◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ|

/31:大阪での長い一日 /30:気付いたときには遅かった /29:慣れない土地の苦痛 /28:プリンターにこぼす /27:暑いような気がした /26:MCと言うには /25:石鹸のこだわり /24:タイフェスティバル /23:焼津へ、そして週末 /22:続・アナログ感覚 /21:嵩む通話料 /20:アナログ感覚 /19:活動休止 /18:忍耐の床屋 /17:回復を図る /16:溢れる仕事 /15:掻く方法を考える /14:報告を聞いた /13:ようやく取れた /12:自分がなってもおかしくない /11:リズムは重要だ /10:切ないイタリア村 /9:近況を聞く /8:心苦しい依頼 /7:判明した事実 /6:旅の余韻 /5:武蔵の里 /4:ばったり旅 /3:バカンス気分 /2:完結しない /1:冷房の季節だが/

<2008年 5月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

31(土) 

〔大阪での長い一日〕

▼朝起きたら頭が痛かった。何か寝ながら考え事でもしていたのか、それとも、タンスに頭突きを食らわせていたのか。ともあれ、そんな状態で大阪に向かう。
そう、今日は司会なのである。
出席者約100人の前での司会はなかなか気が張るものがあったし、さらに困りものなのは、その時間の長さだ。14時から開始し、終わるのは19時。約5時間の長丁場は、ほんとに長く、辛い。
肝心の司会の方は、緊張はしたものの、しどろもどろになるほどではなく、なんとか無難にこなせたのではないかと取りあえずホッとしたのである。
廻りの評価も概ね好評であったが、中には、オレは司会向きじゃないな、などと言う上司もいて、だったら何向きなんですかと、聞いても結局返答はくれなかった。見ればすっかり酔っぱらっている。そもそもオレは司会業じゃないし。
こうしてオレの長い一日は終わった。

▼その後、I藤と大阪駅で落ち合い、飯を食った。
やはり、大阪での仕事にかなり参っている様子だ。出るのは、馬鹿でかいため息ばかりなのである。
何か、この状態から逃げ出すきっかけを待っているようにも見える。
本人はせいぜいもって2年だと言う。2年で単身赴任手当の支給がなくなるからだ。
オレとしては、ただ話を聞いてやるしかなかったのである。
22時半の最終で帰った。
結局、一日頭が癒えることはなかった。


30(金) 120 100

〔気付いたときには遅かった〕

▼まったく迂闊であった。
確かに昨日までは覚えていたはずだ。いや、今朝だって、TODOリスト、つまり、今日やらねばならないリストはしっかり頭に刻み込まれていたはずだ。
だがしかし、それに気付いたのは夜だった。
月末の締めの作業をしているときに、ふと目に入った数字で思い出したのだ。
「あ!入れてない…」
銀行への入金である。
オレの場合、入金と言えばこれしかないのだ。
競馬のパソコン投票口座への入金。
通常ならばこんなに悔やむことはないだろう。しかし今回はそうはいかない。
なにしろ、今週は競馬の祭典日本ダービーだ。
それなのに、どうやって戦えと言うんだ、たったの1000円で。
しかし、沢山買えば当たるというものでもなかろう。
1000円あるのだ。これだけあれば最大10点買えるのである。
そもそも今週は競馬どころじゃなかったな。
明日はいよいよ大阪行きなのである。


29(木) 

〔慣れない土地の苦痛〕

▼大阪へ転勤になったI藤から連絡が入る。大変さがひしひしと伝わる。
毎日夜11時ですよぉ、と愚痴をこぼすが、それはオレとて同じである。
しかしながら違うのは、その土地にまったく慣れていないと言うことだ。人間性もまた然りである。
これはかなり大変なことである。
仕事の忙しさに加え、慣れていない土地や人間性に対するその精神的な苦痛たるや、並々ならぬものがあるはずである。
思えば、オレも名古屋に来たばかりの頃は大変だった。
入り込もうにも、なかなかオレ自身を受け入れてくれない土地。
いつまでたっても孤独感に苛まれたままであり、いつ会社を辞めてしまおうかと毎日悩んだものだ。
それがいまはどうだ。
すっかり尾張名古屋の主になってしまっているではないか。
長すぎた。これだけ一つところにいる者はうちの会社にはなかなかいない。
しかしながら、それももうすぐ卒業、そんな気がしてならない。


28(水)         60 100

〔プリンターにこぼす〕

▼女子社員のI田が、プリンターに水をこぼしてしまったらしく、非常に弱っている。
聞いたところ、その水の量、80ccから100ccに及ぶという。
コップにして約半分の量であり、飲むにはさほど負担も掛からず一気に飲める量であるものの、プリンターに取ってみれば少々酷な量である。
通常、プリンターに水は必要ないからな。
因みに、オレはかつて、1リッターの牛乳など一気飲みしていたものだが、いまではコップ一杯もどうかと言うほど、牛乳から遠ざかってしまっている。
どうしたんだ、あれほど牛乳好きだったってのに。
アイスクリーム食ってるからいいか。
いったい何の話をしてるんだ。
なにしろ、プリンターのスイッチを入れても、うんともすんとも言わないのだ。
こうなるともうどうしようもない。
弁償になったら1年間の給料がなくなると嘆くI田。だがしかし、どんな超高級プリンターなんだよ、それ。
それでも、業務用のプリンターには変わりなく、いまどき珍しいドットインパクトタイプであるため、そこそこの修理費は掛かりそうだ。
メーカーに問い合わせると、「基盤が壊れていると膨大な修理費が掛かりますけどいいですか」などと言うではないか。
追い打ちを掛けるには十分な脅し文句だ。
さし当たって見積りをもらえと指示するも、ますます困り果て、泣きそうなI田。
メーカーが、取りあえず原因を特定したいのでスイッチを押してみてくれと言うので、I田は弱々しく、その指示に従い、プリンターのスイッチを押した。
するとどうでしょう。
インジケーターが光った。そして、動いた。
無事、もと通り。
どうやら、数時間プリンターを寝かしている間にすっかり基盤は乾いてしまったようだ。
万事、そんなものである。
この類の不具合にはドライヤーがひとつあれば十分だ。


27(火) 

〔暑いような気がした〕

▼昨晩、なんだか暑いような気がして窓を開けっ放しで寝たら、朝、身体がだるかった。
どうやら寒かったようだ。
このけだるさは一日続き、まだ火曜日だと言うのに、疲れがピークに達したかの様だ。
まったくの油断である。
今日もまた、夜11時になっても仕事が終わらない。
身体がだるいのは主にここに原因があるのかも知れない。
こうなったら奥の手だ。
だるいのだるいの、とんでけ〜っ!
そう言う声もいまひとつ覇気がないし、奥の手と言うにはあまりにも奥の手過ぎるじゃないか。
今日もコンビニへ寄り、エネルギー補充のためアイスとチョコレートを補給しながら家路に着くのであった。


26(月) 120 100

〔MCと言うには〕

▼気が付けば今週は月末なのだった。
先週やり残した仕事はまだまだあるし、新たに発生した仕事も数々ある。そして週末は大阪だ。ここで大仕事がある。
MCである。
MCと言っても、モンキーチャップリンではない。
どんなチャップリンだよ、それ。
MC、つまり司会である。
しかし、はっきり言わせて貰えば、MCと言うにはおこがましいほどたどたどしいことだろう。
なにしろアドリブが効かない。
これは司会者に取って致命傷だ。
ひとたびアクシデントでも起きようものなら、とたんに思考回路は暴発し、もう何が何だか分けが分からず、見れば、あわわあわわと空回りするだけじゃないか。
なんて悲惨な状況だろう。
その様なことにならぬよう祈るばかりだが、そんな意味も含めて、今週はますます忙しく、そして不安な一週間になること受け合いである。


25(日) 

〔石鹸のこだわり〕

▼久しぶりに星ヶ丘テラスへ行ったのは、石鹸がなくなったからだ。
牛乳石鹸ならば、そこら辺の薬局で買えるが、その石鹸はラッシュの石鹸である。
数年前から石鹸は、これを使っている。
何種類もある石鹸を切り売りしているのだが、選択する際にポイントがある。
持ちの良さである。
それほど安い石鹸ではない。だったら持ちが良いに越したことはないだろう。
早いものはほんとに減るのが早い。まるで溶けるようになくなっていく。
すでに様々な石鹸を体験済みだ。持ちの良い石鹸はすでにオレの頭にインプットされている。
ぽんぽんぽんと3種類の石鹸の塊を手に取り、レジに持って行った。
贈り物ですか、と案の定店員は聞く。
誰が何と言おうと、このオレが使うのだ。


24(土) 

〔タイフェスティバル〕

▼今日は休日である。仕事の電話で飛び起きた。
外は生憎の雨だったが、久屋大通りまで車を走らせた。
タイフェスティバルと言うイベントをやっていて、屋台が出ている。
入ってみた。
タイ風焼きそばやタイ風ソーセージなど食す。全体的に酸っぱく感じるのは、トムヤンクンのイメージが強いからか。
バナナの入ったちまきは、なかなか珍しく、旨かった。

ステージ前に人が集まっていたので取りあえず行ってみた。
まもなく、タイの民族舞踊が始まった。
タイの踊りの特徴は指先にあると言う。別に指の先端が広がっているわけではない。
そんな指で踊られるのはイヤだよ。
特徴は指の動きと、その反り返りであると言う。
そう言えば昔、同級生に、手の指が反対側にべったりくっつく奴がいたっけな。
みんなに気持ち悪がられてたっけ。
今頃、タイ舞踊のインストラクターでもやってるんだろうか。
それとも、いまだに気持ち悪がられてるんだろうか。
そんなことはどうでもいい。

タイ舞踊が終わると、ムエタイのデモンストレーションが始まった。
これは良いタイミングだった。生のムエタイ選手が見られるのだ。
ムエタイである。
ムエタイとは、タイにムエるわけではない。
なんだよ、ムエるって。
ムエタイとは、タイ式のキックボクシングのことであり、立ち技最強との声も上がる、タイの国技なのである。
すぐさま最前列に陣取った。
一人は本場タイの選手であり、もう一人は日本の選手であった。
試合と言っても、デモンストレーションであり、エキジビションである。
こんなところで本気でやるわけないよな。リングもないし。
そんなわけでインターバルの間に軽い笑いを取ったりなどしながら、和気あいあいな雰囲気で2分2ラウンドの試合が行われた。
判定はお客さんの拍手だ。
しかし、甲乙付け難い。最後はレフリーに委ねられ、結果はドロー。
その瞬間、ブーイング。
みんな本気で見てたのか。
格闘技好きに取っては、なかなか面白いイベントであった。


23(金) 120 100

〔焼津へ、そして週末〕

▼営業のYとともに、静岡は焼津へ行く。
なかなかの遠距離ではあったが、運転は行きも帰りもYがしてくれたので楽だった。
しかしながら、しきりに眠い眠いを連発していたため、居眠り防止に、会話を欠かすことはなかった。
何を話したのか覚えてないけどな。
オレも眠かったからだ。
16時頃、現地到着。それから打合せである。
アナログ感覚なS氏からデジカメのデータを吸い上げ、取りあえず一安心する。

会社に戻ってきたのは20時半。
それから残務整理。
他の連中が帰り始める。
すると、いきなり辺りが真っ暗になった。
なんだ、停電か。
いや違う。誰かが帰り際、スイッチを切ったようだ。なんてことだ。
オレがまだ仕事をしているのにも関わらず、いきなり照明を消すことはないじゃないか。
暗いよ、暗い。
そう言葉にしただけで、なんだか無性に寂しい気分になるのだった。
それでも週末だ。一番ホッとする時である。
こんなときが一番危ない。
家路に着くまでが遠足である様に、家路に着くまでが仕事だ。
したがって、アイスキャンデーなど食べながら帰ってはいけないのだろうが、これだけは勘弁していただきたい。
だからこそ、気を引き締めてハンドルを握らねばならないのだ。


22(木)         60 100

〔続・アナログ感覚〕

▼先立って、デジカメのデータが一杯になる度にメモリーカードを買う男の話をした。
世の中にはこんなアナログな人間もいるのだと言うことを再認識した次第だが、本日のアナログ人間はこれとは少々趣を異にする。
その男は、Mと言う。
オレはMにも作業の状況写真を撮るよう指示した。しかし、Mに渡すデジカメがない。会社のデジカメはすべて出払ってしまっているのだ。
最悪、オレ個人のデジカメを貸そうかとも思ったが、Mは大丈夫です、と言う。
自分のデジカメを持って行きますと言うのだ。
「そっか、持ってるか、なら悪いが、それを使って状況写真を撮ってくれ。できるだけ多めに撮ってくれよ。多いに越したことはないんだから」
オレはそう言って、Mを送り出した。
すぐにMから連絡が入った。
「なんだ、どうしたんだ」
「もう一杯です」
どうやら、お腹が一杯だと言うことではないらしい。
そんなのいちいち報告されても困るしな。
デジカメが一杯だと言うのだ。
確かに多めに撮れとは言ったが、たった半日で一杯になるとは、いったいどれくらい撮ったと言うんだ。
オレは半ば呆れてしまったが、それでも、本人の並々ならぬやる気が感じられ、頼もしくも感じたのだった。
「まあいい、それで何枚撮ったんだ?」
Mは自身満々にきっぱり答えた。
「10枚です」
オレは我が耳を疑った。じゅ、じゅうまい、って… たった10枚で一杯かよ。
12枚撮りフィルムより少ないじゃないか。
もしや、それ以前に撮ったデータがたんまり残っているのではとも思ったが、事前に全部消したという。
オレは念のため、デジカメに挿入されているメモリーカードの確認を促した。
「メモリーカードになんて書いてある?」
オレは恐る恐る尋ねた。
「ぶ、ぶ、ぶっふぁろ…」
そこじゃない!そもそもバッファローだから、それ。
「数字書いてあるだろ、数字」
あ、ありました。そう言って、Mは何の躊躇もなく、こう答えたのである。
「16MBです」
いきなりきたか。
くれぐれも、ギガバイトではない、メガバイトだ。
確かに形は昔も今もそう変わりはない。
だがしかし、いまどき、16メガバイトってことはないじゃないか。
そもそも、おまけだろ、そのメモリーカード。
よくもまあ、そんなおまけで今まで凌いできたものだ。
旅行になんか行ったら、よほど吟味して撮影しなきゃならないだろうな。
一枚撮るのにどれだけ緊張しなきゃならないんだよ。
また違った意味で、まったくデジカメの利点を台無しにしてしまっているのだった。
買ってやらねばならないだろうな、メモリーカードを。
そう決心させるに十分な、そんな出来事であった。


21(水) 

〔嵩む通話料〕

▼このところ携帯の通話料がかなりなことになってしまっている。
あっと言う間に、無料通話分が消費されてしまうのだ。
あまった通話料を繰り越せる、なんてまったく無縁の話だ。
そもそも、ルンルン気分の楽しい電話ならまだいいが、当然、仕事の電話だ、この野郎。
思わず興奮してしまいました。
仕事も自分の携帯を使用しているため、事態は深刻である。
最近、事務所にいないことが多いのもその原因ではあるが、まずいのは、事務所にいてもつい携帯を使ってしまうことだ。
携帯に慣れると、普通の電話は面倒だからな。
先日、調子に乗って客先に写メールを2枚送ったら、通信料が1000円近く掛かっていたのには閉口した。
通信速度が速いことを良いことに、少々サイズを大盤振る舞いしてしまったようだ。
この様に、忙しければ忙しいほど出費が増えるという、なんとも合点のいかないこの有り様はいったい何なんだろうな。


20(火) 120 100

〔アナログ感覚〕

▼仕事の状況写真を撮るようにと、デジカメを渡し、焼津方面へ出張してもらっているのはS氏である。
少々年配であり、いかにもアナログ感が漂っているが、いまどきデジカメを扱えないこともなかろう。
むしろ、フィルム式カメラよりも、撮り直しが効く分、安心とも言えるのではないか。
数週間してS氏から報告が入った。
「チップを買いましたから」
なんだ、チップって。
最初、何を言ってるのか分からなかった。
なにしろ、チップだ。
まもなくそれはデジカメ用のSDカードであることが判明した。
本人はどうやらそれを、ICチップと混同しているようだし、そもそもそんなことはどうでも良いようであった。
しかしながら、なぜSDカードを買う必要があるのだろう。
その疑問に対し、S氏は事も無げにこう言った。
「写真が一杯になったので、買いました」
なるほど、そう言うことか。
すると、一杯になるたびにSDカードが必要となる寸法だね。
納得してる場合ではない。
そもそもいったいどれだけ買うつもりなんだよ、SDカード。
デジカメの利点をまったく台無しにしてしまっているじゃないか。
どうやら、デジカメのデータをパソコンに移すと言う行為は、S氏の脳にインプットされていないらしい。
これだけのアナログ感覚を見せ付けられると、半ば心地良ささえ感じる。


19(月)         60 100

〔活動休止〕

▼活動休止を発表したのは、サザンオールスターズだ。
一般紙にまで取り上げられるほどのニュースになっている。
しかしながら果たしてそれほど大袈裟に取り上げられるべきものなのだろうか。
考えてみれば、桑田佳祐がソロで活動した際にも、サザンとしての活動は休止したのではなかったか。
それとも今回の活動休止は、ちょっとやそこらの休止ではないと言うことなのだろうか。
30年もやっていれば色々あるだろう。
ともあれ、外部から色々詮索したところで想像の域は出ないし、まったく意味をなさない。
ただ、惰性化しつつある現状を打破するための充電期間として取らえたい、そう思うのだ。

そしてそれ以上に心配なのは、玉置浩二の活動休止である。
無期限活動休止と言うから穏やかではない。
原因は、すい炎と言う非常に難しい病気らしい。
安全地帯からのファンであるオレとしては、何としてでも良くなって、復帰して欲しいと願うばかりである。

かく言うオレも、時に活動停止したくなることがままある。
しかし、悲しいかなオレの場合、活動停止すると、まもなくオレ自身が起動停止するはめになるからな。


18(日) 120 100

〔忍耐の床屋〕

▼床屋へ行く。
タイミングが悪かったのか、店内は思いのほか混んでいた。
それでも待ち時間15分で座席に座ることができた。
しかしながらそれからが長かった。見ると、いつもよりスタッフが少ないように感じるし、スタッフの動きにも余裕がない。
これじゃ、パーマを頼むのが気が引けるじゃないか。
しかし、オレが来たからにはパーマである。オレの身体からはパーマ感が漂っているのだ。
もっと他のものを漂せたらどうなんだ。
ともあれ、今日の3時間半は長かった。
競馬に間に合わないんじゃないかと気が気じゃなかったよ。


17(土) 

〔回復を図る〕

▼昨日の疲れがまだ残っている。そんな状態で終日の休日出勤。
それでもなんとかひとつ大きいのを処理することができ、取りあえずホッとする。
仕事が終わって、このなんとも言えないけだるい状況をどうにかしようと、ウナギを食べに行った。
これで必ずやオレの体力は回復するに違いない。

▼デイ・アフター・トゥモローをこのタイミングで放送するか。
まさに今現在、地球上に起きている天変地異そのものである。
地球が怒っている。
そんな気がしてならないのだ。


16(金) 

〔溢れる仕事〕

▼実を言うと、仕事が溢れているのだった。
その日のうちにやらねばならないことが結局できない。そして明くる日、さらにその日のうちにやらねばならないことが発生するものの、それもまた完了できず、毎日その繰り返しなものだから、それはもう何から手を付けたら良いか分からない状況となっているのだ。
精神的にも体力的にも非常に逼迫した状況と言えるだろう。
これはもう綱渡り状態と言うか、実は綱の横を歩いているんじゃないの。
落ちないのが摩訶不思議である。
今日はほんとに疲れた。
疲れたときには取りも直さずこれに限るだろう。
帰りのコンビニでリポビタンとチョコレートを摂取し疲労回復を図る。
これでなんとか家まで辿り着くことができるだろう。
どれだけ大袈裟なんだよ。
明日の休日出勤で、なんとか一つでも片付けられればと思っている次第である。


15(木)         60 100

〔掻く方法を考える〕

▼体中に違和感を感じると思ったら、蚊に刺されているのだった。
それもあちらこちら何カ所もやられている。
ふんふん、もうそんな季節になったのか。
感慨にふけっている場合ではない。
なにしろ痒くてしょうがないのだ。
飛んでいる蚊を良く見れば、黒いではないか。如何にも悪くて強そうなやつだ。
人呼んで、ブラックモスキート。
だからどうした。
特に痒いのは指の関節付近である。面積が少ないゆえだろうか、この辺を攻撃されると、他の部分よりもよりいっそう痒く感じるのである。
当然痒ければ掻くわけだが、しきりにこの辺の指を掻いていると、何やらもじもじしているようで、可愛げだ。
この忙しいときに、可愛げぶってもしょうがないじゃないか。
だったら忙しいときは、どこを掻けばよいのだろうか。
お尻を掻いてもダメだろうし、お腹を掻いてもダメだろう。
なぜなら、なにか人間離れした野生の趣を感じさせるからだ。
だったらどうすればいいのか。
忙しいときには、やはり頭だ。頭を掻くに限るだろう。
いっそ、髪の毛を掻きむしるのも良いかも知れない。
バイタリティ溢れるやる気満々風を気取るにはもってこいと言えるだろう。
ただ難点は、恐れをなして誰も近寄って来ないと言うことだ。
だってそうだろう。
半狂乱で頭を掻きむしる男に、はいどうぞ、とお茶を差し出すお嬢様がどこにいると言うんだ。
だからこそ、忙しいときにはこれだ。
いったい何の話をしてるんだ、オレは。


14(水) 120 100

〔報告を聞いた〕

▼報告があると言い出したのは、Tである。
いったい何事なんだ。
苦い顔をして、Tはこう言った。
「覆面に掴まりました」
覆面と言っても、覆面レスラーに羽交い締めにあったわけではないだろう。
それはそれでマニアには嬉しいかもしれないからだ。
聞いたところ高速で掴まったと言う。
スピード違反と言う奴である。
109キロで掴まったと言うから、運が悪いと言えば、悪い。
だからあれほど高速においては、半分は後ろを見て走れと言ったんだ。
少々酷な要求だよ、それ。
さらに悪いことに、その高速は100キロ制限ではなく、80キロ制限だったらしく、その20キロの差は非常に大きい。
なにしろ、29キロオーバーだ。
減点3、罰金1万8千円は非常にきついペナルティと言えよう。
パトカーで青切符を切られたTは、それでも頑として拇印は押さなかったと言う。
拇印を押す行為がひどく屈辱に思えたらしいのだ。
拇印を拒否したTだが、その替わり三文判を押しました。
常に三文判を携帯しているTなのだった。
ともあれこの様なことは得てして連鎖するものである。
これを機にくれぐれも注意せねばなるまいと心に誓うのだった。


13(火)         60 100

〔ようやく取れた〕

▼ようやくマスクも取れ、身軽な装備となった。
長かったなあ。
マスク装着中に初対面した人には、今回マスクを取ったことで、オレだということに気付いて貰えないのが難点である。
あとは、床屋にでも行って、さらに身軽さに磨きを掛けようという意気込みである。
その曉には、このままどこかに飛んでいってしまいたい、そんな衝動に駆られたい。
帰ってこないウルトラマンかよ。
何を言ってるのかよく分からない。
どうやら現実逃避が始まったようだ。


12(月) 

〔自分がなってもおかしくない〕

▼一ヶ月ほど前から来てもらっていた派遣会社のMが、連休明けから来なくなってしまった。
休みボケにしては少々度が過ぎたボケだし、そんな素振りはまったくなかったのでいったいどうしたことかと派遣会社の担当に聞いたところ、自宅で療養しているのだと言う。
病名は、「パニック症候群」と言うものらしく、要は精神不安定な状態が断続的に続く疾病らしいのだ。
原因は、極度のストレスとのことであるが、これじゃまるでオレがストレス発生源のようでいて、なんだか気恥ずかしい。
恥ずかしがっている場合ではない。
すぐに代わりの者をと要請するが、そうそうタイミング良く条件にあった者などいない。
そもそもまた一から教えなければならないのだ。
そんな手間暇掛けてる余裕などないったらない。
仕方なく、1週間の猶予を与えることにした。
その間になんとか回復して欲しいと切に願うのだった。
ともあれ、オレ自身がパニック症候群にならないのがおかしいくらいだと、そんな病名を知り、我ながら感心した次第であるが、もしオレがパニックになったら、かなり危ない。
半径20m以内立入禁止をお勧めする。


11(日) 120 100

〔リズムは重要だ〕

▼起きたらすっかり昼も過ぎていた。
これだけ寝れば気力も十分と言いたいところだが、身体の調子はいまいちだ。
寝ることで疲労を取る作戦もいいが、ほどほどにしなければならない。
人にはそれぞれ生活のリズムがあり、そのリズムはできるだけ崩してはいけないのだ。
肝心なのはリズム感だ。
だからと言って、いつもいつもスキップを踏んでいるのはいただけない。
始終お尻を振りながら歩いているのもダメだろう。
端から見れば、少々変わったバカ者だよ、それ。
そもそもそんなリズム感のことを言ってるのではない。
リズム感のないオレが言ってもなんら説得力ないけどな。

▼ミャンマーで多大な被害をもたらしたのはサイクロンである。つまり台風だ。
日本にも毎年被害をもたらす台風であるが、いくらなんでもミャンマーほどの被害など起きるわけないだろうと、遠い国の出来事のように呑気に言っている場合ではない。そんな気がする。
そもそも当のミャンマーでさえ経験したことのない台風だ。それもこれも地球温暖化が原因であることははっきりしており、それによる天変地異が世界各地で発生しているのが現状である。
この日本も、いつこんな事態になるとも限らないのだ。
すでに強い台風が日本に接近しているとのこと。
今年の台風はただものではないと肝に銘じる必要があるだろう。
呑気に可愛い名前を台風に付けている場合ではないのだ。


10(土)         60 100

〔切ないイタリア村〕

▼先日、倒産したのはイタリア村である。
けっしてイタリアではない。あくまでも、イタリア村だ。
いちいち言う事じゃないけど。
なんにせよ、いきなりのことでびっくりしたわけだが、ちょくちょく遊びに行ったところなので非常に残念な気持ちである。
そして、今日から在庫一掃処分セールだ。残念な気持ちから一転、期待して行ってみた。
なんだ、そのどっちつかず加減は。
なにしろ、5割から9割引と言うのだから、その期待感は募る一方じゃないか。
そんな期待感一杯の輩が現地にたくさんいました。
まるで、イナゴの大群が草木をあさるように、店の商品は瞬く間になくなっていく。悠長に品物を選んでいる余裕などありはしない。
置いてある他人の傘までレジへ持っていくおばさんまでいる始末だ。
この傘、良い色だねえ、はないじゃないか。
商品がなくなり次第、セールは終了とのことだから、もしかすると今日一日で終わってしまうのではないか。それくらいの勢いである。
取りあえず、5人の姪への土産を購入し、それ以上は、レジへ列ぶ大行列に恐れをなし、早々と諦めた。

もしかするとこれがイタリア村の見納めかと思うと、水面に浮かぶゴンドラがよりいっそう切なく見えるのだった。


 9(金) 120 100

〔近況を聞く〕

▼I藤が大阪へ転勤してから1ヶ月が経った。
電話で様子を伺う。
当たり前だが、やはり大変そうである。
そんなだから、名古屋に帰りたいと弱気なことばかり言い、名古屋にある自宅へはまだ一度も帰っていないと言う。しかしながら、ゴールデンウイークは奥さんと子供二人が揃って大阪に行ったらしく、常々、自分は家族と孤立していると豪語していたI藤も、これが返って家族の結びつきを強くした結果となったのではないか。なかなか皮肉なものである。
今月末にオレが大阪へ行った際には、一緒にメシでも食おうと言う話になった。
その際はI藤の自宅マンションに泊めて貰うつもりだが、困ったことに、布団が一組しかないと言うではないか。
なんでも、布団を二組欲しいと奥さんに頼んだら、どうして二組いるのかと叱られたらしいのだ。
まあ、それもそうだな。
雑魚寝でけっこうだ。
他人の家族の輪を乱すつもりは毛頭ないからな。


 8(木)         60 100

〔心苦しい依頼〕

▼今月末、大阪で毎年恒例の大きな集まりがある。
協力業者を一堂に集めて行うのだが、その式次第の一つに協力業者の発表がある。
その発表者を決めなくてはならないのだが、そんなもの喜んで引き受ける奴なんかいるわけがないじゃないか。
したがって、それはほとんど強制と言うか、命令に近い。
依頼するこっちとしても非常に心苦しいものがあるが、通告が遅れれば遅れるほど本人に取って良いわけがなく、オレは心を鬼にし目星を付けておいたM氏に連絡をした。
「…と言うわけだから、頼むわ」
そんな単刀直入なオレのお願いに対し、M氏はいきなり慌て出す。
あわわ、あわわと、何を言ってるのかよく分からないのだ。
ついには、M氏はとぼけだし、こんなことを言い出した。
「耳がダンボになっちゃいました」
どうやら聞こえない振りをして、とぼけたい気持ちを表現したいようだが、少々表現方法を間違えているようだ。
確かに気持ちは分かる。しかし、耳がダンボって、よ〜く聞こえちゃってるんじゃないの、それ。
このことからも、その慌て振りが分かろうと言うものだ。
いつものように強引な依頼で、なんとか引き受けてもらったが、あとは当日、ちゃんと出席してくれることを祈るのみだ。
当日の司会はオレなのだ。
こんなときにオレが、あわわ、あわわじゃイヤだからな。


 7(水) 

〔判明した事実〕

▼連休中も、いまかいまかと待っていた客先からのFAXは連休最終日の昨日もついに来なかった。
だがしかし、今日、驚くべき事実が判明した。
メールで来てました。
しかも、連休前夜である。
まさに、オレが夜中まで首を長くして待っていたあの日あのときである。
オレのあの気掛かりなゴールデンウイークは何だったんだ。
実際は、ほとんど忘れてたけど。
それにしても、ちょっと考えれば、FAXじゃなけりゃ、メールだろうってことくらい分かってもいいじゃないか。
それができなかった自分が情けなくて仕方ない。
これが、いまいち現代人になり切れていない、日系蝦夷原人の現状なのか。
原人にしては、進んでると思うけどな。
そもそも、そんな原人いるのかよ。

▼今夜その客先へ打合せに行ったら、休み中、本屋にいませんでしたか? と言うではないか。
一声掛けてくれよ、と言いたいところだったが、オレであることに確信が持てなかったらしい。
今日は、マスクをしていなかったからだ。
そんなこんなで、打合せが終わったらすっかり午前様だった。
休み明けはたいていこうなる運命である。


 6(火) 120 100

〔旅の余韻〕

▼起きたら12時近かった。
昨日の今日なので致し方ないだろう。
愛車の長旅の汚れを落とそうと思ったが、雨の中を走行したせいか、以外と汚れていなかったので今日はやめた。

参考のために今回のドライブデータを記しておこうと思う。
<走行距離&給油メモ(スカイラインHCR32)>
5/4淡路SA 292km 36L×171円  8.1km/L
5/4吉備SA 401km 38L×172円 10.5km/L
5/5西宮名塩 263km 30L×165円  8.7km/L
5/5帰還時  200km
総走行距離 1156km

渋滞のない高速道路で、燃費は10キロを越えた。
なかなか優秀な成績だったと言えるのではないか。
今回は比較的落ち着いた運転だったしな。
エアコンの機嫌も良く、快適なドライブだった。

いつまでも旅の余韻に浸っている場合ではない。
明日から再び厳しい現実と直面するのだ。
その切替がもっとも苦痛なのである。

武蔵駅での愛車


 5(月) 

〔武蔵の里〕

▼行き先に困ったら、取りあえず城だ。
城へ行けば、まず間違いない。
岡山城へ行った。
烏城と言われるだけあって外観は黒く、これが渋くてなかなか格好が良い。
オレ好みのストロングスタイルの城だ。
どんな城だよ、それ。

岡山城

▼岡山を走っていたら、道路案内標識に目が止まった。
そこには、どうにも気になる地名が書かれていたのだ。
「美作」
これで、みまさかと読む。
どうも聞き覚えがあると思ったら、我が心の師、宮本武蔵生誕の地ではないか。
だったら行くしかないだろう。
きっと、武蔵資料館なんかもあるはずだ。
岡山市街から約70キロにそれはあった。
そこは、とてつもなく自然に囲まれたところであった。なにしろ、携帯電話も通じないほどである。まるでタイムトリップしたかのようだ。
現地に着くと、「武蔵の里」と書かれたのぼりが、あちらこちらに立てられていた。
まずは、宮本武蔵資料館に入り、武蔵ゆかりの品々を丹念に見て廻った。
ブームも一段落と言ったところか、客はそれほどいない。
資料館を出た途端、まるでバケツをひっくり返したような雨が降り出した。
取りあえず、武蔵(たけぞう)茶屋でコーヒーを飲みながら雨宿り。
小雨になったところを見計らって、宮本武蔵の生家とされる家へと行った。
なかなか立派な佇まいである。いまも普通に人が住んでいるようだ。

武蔵生家

そしてさらにそこから山の方へと歩いて行くと宮本武蔵神社がある。そこに武蔵の墓があるのだ。
意外なほど質素なお墓である。
実際、武蔵が没したのは熊本であるが、そこから分骨されたとのことだ。

武蔵の墓

武蔵の匂いを十分堪能し、帰路に向かう道すがら、無人駅を発見した。
「宮本武蔵駅」である。
ここまで徹底していると気持ちが良い。
まさにここは、武蔵づくしの村なのであった。

宮本武蔵駅


 4(日) 

〔ばったり旅〕

▼いつもの様に、行き当たりばったりの旅へ出る。
あてがない旅はたいていの場合、ひたすら走ることとなる。
気が付けば、淡路島に来ていた。
確か、昨年も来たはずだ。
そのときは、明石海峡大橋を渡り、そして再び明石海峡大橋を渡って帰ってきたはずだ。
そして今回、行きは明石海峡大橋を渡るのは同じだが、そのまま走り抜け、広島県は尾道へと抜ける、しまなみ海道を走ってみたいと思ったのだ。
なかなか走り甲斐のあるコースである。
途中、徳島の吉野川ハイウエイオアシスへ立ち寄ると、阿波踊りのステージを見ることができた。冬期間を除き、連日見ることができるようだ。
なんとか明るいうちに、しまなみ海道に入ることができた。
亀老山展望台へ登る。
そこからしまなみ海道と瀬戸内海を一望することができる。
絶景である。

亀老山展望台

これからどこへ行くのか、オレ自身知る由がない。
それがいつものスタイルだからだ。


 3(土) 120

〔バカンス気分〕

▼今日から連休である。
しかし、昨日のFAXの件が気に掛かり、とてもバカンス気分になれない。
オレの仕事熱心さが垣間見える出来事と言えよう。
取りあえず、洗車で愛車を綺麗さっぱりにした。
すっかり気分はバカンス気分だ。
なんなんだよ、その、イヤなことはすっかり忘れちゃおう気分は。
なんにせよ、結局ところ、FAXは来なかった。
明日は日曜である。よって本格的な連休が始まる。
そんなときに仕事のFAXなんか来るわけないじゃないか。
こうなったらきっぱり、気分はバカンス気分だ。
頭を空っぽにして楽しもうと思う。
それじゃまるで、バカ気分だよ。


 2(金)         60 100

〔完結しない〕

▼このところ、まったく余裕のない日が続く。
昼寝はできない、読書はできない、ポコペンはできない、そんな毎日なのだ。
なんだよ、ポコペンって…
そもそもダメだろ、仕事中なんだから。
なにしろ、仕事が完結しない。完結しないまでも、一区切りくらい付けばまだ良いのだが、まったくそんな予感を感じさせないほど、ひっきりなしに仕事は増え続ける。
昨年末の、ゆったりまったり気分がまるで嘘の世界のようだ。
とりわけ、先月4月はよく働いた。
残業時間105時間。休日出勤3日。これらがすべてサービスでやってのけたところに、どれだけ会社に対するボランティア精神があるんだよ、こんちくしょう。
自分ではにわかに信じられないくらいのサービスぶりに呆れてしまうのだ。
そして明日から連休が始まる。
しかしながら、24時まで頑張ったものの、区切りを付けるに至らなかった。
客先から来るはずのFAXが届かないのだ。
そのFAXにより発注せねばならないものがあり、問題は非常に急を要すると言うことだ。
ってことはなんだ。
休み中、いまかいまかとFAXの前で待ちわびなければならないのか。
そんな不憫なゴールデンウイークはないな。
敢えてうまいこと言うなら、ノンゴールデスウイークだよ、そりゃ。


 1(木) 

〔冷房の季節だが〕

▼そろそろ気候も良くなり、気温も夏日を迎えるようになった。
となるといよいよ冷房の季節だ。
しかし、ちょっと困ったことに気付いてしまった。
自分の中で、できるだけ触れないようにしていたのだが、いよいよそう言うわけにはいかなくなってきた。
エアコンが効かない。
これは一大事である。
昨年当たりから、その兆候はあったものの、きっと並外れた暑さのせいだと自分に言い聞かせ、なんとか酷暑を凌ぎきった。
そしてついにこの季節、エアコン始動開始の合図と共にリモコンのスイッチを押したのだ。
電源ランプが点灯し、通風口が開かれ、そこから冷たい風が送り出される。はずであった。
しかし、開いたと思った通風口はまもなく閉じられ、それからうんともすんとも言わないではないか。
もう一度やって見る。
電源ランプが点灯し、通風口が開き、まもなく閉じる。
何度やっても状況は変わらない。
いつからそんな分からず屋になってしまったんだ。
得も言われぬ不安を感じつつ、ゴールデンウイークに突入するのだった。



byクムラ〜





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