千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/31:夏の終わり /30:今更のカップリング /29:世界の壁 /28:トンネルはいつまで /27:実家への土産 /26:床屋で驚かれる /25:仕事が終わるや否や /24:余裕がなくなる /23:久々に涼しいと感じる /22:保険を検討しつつ、就寝スタイルを考える /21:今夜も手放せない /20:酷暑ネタはなおも続く /19:夏休みの終わり /18:涼しい昭和 /17:暑さを拒否する /16:復活した愛車で笠松競馬 /15:暑さからの離脱 /14:渋滞越しの花火 /13:思い立ったら流れ星 /12:戦うカピバラ /11:断念で残念 /10:トラブル発生 /9:続く、朝青龍問題 /8:よぎる不安 /7:寝汗 /6:警告ランプが点滅する /5:案内する /4:振り切れる /3:浮かない顔 /2:暑い待ちぼうけ /1:涼しく熱く/
<2007年 8月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 31(金) 120 100 〔夏の終わり〕 ▼久しぶりに平穏な一日であった。 終日、事務所の中だったからだ。 外は雨でも、実に爽快な気分である。 実のところ、そんな呑気なこと言っていられないけどな。 思えば、8月も今日で終わりなのだった。 夏休みがあったのが疑わしいほど、充実した日々であった。 90時間のサービス残業がそれを物語っている。 ▼昨日の公約通り、オオクワガタのこうじとさやかのカップリングをセッティングした。1年振りの感動の再会である。 良かったなあ、おまえたち。 ここまで引っ張ったのは、オレである。 ここはひとつ、夏の終わりのハーモニーでも歌って、ごまかすことにしよう。 30(木) 60 100 〔今更のカップリング〕 ▼念願叶って、晴れたのである。 本当に命拾いをした気分だ。 何のことか分からないだろうけど。 要は、ホッと一息なのである。 ▼今頃かよ、と言われそうなのが、我が家のオオクワガタ、こうじとさやかのカップリングである。 昨年は、たった2匹であるが、卵が幼虫に孵った。 気が付けば、もうすぐ9月である。申し訳ない気持ちで一杯だが、なにしろ暇がなかった。 取り合えず、朽ち木は水に浸して準備万端だし、あとは、セッティングするだけなのだが、それがどうにもできなかった。どうとでも言ってくれ。怠慢だと罵られても仕方があるまい。 そのうっぷん晴らしか何か知らないが、こうじの最近のその食欲は並のものではない。 見れば、いつもいつも餌の容器に頭を突っ込んでいる有様だ。 一日で餌は空っぽである。 それでも太らないのが不思議なくらいだ。 クワガタだからな。 ともあれ、今週はなんとかするつもりである。 期待して、待っててくれよな。 29(水) 120 100 〔世界の壁〕 ▼朝5時半に家を出る。 どうしても雨が降って欲しくなかった今日、雨が降った。 どこかにいるのか、雨男が。 なにしろ、明日はなんとかせねばなるまい。 そのために、みんなで誓ったのだ。てるてる坊主作戦を。 いまどきそんな非科学的な方法はどうなんだ。 もっと他に方法はあるだろう。 例えば、こんな方法だ。 雲に向かって、みんなでフウフウする。 あながち間違いとは言えないが、仕事にならないじゃないか。めまいでくらくらで。 ▼このところ、帰宅して唯一の楽しみは、23時半からの世界陸上ハイライトなのだが、ことごとく日本人が予選落ちしていくさまを見るにつけ、世界の高い壁を実感するし、その差は日増しに開いて行っているんじゃないの、もしかして。 これだから、舐められるんだよ、朝青龍に。 関係ないけど。 28(火) 〔トンネルはいつまで〕 ▼予想はしていたが、夏休み明け以来、なかなか辛い日々を過ごしている。 朝は早いし、夜は遅い、昼は暑いの3拍子だ。 さらに、仕事は減るどころか、増える一方ときている。 そんなだから、今日の月食なんか、見る余裕など持てるはずもなく、ただ、業務の消化を祈って、没頭するのみであった。 日課の腕立て伏せも3日間、休んでしまった。 これじゃダメだな。 いつまでもこんなトンネルは続かないだろうが、すぐその先に明かりが見えることを信じて頑張るしかないだろう。 27(月) 〔実家への土産〕 ▼実家に持って行く予定だった土産を昨日やっと送り、北海道の実家に明日届く旨の電話をした。 説明が必要なのである。 まったく同じものが入っている袋が5つあるのだ。 それは妹一家への土産であり、一家と言っても、要は子供達への土産だ。 困るな、5人姉妹は。 姉妹と言うだけあって、5人全員が女だ。 女おそ松くんかよ。 おそ松くんって、6人じゃなかったか? そんなことはどうでもいい。 なにしろ、同じものでなくてはならない。 まったく同じもの5つだ。 かつて、色が違っただけで大喧嘩になった、そんな修羅場を見ているのである。 だから、誰がなんと言おうと、まったく同じものでなくてはならないのだ。 しかし、今後、更に問題が発生しそうな予感である。 長女と五女の歳の差が10ばかりある。 となると、果たして、いつまで同じもので通用するのだろう。 よく考えたら、そんなことで悩むほどたいした土産ではないのだった。 26(日) 〔床屋で驚かれる〕 ▼3ヶ月振りの床屋へ行く。 空いていたので待ち時間なしでやってもらえたことは、ラッキーなことこの上ないことであった。 店員が、夏休みはどこかへ行ったんですか、と言うので、マンガ喫茶に行っていたよ、と答えたら、実に驚いた表情でこう言った。 「え!読むんですか、マンガ」 「どういう意味だよ」 「いや、そんな風に見えなかったもので」 だったら、オレは何を読む人に見えるんだ。 どうやら、オレは何も読む人には見えないらしい。 実に失礼な話であるが、客観的に見て、オレもそう思うのだった。 25(土) 120 100 〔仕事が終わるや否や〕 ▼早朝からの休日出勤であった。 今日も、厳しい暑さである。 仕事が終わるや否や、逃げるようにして帰った。 夜は、久しぶりに焼き肉を食べる。1週間の栄養不足をこれで補うのだ。 一般に腹八分目が良いとされているが、つい、腹12分目ほど食ってしまったため、すっかり身体の動きが鈍くなってしまった様だ。 いま、誰かに攻撃を受けても、きっと交わせないだろう。 まったく物騒な世の中になったものだ。 勝手に話を進めるなよ。 それはそうと、明日は、なんとしてでも床屋に行かなくちゃな。 話の展開が、めちゃくちゃだな。 24(金) 〔余裕がなくなる〕 ▼仕事上のトラブルが発生し、その火消しに躍起になる一日だった。 気が付けば、夜まで飯を食っていないありさまである、腹の虫はすでにエンプティだ。 オーマイ ハングリー! 発音はどうでしょう。 発音以前に、カタカナじゃ、たかが知れてるよ。 なにしろ、そのトラブルの余波は長く続きそうであり、そのため明日からは、ただでさえない余裕が、さらになくなりそうな、そんな状況に陥っていく予定なのである。 明日も朝が早い。今日は早めに就寝だ。 23(木) 60 100 〔久々に涼しいと感じる〕 ▼朝、いつもより弱冠涼しいな、と思ったら、外は大雨だった。 久々に車のエアコンは、最強ではない。 これをきっかけに、酷暑の終わりを告げてくれればいいのだが。 ▼ウインドウガラスに先日ヒビが入った社有車を修理に出したら、代車がカローラワゴンであった。愛車スカGを修理に出したときの、あの代車とまったく同じ車である。 修理工場が一緒なのだから、可能性はないとも言えない。 ちなみに、その車をこう呼んでいた。 ひぐらしさん。 ブレーキを踏むと、まるで、ひぐらしの様な音が出るからだ。 大丈夫か、おまえ。 なにしろ、この久々の再会に、ひぐらしさんと肩を抱き合って喜んだのだった。 無表情だけど。 22(水) 〔保険を検討しつつ、就寝スタイルを考える〕 ▼毎年、忘れがちになってしまうのが、車の任意保険の更新である。 いまは、インターネットで、ひょいひょいと更新できるため、ついぎりぎりになってしまうのだが、今回は、ちょっと検討してみた。 果たして、いまの保険は適正なのかどうかと言う疑問が湧いたのである。 そこで、調査してみることにした。 見積りもネットから簡単に依頼することができるので非常に便利である。 そこで、8社ほどから見積りを取ってみた。もちろん同じ条件でである。 すぐに、見積りが返ってきた。 見ると、驚きの事実が判明した。 会社によるばらつきはあるものの、全般的に非常に安いではないか。 安いどころか、現在加入のものよりも、半額以下と言うものまである。 半額どころか、3分の1なんじゃないの、これ。 まったく驚くばかりである。 良く内容を吟味すると、ロードサービスの内容がかなり低かったりなどするが、こんなものは、JAFに入ればまったく問題ないだろう。 まさに、目からうろこ。鼻からうどんである。 さらにもう一考しようと思う。 ▼現在のオレの就寝スタイルは、単刀直入に言って、パンツ一丁である。 そのスタイルで、いくら暑くても熟睡だけはするのだが、昨晩はなぜかいつも以上に暑かったようで、その暑さにもがき苦しんだあげく、ついに目を覚ましてしまった。 このとき、オレは、その事実に愕然とせずにはいられなかった。 目を見張る現実がオレを待ち受けていたのだ。 パンツ履いてないよ。 かいつまんで言えば、つまり、ノーパンである。 一昨日の説から言えば、スーパーノーパン現象と言うことになるのだろうが、そんなのどうだっていいよ。 なにしろ、いつの間にかそんなことになっており、ついに究極の就寝スタイルの領域に入ってしまったようだ。これ以上はないのだ。 まさに、背水の陳と言えるだろう。 さりげなく、陳ってことはないじゃないか。 21(火) 120 100 〔今夜も手放せない〕 ▼相変わらず、うちのエアコンの効きは半端じゃなく悪く、どこか具合でも悪いんじゃないかと心配もしてみたが、やはり尋常じゃないこの暑さでは無理もないらしい。 どうやら、冷える間のない空気が、冷え切らないまま室内に来てしまうらしい。 そこで朗報を聞いた。 エアコン室外機のコイル部分に水を掛けると効果があることを、某エアコン業者から聞きつけたのだ。 さっそくやってみた。 うきうきわくわくでエアコンの前に仁王立ちになった。 さっきとまるで変わらないですよ。 ▼どうやら、今夜もアイスノンの出番だ。 このアイスノンについて、少々語らせて貰おう。 アイスノンには実を言うと裏表がある。つまり、頭を乗せる方にクッションが付いているのだが、そちらが表なのである。 しかし、オレはここで新たな発見をした。 あまり公表したくなかったが、思い切って言うことにしよう。 実を言うと、アイスノンは裏側が冷たい。 どうだ。 威張られても困ると思うけど。 なにしろ、表側はクッションがあだとなっており、それが冷たさを低減させてしまっているようなのだ。 ところがどうだ。裏側はいきなり氷である。それだけに冷たさもひとしおだ。 なんて、ありがたいんだ、裏ってやつは。 だからオレは、裏側を使う。 だけど、ごつごつしてないか、これ。 それもまた、オレの石頭には心地よいと言えよう。 とにもかくにも敢えて裏だ。これがオレのこだわりなのだ。 今夜も友人からもらったアイスノンが手放せない。 20(月) 60 100 〔酷暑ネタはなおも続く〕 ▼休み明けの今日も、やっぱり朝から暑い。 会社の車に乗り込むと、まるでサウナの様だ。予想はしてたけどな。 しかし、ここで予想外のことがオレを待ち受けていた。 ふと、前方を見ると、ウインドウガラスにヒビが入っているではないか。 真横一文字に窓半分くらいの、ものの見事なヒビだ。 こんなもの、休み前にはなかったはずだ。だとすれば、いったいどこのどいつの仕業なんだ。 オレの緻密な推理に寄ればこうだろう。 暑くて車内がパンパンになってしまった。 暑くて顔面がパンパンになるのとは少々分けが違う。 そう。連日の異常な暑さによって、車内の空気が膨張し、その結果、ウインドウを破壊したのだろうと考えられる。 それはまさに想像を超えるパンパン状態だ。 これを俗に、スーパーパンパン現象その1と言う。 なんか凄そうだぞ、それ。 ちなみに、その2はない。 なにしろ、この暑さネタから、いい加減解放されたいと願う、そんな仕事始めなのだった。 19(日) 120 100 〔夏休みの終わり〕 ▼よくもまあ、こんなに暑いところで寝られるものだと思いながらも、昼まで寝ていた。 非常に残念ながら、こんなに暑い夏休みも今日までである。 こんなにも長く感じるものなんだな、遠出しないと。 とにかく、明日からが心配である。やり残している仕事が怒涛のように押し寄せてくるのだ。 いったい、軌道に乗るまでどれくらい掛かるのだろうか。 とか言っているうちに、気が付けば正月なんだろうな。 18(土) 60 100 〔涼しい昭和〕 ▼ちょっと足を延ばしてみたいと思い、美濃加茂の日本昭和村へ行ってみた。 昭和村と言うだけあって、中へ入ると、まんま昭和であった。 昭和時代と言っても、まだついこないだのことの様にも思っていたが、考えてみれば、もう20年近くも前のことなんだな。 この村が言う昭和のコンセプトは更に昔の昭和である。 再現された民家に備わるいろりなどは、このオレも知らないし、黄金バットの紙芝居だって、実際この目で見たことはないし、変身したこともない。 やだよ、あんな骸骨は。 オレの場合、変身と言えば、仮面ライダーである。 案外と最近の人間なんだな、オレって。 今日は21時までの延長営業とのことで、夜18時頃から盆踊りが始まった。 これもまた夏の代表的風物詩である。 それよりも何よりも嬉しいのは、驚くほど風が心地よいことだ。 こんな爽やかな風にお目に掛かるのは、いったいどれくらいぶりのことだろうか。 それほど離れてもいない名古屋に比べこんなにも違うものなのか。まるで避暑地にでも来た様な気分だ。 このまま、この風に吹かれながら、盆踊りの響きに紛れ、寝てしまいたい気分に駆られてしまったが、ふと時計を見れば、そろそろおいとまの時間だ。 夏休みもあと残すところ明日1日だけなのだ。 いい加減、いつものペースに戻さねばなるまい。 それに際し、オレの儚い希望を言うならば、頼むから少しでも良い、ひと雨降ってはくれまいか。 しっかりと熱を帯びてしまった、我がマンションの頭を冷やして欲しいのです。 いまのオレに取って立ちはだかる唯一の障害はただこれだけなのである。 17(金) 〔暑さを拒否する〕 ▼あまりにも部屋の中が暑く、いくら汗をかいても切りがない。したがって、こんなところにいつまでもいられる分けもなく、極力、外で涼みたい。そんな気分で夏を過ごしている。 毎年こんなに暑かったかと、考えても見たが、夏休みのすべてを名古屋で過ごすなんてことは今までなかったのではないか。 どうりで暑いわけだ。だから、異様に夏が長く感じられる。 とにかく、この暑さを拒否するべく、できるだけ長く外出せねばならない。そんなだから、意味もなく、外をフラフラすることとなる。 遠方のスーパーオートバックスへ行ったり、大須アメ横のゲームセンターへ行ったりなどしたが、いつまでもこんなところにいられるわけもなく、だからと言って、今日も締めはマンガ喫茶では、おまえはどれだけマンガ好きなんだと、いらぬ誤解をされても困るので、映画を観に行った。 さて、何を観ようか。 トランスフォーマーか、オーシャンズ13か迷ったが、前者はオレ的にウイークポイントがある。 昔懐かしい合体ロボットアニメ、ゲッターロボを思い出してしまうのだ。 こうなるともうダメである。 面白そうだけど。 よって、オーシャンズ13を観ることにした。 初っぱな、話の掴みを探るのに大変だったが、テンポの良いストーリー展開とその痛快さは、理屈抜きで楽しむことができた。 相変わらず、いい味だしてるよ、ブラピは。 このように今日も、夜中まで暑さから逃げ惑う一日だった。 明日は、少しは涼しくなってくれるだろうか。 16(木) 120 100 〔復活した愛車で笠松競馬〕 ▼室温39度。この暑さで、もがき苦しみながら寝ていたところ、携帯の着信で起こされた。 愛車スカイラインの修理が完了したと言う連絡だ。 思ったよりも早かったな。実にありがたい。 すぐに、汗だくの身体に水シャワーで活を入れ、代車のカローラワゴンで愛車を迎えに行った。 オルタネーターの交換はかなり値が張ると、前調査で聞いていたため、覚悟はしていたが、思ったよりも安く上がり、ホッとしたのだった。 ただ、気になることを言われた。 エアコンのコンプレッサーから異音が出ていると言うのだ。 こうなると、故障も時間の問題らしく、以前、コンプレッサーの交換は一度行っているのだが、確か15万程度はしたのではなかったか。 これは痛いな。 もし、コンプレッサーがダメになったら、格安で修理してくれるよう頼み、北海道に持って行くはずだったお土産を置いて、修理工場を出た。 修理仕立てのスカイラインは絶好調だ。 このハンドリングと瞬発力は、まさしく我が愛車、スカイラインHCR32だ。 いまのところ、エアコンもギンギンに効いている。 ▼スカイラインの快気祝いを兼ねて、岐阜方面まで足を延ばした。 行った先は、笠松競馬場である。 前回ここに来たのは3年前だったろうか。 無料駐車場はほぼ満車状態だったが、競馬場はことのほか空いていた。 サービスデーで入場料は無料。 入場は14時半。レースは2レースを残すのみであった。 それにしても暑い。どうやら、同じ岐阜県の多治見市では、40度を超えているらしい。 こんな中を走る馬は、まるで苦行である。 大丈夫なのか、熱中症は。 それでも、文句一つ言わず、力一杯走る馬達は立派である。 そんな馬達を見て、何か力を貰った様な、そんなひとときを過ごしたのだった。 ここは地方競馬場である。 運営する側からしてみれば、ほんとに必死なのだろうが、見る側からしてみれば、ついほのぼのとしてしまう。それが地方競馬なのである。 ![]() 15(水) 〔暑さからの離脱〕 ▼いったいどうしちゃったんだろうなこの暑さ。 すでに人間の体温を超えているのではないか。どうりで止めどもなく汗が流れるはずである。 自宅のエアコンのパワーではこの暑さは如何ともし難く、とても家の中にいられたものではない。 そこで取り合えず入ったのは、カラオケボックスであった。なんて涼しいんだよ、ここは。 おまけに歌えるときたら、オレに打ってつけじゃないかよ。 本来、歌うところなんだけど、ここ。 散々熱唱したあと、再び思い出したのはエアコンのことだ。 ふと、エアコンの洗浄を思い付いたのである。 もしかしたら、エアコンを洗浄することで、少しは冷房能力も高まるかも知れないと、大きな期待を寄せ、汗だくになりながら、エアコンの洗浄をしたものの、一向に改善は見られず、さらに、汗は滝のように流れ始め、それはまったく治まる気配も見せず、温度計を見れば39度と言う、呆れるばかりの不快指数を指していたため、オレは迷わず家から脱出することにした。 しかしながら、再びカラオケと言うわけにもいかず、となれば、これはもうマンガ喫茶しかないだろう。 ここはもう、なんと言いましょうか。涼しいの度を超して、まるで北極である。 確かに暑くないのはありがたい限りだが、それにしたって、ここまで寒くしなくてもいいじゃないか。 これじゃまるで、オレは北極グマか、もしくは百歩譲って、ペンギンかよ。 どれくらい譲ってるんだよ、それ。 なにしろ、その寒暖の差が、いっそう帰宅への恐怖を募らせるのだった。 14(火) 120 100 〔渋滞越しの花火〕 ▼夏と言って忘れてならないのは、花火だろう。 さっそく、花火大会の開催情報を調べた。本日、この近辺では濃尾大橋花火大会が開催されるようだ。濃尾大橋は、一宮市の木曽川に架かる橋である。 先日、東京の知人が高速のパーキングで花火を満喫したらしく、それはなかなかグッドアイデアであると感心し、地図でその近辺の状況を調べたところ、どうやら羽島パーキングが近そうである。そこは下りにしかパーキングがないため、方向的に高速道路越しになるのだが、果たして見ることができるのだろうか。 だいたいの目星をつけ、パーキングに車を停めた。あとは開始までひたすら待つ。 そして、開始時間の19時半ちょうど、一発目の花火が上がった。 ものの見事にど真ん中である。 渋滞の車越しに見る花火は、それはそれで言い知れぬ趣がある。 かくして穴場決定である。 ただ、欲を言えば、花火の音がほとんど聞こえないのが物足りないと言えば物足りないことだろうか。それも致し方ないだろう。ここは高速道路なのだ。 車の騒音と、時折通る新幹線の振動をバックに、1時間半、花火の宴を満喫したのだった。 13(月) 〔思い立ったら流れ星〕 ▼せっかくだから、見に行こうと思い立ったのは、流星である。 ペルセウス座流星群だ。 この時期、毎年やってくる天体ショーである。 星を眺めるにはやはり、できるだけ暗く、できれば仰向けになれる場所が良いだろう。 となれば、へんぴな場所ほど良いと言うことになるのだろうが、そこまで行く気力もなく、結局、近くの平和公園で観賞することにした。 百均で買っておいたブルーシートを敷き、その上へ横になって東の空を望み、ひらすらその時を待った。 近くで花火を始めた若者たちを鬱陶しいと思い始めたその時、一筋の光が、北から南へと流れた。かなり明るい光である。ロケット花火ではない。あれは確かに流れ星である。 見始めて15分ほど経った頃であった。 100HRと言うから、1時間に100個見れる計算ではある。しかしここは街中であり、空はそれほど暗くはない。この日、2時間の間に見れた流れ星は3個。 それでも貴重な3個だ。 次第に東から押し寄せてきた雲が辺り一面を覆い、雨もちらつき始めたところで店仕舞となった。 惜しむらくは、結局どれ一つ、願い事を唱えることは叶わなかった。 無理だよ、あんな唐突な流れ方されたんじゃ。 12(日) 60 100 〔戦うカピバラ〕 ▼時間つぶしにイオンにでも行こうと思ったが、動物園へ行った。 どんな脈絡だよ。 近所にある東山動物園である。あまりにも近過ぎるとなかなか行かないもので、今回が2回目であるが、突然思い立ち、ふいに入ったのだった。ほとんど、散歩の乗りである。 中に入るのは10数年振りだろうか。駐車場はすんなり入れたし、園内も思いのほか空いている。 また、歴史のある動物園だけあって、雰囲気はレトロ感で満ち溢れており、なんだか懐かしい気分に浸ってしまうのだ。 もの凄い行列をなしていたのはライオンのコーナーだ。看板を見ると、「間近で見れる、ライオンの運動場」とある。いったい何なんだろうと、その先を見て愕然とした。 オスライオンがメスライオンにのっかっちゃって、なんかまずいことやってます。 周囲を見れば、大多数は親子連れである。こんなとき、親はいったい子供にどう説明すれば良いのだ。 ただただ気まずい雰囲気で、ライオンのその行為を無言で見つめるしかないじゃないか。 心中お察しします。 ライオンもライオンだ。確かにおまえは百獣の王だ。それは認めよう。 だがしかし、寄りによって真っ昼間からアダルトな行為は如何なものか。 ライオンの運動場が聞いて呆れるよ、まったく。 それに比して、なんともほのぼのしてるのが、カピバラである。 そのスローモーな動きと、間の抜けた表情は、なんとも言えず憎めない、まさに、平和のシンボルと言っても良いのではないか。 しかし、それは人間が勝手に作り出した幻想であることを思い知る。 このカピバラコーナーで質問会があった。ある子供が係りのお姉さんにこう質問したのだ。 「カピバラは、食べれるんですか」 いきなり何を言い出すんだ、このガキは。 このように、カピバラさんは平和とはほど遠い、生きるか死ぬかの戦いを今日も強いられているのである。 11(土) 120 100 〔断念で残念〕 ▼残された時間は残り少ない。まずは、愛車スカイラインを直す手だてを考えねばなるまい。 これまでのことからディーラーは当てにならないだろう。 そこで、会社で使っている整備会社に連絡を取った。 社長が出た。見解は、ダイナモの不良だろうとのことだったが、結局、今で言うところのオルタネーターである。昨日のオートバックスで聞いた見解と一緒である。 果たして部品はすぐにあるのか、それが一番の問題である。捜してくれるとのことだったので、すぐに車検証をFAXで送った。 まもなく、返事が返ってきた。 「その車種のその年式に使われているオルタネーターは何種類ものメーカーがあるんですよ」 どうやら、どのメーカーのものでも良いわけではないらしく、しかも確認するには、ばらして見るしかないとのことだった。 と言うことは、愛車の入院決定である。 かくして、北海道行きの儚い夢は消えた。残念ながら断念である。 いきなり目標を失ったオレはこの先どうすれば良いのだ。 代車のカローラワゴンで、トボトボと帰る姿は、さぞかし寂しげだったろうな。 しかし、もしこれが、道中のしかも渋滞真っ直中のことだったらと思うと、それはそれでホッとするし、そう思うしか救いようがないじゃないか。 早く帰ってきてくれよ、スカイライン。 10(金) 〔トラブル発生〕 ▼仕事が終わり、いつもより早めに会社を出て、オートバックスへと行ったのだった。 北海道へ向けての出発前に、バッテリーを交換するためである。 しかし、ここで思わぬ事実が判明したのである。 バッテリー警告ランプは、バッテリー自体の不具合ではないと言うことだ。 何か良からぬ予感がする。 バッテリーの不具合ではないと言うことは、バッテリーを交換しただけでは問題が解消しないと言うことではないか。 どうやら、充電系統のオルタネーターなどの不良ではないかと言うことであった。 いまここで直せないかと聞いたが、部品がないので無理だという。 慌ててディーラーに電話するも、すでに閉店していた。 かくして、今日の出発は中止となってしまったのだ。 果たして明日、なんとかなるのだろうか。 日曜のフェリーに間に合うためには、明日の昼過ぎには出なくてはなるまい。 かくして非常に厳しい状況となってしまったのだった。 あ〜あ… 9(木) 〔続く、朝青龍問題〕 ▼横綱、朝青龍が相変わらず問題だ。 まともに口がきけない状態だと言うが、なんだろうな、あれは。 ふてくされているのか、とぼけているのか、ただの我が侭なのか。専門医の見解によれば、うつ病の一歩手前と言うことらしいが、果たしてこのまま祖国モンゴルに帰していいものか。 ふと、今のこの朝青龍の状態とオーバーラップする人物が思い浮かんだ。 ハイジ。 そう。やーっほ やーっほ やっほっほぃ の、アルプスの少女ハイジだ。 それはまるで、フランクフルトへ無理矢理連れて行かれ、超ホームシック状態になってしまったハイジそのものではないか。 見た感じは違うけどな。 その後、アルムの山へ帰ったハイジは無事、病も癒え、元の元気な姿に戻ったが、そう言った観点から言えば、朝青龍も然り、モンゴルへ帰れば元気を取り戻すのだろうか。 きっと元気になるのだろうな。だがしかし、誰もがこう思う。帰国するなりはしゃぎまくる朝青龍の姿を。 そんな危険性を多分にはらんでいるのだ。 ▼明日の今頃は、北へ向け名古屋を出発していることだろう。 その前に、オートバックスだ。 バッテリーを交換せねば、気が気じゃないよ。 8(水) 120 100 〔よぎる不安〕 ▼高速道路はバカンスな車両が混在しているためだろう。朝から相当混んでいる。 そんな中、サービスエリアでボンネットを開け、それを覗く人を何人か見掛けた。 だとしたらそれは故障に他ならないだろう。 見ると、車はそれほど古くはない。むしろ新しい部類だ。そんな時、オレの頭をふと不安がよぎる。 大丈夫なのか、オレの車は。 今週末から休みに入るや否や、長距離ドライブが控えているのだ。 果たして、16年物となるオレの愛車は、3000キロ以上の長旅を耐えることができるだろうか。 なにしろ、3年連続の北海道帰省である。 万が一、とんでもないところ、例えば東北のど真ん中くんだりで、立ち往生なんてことになったら、それは大往生だよ。 しかし、これは愛車スカイラインとの挑戦だ。 何としてでも、完遂させねばなるまい。 それよりも何よりも、高いなあ、ガソリン。 7(火) 60 100 〔寝汗〕 ▼相変わらず、寝汗が凄いことになっている。 起床すると、襟足から背中にかけて、いったいどうしちゃったの、ってくらいにビッショリなのである。 確かに寝室にはエアコンがないという劣悪な条件の中で寝ているわけだが、それにしてもこんなに寝汗をかくなんてことは、例年あまりなかったことではないか。 いったい何が原因なのだろうか。 これも、ひとつの地球温暖化の影響なのだろうか。 南極の氷も溶け始めてるって言うしな。 オレの寝汗は、南極の氷の成れの果てかよ。 なんだか涼しそうだぞ、それ。 Oh!マイ クール! そんなくだらないことを言ってる場合ではない。 なにしろこの寝汗をなんとかしたいのだ。 ちょっと待てよ。良く考えてみたら、毎晩1リッターは飲んでるな、コントレックス。 普通の水ならここまで飲めないだろう。そこがコントレックスのコントレックスたる所以なのである。 だったら、飲むのを控えれば良いようなものだが、出る汗がないと、なんだか干からびそうで不安なのだ。 6(月) 120 100 〔警告ランプが点滅する〕 ▼愛車のバッテリー警告ランプが点滅し始めたのは昨晩のことだ。 どうやらバッテリーが弱っているらしい。すかさずオレも、お尻をペンペンと叩き、弱ったポーズを取った。 どんな弱りポーズだよ。 なにしろ、またいらない出費が掛かりそうなのである。 そもそも、前回バッテリーを交換してから、まだ2年も経っていないはずだ。 なんだ、このていたらくなバッテリーは。 更に困りものなのは、我が愛車は寒冷地仕様のため、バッテリーが通常のよりもでかいことである。したがって、値段も至極高く、2万円以上はする代物だ。 痛いな、2万は。 そもそも、なんで寒冷地仕様になんかしたんだろう。 そんなことを15年以上も経ってから悔やんでもしょうがないじゃないか。 ともあれ、夏休み直前でこんなことになってしまっては、おいそれと遠出もできやしないのである。 まずは交換だ。それしか道行く道はないのだ。 5(日) 60 100 〔案内する〕 ▼東京からの訪問者を名古屋見物へと案内する係の一日だった。 まず、名古屋の暑さに驚かれ、この暑さには、オレも驚いたよ。 ま、雨よりは良いかと、自分を納得させながら、まずは定番のひつまぶしを食べ、そしてこれまた定番の名古屋城へ。中に入るのはこのオレもかなり久し振りのことであった。 次にどこへ行こうかと色々考えたが、時間も限られているため、それほど遠くへもいけない。そこで、ランの館へ行った。 ランの館はひとことで言って、涼しかった。ランがこんなにも暑がりだとは思わなかったよ。休憩室には、すっかり気持ち良く、口を開けて熟睡しているご年輩達が多数いた。 この香りにこの涼しさでは、こんなことになってしまうのも無理はないだろう。 そして、名古屋港はイタリア村へ。冷静に思い起こせば、ここへはただお茶をしにいっただけではなかったか。イタリアを感じながらのお茶である。何とも贅沢なお茶ではないか。 そして更に、名古屋と言えばこれだろう。 手羽先。 このスパイシーな味付けは、かなり好評であった。 この後行ったカラオケでは、そんな曲じゃないはずなのに、血管がぶち切れそうになるほどにミスチルを熱唱し、そしていよいよ名古屋最後の大トリは、ミッドランドスクエアの展望、これで締めた。 時間がないわりには、かなり名古屋を詰め込んだお得な内容だったのではないか。 そんな暑くて充実した休日なのだった。 4(土) 〔振り切れる〕 ▼朝、電話で起こされる。 仕事の電話である。しかも、どうやらトラブっているようだ。 寝ぼけた状態から、いっきに頭はフル回転、レッドゾーンである。 いつもすぐにレッドゾーンへと突入してしまうオレの頭にこれはきつい。 これほど、エネルギーを消耗することはないだろう。 取り合えず解決はしたが、そのあげくに待っていたのは、何とも言えぬ虚脱感である。 頭はいつも以上にボーっとし、そうとなればもはや何もやる気は起きない。 だったら、寝るしかないだろう。 即ち、二度寝と言う奴である。 そう、今日は二度寝できる休日なのだ。 暑いのは仕方ないにせよ、それは素敵なサマーデイズだ。 オレは、夢心地でこう呟いたのだ。 毎日がエブリデイだったら良いのにな。 いきなりきたか。 どうやら、オレの頭の針はレッドゾーンを振り切れたらしい。 3(金) 120 100 〔浮かない顔〕 ▼久しぶりに朝から会社に出勤した。 締めの疲れか、みな浮かない顔をしている。 オレもきっと文鎮の様な、浮かない顔をしているのだろうか。 浮かない顔と言っても、文鎮はイヤだな。ちょっと黒すぎるよ、あれは。 文鎮になるくらいなら、まだ石ころの方がましである。石ころは実に様々な表情がある。 だが、おいそれと表情を変えられないのが玉に瑕ではある。 何にだって、弱点はあるだろう。贅沢は言っていられない。 石ころの何が悪いって言うんだ。 誰もそんなことは言ってないけど。 なにしろオレは思う。 蹴られても、投げられても、表情一つ変えない、ニヒルな石ころにオレはなりたいのだ。 2(木) 60 100 〔暑い待ちぼうけ〕 ▼久々に暑いと感じた一日だった。 それと言うのも、待ちぼうけを食ったからだ。 客先から、手が空いたら呼ぶからと言われ、大の男4人が玄関先で待っていたのだが、待てど暮らせど出てこない。たまに様子を見に入るも、まったく手が空く様子もなく、結局、炎天下の空の下、半日突っ立っていたのである。 なにしろ待ちぼうけだ。 なんて、間抜けな待ち方なんだよ。 見れば、すっかり顔は黒く変色している。 これを俗に、待ちぼうけ焼けと言うのであろう。 そんな日焼けはまったく健康的じゃないな。 海にでも行って、満遍なく焼くのが本来の健康的な日焼けと言うものなのだ。 1(水) 120 100 〔涼しく熱く〕 ▼いつの間にか、8月に入ってしまっていたのだった。 ここへ来て暑さは少々緩んだようで、いつもは何も掛けずに寝ているはずなのに、朝起きてみると、腹に枕を乗せて寝ていた。 昨晩は涼しかったのだろうな、きっと。 ▼そんな涼しい気分も、一気に熱くなった。 8月一杯で、借りている駐車場が閉鎖になると言う通知が来たのが数週間前のことである。そして今日、車を見て唖然とした。 周囲にはカラーコーンが並べられ、フロントガラスに何やら張り紙がしてある。 「ここの契約は7月一杯なので即刻移動すること」 いったいなんだこれは。 オレは愕然とし、そしてそれはすぐさま怒りに変わった。 「通知には8月一杯と書いてあっただろう!」 オレの怒りの鉄拳電話に不動産屋の担当は相当ビビリ、あっさりと自分の不手際を認め、ただ謝るばかりだったが、ともあれ、早いとこなんとかしないとなあ、駐車場。 byクムラ〜 |