千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/31:深夜に深夜特急を読む /30:ついに兆候が /29:大人買い /28:明日は我が身 /27:ズレが生む争い /26:ガンダムマニアがここに /25:注目した大一番 /24:口内炎が痛い /23:新年会 /22:アナログに限る /21:必要悪 /20:ルービックキューブ /19:読めない血液型 /18:混んでいる /17:自宅で観賞する /16:会社がわからない /15:時間貧乏 /14:マスクのわけ /13:荒らしに遭う /12:覚めたら昼 /11:じっくり京都 /10:リベンジツーリング /9:慌てるを見る /8:年始の挨拶の形 /7:健康診断の季節 /6:沖縄から /5:脱正月ボケ /4:修理完了 /3:原因判明 /2:九州旅行決算 /1:年始のとんだトラブル/
<2009年 1月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 31(土) 〔深夜に深夜特急を読む〕 ▼いま、沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでいる。 ずっと前から読みたいと思っていた本だが、いつの間にか今になってしまった。 ありきたりな感想だが、やっぱり旅っていいな、と思ってしまう。 しかもそれは、ノンスケジュールな旅だ。 これ以上贅沢な旅もないだろう。しかし、オレには到底無理だな。そんな度胸はないよ。 確か10年ほど前に大沢たかお主演でドラマ化されたはずだ。 さっそく、ツタヤへ行き探したが、どうしても見つからなかった。 しょうがないので、ナイトライダー傑作編を借りた。 何の関連もないじゃないか。 Google Earth で確認しながら「深夜特急」を読む。なんて今風な読書なんだ。 30(金) 120 100 〔ついに兆候が〕 ▼昼から雨が降り出すも、妙に暖かい一日。 まったく寒さを感じない。 しかしながら肉体的寒さは感じないものの、気分的には至極寒い。 それもこれも月末のせわしなさであり、さらに仕事上での交渉がなかなかまとまらないことにも起因している。そんな気分的寒さだ。 気候的には確実に寒さは緩み始め、どうやらぼちぼち花粉の噂も聞くようになり、オレの身体にも少しずつその兆候が現れ始めている。最初、この兆候がまさか花粉のためだとは思わなかったが、時期的に考えてまず間違いなく花粉症の一症状である。 どの様な症状かと言うと、口で表現するのもなかなか難しいが、敢えて表現させてもらうとすれば、ピクピクである。 ピクピクと言えば、巷にはいろんなピクピクがある。犬のしっぽだってピクピクしてるし、ネコの耳だってピクピクしている。驚いたことに、なめくじの触覚だって立派にピクピクしているではないか。 いったいオレは何を言ってるんだ。そもそもオレは人間だぞ。 疑わしいと思うけど。 オレがピクピクしているのは、目の下である。 この時期になると、右目の下がピクピクするのだ。 いったいどういう了見でそうなるのかはわからないが、原因は花粉に間違いないだろう。 いよいよ、鬱陶しいピクピクの季節が襲来である。 29(木) 60 100 〔大人買い〕 ▼つい大人買いをしてしまったのである。 コンビニに行き、ふと見ると缶コーヒーに何か付いているではないか。 チョロQである。 しかもただのチョロQではない。 スカイラインGT−RのチョロQだ。 となればこのまま見逃すわけにはいかないだろう。 数えると、歴代GT−R、5世代が色違いで2種類ずつ、したがって計10種類あるようだ。 絶対におさえなければならないのは、やはりR32だろう。オレは冷蔵庫に手を突っ込み1個1個丹念に探した。そして無事、黒と白のR32の発掘に成功したのである。 中が見えないタイプだとこうはいかないが、ケースがスケルトンであり実に有り難い。 そうこうしているうちになんだか箱スカも欲しくなってきた。 再び、冷蔵庫に手を突っ込む。そして箱スカも2種類ゲットだ。 ちょっと待てよ、考えてみれば、1個120円の缶コーヒーにチョロQなんて、こんなお得な話はないじゃないか。チョロQ自体、120円じゃ買えないんじゃないの。 なって太っ腹なんだ、ワンダさん。 こうなったら全種類買うしかないじゃないか。 そして、めでたく10種類のGT−RチョロQを確保することに成功したのだった。 28(水) 120 100 〔明日は我が身〕 ▼定まった住居のない人を収容する施設に仕事のため入った。 ちょっと前までは全体の半分くらいの人員だったはずだが、いまや完全に満室状態であり、さらに順番待ちで凄い状況であると言う。 なんとなくそんな気がしたものの、改めていまのこの景気の悪さを実感するはめとなった。 しかしながら、周囲を見渡すと、それほどの危機感が感じられない。みな、平和そのものであり、長閑に生活しているといった風なのだ。 あくまでも、見た感じの印象に過ぎないわけだけれども。 なにしろ、身なりはまったく普通であり、服装もまったく綺麗で、靴なんかまるでロックンローラーが履くようなのを履いている輩もいる。髪だってびしっとセットされているし、ややもすればオレの方がみすぼらしいんじゃないの。 いい加減、床屋行かなきゃなあ。 中には20代であろうと思われる若者もおり、いままで何をしていたのかと聞いてみた。 こないだまで工場にいました。 そう言うことか。 いわゆる派遣切りと言うやつか。 それでも、曲がりなりにも雨風を凌げる住居があるのだと言う安堵感なのだろうか、表情は実に明るい。 実際のところ、ここにはエアコンも完備されているし、食堂へ行けば、テレビも設置されている。部屋だって狭いながらもプライベートが保てるくらいの個室なのだ。なかなか快適と言えるのではないか。 さらに驚くべきは、携帯電話を持っている者がけっこういることである。 いったい請求先はどこなんだ、と問いつめたいところだが、何の躊躇もなく、電話したりメールしたりしているのである。 昼時になれば、コンビニへ買い出しに行ったのだろう。袋いっぱいに詰めた食料をぶら下げて帰ってくる人がいる。中にはネコを飼っている人までいる始末だ。 なんだろうな、この余裕は。 人の生活にとやかく言うつもりはないが、何か腑に落ちないものがあるのは確かだ。 ともあれ、明日は我が身と、気を引き締めるほかないのだった。 27(火) 60 100 〔ズレが生む争い〕 ▼イスラエル贔屓の自分もさすがに今回のはちょっとなあ、と言うのは、知人のF井である。 F井はその昔、イスラエルへボランティアで行っていたことがあるのだ。 その間、イスラエル人から様々なことを教わったし、その優秀さは目を見張るものがあったと言う。 その頃も常に紛争が絶えることはなかったが、外部からはけっして知る由のない、イスラエルにはイスラエルなりの大義名分があったのである。 例えば、敵は自国の子供を盾にして攻撃してくる。仕方なく応戦するものの、子供に危害が加わると、その攻撃に対しての非難をさもすべてイスラエルが悪いがごとく浴びせてくる。そんなことが当たり前の様に繰り返されたのだと言う。 だから、今回の戦争も何かわけがあるはずだと、F井は当初思ったものの、その考えが覆るほど今回の攻撃は目を背けるものがあったようだ。 ともあれ、オレには到底想像も理解もできない異国のアイデンティティなのである。 結局のところこの辺のズレなんだよなあ、問題は。 F井にボランティアでは何をやっていたのか聞くと、農地開拓をやったのだと言う。 集落があって、そこで寝泊まりしながら農地を広げるのだ。 気が付けば、1年近くいたと言う。 遠い目でそんなことを話しながら、なんだか寂しそうなF井なのだった。 26(月) 120 100 〔ガンダムマニアがここに〕 ▼電気工事会社を経営するAが見慣れない普段着の格好でやって来た。 着ているジャンバーを良く見ると、胸に何か見に覚えのあるワッペンが付いている。 ジオン。 もしもそのワッペンがケロケロケロッピなんかだとしたらちょっと困りものだったが、確かにあの、ガンダムに登場するジオン軍だ。 そうか、おまえの出身は、ジオン公国だったのか。 そんなわけはない。 Aは、大のガンダムファンだったのだ。 ジャンバーは毎年大須アメ横で新調し、いまやAの会社の全社員がガンダムジャンパーを着ている始末だ。 おまえらはいったい何の集団なんだ。 なにしろ仕事先への移動の際も、みんなでガンダムのDVDを観賞しながら行くのだと言う。 気分を高揚させるためである。 どんな高揚のさせ方だよ。 そのうち、「ガンダムに乗って仕事へ行きまーっす」 そんなことを言い出しかねない、Aなのだった。 25(日) 〔注目した大一番〕 ▼アピタの洋食屋で遅い昼食を摂り、時計を見たら17時。 今日は大相撲の千秋楽なのだった。 テレビコーナーへ行き、観戦することにした。 いつもならこんなにも関心を寄せることはないのだが、今場所は違う。 久々の朝青龍の出場であり、さらに今日、優勝が掛かっているのだ 注目せざるを得ないだろう。 少しずつ大一番の時間が近付いてくる。 ふと後ろを見るといつの間にか凄い人だかりだ。やはりみんなも注目しているのだ。 さあ、千秋楽結びの大一番、朝青龍vs白鵬も制限時間一杯だ。 一瞬、白鵬の立ち会いが遅れたかに見えた。しかしタイミングがずれたのは朝青龍である。一瞬にして白鵬にもろ差しを許し、あっと言う間に寄り切られたのだ。 これで14勝1敗の五分。勝負は優勝決定戦に持ち越された。 まだここを離れられない。 廻りにはなおいっそう観戦者が増える。これじゃまるで街頭テレビだ。 力道山を思い出すなあ、って、さすがに知らないっつうの。 さあ、泣いても笑っても怒っても呆けても、この一番で優勝が決まる。 心情的にはすっかり朝青龍贔屓だ。 はっけよい、のこった! 今度は朝青龍の立ち会いが完全に優った。下からすくう様にして一気の寄りだ。 なすすべなく土俵を割る白鵬。朝青龍の復活Vの瞬間である。 よほど思うことがあったのだろう。朝青龍の目に涙が滲んで見える。 こんな姿を見せられると、やはり朝青龍も一人の弱い人間なんだと思う。 なにしろ、今場所は久々に真剣に見たなあ。 24(土) 〔口内炎が痛い〕 ▼口内炎が痛い。 原因はわかっている。 かつての原因はポテトチップであった。 好きなポテトチップを一袋一気食いすることで途端に口の中に異変を感じたものだ。 今ではそれに懲りて、ポテトチップはほとんど口にしていない。 たまに食べたいと思うが、これがオレに課した掟なのだ。 「ポテチ一袋一気食いするべからず」 この厳正な掟を守ることで口内炎から我が身を守ることができたのだ。だがしかし、また新たな原因が出現した。 チョコレートである。 いい気になって食べていたらいつの間にか一箱をぺろりと食べてしまっている。 これがいけない。 明くる日には口内炎になっているのだ。 これはほんとに痛い。 食べる時はおろか、うがいさえもろくに出来ない有り様だ。 なんとか治すことはできないものか。 たいていの場合、薬なのだろうが、口内炎に塗り薬など意味をなさないだろう。塗ったところですぐに取れてしまうからだ。 こうなったらひたすら治るまで堪えるしかない。 そしていつの間にか治っているのだ。 だがしかし、気が付けば、またチョコ一箱食っているのだろう。 まったく学習していない。 この様にオレの人生、過ちの繰り返しなのである。 23(金) 〔新年会〕 ▼客先の新年会に出席したのだった。 会場は知多半島突端の温泉旅館である。当然、泊まりがけであった。 客先の一部以外は知らない陣ばかりであったが、たまたま両隣に座った若者にじゃんじゃん酒を勧め、宴会も終わりの頃にはすっかりへべれけになってしまっていた。 オレは早々に下戸宣言をしていたので、ほとんどしらふだ。 それにしても、まったく堅苦しさのない宴会であった。 開会と締め以外はまったく一体感がないのだ。もうほとんど適当にやっていると言う感じである。 宴会も終わり、ひとっ風呂浴びると、もうやることもなかったので早々に寝た。 部屋は10人の大部屋である。 明くる日、まかないさんに起こされた。 時計を見るとすでに8時半だ。起きるとこの部屋に残っているのは二人。他はすでに帰ってしまっていた。あれだけ酔っぱらっていたのに凄いメリハリだな。オレは感心しつつ、もう一人の知らない人と一緒に朝飯を食べたのだった。 窓の外の広がる海には何百羽ものカモメが浮遊していた。 まだ眠い。オレの脳味噌も浮遊している。 22(木) 60 100 〔アナログに限る〕 ▼最近、テレビを見ていると、目に付いて仕方のないものがある。 アナログ。 そう、テレビ画面の右上に「アナログ」と言う文字が表示されているのだ。 これはたぶん、このテレビがアナログであることを指し示すものだと思われるが、だからなんだって言うんだ。 アナログの何がいけないって言うんだよ。 バカにするのもいい加減にしたまえ。 なにしろそれは、ずっと表示されっぱなしであり、目障りなことと言ったらないのである。 まるで、おまえのテレビはすでに時代遅れだから、早く買い換えろとでも言わんばかりだ。 まあ、確かにデジタル放送に移行するのは知っている。だけどもまだちょっと先の話だろう。 もうちょっと落ち着いて事を起こして欲しいと思うのだ。 テレビ本体にしても、今の流行は薄型の液晶やプラズマである。 しかし、ブラウン管だってなかなか捨てたもんじゃない。 だってそうだろう。これだけ奥行きがあるのだ。上に何でも置けるではないか。花瓶だって置けるし、土産物のスノードームだって置ける。その気になれば液晶テレビだって置けそうだ。 言ってる意味がわからないよ、おまえ。 ああ、なんて豪華なテレビ生活なんだ。 やはりテレビはブラウン管に限るな。 そんなことを訴える自分がなんだか不憫だ。 21(水) 120 100 〔必要悪〕 ▼今日の世間の話題と言えば、オバマ新大統領の就任式の話題に他ならないだろう。 今日は大相撲の話をしようじゃないか。 何の脈絡もなしにかよ。 朝青龍である。 場所前は出場も危ぶまれ、ややもすると引退も囁かれた朝青龍だが、現在勝ちっ放し、全勝街道ばく進中だ。 人間、逆境に立たされた時が最も強いと言うことか。 ともあれ、いまの大相撲に取って朝青龍は掛け替えのない存在である。 ざっと見渡しても、朝青龍、白鵬、両横綱の力は抜けており、したがって、もし朝青龍がいなくなれば、白鵬の独断場は目に見えている。ライバルのいない相撲ほど興味の湧かないものはないだろう。 そして最も必要なのは、悪役の存在である。それも絶対的な悪役だ。 絶対的とは、要は強いと言うことである。 だってそうだろう。弱っちょろい悪役など、誰が相手にするもんか。 これほど寂しい悪役もないもんだな。 なにしろ、日頃の行動、言動を見ても、朝青龍はどう見たって悪役である。 しかし今、みんなその悪役に注目したくてしょうがない。 そしていつの間にか応援している自分がいるのだ。 20(火) 60 100 〔ルービックキューブ〕 ▼T橋と一緒に昼飯を食いに行った先のスパゲティ屋でランチが運ばれてくるのを待っていると、いつの間にかT橋はテーブルの上にあった物を手にし、あれこれ苦しんでいる。 何をやっているのかと思いきや、見るとそれは、ルービックキューブであった。 結局T橋は、ダメだ、と言って諦めてしまい、それならと、オレが手に取ってやってみた。 適当に動かせばなんとかなるだろうと思ったが、さにあらん。こんなに難しいものだったのか、ルービックってやつは。 どうしてもあと一個が揃わないのだ。 因みに普通のは、1面3×3=9個だと思ったが、このキューブは1面2×2=4個です。 やけにコンパクトなルービックキューブだこと。 それでもこんなに難しい。普通のはいったいどうなっちまってるんだよ。こんなのをスイスイ合わせられる奴の気が知れないのだ。 そもそもどんな仕組みで動いてるんだ、これ。 とにかくオレには4個でも到底無理である。 だがしかし、1面1個ならなんとかなりそうな気がするぞ。 ちょっと待て、それはただ6面に色の付いた四角い物じゃないかよ。 だからオレはそれじゃなきゃ無理だ。 19(月) 120 100 〔読めない血液型〕 ▼事務所内で血液型がA型なのはオレだけだ。日本人に最も多い血液型と言うのにである。 しかし誰もオレの血液型を認めない。 どこが、A型なの、って感じでみな白い目で見るのだ。 オレは合点がいかない。オレがA型で何が悪いんだ。 こうなったら確認しないわけにはいかないだろう。 だったら、A型の特徴を言って見てくれたまえ。 「几帳面で神経質できれい好きなんじゃない?」 そう言われ、ふと自分の机の周囲を見る。 なんだこの雑然とした感じは。 ずっと前からカバンは置きっぱなしだし、紙袋に入った書類もそのままだ。さらにミニカーの箱まで積みっぱなしで、もらった柿なんかもう放置状態だ。食えるのか、これ。 これのどこがA型なんだ。 ビタミンCのお陰かな。 もしかして、血液型とビタミンとはあまり関係ないのではないか。 ともあれ、この様にまったく呆れたAの型もあるということを肝に銘じておこう。 18(日) 〔混んでいる〕 ▼どこもかしこも混んでいる。特にスタバなど喫茶店はどこも満杯だ。 いったい何があったと言うんだ。 噂に寄れば、センター試験だったらしい。 本人以外にも同行のご父兄が外に出ているのだろう。そう言った意味でも今日は外出過多の特異日と言えるのではないか。しょうがないので先週に引き続き、イオンのTULLY'Sまで行ったのだった。 そこまでしてお茶したいのかよ。 休日は、ティータイムで締めなきゃ始まらないのだ。 締めが始まりってことはないじゃないか。 ふんどしを締めて気合いを入れることと同じである。 そんなわけはない。 どっちでもいいや。 17(土) 〔自宅で観賞する〕 ▼今日は張り切って床屋にでも行こうと思っていたが、起きたら12時だったので、一気に行く気が失せた。 結局、外出はコンビニへ食料を買い出しに行っただけ。それ以外は家でのんびりしていた。 龍馬の本を読んだり、拙作サイトの手直しをしたり、DVDを見たりして過ごした。 観賞したDVDは、ターミネータークロニクス。あの映画ターミネーターの続編テレビドラマ版である。しかしながらキャストはまったく別物で、シュワちゃんも出てこない。当たり前だけど。 今回ジョン・コナーを守るターミネーターは可愛い女の子である。ターミネーターだけに冷たいけどな。 取りあえず4話まで見た。 そう言えば、今年は映画「ターミネーター4」も上映されるんだよな。 それと、撮っていて見ていなかった究極格闘技UFCである。明日、次の回があるので慌てて見た。それにしても、あれだけPRIDEで強かったヴァンダレイ・シウバ、そしてアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが非常に残念なことになってきている。なんだか寂しい気分なのだった。 16(金) 60 100 〔会社がわからない〕 ▼ある人物から電話が入った。 名古屋に来たので挨拶に寄るという。 だがしかし、会社名が分からない。 名前がS藤であることは聞き取れたものの、肝心の会社名が聞き取れなく、しかしながら先方があまりにも明るく捲し立てるものだから、オレもついつい話を合わせてしまい、したがっていまさらこんなことは言えないだろう。 「ところで、あんただれ?」 そうこうしているうちについ会社名を聞きそびれてしまったのである。 そのS藤がやってきた。 確かに顔に見覚えはある。1、2回は会っているだろう。しかし、どうしても会社がわからない。いま聞くのは、ますます変だ。 取りあえず応接室に通して世間話をしよう。こうなったら話をするしかないのだ。その内容から判断するしかないだろう。 しかしながら、相手が何者なのかわからないと、なかなか話のきっかけが掴めないものである。 かと言って、当たり障りのない天気の話をしたところでいったいどうなると言うんだ。 仕事の話を振ったとしても、それがまったくお門違いの話ではどうしようもない。 まんじゅう屋に向かって、最近のところてんの売れ行きはどうですか、と言ったところで、まったく意味をなさないのだ。 やはり、まんじゅう屋にはまんじゅうの話題である。 そうこうしてるうちに、S藤の話からまんじゅうが垣間見えた。 これだ。 S藤はまんじゅう屋だったのだ。 本当はまんじゅう屋じゃないけど。 ともあれ、やっと胸の支えが取れました。 それからと言うもの、まんじゅうの話題に終始し、和やかなままこのひとときを過ごすことができたのです。 15(木) 120 100 〔時間貧乏〕 ▼このところの不況のせいなのか、物件が急になくなったり、延期になったりするものだから、人手が余ると言う事態になり、遊ばせておいても本人に取っても良いことは何一つないので、二名ばかり関東方面へ出張してもらうことにした。 一人は群馬の前橋へ。もう一人は栃木の日光である。 他店へ人材を貸し出すと言う形だ。貸しを作っておけばこの先何か助かることもあるだろう。 どうやらこっちに比べればまだ関東方面は忙しいようだ。 なにしろ忙しければ忙しいでそれもまた困りものだが、暇であることもまた非常に困りものである。それは体力的苦痛と言うよりも、この先どうなるのだろうかと言う精神的苦痛である。いままさに、そんな状況になりつつあるのだ。 しかし、会社は暇でもオレ自身は何一つ暇になることがない。いったいどうなってるんだよ。 いつの間にかすっかり時間貧乏になってしまったようだ。 そうか、貧乏暇なしとは、このことなのか。 微妙に違う気もするけど。 14(水) 60 100 〔マスクのわけ〕 ▼現在事務所内にはマスク装着者が4人いる。 まだ花粉の時期には早いだろう。だったら風邪に他ならない。 あっちでもこっちでもゴホンゴホンやってる状況なのだ。 それにしても、マスクの装着率が高い。風邪を引いている4人が4人、みんなマスクをしているのだ。なかなかの心掛けと言えるだろう。 しかし、それにはわけがあった。 先立って、会社でマスクが配布されたのだ。 一箱60枚入りのサージカルマスクが一人一箱ずつ。 やけに気が利いている。 いや、何か裏がある。それが意図することは何なのか。 つまりこう言うことだろう。 風邪なんて引くな。絶対休むべからず。 なおいっそうのプレッシャーが己の身にのし掛かり、なんだか調子が悪くなりそうなのだった。 13(火) 120 100 〔荒らしに遭う〕 ▼朝、出勤のため、いつもの様に社有車に乗り込む。 後ろの座席を見ると、いつもそこにはないものが転々とあった。 おかしいな、と思い、ふと顔を上げる。 なんだこりゃーっ! ガラスが割れているのだ。 どうりでスースーするはずだ。 これじゃ寒くてしょうがないじゃないか。 そんなことを言っている場合ではない。 この状況をよくよく分析すると、出た結果はこうなるのだろう。 車上荒らし。 つまり、ガラスを割って解錠してめぼしいものを盗って逃げると言う奴だ。 いったいどんなめぼしいものを持って行ったのだろうか。 あまりにも沢山のものが積んであるので、それを判別することは容易ではない。 これじゃまるで間違い捜しだよ。 オレはこの類のゲームがあまり好きではない。 それでもありったけの英知を振り絞り、こないだまであって今ないものが何であるか、なんとか結論に達することができた。 カバンが二つである。 一つは、フライトケースで、もう一つは綿のショルダーである。 しかしながら、もう何年も使っていない代物であり、したがって、中に何が入っていたのか、さっぱり覚えてないよ。 今現在、不自由なく暮らせていると言うことは、取り立てて重要なものは入っていないはずだ。せいぜい、車の雑誌か、競馬ブックくらいなものだろう。 さぞ犯人は中を見てガッカリしているのではないか。 まもなく警察が実況検分に来た。 指紋を2ヶ所ほど取っていったが、その指紋はきっとオレのだよ。 まったく捜査に期待はできないが、それにしても物騒である。犯人は近くに住んでいる者なのか、それとも行きずりの者なのか、ともあれ再び来ないとも限らない。 まだ社有車だったから良いものの、もしこれが愛車スカイラインだとしたら、オレは怒りに打ち震え、頭を掻きむしって、ハゲになっちゃうよ。 ハゲはイヤだなあ。 なにしろ、まずは車内の目に見える場所に物は置かない様にすることだ。 そう心に誓う休み明けなのだった。 12(月) 〔覚めたら昼〕 ▼昨晩は京都から夜中帰って来て、日記など書いていたら気が付けば4時。 目覚めたら12時を回っていた。 なんだか目が痛い。ゴロゴロする。 石でも入っているのか。 そんなでかい異物はごめんだ。 目薬を10滴ほど点眼する。溢れてしょうがないな、こりゃ。 そんな取り立てて予定のない休日。のんびり過ごすことにする。 イオン名古屋ドームのTULLY'Sでお茶などする。 ふと思う。果たして、グランデサイズは、スタバとTULLY'Sとでは同じ量なのだろうか、などと、店員には聞くことのできないどうでもいい疑問を己にぶつけながら、抹茶ラテとチーズケーキを注文した。 チーズケーキはスタバとはちょっと違うな。 当たり前だけど。 最近また坂本龍馬関係の本を読んでいる。 司馬遼太郎著「竜馬がゆく」はずいぶん前に読んだ。その他になにか良い小説はないものかと探していたが、いま読んでいるのは、山岡荘八著「坂本龍馬」である。 やっぱりね、面白いよ龍馬は。 11(日) 〔じっくり京都〕 ▼京都市内の東端には有名な清水寺や八坂神社などある。 しかし、オレが目指したのはそこではない。 そのすぐ近くに霊山歴史館というのがある。 まずオレが行きたかったのはそこだ。 霊山歴史館とは幕末維新の歴史博物館であり、その頃活躍した坂本龍馬や新選組、西郷隆盛などの資料が数多く展示されており、幕末好きにはたまらないミュージアムなのである。 龍馬を切ったとされる刀は生々しく展示され、その暗殺時の再現は模型とビデオで見ることができるし、新選組が活躍した池田屋騒動の模様も同じく、模型とビデオで観賞することができる。 欲を言えば、もう少し、レアな資料が欲しいところだな。 それでも隅から隅まで丹念に見て廻った。 そこは霊山と言うだけあって、山そのものが墓の様なものである。ここには明治維新に尽くした志士たちが数多く祀られており、当然、坂本龍馬の墓もある。 入口で参拝料300円を払い、石段を10分ほど登ると、坂本龍馬の墓石が、中岡慎太郎とともに並んであった。手を合わせる。 ここから京都の町を一望することができた。 長崎の亀山社中といい、龍馬は見晴らしの良い場所が好きなようだ。 オレもそうだけど。 結局ここに4時間ばかりいた。 慌てて二条城へ向かう。 とにかく城を見なきゃ始まらないからな。 二条城は城と言ってもいわゆる戦のための城ではなく、もともとは家康が宿泊所として造ったものであるらしい。だから平屋なのか。 こんなもの攻められたらひとたまりもないな。 しかしながら天守閣は雷で消失したものの、二の丸、本丸御殿は昔のまま残っており、二の丸御殿の中を見て廻れば、その古めかしさと奥深さに圧倒され、ただならぬ歴史を感じずにはいられないのだ。 一周したら、いつの間にか蛍の光が流れ始めた。 閉城の時間である。 一日はあっと言う間だ。 まだまだ見るべきものはたくさんある。金閣も銀閣も御所も見ていない。 ちょっと一ヶ所をじっくり見過ぎなんだよ。しかし見なきゃ済まないのだ。 名古屋から京都まで新名神を使えば2時間も掛からないことが分かった。 これならちょくちょく来ることできるだろう。 車でぐるぐる迷ったお陰で、京都市街の大まかな土地のあらましもだいたい掴んだ。 また近いうち来ようと思う。 10(土) 120 〔リベンジツーリング〕 ▼あれ以来、愛車スカイラインは快調である。 ガソリンを入れる。会員価格でハイオク102円。ほんとに安くなったものだ。 来週あたりからまた値上がりの兆候があるとの情報。 今のうちにできるだけ走ろう。 高速に乗った。 こないだトラブってエンジンストップした道路だ。リベンジと言う意味合いもある。 あまり意味はない。いったいどっちだ。 気持ち的にそうせずにはいられないのだ。 天気予報によれば、雪マークがところどころ付いている。微妙な空模様だ。 しかし行くしかないだろう。せっかくの3連休なのだから。 東名阪を抜け、亀山から新名神へと入る。 渋滞はない、いたって順調だ。 確か、高速道路は深夜割引の他に、休日割引もあったはずだ。 しかし、距離は100キロまでだったはず。 途中、土山サービスエリアに寄り、インフォメーションのお姉さんに名古屋西ジャンクションから100キロ直前のインターを聞いた。 どうやら、草津田上と言うインターらしい。取りあえずそこで降りよう。 高速料金は半額で1350円。安い。 草津田上を降りると琵琶湖の最南端辺りに出る。ここから国道1号をひた走る。 そしてオレは、京都に着いた。 明日はゆっくり京都を見て廻ろうと思う。 京都観光は、数十年前の修学旅行以来なのだ。 9(金) 60 100 〔慌てるを見る〕 ▼人は慌てていると、時に自分がいまどの様な状況にあるのか判断できなくなってしまうことがある。 今日、K田と同行した。 オレが運転し、K田は助手席である。 それを良いことに、K田はひっきりなしに電話をしている。 コンビニに寄った。 K田はまだ電話をしている。オレはK田をほっといてコンビニへ缶コーヒーを買いに入った。 K田の分も缶コーヒーを買い、外へ出てみるとK田の様子がおかしい。何か慌てているのだ。 「どうかしたのか?」 「ええ、ないんですよ、携帯が…」 「ないって、ついさっきまで使ってたじゃないか」 「はい、そうなんですけど…」 K田はそう言いながら、一生懸命ありとあらゆるポケットを手で探り、確認しているのだ。 いったいどこへ消えてしまったと言うんだ。 なんとも不思議な話だが、その不思議なわけが判明した。 「おまえのそこにあるのはなんだ?」 「あっ」 オレが指さしたのは股である。 携帯は、K田の股にしっかりと挟まれていました。 どうやら携帯を股に挟んだままメモを取っていたらしいが、そのときふと携帯が手にないことに気付き、慌ててしまったと言うのだ。 気持ちもわからないでもないが、ちょっと廻りを見渡してもこれほどの慌て者はなかなかいないと言えよう。 その慌て振りは、見ていて幸せな気分にさせるから不思議だ。 8(木) 〔年始の挨拶の形〕 ▼年始の挨拶に来る数ある業者の中で、一風変わった業者がある。 通常、訪問に来るのは1人か2人であるが、その業者は少なくても4人、多いときには8人来る。 そして今日、その業者は我が社に来た。 運悪く、この時間、男性社員で事務所にいるのはオレだけだ。 確か、昨年もそうだったはずだ。 またかよお、と、少々憂鬱になりながら、しょうがなくその業者の面々を出迎えた。 「おめでとーございまっす!」 いきなりきたか。 圧倒されそうな迫力である。 そして畳み掛けるように毎年行うこの儀式が始まるのだ。 「御社が今年一年、良き年でありますように!」 「よぉーーっ」パンっ! あんパンの袋を破ったわけではない。 どんな儀式だよ、それ。 そう、一本締めである。 確かに一本締めは有り難い、有り難いがしかし、オレはその間いったいどうしてろと言うんだ。 ただ、ボーっと突っ立って見てるしかないではないか。そしてその後、一言こう言うのだ。 「あ、どうも…」 ただそう言って、頭をぽりぽり掻き、苦笑いするしかないじゃないか。 まだ1本締めだから良いものの、もしそれが3本締めだったり、ましてや、さんさん七拍子だなんて言われたら、オレも一緒にやらなきゃ間が持たないよ。 くれぐれも来年はこの面々には出くわさないように気を付けようと思う。 7(水) 120 100 〔健康診断の季節〕 ▼健康診断の案内表が配られた。 我が社の健康診断は2月なのである。 もう、そんな時期かあ、と、溜息を漏らすのはYだ。 それだけ憂鬱なのである。 なぜならば、毎回決まって胃カメラの再診があるからで、最近は、はなから健康診断では胃の検診はしない。行きつけの病院で胃カメラを飲みますと言ってその場ではやらないのだ。 そう言って実は胃カメラもやらないのではないかと言うと、これはちゃんとやっている。 本人もその辺のことは実に心配しているようだ。 しかしながらその胃カメラが大ごとである。 オレ自身、胃カメラを飲んだことがないので、どの程度大変なのか実感が沸かないが、涙は出るわ、よだれは出るわ、鼻水は出るわの出っぱなしで、それがかなり苦しいものだと言うことは話で聞いている。 Yの場合、どれくらい大変なのか。 胃カメラを飲むときは、全身麻酔。 そこまでしなきゃならないのか、胃カメラって奴は。 それが当たり前のやり方なのかどうかは分からないが、100キロを超える巨漢ゆえ、ちょっとやそこらの麻酔じゃ効かないのかも知れない。 まるでゾウ扱いだよ。 なにしろ、本人にしてみれば、返ってこの方が楽なのだろう。 胃カメラを飲まされようが、デジカメを飲まされようが、ゾウガメを飲まされようが本人に意識はない。 ゾウガメはさすがにきついかなあ。 とにかく、寝て起きたら終わっているのだ。 これほど楽なものはないだろう。 よし、これからは胃カメラには麻酔だ。これに決めた。 何とぞ、胃カメラを飲むようなことにはなりませんように。 まず、それに越したことはないのだ。 6(火) 60 100 〔沖縄から〕 ▼沖縄のMから電話が入った。 話の入りは仕事の話題だったが、いつの間にか話はぐだぐだになっていった。 いつものことだけど。 先立ってテレビが壊れて、ついに液晶テレビを買ったこと。録画した地デジをDVDに焼くのは諦め、オレがアドバイスした様に外付ハードディスクを購入し、そこに保存していること。そんなことを話していたら唐突にこんなことを言いだした。 「あっ、いま同じ車が通りましたよ、トラックに乗せられて」 その車とは、オレの愛車スカイラインのことである。それはちょうど先立ってのエンジントラブルの際に陸送された状況とまるで同じではないか。なんだか洒落にならないなあ。 そのことを話したら、もういい加減買った方が安いんじゃないですか、と言うので、そんなことはない。300万も400万も修理代は掛かるわけがないし、車評論家、徳大寺有恒氏も言ってるだろう。車における最大のエコは、ながく乗ることだ、と。 思わず熱く語ってしまったよ。するとMは唐突にこう言いだした。 今日の沖縄は気温22度ですよ。 人の話を何も聞いていない。 こちらが話をしている最中に、いつもMはその先のことを考えている。 だから話が唐突に変わるのである。 それにしても、沖縄は22度らしい。やはりこちらに比べれば暖かいし、北海道に比べれば、まるで夏だろう。 Mは年末、接待ゴルフに行ったらしいが、思い掛けず日焼けしてしまい、さらに皮までめくれてしまったと言うから、それじゃまだまだ沖縄人になり切れてないよ。 今週末、沖縄旅行に行く女子社員のS木にそのことを話したら、目を輝かせこう言った。 「それじゃ、泳げるんですね」 ああ、泳ぐがいいさ、思い切り泳いで沖縄の河童となれ。 そうは言ったものの、少々沖縄を勘違いしている、そんな気がしてならないのだ。 5(月) 120 100 〔脱正月ボケ〕 ▼いよいよ本日から2009年の仕事が開始された。 なにしろ2009年だ。しかも丑年だと言うではないか。 だからと言って取り立てて特別何があると言う年でもない。 相変わらずイライラする思わせぶりである。 各人休み中は、旅行へ行ったり、帰省をしたり、家にこもったり、様々だったようだが、オレを含め、まずは悪事を働いた者がいなかったのは幸いであり、喜ばしいことだ。 年始早々、人に迷惑は掛けられないからな。 みなそれぞれ各地方から土産を持ってきてくれた。 S木の和歌山土産は、ゆず最中。I田の京都土産は、平安殿と言う焼き菓子。I瀬の東京土産は、東京ばな奈パイ「見つけたっ」と鳩サブレー。Yの千葉土産は落花生。 そして、オレの土産はと言うと、うっかり持ってくるのを忘れたよ。 これが俗に言う正月ボケと言う奴である。 因みに、オレの土産は熊本の黒糖ドーナツ棒だ。数年前に知人からもらって以来、お気に入りの土産なのである。 とにかく明日は絶対に忘れない。この一念で、まずは正月ボケから脱したいと思うのです。 4(日) 〔修理完了〕 ▼スカイラインの修理完了が待ち遠しい一日。 結局、出来上がりは夕方。 連絡が来てすぐにディーラーへと走る。 ろくな説明じゃなかったら文句を言うところだったが、一応納得の行く説明だったし、費用の方も、さすがにすべてサービスと言うわけにはいかなかったが、ある程度の非を考慮したものとなっていたため、大人しく受け入れたのだった。 けっして、みたらし団子やポップコーンが出てきて和気あいあいな雰囲気になり、おまけに福袋までもらってしまったからではない。 多少はあるかも知れないけど。 原因はエアコンプーリーのロックによるベルト切断。エンジンストップしたのはそのとき切れたベルトが他のベルトに接触したことによるものだろうと言うこと。 作業内容はと言うと、その原因となったプーリーの交換とベルト全数の交換だった。 担当者は言う。 「これからますますこう言うことが多くなってくるでしょう」 やだよ、そんなの。 まったく余計な一言である。 ともあれ愛車はすっかり元気になった。 一時はお先真っ暗だったからな。 ほんとに嬉しい限りである。 それと共に長い正月休みは幕を閉じたのだった。 3(土) 〔原因判明〕 ▼朝、ディーラーが開店したのを見計らって電話した。 愛車スカイラインのファンベルトが元旦深夜に切れた件である。 担当者は慌てた様子で、どうもすいません、と謝るばかりだ。すぐにJAFを引き連れてやってきた。たぶんオルタネーターのファンベルトだと思うとオレは説明した。分かりましたと言って、代車のキューブを置いて、スカイラインはディーラーへと陸送されて行った。 この車はインテリジェントキーですからと言って、キューブを置いていったのは良いが、なんだよ、そのインテリなキーってのは。 どうやらキーを差し込まなくても良いらしい。ただ持っているだけで、あとはボタンをひねるだけでエンジンが掛かるのである。 一見便利なようだが、そうでもないような気もする。そもそもワイヤレスキーって奴が、いまいち信用できない。聞くところによると電池交換にやたらと金が掛かるらしいじゃないか。 このインテリジェントだって、もし電池が切れたりなんかしたら、エンジンすら掛からないんじゃないのか。その辺が解せないのである。 このインテリなキューブで買い物などしているうちにディーラーから連絡が入った。 もうできたのかな、と期待したが、ただ原因が判明したと言うだけの連絡であった。 担当者の説明はこうだ。 「オルタネーターじゃなかったです。エアコンのファンベルトでした。コンプレッサーのプーリーが固まって回転しない状態でした。」 まさかとは思ったが、そう言うのだから確かなのだろう。 だったら、なぜエンジンがストップしたのだろうか、と聞いたら、どうしてでしょう、とはっきりしない返答だった。 コンプレッサーは一昨年、他の整備工場でリビルト品に交換したばかりだ。これが原因だとすれば、ディーラーに非はないと言うことか。 いやまてよ、コンプレッサーとプーリーは直接関係ないのではないか。 そんなことをあれこれ考えてもみたが、ともあれ、また出費である。 明日には修理完了すると言う。ま、取りあえずは大事に至らなかったことをよしとしようか。 2(金) 〔九州旅行決算〕 ▼九州旅行決算は以下の通り 12月26日夜中 名古屋出発 12月27日 熊本着 12月30日 長崎着 1月 1日夜中 名古屋帰還 総走行距離2、300キロ。但し、プラス32キロは悔しい陸送。 ガソリン給油場所を以下に記す。 12/27 吉備SA(42L) 12/27 宮島SA(16L) 12/29 熊本市内(45L) 12/30 金立SA(28L) 12/31 金立SA(28L) 12/31 小谷SA(44L) 12/31 西宮名塩SA(25L) 燃費 2051km/228リッター=9.0km/L 目標のリッター10kmには及ばなかったが、九州に入ってから下道が多かったのと、サービスエリアで車中泊のためアイドリング状態の暖を取っていたためだろう。そう考えればこんなものか。 ガソリン単価は高速道路だとだいたいハイオク122円。 やっぱり一般スタンドよりも15円ほど高い。 ガソリン費合計は、32、889円だった。 高速料金は深夜割引を使ったため、名古屋→熊本で8、600円。 熊本→長崎は昼間料金で4、700円。 長崎→名古屋は深夜割引で9、000円であった。 よって、高速料金合計 約23、000円。割引なしなら、およそ40、000円くらいだろう。 最後の最後にJAF陸送費 10、000円は余計だったが、割引分を使ってもお釣りが来るのだから、まあよしとしよう。 1(木) 〔年始のとんだトラブル〕 ▼昨日の午後1時、長崎を後にした。 大晦日の高速道路は大晦日と言うだけあって空いていた。極めて順調な我がスカイラインHCR32の高速走行である。 まさかこの後、あんな事態になるとはこの時は知る由もなかった。 雪との予報も出ていたが、その心配もなく、夜の22時には三重県に入り、ETCの深夜割引適用のため、御在所サービスエリアで0時を待った。 このときである。車のエンジンルームからなにやら異音がしているのに気付いた。 もしかしたらファンベルトが緩んでるのかも知れない。ま、無理せず走れば大丈夫だろう。 ワンセグ携帯でゆく年くる年の除夜の鐘を聞き、再び高速に乗った。 そして愛知県に差し掛かったとき、その悪夢は起こった。 なにやらエンジンから異音がしたかと思うや否や、なんとエンジンが止まってしまったのである。 高速道路でエンストは困るなあ、と思いながら、クラッチを切り、惰性で行けるところまで行く。 ハザードランプを点け、側道に寄り、緊急電話前に車を付けた。 そこにせっかく緊急電話があったが、携帯でJAFを呼ぶ。40分ほど掛かってJAFが来た。 ほんとにありがたい。JAFに入ってて良かったよ。 隊員に状況を説明し、エンジンルームを見て貰う。 「あぁ、これはファンベルトが切れてますね、自走は無理ですね。車、どうします?」 どうします、って言われてもなあ。そこら辺に放置するわけにもいかないだろう。 「車ごと自宅まで乗せてってください。いくらくらい掛かりますか?」 どうやら、15キロまではサービスらしく、それ以上は有料とのことだ。 いまは夜中だし、しかも元旦だ。こんなときに修理してくれるところなどあるわけもなく、こうなったらどんな形であれ、自宅まで帰るしかないのだ。 隊員と世間話をしながら陸送してもらう。 そして無事帰還。 いったいどれくらいの費用が掛かるのか見当も付かなかったが、意外と安く済んだ。 もしこれが、とんでもないところで発生していたら、今頃どうなっていたか分からない。 それこそ、阿蘇山辺りでこんなことになっていたらと思うと、想像しただけでも恐ろしい。今頃路頭を彷徨っていたことだろう。 よくぞここまでもってくれた、と我が愛車を誉めてあげたい気分だ。 まさに不幸中の幸いと言えよう。 しかし、解せないのはほんの2週間前に車検を受けたばかりだと言うことだ。 自主点検不足だと言われればそれまでだが、果たしてファンベルトは点検項目に入っていないのだろうか。そんなわけはあるまい。 どうにも納得出来かねないのであった。 ともあれ、ディーラーが始まるまでじっと我慢するしかないのだ。 byクムラ〜 |
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