◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ|

/30:秋G1始まる /29:彦根城で現実逃避 /28:週末の誓い /27:こんな満月 /26:没頭する /25:大半を待つ /24:ついに誕生 /23:三方五湖 /22:むしゃくしゃしたので飛ばした /21:そう言うシステム /20:絶妙のタイミング /19:大渋滞のわけ /18:夏は終わらない /17:一日は格闘技で終わる /16:天橋立 /15:ちょっと足を延ばす /14:主張する方法 /13:秋の気配 /12:愛車帰還 /11:使いこなす /10:修理に出す /9:愛した数式 /8:また修理、そしてヱヴァ /7:読もうとしている /6:間が良い /5:接近中 /4:その後のオオクワガタ /3:昨日の帰路のこと /2:スカイライン・ミュウジアム /1:諏訪の花火/

<2007年 9月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

30(日) 120 100

〔秋G1始まる〕

▼気が付けば、秋のG1が始まったのだった。
今日はその第一弾、スプリンターズステークスであった。その名の通り、馬のスプリンターナンバー1を決めるレースである。
距離は1200m。それのどこがスプリンターなのかと思うかも知れない。
それももっともな話だ。もし人間であれば、それがスプリンターだと言われてしまえば、激怒するところだろう。なにしろ、人間のスプリンターと言えば、せいぜい200mまでなのだろうが、馬の場合はそうはいかない。それが、馬と人間の能力の違いなのだろう。
だがしかし、馬のレースに、1万メートルとか、フルマラソンとかないよな。
そう考えると、案外人間も捨てたもんじゃないな、と、ひとしきり感心するのだった。

そんなわけで、久しぶりに買った馬券は外れたのです。
相変わらずのことなので、それほどショックはない。
果たしてそれで良いのか。
良いわけがない。
この慢性化からなんとか脱皮を図らねばならない。まずは、きっかけだ。そのきっかけをオレはどうしたら掴むことができるのか。
何年やっても、きっかけが掴めないもの、それだから競馬なのだった。


29(土) 

〔彦根城で現実逃避〕

▼名古屋は朝からあいにくの雨だったが、思い切って現実逃避に出掛けた。
行った先は彦根城である。
現地は曇っていたものの雨は降ることもなく、気温はと言えば、暑からず、寒からずの絶好の城日和であった。
彦根城は、築城400年と言うことである。もうそんなに経ったのかと言う思いでいっぱいだが、そんな昔の記憶は残念ながらないよ。当たり前だけど。
そんなことで、彦根城にはいつの間にかイメージキャラクターが出現していたのであった。
その名は、ひこぞうでも、ひこすけでもなく、何を隠そう「ひこにゃん」である。
にゃんと言うだけあって、兜を被ったネコなのである。兜は被っているが、困ったことに下は何も付けていない。鎧くらい付けないと恥ずかしい気もするが、元がネコだからな。
その「ひこにゃん」があちらこちらを所狭しと席巻していたのだった。
もしかしたら、予想以上に人気者なのかも知れない。

陽が落ちると、城はライトアップされ、「虫の音を聞く会」なるものがあると言うので、行ってみた。
場所は玄宮園。虫の音を聞くと言うから、さぞかし厳かな雰囲気なのだろうと思われたが、虫の音よりも人の声の方が賑やかじゃないか。
そんなことだろうと思ったが、浮かび上がる天守閣と池の水面に映る木々がなかなか見事だった。

彦根城

玄宮園


28(金) 

〔週末の誓い〕

▼今日はかなり疲れたな。
それは主に体力的な疲れと言うよりも、むしろ精神的な疲れだったのではないか。
いきなり仕事に自信がないとKが言うものだから、慌てて説得のため出向き、そのままの流れでヘビーな客先との打合せを遅くまで行った。
会社に向かう道すがらは、頭がボーっとしてハンドルを持つ手もおぼつかなかった様に思う。
それでも、なんとか今日のところはK田も落ち着き、ホッと一安心と言ったところだが、まだそうそう安心はできない。しばらくは目を離せないだろう。
かく言うオレも、せっぱ詰まっている状況は続いており、来週はのっけから、かなりの覚悟が必要だろう。
取り合えず週末は現実逃避しよう。そう心に誓ったのだった。


27(木) 120 100

〔こんな満月〕

▼思うように仕事がはかどらず、非常にヤキモキする。
思えば、今月は決算でもあり、しかしながら、なかなかその処理まで手が回らず、そんなことを総合すると、ヤキモキせずにはいられないじゃないか。
取り合えず、目の前に立ちはだかるものを一つずつ片付けていくしかないだろう。
満月が眩しいぜ、この野郎。
いつもは綺麗に見える満月も、こんな気分じゃ、不吉に見えるから不思議だ。


26(水)         60 100

〔没頭する〕

▼終日、事務所にこもる。
朝一番の仕事は、営業Tのパソコン復旧であった。
突然、ネットに繋がらなくなったと言い、見ると、ネットワークアダプタが認識されておらず、ドライバーをインストールしようにもこれではお手上げである。
ハード的なトラブルかと思われたが、念のため、マザーボードのCMOSをクリアーしたら、あっさりと復旧した。
それからは、夜まで図面作成である。
まったくもって、パソコンに没頭した一日であった。
通常これだけ没頭すれば、いい加減パソコンのソの字を見るものイヤになるだろう。
なぜ、ソなんだ。
ともあれ、帰宅すれば、やっぱりキーボードを打っているオレなのだった。


25(火) 120 100

〔大半を待つ〕

▼今日は、ほんとに待ったな。
一日の大半は待ち時間だったと言っても良いのではないか。
あみんの「待つわ」を熱唱したい気分だ。
「待つ」趣旨がまったく違うけどな。
なにしろ、ひたすら男5人で待つ一日であり、こうなったら、よもやま話をするしかないじゃないか。
いったいどれだけ、よもやま話をしたことだろう。
U田が夢を見たという。
オレが出演していたらしい。
人の夢に出た話などなかなか聞かないので、興味津々にその内容を聞いた。
いったいどんな夢だったんだよ。
こんな夢である。
オレの号令で一斉退散する夢。
なんだか非常に寂しい夢のようだが、U田はこれが正夢であって欲しいと本気で願ったと言う。
よほど突撃がイヤだったんだろうな。
しかし、現実は突撃せねばならない。逃げるわけにはいかないのだ。
逃げたいけどな、実際のところ。

▼日中はまだまだ暑いものの、窓を開けっ放しにして寝たら、朝方寒かったので慌てて布団をかぶった。そんな季節がようやくやってきた。
そろそろTシャツを着て寝なきゃな。


24(月)         60 100

〔ついに誕生〕

▼いつものように、飼育ケースの中を覗く。
ただ、おがくずがあるだけの殺風景な佇まいである。
この中にオオクワガタの幼虫、もしくは、サナギがいるはずなのだ。そう信じて見守ってきた。
そして、ついにそのときはやってきた。
ふと見ると、何やら黒いものがうごめいているではないか。
けっして、ダンゴ虫ではないし、ましてやゴキブリでもない。意表を突いてそんなもの生まれてきたら悲しいじゃないか。
地表の上に佇むその姿は、まさしくクワガタのそれである。オオクワガタ特有の大アゴがないのは、それがオスではなく、メスだからだろう。しかし、クワガタであることは間違いない。
ついに、我が家で誕生したのだ。オオクワガタが。
これはなかなかに嬉しいものである。
昨年、卵から幼虫になったのは二匹。したがってあと一匹いるはずだ。
今度はできればオスであって欲しい。
何もメスがイヤだと言っているのではない。バランスの問題なのだ。
しかし、ゴキブリであればオスだろうとメスだろうと、どうだっていいが、クワガタはオスがいいな、やっぱり。


23(日) 

〔三方五湖〕

▼通行料1000円のレインボーラインを通り、展望台へ向かう。
10分ほど走ると、駐車場に到着。
ここから展望台へは、リフトかケーブルカーで登る。これは、先週行った天橋立の展望台と同じ形式である。
リフトに乗って展望台へ。
ここから三方五湖が一望に見渡せる。ちっぽけな悩みなど吹っ飛びそうな眺望である。

三方五湖

綺麗に整備された展望台であるが、まず目に付くのは南京錠である。
願いこめてぶら下げるのだろう。南京錠がところ狭しとぶら下がっているのだ。
いつからこんな風習があるのだろうな。

誓いの鍵

鍵と共に、様々な記念品を付けている人がいるが、ものが南京錠なだけに、鍵をなくせばそれこそ永遠にぶら下がったままである。それだけに取り付けるものは慎重を期せねばなるまい。
誰だ、ドラえもんを鍵に付けてしまっている奴は。しかも5体も付けることはないじゃないか。
やはり、ドラえもん頼みの人はどこにでもいるんだな。
ドラえもんは永遠なり。

どこからともなく聞き覚えのあるメロディが聞こえる。
♪あ〜あぁ だれにもぉ ふ〜るさとはあるぅ ふ〜るさとわ〜 あ〜るぅ〜♪
思わず、握りこぶしを握ってしまいそうな歌声だ。
五木ひろしの「ふるさと」である。
どうやら、ここは五木ひろしの故郷らしく、「ふるさと」と大きく書かれた記念碑と共に、触れると曲が流れるステージがあるのだ。
果たして、このステージで歌ったのだろうか、五木さんは。
オレが歌おうにも、「ステージに上らないでください」と言う注意書きがされているんじゃ、断念せざるを得なかったよ。

五木ひろしのふるさと

こう言ったところへ来ると、たいてい食べてしまうのがソフトクリームである。
先週行った天橋立のソフトクリームは黒豆であったが、ここはブルーベリーである。
だがしかし、どうしてブルーベリーなのか分からないほど、ここではブルーベリーを見掛けない。
それほど深い意味はないのかもな。

この地域は遺跡が多く発掘された地域であるらしく、近くに縄文博物館なる施設があったため立ち寄った。
そこで、果てしなく遠い、縄文時代の自分に思いを馳せた、そんな一日の締めであった。


22(土) 

〔むしゃくしゃしたので飛ばした〕

▼仕事で少々むしゃくしゃした。そんなときは車を飛ばすに限る。
取り合えず高速に乗り、ひた走った。気が付けば敦賀だ。
たしか、先週も来なかったか。
来てしまったものはしょうがない。とは言っても、敦賀インターを降りたときには、すでに夜だった。
そこで敦賀の街中へ行ってみることにした。
商店街は雪国だけあって、アーケードになっている。
ふと歩道を見ると、あちらこちらにモニュメントが立っているではないか。
なにかゆかりでもあるのだろうか。どうやら、松本零士の銀河鉄道999と宇宙戦艦ヤマトの面々だ。
車を停める。
商店街の歩道脇が、駐車帯になっているのがおもしろい。都会では考えられないシステムである。
少し歩いた。
一つ一つの像には、その背景となっている物語が記されている。
なかなか良くできた作品と言えよう。
明日は、先日時間がなくて寄ることができなかった三方五湖を見に行こうと思う。

銀河鉄道999

宇宙戦艦ヤマト

宇宙戦艦ヤマト


21(金) 120 100

〔そう言うシステム〕

▼あるものを買いに、ホームセンターへ。
あるものと言うのは、メーターあたり幾ら、と言うようなものなのだが、オレはそれを、4mちょんぎって、レジへ持って行った。
レジの女性はそれを見て何か悩んでいる風だ。きっと、長さが分からないのだろう。
そこで、オレは助け船を出すようにこう言った。
「4メートルのつもりなんだけど」
すると、店員は、さらに困った顔付きで、こう答えたのだ。
「すいません。値段が分からないんです」
値段が分からないってか。
見つめられてそう言われたらしょうがない。
オレはそそくさと、値段を見に走った。
確認し、レジに戻り、そしてオレは店員に報告したのだ。
「メーター当たり180円だったよ」
「180円ですね。分かりました」
至極あっさりと分かってくれたようだが、ちょっと待て。
鵜呑みかよ。
なんだか、18円だったよ、と言っても、しっかり鵜呑みしてくれそうな、そんな雰囲気を醸し出す、なんとも大らかな店員であった。
こんなことでいいのか、この店は。
これもまた企業戦略なのかも知れないし、そう言うシステムなのかも知れないな。
ま、ただの鵜呑みだと思うけど。


20(木)         80 100

〔絶妙のタイミング〕

▼I藤がT橋にタバコを頼んだ。
すぐに1階の自販機まで買いに行ったT橋は、わざわざタバコの封を切って、I藤に渡したのだった。
I藤はすぐさまそこから一本抜き、ライターで火を付け、うまそうに一口吸ったのである。
するといきなり、I藤はこんな分けの分からないことを言い出したのだ。
「なんでおまえが封を切るんだよ。封を切る楽しみがなくなるじゃないかよ」
まあ、封を切るのもI藤の楽しみのひとつなのだろう。だがしかし、その言うタイミングはどうなんだ。
一服した後、思い出したように言うことはないじゃないか。
なかなか真似の出来ない、「間」と言えよう。
お見それしました。
いっぽう、気を利かせたつもりのT橋は、面食らったまま、ただただ笑うしかないのだった。


19(水) 120 100

〔大渋滞のわけ〕

▼高速道路は大渋滞だ。
ただでさえ、ラッシュ時、渋滞する道路なのだが、今日のはちょっとひどい。
高速料金を返して欲しいと泣いてお願いしたいくらいだ。
少々大袈裟すぎました。
どうやら事故渋滞のようである。
何気なく、ミラーで後ろを見た。
すると、後ろの運転手の顔が上を向いているではないか。
空にドラえもんでもいるのか、それともUFOでも飛んでいるのだろうか。見たところそんなものはいない。
その運転手をよく見ると、目をつぶっている。と言うことは、もしかして瞑想しているのか。そんな器用な奴もいないし、口をぽかんと開けて、瞑想もないじゃないか。
運転しながら目をつむり、口をぽかんと言えば、これしか考えられないだろう。
寝ている。
想像通りである。
案の定、オレの車が前進しても、その車はまったく付いてこず、したがって車間はおもっきり開いてしまっている。そうかと思えば、クラクションでも鳴らされたのか、大慌てで迫ってくる。そして、再び居眠り、慌てて迫る。その繰り返しである。
これはもう気になってしょうがないよ。
ややもすれば、オカマを掘られる恐れもあるからだ。
どれだけ、車から降りて、一発お見舞いしてやろうかと思ったか知れない。
しかし、オレは持ち前の忍耐力でグッとこらえ、渋滞解消のそのときを待ったのだった。

まもなく、事故現場の前を通った。
あ〜あ、やっちゃってるよ。
ものの見事に車の前部はペシャンコだ。
この車の運転手も居眠りだろうか。
やっぱり睡眠と車間距離はしっかり取らなきゃな。
オレは改めて、出来もしない決心をしたのは言うまでもない。


18(火)         60 100

〔夏は終わらない〕

▼昨晩は汗の出方が尋常ではなく、格闘技番組を4時間も見て、アドレナリンが異常発生したせいかとも思われたが、なんのことはない。熱帯夜なのだった。
したがって、再びアイスノンの登場と相成ったし、当然のことながら、パンツ一丁だったことは言うまでもない。
今夜もどうやらそうなりそうな、そんな予感のするイヤな暑さなのだった。

▼オオクワガタのこうじとさやかのペアリングから2週間。今日、2匹を離した。
さやかの元気の良さに反して、こうじのその元気のなさは何だ。
この2週間、ほとんどエサも食べていないようだ。
ちょっと頑張りすぎたんじゃないか、おまえ。
ちょっとばかり長かったかな、2週間は。
来年はもうちょっと早い時期にしてあげようと決意したのだった。
どうか、早く元気になってくれよ、こうじ。


17(月) 120 100

〔一日は格闘技で終わる〕

▼朝、客先からの電話で起こされた。
目がいっぺんに覚めるような、クレームである。
その手配などするために会社に出向いた。
事務所に入ったらI藤がいた。クレームの話を打ち明けたら、大笑いしていた。
やっぱり、面白かったか。
オレも大笑いしてお返ししたのだった。
朝から何も食べていないことに気付き、イオン名古屋ドームへ寄って、お気に入りの豚丼を食べ、そして、気分転換にゲームセンターへ。
そうそう、うろうろしてもいられない。
夜は格闘技があるのだ。
世界柔道とHIRO’sである。
世界柔道は最終日の今日、連日不甲斐ない結果に終わっていた日本勢が、最後の最後に金メダル3つを獲得し一矢を報いた。
それにしても、放送はまるっきり谷亮子、柔ちゃん中心だ。
棟田だって頑張ったし、塚田だって、ひとりでメダルを二つも獲ったんだぞ。
確かに谷亮子の人気は絶大だ。だがしかし、もうちょっと公平に扱ってやってもいいじゃないか。
これもまた、勝負の世界の厳しいところなんだろうな。

HIRO’sは、と言うと、ひとことで言って、レフリングをどうにかしないとな。
試合に水を差すような、あんなお粗末なことやってたんじゃ、見る方も萎えるぞ。
一日の締めは、そんな感想を抱いて終わったのだった。


16(日) 

〔天橋立〕

▼日本三景のひとつである天橋立に来るのはこれが初めてである。
駐車場は600円。ここから智恩寺を通り抜けて、観覧船に乗り、展望台へと向かうのである。
登るのには、モノレールとリフトの2通りあるが、リフトが気持ちいい。
天橋立と言えば、股のぞきだろう。
股のぞきと言っても、人の股を覗くわけではない。知ってると思うけど。
自分の股から、天橋立を逆さまに見ることによって、その名前の付いた由来であるその風景を見ることができると言うものなのである。
ときどき、股の下からこちら側を覗いている人がいるが、いったい何が面白いんだ。
どうやら意味が分かっていないようだ。
しかしながら、股の下から天橋立の風景を見つつ、あまり考えすぎるのは良くない。かなりクラクラすることになるので注意を要したい。
これまで何人があの場所から転げ落ちたんだろうな。
展望台は、北側の傘松公園と南側のビューランド、両方にあるが、なかなか見に来れるものでもないので両方見ることにした。
当たり前だが、それぞれ見え方は違う。個人的には先に見た北側からの眺めが良かったかな。
天橋立をこの足で歩いてみようとも思ったが、片道3.6キロもあるらしく、時間内に帰還できそうもなかったため諦めた。
雨が降りそうで降らない、なんともラッキーな天候の中、愛車スカイラインも絶好調。思う存分、日本を代表する景勝地を堪能したのだった。

天橋立

天橋立を股のぞきで


15(土) 

〔ちょっと足を延ばす〕

▼今日も世界柔道は不甲斐ない結果に終わっている。
メダルは谷本歩実の銅ひとつであった。
放送は毎日夜9時からされているわけだが、実を言うと、結果は朝のうちに分かってしまっている。これじゃ、つまらないじゃないか。
しかし、知らんぷりをしようにも、情報は耳に入るし、迂闊にホームページを開けば、いきなりそこに表示されている。
そもそも、結果が朝に出ているものを、放送が夜では少々無理があるのではないか。
考えてみれば開催国はブラジルである。時差がありすぎることによる弊害と言えよう。
▼愛車スカイラインの全快祝いと言うことで、ちょっと遠出をすることにした。
遠出と言っても、ちょっと足を延ばす程度だ。そう思い、福井県は若狭まで行ってみることにした。
北陸道は敦賀インターで降り、わけなく若狭まで来てしまい、調子に乗って走っていたら、気が付けば天橋立だった。


14(金) 120 100

〔主張する方法〕

▼人は時として、自分を主張したい欲求に駆られるものである。
方法はいろいろあるだろう。
前を走る車は、ワンボックスの商用車であった。
その車の後部を見ると、何か貼ってあることに気が付いた。
どうやらこの人は、主張している様だ。
白い紙に大きな文字で、さも皆に見えるように貼ってあるのだ。
いったい何を主張したいんだ、この人は。
どうやら何かを継続中らしく、よく見るとこう書いてあった。
「17日間、無事故無違反継続中!」
無事故無違反を継続しているのはなかなかのものと言えるだろう。
だがしかし、17日間ってことはないじゃないか。
一見、何かもの凄い記録を更新中しているかの様に思える。だがしかし、17日間だ。
ちょっと見、17年間かと思ったが、誰がどうみても17日間だ。
なんだその、17日間ってやつは。
と言うことは、こう言うことだろう。
わたしは、ちょっと前に、事故、もしくは違反をしたのです。
そこに何かとてつもない決意を感じるのだった。

▼今日から楽しみな世界柔道が始まった。
だがしかし、期待の井上康生、鈴木桂冶ともに敗れ、さらにメダルにも届かないと言う、まったく残念極まりない結果となってしまった。
中でも悔やまれるのは、鈴木桂冶が惨敗したことで、100キロ級のオリンピック出場が絶たれたことである。これは相当ショックだ。
もし、ひとつ減った出場枠に減らした本人が入ったとしたら、入った本人も複雑な心境だろうな。


13(木)         60 100

〔秋の気配〕

▼ようやく、暑さも和らぎ、先日、就寝スタイルもパンツ一丁から脱却することができた。
こうして私は秋の気配を感じたのです。
もうちょっとお洒落な感じ方はできないのか。
オレには無理だよ。
しかしながら、常に頭に熱を帯びているのだろうか、まだアイスノンは手放せないでいる。
まだまだ油断できない残暑の夕べなのだった。


12(水) 120 100

〔愛車帰還〕

▼無事、愛車スカイラインHCR32が修理から戻ってきた。
修理費は予想通り、8万6千円ほど掛かってしまったが、まあ良しとしよう。
なんていさぎよいんだ、オレってやつは。
なに? カード使えないのか。痛いぞ、現金払いは。
さっぱり、いさぎよくないのだった。

整備士Mは、ちょっと心配だと言い出した。
何をいきなり言い出すんだ。
いまは何処も悪くありません。
まあ、そりゃそうだろうな。すっかり直ったと思ったら、すこぶる調子が悪いのはイヤだからな。
だったら、何が心配だと言うんだ。
これだけ古い車だと、やはりいつ何処が壊れるか知れません。その辺の覚悟が必要です。
そんなこと分かってるよ。重々承知の上だ。
また調子が悪くなったら、どうかお願いします。
そんな風に頼むしかないのだった。

この車の様々な情報は、サイトやコミュニティで得ているのだが、同じ様な不具合の悩みを持つ人達のなんと多いことか。
逆に言えば、不具合が出るまで、この車に乗り続けている人達がそれだけ多いと言うことである。
それだけでも何か連帯感めいた心強いものを感じるのだった。
ともあれ、これで来年の北海道行きの準備は整った。
なんとも気の早いお方なのだった。


11(火)         60 100

〔使いこなす〕

▼最近、携帯を使いこなしているのはK田である。
毎日3時の客先ミーティングに合わせ、アラームをセットしてあるのだ。
確かに、ミーティングに遅れたら大変だ。なかなかの心掛けと言えるだろう。
しかし、ここにちょっとした落とし穴がある。
鳴るのは2時半。つまり30分前だ。
確かに、1分前では、その間何があるかも知れず、ややもすれば転ぶことだってあるかも知れないし、無性にお尻が痒くなることだってあるだろう。
1分の間にお尻を掻ききるのは至難の業である。
したがって、30分前のアラームセットは、至極妥当と言えるのではないか。
だがしかし、やっぱり落とし穴はある。早すぎるのである。
案の定、30分も前に鳴ったアラームは、その存在を忘れられ、K田が再び気付いたときには、すっかり刻限は過ぎ、したがって、アラームは鳴ったのにミーティングにはまったく間に合ってないと言う、とても間抜けなことになっているのだった。
気合いの入れ方にも、力の加減が必要なのである。

▼スカイラインの修理が出来上がったと連絡があった。
昨日出したばかりなのに、やけに早いな。
なかなかのやる気を見せてくれて、嬉しいのだった。
週末は、エアコンでキンキンに冷えた愛車でドライブだ。


10(月) 120 100

〔修理に出す〕

▼そんなわけでスカイラインを修理に出した。
修理箇所は再三言っての通り、エアコンのコンプレッサーである。
さっそく、修理工場から連絡があった。修理の方針を決めるためである。
車の部品には、新品、リビルト品、中古があるのだが、それぞれ値段に雲泥の差がある。
コンプレッサーも然りである。リビルト品、つまり整備済みのものは約5万円。中古品はその半分だが、どうしますかと言う。当然、中古にはかなりの当たり外れがある。だったら、多少値は張っても、リビルト品の方を選ぶべきだろう。
オレは迷わず、そう返事した。
それにプラス、磨耗部品やガス充填費用、整備費用など入れて、10万近くになるのかも知れない。
いったい、今年に入っていくら使ったろうな、我が愛車に。
計算なんか、とてもできたもんじゃないのだった。


 9(日)         60 100

〔愛した数式〕

▼エアコンの効かない愛車でドライブしても、ただの苦行である。せっかくの日曜にこれはないだろう。
だからオレは、マンガ喫茶へ行った。
読みかけの漫画、池上遼一の「覇 ー LORD」が読みたかったが、いくら捜してもない。もともとここに置いてないのか、それとも、誰かがいま読んでいるのか、はたまた、ただ見つからないだけなのか。ともあれ、本捜しにここに来ているのではないのだぞ、オレは。
きっぱり諦め、かと言って、他に読みたいと思う本もなく、そこで方針転換することとした。ネット配信の映画を見ることにしたのである。
「博士の愛した数式」
一度、見て見たいと思っていた映画である。
なにしろ、記憶が80分しかもたないのだ。
それにしては、その辛さをまったく感じさせない。そんな感じの映画である。
果たして、博士の愛した数式とは何なのか。
これである。
eπi+1=0
因みに、πとiは乗数であるが、いったい何なんだよ、これは。
どうやら、オイラーの公式と言う代物らしいが、果たしてこれが何を意味しているのか、何に便利なのか、まったく不可解なことこの上ない。
因みにオレが愛した数式は、これだ。
1ー1=0
ただ分かりやすいだけじゃないか。
なんにせよ、博士だからこそ愛することができる代物なのだと、無理矢理自分に納得させるのだった。


 8(土) 

〔また修理、そしてヱヴァ〕

▼愛車スカイラインHCR32のエアコンが、どうやら完全にダメになってしまったようだ。
強制冷房にしても熱風しか出ないと言うことは、センサー類ではない。まず間違いなく、コンプレッサーが逝ってしまったのだろう。
念のため、ヒューズを確認してみたが、これは異常ない。
そしてオレは決心した。
修理に出そう。
お盆にオルタネーターを修理して貰った工場である。
コンプレッサーが高いのは分かっている。8年ほど前に一度、ディーラーで交換してもらったことがあるからだ。
こんなに高いのに、2回目かよ。
できるだけ上質の中古コンプレッサーを捜して貰い、安く上げてくれる様、頼み込んだのだった。

▼仕事から帰るや否や、映画を見に行った。
ヱヴァンゲリヲン、つまり、エヴァンゲリオンである。
内容はここでは差し控えるが、観ていると意外と忘れてしまっている事柄が多いことに気付く。
最後は、「つづく」で終わり、この分だと、あと2、3回ほどは続くと思われる。
なにしろこのシリーズは、次回からが本番なんだな、そう思わせる予告編なのだった。


 7(金) 120 100

〔読もうとしている〕

▼個人的にデジカメが欲しいと思っているんですよ、と、会社のデジカメをしげしげと見つめているのは、角刈りのI藤である。
これ、なんて言うカメラだろ。
そうつぶやきながら、一生懸命、カメラに印字された文字を読もうとしている。
「ペ… ぺ…」
そこから先がなかなか進まない。
やがて、意を決したようにI藤の口から発した言葉はこうだ。
「ぺにっくす…」
いったい何を言い出すんだ。
「ぺ」の時点で何かイヤな予感がしたが、ファインピクスだから、それ。
確かに、Fの字が、Pに見えなくもない。
だからって、ぺにっくすってことはないじゃないか。
感心するほど、面白すぎるぞ。
最近、小さい文字が見えにくくなってきたんですよね。
まったく言い訳になっていないのだった。


 6(木)         60 100

〔間が良い〕

▼先月一杯で駐車場が契約切れとなったわけだが、何とか駐車場を見つけたものの、今までよりも少々高かったため、二の足を踏んでいた。
他に安いところはないものかと、不動産屋に頼んでいたものの、なかなかその連絡が来なかったため、そろそろ諦めて契約するしかないかと思っていた矢先、不動産屋から連絡が入った。1台空きがでたらしい。しかも今までよりも更に安い駐車料金だと言うではないか。
これほどラッキーなこともないだろう。
ただ単に、安い駐車場が見つかったことがラッキーだったと言うわけではなく、高い駐車場と契約する直前に、見つかったことがラッキーなのである。
間の悪い話が多い昨今、まったくもって、珍しくタイミングの良い話なのだった。
これを機にオレは、これからますます間の良い男になりたいと強く願望した。
間の良い男。つまり、マノイ男だ。
ロボットでそんなのいなかったか。


 5(水) 120 100

〔接近中〕

▼呑気に口笛など吹いていられないほど、今日も異様に暑い一日だった。聞けば、35度あったと言うではないか。
さらに、台風が近付いていると言う。
予想進路のもっとも西寄りを通れば、この地方直撃の可能性もある。
かと言って、東寄りを行けば、関東が可哀想なことになる。
なんとか良い方向はないものか。
こうなったら、これで手を打とうじゃないか。
上寄りを行って貰う。
これなら誰も文句は言うまい。
風向きが上、なんて聞いたことないけどな。
もしかして、上昇気流って、このことなのか。
ちょっと違う様な気もするし。
なんにせよ、どうか大事にならないで欲しい、そう願うだけなのである。


 4(火)         60 100

〔その後のオオクワガタ〕

▼気温34度。なかなかの残暑と言えまいか。
そんな中、一日外で過ごしたものだから、秋の日焼け戻りとも言うべきか、なんだか、夏真っ盛りな黒い顔になってしまった。
今頃、イヤだなあ。

真っ黒と言えば、我が家のオオクワガタである。
先日、オスのこうじとメスのさやかを一年振りにご対面させたわけだが、その後の進展がまったく分からないことになっている。なにしろ、それまで怒涛の食欲を見せていた二匹だったのだが、ご対面以来、まったくエサを食べている様子がないのだ。そればかりか、二匹とも土にもぐったままなのである。
さては、土中で仲良くしているのか。
見掛けに寄らず、恥ずかしがり屋さんなのだった。


 3(月) 120 100

〔昨日の帰路のこと〕

▼そう言えば、昨日、スカイライン・ミュウジアムの帰り、奇しくも我が愛車スカイラインのエアコンが不調なのだった。
行きは快調そのものだったのに、いったいどうしたと言うんだ。
何が不服だったんだよ、おまえ。
結局、帰宅までエアコンの吹き出し口からは、温風しか出ない有様なのだった。
したがって取るべき措置はただひとつ。
窓全開。
いまどき高速道路を窓全開で走る姿は、何かのこだわりとして見て貰うより仕方がないのではないか。
そんな状態で高速走行すると、風圧で耳がおかしくなることを知りました。

このことから、どうやらエアコンが危ないことになっているようだ。
先日、オルタネーターを修理した際、今度はエアコンが危ない旨の布石があったため、心の準備は出来ていたが、とは言え、やはり痛い出費には違いないだろう。
可愛い子には、何かと面倒で金が掛かる。

▼9月を待ってましたとばかり涼しくなった。
とは言っても、日中はまだ32度ほどあるのだが、あの地獄のような暑さに比べれば、まるで天国である。
いよいよ、アイスノンともお別れか。


 2(日) 

〔スカイライン・ミュウジアム〕

▼せっかくなので長野にとどまり、スカイラインの聖地、スカイライン・ミュウジアムへ足を運んだ。
岡谷 IC から国道20号を松本方面に走ると、まもなく看板が目に入る。
どうやら、やまびこ公園と言う公園内にあるようだ。
公園の駐車場に車を停め、階段を何十段と登り、遊歩道を数十メートル歩くと、それはあった。建物は意外と小さい。

スカイラインミュウジアム

入場料1000円を払い、中に入るとスカイラインのミニカーやステッカーなど数多くのグッズが列ぶ。
階段を下りる。そこには、往年のスカイラインが所狭しとひしめき合っている。
まさに圧巻である。

スカイラインミュウジアム

スカイライン乗りは、やはりここへ来なければならない。やっと念願叶ったと言う思いでいっぱいなのだった。

我が愛車


 1(土) 

〔諏訪の花火〕

▼花火を見に行こうと思った。
見れなかったら見れなかったでしょうがないが、取り合えず行ってみようと思い立ったのは、諏訪湖である。
今夜、全国新作花火競技大会なるものが、ここであるのである。
ちょっと調べると、とてつもなく混むらしい。
そこで考えた。
いつぞやの手である。
サービスエリアで観賞しよう作戦である。
その作戦は功を奏し、絶好の観賞スポットを確保することができた。
ここなら、花火を一望に見下ろすことができるだろう。
しかし、空模様がなんだか次第に怪しくなり、開始の少し前から雨が降り出した。
そのせいか、なんだかとても寒い。久々に、寒いと感じたよ。
日中、あれだけ暑かったのがまるで嘘のようだし、2週間前のあの酷暑がとても遠い昔のようだ。
雨は降ったが、予定通り19時から一発目の花火が上がった。
寒さに打ち震えながらの花火観戦となったが、新作と言うだけあって、なかなか珍しい花火の数々を見ることができ、満足である。
今年の花火もこれが最後だろう。




byクムラ〜





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