千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/30:なぜか笑われている /29:出迎えてくれる /28:集中である /27:この時期辛いこと /26:いきなり月末 /25:現実に戻る /24:ケアンズを発つ /23:グレート・バリア・リーフ /22:キュランダ鉄道 /21:ケアンズの長い一日 /20:ケアンズに向けて /19:宿の名は /18:いよいよ冬 /17:熟睡中に携帯が鳴る /16:蔓延し始める /15:ぼちぼち万全に /14:引いてしまった /13:言うは易し /12:気になっている /11:土俵ぎわ /10:紅葉にはまだ早い /9:当たった気分 /8:万札1枚に夢を見る /7:引きずる /6:臭いでやられる /5:機能は満載だが /4:ヤマダスロットで驚く /3:せせらぎ街道で紅葉を見る /2:画期的なパソコン /1:53年振り/
<2007年11月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 30(金) 60 100 〔なぜか笑われている〕 ▼なぜか、女子社員のNがオレを見て笑っている。 それは昨日のことであった。オレは行き先ホワイトボードに本来「○○動物病院」と書くべきところをこともあろうに「○○動物園」と書いてしまったらしく、そもそも仕事先に動物園などあるはずもなく、まったく間抜けなことをしてしまったわけだが、今日になっても女子社員のNはそれを思い出すと笑ってしまうらしく、どうやらオレのこの失敗が一人の女性を、束の間の幸せに浸らせてしまったようで何よりです。 ▼社内は風邪が流行っている。いま最高潮に風邪を引いているのは、女子社員のS木である。オレが海外旅行から帰ってきたら、すっかり変わり果てた姿となっていた。 元気だけど。 そして、昨日当たりから咳をし始めたのは、I瀬である。 いまはしっかりマスクをしているが、まあ、気休めにしかならないだろう。 この様にまるでバトンを渡すかのように、風邪は巡回し始めているのだ。 そして今日、T橋が早引けした。 どうやら熱があるらしく、上へ下への大騒ぎらしいのだ。 考えてみればこの風邪の発端は、T橋だったのではないか。 また振り出しに戻ってしまったじゃないか。 こうなると恐いのはインフルエンザである。 北海道当たりではすでに警報が出ていると言うではないか。 くれぐれも、帰宅後のうがい、手洗い、洗髪、そして腕立てはまめに行いたい。 29(木) 〔出迎えてくれる〕 ▼今日も朝から客先訪問だ。 動物病院である。 男の先生とその弟と二人でやっている病院である。 そこへ行くと、玄関先で真っ先に出迎えてくれるのは先生ではない。 かと言って、そこの奥さんでもなく、そもそも先生は独身である。 出迎えてくれるのは、犬だ。 まず一礼し、しっぽを振り振りやってくるのは黒のラブラドールレトリバー、通称クロラブと言う種類の雌の犬である。 これが実に人なつこい。 人間にぴったりくっついたまま離れないのだ。 いまの時期ならまあいいだろうが、夏なんていったらたまらんだろうな、暑くて。しかも、黒だし。 なにしろ、大人しい犬である。 これじゃ、番犬にはならないだろうが、皆に愛される、まさに愛玩犬としては打って付けと言えるだろう。 ズボンが毛で真っ黒になってしまうのが玉に瑕だけど。 28(水) 〔集中である〕 ▼朝から、客先へ出向く。誰が何と言おうといま一番行きたくないところである。 案の定、実にイヤな気分で会社に戻った。 今日も忙しい。いつも以上に忙しい気分だ。かなりボルテージを上げなければ、今日中に仕上げるものが仕上がらなくなる。集中だ。集中しかないだろう。人一倍集中力ないけど。 今日も帰宅したら、11時を過ぎていた。 ゴールデンタイムは無理にしても、せめてニュースステーションくらいは見られる時間に帰りたいものだな。 27(火) 120 100 〔この時期辛いこと〕 ▼この時期、何が辛いって、業者との金額交渉ほど辛いものはないだろう。 予算に余裕があれば、にこやかに交渉できるものの、いまどき、そんな予算のある物件など皆無に等しく、したがって自ずと、業者に対しても、きつい提示をしなければならないこととなる。その辺の駆け引きと言うか、さじ加減が非常に難しいと言えるのだが、ともあれ、結局は、こちらの一方的な無理なお願いを聞いて貰うしかないのであり、こちらの要求を涙を飲んで承諾してくれたあとの、その業者の苦痛の表情を見るに付け、果たしてこんなことばかりしていて良いものかと自責の念に駆られてしまうのだ。 だがしかし、自責の念に駆られながらも同じ事をもう何年もやってるんだよな。 なんともやくざな商売である。 26(月) 60 100 〔いきなり月末〕 ▼名古屋は非常に暖かい一日だった。オーストラリアほどじゃないけど。 当たり前である。 なにしろ、一週間、仕事から遠ざかっていたので、うっかりしていたが、ふと思えば、すでに月末を迎えているではないか。いきなり忙しい月末である。 ▼サイトに日記を書き始めて、この11月で8年目を迎えた。 我ながらよくぞ続いているものだと感心もするが、冷静に考えてみれば、いったい何のためにこんな時間を費やしているのだろう。 考えても無駄だ。ここまで来たら行き着くところまで行くしかないじゃないか。 もし、この日記が費えたとき、オレの身に何かが起こったのだと思って欲しい。 ただ、もうすぐ冬眠の季節だからと言って、オレを捜しにそこらじゅうに穴を掘らないで頂きたい。 念のため言っておくが、こんな可愛いクマはいないのである。 25(日) 120 100 〔現実に戻る〕 ▼ケアンズの夢を見ながら、11時まで寝ていた。 目が覚めると、そのギャップにガックリきた。 しかし、それが現実なのだ。如何ともし難いことは諦めるしかない。 そんな折、電気剃刀が壊れた。 旅行に行くまでは何ともなかった電気剃刀がいったいどうしたと言うのか。 たった、4日間使用しなかっただけで、へそを曲げるものなのか。 そんなことを疑問視しても埒が開かないので買いに行った。 常々、いつかはブラウンと思っていたので、その思い通りブラウンを購入した。 おもっきり安い奴だけど。 何かとけっこうこだわるオレだが、ひげ剃りにはそれほどこだわりはないのだった。 明日から仕事復帰である。 果たして軌道に乗るまでどのくらい掛かるか心配であるが、すぐに多忙という波に飲まれてしまうことだろう。 24(土) 〔ケアンズを発つ〕 ▼朝食を摂り、8時半に全員集合。 隣の免税店に1時間ほど寄った後、バスでケアンズ空港に向かう。 空港までは15分くらいとほど近い。 到着後は、出発まで1時間半、残った小銭で買い物をしたり、旅の話をしたりして時間を潰す。 そして、いよいよケアンズを後にする時間がやってきた。 出発ゲートに列ぶ。 S谷さんが外を見ながら感慨深げにしみじみと言った。 「やけに海が青いなあ」 あれ、こんなところから海なんか見えたかな? 見ると、空港の窓から覗く青いもの、それは海ではなく、ただの青い壁だよ。 事ある事に連発するS谷さんのどのギャグよりも、この大ボケが一番うけたのだった。 ケアンズでのひとときはこんな大爆笑で幕を閉じた。 ▼12時過ぎ、飛行機はケアンズを飛び立ち、予定通り7時間半で成田に降り立った。 本当にさっきまでケアンズにいたのか、あれは幻じゃなかったのかと思うほどの急な現実感をこの身に感じつつ、夜遅く、名古屋に帰還したのだった。 23(金) 〔グレート・バリア・リーフ〕 ▼本日のツアーは、グレート・バリア・リーフ・クルーズである。 船に乗ってグレート・バリア・ルーフの浮き島まで行き、そこで色々と楽しむツアーである。 このツアーへは、東京のT樫、女子社員のK戸、大阪のT嶋、仙台のS藤の5人でいった。 すべて、呼び捨てであることから、みんなオレより後輩であることがわかるだろう。 ▼1時間半ほど掛かって、浮き島に到着。 着くなり、シュノーケリングを楽しむ。 T樫などは、かなづちだと言うし、さらにお腹をこわしており、撒き餌だけはしないでくれと願うばかりであり、どうしてこんなところまで来たのか少々理解に苦しんだが、何のことはない、一番はしゃいでいたのはT橋だった。 ライフジャケットがあったので安心だったんだろうな。 女子社員のK戸もシュノーケリングは初めてと言うことだったが、海中のその美しさに感動していたようだった。 なにしろ、人間が近くにいても、魚はなんの警戒心も示さない。眼前間近に魚やサンゴを堪能することができたのだった。 ひと泳ぎしたあと、バイキングで昼食。 それにしても、ここは快適である。 想像では、一日炎天下の中にいたら、うだって、へろへろになるのではと思っていたが、意外に風は涼しく、しかも浮き島にはちゃんと屋根があるので直射日光にさらされることもない。実に快適に過ごすことができた。 午後からは、グラス・ボトム・ボートや半潜水艦などに乗り、そしてまたシュノーケリング。 あっと言う間に一日が終わってしまった。 再び船に乗り、17時半ケアンズに戻ってきた。 ▼一度ホテルに戻る。 テレビを付けると相撲中継をやっていた。 ここでもNHKは見ることができるのである。 ▼夜は、東京のH谷さん、U尾さん、東京のY崎さんらとイタリアンを食べに行った。 イタリアンは当たり外れがないとの情報だったので適当な店に入ったら、外れだった。何しろ麺が短い。1本10センチもないのではないか。しかもやけに乾燥している。カルボナーラがまるで、スパゲティサラダの様なのだ。それでもやはり量は凄い。 内容はどうであれ、今夜もまた満腹である。 ▼その後、夜のケアンズの街をうろうろと徘徊した。 ナイトマーケットやスーパーなど、もう何度も利用しているので、いつの間にか、かなり把握してしまっている。 しかし残念ながら明日は出発だ。 これ以上いたら、破産してしまうからな。 22(木) 〔キュランダ鉄道〕 ▼ケアンズ2日目。 昨日申し込んでおいたキュランダ鉄道ツアーへ。 それにしても、このオプショナルツアーなるもののなんと高いことか。たいてい一日コースでどのツアーも2万円は掛かる。3日間も行っていたら、国内のツアー旅行が普通に行けてしまうのではないか。しかし、暇にしていてもしょうがないしな。 このツアーへは、大阪のHさん、東京のH川と3人で廻った。 ▼キュランダ鉄道に乗り、キュランダ村に向かった。 ツアーガイドは、日本人のYさんと言う女性。 とても明るく、気さくな人である。ツアーの善し悪しは、ガイドに寄るところが多いのだと言うことを実感する。 Yさんのお陰で楽しいツアーになった。 キュランダ鉄道は、しばらくの間、「世界の車窓から」のオープニングに使われたところらしい。撮影スポットの案内があるたびに、みな、窓から顔を出し、必死にカメラを構える。 1時間45分で、キュランダ村に到着。 すぐに、鉄道内で申し込んでおいた、リバークルーズと言うオプションへ行く。 小さな船でバロン川を遊覧すると言うものである。 操縦する現地のガイドが、ポイントで説明するのだが、なにぶん英語なので、なかなか難しい。しかし、雰囲気は十分感じ取ることができた。 ここで野生のワニが見られたし、野生のカメも見られたが、さすがに野生の人間はいなかった。奥地まで行けばいるかも知れないけど。 ▼昼、キュランダ村のレストランで昼食。 なにぶんビッグなオージービーフハンバーガーだった。 他に、カンガルーやワニの肉も選択できたが、この後のことを考えると、とても選択する気にはなれなかった。 確か、カンガルーにも会うはずだしな。 ▼しばし、村の中を散策。 ほんとに長閑な村である。 それにしても、日本人が多いな。 ▼午後はバスでちょっと移動し、レインフォレステーションへ。 ここにちょっとした動物園がある。どれも、オーストラリアに生息する動物ばかりだ。 だから、現地の人が見ても、それほど感動はしないのではないか。 しかし、幼稚園児が大はしゃぎしていたところを見ると、ワニやトカゲはそこいら辺に、うろうろしているわけでなないのだろう。 野良ワニや、野良トカゲは、とてもイヤだからな。 ここのコアラは非常に間近に見ることができる。手を伸ばせば手が届きそうなくらいである。しかもちゃんと動いてる。東山動物園のコアラは、まず動いてないけどな。 そして、オーストラリアと言えば、カンガルーだろう。 非常に無防備なカンガルーが放し飼いされており、そいつはどこを触ろうと意に関せず、まるで観光用にスカウトされたんじゃないかと思えるようなカンガルーだ。 ▼アーミーダックと言う水陸両用車に乗る。 第二次世界大戦時に作られたものを改造したものらしい。 確かに出で立ちはいかにも、軍用車だ。 これで、密林の中を走り、川を渡る。ガイドのYさんの盛り上げ方がうまく、なかなか面白かった。 ▼この辺に生息する有名な蝶にユリシーズと言う蝶がいる。青く光り輝く蝶である。普段はなかなかお目に掛かれないらしい。 言い伝えに寄ると、このユリシーズを1回見ると幸せになると言い、2回みるとその幸せは消滅し、3回見ると大金持ちになると言う。 だったら必死に捜すしかないだろう。 その甲斐あって、見事に見つけることができた。 だがしかし、2回見ちゃったよ。 お決まりのパターンだな。 ▼このツアーの最後にゴンドラに乗った。 スカイレールと言い、全長7.5キロの熱帯雨林のバロン渓谷国立公園上空を渡るゴンドラだ。 ゴンドラを列ぶツアー客を改めて見ると、そのほとんどがカップルである。 となると、男3人の意味が分からない。 しかし、そのお陰で、うちらのゴンドラにガイドのYさんが乗ってくれた。 実家は長崎で牧場をやっていること、こっちに来て4年になること、親には2年で帰る約束だったことなど、いろいろと話をすることができた。 約1時間半、空の旅を楽しみ、終点のカラボニカ駅に到着。 ここからバスでケアンズまで帰った。 免税店に立ち寄り、ここでこのツアーは解散。 Yさんのお陰で楽しかったと、みな満足した様子だった。 ▼夜、ステーキを食べに行った。 東京のS谷さん、N垣さん、そして女性社員のN村さん、大阪のH谷さん、新潟のS木、と6人で行った。 味の方はあまり期待していなかったが、思い掛けず旨かった。 しかし、その量が凄い。 なんとか食べきることができたものの、すでに動くのもままならないほどお腹がパンパンだよ。 食べなくてもすでにお腹パンパンな人もいるが、そんな人はきっと、パンパンパンだったんだろうな。 ▼明日は、海へ行く予定なので、スーパーマーケットへ行き、海パンやサンダル、そしてタオルを買いに行った。 ほとんど現地調達である。 21(水) 〔ケアンズの長い一日〕 ▼やはり飛行機で熟睡はできない。 それでも、それほど揺れもなく、快適なフライトだった。 予定通り、早朝4時半着。 時差は1時間。時計の針を1時間進める。 そのまま宿泊先のパシフィックインターナショナルホテルへ向かう。 部屋に入るなり、取り合えず寝た。 起きたら、すっかり昼を過ぎており、他の部屋に電話をしたが誰もいなかったので、一人でケアンズの街を散策した。 ケアンズの街は狭い。2時間も歩けば一周できてしまうほどである。 それにしても物価がやけに高い。 話に寄れば、いまケアンズはバブル真っ直中らしく、マクドナルドのビックマックは、600円だと言うし、それ以上に驚いたのは、きつねドン兵衛の値段だ。 ビックマックと同じく、600円もすると言う。 それでも、現地に滞在する日本人はあの味が忘れられず買ってしまうらしい。 すでに、きつねドン兵衛は日本を代表する味になっていたんだな。 ホテル近くのスーパーマーケットで飲料水や土産物など買う。 まだ、何もしてないのに土産物の多くを初日で買ってしまった。 なかなかの段取りの良さである。 ▼夜は、皆集まって食事会。 この旅行で唯一、全員か集まる場である。 改めて見ると、ほんとに懐かしい面々が顔を揃えている。 とりわけ、毛髪状態を見れば、その時間経過が一目瞭然だ。 こんなにも増えてしまったのか、白髪とハゲが。 しかし、そんな状況などくそ食らえ、そんなの関係ねえ、と一笑に付するものばかりだ。なんとも頼もしい奴ばかりである。 と言うか、みんな開き直ってるだけだと思うけど。 ▼食事をしながら団長であるH部長に促され、弁の立つIを司会に順不同に自己紹介を行う。 次に紹介するのは、皆さんご存じのマッチョ系…ここまで来るとそれが明らかにオレであろうことが分かる。 オレは立ち上がり、口を開くや否や、廻りから、やれ腕立てをやってくれだの、体脂肪率はいくつだの、筋肉はあっても金はあるんですか、などと、半ば分けの分からない質問をぶつけられ、まるで何年経っても変わらないオレの芸風に半ば呆れた様子で、最後にこう締めくくられた。 はっきり言って、うちの会社の変態のひとりです。 都合の良い見方をすれば、ある意味光栄な紹介だよ。 オレはますますやる気が湧いた。 いったい何のだ。 ▼食事会が終わり、数人でナイトマーケットに繰り出した。 そのあと、カジノへ。 10数年前に来たときにはなかったのだが、いまはホテルの真ん前にでんと構えている。 襟付きシャツでなければ入場できないとの話だったが、試したらTシャツでもOKだった。 すでに、うちの社員が数名興じており、中でも目を引いたのは、女性社員のN村さんだった。ルーレットのコーナーである。 他の男性陣がすっかり叩きのめされているのを尻目に、N村さんだけは違う。 結局、N村さんの一人勝ちで終わり、男どもはトコトコN村さんの後を付いていき、ドリンクをご馳走してもらったのだった。 結局、3日間、すべて勝ったらしく、そのばく才に半ば羨ましくも思ったのです。 こうして、ケアンズの長い一日は終わった。 20(火) 〔ケアンズへ向けて〕 ▼オーストラリアはケアンズへ出発の今日、午前中は仕事。 取締役が来ており、みっちりミーティング。 その取締役は言う。 「電卓と予算書を持って行け」 あんたは、鬼だ。 会社を出る直前に思わぬ長電話となり、午後2時47分の新幹線に乗るため、もう走った走った。なんとか間に合ったものの、季節外れの汗だく状態となり、ケアンズの前にすでにTシャツ一枚だった。 東京駅の八重洲出口で集合となり、ここからバスで成田へ向かった。 社員30人ほどのツアーである。 飛行機は予定通り、20時過ぎに離陸。 ここからケアンズまで7時間半。まあ、一眠りすれば着くだろう。 19(月) 120 100 〔宿の名は〕 ▼会社のH川には明日からしばし出張に行って貰うことになった。 場所は横浜である。 さし当たって現地の社員に宿を取って貰ったと言う。 右も左も分からない土地であるのだから、まあ、それが正解だろう。 緊急時の連絡のため、宿の名前を聞いておいた。 その宿の名は… ホテル トロピカル。 何かとても時季外れの様な気がしないでもないが、ちょっと待ちなさい。 どうも引っ掛かると思ったが、ビジネスホテルだろ、そこ。 ビジネスなホテルにトロピカルってことはないじゃないか。 どこにそんなビジネスホテルがあるんだ。 ビジネスに来てるのに、なぜか気分はウキウキしてしまうではないか。 恐るべし、トロピカル。 さらに、聞けばインターの近くだと言う。 ますます怪しいことこの上ない。 なにしろ現地へ行って、H川が途方に暮れないことを祈るばかりである。 ▼明日からオーストラリアはケアンズへ旅立つ。 よって、この日記の更新はしばし難しいだろう。 5年ほど前にハワイへ行ったとき、現地から日記アップと言う離れ業を敢行したことがあったが、あれはけっこう大変だったなあ。 いまはインターネットカフェなんかがあるのかも知れないが、さすがにオーストラリアまで何をしにいってるのか分からないことになってしまうので、今回は帰国後、まとめて更新するつもりである。 またあの暑い季節へ行ってきます。 18(日) 60 100 〔いよいよ冬〕 ▼昨日の今日だったので、イヤと言うほど寝たかったが、意に反し、10時に起きてしまった。ま、それでいいんだけど。 外に出ると、いよいよ冬が来たかのような寒さを感じる。今日はついにスカイラインに冷房のスイッチを入れることもなかった。 燃料系を見ると、ガソリンはすでにエンプティに近かったが、ガソリンスタンドに表示される値段を見て怖じ気付き、懐具合を考慮して今回の燃料補給はやめた。 因みに現在、安いところでハイオク152円。 来週は、ますます上がってるんだろうけどな。 いい加減、勘弁してくれよ、石油輸出国さんよ。 ▼自信満々で望んだ、G1マイルチャンピオンシップは惜しくも玉砕。惜しくもと言うのは、軸にした馬が2着に頑張ったからなのであるが、何を言ったって、外れは外れだよ。 来週のジャパンカップは決死の覚悟で望みたい。 もっと他のことで必死になってくれよ。 田舎のおふくろが嘆いているような気がしてならない。意外と笑ってたりして。 どっちでもいいけど。 17(土) 120 100 〔熟睡中に携帯が鳴る〕 ▼熟睡中に携帯が鳴った。 K田からである。イヤな予感がしたが、やはりヘルプの要請だった。 まだ布団の中にいたかったが、自分の尻にムチを入れ、ヒヒ〜ンと嘶き起床。そして会社へ。 誰もいない静かな事務所で、客先が待っている書類を必死に作成する。 やっとのことで完成した書類をメールで送信した頃にはすでに16時を回っていた。 思えば何も食っていない。 お腹と背中がくっつくぞ。そこまでひどくはない。 ともあれ、必要以上に栄養補給が必要だろう。 そこで久しぶりに焼き肉を食べに行った。驚くほど空いている。何かあるのではないかと思うほどだ。この時間あると言えば、相撲か。しかし、いまの相撲がそれほど人気があるとは思えない。確か、サッカーオリンピック予選があると思ったが、それにはまだ早い時間である。 たらふく食ったあと、店を出て、車を少し走らせるとその理由が分かった。 近くに焼き肉屋がオープンしていたのである。 垂れ幕には、ご飯おかわり自由、ドリンクバー無料、とあるではないか。 パッと見た目、この差は大きいと言えよう。 今度はここに来よう。 ここでもまた、熾烈な生き残り戦争が始まっているのだった。 16(金) 60 100 〔蔓延し始める〕 ▼T橋がついにダウン。 オレに風邪をうつしたとされる人物だ。 ま、結局、オレが弱いだけのことだけど。 昨日までは、そのまま快方に向かうものと思われたが、異に反し次第に熱が出始め、今日は早々に退社したT橋なのだった。 どうやら、Yも、ゴホンゴホンとやっている。 いよいよ、事務所内も風邪が蔓延し始めたようだ。 そうなると、次に気になるのはインフルエンザだろう。 I瀬などは、明日、予防接種に行くと言う。そう言えば、社会人になってから、予防接種などしたことないなあ。 やはり、するべきなのだろうか。 なってから後悔するのなら、するべきだろう。 だからオレはしない。 「我、事において後悔せず」 そこまで大袈裟なことかよ。 15(木) 120 100 〔ぼちぼち万全に〕 ▼風邪の方は小康状態。限りなく良くなっている様な気もする。廻りに悪いので、念のためマスクを装着。花粉症の時に使うあれだ。 これを見て、花粉症ですか、と聞くひと数人。さすがに、あなたはキャシャーンですか、と言う人はいない。 ともあれ、こんな早い時期に使うことになるとは思わなかったなあ、花粉マスク。 こんな先取りはイヤである。 なにしろ、早期に体調を万全にせねばなるまい。 その理由をよく考えてみれば、来週から行くところがあるのだった。 ケアンズへ向けて出発せねばならないのだ。 と言っても、別段、アボリジニ人の一味になるわけではない。 ピッタリだと言う向きもあろう。しかし、残念ながら、ただの社員旅行だよ。 それにしても、仮にもオーストラリアへ行くというのに、その、行かなさ感はなんだ。 オレ自身、ほんとに行くのか、どうなんだ、と言う自問自答がしたい気分でいっぱいです。 しないけど。 そんなことウダウダ考えているうちに、準備すれよ。 14(水) 60 100 〔引いてしまった〕 ▼昨晩からちょっとやばいかな、と思っていたが、どうやら風邪を引いてしまったようだ。 咳は出ないものの喉が痛い。 オレとしたことが情けないなあ。 会社で”風邪を引いた宣言”をしたら、誰も近寄ってこない。 なんて寂しいんだ。 人生そんなものである。 こうなったら気力で治すしかない。風邪なんか引いている場合ではないのだ。 そんなわけで、見たところ、すこぶる元気である。 13(火) 120 100 〔言うは易し〕 ▼寝方が悪かったのだろう。朝から滅法首が痛かった。 頭を傾げたまま歩くのはあまり賢く見えないので、仕方なく、エキセドリンを投与して出勤した。 そんな状況で、今日は一日、事務所内にこもっての仕事だったため、身体を伸ばすこともままならず、なかなか辛い一日だった。 ▼女子社員のN美がいきなり質問を浴びせてきた。 仕事、つまり作業をしながら鍛える方法はあるか、と言うのだ。特に脇腹が希望だそうだ。 それなら、椅子に座った状態で足を浮かすとか、ゴロンと横になって足を上げるとかすると良いのではないかとアドバイスするものの、それじゃ、仕事になんないよ。 やはり、トレーニングと言うものは、「ながら」ではダメなのではないか。集中してやることが重要なのだろう。 さらに今度は女子社員のS木が、こんなことを言ってきた。 「痩せるにはどうしたらいいんですか」 悲しくなるほどシンプルな質問だなあ。 それでも何かを答えねばなるまい。それがオレの使命なのだ。 なに屋さんだよ、オレは。 なにしろ基本は、有酸素運動だろう。ポイントは運動の継続時間だ。20分以上やって初めて脂肪が燃焼され始めるのである。 だから、歩くにしても、駅から会社くらいではダメだ。 敢えて往復せよ、と、オレは口が酸っぱくなるほど言いたい。 駅に戻っちゃうけどな。 とにかく、走るにしても歩くにしても、ボーダーラインは20分だ。 それ以上やらねば効果は期待できないと言えよう。 そう言う観点から言うと、やはりあのビリーズブートキャンプは理にかなっていたんだな。 すでに遥か彼方の過去形となっているのだった。 言うは易し、行うは難し。 12(月) 60 100 〔気になっている〕 ▼日が射しているのに雨。つまり、天気雨だった。 案の定、虹が出た。 昔は良く、虹が出るとレインボーマンの歌を高らかに歌ったものだ。 ♪インドの山奥で…♪の例のやつだ。 レコードも持ってたしな。 果たして現在、巷では虹が出ると何を歌うのだろう。 ▼I藤が女子社員I田の行動を気にしている。 I田が最近習い事をしているらしいのだが、いったい何をやっているのか気になっているようなのだ。 オレも詳しくは知らないが、何か身体の矯正を自分でするとか言うやつみたいだぞ、と言ったら、I藤は急に思い付いたようにこう言った。 「あ、そうか。昔、流行ったあれだな…」 「カイロプラッチックス」 真顔で言うなよ。 たぶん、カイロプラクティックと言いたいのだろうが、どう贔屓目に見ても、カイロプラッチックスってことはないじゃないか。 いったい何の材料なんだよ、そのプラッチックスってのは。 せめて、カイロプラスチックと言ってくれれば、まだ格好が付いたのだろうが、非常に残念である。 結局のところこのオレも、I田が実際何をやっているのかは良く分かっていないのだった。 それなのに、オレも一緒に行こうかな、などと言う、I藤は、さらに良く分からないやつなのだった。 11(日) 120 100 〔土俵ぎわ〕 ▼今日から相撲が始まっていたんだな。 喫茶店でのんびりとぜんざいを食べながら、ワンセグで相撲を見ていたら、いつの間にか寝てしまい、気が付いたら終わっていた。 何をやってるんだ、オレは。 どうやらまだ体調は万全ではないようだ。 ▼エリザベス女王杯は、人気のダービー馬、ウオッカが直前で出走回避。 もう一頭の主役、ダイワスカーレットが横綱相撲を見せた。 逃げて、なおかつ上がり34秒台だと言うのだから、並の馬ではない。 もはや、ウオッカ、ウオッカと騒いでるのが失礼なくらいである。 馬券の方はと言うと、回収率はともあれ、3連単を的中することができた。 前回、当てたのが記憶にないほど、ほんとに久しぶりの的中である。 競馬口座もそろそろ底を尽きはじめていたので、土俵際いっぱいなんとか踏みとどまった感じでごわす。 関取風の意味がわからない。 ともあれ、今年のG1もあと6戦。とにかくスマッシュヒットが欲しい。じゃなきゃ、気分良く年を越せないじゃないか。 10(土) 〔紅葉にはまだ早い〕 ▼午前中から張り切って床屋に行った。 張り切った甲斐あって、取り掛かりは待ち時間なしだった。 これは幸先がいい。 別段その先に何があるでもないけど。 最後の仕上げで店長が言った。 今年はこれで終わりですね。 その一言で、今年も僅かなのだと実感したのだった。 ▼夕方、紅葉の名所、香嵐渓へ向かった。 もしかしたら渋滞かもと覚悟したが、意外にも道はまったく空いていて、すんなりと現地の駐車場に入ることができた。 それもそのはず、まだまだ紅葉には早かったようで、樹々の葉はほとんど青々としていたのである。 しかしながら、今だから来れるのもまた確かな話であり、紅葉真っ直中なんていったら、もう半ば死ぬ覚悟で大渋滞の波に飲み込まれるしかないのだ。 だからこのところ毎年、来るとしたらこんな時期外れだ。 それでも、ライトアップのお陰で、なかなかの雰囲気が醸し出されており、そんな中で、いつもの様に、買い食いを楽しんだのだった。 9(金) 〔当たった気分〕 ▼キャリーオーバーが20億だと、I瀬が熱く語っている。 サッカーくじ、totoBIGである。 すでに、I瀬は購入済みだと言う。 いくら当たるんだと聞いたら、最大ひとり6億当たるし、それだけキャリーオーバーがあれば、さらに確率は高いと言う。これは願ってもないチャンスと思い、じゃあ、買いに行くか、とK田を誘って、近くのコンビニへ買いに行くことにした。 事務所を出ようと、ドアを開けたとたん、ちょっと待った、と、オレたちを制止する声がした。I藤とY浅であり、どうやら自分たちの分も買ってきて欲しいと言うのだ。 しかしながら、万が一、買ってきてあげたのが当たったりなどしたら、とんでもないことになるので、ここは、共同購入と言うことにした。そして買ってきたくじをオレが保管することとし、そのコピーをそれぞれに配布したのだ。 ひとり、1億5千万かあ。 みなすでに当たったような気分で夢心地なアホづらだ。 しかし、I藤はいまいち不安げである。 くじを眺めながらこう言ったのだ。 「これって、わざと当たらないようになってるんじゃないの」 いったいどうやるんだよ。 気持ちも分からないでもないけど。 ともあれ、言わせて貰えば、いまのオレには馬券を当てるのもtotoを当てるのも、そう変わらないレベルだと言うことだ。 期待して良いのか。 いや、ただ果てしなく馬券が難しいと言う現実だけだよ、 8(木) 120 100 〔万札1枚に夢を見る〕 ▼ようやく体調も通常モードになりつつある。 どうやら風邪ではなかったようだし、誰知られることなく復活することができたようだ。 しめしめ。 その、しめしめの意味が分からないが、フンドシしめしめじゃないことは確かだ。 まだ、おつむが完調じゃないようだ。 ▼I瀬がいきなりこんなことを言い出した。 「これって、ニセ札?」 普段、冷静なI瀬が興奮しているではないか。 手に持っている1万円札を見ると、確かに1枚だけ違うのである。何が違うかというと、はじっこに付いている銀色のホログラムがないのだ。 念のため、オレの1万円札も確認してみた。 確かにオレのにはある。 もしかしたら、ニセ札と言うよりも、ミスプリなんじゃないのか、それ。 そんなことを廻りは言い出した。だとすれば、かなりの価値があるのかも知れない。 「こりゃ、I瀬、大金持ちだぞ」 そんな風に皆ではやし立てるものだから、次第にI瀬はウキウキワウワウし始め、揚げ句にはこう呟いた。 「おやじ狩りに気を付けなくちゃ」 想像力が豊か過ぎるよ、おまえ。 すると、横からT橋が手を出し、その札を裏返してみた。 「これ、絵が全然違いますよ」 確かに裏のデザインはかなり違う。 さらにT橋は言った。 「きっと、これは古い札なんですよ」 そうか、そうだったのか。マイナーチェンジしたことがあったんだな、1万円札。 こうして、I瀬の夢は、風邪っぴきのT橋の一言で儚くも消え去ったのだった。 7(水) 〔引きずる〕 ▼たいてい一晩寝れば、ケロッとしているのだが、今回はそうはいかなかった。 昨日のは、よほど凄い臭いだったんだな。 果たして、原因がその臭いにあるのかどうかは分からないが、ともあれ、朝はなかなか身体が動かず、足下がふらつきながらもなんとか家を出た。 特別、風邪の症状らしきものは出ていないものの、頭がボーっとしていることから、もしかしたら熱があるのかも知れない。 知恵熱か。 出してないようで、出してるんだな、知恵。そんなお年頃である。 少々意味を取り違えているような気もするが、そんなことはどうでもいい。 こんなとき、オレは熱を計らない。そんな人は他にもいるだろう。 なぜなら体温計を見た途端こう思うからだ。 オレって、熱出しびと? そんなことになったら、なおいっそう調子が悪くなることは目に見えており、そんな状況に陥る前に、誰知られることなくさりげなく復活する。それがオレの生き方だ。 そんな大袈裟なことかよ。 なにしろこんなときは、早々に大人しく布団に入るに限る。 そしてオレはいよいよ決心した。 パンツの上にパジャマを履こう。 おやすみ、ベイベー。 6(火) 60 100 〔臭いでやられる〕 ▼とある工場内に入った。 食品工場である。 一歩足を踏み入れた瞬間、何やら得も言われぬ不快感がオレを襲った。 なんだ、この臭いは。 匂いではない。臭いである。 けっして普段、嗅ぐことなどない臭いなのである。 このままここにいれば、どうにかなってしまうかも知れない。 凄いもんだな、原料の臭いってのは。 なにしろ始終、鼻に指を突っ込んでいたい気分でいっぱいだったが、客の手前、そんなことはできない。 結局、半日ここにいることになってしまい、出たときにはすっかりやられてしまったようだ。 どうも頭がフラフラするし、疲れたときオレ特有の症状である、目の奥がド〜ンとする、そんな体調の悪さだ。 お尻をポリポリかいている場合ではない。 ケツは痒いうちにかけ。 どうやら、思考能力もどうにかなってしまっているようだ。 5(月) 120 100 〔機能は満載だが〕 ▼日中は、恐ろしく暖かかった。 車内は冷房なしではいられないほどである。 油断すると日焼けしそうな直射日光だ。まずい。こんな時期に日焼けは恥ずかしいことこの上ない。 時期外れの日焼けほど、バカに見えるものはないだろう。 だが、やがて雲行きは怪しくなり、夕方から雨が降り出した。そんな一貫性のない一日なのだった。 ▼なんだか携帯の電池のもちが悪くなってきたような気がする。 いまの携帯にしたのはいつだったかな。902isだから、1年は確実に経っているだろう。 そしていよいよdocomoも905シリーズである。今月26日から発売になると言う。 情報筋によれば、当たり前の様にワンセグが付くらしいし、中には、カメラ機能が510万画素で、しかもフラッシュ付き、光学望遠のものまであるようだ。 まさに出し惜しみなしの機能満載携帯と言えるだろう。 だがしかし、やはりダメなのはデザインだ。 auやソフトバンクに比べ、docomo のそのデザインの野暮ったさはなんだ。 けっして冒険しろとは言わないが、どうにも、デザイン面で食指が動く機種がないのだ。 その点、7シリーズはなかなか頑張っていると言えるだろうが、やはり機能面で劣る。 まだ店頭には、モックも置いていない状況なので、実際に実物を見て触ってしないと何とも言えないところはあるが、敢えて言わせてもらえば、デザイン料、けちってるんじゃないの、と思わざるを得ないのだ。 果たして、機種変すべきだろうか。 なかなか踏ん切りが付かないところではあるが、実のところ最大の問題はこれなのである。 ボクはめんどくさがり屋さんなんです。 いきなり、打ち明けられてもなあ。 なにしろ、設定を一からやらねばならないし、着メロも取り直さねばならない。 これほど面倒くさいこともないだろう。。 新しもの好きなのに、めんどくさがり屋さん。 これが、オレの特質であり、異様に物もちが良いのも、実はこれが要因だったのか。 今頃気付いたりして。 4(日) 〔ヤマダスロットで驚く〕 ▼どこもかしこも混んでいた。 道路も混んでいたし、アピタも混んでいたし、ヤマダ電気も混んでいた。 いったい何があったのか知らないが、普通に買い物したい者に取っては迷惑なことこの上ない。 ヤマダ電気のdocomoへ行き、905のカタログだけもらい、うんざりしながら、スロットコーナーへ。 つい先立って、本当に当たりなどあるのかとクレームを付けたあの曰く付きのスロットである。 いつもの様に何の躊躇も期待もなく、ポイントカードを突っ込んだ。 するとどうでしょう。 驚いたことに目の前に現れたスロットの絵柄は、3つとも揃っているではないか。 チェリーの絵柄が3つだ。 おーーーっ!チェリーーーーっ! オレの心の叫びが聞こえるだろうか。まったく意味のない叫びだ。 しかし、驚いたことには変わりない。これが夢にまで見たスロットの的中なのだ。 あったんだな、当たりが。 疑ったりしてすみませんと言う気持ちでいっぱいだ。 的中額は、300円だけど。 ともあれ、それだけ価値ある当たりなのだ。 3(土) 〔せせらぎ街道で紅葉を見る〕 ▼朝から急な用で会社へ行く。さっさと午前中で用事を済ませ高速に乗った。 そろそろ紅葉が見たくなった。 そこで、紅葉を求め行った先は、せせらぎ街道だ。 郡上八幡から高山へ向かう国道472号が、せせらぎ街道である。 高速に乗ると、美濃から郡上八幡の10キロが渋滞と出ていたので、急遽、美濃加茂ICから郡上八幡に向かうルートで行くことにした。 この時期、日が暮れるのはかなり早い。山間であればなおのことであり、名古屋を出たのが午後1時を過ぎていたので、明るいうちに着くことができるか心配であった。日が暮れてしまっては、いったい何をしに行ったのか分からない事態になってしまうので、オレは先を急いだ。 そして午後3時、何とか明るいうちにせせらぎ街道に入ることができた。 なにしろ、せせらいでいる街道だ。 何がせせらいでいるのかと言うと、街道を沿うようにして流れる吉田川である。 それほど大きな川ではないが、見下ろすと澄んだ青色が目にも心地よい。そんな川だ。 まだ紅葉には早いかと思ったが、奥に進むにつれ、次第に山は色付き始める。 途中、道の駅など立ち寄り、明宝フランクなど囓りつつ、目の前に広がる紅葉を楽しんだ。 下呂へ向かう道へと進路を取り、狭いワインディングロードを走る頃にはすっかり日も落ちた。 走った距離にしては短い観賞時間だったが、まずまずの紅葉を満喫することができたのではないか。 その後、国道41号に出て、中山七里を抜け、再び美濃加茂へと向かい、名古屋へと戻ったのだった。 2(金) 60 100 〔画期的なパソコン〕 ▼発展途上国の子供にパソコンを…と言う記事を見る。 米マサチューセッツ工科大が開発したパソコンであり、特筆すべきはその価格である。200ドルと言うから、日本円で2万3千円と言ったところか。 だがしかし、問題は、そこが発展途上国と言うことである。 したがって一番の問題はこれだろう。 電気なんかあるのか。 まず誰しもが思い付く問題である。 しかし、さすがはマサチューセッツ工科大学だ。オレが見込んだだけのことはある。 オレに見込まれてもなあ。 なにしろその辺のことはしっかり考えられているのだ。 なかなか電気が供給できないであろうことから、充電池は6時間連続使用できる特別なものだと言う。まあ、それくらいなら日本製でも多々あるだろう。 注目すべきは次だ。 太陽電池。 通常の充電池の他に、太陽電池が装備されていると言うのだ。 だがしかし、もしも悪天候が続いたらどうするか。 知っての通り、太陽電池は光を当てなければ使いものにならない。だったら、電気を点ければいいじゃないかと思う向きもあるだろう。オレもそう思った。しかし、その電気がないんだってば。 話を元に戻そう。 悪天候が続いたときにどうするか。なんと発電用手回しハンドルまで付いていると言うのだ。これはまさに夢のパソコンではないか。 はっきり言ってオレも欲しいぞ、そのパソコン。 ▼名古屋はドラゴンズ優勝セールで大盛り上がりだ。 ほんとに安いのか疑わしい2割引や、落合監督の背番号にちなんだ、これまた安いのか疑わしいセールで、デパートはごった返していると言う。 果たして、徳をしてるのは客なのか、それとも店なのか、もはや分からないことになっているのだが、どちらにせよ、活性化されていることは確かである。 因みに、ドラゴンズが優勝しても、オレの活性化はさっぱりされていない。 1(木) 120 100 〔53年振り〕 ▼中日ドラゴンズが王手を掛け望んだ今夜、ついに中日は日本ハムを下し、日本一となった。 事務所でしっかりこの目で見てしまったのだった。 なにしろ53年振りと言うから、前回の日本一を記憶するものは稀少だろう。 日本ハムの打てなさ加減に、ほとほと呆れてしまったが、もともとそういった性格のチームとしてこれまで戦って来たのだから致し方ない。 それにしても、クライマックスシリーズからの中日は神がかり的に強かったな。 強いて言えば、ペナントも優勝してこの時を迎えたかったのだろうが、そんな贅沢など言う必要もないほど完璧なシリーズだったのではないか。 それにしても、それまでパーフェクトピッチングをしていた山井を突然9回に替えたのには驚いたな。 本人も無念だったに違いない。 それとも、そのプレッシャーから解放されて、ホッとしたか。 結果的には正解だったから良かったものの、もし万が一のことがあったりなんかしたら、暴動ものだったのではないか。 落合監督によると、手の豆が潰れた山井自ら交代を申し入れたらしいが、なんにせよ、結果オーライである。 ようやくプロ野球のシーズンが終わった。 何だか、長かったなあ。 巨人のあの胴上げが、実は幻だったのではないかと思えるほど、遠い出来事のように感じる11月1日なのだった。 byクムラ〜 |