◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/31:熱心に訴える /30:ふと思い付き行った /29:不用意に本社へ /28:さらにアナログ /27:今もまだある空間 /26:慌てて観戦 /25:そろそろの時期 /24:愛用がまた一つ消える /23:違いを感じる /22:仕事帰りの海 /21:知らぬうちに /20:立ち食う /19:鎌倉ちょっと散策 /18:順応している /17:いらぬ心配 /16:初めての散髪 /15:新入社員歓迎会だった /14:偉大なのは /13:飲み会横浜の部 /12:車で出動 /11:颯爽と乗ったはいいが /10:微妙に不便である /9:口直しのアイス /8:今日はノントラブル /7:電車運 /6:ドーナツを求めて /5:詰めが甘い /4:まずは近場から /3:テラバイトの重荷 /2:初めての東京競馬 /1:普通でないのに普通な街/

<2009年 5月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

31(日) 120 100

〔熱心に訴える〕

▼インターネットの回線速度を測ってみた。
なんだこりゃあ。
とてもガッカリしたのです。
その数値、2.8Mbps。
因みにうちの回線は、光である。
しかし、2.8だ。
これじゃ、ADSLよりも遅いじゃないか。
光が聞いて呆れる。
オレが愕然としたのも頷けるだろう。
すぐさまオレは、NTTにクレームの電話をした。
オレの熱心な訴えが無事伝わったようだ。すぐに調査してくれることになった。
頼んだぞ、みかか。
なんだ、みかか、って。
キーボードのN、T、Tに記されたひらがなを読めば、み、か、か、であるが、今時言わないよなあ。

▼せっかくのダービーだったのでここに記すが、個人的には大変残念な結果となった。
このところ残念な結果ばかりだけど。
勝った馬は、皐月賞1番人気で惨敗したロジユニバース。
そして今回、ダントツの1番人気だったアンライバルドは惨敗。
このシナリオはまったく予想できなかった。
そして来る秋、果たして菊花賞は、どの様なシナリオが用意されているのだろう。
再びアンライバルドの復活か。それともロジユニバースの2冠か。
それよりも何よりも、オレの懐が一番心配なシナリオなのだった。


30(土) 120 100

〔ふと思い付き行った〕

▼東京へ来て初めての遠出をふと思い付き、行ってみようと思ったのはつくばである。
つくばには1年近くいたことがあり、と言っても、それはもうすでに大昔と言っていいほど過去のことであり、今回、その思い出の地がどの様になっているのか見たいと思ったのだ。
自宅から下道で行こうかとも思ったが、すでに昼を過ぎていることもあり、高速でさくっと行くことにした。
その、常磐自動車道自体が懐かしい。
谷田部ICで降りる。
走ってちょっとのところにあるファミレス、COCO’sにかすかな記憶があるくらいで、他はまったく思い出せない。
その当時良く行ったスナックに行ってみようと思い、記憶を頼りにいつもタクシーに告げていた場所へと向かった。
その建物は確かにあった。店の名前は変わっているが、そこはやはりスナックであった。
確かここは、先輩のS谷さんと一緒に開拓した店だった。
そこでアルバイトとして働いていた女の子は、今は同期の嫁さんになっている。
その同期の結婚式の際、オレが二人のキューピットとして紹介されたが、二人がそんな中になっていたなんてことを知ったのは、10年後の結婚式のちょっと前のことだ。だからオレは、まったくキューピットとしての自覚はないし、資格もない。
そんな二人の思い出の店が今現在も確かにここにあるのだ。
建物だけだけど。

更につくばをうろうろする。
なんと言っても嬉しかったのは、自分が手がけた物件がそのまま2件とも存在していたことだ。まるでタイムトリップしたかの様な懐かしさに浸り、記念にと写真を撮っていたオレは、端から見ればいったい何者なんだ。なにしろ如何にも怪しげなので長居はやめた。

この地域に高い建物がないのは当時とまったく一緒で、さらに、道路が広く、樹木が豊富なのもそのままである。やっぱりこういうところは開放感があっていいな。

適当に走っていると、その頃なかったショッピングセンターがあちこちにできている。
当たり前だけど。
LALAガーデンと言うショッピングセンターに立ち寄り、TULLY'Sで休憩。
2階だが、ここの窓から眺める風景も見通しが良くて気持ちが良い。
いつの間にかすっかり夜になっていた。
実際はそれほどでもないのに、なんだかもの凄く遠くまで行ったような気がする。そんな有意義な一日であった。


29(金) 120 100

〔不用意に本社へ〕

▼昨日に引き続き、今日も一日雨。
明日も雨らしい。
何度も言うが、東京は一度雨が降ると続く。
気のせいなのか。そうならいいけど。
今日は車で移動。
まず、六本木本社に向かう。
首都高速は事故渋滞。
ぎりぎり遅刻。さりげなく出社し、さりげなくおはようだ。
今日本社に来た訳は、月末の勤務報告書の提出のためだったが、上司に、メールで良かったのにと言われ、少々ぎゃふんとする。
おまけに、傍らで会議を行なっていた取締役から、おまえもちょっと加われと呼ばれる始末だ。
このように不用意に本社に来るのは危険なのだ。
本来の勤務先だけど。

昼は皆で焼き肉ランチを食べ、ニンニクの匂いをぷんぷんさせながら横浜に向かった。
本社に比べると、横浜支店のなんとも平和なことか。
空気に緊迫感が感じられないのだ。
そんなことでいいのか。
これでいいのだ。
バカボンのパパなのか。
なにしろ、来週から鎌倉での仕事が本格的に始まるのである。


28(木) 120 100

〔さらにアナログ〕

▼会社のI川は、携帯を開き一度確認してから携帯で電話をしている。
当たり前じゃないかと思うかも知れないが、少々当たり前じゃない。
どう言うことかと言うと、プライベートの携帯で電話番号を調べたあとに会社の携帯で電話をしているようなのだ。
会社の携帯が配布されて、1年くらい経つのだろうか。それからずっと、そんな電話の仕方をしてるのか、おまえは。
オレは半ば呆れたが、こうアドバイスした。
赤外線でデータ送信すればあっと言う間だろ。
すると、I川は悔しそうにこう言った。
僕もそう思ったんですけど、何度やってもできないんですよ。
だったら、いっぺんやってみろ、とオレは促し、I川は操作を始めた。
データ送信のボタンを押し、息を飲んで見守る。
「データ送信に失敗しました…」
ね、こうなるんですよ、とI川はガッカリして言う。
その後、何度やっても同じ表示が画面に現れた。
そして、最後のトライを試みる。
ふとオレは、あることに気が付いた。この際、はっきり言わせてもらおう。
センサーの場所はそこじゃないから。
どうやらお門違いの場所に向けてデータを送信していたようだ。
そんなことをやっていると、M野がやってきた。
何やってるんだあ?
M野は人をからかうのが大好きな奴だ。
I川の揚げ足を取ろうと寄ってきたに違いない。
しょうがないので分けを話した。
するとM野から予想もしなかった答えが返ってきた。
「赤外線ってなに?そんなことできるの?」
上には上のアナログくんがいる。


27(水) 120 100

〔今もまだある空間〕

▼我が社の横浜支店は桜木町にある。
ここいら辺は、昼飯を食うには困らない。
お手頃な定食屋がそこらじゅうにあるのである。
地下に入る。
その一角は、まるで時間を逆行したような、実にレトロな雰囲気を醸し出した地下街である。
きっと、3、40年前からそのままなのではないか。
ここに来ると、ノスタルジックを感じずにはいられないのだ。
そんな地下街に存在する飲食店もまた味がある。
けっして店構えは綺麗ではないが、昼時の定食メニューは豊富だし、値段も安い。
今日入った店は、ご飯、味噌汁はおろか、冷や奴もおかわり自由だ。
なんてありがたい店なんだ。
そんな店があちらこちらにあるのだ。
こんな大都会でも、この様な空間がある。
近代的ではないが、なぜかしら心落ち着く空間だ。
果たしていつまであるのかは分からないけど。


26(火) 120 100

〔慌てて観戦〕

▼今日の夜は楽しみな格闘技番組、DREAMがあるので、終業後、速攻で帰宅するつもりだったが、T山の四国土産だと言って、じゃこてんとビールが出てきたものだから、いつの間にかプチ宴会となってしまった。
気が付けば、20時。
すでに始まってるじゃないか。
オレは慌てて会社を飛び出し、電車に飛び乗って、自宅に飛び込んだ。
飛び込んだまま、すぐさまオレはテレビのスイッチを入れる。

ボクシングタイトルマッチは内藤対中国の選手がすでに最終ラウンドを迎えていた。
内藤の方がかなりの出血をしているものの、これだけ見ても、どっちが勝っているか分からない。しかし、実況を聞けば、明らかに内藤が勝っているかのような口振りだ。
まるで決めつけていると言っても過言ではない。
結果は、判定で、その通りの結果となった。

引き続いて、総合格闘技DREAMだ。
注目は、大怪我から超久々の復帰戦となる、山本キッドである。
なにしろ膝の怪我はかなりのもので、その手術の模様を見れば、目を伏せたくなるような大手術である。
果たして、そのような状況で復活を果たすことができるのか。
結果は、惜しくも判定負けであった。
万全の山本なら決して負ける相手ではなかっただろう。
しかし、決定打がなかった。ブランクの影響だろうか、微妙にタイミングが合わなかったのだ。
これを復活の第一歩と見るか、それともこれ以上の上積みは難しいと見るか。
あれだけの怪我をしたら、後者と考えるのが普通だろう。
なにしろ、膝に爆弾を抱えて戦って行かねばならないのだ。
今後のキッドの動向に注目せざるを得ない。


25(月) 120 100

〔そろそろの時期〕

▼そろそろ考える時期に来たのかも知れない。
何かって?
次期パソコンである。
今のパソコンを組んだのが、ちょうど5年前。だから、6年目に突入したことになる。
その間、様々な故障はあったし、少しずつパーツを交換してグレードアップも図ってきた。
今現在、スペック的にもなんら問題なく動き続けている。
だがしかし、先立って、起動不良になったこともあり、そろそろどこかのパーツに重大な故障が起きかねない、そんな時期に来たのかとふと思ったのも確かだ。
不思議なもので、そんなことを言っていると、とたんに機嫌を損ねるのもまた機械なのである。
だから、車の前でなんかもってのほかだよ。

オレは我がパソコンに向かってこう言いたい。
大丈夫、おまえを処分するなんてつもりは毛頭ない。あくまで一台新入りが入るだけだ、まだまだ現役で頑張ってもらうつもりだから安心してくれたまえ。
そうなだめつつ、ふと、機械にも心があるんじゃないか、そんなことを思ったりもするのだった。
ターミネーター4が楽しみだ。


24(日) 120 100

〔愛用がまた一つ消える〕

▼何年もの間愛用しているものは数々あるが、ヘアクリームもまたその中のひとつである。
このヘアクリームでなければ、オレのこの繊細な髪の毛は言うことを聞かないのだ。
だがしかし、この愛用のヘアクリームが店頭から消えて久しい。
いまどきヘアクリームの時代じゃないのかも知れない。
ともあれ、薬局へ行けば必ず、これがないかとチェックするのだが、まずもってお目に掛からない。普通であれば、諦めざるを得ないだろう。
しかし現代にはネット販売と言う超便利ものがある。
そんなわけで、なくなると、何本かまとめ買いするのである。
そして、今回もいつもの様にいつものショップで注文した。
しかし、思いも掛けない事実を目の当たりにすることになった。
製造中止である。
オレは目の前が真っ暗になった。
ついに、製造中止が決まったらしく、買い求められるのは、在庫のみと言うではないか。その在庫もすでに残り少ない。
こうなったらしょうがない。オレはその残りの在庫をすべて買うことにした。
なんて太っ腹なんだ、オレって。
7個だけど。
なにしろ、泣いても笑っても残り7個、たっぷり使っても大事に使っても残り7個だ。
なんとかして、この限られたヘアクリームを長持ちさせねばまるまい。
かくなる上はこうだ。
他のものと混ぜて使おう。
これで少しは保つだろう。
それまでに、オレの髪にマッチする次のお相手を何とか捜し出さねばなるまい。
なんだか面倒くさい髪の毛だな、まったく。


23(土) 120 100

〔違いを感じる〕

▼東京に来て、このところ仕事も車を使用することが多くなってきたが、名古屋にいたときと比べ、明らかに違うと感じることがある。
車のスピードである。
全体的に早いのだ。
乗用車はおろか、トラックや軽自動車までもである。
考えてみれば、道行く人の歩く様も実に早い。
どれだけせっかちな人達なんだ、東京人って言うやつは。
オレもこの世界で生きてゆくためには、このせっかちさに付いて行かねばなるまい。
しかし、くれぐれも安全運転だ。
つまり、安全せっかち運転と言うことか。
そんなややこしい運転は自信がないよ。
そもそも、急いだところでその先にあるのはきまって渋滞なのだった。


22(金) 120 100

〔仕事帰りの海〕

▼一日、鎌倉で仕事だった。
仕事が終わると、海の方へ足を延ばしてみた。
海まで目と鼻の先なのである。
海岸沿いを10分ほど走ると、江ノ島が見えてきた。
トーチの炎が揺らめく、少し手前の店に入った。
確か、ここのカレーが旨いと聞いていた。
数あるカレーの中から、ホタテカレーを頼んだ。
どうしてホタテなのか。
魚貝類、とりわけ、貝類が好きだからだよ。
回転寿司じゃ、貝ばかり食べているからな。
いまはカレーである。
確かに旨い。
眼前の江ノ島の灯火を眺めながら、旨いホタテカレーを食べる。
昼間なら、さぞかし見晴らしが良いのだろうな。
ダダ混みだろうけど。


21(木) 

〔知らぬうちに〕

▼久しぶりに遅い帰り。
夜、本社で会議だったのだ。
遅いと言っても、名古屋にいた頃は至極当たり前だった。いや、むしろこれ以上に遅い毎日だったのではないか。
すでに遠い昔の出来事の様な気さえする。
なにしろ久しぶりのことで、けっこう疲れてしまった。
慣れとは恐ろしいものだ。

▼新型インフルエンザが相変わらずの猛威で広がり続けている。
しかし、オレはまず大丈夫だろう。
なんだ、その自信は。
確か昔、触ったことがあるからな、ブタ。
そう言うことで良かったのか、免疫って。


20(水) 120 100

〔立ち食う〕

▼藤沢の役所に用事があり、向かった。
藤沢は初めて降りる駅だが、なかなか活気のある街である。
ほどなく役所で用事を済ませ、駅前のビックカメラに立ち寄る。
デジカメ売場をさっと見て廻り、最上階のジュンク堂で、買いそびれていた、沢木耕太郎の最新刊を買った。
時計を見る。
時間的にそのまま帰ることにした。
最初からそう決めていたんだけど。
途中の乗換駅で目に付いた立ち食いうどんが無性に食べたくなり、入った。
なんてことない素朴なうどんだが、どうして旨いんだろうな、こういうところのは。
さしずめ、食べたいと思った瞬間に食べるからだろう。
人間、欲求の赴くままが一番心地良いが、一番危険でもある。
そんなことを考えながら食べるうどんはまずい。
食べるときくらいは、無になろうよ。


19(火) 120 100

〔鎌倉ちょっと散策〕

▼今日は、鎌倉まで車で直行した。
どれくらい時間が掛かるか分からなかったので、家を早めに出たが、予想の半分の時間で着いてしまい、朝っぱらから時間を持て余してしまった。
仕事の合間を見て、散策。
まず、頼朝の墓を見に行った。
住宅街の散策路を看板を目当てに歩いていくと、いきなり小山が現れた。その石段を登ると、頼朝の墓がある。
それは、なんの変哲もない素朴な墓であった。
修学旅行生らしきガキンチョが5、6人で記念写真を撮っていた。
ここがどこだか分かっているのか。
たぶん、オレより分かっているのだろう。

その後、鶴岡八幡宮のさわりの部分だけ入ってみた。
意外と狭い様な気がするが、さわりの部分だけだから当たり前か。
また今度ゆっくり来てみよう。
鎌倉はこれからしばらくは来ることになるのだ。
まだまだ見るべきところは沢山ある。
仕事半分、観光半分で望みたい気分である。


18(月) 120 100

〔順応している〕

▼すっかり電車通勤にも慣れた感がある。
当初、オレには電車通勤は到底無理だ、と思っていたが、さにあらん、こんなオレでもしっかりと順応しているのだからたいしたものである。
いまでは、帰宅しても疲れると言うことはないし、日課の腕立て伏せはむしろ身体が軽く、プッシュプッシュと半ば鼻歌混じりにやる始末である。
そこまで余裕ないけど。
実際のところ体重は、5キロほど減った。
シェイプアップにもっとも有効な手段は電車通勤かも知れない。


17(日) 120 100

〔いらぬ心配〕

▼昼、近所のショッピングセンターの中にあるレストランに行った。けっこう混んでおり、入口前にあった紙に名前を書いて待っていると、すぐその後から、外国人の一家がやってきた。夫婦と小学生くらいの女の子、そして、まだ3つくらいの男の子である。
その一家は、混んでいるのを見ると、すぐに待合い用のイスに座った。
果たしてこのシステムを分かっているのだろうか。
ちゃんと、記帳しないといつまで経っても呼ばれないぞ。
記帳したとしても、日本語で書かなければ、うまく読めないかも知れない。
オレは気になってしょうがなかった。
最悪の場合、アドバイスをしてあげようかとも思った。
そんなことを考えていると、もうすぐオレが呼ばれる番が近付いてきた。
店員が記帳された名前を確認する。ついにオレの名前が呼ばれるのだ。
「く、く、く、…」
なぜかしら店員は苦労している。
なんのことはない。
オレの字が読めないのです。
オレは店員に駆け寄り、その字の正体はオレであることを告げた。
象形文字で記帳されたオレの名前の後には、しっかりとしたカタカナでその外国人家族のものと思われる名前が、オレにもはっきりわかる字で書かれていた。
どうやら不安なのは、オレの方なのだった。


16(土) 120 100

〔初めての散髪〕

▼髪の毛がまずいことになっている。
別に抜けてしょうがないと言うのではない。
なで回そうが、おだてようが、何をしても言うことを聞かなくなってきたのだ。なんて分からず屋なんだ、オレの髪の毛は。
ただ伸びてきただけのことである。
そこで満を持して床屋に行って来た。
なにしろ東京へ来てから初めての床屋である。
まずは、店を探さねばならないが、一件目を付けていた店があった。たまたま車で通り掛かった時に、チェックしておいたのだ。
少々遠いのだが、そこに行ってみた。
店内は殊の外広く、スタッフもざっと30人はいるのではないだろうか。しかも皆若く、実にてきぱきしている。これは期待ができそうだ。うっしっし。
そのほくそ笑みの意味がわからない。

オレはいつものスタイルをいつもの様に注文しようとしたが、ちょっと待て。ここは東京だぞ。
パンチパーマ風は少々まずいのではないか。
ちょっと廻りを見渡しても、その様な頭の形はとーんと見ない。
どうやら、いまの時代にそぐわないようだ。
そこでちょっと手加減してもらうことにした。
待ち時間もなく、2時間ほどで完成。
出来映えはと言えば、なんとも気合いの足りない中途半端なスタイルとなってしまった。これじゃ保って2ヶ月だな。
それもよかろう。
ここは東京なのだ。不用意に周囲に刺激を与えてはいけない、それが東京の鉄則なのだ。


15(金) 

〔新入社員歓迎会だった〕

▼夜は、六本木で新入社員歓迎会だった。
相変わらず、この部署の飲み会は凄い。
まずもって、元気の塊が酒を飲んでいるようなものであり、騒々しいったらありゃしない。何度も言っているように、まるで体育会系の学生のノリである。
しかしながら、このはちゃめちゃ感に包まれていると、顔は緩みっぱなしだし、時間の経つのも忘れてしまうほど心地よい。第一、仕事の話などこれっぽっちもないところがいい。これが、飲み会を楽しくしている要因なのかも知れないな。
そんなこんなで、危なく終電に乗り遅れるまで騒ぎまくった。六本木からじゃ、さすがにタクシーってわけにはいかないからな。


14(木) 120 100

〔偉大なのは〕

▼朝から電車で鎌倉へ。
鎌倉駅を出ると、もの凄い人の群れが目に入った。
鳥居をくぐり、小町通りへ。
修学旅行だろうか、学生の群れがうじゃうじゃしており、歩行に支障をきたすほどである。
ここから歩くと、客先まではそこそこある。
オレは人の群れを縫うようにして打合せへと向かった。
それにしても、なんてニンニク臭いんだ。自分でもわかるほどだ。
昨夜の焼き肉がまだ尾を引いているようである。
そんなことを気にしながら、1時間ほどで用事は済んだ。
現地で落ち合った、Hの車で横浜まで戻る。
支店に戻る前に、昼食にすることにした。
昨日の今日なので、さっぱりとソバでも食べようと言うことで、関内のそば屋に入った。
ふと見るとHの前に出されたざるそばが凄いことになっている。
凄いのはその量であり、そばが天に向かってそびえ立っているのだ。
それは果たして、大盛りなのか、それとも2倍なのか聞いてみたが、そのどちらでもないと言う。
Hの膳に載っていたレシートを見ると、こう書いてあった。
富士山。
そのままである。
なかなか手強いと言いながら、Hは富士山をむさぼり食った。
オレは普通盛りの天ぷらとざるそばのセットを頼んだが、これが700円に対し、富士山はなんと650円であった。
ここでは、富士山よりも天ぷらの方が偉大らしい。


13(水) 

〔飲み会横浜の部〕

▼困ったことに、昨晩急にパソコンが立ち上がらなくなった。
立て、立つんだジョーっ!
そんなこと言っても、ジョーじゃないし。
こんなときは取りあえず、修復セットアップをするのだが、更に困ったことに、Windows のCDが見当たらない。どうやら引っ越しの段ボールに入ったままなのだ。しかしながら、いったいどの段ボールに入っているのかさっぱり分からない。この膨大な段ボールの山から一つの箱を発掘するのは至難の業である。
取りあえず、週末まで我慢しよう。
不便だが、ネットPCのEeePCでやっていこうと思う。

▼今日は、横浜支店の連中と飲み会であった。
ほとんどが初めて一緒にテーブルを囲む者たちばかりだ。
こんなところに来てもオレについていまだにネタに出てくるのはこの話題だ。
「筋肉なんとかに出たって本当ですか」
オレの知らないところで、妙な噂となり妙な広がり具合を見せている。
でもまあ、これも一つのネタとなって盛り上がるのだから良しとしよう。
こんな感じで非常に楽しい飲み会を過ごしたのだった。


12(火) 120 100

〔車で出動〕

▼久しぶりに車で出動だ。
ワンダバダバダ ワンダバダバダ…
ウルトラ警備隊ポインターの出動テーマであるが、それがどうした。
高速に乗り、六本木本社へ。そこからまた高速に乗り、横浜支店に向かう。
やけに取り締まりが多いと思ったら、ぷーちんさんが来てるんだな。
くまさんかよ。
午後は、客先との打合せのため鎌倉に向かうものの、1時間も早く着いてしまい、仕方ないのでお茶でもと思い、ファミレスに入ったのだが、なんだ、この混み様は。
廻りを見渡せば、明らかに地元と思われる奥さんたちが、井戸端会議宜しく、わいわいがやがやと、それはもう賑やかなのだ。
どうやらここは社交場と言うことらしい。
その賑やかさに圧倒されながらも悠長にお茶を飲んでいたら、危なく打合せに遅れそうになった。
いつの間にか、すっかり道路が混んでいたのだ。
うっかりしていたが、やっぱりここは観光地なのだ。
ビッグな大仏のいる観光地なのだ。


11(月) 120 100

〔颯爽と乗ったはいいが〕

▼今日も終日、横浜支店。
帰りはここから電車で帰る。
すっかり電車通勤も板に付いたものである。
オレは颯爽と改札を通り、颯爽と電車に飛び乗る。
珍しく座ることができた。
これがいけなかった。
つい、うとうとと寝てしまったのだ。
ふと目を覚まし、窓からホームを見ると、どうやらまだ着いていないようだ。
そしてまた寝る。
それを何度か繰り返していると、なんだか様子がおかしいことに気が付いた。
車内アナウンスに耳を澄ますと、次の駅が終点だと言うではないか。
冷静に考えて見れば、オレが降りるべき駅は終点なんかじゃない。
と言うことは何を意味するか。
寝過ごしました。
オレは何食わぬ顔で逆方向の電車へと颯爽と飛び乗ったのだった。
ただ嬉しいのは、何度行ったり来たりしても、料金は定額なことだ。
当たり前だけど。


10(日) 120 100

〔微妙に不便である〕

▼不在時荷物の受け取りに郵便局まで行く。
郵便局まではけっこう遠く、しかもこの街道は混むので少々不便である。
いろんな人に、なぜそこに住むのかよく分からないと言われるのは、こんなところにあるのか。
でも、ほっといてくれ。
車があるんだから大丈夫だ。

日用品を買うための薬局も、なかなか定まったところが決まらない。
どの店も一長一短があるのだ。
常備品のウィダーが安いと思えば、トイレットペーパーが高いし、いつも使っている鼻炎薬があると思えば、DHCのサプリメントがないと言った具合だ。
ただ、愛用のヘアクリームは何処に行ってもないけどな。
なにしろお陰で薬局のポイントカードがすでに3つも出来てしまったよ。
パソコンショップのポイントカードも作ったしな。
そのせいで財布はパンパン肥満状態である。
札でパンパンにしたいよ。

他にない店と言えば、本屋だ。
たいていどこかのショッピングセンターに付属しており、単独で存在する本屋はまずもって見当たらない。それでも、こないだ偶然そこそこ大きな本屋を見つけた。しかし、いかんせん隣町のそのまた隣町であり、ちょっと本屋までと言うには少々気が引ける距離である。

その本屋に注文しておいた、サタウマの本を受け取りに行った。
サタウマと言うのは、名古屋にいた時に毎週欠かさず見ていた競馬のバラエティ番組であるのだが、東京に来てからは当然見られなくなったし、その本もまったくもって何処にも置いていないのだ。やってないのだから当たり前と言えば当たり前だが、せめて本でも読んで懐かしさに浸ろうと、注文した次第なのである。

競馬と言えば、現在G1戦線真っ最中である。
今日は、NKHマイルカップであった。
言いたくないが、大外れである。
先週も大外れだったし、確か、その前も大外れだった。
ちょっと待て。
外れに、大外れも小外れも、ましてや、中外れなんかあるか。
しかしながら、大当たりはある。確かにある。
この先、春のG1はまだ長い。そのうち大当たりが来ると信じ、オレはいつものスタンスで馬券を買い続けるのだ。
そろそろスタンスを変えたら、と言う声は敢えて無視しようと思う。


 9(土) 120 100

〔口直しのアイス〕

▼起きたらすっかり昼を過ぎていた。
それもそのはず、昨晩は飲み会であり、そして久しぶりの午前様だったのである。
さらに、まったくの下戸だと言うのに、無理してビールをジョッキ一杯も飲んだものだから、頭はふらふらするわ、身体は熱いわで、なかなか大変なことになっていたのである。
だったら飲まなければいいじゃないかと思うだろうが、やはり、上の人間と飲む機会が増えれば、雰囲気的にどうしても飲まなければならないことになってしまうのである。
わかるだろう、その気持ち。
ともあれ、ビールをちびりちびりと飲むのはなかなか大変なものである。

口直しにと、アイスクリームを食べに行った。
コールドストーンクリーマリーと言う、目の前で作ってくれるちょっと洒落た店なのだが、サイズが大中小とあり、これがまたそれぞれ難しい名称が付いている。オレは、その中から、小を意味する名称をたどたどしい発音で必死に店員に伝えた。
女性店員は目を丸くして、にっこりと笑った。どうやらオレの意志は通じたようだ。
すると、事もあろうに女性店員3人が、軽やかに歌い始めたではないか。
いったい何が起きたんだ。
どうやら、あるアイスを注文すると歌のサービスがあるらしく、オレはいったい何を注文したのかと思ったが、アイスクリームをこねている女性店員の手元を見て驚いた。
なんだ、このでかいアイスクリームの塊は。
どうやら、オレが注文したサイズは、小ではなく、一番でかいサイズだったようだ。
いまさら、それ違いますとは言えるわけはなく、オレはただ薄ら笑いを浮かべ、機嫌良く歌いながらアイスを作る店員の手元を見つめるしかないのだった。
当然ながら、930円のアイスクリームは実に美味しいスペシャルアイスクリームなのだった。


 8(金) 

〔今日はノントラブル〕

▼電車で鎌倉へ。
今日はなんのトラブルもなく、目的地に着くことができた。しかも、東京方面に比べ、こちら方面はかなり空いているのだ。
ただ難点は、乗り換えが多すぎて、これじゃ、おちおち寝てられないよ。
10分走っては乗り換え、10分走っては乗り換えしているうちに、もう鎌倉なのである。
ここで、客先と打ち合わせをし、さっさと横浜支店へ向かう。
横浜支店は桜木町にあるのだが、良く見たら、ここにランドマークタワーがあるんだな。まったく気に留めていなかったのである。それもそうだ。いつもここに来る目的は観光じゃないからな。しかしながら、もし、観光で来たとしても、これだけ会社に近けりゃ、観光気分も台無しだよ。
と言うことで、しばらくは横浜を行ったり来たりの生活になりそうなのである。


 7(木) 120 100

〔電車運〕

▼朝から横浜支店に向かう。
当然、電車で横浜まで行くのは初めてである。
すでに経路は、駅すぱあとで調査済みだ。
だれだ、こんな便利なサイトを作ったやつは。
なにしろ万全である。
あとは、電車のトラブルがなければすんなりと行けるだろう。
まさか、こんなときにあるわけないよな。
オレはそう信じた。しかし、、、
電車が途中で止まりました。
いったいオレが何をしたと言うんだ。
ただでさえ疎い電車だと言うのに、途中で降ろされたらいったいどうしたらいいか皆目わからないじゃないか。
つくづく電車運のないオレに呆れるばかりなのだった。


 6(水) 120 100

〔ドーナツを求めて〕

▼旨いドーナツがあると噂で聞いたことがある。
それは東京にしかないらしく、しかもいつも長蛇の列で何時間待ちだと言う、オレは名古屋で、ああそうなのか、と聞いていた。そのドーナツとは、
クリスピードーナツである。
東京にいる現在、だったら行くしかないだろう。
雨の中、立川ルミネに向け、車を走らせる。
立川は初めての土地だ。街中はなかなかの賑わいを見せている。
案の定、ルミネに入る車で道路は混雑、もしやこれはクリスピードーナツ渋滞なのか。
訳の分からない心配をしたものの、意外や、店はそれほど混んではいなかった。
10分ほど並んでショーケースの前へ。するといきなり店員から、どうぞ、と頼んでもいないドーナツを手渡された。押し売りではない。どうやらできたてのドーナツを一個振る舞ってくれるサービスらしい。なかなか気が利いている。
その場でもらったドーナツを食べる。やはりできたては旨い。
一個180円のドーナツはけっして安くはないが、そのドーナツは、それに値する工夫を施されたドーナツであった。
ゴールデンウイーク最終日、こうしてオレはゴールデンなドーナツを堪能したのだった。


 5(火) 120 100

〔詰めが甘い〕

▼一日中雨だった。
こんな日はできるだけ外は歩きたくない。
だったら買い物だな。
近所のショッピングモールやホームセンターを巡り、日用品など買う。
そう言えば、歯ブラシ立てがなかったな。
そう思い付き、あれこれ見るが、いざ迷うと切りがない。
思い切って、ステンレス製のちょっとデザインのいかしたやつにした。少々値は張るが、長く使えそうだ。
帰ってさっそく歯ブラシを入れて見たら、驚いたことに穴が小さくて入らなかった。
これじゃ、歯ブラシ立てじゃなく、箸立てにしかならないじゃないか。
箸にしたって一本ずつしか入らないよ。
まったくもって自分の詰めの甘さに呆れるしかないのだった。


 4(月) 

〔まずは近場から〕

▼連休、中日。
いつもなら超長距離ドライブといったところだが、ニュースを見れば、高速道路が凄いことになっており、それは言わば、千円渋滞である。
こうなると、とても高速道路に乗る気など起きるはずがない。
となれば、東京だろう。
こちらへ来てまだ日が浅い現在、東京にも観光スポットはいくらでもあるのだ。
取りあえず、六本木へ行ってみることにした。
毎日通っているところだが、ただ単に通っていると言うだけで、何も見ていない。
そこでまず、六本木ヒルズの中へと入ってみた。
外からはまったく分からなかったが、もの凄く都会である。
当たり前だけど。
いつもの様に、適当にぶらぶらしてみた。
テレビ朝日前では、コンサートをやっており賑やかだ。
そこからちょっと奥へ行くと、いきなり日本庭園が現れる。そこの芝生では、寝ころんで本を読む人、昼寝をする人、まるで六本木とは思えないほど長閑な風景だ。
けやき坂を往復し、本屋をちょっと覗いてヒルズを出た。
先立って、アントニオ猪木を目撃した麻布十番のカフェでオムライスを食べる。
その後、普段はあまり行かない、裏道を歩いてみた。
裏道と言えど、実にオープンカフェが多い。しかもどれもお洒落な感じだ。
さらに坂道を歩いて見る。まもなく、店らしきものは姿を消し、住宅街へと入った。
すると、ところどころにかなり年季の入った建物が目に付き始める。
そこには、戦後まもなく建てられたであろう建物が、実に味わい深く存在しているのだ。
その背景にはヒルズの巨大ビルがそびえ立っている。
そのアンバランスさ、これが六本木の風景なのだ。


 3(日) 120 100

〔テラバイトの重荷〕

▼パソコンショップへ行き、ハードディスクを購入。
ついにテラバイトである。
それを二つ増設した。
片方はミラーリングのバックアップ用である。
ところで、我がパソコンには、ちょっとどうかと思うくらいにドライブが多い。
ドライブレターとしては、CからZまであるはずだが、良く見れば、残り3ドライブ分しかないじゃないか。
いつの間に増殖したんだ、こんなに。
これが尽きたとき、果たして次なるドライブレターはどうなるのだろうか。
Zの次は、1、2、3…となるのか、それとも、あいうえお…となるのか、はたまた、甲乙丙なのか。
そんなわけないじゃん。
なにしろ、興味は尽きないが、その結果をこの目で確認するまでそれほど時間は掛からないだろう。
それよりも、マシン本体の方がかなり荷が重いことになっているのではないか。
この連休で我がマシンを組んで6年目に突入したのだ。
なんだか不憫でならないものの、こうなったらまだまだ頑張ってもらうしかないよ。


 2(土) 120 100

〔初めての東京競馬〕

▼取り立てて予定のない連休初日。
ふと、思い付いた。
そうだ、東京競馬場に行こう。
かなり無理矢理な思い付きである。
東京競馬場へは、ずっと昔、開催日ではないときに行って以来である。
したがって、ここで競馬をやるのは初めてである。
駐車場へは、意外なほどあっさりと入ることができた。
ゴールデンウイークのレジャー部門に競馬場は脱落なのかも知れない。
それにしても、駐車料金が殊の外高い。2000円である。
中京競馬場が1000円だから、その倍と言うことになり、駐車場が空いている理由がなんとなく分かったような気がした。
競馬場の中に入ると、子供たちが遊具で遊んだり、長閑にベンチで昼寝をしたり、一見そこは公園である。
並木道を抜けると、競馬場が現れる。
やはりかなり大きく感じる。さすが東京競馬場である。
適当に自由席に腰を掛け、観戦する。
廻りを見渡してふと思ったことがある。
やけに綺麗だ。
建物が新しくて綺麗と言っているのではない。
ゴミが少ないのだ。
競馬場と言えば、まるでそうするのが当たり前かのように、外れ馬券や新聞が、縦横無尽に散らばり、飲んだ紙コップはそのまま下に置くと言うのが普通であった。
しかし、ここは違う。皆無とは言えないが、かなり綺麗なのではないか。
これじゃ、捨てようにも捨てられないよ。
そんなものである。
馬券の方は、当然の様になかなか当たらない。
それでもなんとかメインの青葉賞を的中。
だがしかし喜んだのも束の間、当たった馬券はワイドの510円馬券だったよ。
それでも当たりは当たりだ。
明日の天皇賞本番に向け、確かな手応えを感じ、東京競馬場の一日は終わりを告げた。
とんだ強がりである。


 1(金) 

〔普通でないのに普通な街〕

▼外で昼食を食べた後、会社へ戻る途中のことであった。
眼前の喫茶店のオープンテラスに腰を掛ける男が目に入った。
その男の肩幅はやけに広く、それでいて、人並み外れたアゴの持ち主であった。
言って置くが、けっして吉本の辻本ではない。
猪木である。
そう、あの燃える闘魂、アントニオ猪木だ。
その猪木が、イスに座って談笑しているのだ。
オレは思わず心の中でこう叫んだ。
「イノキ ボンバエ!」
さして意味はない。
できることなら、闘魂を注入してもらいたかったが、いかんせん食事中である。
このタイミングではとてもそんな失礼な注文はできないだろう。
しかし、チャンスはこの先、まだあるはずだ。
猪木が普通にいる。それが六本木と言う街なのである。




byクムラ〜




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