千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/31:手に汗握る大晦日 /30:黒壁スクエアで情緒に浸る /29:琵琶湖は広い /28:仕事を納める /27:うんが悪い /26:モニター壊れる /25:腰に気を付けよ /24:そして姫路城 /23:取りあえず神戸 /22:締めくくり /21:あと一週間 /20:積もる話を弟と /19:慌てる朝 /18:師走の風景 /17:インクを捜せ /16:公園は別世界となる /15:大掃除 /14:エリートに憧れる /13:なんとしてでも見る /12:看板はうったえる /11:ワンセグを見せ付けられる /10:ミルメークに浸る /9:予防注射の効果 /8:バイキングに落胆し、K−1に興奮する /7:気になるイチョウ /6:これでも老舗である /5:イチョウの猛威 /4:冷え始める /3:日本大勝を観戦する /2:競馬、そして野球に一喜一憂 /1:つい手を出した/
<2007年12月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 31(月) 120 100 〔手に汗握る大晦日〕 ▼大晦日である。 ついにこの日がやってきたと言う思いでいっぱいである。なにしろ一年の総決算だ。 そんな物思いにふけている場合ではない。 年賀状やらなきゃな。 オレは必死である。是が非でも年内に出さねばなるまい。年内、それはつまり今日中だ。 いままで何やってきたんだよ。 なにしろオレが必死な思いがプリンターにも伝わったのか、それはもう、ギーギーバタバタ、大変な慌て様だ。 その甲斐あって、失敗作2枚と言う近年稀にみる優秀な成績でプリントアウトを終えることができた。 ありがとう、プリンター。立派だったぞ。 インクリボンだけど。 年賀状のコメント書きをするため、オレはその足でファミレスへ行った。 なぜか客が異様に少ない。 なんなんだ、これは。 考えてみたら、大晦日なのだった。 ▼急いで家に帰る。 ダイナマイトだ。 このところ毎年恒例となっている格闘技番組を見るのである。 なにしろ長時間である。 だが、5時間だろうと6時間だろうとかまいやしない。 オレにとってはその時間が至福の時間なのだ。 こうして手に汗握りながら、2007年は暮れていくのだった。 グッバイ、アディオス、平成19年。 30(日) 〔黒壁スクエアで情緒に浸る〕 ▼琵琶湖大橋を渡る。昭和39年完成にしてはやけに新しく感じたが、どうやら、10年ほど前に、もう一本作ったらしい。通行料金は200円。 何処へ行こうかと迷ったが、長浜の方へ行ってみることにした。 米原からちょっと北へ上ったところにある。 長浜の町に入り、最寄りの店の爺さんに道を聞いた。 近くに公園があるらしく、そこの駐車場が無料らしい。 行ってみたら、廻りは何もないへんぴなところだった。外へ出るとやたらと寒い。こんなところで遭難してはいかんので、再び車に乗り込み長浜駅の方へ向かう。そして、駅近くにある有料駐車場に車を停めた。 ここから歩いて10分ほどのところに、黒壁スクエアと言う古い町並みがある。 行ってみると、いかにも重要文化財風の建物が軒を連ねており、風情が楽しい。 しかし、時期的なものなのか、それとも一身上の都合なのか、シャッターが閉まっている店もまた多かった。 その一角に、美術館やガラス館、そして、海洋堂フィギュア館なんてものもあって、ゆっくり見ると楽しいであろう施設が多くあった。 食事どころは以外と少なく、選択肢も限られていたが、たまたま入ったオムライス屋のハンバーグが非常に美味しかった。 そんな町並みを数時間うろうろと楽しみ、琵琶湖を後にしたのだった。 29(土) 〔琵琶湖は広い〕 ▼連休の初日、琵琶湖まで足を延ばす。 琵琶湖は日本一広い湖として知られているが、案外知られていない。 どっちなんだよ。 ぐるっと廻ると、どれくらいの距離なのか分からないが、とにかくすごく広い。名古屋からは1時間半ほどで来るのだが、以外と来たことがなかったりする。せっかくなのでこの休みを利用し来たのだ。 なにしろ湖である。だったら湖を満喫するしかないだろう。そこで、大津港へ行ってみた。なにやら、見るからに豪華客船風の船が停泊している。これで、琵琶湖を縦断するのだろう。 折からの雨のせいか、客は寂しいほどいない。だったら乗るしかないな。 乗るか反るかだ。そんな大袈裟なことかよ。 その船の名はミシガン号。 どうしてその様な名なのかは知る由もない。 ま、琵琶湖をミシシッピー川に見立てたのだろうな。 どうして、ミシシッピー川なのかは知る由もない。 ま、ここら辺にいる子供達を、トムソーヤーとかハックルベリーに見立てたのだろうな。 そんなことはどうでもいい。 いつしか雨もおさまり、1時間半ほどの船旅を楽しんだのだった。 28(金) 120 100 〔仕事を納める〕 ▼すこぶる天気が悪い。 そんな中、今日が仕事納めだった。 17時に終礼のあと、焼鳥屋で忘年会。 こんなに押し迫っていても店は混んでおり、2時間の時間制限付きであった。 2次会はカラオケボックスへ。皆で行くのはほんとに久しぶりのことだ。 最初は遠慮がちな皆も、一度エンジンが掛かるともう止まらない。 気にくわない歌は勝手に切るし、選曲なんか、もうめちゃくちゃだ。 とりわけ、I藤とY浅コンビのキャンディーズメドレーはどうなんだ。 聞くに耐えない歌ながら、結局これが一番盛り上がったよ。 これにて、本年度の行事のすべてを終了した。 来年もまた今日の様な笑顔で皆と会えたらと思う。 27(木) 〔うんが悪い〕 ▼どうも何かがおかしい。昨日のパソコンモニターの件もそうだが、久しぶりに立ち上げたセカンドマシンにしたってそうだ。キーボードとマウスがまったく作動せず、起動を断念。これだけならまだしも、洗面所の電気が切れてるではないか。 そして今日、その運の悪さは最高潮に達した。 今朝、道を歩いていると、頭に何か冷たい感触があった。露でも落ちてきたんだろうとさして気にもせず、車に乗り込み、ふとミラーを見ると、額から一筋の白い液体が。 なんだ、こりゃーっ! 実際は声を上げたわけではない。心の雄叫びである。 しかしながら白い血などあるわけがなく、だったらいったい何なんだ。 そう、これが噂の、落ちてくる鳥の糞である。 カラスか、鳩か、それとも、テラノドンか。 鳥じゃないよ、それ。 なにしろ、まさかこのオレにそんなものが降り掛かってくるとは思わなかったよ。 よほどの確率である。まさに”うん”が悪いとはこのことだ。 ▼うんが悪いまま、さっそく、パソコンのモニターを求めて大須へ足を運んだ。 目指すは17インチだったが、いまや主流は19インチのようだし、ブラウン管などありゃしない。すべて、液晶である。 ま、いまさらブラウン管もないしな。 17インチも19インチもさほど値段は変わらず、だったら19インチがお得ではないかと思うところだが、問題はうちのラックに入らないと言うことだ。 したがって、泣く泣く17インチを購入したわけだが、いままでが15インチだったので、それに比べれば、月とすっぽん、十分大きいのだった。 26(水) 〔モニター壊れる〕 ▼パソコンのモニターが壊れた。 画面は真っ黒、パソコンは起動したまま何も映らない。 このままではシャットダウンもできないではないか。 何度か手探りでシャットダウンを試みるがうまくいかない。 オレは諦め、スイッチをブチ切りした。 調べてみたらこのモニター、もう8年も使ってたんだな。 当然、ブラウン管である。 とにかくこれではどうしようもない。 調達できる週末まで、しばらく不自由するかも知れない。 なにしろパソコンに依存された生活である。 したがって、ないと何もできないよ、オレは。 あっ! 思い出したのは年賀状である。 今年も元旦に届きそうもない。 25(火) 60 100 〔腰に気を付けよ〕 ▼3週間もの間、風邪で苦しんでいたI瀬がようやく復活。だがしかし、浮かない顔だ。復活は風邪だけであり、聞けば休み中にぎっくり腰になったと言うではないか。どうやら寝過ぎが原因らしい。養生のつもりが、なんとも皮肉な結果である。 いまは、コルセットでなんとかごまかしつつ仕事をやっているものの、またいつ再発するか気が気じゃないらしく、それが、「一回なると癖になる」ぎっくり腰の恐ろしさだ。 「一回食べると癖になる」くさやの干物ってなわけにはいかないのである。 ぜんぜん関係ないけど。 そもそもI瀬がぎっくり腰になったのは、いまに始まったことではなく、もうずいぶん前の話になるそうだが、原因はバスケットだったと言う。 仕事の仲間と集まって、仕事疲れもなんのその、元気良くプレーしていたらしいが、悲劇は突然訪れた。 ぎっくりしたのである。 なにしろ、立ち上がろうにも立ち上がれない。 皆の肩を借りて、取りあえずトイレには行けたものの、このままで良いはずはなく、当然行くべきところは病院だろう。 しかしながら、ここに車で来たのはI瀬のみ、他のみんなは免許を持っているものの、ペーパードライバーばかりだと言うではないか。 なんて、使えないやつばかりなんだ。 したがって、運転手として機能するのはI瀬だけである。 I瀬が苦しみながら運転する車にみんなが同乗する、その意味がいまひとつ分からない。 なにしろ、ぎっくり腰は突然だ。前触れもなく訪れる事態に本人も周囲の者も、わけのわからないことになってしまうのである。 ああ、なんて恐ろしいんだ、ぎっくり腰ってやつは。 腰痛には無縁なオレだが、今後の人生において、ぎっくり腰には十分注意しようと思う。 24(月) 〔そして、姫路城〕 ▼姫路城なのだった。 世界遺産に指定されている城であり、そして国宝である。一度訪れてみたいと思っていたのだ。 それで、急遽来てしまった。もののついでと言うやつである。 いくらなんでも、もののついでに姫路城ってことはないじゃないか。 しかしながら、もののついでにしては、来てほんとに良かったと思うほど立派な城郭であった。 城が複雑に絡み合っていることもあるのだろう、見ていて楽しい。 千姫ゆかりの百間廊下に始まり、天守閣は地上6階まであり、なにしろ見応え満点である。 そんなこんなで一日たっぷり隅々まで見て廻ったのだった。 帰り際、振り返ると、姫路城には大きな虹が覆い被さっていた。石垣には、まるでそれを眺めているかの様な黒猫が佇んでいる。 最後にそんな風景を見、実に晴々とした気分で姫路をあとにしたのだった。 23(日) 〔取りあえず神戸〕 ▼神戸へ行った。 何かあると思い、取り合えず行ったのだ。 その何かとはなんだ。 神戸市立博物館でインカ・マヤ・アステカ展をやっているとのことで行ってみた。 道路は博物館近くの大丸に入る車でごった返している。神戸は大丸が大人気なのか。 そんなどうでも良いことに思いを馳せ、博物館へ入る。 なかなかの盛況振りである。 貴重な展示物が数多く陳列されていた。どれも興味あるものばかりだ。 なにしろマヤ文明なんて言ったら、残された遺跡はまるで不可思議なものが多い。 マヤ人=宇宙人説もあり得ると思ってしまうほどである。 それは、オーパーツ、つまりその時代にあり得ない遺跡が数多く発見されていることから言えることなのだが、あまりややこしいものは置かない方が良いと思ったのか、残念ながら今回その類の展示物はなかった。 そうこうしているうち、半日たっぷり堪能したのだった。 ▼南京街をぶらぶらする。 ここへ来たら、まず肉まんだろう。 有名な店へ行ってみるとやはり凄い行列である。せっかくここまで来たので列んだ。 思ったよりも回転は速く、15分ほどで買い求めることができた。 さっそく、その小ぶりの肉まんを頬張る。 行列ができるだけのことはある。かなり旨い。さすがである。 ▼有馬記念の結果を知り、そしてあっけに取られる。 まさかのメイショウサムソン着外。 脱毛…いや、脱力した。 ▼六甲山から夜景でも見て気を晴らそうと愛車スカイラインを山の方へ向け走らせる。 確かに六甲山に向かっていたはずだ。 しかし、意に反しいつしか道路は下り坂になり、気が付けば高速道路を走ってるじゃないか。これが行き当たりバッタリドライブの難点である。 山陽道をひた走るはめになったオレは、いったいどこに行くと言うんだ。 22(土) 〔締めくくり〕 ▼終日、冷たい雨が降る。 涙雨か。 誰のってわけじゃないけど。 うれし涙だったら良いと思う。できれば今日じゃなく明日だ。 そう、明日は今年の競馬の締めくくり、有馬記念である。 今年も一年、こつこつと馬券を買ってきたわけだが、なんだこのざまは。 親が見たら泣くぞ。 競馬やってる時点で泣くだろうけどな。 なにしろ今年はほんとにダメな馬券人生だった。 当てたレースはほんの一握りである。 だからなおさら明日の有馬記念は当てたい。終わりよければすべてよしだ。 本命はすでに決めてある。自信の◎だ。 自信はいつもあるんだけどさ。 21(金) 120 100 〔あと一週間〕 ▼朝、小牧空港の客先へ直行し、午後、帰社したら、I瀬が早引けしていた。 3週間ほど前から風邪を引いていたわけだが、なかなか良くならず、むしろ悪くなる一方であり、そしてついに今日、ダウンしたと言うことらしい。 目撃者に寄れば、I瀬の顔はまるで青鬼のように青かったらしい。 そうとなればだれが見たって、ダメだろう。 しかしながらまだまだ仕事は溜まっているはずである。この3連休で見事復活を果たして欲しいと願っている。 I瀬に託した仕事は多いからな、みんな。 ▼いよいよ、今日が終われば、今年の業務もあと残り一週間となる。 一週間と言うか、細かく言わせて貰えば、あと4日である。 たった4日だ。 これだけの日数でできることはごく限られている。 1ヶ月分の仕事を4日でやれと言われても、どだい無理な話である。 しかし、この日数で終わらなければ、おのずとその後へずれ込むことになる。そんな悲惨な事態はなんとしてでも避けなければならないだろう。 そんなことを考えていたら、仕事どころじゃないのだった。 20(木) 60 100 〔積もる話を弟と〕 ▼MOドライブに苦しむ。 どうしても中のデータが必要な自体になったのだ。 しかしながら、Windows98時代の代物である。すでにドライバーもなく、あったとしても果たして認識してくれるかどうか疑わしいところである。USBと言うこともあり、通常、XPであればドライバーなしで認識してくれそうなものだが、元がスカジーのUSB、即ち、なんちゃってUSBのため、なかなかそううまくはいかない。 それでも、苦しんだ甲斐あって、接続に成功。 なんとか面目は保った。 なんの面目だよ。 パソコン大好き人間の面目である。 ▼久しぶりに弟に電話した。考えてみたら2年以上喋っていなかったのではないか。 電話するとやけに警戒している様子である。まるで、オレオレ詐欺扱いだ。 確かにオレの携帯で弟の携帯に電話するのは初めてだったし、出てもまだ愛想がないのは、オレになにかあったのではないかと言う不安からだったらしい。 なにしろ、久しぶりだ。 2年振りにいきなり電話すれば、誰だって何かあったと思うじゃないか。 しかし、ただの電話である。 現在、弟は横浜に女房、子供を残して、多摩に単身赴任中であり、弟なりにいろいろと苦労もあるようだが、オレは敢えてこう言ってやった。 「たまには実家に帰ってやったらどうなんだ」 なにしろ弟は実家に帰らない。 北海道を出てからと言うもの、オレが数えただけでも数回ほどしか帰っていないのではないか。 オレのこの責めに対し、弟はこう返してきた。 「そんなに簡単に帰れるわけないだろう。だって、一家揃って20万だよ、20万。どこにそんな余裕があるんだよ」 そんなにまくし立てられれば、何も返す言葉がないよ。 とても、「車で帰れば?」などとは言えないのであった。 この様に積もる話を1時間ほどした。 次の機会がいつになるのか知る由もない。 19(水) 120 100 〔慌てる朝〕 ▼朝、起きたら7時半だった。 オレは飛び起きた。なぜならいつもより15分遅いからだ。 昨晩、寝しなにタモリクラブを見たのがいけなかった。 電車マニアの回はなにかしら面白いからな。 そんな感想を述べている暇はない。 10分で支度し、何事もなかったかの様に会社へ。 別にタモリクラブを見たからと言って、とがめられるわけじゃないけどさ。 ともあれ遅刻はマヌガレータ。 まだ寝ぼけているようだ。 驚くべきは、女子社員Nの起床時間である。 聞くところによると、起床時間は5時半だそうだ。 それから家を出るまで2時間。 オレの10分に比べればずいぶんと長い気もするが、それにしたって2時間も何をやってるんだ。 オレに言わせれば、出掛けるまでに、もう一眠りしたくなるじゃないか。 そもそも2時間もあったら、会社行って、戻ってきて、また会社行けるのではないか。 そうする意味が良く分からないけど。 本人は言う。 「家を出る頃、お腹空いちゃうんですよ」 いわんこっちゃない。 せめて、会社に来るまでのエネルギーくらいは残しておこうよ。 ちなみにオレの朝のエネルギーは、10秒飯のウィダーである。 朝メシが、ウィダーだけと言うオレも問題あるけどな。 せめて、省エネクムラ〜とでも呼んでくれ。 18(火) 60 100 〔師走の風景〕 ▼どこもかしこも道路は混んでいる。 ラジオの交通情報によれば、どうやらあちらこちらで事故が発生しているようだ。 気の焦りなのだろうか。年の瀬なのだからそれも致し方ないのだろう。 なにしろ限られた日数で残った仕事を片付けねばならないのである。 限られた時間で、残ったメニューをたいらげるバイキングとは分けが違うし、ましてや、限られたお金で万馬券を取るなんてことは、夢のまた夢だよ。 でも頑張るぞ、有馬記念。 関係ないけど。 ともあれ今週一杯は、こんな状況が続くのだろう。 くれぐれも焦りは禁物だ。 来週になれば、巷はまるで何事もなかったかのように静かになるのだ。 ちょっと気が早いか。 17(月) 120 100 〔インクを捜せ〕 ▼下呂の気温は1度。 昨晩降ったのだろう、ところどころに雪の残骸があるし、周辺の山はすっかり雪化粧だ。 外に出ると、冷たい空気が肌を刺すように冷たい。 名古屋からたったの2時間で、これほど違うのである。 ▼さて、今年も残すところ2週間ちょっととなったわけだが、そろそろ取り掛からねばならないものに年賀状がある。1年に1度、プリンターが作動する時期でもあるのだが、今年も無事、動いてくれるだろうか。動いてくれよ、頼むから。 なにしろ年代物のプリンターだ。インクの形式はいまではあり得ないインクリボン式なのである。しかしながら特筆すべきは、インクの目詰まりの心配がないことである。これは実に有り難いことだ。 しかし、根本的な問題があるのだ。 いったいどこに売ってるんだよ、インクリボン。 すでにプリンター自体、生産がされていないのであり、そんな機種のインクが消滅するのも時間の問題なのではないか。昨年まで置いてあった店にはなかったしな。 ともあれ、なんとかこの2週間で探し出さねばなるまい。まずはそれからだ。 年賀状作成の運命は、それ如何に掛かっている。 いまさら一枚一枚手書きはイヤだからな。 16(日) 〔公園は別世界となる〕 ▼取り立てて何も予定のない休日。 そこで、木曽三川公園まで足を延ばすことにした。 公園と言ってもその公園はとても大きく、しかしながら東京ドーム何倍分と言われても、スケールが大きすぎてピンと来ないし、だからと言って茶碗100万杯分と言われても、はぁ、そうですかと返すのが精一杯だよ。 とにかく、木曽川沿いを広範囲に渡る公園なのである。 その中で一宮の138タワーへ行った。 さて、138タワーの138とはなんなのか。 読んで字のごとしである。「いち」の「み」「や」である。 高さはその名の通り、138メートルある。 さっそくその展望台へ登った。 展望台は365度の風景を見渡すことができる。 微妙に多くないか、それ。 名古屋方面を見れば、セントラルタワーや東山タワー、岐阜方面を見れば、伊吹山、金華山などの山々が一望できるのである。 オレはほんとに一望できるところが好きだ。まるで天下を取ったかのような錯覚に陥るらしい。ま、一般に言うところの高いところ好きの単なるバカである。 タワー内の喫茶店で、ボーっとしていると、いつの間にかかなりの客で賑わい始めている。日も暮れ始め、ライトアップを目当てに来た人達だろう。 普段の営業は17時までらしいが、この時期、21時半まで延長しているのである。 日が暮れると、公園内はすっかりイルミネーションに彩られ、昼間とはまったく別世界となる。 それにしてもひどく寒い。 その寒さが気分をよりいっそうエスキモー気分にさせてくれるのだ。 こんなところでエスキモー気分になる意味がわからない。 15(土) 60 100 〔大掃除〕 ▼今日は毎年恒例、会社の大掃除である。 と言っても、仕事納めと言うわけではない。うちの会社は全国的にいつもこの時期の土曜日に大掃除を行うのである。これが終われば気分はいよいよカウントダウンだ。 泣いても笑っても怒っても怒られても、残すところあと2週間である。 昼は弁当とつまみでプチ忘年会を行なった。 日程的に忘年会をやることもままならず、結局こんな形となった。 それでも、みな思い付くまま、おちょくったり、おちょくられたり、なかなか盛り上がったのではないか。 ふと見ると、驚くべきは女子社員のS木だ。 こともあろうに、チョコを食べながら弁当を食べているではないか。 さすがに箸でチョコをつまむという様な恐ろしいことはしなかったが、ともあれ、おまえに取って、チョコはおかずなのか。 そんな指摘も意に関せず、まったくもって呆れるばかりだが、人それぞれ食習慣も違うと言うことを改めて実感した次第です。 そんなこんなで大掃除は滞りなく終わり、その甲斐あって机のスペースはめでたく倍になったのだった。 14(金) 120 100 〔エリートに憧れる〕 ▼あの、ビリーズ・ブート・キャンプの続編が発売されるそうだ。 その名も、エリート。 そんなにおだてられれば、きっとまた沢山の人が買ってしまうのだろう。 なにしろ、エリートだ。 いったいなんのエリートなのか良く分からないが、まさか、ひょっとこダンスのエリートってことはあるまい。 そもそもそれが、エリートになるためのブートキャンプなのか、それともブートキャンプのエリートになるためのものなのか、良く分からないことになっているが、ともあれ、前回のビリーをとことんやりきった者がどれほどいると言うのだろうか。 まずもってほんの一握りしかいないだろう。 だがしかし、人々はまたブートキャンプを求める。 それが、エリートだからだ。 13(木) 60 100 〔なんとしてでも見る〕 ▼終日、社内で仕事。 一日中の室内はほんとに疲れる。 精神衛生上もあまり良くないのではないか。 まるで、鳥かごの中のスットコドッコイである。 言ってる意味がわからない。 しかしながら、女子社員は毎日そんな環境で仕事をしているわけだから、文句は言えないのである。たまには外に出て羽を伸ばしたいだろう。だけど、暖かいんだからいいじゃないか。 いったいオレは何を言いたいんだ。 ▼今日のI瀬は、落ち着きがない。 いつも冷静沈着風なI瀬がこうなったのには理由がある。 サッカーである。 大の浦和レッズファンなのだ。 クラブW杯の準決勝まで進出したレッズは今日、イタリアACミランとの大一番を迎えるのである。 I瀬に取っては、ぜったいに見逃すわけにはいかない一番なのだ。 しかしながら問題はテレビだ。 会社のテレビのこの映りの悪さはなんなんだ。 今日の放送はテレビ愛知である。困ったことにテレビ愛知はUHFなのである。 このテレビでUHFなんか見たことがないのではないか。 それを知ったI瀬は焦った。これからワンセグチューナーを買いに行くとまで言う始末だ。いまから行ったって遅いよ。 チャンネル調整でなんとかなるかも知れない。もう必死である。 それでもなんとか、ビデオ経由で映るところまではこぎつけた。しかし、その映りの悪さと言ったら、まるでどこかの発展途上国でテレビを見ているかのような、そんなひどさだ。しかも見ていると酔ってしまいそうだ。ボールなんかいくつも飛び交っているし、選手はまるで分身の術でも使っているかのように何人もいる。 それでも、見れるだけいいと言って、I瀬は喜び勇んで試合観戦に望んだのである。 オレもしっかり見てしまったし、気が付けばみんな見ている。 しかし、世界の壁は厚かった。 0対1と善戦はしたものの、その点数差以上に実力差が感じられた試合であった。 試合が終わり、選手の目以上にみなの目の疲労は相当なものだったのではないか。 もう、目はしょぼしょぼだよ。 よくぞ耐え抜いたと言えよう。 何も偉くないけど。 12(水) 120 100 〔看板はうったえる〕 ▼昨日に引き続き今日も下呂である。 本日は天気も良好なり。昨日とは雲泥の差だ。気温も10度は違うのではないか。日差しがあることも手伝って、車内はもうぽかぽかだ。 こんな状況で車を運転していると次第に襲ってくるのは睡魔である。 こればかりはもうどうしようもない。せいぜい大声を張り上げて歌うくらいしかないのではないか。しかし、真っ昼間から大口開けて運転してるのは、端から見てまるでバカの見本なので、ほどほどにせねばなるまい。 ほかに何か手だてはないものか。 そんなことをあれこれ考えながら、国道41号を走る。 と、そのとき、一瞬我が目を疑うようなものが目に飛び込んできたのである。 いきなり言われてしまいました。 なにしろ「さめよ」である。 見たところ、どうやら居眠り注意看板のようだ。 たぶんこの辺は居眠り事故が多いのだろう。安全看板もいろいろと考えたに違いない。だからって唐突に「さめよ」はないじゃないか。 こんなにきっぱりと言われてしまっては、おはよう、と、元気良く目を覚ますしかないのである。 それにしてもこれほど高慢ちきな看板があっていいものか。しかも、目元パッチリだ。 なにしろ「さめよ」なのである。 もう少し、他に言い方があっても良さそうなものではないか。 だがしかし「さめてください」では当たり前過ぎていまいちインパクトに欠ける気もするし、「さめてよぉ」だと、なんだか馴れ馴れしすぎて腹が立ってくる。 かと言って、「さめてね」と首を横に傾け可愛く言われても、どぎまぎしてしまうばかりである。 そう考えると、やはり「さめよ」が最良な気がしてくるから不思議だ。 そしてオレは肝に銘じた。 くれぐれも会社から「やめよ」とだけは言われない様にしよう。 目元パッチリで「やめてね」もイヤである。 11(火) 60 100 〔ワンセグを見せ付けられる〕 ▼朝から下呂へ。 しとしとと雨が降っている。気温は道路の温度計で3度。雪にならないかと心配だったがそれには及ばなかった。 さっさと用事を済ませ、2時間掛けて会社に帰還。名古屋も雨が降っていたが、下呂からだとやけに暖かく感じる。 ▼I藤が携帯を替えた。 これまで使っていたのは娘のお下がりだったようだが、今回は新品で何よりだ。 DoCoMo の7シリーズでワンセグ付きである。 I藤はことあるごとに、オレにテレビを視聴して見せ、そしてこんなことを言うのだ。 「いまどき、テレビが見れない携帯なんてダメですよ」 いったい何を言い出すんだ。 何を根拠にそんなことをオレに言い切るのか分からないが、よほど嬉しかったのだろう。 オレはいつになく寛大な気持ちでそれを受け止めた。 いつの間にか、I藤の携帯にビーズのストラップが付いていた。 ほんの束の間の幸せである。 10(月) 120 100 〔ミルメークに浸る〕 ▼女子社員のNがこんなものを持ってきた。 ミルメーク。 やけに懐かしい響きだ。 そもそもミルメークとはなんなんだ。 ミルメークとは、牛乳に混入することにより、あっと言う間に珈琲牛乳風に様変わりする、なんともありがたい魔法のような粉である。さらに、ビタミンCやカルシウムが含まれていると言い、オレが小学生の頃、たまに給食に出てきたことを思い出す。 牛乳嫌いの生徒もこれがあれば立ちどころに牛乳オッケイとなったのではなかったか。 なにしろ、給食でしか手に入らない代物で、それだけに出てきたときは喜びもひとしおであった。 自宅でどうしてもミルメークを飲みたいときには、牛乳に「強い子のミロ」を入れてその代用にした覚えがある。 袋の裏を見ると、製造会社はなんと名古屋である。 あの当時から北海道まで進出していたとはな。 それにしても、いまだに健在だったことは、喜ばしい限りで何よりです。 はたしていまも北海道にあるのだろうか。 あの頃は、珈琲味の一種類しかなかったはずだが、Nが持ってきたミルメークはそれだけにとどまらず、イチゴ味やバナナ味、ココア味までラインナップが揃っている。 人知れず、進化を続けていたのである。 Nはこれを皆に振る舞ってくれた。しかも牛乳付きである。至れり尽くせりだ。 オレは、やはりベーシックタイプを選んだ。 粉がなんとなく細かくなった様な気もするし、味ももっと濃かったのではないか。 しかし、あの頃からもう何十年も経過しているのだ。たぶん気のせいだろう。 思い掛けず、懐かしさに浸ってしまったひとときなのであった。 9(日) 60 100 〔予防注射の効果〕 ▼「インフルエンザ・ワクチンは打たないで」 痛いからな。 そんなことを言っているのではない。 本屋で立ち読みをしていたら、こんな見出しが目に止まったのである。 どうやら、インフルエンザワクチンは効かないとこの本は言いたいらしい。 いきなりそんなこと言われてもなあ。 廻りには最近予防注射を打ったと言う者が何人もいるし、やはり、やった方が安心だと言うのが通例なのだろう。 立ち読みで、ざっと目を通しただけなので、詳しい真意は定かではないが、なにしろこの本に寄れば無駄だと言うのである。 なぜなら、その年に流行するインフルエンザの型を正確に特定することは不可能だと言うのだ。 確かにインフルエンザの型は常に変化すると言うようなことを聞いたことがある。 それに対応したワクチンを用意することは無理だと言うのだろう。 だったらなぜ予防注射なるものが存在するのか。 ここにまた利権が絡む何かの存在を予感せずにはいられないのだ。 今年は予防注射でもやろうかと、ちょっとはその気も起きかけていたオレだが、これできっぱり決心がついた。 注射はやめよう。 痛いからな。 結局、それかよ。 とにかく自然に任せることだ。 自然に任せると言っても、打たれっ放しでいろと言うわけではない。 要は柳だ。柳になるのだ。 敵が攻撃してきたら、その力をまともに受けるのではなく、ひらりひらりと受け流すのだ。 つまり、右から来たら左へ受け流し、左から来たら右へと受け流すのである。 どこかで聞いたような気がするな、このフレーズ。 そんなことはどうでもいい。 問題はどうやってインフルエンザを受け流すかだ。 気持ち的には予防注射しかないな。 いままで、なんの話ししてたんだよ。 8(土) 〔バイキングに落胆し、K−1に興奮する〕 ▼大須アメ横はすっかりクリスマスだ。 色とりどりのイルミネーションで気分はわけもなく高揚する。 しかし、大須アメ横にクリスマス気分を味わいに来たのではない。 DVDメディアを調達に来ただけだ。 いつまでも長居をしていては何のために安いメディアを買いに来たのかわかったもんじゃないぞ。 駐車料金200円を払って、さっさと大須を後にする。 今夜はイタリア村へ行こうと心に決めたのである。 目的はディナーバイキングだ。 イタリア村もクリスマス然としている。 オレの気分もいつしかクリスマス気分だ。 なんだよ、結局そんなことかよ。 バイキングレストランがあるのは3階だったはずだ。 脇目も振らずにエスカレーターで目的の場所へ向かう。 通路にはやけに人がたむろしていた。何かイヤな予感がする。 見ると何か張り紙がしてある。オレは我が目を疑わずにはいられなかった。 「本日は忘年会のため貸し切りです」 なんだとぉ! どこのどいつだ、よりによってこの週末に貸し切って忘年会をやるやつは。 そもそも、貸し切りを許すこと自体なんかおかしくないか。 お陰で、バイキングに溢れたバイキング難民で他の店がごった返しているじゃないか。 こんなところにいつまでもいられるもんじゃない。 オレは男らしくきっぱり諦め、クリスマス気分もなんのその、イタリア村を後にしたのだった。 ▼年末の楽しみのひとつは、K−1である。 そして今日、K−1グランプリファイナルがあった。 新旧交代の可能性を多分に予感させる大会であったが、一回戦からチェ・ホンマンが消え、バダ・ハリが消え、蓋を開けてみれば、結局残ったのは常連組であった。 決勝は、セーム・シュルトとピーター・アーツ。奇しくも昨年と同じ対戦である。 薄々わかってはいたものの、やはりシュルトはバカに強かった。 ワンマッチであれば、シュルトに勝つ可能性のある選手はいると思うが、決勝トーナメントは3試合ある。したがって、最終的に3試合こなせるものが勝つ。それがK−1グランプリファイナルなのである。 ともあれまだしばらく、シュルトの天下は続きそうな予感である。 7(金) 120 100 〔気になるイチョウ〕 ▼Aが愛媛の出張から帰ってきた。 昼を食べるため、Aを含め4人で外を歩いていると、Aはイチョウの木を見ながらふとこんなことを言い出した。 「イチョウの木って、雄と雌の木があるんですよね。んで、雌の方にギンナンがなるんですよね。」 その真意は定かではないが、それを聞いていたI藤はAに向かってこう言い放った。 「じゃあ、イチョウと結婚すればいいじゃん」 いったい何が、じゃあ、なんだ。 まったく意味不明のことを言い出す、I藤。 そこでオレはすかさずAに助け船を出した。 「でも臭いからやめておけ」 果たしてこれがAを納得させるのに有効だったかどうかは分からない。 見るとAの顔は少々ゆがんでいる。 ゆがんでいるのはこの場合関係ないけど。 なにしろAは、ちょっとガッカリした様子でこう呟いた。 「臭いんですか?」 ちょっとまて。イチョウに雄雌があるのは知っているくせに、ぎんなんが臭いってことを知らないのかよ。 そもそもそのガッカリが、いったい何を意味するのかオレには皆目見当が付かないのだった。 6(木) 〔これでも老舗である〕 ▼日中は車に冷房を入れたくらいであるから、昨日に比べよほど暖かかったのだろう。それなのに昼は、味噌煮込みうどんだ。 いいじゃないか、冬なんだから。 誰も文句は言っていない。 その味噌煮込みうどんは、この地方独特の、妙に麺の硬いやつである。 運んできたおばちゃんが、味噌煮込みうどんを覗き込みながら、あれぇ? と不思議そうな顔をしている。まさか、うどんの中に下駄でも入っているんじゃないだろうな。 そんなもの持ってくること事態おかしいだろ。 おばちゃんは呟くようにこう言ったのだ。 もしかしてこれ、松茸じゃないの? なに? 松茸だって? 確かに、以前は松茸なんか入っていなかった様な気もするし、おばちゃんが疑問に思うのももっともな話だが、考えてみたらここはあんたの店じゃないか。 まるで他人事のように、持ってきたうどんの感想を述べるとはどういうことなんだ。 そんなおばちゃんであるが、どうやら、調理人のその日の気分で、中に入るものが違うらしい。とりわけ松茸など入ることは珍しく、おばちゃんのその反応がそれを物語っていると言えよう。 なにしろ老舗にしては、なかなかアバウトでナイスな店なのである。 旨くないけど。 5(水) 60 100 〔イチョウの猛威〕 ▼会社前の桜通りはイチョウで凄いことになっている。 桜通りと言う道路は、その名の割に桜はほとんどない。しかし、イチョウの木は実に見事なくらい凛々と立ち並んでいる。 この際、イチョウ通りにしたらどうなんだ。 オレがこんなグッドアイデアを気合い入れて提案したところで、今更どうしようもない。 なにしろ、イチョウの紅葉は最高潮に達し、まるで山吹色の絵の具をぶちまかした様な鮮やかさなのである。 その落ち葉もまた凄い。 今頃、冬に気付いたかの様に落ちまくるイチョウの葉。 そしてトラックの荷台には山ほどの秋の風物詩の残骸。 そんなイチョウを感慨深げに眺めながら、オレはこんな感傷に浸るのだ。 おまえの落とすぎんなんは臭い。 そしていよいよ、と言うか、ようやく冬本番である。 くれぐれも冬眠せぬよう用心せねばなるまい。 4(火) 120 100 〔冷え始める〕 ▼ここ尾張名古屋もさすがに朝晩は冷えるようになってきた。 それでもまだ暖房を入れるほどではない。 会社の女の子はみな、寒い寒いと言っているが、考えてみれば、夏の間も寒い寒いの連発だったのではないか。ちょっとは暑いと言ってみたらどうなんだ。 かゆい。 まだ蚊がいるんですか。 そんなことを言っても埒があかない。 女子社員らが夏寒いのは冷房のためであり、冬寒いのは、まさに寒いのであろう。 明日は今日以上に寒くなるらしい。よりいっそう、寒いの連発を聞くことになるだろう。 それでも地球は確実に温暖化傾向であり、因みにオレの頭はいつもあったかい。 ふところは寒いけどな。 ほっといてくれたまえ。 3(月) 60 100 〔日本大勝を観戦する〕 ▼週の始まりの今日、ほんとに眠い一日だった。終日、事務所だったこともあるだろう。どうも、ダメだな、一日中、室内にいると。 ま、ただ緊張感が足りないだけだと思うけど。 ▼夜は、会社のみんなで野球観戦である。 日本vs台湾、オリンピック予選の最終戦だ。 こういったものは、大勢で見ると、やはり盛り上がるものだ。 それほど野球は詳しくないオレだが、聞けば皆がちゃんと解説してくれる。 試合は中盤までやきもきする展開が続いたが、打線の火蓋が切られるともう止まらない。 終わってみれば、10対2の大差勝ち。 見事、北京オリンピックの切符を手にしたのだった。 お陰様で1週間気分良く、仕事ができそうである。 2(日) 〔競馬、そして野球に一喜一憂〕 ▼2年ほど前に、オレにしてはなかなかの配当をゲットし、お陰でここしばらくは馬券資金に不自由することはなかったのだが、ついに競馬用口座の残金が底を付いてしまった。 入金するにも土日はできないため、仕方ないので中京競馬場まで足を延ばした。 そこまでしてやらねばならないのかよ。 なにしろ今年のG1も今日のを入れて3つである。 なんとか今日勝って、有馬記念に繋げたいと思ったが、そう簡単に事は運ばず、結局、今日のG1、阪神ジュベナイルフィリーズは撃沈。 最終レースでなんとか一矢報いたものの、トータルで、取って損の寂しい結果と相成った。 こうなったら最後に一発逆転といきたいところだ。 ▼野球、北京オリンピック最終予選は、日本対韓国。 これに負ければオリンピック行きが途絶える天下分け目の決戦である。 あまりにも緊迫し過ぎて、髪の毛が何度も逆立ちそうになったよ。 こんな気分で野球を見るのは、WBC以来ではないか。 国際戦は、この緊張感がなんとも言えず良いのだ。 なにしろしびれたね、1点リードで迎えた最終回の上原渾身の投球は。 まさに魂のこもった投球だった。 日本チームはこの1点差を守りきり、感動の勝利。 そして、明日の台湾戦でオリンピック行きを決める。 それにしても凄いのは日本の投手陣の層の厚さである。 今日の試合でこれだけ日本の誇る投手陣を投入してもなお、まだダルビッシュがいるのだ。ほんとにたいしたものである。 明日の最終決戦が楽しみでしょうがない。 1(土) 120 100 〔つい手を出した〕 ▼11時起床。寝過ぎで首が痛い。 昼過ぎ、取り合えず出掛け、最寄りのキャッシュコーナーで金をおろす。 金をおろすのはいつも土日である。よって手数料が掛かってしまっている。なんて無駄なことをしてるんだろうな、オレ。 考えてみると、そもそも平日であろうと、土日であろうと、いつ何時であろうとも、手数料を取ること事態おかしいじゃないか。 一時期、銀行が危ないこともあり、そのときは大目に見てやったものの、すでに完全に持ち直しており、だったらもう少しサービスの改善をしてくれてもいいのではないか。 その一方で、さらに加速を続けているのはガソリンの値段である。スタンドを恐る恐る見れば、ハイオクで164円を示しているではないか。こうなるともうただごとじゃないな。 この先、さらに値上がりすることも考えられ、洗車のついでに、先週入れたばかりだったが、ハイオク満タン、愛車スカイラインに10リッター充填したのだった。 ▼ドストエフスキーに手を出してしまった。 チャイコフスキーにも、ボヤッキーにも目もくれなかったオレなのにである。 おいおい、チャイコフスキーは作曲家だし、よりによって、ボヤッキーはないじゃないか。ヤッターマンだよ、ボヤッキーは。 ドストエフスキーは、知っての通り小説家であり、手を出してしまったのは、小説「カラマーゾフの兄弟」である。 東大教師が新入生に勧める小説ナンバーワンとしてこれが上げられていた。 だから読もうと思うオレは、如何ともし難い単純細胞だ。 なにしろ、けっこうな長編である。 取り合えず、1巻目を買い読み始めている。 ともあれ、読了はいつになるのか知れたもんじゃないのだ。 byクムラ〜 |