◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ|

/30:ヨガマット、そしてブルームーン /29:携帯料金のからくり /28:鼻血を出しつつ苦言する /27:さっきのください /26:事務所ごもり /25:チケット入手はしたが /24:ブートキャンプデビュー /23:果てしない出費 /22:不調の証 /21:何よりも必要なもの /20:規格外 /19:可哀想な人 /18:旅行のスタイル /17:大須アメ横でつい入る /16:カレーには /15:超感覚クッキー /14:最後の送別会 /13:暑さで発見する /12:今年の夏 /11:どんよりしている /10:謝られる /9:送別をする /8:クールビズ /7:先取り /6:5000万件について考える /5:拒否反応は無意識である /4:急な改編 /3:エアコン快調で動物園の横を通る /2:寝たのである /1:交渉する/

<2007年 6月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

30(土) BBC

〔ヨガマット、そしてブルームーン〕

▼ヨガマットを買おう。そう思ったのは、別にヨガをやるためじゃない。
ビリーズブートキャンプのためである。
ケツは痛いわ、足の皮は剥けるわ、これじゃ身が持たない。
こんなとき、ヨガマットが最良だろう。
ところで、どこにあるんだ、ヨガマット。
こんなとき、取り合えず思い付くのは、コンビニである。しかし、そんなものコンビニにあるわけないのである。
となれば、ホームセンターだろう。
一番近くのホームセンターへ行ってみた。
いきなりあった。
凄いな、ホームセンターって奴は。
さらに凄いのは、その値段だ。
780円。
大丈夫なのか、こんなので。
さっそく、このヨガマットの上でやったよ、ブートキャンプ。
なんだろうな、この大量の汗は。
このまま、大草原の大地の上で大の字になり、頭の中をからっぽにして死ぬまでそよ風に吹かれていたい気分になります。

▼今日は満月である。
しかもただの満月ではない。
ブルームーンと言う奴らしい。
別に、月が青くなっちゃうわけではなく、ひと月の中の2回目の満月のことを言うのである。
月の周期は知っての通り、約29日である。したがって、ひと月に2回満月になることはけっこう少ない。
そんな貴重な月なのだから、祈るしかないのだろう。
珍しいものを見たら、取り合えず祈る。これに越したことはないのだ。
だからって、オレを見て祈るのはやめてくれよ。


29(金)         60 100

〔携帯料金のからくり〕

▼まったく気にも留めていなかったことだが、それは携帯電話の値段のからくりである。
現在、携帯電話は機種変更で、だいたい3万円くらいだろうか。しかしながら携帯の値段は実際のところ7万円ほどすると言う。じゃあ、なぜそれよりも遥かに安い値段で売ることができるのか。
詳しいことはわからないが、概ねこんなことらしい。
携帯電話会社は、携帯電話を1台売ると、メーカーから3万円の報奨金が出るらしい。しかし現在の携帯の値段設定では、その報奨金だけでは元が取れない。したがって、その不足分を何かで補わなければならないだろう。
いったい何で補填しているのか。
通話料である。
なんと、通話料に、この携帯電話の金額が乗っているのである。
と言うことはなにかい? 同じ機種を長く使い続ければ使い続けるほど、無駄な金を支払うことになり、ややもすれば、本来の金額以上の金を、その携帯に払うことになると言うことか。
1年とか、2年とか、しばりがあるのはこのためである。
この様な方式だと、あまり長いこと同じ機種を使い続けるのは損であるが、まったく時代にそぐわない制度ではないか。
ソフトバンクは、すでにこの制度をやめているようだ。
だから通話料金が安いのか。
その代償として、しばりを破ったときの違約金は滅法高いらしい。
うまい話には、まず間違いなく裏がある。
しかし、その手に乗るしかない場合も多い。


28(木) 120 100

〔鼻血を出しつつ苦言する〕

▼K−1MAXなのだった。
すでに放送時間が過ぎている。
帰宅するや否や慌てて腕立てをし、風呂に入ったら、鼻血が出た。
いわゆる、「顔を洗っていたらふと見ると顔面真っ赤でした鼻血」である。
そんなことはどうでもいい。
飯も食わずにテレビの前に座った。
こんなとき追っかけ再生がありがたい。
試合内容は、判定が多かったものの、内容はなかなか濃かったのではないか。
相変わらず、同じVTRを繰り返し流す手法には閉口したが、メインの魔裟斗は実にアグレッシブで良かった。ますます、小比類巻との次元の違いが明らかになったのではないか。
敢えてオレは言いたい。
この際、かっこつけてる場合じゃないだろ、小比類巻。


27(水)         60 100

〔さっきのください〕

▼飛行機の窓から外を眺める。
離陸すると風景はあっと言う間に地図になる。
まったく凄いな、この鉄の塊は。
いつも感心する。
リクライニングする間もないうちに新潟に到着。
なにしろこの限られた時間では、期間限定アップルマンゴージュースを飲むだけで精一杯だ。
もうちょっと長くてもいいと思う。
飛行場に着いてすぐタクシーに乗り、海岸ぺりを走る。海開きの準備なのだろう。そこかしこで海の家の組立をしている。
9時頃現地に到着。
打合せは昼前に終わった。
しかしながら帰りの便の時間が迫っている。
会社の後輩に飛行場まで送ってもらった。
その後輩は東京から出張で新潟に来ているのだが、すっかり新潟を満喫しているらしく、連日の豪遊で、ついこないだもらったボーナスはほとんどないらしい。
その、宵越しの銭はもたねぇっぷりが羨ましい。
江戸っ子じゃないけど。

▼帰りの飛行機はプロペラ機だった。

機上より

座席は左右に2列ずつあるが、客は各列に一人ずつ程度しかいない。
このような小さい飛行機だが、アテンダントさんはちゃんといてくれた。
オレはそのアテンダントさんにこう言ったのだ。
「さっきの期間限定アップルマンゴージュースをください」
気持ちは分からないでもないが、初めてのアテンダントさんに向かって、”さっきの”ってことはないじゃないか。
思わずそう言ってしまった真意をどうかくみ取ってください。
この様に、往復4万少々のとんぼ帰り出張は、なんとも言えず贅沢風な出張であった。
もうちょっと違う贅沢がしたいよ。


26(火) 120 100

〔事務所ごもり〕

▼終日、事務所にこもり、CADで図面作成。
なんだか目が、カチカチする。
どんな目してるんだよ。
明日は早朝から新潟出張なので、早めに帰ろうと思ったが、結局いつもと同じ時間になってしまった。
明朝はセントレア空港からANA7時25分発新潟行きの機上の人となる。
これに乗るには、家を6時前には出なければならないだろう。
もうちょっと遅い時間でも良いのだろうが、なにしろ新潟行きは便が少ない。
かと言って、前泊するほどスケジュールの余裕もなく、したがって、さっと用事を済ませたら、さっさと帰ってくるつもりである。
これだから、飛行機は味も素っ気もない。
楽だけど。


25(月) BBC

〔チケット入手はしたが〕

▼大相撲のチケットは、なんとかネットで入手することができた。
いまや何よりもネットだな。
それにしても、番付を見れば、両横綱はモンゴル人だし、三役は、9人中4人が外人だと言うのだから、それはもはや、日本相撲協会と言うにはおこがましいこと甚だしいのではないか。
いまはまだ、外人枠の制限があるため、これだけで済んでいるが、もし制限がなくなったとしたら、番付表はほとんどが外人というとんでもない事態になることは避けられないのではないか。
どうするんだよ、日本の相撲は。
相撲界のこのゆゆしき状況は、いまの日本の若者の精神構造を間接的に映し出しているとは言えまいか。
ま、確かにきついのはイヤだけどね。
そこんとこどうにかならないものか。

▼てっきり腹筋にくるのかと思ったが、意に反し筋肉痛は太股にきた。
ビリーズ・ブートキャンプは2日目。
肘を強打し、さらに足の指の皮はめくれ、腹筋の際はけつが痛い。
こんなに痛いものだったのか、ブートキャンプってやつは。
ふと気付いた。
マットがいるな、こりゃ。
明日からひとまず、クムラ〜ブートキャンプに戻そうと思います。


24(日) BBC

〔ブートキャンプデビュー〕

▼毎年恒例となっている行事に大相撲観戦がある。
気が付けば名古屋場所も間近に迫っており、もうそんな時期なんだな、と季節の移り変わりの早さを実感するばかりだが、ちょっと待て。
まだ買ってないんじゃないの、観戦チケット。
慌ててコンビニへ行ったものの、券売機の画面は、すでに休日の分は完売となっているし、直接プレイガイドへ行ってもみたが、ここもダメだった。
完全に油断であった。
そもそも、相撲がこんなに人気があるのは久々なのではないか。ここ数年は、休日であっても、当日券がまだあったくらいなのである。
今場所の話題と言えば、新横綱の白鳳くらいなものだろう。
ただそれだけで、これだけの活性効果があるのだからたいしたものである。
人は皆、常日頃から刺激を求めているのだ。

▼いま話題は、ビリーズ・ブートキャンプである。
そして今日、オレもそのデビューを果たした。
運動して、これだけの汗を掻いたのは久し振りのことではないか。
なにしろ、約50分動きっぱなしである。これで痩せない方がどうかしている。
人により効く部分は違うと思うが、オレの場合、効いたのは腹筋であった。
ここがいまオレのウイークポイントであると言えるのだろう。
要所要所にパンチやキックなどもあり、これはオレに取ってはなかなか親しみのあるものだったりする。
ともあれ、平日はできないよ、こんなみっちり。


23(土) 120 100

〔果てしない出費〕

▼オートバックスに訪問。目的はと言えばアルミホイールの視察である。
この期に及んで、まだ金を掛けるつもりなのか。
そのつもりらしい。
そもそもいま履いているホイールは、以前、ホイールごとタイヤを盗まれたと言う、とても悲しい出来事の際に、取り合えずなんでもいいからと、ディーラーに持ってきてもらったものであり、そんないい加減な選択をしたホイールながら、気が付けばもう何年も履いているじゃないか。
ずいぶんくたびれてきたボディも、気の利いたアルミを履けば、シャキッとするのではないかと思うのだが、どうだろう。
聞かれても困ると思うけど。
考えてみれば、ホイールよりも壊れているカーステの方が先なんじゃないかと言う気もするし、その金があれば、カーナビと言う夢の装備も可能なのではないかと言う気もする。
なにしろ、愛車に掛ける出費は果てしないのだ。


22(金)         60 100

〔不調の証〕

▼体調の悪いとき、どこに症状が現れるかは人それぞれである。
ある人はお腹に現れるだろうし、またある人は後頭部に現れ、とりわけ、つむじがどうしようもない、と言う人だっているかも知れない。
オレの場合、体調の悪いときは目にくる。
今日は朝から目にきていた。
左目が何かしら、どよーんとしており、何か異物感があるのだ。
これは、目薬を差したからと言って、どうなるというものでもなく、それはまさに不調の証であり、案の定、夕方までなかなか本調子にならなかった。
おまけにこの雨である。
気分も、どよーんだ。
少々雨に濡れたりなんかもして、なかなか過酷な一日だったが、夜、会社に戻り、事務処理をしているうちに、やっとエンジンが掛かってきた。
そんな、とんでもなくスロースターターな週末であった。


21(木) 120 100

〔何よりも必要なもの〕

▼日に日に仕事が増え、となると、すぐにやらねばならないことも、先へ先へと延びていく。
毎日の様に客先との打合せに追われ、そのたびに宿題が増えるのもその一因である。
それにしても、どうしてこんなに打合せって奴は眠いんだろうな。
気が付けば、半ば夢うつつで話を聞いているのではないか。これじゃまるで、金縛り状態で打合せしているようなものだよ。
同行のT橋が、替わりに良く聞いてくれているので助かる。
それでも何とかこの睡魔を断ち切らねばならないと、無理矢理会話に割り込もうとしたり、意味もなく立ち上がったり、おもむろにお尻を振ったりしてみるが、どれもいまひとつ効果が薄い。
それよりも何よりも、会議や打合せに必要なものは緊張感に他ならない。


20(水)         60 100

〔規格外〕

▼なかなか合う靴がないと嘆くのはAである。
それは靴の好みの問題ではなく、もっと物理的な問題として、大きな障害になっていると言うのだ。
いったい何がダメだと言うのであろう。
足がでかい。
Aの身体は確かにでかいが、それに比例して足もでかく、サイズを聞けば29であると言う。
そりゃ確かにでかいわ。
Aの中学生になる息子の足のサイズはそれ以上に切実であり、30あると言う。
中学生にしてこれだ。このまま成長が続けば、油断すると40くらいはいくのではないか。
こうなるともはや、靴があるとかないとかの問題ではなく、靴はきっぱり諦めてもらうしかないですよ。
このように規格外は何をするにも不経済であるものの、何かしら羨ましくもある。
規格外と呼ばれたい。オレは常々そう思うのだ。


19(火) 120 100

〔可哀想な人〕

▼夜遅く、へとへとになって静岡から帰ってきたYを見て、K田は言った。
「なんか、Yさんを見ると、可哀想になってきますよ」
それを聞いたI藤はすかさずこう言ったのだ。
「僕は可哀想じゃないのかよ」
何を急に言い出すんだと思ったが、I藤の足下を見て見ると、そのわけが頷けた。
泥だらけだよ。
いったいどこを歩いてきたのかは知らないが、靴はもとより、ズボンの膝下まで泥だらけの状態なのである。
こんなのを街中や地下鉄なんかで見たら、誰しもこれ以上可哀想な人はいないと思わざるを得ないだろう。
さらに、I藤の角刈りが、それに拍車を掛けるのである。
これを一般的に、角刈り効果と言う。
聞いたことないけど。


18(月)         60 100

〔旅行のスタイル〕

▼I藤が社員旅行のシンガポールから帰ってきた。
行く前は面倒くさいと言っていたものの、行ってしまえばやはり帰ってくるのがイヤになってしまったと言う。まあ、現実は顔を背けたいものだからな。
シンガポールはどうだった? と聞けば、まずは一言、飯がまずかったと言い、次に暑かったし、物価が高かったと言う。
まずい暑い高いの3拍子だ。
あまり良いことはなかったようだな。
それでも、帰って来たくなくなったと言うのだから、旅行によるリフレッシュ効果は絶大である。
因みにI藤は角刈りである。
シンガポールを角刈りが歩く。
いったいどんなさまなんだよ。
果たしてこのさまをどのように評価したら良いものか、非常に悩ましい問題なのだった。


17(日) 120 100

〔大須アメ横でつい入る〕

▼大須アメ横へ行く。
目的はいつも、主にDVDメディアの調達である。なにしろここは安い。100枚で2500円は、家電量販店ではなかなか見当たらないのではないか。
メーカーに寄っては、これ以上安い品もあるのだが、あまり安過ぎると書き込み失敗も多い。だからオレはいつもこのメーカーのものを購入している。
目的を果たせばさっさと帰ればいいのだろうが、ここへ来るとついふらりと入ってしまうところがある。
ゲーセン。
くれぐれも、ゲイ専ではないので勘違いしないで欲しい。
ゲームセンターのゲーセンである。
だが、そう長居もしていられない。駐車場は有料なのだ。
ちょっと遊んで店を出たら、男性がティッシュを配っていた。聞けば、そのティッシュに入っている交換券でメダルを25枚貰えると言う。
となれば、貰うしかないだろう。
オレは再びゲーセンへと入っていった。
その貰ったコインで、競馬ゲームとか、コインを転がして押し出して落とすゲームなどに興じ、店を出てきたときには、すっかり夕方になっていた。したがって駐車料金もしっかり取られ、果たして、大須でDVDを買うことが、お得なのかどうなのか、いまひとつ分からないことになっているのだった。


16(土)         60 100

〔カレーには〕

▼カレーを食べたくなると、たいていココイチである。
辛さは1辛。しかし、今日の一辛はやけに辛い。口から火が出そうだ。
口から火を出している奴なんか見たことないけどな。
なにしろ、5辛や10辛を食べる奴の気が知れないのだ。
それにしても、今日の1辛はなぜこんなにも辛いのだろう。
何か裏があるはずだ。
もしや、1辛と言いながら実は1激辛とか1等辛なのではないかと勘ぐったりもするが、そんなメニューはないよ。
今日注文したカレーは、期間限定のトマトアスパラカレーである。原因は明らかにこれだろう。しかしながら、トマトとアスパラに原因があるのではなく、となれば、これに違いない。
納豆。
そう、いつもは必ず入れる、愛しの納豆が入っていなかったのである。
この納豆が辛さを半減させていたのではないかと推測できるのだ。
凄いな、納豆菌ってやつは。
改めて納豆の威力に敬意を表したいと思う次第である。
ありがとう、納豆。
なぜ、お礼を言うのか分からない。


15(金) 120 100

〔超感覚クッキー〕

▼久しぶりに炎天下地獄から逃れることができた。今日は朝から事務所で仕事である。
屋内にいると、あのうだるような暑さがまったく別の世界の様に思えるほど快適だ。果たして人間としてこれでいいのだろうか。
そんな大袈裟なことではない。

▼女子社員S木がベトナム土産を配る。
どうやらクッキーのようだ。
するとどうだろう。そこかしこで、呻きのような声が聞こえる。
見れば、皆、苦悶の表情を浮かべているではないか。
いったいどんなクッキーを配ったんだよ。
ドリアンである。
ドリアンと言えば、フルーツの王様である。だがしかし、よりによってクッキーにすることはないじゃないか。
だって、あの匂いだよ、匂い。
レモン風味やメロン風味のクッキーはあるものの、ドリアンのそれは、もはや風味と呼べるような代物ではなく、だったら何だと言われれば、クッキー風味のドリアンと言わせて貰っても良いのではないですか。
このようにベトナムの感覚はワイルドだし、それ以上に、S木の感覚もワイルドであると言わざるを得ない。


14(木)         60 100

〔最後の送別会〕

▼いよいよ梅雨入りである。
朝から雨。昨日に比べれば、涼しいことこの上なく、久々に体調も良い。
こんなにありがたいものだったのか、雨ってやつは。

▼先週、大阪で送別会を行った上司の送別会が、本日、名古屋でもとり行われた。
これがほんとの最後の送別会だろう。
一見、晴れ晴れとした中に、ふと醸し出すその寂しさが、なんとも言えない複雑な心境にさせるのだった。


13(水) 120 100

〔暑さで発見する〕

▼毎度同じことばかり言うようだが、暑いとしか言いようがないな。
それでも、こんな暑い中でもちょっとした発見があった。
自転車に乗ると涼しい。
最近、自転車に乗る機会が多いのだが、この暑い最中にあっても、自転車を颯爽と漕ぐと意外と涼しかったりするのだ。
気が付けば、自然と口笛なんかも出てたりなんかして、なかなかリンリン気分なのである。
けっこう良いもんだな、自転車も。

▼女子社員Sが、海外旅行から帰ってきた。
行き先はベトナムであった。しかしもう二度と行くことはないだろうと言う。
いったい何があったんだ。
そもそもなぜベトナムだったのか。
ドラマを見て、いいなと思ったと言うのだが、オレはその、ドクと言うドラマを知らないのでコメントのしようがない。
聞けば、ドラマと現実とのギャップが非常に大きかったらしいが、ちょっと、過大評価し過ぎてたんじゃないの、ベトナムを。
今、ベトナムはかなりの急成長を遂げていることは確かだが、それでもまだまだなのだろう。
Sにはその社会の無秩序感がなんとも言えず、受け入れられなかったようだ。
そんな旅行でも貴重な体験だったことは確かだろう。
普通の人はあまり行こうとは思い付かないところへ行った。
ひとまずそれだけでいいじゃないか。


12(火)         60 100

〔今年の夏〕

▼実に暑い。
それでも気温は29度だと言う。
とても信じられないが、気温以上に暑く感じるのは、この無風状態と終日外にいるせいだろうか。
完全に皮膚が焦げ付いている。
話に寄れば、ラニーニャだか、テジナーニャだか知らないが、今年はこの影響でとんでもなく暑い夏になるそうだ。
この地域も今週末から梅雨に入るようだが、それが明けてからの夏本番に、「どうか手加減を」と願ってやみません。


11(月) 

〔どんよりしている〕

▼先週末は天候も悪く、比較的涼しい日々であったが、今日から再び暑い一日となった。
そんな中、日中はほとんど外だったし、夕方からはハードな打合せだったと言うことで、なんだか調子がいまいちすぐれない。
すぐれないどころか、むしろ、劣るいっぽうだ。
その違いが分からないよ。
もしや、軽い日射病なのだろうか、非常に頭がどんよりしている。
まるで、どんより村の村長さんが、おぶさっているかのような、そんな状態だ。
その状況も良く分からない。
とにかく、明日も終日暑そうなので、いまのうちに頭を冷やしておこうと思う。


10(日) 120 100

〔謝られる〕

▼携帯から聞き慣れない会社の名前。
どうやら、いま、うちのマンションの改装をしている業者らしく、聞けば謝りたいと言う。いったい何事かと思えば、表札を壊してしまったと言うのだ。
そう言えば、ドアに掛けてあったはずの表札が下に置いてあったが、てっきり塗装をするのに邪魔だったので外したのだと思っていた。しかし、どうやら落としてしまったらしい。
同じものを買って弁償しようにも、その表札は親父が作った焼き物であり、物が物だけにどうにも困ってしまったと言う。
オレは、そんなの良くあることだから気にしなくていいよ、と言っても、相手はそれでは気が済まないと言う。
手作りがそんな気にさせたのだろうか。恐いな、手作りってやつは。
ともあれ、ほんとに悪いことをしてしまったので是非とも会って謝りたいと言って聞かない。なんとも律儀な業者である。
工事のせいで衛星放送の映りが悪くなったり、エアコンの調子が悪くなったりしているが、そんなこともつい許す気分になってしまうのが、誠意と言う力なのだろうな。

▼九州から約2年振りに名古屋へ来た知人と会う。
晩飯を一緒に食べるが、なんだか様子がおかしいくらいに良く食う。
聞けば、それはごく日常のことだと言うし、そんな小さい体で、ラーメン3杯ってことはないじゃないか。
ブースカかよ、おまえさんは。
食物を体内に入れたとたん吸収するや否や、発散しているとしか思いようがないのだった。
食後は、ミッドランドスクエアの展望スカイプロムナードを見学。名古屋の街を見下ろし、さぞや名古屋を征服した錯覚に陥ったことだろう。


 9(土)         60 100

〔送別をする〕

▼クールビズと言うには、やけに涼しい。
そんな中、大阪へ。
いつもの会議が終わると、引き続き送別会が始まる。
退職するのはこの地域のトップである。
なにしろ厳しい人だった。一筋縄ではなんともならない、そんな手強い人だった。
そんな人でも、最後の挨拶では感極まり、やはり泣いた。
まさに、鬼の目にも涙である。
40年の重みをひしひしと感じたのだった。


 8(金) 120 100

〔クールビズ〕

▼明日は大阪行きである。
いつもの会議に加え、送別会が企画されている。
だからかどうかは定かではないが、こんな連絡メールが入った。
「9日の会議はクールビズになりました」
なんてことを言うんだ。
クールビズなんていままでなかったじゃないか。
いったい何をどう着て行けばいいと言うのだ。
まさか、ジーパンにTシャツってわけにはいかないだろうし、だからと言って、甚平に越中ふんどしじゃ、どれだけクールビズなんだよ、その出で立ち。
しかも、クールと言うには、とてつもなく和装である。
この様に、まったくクールビス慣れしていない、オレ様なのだった。


 7(木) 

〔先取り〕

▼昨日から仕事は主に外と言うことになっており、しかもこの天気の良さであるから、皮膚を見ればすっかり茶褐色に変色している。
まるで、夏を先取りしているかの様で、なんだか申し訳ない気分だ。
袖をめくれば、一目瞭然だけど。

▼知人のYが、来週ルマンへ向け出発すると言う。
と言っても、ルマンに出場するわけではない。
スタッフ用キャンピングカーの運転手をするためである。
確か昨年も行ったはずで、帰国してこう言ったはずだ。
「もう、こりごりだよ」
かなりの重労働だったようであり、もう二度と行くものかと、何度も言っていたのを覚えている。
しかし、今年も行くと言うのだ。
苦労以上の何かがあったのだろうな、きっと。
ともあれ、仕事環境が自由なYを、なんとも羨ましく思うのだった。


 6(水)         60 100

〔5000万件について考える〕

▼いま、巷を揺るがす大きな社会問題は、消えた年金である。
なにしろ、年金納付者5000万件のデータが、わけの分からないことになってしまっているのである。
5000万件と一口に言っても、なんだかピンと来ない。そこで、この5000万件について考えてみた。
5000万件を仮に1人で1日に1件処理したとして何年掛かるだろうか。
13万年以上掛かる。そんな途方もないバカげた年数は掛けていられないので、その作業のために1000人用意したとしよう。すると137年だ。
それでも、100年以上かよ。
その人数で仮に、1日に10件処理できたとしても13年以上掛かる。
政府はそれをなんと1年でやると言うのだ。
いったいどれだけの労務費が掛かると言うのだろう。
そのペースで1年でやるには、毎日1万4千人は必要な計算になる。
一人日給2万円とすれば、その作業に掛かる費用は人件費だけで、14000人×365日×20000円=1000億円なんですけど。
こうなったら、鼻の穴に人差し指突っ込んで、のほほーんと知らなかった振りをするしかないじゃないか。


 5(火) 120 100

〔拒否反応は無意識である〕

▼午後、営業のYが運転する車で、天白方面へ客先との打合せのため行く。
打合せはほどなく終わり、この場を離れた。
するとどうしたことか、Yの車は会社の方向とは逆の方へ曲がるではないか。
「どっか寄るのかよ」
オレは思わず、不思議そうに尋ねた。
すると、Yは面食らったようにこう答えたのだ。
「あ〜!間違えて家帰るところだった」
Yの家は、ここからほど近い。
どうやら、このときYの気分はすでに帰宅モードだったのだろう。
吸い寄せられるように勝手気ままに身体が家の方を向いてしまったようだ。
もし、気付くのがもう少し遅かったとしたら少々困ったことになったのではないか。
玄関のドアを開け、「ただいまぁ」とひとこと言い、すぐに部屋着に着替え、テーブルに座って、奥さんが出すお茶を一口すすったあとに、ゴロンと横になり、テレビを見ながらお尻をポリポリ掻いた揚げ句に「あ!帰って来ちゃった」はないじゃないか。
そもそも、そのときオレはいったいどうすりゃいいんだよ。
ただ成り行きをボーっと見守るしかないのだろうな、きっと。

この様に、人間の無意識な拒否反応は、思わぬところに現れる。


 4(月)         60 100

〔急な改編〕

▼組織の改編があった。こんな時期になんとも急な話であり、しかもかなりの改編となっている。その中でもこの地区に関わる大きな変化があり、それは上部の退任と言うことなのだが、これはこの地域に取ってかなり大きなことである。なにしろ、良い意味でも悪い意味でもその影響は大きく、これまでの半ば強引的なやり方は、特に営業に取ってかなりの負担になっていただけに、この事態はどれだけの者の気分を高揚させたことだろう。
しかし、いざ、それを目の当たりにすると、なんだか感慨深いものがあるのは確かだ。
長かったからな、ずいぶんと。
ともあれ、確実に時代は流れている。
その流れに付いていくのに、必死だよ、オレは。
いいのか、腕立て伏せくらいで。


 3(日) 120 100

〔エアコン快調で動物園の横を通る〕

▼ちょっと前から調子が悪かった愛車スカイラインのエアコンは、いまは取り合えず機嫌良く作動している。
こつが掴めたのである。
まずは設定温度を24度以上にしないことだ。それほど外気温が暑くないのに設定温度を上げれば、たちまちスカイラインは判断不能となる。冷やせばいいのか、温めればいいのか分からなくなるのだ。
どうやらコントロールユニットがバカになっているらしい。

ディーラーのI氏から電話があった。
その後、エアコンの調子はどうかと言うのだ。
ちょっと前に見て貰ったのだが、結局、ディーラーとしては原因不明のままなのである。
最近調子が良いよと答えると、いったいなんなんでしょうかねぇ原因は、と言う。
こっちが聞きたいくらいである。
いまひとつ真剣に原因を突き止めようとしてくれないのは、次の言葉からも明白だ。
今度、デュアリスと言う車が出たんですが、どうですか。
オレは、カッチーンときた。
うちの車の調子が悪いことを良いことに、これがチャンスとばかり売り込んでくるのだ。
オレは心底こう思った。
誰が、おまえのところなんかで買い換えるものか。
愛車スカイラインには、どうかいつまでも元気で涼しく走り続けて欲しいと願わずにはいられないのだった。

▼近所に動物園がある。東山動物園だ。
前を通り掛かると、駐車場は長蛇の列である。
これはいったいどうしたことか。何か特別なイベントでもあるのではないか。
もしかすると、こんなことが行われるのかも知れない。
ライオンのつかみ取り。
これがまた、取り放題だとしたら、ただごとではないだろう。
だがしかし冷静に考えて見れば、囓られっぱなしじゃないの、それ。
まさに、出血大サービスと言えよう。
そんな動物園だが、10年以上行ってないな。こんなに近くにいるけどさ。


 2(土) 

〔寝たのである〕

▼昨晩、パイレーツオブカリビアンのDVDを見ていたら、いつしか夢の世界に入っており、気が付いたら明くる日の8時を過ぎていた。眠りに入ったのは確かまだ夜の9時前だったはずで、オレの緻密な計算によると11時間半は寝たことになる。危うく、1日の半分を睡眠に当てるところであった。そのせいか、身体の節々が痛い。寝過ぎは身体に毒だな。


 1(金)         60 100

〔交渉する〕

▼営業のTと客先を奔走する。
けっこう厄介な交渉事である。
なんとか丸く納めなければならない。
しかしながら、向こうの言い分にはかなりの強引さが垣間見える。
完全に決めつけているのだ。
100パーセントこちらに非があると決めつけられることほど理不尽なことはないだろう。原因がはっきりしていないのにも関わらず、すべての責任をこっちに被せようとするのだ。これにはほんとに参る。
しかしながら問題は、こっちの理屈を突き詰めると、立場が悪くなる人が出てきてしまうという事実だ。
こっちを立たせば、あちらが立たない。
最も良い方法は、そのどちらもが悪影響を受けない方法であるのだが、あまりにもややこしい事態に、オレの頭はすっかり疲労困憊酸欠状態だよ。



byクムラ〜





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