千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/31:時期はずれの歓迎会 /30:この期に及んで /29:目まぐるしい /28:継続は力 /27:どうした日本列島 /26:床屋であった /25:ベランダで見た /24:始まりは冗談 /23:オレの時代は終わらない /22:刃向かいたくもなる /21:タイムラグがない /20:迷う /19:初富士山 /18:店を訪問 /17:走ることにした /16:次元を越えた /15:向く先は北 /14:格闘技三昧の夏の夜 /13:魔裟斗ラスト2 /12:秋山の初戦 /11:今週はターミネーター /10:突然辞める /9:それができない /8:懐かしい面々 /7:同じ道 /6:頑として認めない /5:初めてのディーラーへ /4:ヱヴァである /3:再会なのか /2:突然の訪問者 /1:満を持して7月/
<2009年 7月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 31(金) 〔時期はずれの歓迎会〕 ▼他部署からこの部署に異動になった人がおり、やけに中途半端な時期ではあるが、歓迎会であった。 鎌倉から六本木までは、イヤになるほどの大渋滞であった。 少し遅れて会場入り。 案の定、異様な雰囲気で盛り上がっていた。 オレは車なので、酒は一滴も飲めない。 ま、望むところなんだけど。 そんな異様な雰囲気の中、会は突然お開き。一本締めで締める。 時計を見れば21時。 まだ早い様な気もするが、明日も仕事なので、2次会へ向かう者達を見送り、帰った。 ついでに、今日の主役であったOさんを途中まで送った。 道すがら、Oさんからこれまでの苦労話が滔々と語られた。 オレは、それに同情するしかないのだった。 みな、それぞれいろんな形で苦労している。 ▼明日からいよいよ8月である。 しかしながらその実感が湧かないのは、夏本来の暑さが感じられないからだろうか。 涼しいのはいいが、それも限度があるだろう。 聞くところに寄れば、北海道は寒いぐらいだと言い、農作物にも影響が出始めているとのことである。 もう少し考えて欲しいと願わずにはいられないのだ。 誰に向かって言ってるのか、わからないわけだけれど。 30(木) 120 RUN5km 26:02 〔この期に及んで〕 ▼名古屋から東京に移り住んでもうすぐ丸4ヶ月になるが、この期に及んで困りものなのは、このオレの口から端々に名古屋弁が出てしまうことだ。 どんな風かと言うと、こんな風だ。 「なくなるといかんで」「とっくに、おらんで」「何やっとるの」など、枚挙にいとまがない。 ちょっと待て、確かオレは道産子だったはずだ。しかし、北海道弁はすっかり形を潜めてしまった。いや、もしかしたらイントネーションは北海道弁なのかもしれない。北海道弁を土台とした名古屋弁である。 いったいどんな方言だよ。 なにしろオレは、これから江戸弁を習得するため、日々研鑽の腹づもりである。 ▼走る前に足をぐるぐる回し、ふと膝の裏に目をやる。 なんだこりゃあ! オオムラサキである。 別に、蝶々が止まっているわけではない。 それなら、追い払えば済むことだ。 10センチほどあるだろうか。大袈裟なほど紫になった痣が膝の裏にできているではないか。 毛細血管が切れたのだろうか。これほど足に負担が掛かっているとは思わなかった。 しかし、見た目ほど痛みはない。 さあ、今日も元気に走ろうじゃないか。 29(水) 120 100 〔目まぐるしい〕 ▼鎌倉から東久留米まで移動。 車だと時間が読めないと思い、電車で移動したわけだが、2時間半掛かった。東久留米がこれほど遠いとは思わなかった。 ところで、東久留米の他に、西久留米と言うところはあるのか。南久留米や北久留米はどうなんだ。 そんなプチ疑問はどうでもいい。 客先との待ち合わせ時間には間に合ったものの、それほど余裕のない時間に到着し、結局、昼飯にありつけたのが打合せの終わった15時過ぎ、すっかり燃料切れなのだった。 それから再び鎌倉に戻ったが、すでに夕方。 その後、横浜支店に向かった。 月末処理があるのでどうしても戻らなければならなかったのだ。 この様に、非常に目まぐるしい一日なのでした。 28(火) 120 RUN5km 26:20 〔継続は力〕 ▼思えば、ジョギングを始めてからずっと足が痛いのだった。 やはりあの18キロが堪えている。 それでも走ろう。 オレには週3日の目標があるのだ。 不思議なことに走り始めれば、足の痛みは感じなくなる。 これがあの、ランナーズハイと言う奴か。 そんな域に達しているわけがなかろう。 ともあれ、持ち前の、継続は力なり精神で、いけるところまで頑張る所存であります。 27(月) 120 〔どうした日本列島〕 ▼日本列島はちょっとどうかしちゃったんじゃないかと言いたくなるほどの大雨だ。 ここ鎌倉も時折、タライをひっくり返した様な強い雨が降る。 これが、四六時中も続けば、洪水や崖崩れも起きるわな。 ふと、何年か前に名古屋で経験した洪水を思い出した。 あの時もひどかった。 仕事場から車で膝ほどもある水をかき分け、何とか自宅に辿り着いたのが夜中。 明くる日、確か普段は道路だったところに、ボートが浮かんでいるのを見て、改めて、この事態がただ事でないことを認識したのを思い出したのだった。 何だか年々地球自体が狂い初めているように感じるのは気のせいだろうか。 ややもすれば、オレ自身も狂い始め兼ねないので、十分注意したいと思う。 26(日) 〔床屋であった〕 ▼決意表明通り、今日は床屋である。 車で約20分。今回が2回目の店だ。 床屋と言うよりも美容院に近いのか。それが証拠に洗髪は上向きだし、顔は剃ってくれない。 それが少々寂しい気もするが、なんと言ってもスタッフが多いのが良い。 なにしろ待ち時間がないのだ。 受付で指名はあるかと聞かれる。 たぶん指名すると、その人が空くまで待つことになるのだろうが、特に誰でも良かったので、ない、と答えたらすぐに席へと案内されたと言うわけである。 ところで、ふとこんな疑問が湧いた。 指名すると指名料は取られるのだろうか。指名された人は何かポイントが付くのだろうか。キャバクラじゃあるまいし、そんなことはどうでもいいじゃないか。 腕が良ければ、男でも女でも構わないが、今回は女性スタッフがやってくれた。 腕の良い女性スタッフならば、それはそれでラッキーである。 メンバーズカードに前回のカルテらしきものが、暗号っぽく書かれている。 これならば、注文の手間も省けるというものだ。 オレは、前回よりも全体に短くして欲しいと要望した。 席を行ったり来たりするのが少々面倒だったが、カット、パーマまで2時間で終了。 こんな感じでよろしいですか、と鏡を頭の後ろに当てられ聞かれるが、いままでオレは、ダメですと言ったことがない。 なんて良い客なんだ。 そんなことではなく、冷静に自分の頭を見れるのは帰ってからだよ。 そんなわけで今回は、前回よりも仕上がり上々であった。 25(土) 120 RUN5km 〔ベランダで見た〕 ▼休日出勤であった。 それにしても雨が多い。梅雨に逆戻りした感じだ。 これじゃ、走る気も起きないな。 と言っても、左の太股がなんだか痛くてそれどころじゃないのである。 手違いで走った18キロの疲労が今頃出てきたのか。 ともあれ、忘れた頃に来る痛みってのは、なんだか加齢痛のようでイヤだな。 いつの間にか雨は止んだ。 帰宅すると何やら夏らしい音が聞こえた。 花火である。 ベランダに出ると、見事な打ち上げ花火が見えた。 思い掛けない花火観賞である。なんだか得した気分だ。 こうなったら走るしかないだろう。 オレは足が痛いのを押して走った。走らなければ気が済まない気分だったのだ。 ここで突然の決意表明をしようじゃないか。 明日は床屋に行こう。 24(金) 120 100 〔始まりは冗談〕 ▼先輩のS谷氏は昔から始まりは冗談であった。 この度、久々に仕事で関わることになった。 そんなわけで、ちょくちょく電話が入るようになったのだが、やはり始まりは冗談なのだ。 電話を取ると、S谷氏はこんなことを言ってきた。 「あ、もしもし、ボブバックランドさんですか?」 いきなり何を言い出すんだ。 因みに、ボブバックランドとは、プロレスラーであり、かつて無敵を誇ったWWFヘビー級チャンピオンなのである。が、しかし、古い、古すぎる。 オレは半ば呆れたが、しょうがないのでこう返事した。 「違います。私は、ミルマスカラスですけど、そう言うあなたはもしかして、スーパースタービリーグラハムさんじゃないですか」 S谷氏とこんなやり取りができるのは、オレしかいないだろう。 ともあれ、先が思いやられる。 23(木) 120 100 〔オレの時代は終わらない〕 ▼新入社員Kに、「デジカメのデータをパソコンに移すからメモリーカードをくれ」と言ったら、Kは予想外の行動に出た。 デジカメから抜いて差し出して来たのはメモリーカードではなく、充電池だったのだ。 Kの顔は真剣である。いや、むしろ緊張感に満ちている。 オレは気を使ったつもりで、こう言ってやった。 「最近のメモリーカードはずいぶん厚くなったものだなあ、って、これは電池じゃないか」 オレのそんな突っ込みにも、Kの顔は強張ったままだ。 若いからと言って必ずしも現代モノに強いとは限らないようだ。 オレはなんとなくホッとした気分になった。 オレの時代はまだまだ終わらない。 22(水) 120 RUN5km 〔刃向かいたくもなる〕 ▼朝から雨。 これじゃ、46年振りと言う日食も台無しである。 と言っても、ここ東京じゃ、日食率70パーセントほどと言うからさして関係はなかったかも知れない。 それにしても、この日のために奄美大島などのツアーに行った人達は、ちゃんと見られたのだろうか。中には40年待ちわびていた人もいたのかも知れない。 40年待った揚げ句、雨で見られませんでしたと言うんじゃ、これほど浮かばれない話もないよなあ。 中国くらいになると、雲なんかへっちゃらでロケットで吹き飛ばしてしまうのだろう。 その場はいいかも知れないが、吹き飛ばされて移動した雲が別のところに影響を与えることだってあるのではないか。 どうするんだよ、せっかく楽しみにしていた運動会が一転中止になったりしたら。 けっして悲しむ人達の存在も忘れてはいけないのだ。 この様に無闇に自然に逆らってはいけないのだろうが、昨日の山口地方の異常な大雨は、自然に刃向かいたくもなるよ、まったく。 21(火) 120 〔タイムラグがない〕 ▼昨日は思いのほか走りすぎて、足腰の筋肉痛と言うか、むしろ打ち身に近いような、そんな痛さなわけだが、それが何だか心地よい、そんな今日一日。 いま考えてみても、なぜあんなに走ってしまったのだろうと言う気もするが、その時は走るのに精一杯で、自分がいまどこにいるかなど考える余裕などなかったのだろう。 気が付けば未開の地、いや、未解の地だったわけだ。 ▼東京に来て良いことは、テレビの番組にタイムラグがないことである。 なにしろ、地方にいると、一ヶ月遅れとか忘れた頃にやるからな。 特にオレの場合、格闘技番組が嬉しい。 地方ではやらない番組までやってくれるのだから本当に助かるのである。 先週末の夜中などは、K−1ヨーロッパ大会をやっていたし、昨日の夜中はドリームをやってくれてたじゃないか。 今日、有り難くビデオを見させて頂きました。 20(月) 120 RUN18km 〔迷う〕 ▼渋滞40キロ。 昨晩の渋滞である。 それは聞きしに勝るものがあり、きっとテレビでこの状況を見たものは笑っているんだろうな、と思いながらこの車の渦と戦かう覚悟で高速に乗ったのだが、乗るや否や、次のサービスエリアでしばし休憩することに決めた。 腹ごしらえをし、車中で仮眠を決め込む。 目を覚ましたらすでに0時近くになっていた。 電光掲示板を見ると、渋滞はすでに半分の20キロになっている。 普通ならば、20キロの渋滞と聞けば、怖じ気付くものだが、先ほどの40キロ渋滞に比べてしまえばたいしたことがないように感じてしまう。 そうとなったら今がチャンスだ。 再び高速を走る。 このとき、何か妙な感覚を覚えた。 なんだか、帰っている感じがしないのだ。 そうである。いまだに帰ると言えば、名古屋に向かうと言うことであり、東京に向かっているいま、いったいオレはどこに向かっていると言うんだ。 帰っているに違いないだろう。 ま、そのうち慣れると思う。 ▼夜、走った。ジョギングである。 しかし、今日はちょっと大変だった。 また違ったコースを走って見ようと、冒険したのがいけなかった。 完全に迷いました。 なにしろいま自分がどこにいて、どちらの方角を向いて走っているのかもわからない。 もしかしたら遠ざかっているのではないか。そんな不安を抱えながらひた走る。 いまのオレにはただ走るしかないのだ。 いったいどれだけ走っただろう。 ようやく見覚えのある道路に出た。 しかし、ここからがまた長かった。 それでもなんとか帰還。遭難はなんとか免れた。 どこをどう走ったかは定かではないが、地図で確認したところ、約18キロは走ったようである。 オレってつくづくバカである。 19(日) 〔初富士山〕 ▼ディーラーへ愛車スカイラインを受け取りに行く。 今回依頼した作業は、半年点検とリアバンパーの塗装、そして、ボディコーティングである。 点検の際、ステアリングラックブーツが切れているとのことで交換。 締めて10万弱の出費となった。 しかし、出てきた愛車は見違えるほど綺麗になっていた。 さすがプロの仕事である。 ▼せっかくなのでこの生まれ変わった愛車でドライブすることにした。 どこにしようかと考えていたところ、やはり思い付いたのは城だ。迷ったときの城頼みと言う奴だ。 そこで、比較的手頃な小田原城に行くことにした。 しかしながら途中、道がわからなくなり、さくっと行き先を変更。東名高速に乗って、御前崎に向かった。 途中、富士宮サービスエリアに立ち寄ったら、急に富士山のことが頭を過ぎり、そうなったらもういても立ってもいられなくなり、いつの間にかスカイラインは富士山へ向かっていたのだった。スカイラインでスカイラインを走るのだ。 覚悟はしていたものの、やはり道は大渋滞。五合目の5キロ前で車はぴたりと止まってしまい途方に暮れた。 途方に暮れたが、なんとか日は暮れないうちに到着し、雲は掛かっていたものの富士山を目の前に望むことができた。 さらに、眼下に雲を見下ろすことができた。五合目とは言えさすが富士山である。 それにしてもなんだろうな、この寒さは。風も強いったらない。 Tシャツ、サンダルで富士山に来るもんじゃないな。 そんな、富士山初体験であった。 18(土) 〔店を訪問〕 ▼久しぶりの連休。 ここ東京の部屋を決める際に世話になった不動産屋の営業マンSのカフェまで歩く。 その当時は不動産屋の営業マンだったが、今はカフェの店主である。 脱サラして店を出すことは、部屋を捜している最中に聞いた。 そして予定通り、先日オープンしたのである。 自宅からは歩いて行けるほどの距離。時間が中途半端だったからか、S氏の姿が見えない。 店員は、東南アジア系の外国人の男女である。 なかなか気さくで丁寧な応対は好感が持てる。 そろそろ帰ろうかと思っていた矢先、ひょっこりS氏が出てきた。 オレはSに笑顔を向けると、すぐにオレと気付いた。 笑顔を向けりゃ、誰だって気付くだろうよ。 少し立ち話をし、ちょくちょく来るからと約束し店を出た。 そのまま近くのショッピングモールまで歩く。 今日まで、点検のため愛車スカイラインがないのである。 したがって歩くしかないのだ。きっと連休で混んでいるだろうから、ちょうど良いだろう。 やはり、けっこうな人出で賑やかだ。 あちこちで、犬の鳴き声がこだましている。ここは、犬連れオーケーなのだ。 しかし、きちんとしつけされた犬じゃなきゃ、こういうところはダメだろうな。 そこいら中に、うん○されたんじゃ、飼い主もたまったもんじゃないだろう。 犬も人間もたいへんである。 アウトレットショップでジョギング用のハーフパンツとキャップを買った。 いよいよやる気である。 しかし、今日は足が痛いので休もう。いきなりオレはそんな決心をした。 17(金) 120 RUN5.3km 〔走ることにした〕 ▼走ることにしたのである。 このところ専ら通勤は車であり、となれば、足腰が弱ってくるのは明白である。 一応毎日、腕立て伏せ、スクワットをやっているとは言え、これでは不十分と言わざるを得ないだろう。 さし当たって目標は週3回。 先日、試しに適当なコースを走ってみた。 マピオンのキョリ測と言うサイトで距離を確認。3.4 km であった。 これを参考に今日はもう少し距離を伸ばして見た。 ちょうど30分走った。そして、距離を確認。 5.3 km。 まだまだだな。 そうは言っても目標が定まらない。 ともあれどれだけ続けられるかはわからないが、取りあえず無理せずマイペースでいこうと思う。 16(木) 〔次元を越えた〕 ▼日報を書くKの手元を覗き込んだ。 オレは一言こう言った。 「オレの字も下手だけど、Kの字もひどいな」 苦笑いする、K。 その横から、Nが口を挟んできた。 「僕もそうなんですよ。生まれたときから下手でした。」 ちょっと待て。 「生まれるや否や字を書くやつがいったいどこにいるんだ」 それっきり、Nの反応がない。 どうやら冗談ではなかったらしい。 オレには想像も及ばない次元を越えた天然、それがNだ。 15(水) 120 RUN3.4km 〔向く先は北〕 ▼自分がいつも入れているスタンドのハイオクガソリン単価は現在128円。なんだか徐々に値上がり傾向にあり、少々心配である。 なにしろ昨年は最悪だったからな。 確か、夏、北海道に遠征する時分には、ハイオク180円を超えていたのではないか。ただでさえ長距離だと言うのに、この単価はちょっとどうかと思うほど痛かった。しかしながらそのせいか、高速道路は非常に空いていたのだ。 今年はこれとはまったく逆だろう。 ガソリンはまあ値上がり傾向にあるとは言え、昨年よりはかなり安いし、なんと言っても高速道路料金がまったく違う。一部、例外はあるが、どこまで走っても1000円と言うのだから、これはもう超長距離ドライバーに取っては願ってもないことだ。 だからこそ心配なのは、渋滞に他ならない。いったいどれだけの車が高速道路を充満するのか、想像しただけでうんざりしそうなのだ。 しかし、ああだこうだ言ってもしょうがない。ここは一つ覚悟を決めようじゃないか。 すでに身体の向きは、北へ北へだ。 14(火) 120 100 〔格闘技三昧の夏の夜〕 ▼現在の仕事場であるここ鎌倉は比較的涼しい土地だが、それでも今日は今年最高の暑さではないかと思えるほどの暑さであった。 どうやら梅雨明けしたらしい。 ▼日曜はUFC、昨日はK−1、そして、今日はボクシングだ。 格闘技三昧の夏の夜である。 長谷川穂積の登場。 9度目の防衛戦は、ただ強いの一言に尽きた。 前回に引き続き、1ラウンドKO。相手に何もさせない圧倒的な強さだ。 感動すら覚えるほどである。 これだけ強い日本人ボクサーは、具志堅用高以来なのではないか。 このまま行けば、その具志堅が持つ13度防衛を塗り替えることも可能だろう。 13(月) 120 100 〔魔裟斗ラスト2〕 ▼さあ、今日の楽しみはこれだ。 K−1 WORLD MAX。 中でも注目は、魔裟斗vs川尻だ。 あと2戦で引退とする魔裟斗が選んだ一人が川尻達也である。 川尻は総合の選手だが、今回のルールはK−1ルール。したがって、不利であることは明白である。しかしながら、過去にキックボクシングの強豪、武田幸三をノックアウトで敗った実績もあり、意外と良い試合をするのではないだろうか。 それに対し、自分の土俵で試合をする魔裟斗は絶対に負けられない。それだけに精神的にもきついものがあるだろう。 そんなことを思いつつ、テレビ観戦。 のっけから山本KIDが衝撃のKO負け。 これで復帰後2連敗。 やはりひざの怪我の影響は大きいと言えるのではないか。 あの野性味溢れる爆発力がすっかり形を潜めてしまっているのだ。 果たして今後、復活はあるのだろうか。それは非常に厳しい茨の道と言えよう。 そしてメインの、魔裟斗vs川尻。 一発当たればもしかしたらと言う期待はあったが、魔裟斗の絶妙なコンビネーションを前に川尻の大振りハンマーパンチは歯が立たなかった。 タオル投入。そして轟沈。 魔裟斗のラストマッチはきっと大晦日なのだろう。誰が相手になるのかはわからないが、最高に盛り上がるマッチメイクを期待したい。 12(日) 120 100 〔秋山の初戦〕 ▼近所の人出がいつもよりも多い様な気がする。 しかも立て看板があちこちに立っているではないか。 そこに書いてある文字を読んでみる。こう書いてあった。 「投票所」 選挙だったのか。 都議会議員選挙である。 うっかりしてたなあ。 ちょっと待て、うっかりも何も、うちには選挙のハガキが来てないのだ。これじゃ、投票したくてもしようがないじゃないか。 どうやら、転入後、一定期間を得なければ選挙権がないらしい。 夜のテレビは選挙速報で盛り上がっている。 それにしても、素人目から見て合点がいかないことがある。 開票速報だ。 開票率0パーセントで当選確実ってことはないじゃないか。 いったいどう言うことなんだ。まるで関係者に予知能力者がいるようではないか。 そんなことを毎回毎回思うのであった。 ▼夕方、愛車スカイラインHCR32をディーラーへ持って行く。 北海道へ行く前の点検と、ボディのリフレッシュだ。 1週間後、どれだけ綺麗になっているか、今から非常に楽しみである。 ▼注目の秋山、UFCデビュー戦。 やはり、初の金網は勝手が違うのだろうか。いつもの秋山らしさが見られない。 まずもって、力強さ、気迫が感じられないのだ。 最終ラウンドは、すでにスタミナも残っておらず、くたくた状態である。 しかし、相手も同じくくたくたであり、辛くも2対1のきわどい判定勝ち。 秋山は判定を待つ間、半ば負けたと思っていたのだろう。勝利のコールがされた瞬間、その喜び様と言ったらなかった。 中身はどうであれ、この勝利の意味は非常に大きい。 秋山の次の登場が楽しみである。 11(土) 〔今週はターミネーター〕 ▼今週もしっかり休日出勤。 一日、鎌倉であった。 天候は暑くもない、寒くもない、絶好の仕事日和である。 町内の祭りだろうか。子供たちが威勢の良い掛け声を上げながら御輿を担いで道路を練り歩いている。 それを見ていた後輩のN井が、集まるんですかね、と言うので、何が? と聞くと、何がって、決まってるじゃないですか、暴走族ですよ、とまた訳の分からないことを言う。 どんな過去の経験があるのか知らないが、どうやらN井の中では、祭りイコール暴走族と言う図式が成り立っているらしい。 ちょっと待て、町内祭りに暴走族はないじゃないか。 そもそも鎌倉で暴走族なんか見たことないし、暴走族自体、ここ最近お目に掛からないぞ。 ガソリンも上がっているし、いまはエコの時代だからな、と諭してやった。 ▼先週の土曜はヱヴァンゲリヲンを見たわけだが、今週は、ターミネーター4である。 ターミネーター3のあと、シュワルツネッガーが州知事になり、よもやターミネーター4はないだろうと思っていたが、予想に反し、4作目が公開されたわけだ。 いつもの映画館へ。今週もレイトショーで観賞である。 それにしても、やけに空いている。全部で30人ほどしかいないのではないか。 きっと、根こそぎヱヴァンゲリヲンに行ってしまったのだろうな。 しかしながら、内容は、息付く暇もない展開で、そんな中、ちょっと切なくなったりもし、非常に面白かったと言えよう。 こうなったら、ターミネーター5を期待したい。 10(金) 120 100 〔突然辞める〕 ▼いったい何が直接の原因なのかはわからない。 後輩Tから先輩Aが退職することを聞きつけ、慌てて電話した。 今日で最後だと言うではないか。 なんて急なんだ。 オレが聞いたのが今日だっただけじゃないか。 先輩Aは、オレの5年ほど先輩になるのだろうか。過去に衝突することもままあり、それだけに印象も強いのだが、ここしばらくは勤務先が離れたこともあり、絡み合うこともなくなっていた。 それにつけても、いざ、いなくなるとなると寂しいものである。 やめるって本当ですか、と聞くオレに、からかわれる人間がいなくなっていいじゃん、と相変わらずの嘯きようだ。 辞めた後のことはまだ何も決まっていないらしく、しばらくは退職金でのんびりするつもりだと言う。 また落ち着いた頃に連絡しますとだけ言って電話を切った。 なにしろ、早く落ち着いて欲しいと願うばかりである。 9(木) 120 100 〔それができない〕 ▼いまだに来るのは旧住所から我が家に配達される郵便物だ。 いったいどうなってるんだ。 住所変更してないだけだろ。 なにしろ、まだ期日まで間があるとは言え、予想以上に期日が来るのは早い。たいてい期日とはそんなものだ。 それが証拠に気が付けば、もう明日は週末じゃないか。 思い立ったらやる。 それができないのが人間の弱いところなのである。 8(水) 〔懐かしい面々〕 ▼昼から会社の経営計画説明会に出席。 3年に一度、社長からの説明を受けるのである。 ここしばらくは、大阪で聞いていたのだが、今年から東京である。この回は100人以上の出席者がいるようだ。 会場に着くと、懐かしい面々との再会。思わず、昔話に花を咲かせてしまった。 そんな昔話をよそに説明会が始まる。 休憩もなしに一気に4時間超。我が社の社長の独断場であった。 その間の睡魔との戦いと言ったらなかったよ。 7(火) 120 100 〔同じ道〕 ▼二人にチェックしろと言う命令をしたものの、結果はまったくチェックしたことになっていない。 いったい何を見てるんだ。 今日は叱ったよ、叱った。 命令を自分なりに噛み砕いていないからそんな結果になるのだ。 そう言うオレはどうなんだ。 胸に手を当てて考えれば、そうともさ、オレもしっかり同じ道を歩いてきたよ。 6(月) 120 100 〔頑として認めない〕 ▼今日からオレの下に新入社員のKが就いた。 これで、2年生のNと二人面倒を見ることになる。 そんなNのクシャミが止まらないったらない。 一度クシャミをし出せば20回はしているのではないか。 おまえ、何かのアレルギーでもあるのか、とオレが聞くと、Nは、そんなの一切ありませんよ、と半ばキレ気味に言う。 そしてまたしばらくして、突然クシャミをし出す、N。 やっぱりアレルギーだろ。 そうオレが問いただすと、だから違いますって、と言いながら目をごしごしこするNは、間違いなくアレルギーだよ、おまえ。 認めたくない気持ちは分からないでもないけどな。 ともあれ、そのアレルギーの原因が、仕事でないことを祈るばかりだ。 5(日) 120 100 〔初めてのディーラーへ〕 ▼そろそろ車の点検をせねばなるまい。 なぜなら来月には超長距離ドライブが待っているのだ。 まずはニッサンだ。 しかしながらどこのニッサンが良いのか皆目分からない。そんなときは、近所がいいだろう。車を預けてそのまま歩いて帰れるからだ。 取りあえず、見積りをしてもらうことにした。 点検の他に、バンパーの塗装とボディコーティングもついでに見積もってもらった。 ついでと言うよりもむしろ、そちらの方がメインなのではないか。そんな見積内容である。 予定では、5万くらいで納まれば良いかくらいに考えていたが、それはあまりにも甘かった。総額、8万5千円也。 やっぱり塗装は高いな。 それでも、この先まだまだ活躍してもらわなければならないことを考えれば、それも仕方ないか。 オレは、営業マンにきっぱりとこう言った。 検討しまっす。 言い方がきっぱりなだけじゃないか。 ともあれ、こんなときは腹は決まっていても、少々じらすのが肝心なのだ。 肝心が聞いて呆れる。 明日にでもさっくり依頼の電話をしようと思う。 4(土) 〔ヱヴァである〕 ▼今週の土曜日の今日もしっかり休日出勤である。 天気が良くてすこぶる助かる。 夕方、さくっと業務を終え、帰路に着く。 毎週大渋滞の土曜の夕方だが、珍しく今日はそれほど混んでいない。 無事、帰宅するや否や、着替えて出掛けた。 今日は映画を見に行こうと決めていたのだ。 チケットは昨日の内にネット予約済みである。 そして近所の映画館へ。 まだ、ターミネーター4を見ていないが、昨夜、テレビでヱヴァンゲリヲンを見てしまったので、暖かい内にと言う意味も含め、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を見ようと思ったのである。 やはり、テレビ版とはずいぶん変わったなと言う印象だ。 シンジのへたれっぷりもかなり、なりを潜めていたようだが、しかしながら、相変わらず愛用のミュージックプレイヤーは、SDATだ。 いまどきテープはないだろうと、前回も思っていたのだが、どうやらそのSDATは、親父である碇ゲンドウが昔使っていたものらしいことが今回判明した。なんだが、無理矢理な感じがしないでもないが、そんなことどうでもいいじゃないか。 映画が終わると、驚いたことにどこからともなく拍手が沸き起こった。 映画でそのようなことはちょっと記憶にない。 ともあれ、来週にでもやりそうな勢いの予告編であったが、また2年後なのか、と少々諦め加減なのは致し方あるまい。 3(金) 120 100 〔再会なのか〕 ▼向こうは覚えているのに、自分は覚えていない。 これは少々相手に対して失礼に当たるのではないか。 今日、てっきり初対面だと思って会ったM氏に、お久しぶりです、と言われてしまった。 おまえは誰だ。 聞くところによれば、オレが名古屋へ行く前、だからもう20年近く前のことだろう。 当初M氏は、ある会社にいたのだそうだが、独立し、うちの会社と直接取り引きしたらどうかと勧めたのが、このオレだと言うのだ。 そんな大それたことを言ったのか、オレ。 オレはその事実をまったく覚えていない。 しかしながら、話しているうちになんとなくM氏の顔を思い出してきた。 頭はすっかり薄くなっているが、確かにこんな顔の奴がいた。 この時、ほのかな懐かし感がオレの脳裏をよぎったのだった。 きっとこれからもこんなパターンの再会がままあるのだろうな。 時の過ぎ行くままと言うのは、かくも恐ろしいものである。 2(木) 120 100 〔突然の訪問者〕 ▼事務所に見慣れない男が来た。 メガネを掛けており、手には紙袋を下げている。 どうやら物売りではなさそうだ。 一見、オタク風な男だが、何かお願いがあってやってきたようだ。 その男が頭を下げながらこう言った。 「すいません。今日の夕方、すぐそこで撮影をやりたいのですが、協力お願いできませんでしょうか」 協力と言っても、別にエキストラをやってくれと言うのではなく、それはそれでガッカリだが、要は、本番の瞬間、静かにして欲しいと言うのだ。 しかしながら、その本番の瞬間がいつなのか分からないじゃないか。 そんなことを言ったら、その本番の瞬間が来る少し前に連絡に来ると言う。 まあ、それなら良いかと了解し、その男は手に提げて持ってきた手土産を置きつつ、実はもうひとつお願いが、と言う。 何かと聞けば、ここの自販機を使わせて欲しいと言うのだ。 確かにこの近くに自販機らしきものは何一つないし、当然コンビニもない。 俳優たちが喉を乾かせて不憫だと言うのだろう。 オレは仕方なく、つっけんどんに快く了解した。 そして、そのスタッフが置いて行った紙には、こんなキャストが記されていた。 船越栄一郎、佐藤浩一他… なかなか立派なドラマではないか。 そうこうしているうちに、辺りはすっかり日も暮れた。 しかしながら、その本番の連絡もなかったし、自販機への訪問も何一つなかった。 果たして撮影は終わったのか、それとも雨で中止になったのか、なにげに気になるので、はっきりして欲しいと思う。 1(水) 〔満を持して7月〕 ▼満を持して7月になった。 7月と言えば、梅雨明けの7月だし、だとすれば、海開きの7月だ。さらに、花火大会も方々で開催される、そんな7月だと思うが、今年の7月は、これまで名古屋にいた頃の7月とは少々趣が違う。 名古屋の7月と言えば、これだったのだ。 大相撲名古屋場所。 まるで恒例行事の様に毎年欠かさず見に行っていたのだ。 しかしいま、ここは名古屋ではない。 東京ならば、相撲観戦のチャンスはかえって多いではないかと思うかも知れない。 だがしかし、多ければ良いと言うものでもない。むしろ、多ければ多いほど、足は遠のくのではないか。それは、いつでも行けると言う安心感。北海道の人間が意外とスキー場に行かないのと同じ心理なのではないか。 さて、東京の7月は、いったいどうしてくれようか。 byクムラ〜 |
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