へと降り、駐車場に車を止め10分ほど歩くと、あの有名な坂本龍馬像がオレを出迎えてくれた。 思ったよりもでかい。 長崎の龍馬像もなかなかのものだったが、やはり歴史が違う。 実に威風堂々としており、しばらく見惚れてしまったのだった。 高知駅前で「高知龍馬ろまん社中」と言うイベントをやっていると言うことで行ってみた。 500円の入場料を払い、中へ。 展示物は主に龍馬伝のものであり、なんとなく雰囲気が万博っぽい。 期間限定イベントだから当たり前か。 晩飯をどこで食べようか考えていたところ、老夫婦が案内所で場所を聞いていた「ひろめ市場」の存在を知り、行ってみた。 ひとつ屋根の下でいくつもの飲食店が入っているいわば屋台村である。 平日と言うのになかなかの賑わいを見せていた。 カツオ専門店でオレは塩鰹定食を頼んだ。 うまい。 やはり、高知は鰹であり、そして龍馬である。 8(月) 120 〔土佐入りする〕 ▼天気は良好。 車の中は強い日差しで暑いくらいだ。 高速道路は平日のためか、まったく空いている。 東から四国へ上陸するには、明石大橋コースと瀬戸大橋コースと二通りある。 前回は明石大橋からだったので、今回は瀬戸大橋から行くことにした。 距離も時間もほとんど同じなのである。 瀬戸大橋から瀬戸内海の眺めは豪華でかつ絶景であった。 午後4時頃、高速を降り高知市街に入る。 ふと、街中の交差点の標識を見ると、何やら、Kとか、Lとか、アルファベットが書いてある。いったい何の意味があるんだ。 どうやら、高知市の交差点の名前は地名ではなく、アルファベットのようだ。 道路には市電が走っている。その車両の上部に「ごめん」と言う文字がやけに目に付いた。行き先に「ごめん」と言うところがあるのだろうか。 たぶん、あるんだろうな。 そのまま、「龍馬の生まれたまち記念館」に向かった。 市営の施設で、規模は小さいが、なかなか凝った作りの建物の中に龍馬が育った頃の町の情景が色々な形で展示されている。 1時間半ほど見学したあと、この近くにあると言う、坂本龍馬の生家跡を見に行った。 幹線道路にある病院の横に、立派な「坂本龍馬誕生の地の碑」が立っていた。 その昔、まさにこの場所で走り回っていた龍馬を想像し、思いを馳せたのだった。 明日は天気が悪いそうじゃないか。こうなったら坂本龍馬記念館に入り浸るしかないな。 7(日) 〔西に向かった〕 ▼西に向かった。 仕事ではない。 今の仕事が一段落付いたので、溜まった振替休日をまとめて取ったのだ。 さしあたり西へ向かうと言うだけで、いつもの様に行き当たりバッタリの旅である。 しかしながら取りあえずの目的地はある。 四国は、土佐だ。 せっかくの機会なので、坂本龍馬の故郷を体験しようと思ったのだ。 明日の土佐入りに向けて、今日は途中のサービスエリアで宿泊である。 待ってろよ、龍馬。 天気が心配である。 6(土) 〔外から予約〕 ▼外出先でふと思い出した。 夜の9時から龍馬伝の特番があったはずだ。 しかしオレは慌てない。 こんなときでも、メールで録画予約ができるのだ。 ああ、なんて画期的なんだ。 オレは、さくさくっと録画予約のメールを作成し、送信した。 まもなく、「予約を登録しました」とREGZAからのお知らせメールが届いた。 これで安心だ。 帰宅し、さっそく龍馬伝の特番を見ようと再生した。 だがしかし、なんだか番組の様子がおかしい。 それもそのはず、録画されていた番組は、オレの目的とするものではなかった。 「あっぱれKANAGAWA大行進」 どうやら、チャンネルコードを間違えたようだ。 最先端を使いこなすには、まだまだ修行が足りない。 5(金) 120 100 〔速くなっている〕 ▼久しぶりに、ウィルコムのデータ端末を引っ張り出しネットしてみたら、通信速度が、1Mbps を越えていた。 やればできるじゃないか。 実際のところのうたい文句は最高速度7Mbps なのだから、当たり前と言えば、当たり前だのクラッカーなのだが、導入した当初は、200Kbps がせいぜいだったのである。 それが今はどうだ。1Mbps 越えである。 もしかしたら、使用者数が一気に減って、混雑状態が緩和されたと言うことなのか。 それはそれである意味、まずい様な気もする。 しかし、いま快適ならばいいではないか。 この状況をなんとか維持してもらいたい。それが、オレを始めとするモバイラーたちの願いなのだ。 4(木) 120 100 〔時期が来たら〕 ▼今日はなかなか冬らしい寒い春の一日だった。 明日は一転、暖かくなるそうだから気を付けよう。 なにがって、花粉に決まってるだろう。 ▼名古屋のFからTEL。 来年は一緒に出よう、といきなり言う。 いったいなんのことかと思ったら、東京マラソンに出ようと言うのだ。 やけに張り切るのは良いが、オレはフルマラソンなんか走ったことないよ。 そもそも最近ランニングもさぼり気味だしな。 しかしまだ1年ある。 それまでにはなんとかなるのではないかと進言するF。 それ以前に問題は、出場倍率がなかなか凄いと言うことだ。応募しても出られる可能性は8分の1と言うではないか。 そう言えば、昔、8分の5チップと言うポテチがあったな。 いつの間になくなったのだろう。 そんなことはどうでもいい。 そんな心配よりもまずは走ることだ。 もうちょっと暖かくなったら、それがオレの走る時期だ。 3(水) 120 100 〔緩む〕 ▼物件の引き渡しも無事終わった。 一気に肩の荷が降りた感じである。 帰宅するや否や睡魔が襲った。思考能力もゼロに近い。 この日記を書くのもやっとの状態だ。 気が緩むと、こんなことになってしまうのである。 そんな中、SONGSのバービーボーイズを思い出し、慌ててテレビを付ける。 とたんに目が覚めた。 やっぱり、バービーボーイズはいいな。 2(火) 〔イオンの力〕 ▼オレの下で働いてくれたO杉は、今日を最後にここを後にする。 明日からまた違うところで働くのだ。 またの再会を約束したが、それにしてもどうにかならんもんか、そのもの凄いくしゃみ。 O杉も極度の花粉症らしい。まったくもってひどい症状である。 名前が、O杉なのにな。 なにしろ一日中のくしゃみで、夕方にはすでにくたくた状態と言った具合なのだ。 オレはと言えば、マスクをしているものの、まだそれほどの症状は出ていない。 最近試しているのはこれだ。 「塗るマスク」 鼻の周囲に塗ることにより、プラスイオンの力で花粉を寄せ付けないと言うものなのだ。 変わりにハエが寄ってきたりして。 何を言ってるんだ。いま問題なのは、ハエではない。花粉である。 ともあれ、プラスイオンってのは、爽やかばかりと思ったが、そんな力もあったのか。 いままだ症状が出ていないのは、このお陰なのだろうか。いや、まだまだ油断はできまい。シーズンはまだ始まったばかりなのだ。 1(月) 120 100 〔バンクーバーが終わる〕 ▼バンクーバーオリンピックが終わってしまった。 開幕前はメダル数を金2、銀1、銅2と予想したが、終わってみれば、銀3、銅2だった。メダルの総獲得数は的中したのは我ながらたいしたものだが、如何せん金がひとつもなかった。取りも直さず、昨日の女子スピードスケート追い抜きが悔やまれる。なにしろ、100分の2秒差だ。どうしてあと数センチ、スケート長くないんだよ、と言ったって後の祭りである。 しかし、銀メダルでもいいじゃないか。金に匹敵する十分価値あるメダルと言えよう。 でもやっぱり銀だ。 byクムラ〜 |
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