◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ| 

/28:住まいさがし /27:ついにこの日が /26:おかしな音を発する /25:今頃のマイブーム /24:いよいよ迫る /23:避けられない道 /22:物産展 /21:久しぶりの床屋、そして洗車 /20:似たり寄ったり /19:ボタンにダイヤモンド /18:再びやってくる /17:定められた寿命 /16:地デジの波紋 /15:伊勢へ /14:ふらりと情報収集 /13:アンケートで決まらない /12:気になるエマニエル /11:犬山城 /10:腹筋を考える /9:解せないラーメン屋 /8:山頂の岐阜城 /7:だから貴重である /6:悪玉にはなりたくない /5:ちょっと横丁 /4:注意すべきは覆面 /3:マスクの着こなし /2:進化するウイルス /1:賭けるを思い出す/

<2009年 2月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

28(土) 

〔住まいさがし〕

▼何はなくとも、まずは住まいである。
ネットで新居の下調べをする。
当初は、かつて住んでいたことのある千葉県の市川市を考えていたが、気分を一新したいこともあり、別の場所にすることにした。
そこで考えたのは、神奈川県である。なんとなく明るいイメージがあるのだ。
だったら千葉県のイメージはなんなんだと言うと、黄色である。それもちょっと濃いめの黄色であり、強いて言えばやまぶき色に近い色であろうか。一方、神奈川のイメージは、青である。しかも、明るめの青だ。やまぶき色がけっして悪いと言うわけではないが、いま現在の心境でピンとくるイメージを考えた結果、神奈川県が良いのではと、決定した次第である。
しかしながら、横浜のど真ん中に住めるわけはなく、したがって位置的には東京寄り、と言うか、神奈川の外れと言うことになろうか。
横浜には弟が住んでいる。1年振りに電話した。オレの転勤に驚いた様子だったが、横浜生活の長い弟からいろいろなアドバイス、情報をもらった。
それらを元にインターネットでめぼしい物件をピックアップ。明日、不動産屋にでも電話して見ようと思う。


27(金) 

〔ついにこの日が〕

▼今朝、異動の内示があった。
ついに来るべき時が来たのだ。
転勤である。
なんだかピンと来ないが、紛れもなく転勤である。
長年住み慣れた名古屋とも、あと1ヶ月でお別れだ。
そう思うと、非常に寂しいものがある。
まずは新居である。時期的にも早急に探さねばなるまい。
ともあれ、東京近郊と言っても範囲が広すぎるよ。
この先の1ヶ月は、止めどもなく慌ただしい1ヶ月になりそうだ。


26(木) 120 100

〔おかしな音を発する〕

▼営業のYの車に同乗し、岡崎方面まで行く。
Yの車は少々おかしな音を発しながら走る。
どのくらいおかしな音なのかと言うと、人を乗せる度に笑われるのだと言う。
いったい、どんな音なのか。分かりやすく言えばこうだ。
さかりのついたネコ。
どこから発する音なのだろう。アクセルを踏み込むたびに、まるで、さかりのついたネコの声の様な音がするのである。
確かにYの車は過酷である。1回目の車検がまだ来ていないのに、走行距離は7万キロになろうとしているし、さらに運転席に掛かる荷重は、110キロと言う、なんとも可哀相な車なのだ。
さかりのついたネコになりたくもなるよ。

そんな車で岡崎へ行った。
岡崎と言っても街中ではない。行った先の周辺は山に囲まれており、なんだかイヤな予感がしたが、案の定、花粉が凄いことになっている。
マスクで防護はしたものの、目がやられてしまった。瞼の開け閉めもままならないほど、目がしばしばする。運転手がYで良かったと思うものの、Yはたまに凄いくしゃみをするので気が気じゃない。
どうやらYは花粉症デビューのようだ。
本人は認めてないけど。
なにしろ、花粉シーズンはまだまだこれからである。


25(水)         60 100

〔今頃のマイブーム〕

▼最近マイブームなのは、ナイトライダーだ。その昔、一世を風靡した海外ドラマである。
何で今さらと思うだろう。オレも思う。
ビデオレンタル屋で深夜特急を捜しに行った折り、結局それはなくて、たまたま目に付いたナイトライダーを懐かしさのあまり借りたのだが、これがけっこう面白い。
かつて、放映されてた頃に見ていた様な気もするが、断片的にしか覚えておらず、その時はストーリーなんかどうでも良く、ただ最先端の車が珍しいと言うだけで見ていたに過ぎない。しかしながら、いま、改めて見ると、何だか妙に面白いのだ。
考えてみれば、車好き、ロボットもの好きなオレとしては、願ってもない設定だったのではないか。
その車にはキットと言う名の人工知能が組み込まれており、喋るし、考えるし、アドバイスなんかもしてくれちゃったりするのである。まさに夢の車だ。
しかしながらまだ携帯電話などない時代であり、中途半端に未来的なところがまた趣があって泣かせる。カーナビは付いているのに、携帯電話はないし、事務所に来た電話は、車に転送してもらう。要は、廻りに比べて、この車が進み過ぎちゃってるのだ。
ベースとなっている車はトランザムで、フロントのエアインテークには横に光り流れるフラッシャーランプが付いている。当時これが流行り、自分の車もナイトライダー仕様にしようと、フラッシャーランプを取り付けた車をよく見掛けたものだ。
オレも当時乗っていたフェアレディZに付けようかどうしようか真剣に悩んだ記憶がある。
そのうちまた流行るかもな。
そんなわけはない。


24(火) 120 100

〔いよいよ迫る〕

▼いよいよ迫っている。
いったい何が迫っていると言うのか。
迫ると言って思い浮かべるのは、まず台風だろうが、時期的にまだ早いだろうし、まさか、ショッカーが迫って来てるわけでもあるまい。
オレは何を言ってるんだ。
毎年、この時期と言ったら、人事異動の話に他ならないだろう。
異動する本人への内示が今週中にはある予定なのだが、と言うことは、ここ2、3日中のことである。
毎年の様に言っていることだが、オレの名古屋生活はかなり長い。当社において、オレくらい一つところにいるのはいないのではないかと思うほど長いのだ。
したがって、今さら異動があるかも知れないと気にしたってしょうがないだろう。
だがしかし、今年はそうはいかないのかも知れない。
ある情報筋によると、オレが異動の候補に上がっていると言うのだ。
その情報筋を辿れば、それがたいした情報ではないことは分かるのだが、それでも何らかの根拠があってのものなのだろう。やはり、気にはなる。
もし異動と言うことになれば、この先の一ヶ月は一変する。
片時ものんびりする余裕などなくなるのだ。引っ越しの準備や新居捜し、そしてもろもろの手続きなど、考えただけでもうんざりする。
つまり、のんびりがあたふたに一変するのだ。
そんなことにならない様願いたい。
オレの目算では、異動する確率60パーセント。
どちらにせよ、この3日で運命は決まる。


23(月)         60 100

〔避けられない道〕

▼知人の母親の葬儀に出席する。
事故死だったと言う。
知人の子供、つまり孫を軽自動車で学校まで迎えに行く途中、ダンプとの出会い頭であったらしい。
故人とはまったく面識はないが、知人や残された家族を見ていても、なんともやり切れない気分になる。なにしろ突然のことなのだ。これが夢ならと何度も思ったことだろう。
これまで、この様な場に出席しても、自分自身それほどピンとくるものはなかったが、ここ最近は次第に自分の身と重ね合わせ考える様になってきた。自分も、また廻りも、そんな風に思える年代になってきたと言うことだろう。
何ものも永遠ではない。
けっして避けては通れない道とは言え、できるだけその道が遠くであって欲しいと願うばかりなのだ。
しみったれた話題となってしまった。

▼気を取り直して、夜はK−1で熱くなる。
熱くなるのは生きている証拠なのだ。
小比類巻が実に久しぶりの優勝。
しかし、どうにも後味の悪さが残る。それは小比類巻の試合運びのずるさだ。
どうしても負けられないのは分かる。しかし、負けても心に残る試合をするのがプロなのではないか。勝っても認めて貰えない勝ち方じゃダメだ。ぞれを挽回するには次の試合で結果を残すしかないだろう。


22(日) 

〔物産展〕

▼近所のデパートへ行く。なぜならば、いま、北海道物産展の開催中だからだ。
こうしちゃいられない。
これが始まればたいてい行くことにしているが、とりわけこの時期は、ここでバレンタインデーのお返しを調達する手はずなのである。
会場はいつもの様にごった返しており、北海道名物を買い求める客と、その客を相手に大声を発する店員とで熱気に包まれている。
どうやら北海道は大荒れだったようで、一部の物資が届いていないようだ。
「ここが内地だったら北海道は外地ですか」などと失礼なことを言う奴の気持ちも頷けると言うものだ。


21(土) 

〔久しぶりの床屋、そして洗車〕

▼床屋へ行った。実に4ヶ月半振りのことである。ややもするとこれまでの、床屋行かない最長記録を更新したのではないか。そんな気さえしてくるほど久しぶりのことである。よくぞここまでもってくれたものだ。オレの頭髪に感謝。
そう思いつつ、オレの頭髪に向かってお辞儀をしても、頭を下げているのは頭髪自身であり、したがって、これは意味がないことだ。

4が月半も経っていると床屋の様子も少々違ってくる。
スタッフの顔ぶれにも変化が見られ、どうやら新入りが二人いるようだが、二人とも中国人のようである。この床屋で中国人のスタッフは初めてではないか。さしずめ、研修制度での就労であると思われるが、ついに床屋にまで波及し始めたか。いまや、コンビニ店員の中国人の多さは目を見張るものがあるが、これではますます日本人の仕事が少なくなるのではないか。そんな危惧さえ感じてしまう。単なる杞憂であれば良いが。

こちらも久々だが、愛車スカイラインの洗車をした。
考えてみれば、今年初めてではないか。
愛車のボディは、埃なのか黄砂なのか、わけのわからないもので覆い尽くされている。実にすまないことをした気分でいっぱいだ。
寒かったが、力一杯磨いたので、車もこの身も、そして気分もすっきりした。
やはり、綺麗な車は気持ちが良い。
こんな時は、どこかへ飛んで行きたい気分になるな。


20(金) 120 100

〔似たり寄ったり〕

▼当社の事務所はビルの3階にあり、トイレは男用、女用が交互の階にある。
女子トイレは2階から一つ置きにあり、したがって事務所から一番近いのは、2階か4階である。
女子社員Nは、そのとき8階のトイレに行ったと言う。なぜだ。
聞いたところによると、非常に混んでいたからだと言うが、ここで一つの疑問が湧く。
なぜ、6階じゃないんだ。
通常ならば4階がダメなら次の6階に行くのではないか。3階から8階と言えば、かなりの距離である。なのになぜだ。
すると、事も無げにNは言った。
以前、事務所が8階にあったから。
そう、我が事務所は3階に移る前は8階だったのである。
なるほど、そう言うわけだったのか。そんなことも気付かなかったなんて…
だが、敢えて言わせてもらおう。
犬じゃないんだからさあ。
つまりマーキングである。
どうやら人知れず縄張りがあるらしい。
この様に人間も犬も習性は似たり寄ったりである。


19(木)         60 100

〔ボタンにダイヤモンド〕

▼ノキアの子会社から600万円の携帯電話が発売になった。
なんでもボタンにダイヤモンドがあしらわれているらしい。
もしオレがそれを持っていたとしよう。たぶんこうなるはずだ。
ガクガクブルブル。
この様に危なくて持って歩けないのだ。
それはすでに携帯電話ではない。敢えて言わせて貰えば固定電話である。
しかも空き巣に入られ盗まれたりしたら事である。したがって、そこら辺に置いておくことなどできないだろう。
だったら、金庫だ。重量200キロほどの金庫なら申し分ない。これくらい保管に気を使えば、まず大丈夫だろう。
ちょっと待て。それは、すでに電話ではないのではないか。
じゃあなんだ、と言われれば、それは単なる貴金属に過ぎない。
いったい何が言いたいのかと言えば、要は、身分をわきまえろ、と言いたいのだ。


18(水) 120 100

〔再びやって来る〕

▼久しぶりにC田と電話で話をした。
C田は、春からこちらに出張に来ることとなった本社の人間であり、ここ名古屋には過去に出張で一度来ている、関取風の男である。
ってことは、出張と言うよりも、巡業か。
そんなことはどうでもいい。
「おひさしぶりです」
と、まさに関取を思わせる口調は昔と変わらない。きっと、体型もそのままなのだろう。
話をしているうちに、その当時のことが思い出された。
名古屋に出張に来ていたC田は、毎日の様にパチンコ屋に通っていたのだが、ある日、思い掛けず大勝ちし、その儲けを使って購入したのが、ノートパソコンであった。
初めてのパソコンだったらしく、嬉しくてたまらなかったC田は、まもなく、プリンターも購入した。
外から帰ってきたC田は、タッタカタッタカ、とそのプリンターで何か一生懸命プリントアウトしている。
なかなか仕事熱心じゃないか。
そう思いながら、プリンターから吐き出された用紙を見ると、印刷していたのは書類ではなかった。
広末涼子。
しかもフルカラーであり、いったい何枚出したら気が済むんだ。
そんなことを毎日やっていたのだが、ある日、C田に悲劇が起こった。
出先でパソコンが盗まれたのである。
被害届は出したが、そんなものが戻ってくはずもなく、やけになったC田は再びパチンコ屋に通い始めた。
数日後、C田の手にはパソコンがあった。
いままで持っていたものより、数段性能は落ちるやつだ。
それでもパソコンを手に入れた喜びで、C田は再びプリントアウトをし始めたのである。
何かに取り憑かれたように満面の笑みを浮かべながら…
なんなんだ、おまえの生き甲斐って。
そんなインパクトのある奴が再びやってくる。パソコンを抱えてやってくる。


17(火)         60 100

〔定められた寿命〕

▼あれは確か、家電タイマーと言っただろうか。
なんだそのタイマーってのは。
その真意は定かではないが、家電の類には予め寿命が定められており、その期日が来ると自動的に故障が発生する、そんな仕掛けがされていると言う。
家電は丈夫に越したことはないが、長期間使われると当然、売る側は儲からない。したがって適度に買い換えが発生することが望ましい。そんなことからこの様な都市伝説めいたことがまことしやかに噂されるのだろう。
女子社員のN美も、先日、買ってから10年きっかりで電子レンジが壊れたと言い、慌てて買いに行ったのだと言うが、まさにそれを裏付けるかのようでもある。
だがしかし、それが必ずしも当てはまるとは限らない。
オレにはパートナーとも言うべき、長年連れ添ってきた面々がある。
ざっとご紹介しよう。
まずは愛車のスカイラインR32型タイプMが18年目。手のひらパソコンHP200LXは9年。腕時計セイコーオートクォーツは15年、ガーバー製マルチナイフは15年。洗濯機は21年。
永久的に使えるものなどこの世に存在しないが、それでもこれだけのものがいまでも現役で頑張ってくれている。
それにしたって、いったいどれだけ持ちがいいんだよ、おまえたち。我ながら呆れるばかりである。
オレもこれらに負けないよう身体にムチを入れ頑張る所存である。


16(月) 120 100

〔地デジの波紋〕

▼急にテレビの映りが悪くなったと嘆いているのは、Yだ。
当初は、テレビの寿命かと思っていたらしいのだが、もう一台あるテレビを見てみると、それもまた同じように映りがおかしい。どうやら原因は、マンションの地デジ対応工事にあるようだ。
Y宅には地デジ対応の機種は何一つないらしく、このままではこの先、寂しいテレビ生活を強いられそうなのである。
Yが質問してきた。
「ノートパソコンのCPUって、交換できるんですかね」
どうやら、パソコンにデジタルTVチューナーを接続し、デジタル放送を視聴する作戦のようだが、Yのノートパソコンはすでにかなり古いため、デジタル映像を表示するにはちと荷が重い。そのため、CPUを交換することにより性能アップを図ると言う魂胆のようだが、ノートパソコンのCPU交換は素人には無理だよ。
となると、パソコンを買い換える必要があるのだろうが、無理に買い換える必要などないのではないか。
問題の本質はパソコンではなく、テレビの方にあるからだ。
現在使っているテレビはブラウン管だと言うから、これを機に地デジ対応の液晶テレビでも買うか、それとも地デジ対応のビデオを買うか、さしずめこのどちらかだろうな。
オレはそうアドバイスした。
だがしかし、それでもYはパソコンにこだわっている。
いったいなんだって言うんだ。
結局、パソコンを買い換えたいだけじゃんか。
しかし、そう簡単にはいかない。問題はパソコンにはまったく興味のない奥さんだ。
そこで、テレビが見られないことを口実に奥さんを説得する作戦の様なのだ。
地デジの完全移行まであと2年半。
様々な方面で地デジの波紋は広がっている。


15(日) 

〔伊勢へ〕

▼伊勢神宮へ行ったのだった。
ちょっと前に仕事のついでに寄ったのだが、今日はちょっとゆっくりして見ようと思ったのである。
昼頃名古屋を出発した。高速道路の渋滞はなく、愛車スカイラインのエンジンも快調。ほどなく伊勢西インターを降りた。
駐車場に入る車で多少の混雑はあったが、それほどの待ち時間もなく入ることができた。
おかげ横丁へ。
ちょうど、2時から太鼓の演奏が始まるとの放送が入り、やぐらに向かった。
それは神恩太鼓と言うらしく、どうやら男女一人ずつで演奏するようだ。
女性はあぐら座りになり、男性はその後ろで立って叩くのである。
なかなかの迫力とスピード感で、見ている方も実に気持ちが良い。見ている方がこうなのだから、叩いている方の気持ち良さと言ったら格別なのだろう。しかし、それも弛まぬ稽古があってこそのものだ。一見簡単に見えても、これだけの時間、ただバチを叩くのでさえ、かなりの腕力と体力が必要なはずだ。
でも、一度叩いて見たい。いったいどんな感じなのだろうな。

先日来たときは平日とは言え、それでもかなりの人出でびっくりしたのだが、今日は休日とあって、当然その比ではない。それ以上に1月なんて言ったら、ここまで辿り着くのも無理なのではないか。そんなことを思わせる賑やかさである。
赤福本店は土産を買い求める客で行列になっている。ここへ来たら当然、赤福は本店で買わねばなるまい。まるで縁起物である。オレもご多分に漏れず、ここで買い求めた。
その後、五十鈴川を眺めながらお茶を飲んだり、かまぼこなど買い食いしたりしながら、ぶらぶらしていたら、いつの間にか17時近くなっていた。
混まない内にと思い、慌てて車を駐車場から出し、帰路に着いたが、しっかり渋滞にはまった。
こうして、休日らしい休日を過ごしたのだった。


14(土) 

〔ふらりと情報収集〕

▼今週も休日出勤。
朝は雨が残っていたが、すぐに上がり、それから風が強くなった。しかしながら妙に暖かい。信頼のおける情報筋、つまり天気予報によれば、気温19度。静岡では25度と言うから、それは確か、夏日と言う奴ではなかったか。ついに顔を出したか、夏子。
誰だよ、夏子って。

▼パソコンショップにふらりと寄った。目的は主に、時代に取り残されないための情報収集である。
マイクロSDの4GB はすでに900円台だし、ハードディスクの1テラバイトは9、000円台であった。1.5テラバイトが12、000円台だったことから、いま最もお得感のあるのはこの容量なのだろう。
ともあれ、この世界の値崩れ感は留まることを知らない。
CPUのケースを眺めてみた。どうやら今旬なのは、インテルのi7と言う奴らしい。その下に、クアッドやらデュアルコアやらあるが、あまりにも種類があり過ぎて何が何だか分からないよ。
ま、どれを選んでも、オレの5年もの自作マシンに比べれば、遥かに性能がいいのだろうけどな。
それでも十分オレのマシンは働いてくれている。もっと頑張ってくれよ。そう激励せずにはいられないのだった。


13(金) 120 100

〔アンケートで決まらない〕

▼我が社の旅行の行き先はアンケートを募り決定するならわしとなっており、この度、次回旅行先の結果が発表された。1位はグアム、2位はホーチミン、3位は香港と言う結果であった。なお、今回ハワイは選択肢から外されている。
通常は、この上位二つの中からそれぞれ行きたい方を選択するのだが、今回正式決定した行き先はこれではなかった。
ホーチミンとソウル。
ちょっと待て、アンケートを取った意味がないじゃないか。
オレがどこを希望したのか覚えていないが、1位のグアムはまあわかるとして、2位がホーチミンと言うのは意外である。
ともあれ、どちらか一方は海のあるところが良かったのではないか。
オレ自身、ホーチミンもソウルも行ったことがなく、はっきり言って、どちらでも良いのだが、どちらかを選べと言われれば、間髪入れず、ソウルと答えるだろう。
それはなぜだと問われても困る。
オレのつたないイメージがそうさせるのだ。


12(木) 

〔気になるエマニエル〕

▼缶コーヒーの点数を集め、応募したらDVDが当たったと言って喜んでいるのは、Aである。
DVDと言ってもプレイヤーではなく、ソフトの方なのだが、何種類かある中から好きなDVDを1枚選ぶというものらしい。
いったいなんのDVDを選んだんだ。
するとAは臆面もなくこう言った。
さようならエマニエル婦人。
おまえとさようならしたい気分だよ。
確かに悩んだ末のDVDなのだとは思うが、もっと他になかったのか。
さらにAは言う。
だって、ノーカット版ですよ。
そうか、ノーカットか。
ただそう言われるだけで、何かスペシャルな感じを受け、よりいっそう価値観が高まる感じがするから不思議だ。
だがしかし、いまどきノーカットは普通なのではないか。
少なくとも、何か特典が付いていないとお得な感じがしないのだ。
例えば、フィギュアである。
この場合、エマニエル婦人のフィギュアと言うことになるだろう。
どんな趣味なんだ。
何か怪しげな趣味の世界を思わずにはいられないじゃないか。
オレは、それよりもエマニエル坊やのその後の方が気になるのだ。


11(水) 

〔犬山城〕

▼先日、岐阜城へ行ったばかりだが、今日は犬山城へ行ったのだった。
犬山城はほんとに久し振りのことで、前回来たのはもう何年前になるのかも定かではない。だから記憶も曖昧である。
自宅からは高速を使ってほんの30分ほどのところだ。
前回来たときは、周辺には何もなかったと言う印象だったが、意外やちゃんと観光地になっている。もともとそうだったんだろうけど。
1回200円の駐車場に車を停め、石段を歩いて10分ほど行くと、犬山城である。
道中には、猿田彦神社や針綱神社があり、なかなかの風情を醸し出している。
犬山城の第一印象は、非常にコンパクトなことである。しかしながら立派な国宝であり、他の3つの国宝城に比べれば迫力に欠けるとは言え、歴史は最も古い。
1537年に織田信長の叔父さんが作ったらしく、それから代々受け継がれ、今の城主が12代目と言うことだ。
その歴代城主が額に飾られていたが、それまで肖像画だったものが明治時代頃から写真に変わり、最新の写真を見ると、他の城主とは明らかに趣を異にしている。いったいどんな写真なのか。
手にグラスを持っている。
肖像画だった時代、手に持っているのは弓矢、刀であった。しかし、いま手に持っているのはグラスだ。
飲んでいるのはウイスキーだろうか。ジョッキだったらどうしようかと思ったが、ともあれ明らかに時代が変わっていることを実感させるのだ。

入場料の500円を支払い、入口で靴を袋に入れ、スリッパに履き替えて中に入る。
ここの階段は急である。いや、急を通り越して、超急である。
踏み面よりも蹴上げの方が極端に大きいのだ。
いままでに何人の人がここから転げ落ちたことだろう。そんな心配をしてしまうほどだ。さすが国宝である。
中の展示品を見て廻っても、最上階まであっと言う間だ。
だが、小さいながらもここから見下ろす風景はやはり絶景である。
眼下には木曽川が流れ、遥か向こうには名古屋の街もうっすらと確認できる。
それほど客も多くないので、ストレスを感じることなくゆったりした気分で見学することができた。
こうして久しぶりの犬山城で気分もすっかり癒されたのだった。
これで、国宝城4つのうち、見ていないのは松本城だけ。
なんとか今年中には行きたいと思っている。

犬山城


10(火)         60 100

〔腹筋を考える〕

▼オレはすでに終わったが、他の者はみな、健康診断はこれからである。
ご多分にもれず、どうしたら減量できるかと言う話になった。
わたしなんか、1日で1.5キロも太ったよ、と女子社員S木が言う。
しかもその日はボードに行ったのにも関わらずだ。
1.5キロと言ったら相当なものだ。いったい何を詰め込んだんだよ。
すると、女子社員I田がこう言った。
きっと、筋肉が付いたんじゃないの。
ああ確かに筋肉は重いだろう。だがしかし、たった一日で脂肪が筋肉に変わりますか。
どれだけ凄いステロイドでも無理だろう。まったく下手な慰めと言えよう。

だったら、お腹を割るにはどうしたらいいだろう、やっぱり腹筋運動かな、とI田が質問するので、いきなり腹筋やっても脂肪の下に筋肉が付いちゃうだけだからな、見えないところで腹筋割れてても意味ないよな。それじゃ相撲取りと一緒だよ。
まあ、まず有酸素運動で一度脂肪を落としてから腹筋をやるようだな。
そうアドバイスしたら、そんな大変なのは無理だ、と言う。
すると、横で聞いていたN美が、思い付いた様にこう言った。
腹筋を付ける一番の方法は、やっぱフラフープだよ。
それに対し、I田は異議を唱えた。
ダメだよ、N美さん。フラフープをあまりやるとね、ほら、あれになるから。
だっちょう。
脱腸と書いてだっちょうである。
気持ちも分からないでもないが、それを言うなら、腸捻転(ちょうねんてん)じゃないのか。
フラフープを回しながら、かつ、ジャンプし続けると言うのなら、話は別だが。
それできるなら、太ってないよ、きっと。
ともあれ、にわか筋力トレーニングで付けた筋肉は、落ちるのも早い。
じっくり熟成させる様に地道に付けていくことが肝心なのだ。
だからこそ、継続は力なり、なのである。
気が遠くなるほど難しいことだけど。


 9(月) 120 100

〔解せないラーメン屋〕

▼どうにもこうにも解せないラーメン屋がある。
オレはそこのラーメンが大好きで、特にとんこつ醤油ラーメンは、歴代ラーメンのオレ的ベスト3に入るほどであり、さらにチャーシューのその適度な柔らかさ、香ばしさと言ったら、もう感心するしかないよ。
そのラーメン屋の名は、「やまらんや」と言う。意味は皆目分からない。
解せないのは、店の名前ではない。
じゃあなにかと言うと、これである。
いつも空いている。
3台分しかない駐車場に入れられなかったことなどないし、自分の他に客と言えば、せいぜい2組くらいしか見たことがない。自分しかいないこともたびたびだ。
時間的なものかと思うかもしれないが、オレが行くのはたいてい土日であり、しかもゴールデンタイム真っ直中だ。
昨日なども、18時半頃に回転寿司に行ったら、案の定、溢れ出る順番待ちの客に辟易し、即座に諦め、もしかしたらと、ここのラーメン屋に来たら、やっぱり空いていたわけである。
なんなんだよ、この事態。まったく不思議なことこの上ない。オレの10大不思議の一つとして加えても良いくらいである。
果たして何が原因なのだろうか。
店員だろうか。
いや、そんなことはない。店員は実に愛想が良いし、サービス券なんかもくれちゃったりなんかする。大丈夫か、サービス券なんか。
こうなると要因は一つしか考えられまい。
場所が悪い。
確かに街中ではないし、車で走っていても看板が見にくいような気がする。見落としてつい通り過ぎてしまいそうになるのだ。
もうちょっと看板の角度やデザインに工夫が必要なのではないか。
ともあれ、このままの状況が続き、果ては店仕舞なんてことは是非とも勘弁願いたい。
これだけ旨いラーメンである。そのうち口コミで客が増えるのではないか。
そうなる様是非とも頑張ってもらいたい。そう願うばかりである。


 8(日) 

〔山頂の岐阜城〕

▼岐阜城へ行ってみることにした。
これだけ城好きなオレだが、意外や岐阜城は初めてである。
岐阜城自体は、1600年初頭に廃城になっており、現在の城が再建されたのは昭和に入ってからである。
城は金華山の山頂にあり、岐阜市内のどこからでもその勇姿を見ることができる。
山頂だけあって、おいそれとそこまで行くことはできない。当然車で行くこともできないので市営駐車場に車を停め、岐阜城までロープウエイで登る。歩いて行く方法もあるが、時間的に城が閉まってしまいそうだし、そもそもそんな心の準備も登山の準備もしていないよ。
往復1050円の切符を買い、ロープウエイで山頂まで約3分。それでもちゃんとガイドまで付いている。
ロープウエイを降りると石垣の階段を登ること約10分。やっと岐阜城に辿り着いた。
何度も補修しただけあって、実に真新しいを風体を誇っている。
入場料200円を払い中に入る。城自体は実に小さいものだ。最上階まで3フロアー、しかしながらここは山頂、眺めは絶景である。
遥か向こうに名古屋JR駅のセントラルタワーズは見えるし、自宅近くの東山タワーや名古屋ドームまで見えるのだ。ここから見る夜景はさぞや素晴らしいことだろうと思われるが、如何せん16時半で閉門してしまう。
気が付けば、その閉門の時間である。
追い立てられるようにして城を後にし、最終のロープウエイで金華山を降りた。
慌ただしい城見学だったが、それなりに楽しめた。
ふと思い出す。もうどれくらい行ってないだろう。
久々に国宝犬山城を見たくなった。

岐阜城

岐阜城からの風景


 7(土) 

〔だから貴重である〕

▼まったく寒さを感じさせないほどの晴天である。
こんなときは、気持ち良く気ままにクルマを走らせたいものだ。
休日出勤だった。
たまの休日出勤は仕方ないが、来週も休日出勤であることを考えると、少々気が重い。
だが、このご時世だからな。会社があるだけでも有り難いと思わねばなるまい。
あの、トヨタやパナソニックでさえ赤字であると言うのだ。そんなことは昨年の今頃は想像もしなかったことである。
仕事が終わると、ココ壱番屋のカレーで腹ごしらえ。昼抜きだったのでかなりの空腹感である。こんなとき、トッピングは納豆に限るな。
いつもだけど。
本屋に寄って時間潰し。
取り立てて欲しい本はなかったが、GT-Roman の新刊が出ていたので買った。
さて、明日は何をしようか。週に一度の休日がなおさら貴重に思えるのだった。


 6(金) 120 100

〔悪玉にはなりたくない〕

▼年に一度の健康診断であった。
検査も滞りなく終わり、最後の診察の際、先生はこう言った。
筋肉質なのに不思議ですね。
いったい何が不思議なのだろうか。
聞くところに寄ると、他はまったく問題ないが、一つだけ気になることがあると言う。
コレステ。
くれぐれもラコステでもステテコでもない。コレステロールである。
回りくどいなあ。
コレステロールには善玉と悪玉があるらしく、悪玉のLDLと言う奴がどうやらオレには多いらしいのだ。
悪玉にはなりたくなかったな。
なにしろ、診断基準値が140 mg/dlなのに対し、オレは156 mg/dl であった。
これがどの程度まずいのか良く分からないが、悪化すると、動脈硬化の確率が増すとのことだ。
「遺伝も関係あるんですかね?」とオレが聞くと、「それもあるかも知れませんね」と言う。
確か、おふくろがこれで苦労していたのである。
どうにかしてコレステロールをなんとかせねばなるまいが、他はまったく正常。
たまに上がり気味になる血圧も、検査員がおばちゃんだったこともあり、まったく上がらず正常値であった。
とにかく次の目標は、打倒悪玉だ。


 5(木)         60 100

〔ちょっと横丁〕

▼今日は朝からT橋と伊勢へ走った。
すこぶる天気が良く、高速道路の渋滞もまったくない。
途中のサービスエリアで、U、そしてAと合流し、現地に向かう。
名古屋から2時間弱で到着。
ここの仕事は昼までに終わり、せっかくなので伊勢神宮近くのおかげ横丁へ行こうと言うことになり、そこで昼にすることにした。
おかげ横丁と言うから、てっきり店の名前かと思ったら、店が建ち並ぶ一帯を言うのだった。
一歩中へ足を踏み入れると、古い町並み風の店が建ち並び、なかなか風情のあるところである。
見せ物小屋や太鼓櫓もあるし、あの赤福本店もここにあるのだった。
それにしても凄い人だ。まるで今日は休日なのではないかと錯覚してしまうほどである。
日曜日などはいったいどうなってしまっているのだろう。
連日、全国からお伊勢参りに来るのだろうな。
昼食は、伊勢うどんと手こね寿司を食べた。
伊勢うどんである。
黒い醤油ダレにまったくこしのない麺は一種独特だ。

少しの時間だったがけっこう楽しめた。試食などけっこう充実してるし、ぶらぶら歩くにはいいところである。
今度はゆっくり来ようと思う。


 4(水) 120 100

〔注意すべきは覆面〕

▼T橋と長野県の飯山へ向かう。
長野県とは言え、もうほとんど新潟との県境である。
したがって、なかなかの長距離ドライブと言えよう。
高速道路は実に空いており、快調だ。
しかし油断はできない。注意すべきは覆面パトカーである。
案の定、前方に怪しいクラウンを発見。8ナンバーではないが後ろから見て男が二人、明らかにヘルメットを被っているのだ。
通常、ヘルメットを被って運転する奴はいない。覆面パトカーに違いないだろう。
覆面パトカーであれば、抜き去ることはできない。
80キロ制限の道路をひたすら80キロで走る。
これはなかなか辛抱のいることである。ま、これが普通のことなんだけどさ。
なにしろ延々と後ろを付いて走るしかない。
誰か、抜き去ってくれる車が現れないかと、良からぬ期待をしたものの、追いつく車はみな、我らの車の後ろに連なるばかりだ。
なんてみんな勘がいいんだ。
そうこうしているうちにやがて覆面パトカーは高速道路を降りていった。
その後は渋滞もなく極めて順調に走りきることができ、4時間掛かって現地に到着。
道路に雪はないものの、そこは紛れもなく雪国だった。
滞在時間約1時間。
普通ならば実に贅沢なドライブ言えるだろうが、こんな寒いところに長居はできない。
すぐに用事を済ませ、とっとと帰路に着いたのだった。
帰りの高速道路でも、また同じ覆面パトカーが性懲りもなく走っていた。


 3(火)         60 100

〔マスクの着こなし〕

▼そんなわけで、外出時にはマスクを装着することにした。
まだまだ風邪の季節であるし、さらに花粉情報も出始めたのだ。これだけのリスクにマスクをしない手はないだろう。
マスクは例のキャシャーンタイプだ。会社で支給されたマスクもあるが、どうもしていてしっくり感がない。どうしっくりしていないのかと言うと、顔の一部になっていないのだ。よく言うだろう、マスクは顔の一部です、って。
誰だ、そんなこと言う奴は。
マスクが顔の一部だとしたら、口でも書いたらどうだ。
なかなかのグッドアイデアである。
端から見れば、マスクなどしていないように見えるのではないか。
しかし、口は付いていてもこのままでは食事ができない。
だったら、穴を開ければいいじゃないか。
これならマスクをしながらにして食事もできるし、飲み物だって飲むことができる。
便利この上ない。
ただ気掛かりがないこともない。
よく考えてみれば、マスクか、これ。
じゃあなんだと問われれば、それはただ、穴の開いた白い物を口の廻りに当てているだけに過ぎない。
これはちょっと照れる。
とにかく、見た目は格好良いかもしれないが、とてもマスクの機能を果たしているとは言えないだろう。
あくまでもマスクはマスクらしくが一番である。


 2(月) 120 100

〔進化するウイルス〕

▼I瀬の子供が週末、インフルエンザに掛かってしまったらしく、一時は39度の熱で大変だったらしいが、病院でタミフルを服用するや否や、熱は下がりすぎるくらいに下がったとのこと。そして、昨今その危険性が指摘されている通り、端から見ればまったく病人とは思えないほど、ハイテンションであったと言う。それでも、拗らせてしまえば大変なことになる故、有り難い薬なのだろう。
聞くところに寄れば、I瀬の子供はインフルエンザの予防注射を受けていたらしい。きっと、型の異なるウイルスだったのだろうな。
そう言えば、昨日の新聞で見たが、どんなインフルエンザウイルスにでも対応できるワクチンが開発されたと言うことだ。まだ実用段階には至っていないようだが、それが完成すれば、実に画期的かつ素晴らしいことだろう。
だが、ちょっと待て。
そう簡単に喜んでいいものだろうか。
インフルエンザは常に進化しているウイルスである。
だったらそのどんなインフルエンザにも対応できると言わしめるワクチンでさえ、歯の立たない新型インフルエンザが出てきてもおかしくないのではないか。
そんなもの出てきたら、手の施しようがないよ。
ちょっと想像しただけでも恐ろしいのだった。
だから、マスクとうがい、手洗いは必ずしましょう。


 1(日) 

〔賭けるを思い出す〕

▼ツタヤで昨日借りたDVDを返したあと、モスバーガーへ車を向けた。しかし、2軒廻ったがどちらもいっぱいだった。なんてことだ。きっと、国産牛肉ハンバーガーのせいに違いない。
オレもそれ食べようと思ったんだけど。
マクドナルドにも同じ様なのがあったが、食べてみてもその有り難みがわからなかった。味覚音痴のオレには、何を食べさせても同じと言うことか。
失礼な。ステーキとハムの違いくらいはわかるぞ。
可哀相な人と思って貰ってけっこうだ。

TULLY'Sでお茶を飲んでいると、外のデッキで小学生らがカードゲームに興じている。トランプではないようだ。かと言って花札でもない。それはちょっと渋すぎるだろう。
見ると、カードにはキャラクターの絵が付いている。
ギャラクシーなんとか、と書いてあるが、よく分からない。ともあれ、最近良く目にするカードゲームの類だろう。
やけに白熱しているようだが、果たして何かを賭けているのだろうか。
小学生である。まさかそんなことはないと思うが、オレが小学生の頃は、仮面ライダーカードをメンコ替わりにして遊んだものだ。
相手のカードを机から落とすか、ひっくり返すかすると、そのカードは自分の物になるのだ。これじゃ、列記とした博打じゃないか。
なにしろ、すっかりやられてすってんてんになったときの物悲しさと言ったらなかったな。
こうしてオレは、賭け事の恐ろしさを学んだのである。
いまだ懲りてないけど。




byクムラ〜




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