千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/31:ゲームの達人 /30:八百長 /29:金縛り /28:講習会に出席する /27:スパムを気にしつつCDを選ぶ /26:サポート延長の裏には /25:揺れる身体 /24:危ういデコメール /23:今年の冬は /22:そのまんまである /21:なぜ混んでいる /20:そろそろ覚悟の /19:湯の街 /18:エンゼルの苦悩 /17:連日の長距離運転 /16:新OSの罠 /15:路面が光る /14:着ぐるみ /13:おでんが好きなのである /12:早朝から下呂へ /11:神宮へ行く /10:押し寄せる誠意 /9:オカマ /8:風林火山である /7:雑煮を食べる /6:初夢を /5:今年の3連休 /4:手渡しの年賀状 /3:正月気分 /2:堕落の正月 /1:正月の風景/
<2007年 1月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 31(水) 〔ゲームの達人〕 ▼ようやく下呂が終わった。 期間中、雪が積もることもなく、天候に恵まれほんとに良かった。 ▼シドニー・シェルダンが亡くなったんだな。 と言っても、一瞬誰のことか分からなかったわけだが、「ゲームの達人」の著者であるのだった。古本屋で100円で買ったこの本をむさぼり読んだ覚えがある。 ゲームの達人と言っても、テレビゲームの達人じゃないし、人生ゲームやオセロゲームの達人でもない。そんな物語はとてもベストセラーにはなりそうもない。 その他にも忘れてはいけない達人に、ゲーの達人の存在があるが、それほど関わり合いたいとも思わないし、そもそもなんだ、ゲーの達人って。 なんだか、もの凄そうだぞ、その達人。 ゲームの達人である。 それは、貧しい身から大富豪へと登りつめるサクセスストーリーである。 ゲームの達人、要は、駆け引きの達人と言うことなのだろう。 ポーカーフェイスなどできないこのオレには到底無理な芸当だけど。 30(火) 60 100 〔八百長〕 ▼朝は氷点下だった下呂も昼にはすっかり暖かくなり、過ごしやすい一日となった。 ▼大相撲の八百長がいま問題となっている。 渦中の人は朝青龍である。これがほんとだとすれば、実に嘆かわしいことであるし、いつの間にここまで腐ってしまったのかと言う、なんとも情けない気持ちにさせられてしまうのである。真剣に見てる側からすれば、バカにするなと言いたい気分だ。 なにしろ、ほとんどの力士が白星の売り買いをしており、それが相撲界の公然の常識としてまかり通っていると言うのだ。 それでも中にはまともな力士はいるだろう。ガチンコ力士、つまり八百長を受けない力士である。 それは、出島と稀勢の里らしい。 たった二人かよ。 それだけに、そんなことを聞けば、この貴重な二人には諸手を上げて拍手したい気分だ。 確かに、先立っての初場所、朝青龍が一敗を喫した相手は、出島だったな。 今後も、こんな誘惑にはけっして負けず、信念を貫き通し頑張って貰いたい。 それにしても、もう少しシステムをなんとかしろよ、相撲協会。 29(月) 120 100 〔金縛り〕 ▼どうやら風邪が流行っているらしい。 会社の女の子が二人休んでいた。インフルエンザでないことを祈るばかりである。 オレ自身は運良く、まだ引いていない。いま引いたりなどしたら、とんでもないことになってしまうだろう。そんなことを考えていたら、是が非でも持ち堪えねばなるまい。 ▼そんな女子社員の中でも頑強なのは、S木である。 週末、ボードへ行こうが、アウトレットへ行こうが、月曜はケロッとして出社し、その上思う存分残業して帰っていく。そのタフさに呆れるばかりである。 そのS木が、昨晩とんでもない体験をしたと言う。あまりの恐ろしさに今夜も気が気でないと言うのだ。 いったい何が彼女の身に振り掛かったんだ。 「金縛り」 念のため言っておくが、亀甲縛りではない。 念を押すほどのものでもないけど。 それは突然現れたという。 身体がいきなり熱くなったと思った途端、何者かが上からのし掛かって来たという。動こうにも、お腹と腕を押さえ込まれているため、なんとも身動きが取れないし、助けを呼ぼうにも声も出ない。 そしてさらに、何かを上から落とそうとしているのが伺える。いったい何を落とそうと言うんだ。 枕である。 ソバガラの音で分かったと言う。 その意味が分からないが、そんなことを考えている余裕などない。何者かがのし掛かっているのは確かなのだ。 そこでオレは聞いた。 「どんな顔してた?」 しかし、分からないと言う。目をつぶっていたと言うのだ。 目くらい開けろよ、と言ったが、恐くて開けられなかったらしい。 そのうち何事もなく去っていったと言うが、これほど覚悟を決めたことはなかったと言う。今夜も来ないかと、気が気ではないようだ。 明日の報告が楽しみである。 ▼こんな鈍感なオレだが、このオレにも金縛りの経験はある。依然話したかも知れないが、それはずっと昔のことであった。 家族でこたつを囲みテレビを見ながら団らんしていたのだが、そのうちオレはこたつに入ったまま寝てしまったらしい。 気が付くと身体が動かなくなってしまっていた。しっかり金縛りである。 なにしろ声を出そうにも声は出ない。しかし、運良く目は開けることができた。 ドリフでも見ているのだろうか、家族はミカンを食べながら大笑いしているではないか。 オレはどうしたって、口をただパクパクさせるだけであり、身体はがんじがらめだ。いくらもがいてもらちがあかない。いっぽう家族の視線はテレビに釘付けであり、まったく苦しむオレに気付く様子はない。 なんだか、仲間外れになった様な、切ない気分だったよ、あれは。 注意しなきゃな、金縛りには。 28(日) 〔講習会に出席する〕 ▼講習会出席のため、名駅まで行く。 会議もそうだが、やはりこの様な類のものは非常に疲れる。何と言いましょうか、講義中の睡魔との戦い、得も言われぬ緊迫感、そして終わったあとの安堵感。これらの相乗効果により、肉体的な疲れとはまたひと味違った疲労感を感じさせるのである。 スタバへ立ち寄り、キャラメルマキャートを飲みながら、いつしか寝てしまっていたことからも、その疲れが垣間見えると言えよう。 ▼山本KIDは残念ながら負けてしまった。 2回戦でフォール負けだったと言うから、なんの言い訳もできないだろう。 アマレスとは言え、一朝一夕で結果が出せるほど甘くはないと言うことだ。 さて、この先、どうするつもりなのだろう。 諦めて、再びHIRO’sに戻るのだろうか。しかし、このまま簡単に身を引いては、かなりのイメージダウンに繋がるだろうし、本人も自分に納得しないのではないか。 そんな中、オレは思う。遠い将来、亀田興毅と対戦している様な気がしてしょうがないよ。 ▼すっかりスパムはなりを潜めた。対策は功を奏したようだ。これで取りあえずは一安心である。 27(土) 60 100 〔スパムを気にしつつCDを選ぶ〕 ▼スパムが氾濫している。 それはメールに限らず、掲示板を標的としているものも数多く、当サイトの掲示板においても然り、連日の様に英語だらけの意味不明な書き込みがされるようになった。 それは日増しにエスカレートし、もういい加減、地道に消す作業も面倒と言うか、なんだか腹立たしくなってきたよまったく。 このままではまずいだろう。 そこでいろいろと調べてみたんだが、様々な対策があるもんだなあ。 目から鱗を落としつつ、中でも効果のありそうな対策を施してみた。簡単に言えば、リンクを JAVA スクリプトにするというものである。これがどれほどの効果があるのかまだ皆目分からないが、期待して様子を伺いたいと思う。 ▼レコード屋に立ち寄る。いまどきレコード屋ってこともないが、だったらどう言ったらいいんだ。そんなことはどうでもいい。 そう言えば、CHAGE&ASKAの新譜が出てたんだな。実に5年振りのアルバムである。まったく気まぐれな二人だ。 このアルバムにはシングル曲が2曲入っているが、その中に「Man and Woman」と言う曲がある。何か思い当たる節がないか。 そうである。かの名曲「男と女」だ。 この曲の英語版なのかと思いもしたが、歌自体はまったく別物だったよ。 まったく紛らわしい二人だ。 これと共に買ったのは、スキマスイッチである。 先立って購入したサードアルバム「夕風ブレンド」が殊のほか良かったので、セカンドアルバムも購入したのです。 26(金) 120 100 〔サポート延長の裏には〕 ▼今日の下呂は久しぶりに気温零下である。 それでも天気は良いので車の中は暖かい。 ▼WindowsVista の発売まで秒読みだが、このほどマイクロソフトが WindowsXP のサポート期限を5年間延長したと言う。 これは何を意味するのか。 WindowsVista がそれほど売れないのではないかと踏んだのではないか。 あるセキュリティ対策ソフトは Vista 対応を当面見送ると言うし、そうなれば、ユーザーはXPを使い続けるしかなく、かと言って、その後、ユーザーサポートが打ち切られれば、もはやセキュリティの保証のないXPから次第に離れ、マックやリナックスに移行していく恐れも十分あり得る。そこで、マイクロソフトは危機感を感じ、サポート延長に踏み切ったのだと思われる。なんとも現金な話である。 その裏にはセキュリティ対策ソフトメーカーの反抗もあるのだろう。 Vista はかなり強固なセキュリティを装備すると言う触れ込みで登場する。となれば、わざわざセキュリティ対策ソフトなんか入れなくてもいいじゃん、などと勘違いする輩は必ず出てくるはずで、各ソフトメーカーはそれを危惧しているのではないか。 なんにせよ、セキュリティソフトが対応していないのならば、Vista 乗り換えは見送ろうと思うユーザーもいるはずである。現にオレも思ってしまった。 なにしろ、蓋を開けてみないと分からないのが、この世界である。 みんな仲良くやらなきゃな。 25(木) 60 100 〔揺れる身体〕 ▼早朝より、静岡県は浜松へ。 浜松は下呂よりもむしろ寒い感じがする。風が強いからだろうか。 それにつけても、こう連日長距離ドライブばかりしていると、いつまでも身体が揺れているように感じる。 ラーメンを食べれば、普通ならば考えられない状況でレンゲからスープが飛び出し、そのあげく太股を火傷しそうになるし、高速の料金所では、お釣りを受け取ろうとしたら、受け取る前に手を握ってしまい、小銭をぶちまけるし、なんだかどうもおかしいのである。 ▼そこへ入場するには条件があった。 血圧である。 高血圧ではダメらしい。思い掛けない血圧測定である。 たまに高血圧気味のときはあるものの、最近は毎日水を飲んでいることもあって、いたって正常なはずである。 だがしかし、思い掛けない結果となった。 機械はセルフである。測定しそこから出てくる結果表を提出するのだが、出てきた結果表を見て愕然とした。いまだかつてこれほど高いことがあったかと言うくらいに高い数値を示しているのである。 こんなはずはない。オレは気を取り直し、もう一度測定した。だがしかし、さらに輪を掛けて悪い結果となっているではないか。何度やっても無駄である。焦れば焦るほど、血圧はダメになることになっているらしい。 このままではどうしようもない。オレは先に済ませた者の結果表を見せて貰い、正常値であることを確認した上で、それを頂き、提出したのです。 このように、めでたく事なきを得たのだった。 だがしかし、来週の健康診断に一抹の不安を覚えるなあ。 24(水) 120 100 〔危ういデコメール〕 ▼メールと言えば、かつてはパソコンのeメールのことを指していたが、最近では、専ら携帯メールのことを言っている場合が多いのではないか。 eメールの場合、パソコンを起動し、メールソフトを起動しなければメールを確認することはできないが、携帯メールの場合はリアルタイムに着信の確認ができるため、非常に便利なことこの上ないのである。 これが不便な場合も時としてあるけどさ。 携帯メールも最近は文字だけではなく、様々な装飾を施された工夫がなされるようになった。オレ自身、これらの機能はほとんど使用することはないが、それでもやはりたまにはちょっと趣向を凝らしたものを送ってみたくもなる。 しかし、使ったとしても、ほんの少しだ。文末に付ける、ビックリマークや、はてなマークの絵文字を付けるくらいなものである。 絵文字の必要があるのか、それ。 一応、色が付いてるからさ。 この様に、絵文字くらいであれば、このオレが使ったとしてもそれほど目くじら立てられることもないだろう。ほんのワンポイントである。 しかし、これはいったいどういうことなのだろう。 たまたま覗いていたサイトで、驚くべき記事を見つけたのだ。 「デコメールで大人の男を演出しよう!」 いきなりきたか。 メールで演出するのもいいだろう。しかし、デコメールで大人の男を演出ってことはないじゃないか。 だってそうだろう。デコメールってこと自体がすでに大人の男としてどうなんだ。 百歩譲って、男らしいデコメールを考えてみる。 どう考えても、文章のバックに浮かび上がる文字は「押忍」の二文字だ。それしかあり得ないのではないか。 黒々とした太い文字で書かれた「押忍」の二文字。 そんなメールを誰が欲しがると言うんだ。 そう言った意味では、「任侠」もダメだろうし、「仁義」もダメだろう。「仁丹」などはもってのほかだ。ちょっとずれてないか、それ。 その様な観点から、デコメールで大人の男は無理である。 どう足掻いても、それらは「大人の男」などではなく、「デコメの男」でしかなり得ない危機感を持っているのだ。 「クムラ〜さんて、ほんと、デコメの男よねぇ」 それだけは何としても避けなければなるまい。 23(火) 60 100 〔今年の冬は〕 ▼今日の下呂も暖かい一日だった。雪もほとんどない。先週あたり、気温零下だったし、チェーンを調達しようかどうしようか迷った挙げ句、チェーン カムバーック!などと不甲斐ない発言をしたのが嘘のようである。いや、嘘であって欲しい。ほんとだけど。 なにしろ一般的にこれを暖冬と言うのだろう。 このままこの陽気が続くとは思えないが、もうすぐ2月である。そろそろピークも過ぎる頃だろう。我が故郷の冬はまだまだこれからだろうが、確実に春は近付いている。 あと2ヶ月もすれば桜だもんなあ。 22(月) 120 100 〔そのまんまである〕 ▼驚いたな、そのまんま東。 まさかとは思ったが、宮崎県知事選挙に当選してしまったのである。 当初は、また冷やかし半分のタレント候補が出てきたかと訝しげに見ていたのだが、当選の挨拶をする姿を見て驚いた。 そこにいたのは、そのまんまではない、そのまんま東であった。 人間に変われば変わるものである。 人間じゃなかったのかよ。 まずもってこれほど人間は変われるものなのか。まず、目つきが違っている。緊張感と真剣さが、その目に現れており、それを見れば誰しもが何かしら期待せずにはいられない。そんな風に思ったのはオレだけではないはずだ。 しかしながら不安は付きまとう。なにしろ廻りは敵ばかりだろう。これらをうまくコントロールできるのか。孤立した状況からどこまでやれるのか。 その大変さは本人が一番自覚しているに違いない。いまさら、たけし軍団の力を借りるわけにはいかないのだ。 果たしてどこまで持ちこたえることができるのか、要注目である。 21(日) 〔なぜ混んでいる〕 ▼お茶でも飲もうといつもの店へ行くが、窓越しに店内を見ると凄い混み様だ。しょうがないので近くの違う喫茶店へ車を入れたが、ここも混んでいる。そもそも駐車場もいっぱいである。もしやと思い、ちょっと先のスタバへ行ってみたが案の定である。 いったい何があったと言うんだ。 今日は、珈琲の日だったか。それともポイント2倍デーだったか。 2倍デーって、薬局じゃないかよ、それじゃ。 よく考えたらこの廻りには大学が多い。そうである。センター試験なのだった。 子供の送迎のため、親が喫茶店で待ち合わせていると見える。 見ればコンビニの駐車場も異様なことになっており、警備員が無断駐車を取り締まっている始末だ。 世間には、こんなにも子供思いの親が多いのかと感心もするが、ちょっと待て。 試験ぐらい、自力で行かせたらどうなんだ。 ふと自分のときはどうだったかと記憶を辿るが、考えてみればセンター試験など受けた覚えがないよ。 高校受験は歩いて5分だったし。 受験で苦労した覚えの無いこんな奴に受験生の苦労など分かるはずもないだろう。 20(土) 60 100 〔そろそろ覚悟の〕 ▼下呂さえも暖かい一日だった。 そこで、ふと気が付いてしまった。考えてみれば、見渡す限り山ではないか。 この陽気にこの山々である。何かイヤな予感がする。 花粉だらけじゃないの、ここ。 そう思ったらもうたまらない。 なにしろ、目の前にあるのは恐怖の杉花粉だ。いまにも襲い掛かって来そうな、そんな山の風情じゃないか。 いままで呑気にアホづら下げて眺めていたのがまるで嘘のようである。 しかし、まだちょっと時期には早いだろう。だが油断はできない。そのときが来る前に、ここはとっととしっぽを巻いて退散した方が良さそうだ。 すぐそこに、覚悟の季節がやって来ているのである。 19(金) 120 100 〔湯の街〕 ▼中に入ると、お爺さんと職員が、グランドを貸せだの貸さないだのでもめていた。そんな市役所に立ち寄ったついでに、下呂の街中を歩いてみた。 なんだ、この宿の多さは。 当たり前だ。ここは温泉の街なのである。 意外だったのは、そこには古めかしい雰囲気はなく、町並みは綺麗に整備されており、行き先表示なども綺麗なモニュメントである。さらにそこかしこで整備工事が行われているようだ。 飛騨川を横断しているのは下呂大橋で、橋を渡った向こう側に駅がある。飛騨川から温泉街へと流れ込む小川が、なかなか風流な佇まいを見せているのである。 夜などはまたいっそう違った趣なのだろうな。 下呂の湯と言うものをこの身を持って体験したい、そう思いながら歩く下呂は寒いったらないよ。 18(木) 60 100 〔エンゼルの苦悩〕 ▼いま巷で騒ぎになっているのは、不二家の期限切れ原料使用問題である。 このままでは経営も危ぶまれる状態であるが、その経営再建に筆頭株主である森永が手を挙げていると言う。 端的に言えばこう言うことだろう。 ペコちゃん、ポコちゃんにエンゼルが手を貸す。 一見、これほど心強い助っ人はいないだろう。 しかし、はたしてそううまくいくのか。 だってそうだろう。ペコちゃん、ポコちゃん、そしてエンゼルである。 これは明らかに三角関係だよ、三角関係。 いままで何の問題もなく平和に暮らしてきたペコちゃんとポコちゃんである。そこにエンゼルが介入するのだ。表向きはひょうひょうとしたポコちゃんだが、その心境は内心穏やかではないはずで、知人などにはこう漏らしているのだろう。 「気が気じゃないよ、おいら」 ポコちゃんの気持ちは痛いほど分かる。なにしろ相手はエンゼルだ。ペコちゃんにどんなモーションを掛けてくるか分からないし、ペコちゃんだって一人の女である。どんな心境の変化をもたらすか知れたものではない。そんなことを考えれば考えるほど、何も手に着かないポコちゃんなのである。 しかし、こういう事態も考えられるのではないか。 想像以上にペコちゃんポコちゃんの絆が強かった場合だ。 なにしろエンゼルの介入を受け入れない二人。 次第に孤立するエンゼル。 ふとエンゼルを見れば、驚いたことに真っ裸だ。そんな状態で後ろ手を組み、とぼとぼ歩いている。そして、おもむろに振り向くのだ。 ああ、なんて寂しそうなんだ。 そんなエンゼルを見て、人は言う。 「あれが、ひとりぽっちのエンゼルだね」 本人もきっと気付いていることだろうが、これほどひとりぽっちが似合う奴はいないと言えるだろう。 この様に、どの様な場合を想定しても、なかなかうまくゆくとは思えない。 ただひとつ問題なのは、 エンゼルって、男なのかよ。 何よりもまずは、それを解決してからだな。 17(水) 120 100 〔連日の長距離運転〕 ▼昨晩から降り始めた雨は朝になっても降っていた。 そんな中、今日も朝から下呂へ向かう。下呂も雨だった。雪でなかったのが幸いである。 運転中は主に音楽を聴きながらである。こうも連日長距離運転をしていると、まるでエンドレステープの様に同じアルバムを聴きまくり、気が付けば、ほとんどまるまる覚えてしまいかねない勢いじゃないか。 いいんだけど。 この様に運転中の車は恰好のリスニングルームである。 16(火) 60 100 〔新OSの罠〕 ▼今日も下呂へ行って来た。朝方氷点下なのは変わりないが、日中はずいぶん暖かかった気もするし、名古屋へ戻ってきたら、よりいっそうその暖かさにびっくりした。 気付かない間にオレの身体もすっかり寒冷地仕様だ。 ▼ちらほらと新OSの話題を聞くようになった。 その名も、ウィンドウズ・ビスコ。 お菓子かよ。 正式には、ウィンドウズ・ビスタである。 車みたいだな、なんだか。 今月30日の発売が発表され、それに対応し、各パソコンメーカーも新OS搭載マシン発売を虎視眈々と待っている状況であろう。 しかしながらなぜ、新OSが出ると共に新パソコンなんだ。 新OSを現在のパソコンにバージョンアップと言う形で入れれば良いではないかと思われるかも知れない。しかし、それはそう簡単に済む問題ではない。たいていの場合、新OSはそれまでのOSに比べ、格段の性能を有することとなる。したがって、ハードにおいてもそれに見合った性能が必要となるのである。 となれば、新OSと共にパソコンについてもそれに見合った仕様が求められる事態になることは避けられず、そのことから考えられること、それは、 ぐるなんじゃないの、マイクロソフトとパソコンメーカー。 だってそうだろう。せっかく新OSをバージョンアップするのである。だったら、ついでに処理を軽く仕上げたっていいじゃないか。それだけの技術はあるはずだ。 なのに、パソコンの必要性能をわざわざ上げる様に開発しているとしか思えないのである。考えすぎだろうか。 今回の新OSビスタにおいても然りだ。ビスタとしての本来の機能を存分に使うには、現在巷に出回っているパソコンの8割はまともに動かないのではないか。 我がマシンに関してもそうだ。製作してからすでに2年半経過しているが、それでもCPUは64ビットだし、メモリーは1280 MB 積んでいる。 これの何が不満だと言うんだ。 現在、WindowsXPは何も不満なく動いている。しかし新OSを入れたとして果たして快適に動くだろうか。その保証はない。 けど、使ってみたいのさ、ベイベー。 15(月) 120 100 〔路面が光る〕 ▼零下4度。この冬一番の寒さだと言う。 早朝から下呂に向かう。ときおり路面を光るものが危うさを感じさせつつも41号を順調に走る。 順調なのはいいが、考えてみればチェーンを持っていないのではないか。 仮にもここは飛騨である。ひとたび雪が降れば、あっと言う間に積もることだろう。 それなのにチェーンがないのだ。 チェーン カムバーック! 苦し紛れにそう言ったところで始まらないし、車の中じゃ誰も聞いてないよ。 聞いて欲しいのか。 なにしろいま出来ることは、降らないことを祈るばかりだ。 そう思いながら無事、現地に到着したのだった。 この先、天気予報にはじゅうぶん注意しなきゃな。 14(日) 60 100 〔着ぐるみ〕 ▼いつもなら3階まで上がれば停められる駐車場も、今日はなかなか空いていない。このまま行けば屋上まで出かねないと懸念もされたが、5階に来たところで車は納まった。 大須はけっこうな賑わいを見せている。 外は冬本番の寒さだが、アーケードがその寒さを緩和させているのだろうか、それほど寒さも感じない。 パチンコ店の前でプラカードを持って立っているのは、キリンである。 夏の着ぐるみはもうほとんど拷問だろうが、この時期、着ぐるみには持ってこいだし、はっきり言って天国だろう。そんな着ぐるみが羨ましい限りである。 そんなことを思いながら近くの店へ入り、少しして出てきたら、キリンは犬に変わっていた。 それほど時間が経っているとは思えない。キリンの根性はそれほどのものだったのか。そう思ってはみたものの、考えてみればもともと寒さに弱いのかも知れないな、キリン。 そもそもパチンコ屋にキリンと言う意図も理解できなかったが、まあ、犬なら無難なところだろう。 やっぱり日本には犬だ。 大須の街中を回り、再び戻ってきたら、残念ながら期待の犬も降板しているではないか。 キリンから犬と来たら、もうこれしかないのだろう。 カエル。 満を持して、カエルの登場である。 このスケールダウンの仕方はどうなんだ。 どうも気になってしょうがなかったが、しかしながらこのカエルが何かを暗示しているように思えてしょうがない。しかし、それが何であるのかどうしても思い付かなかった。 仕方なく、オレはそのカエルに一瞥をくれると共にカエルしかなかった。 そんなことしか思い付かなかったよ、いまのオレには。 13(土) 〔おでんが好きなのである〕 ▼休日ではあったが、朝からひっきりなしに携帯電話が鳴る。 そう言うだけに、それらはすべて仕事の電話であり、しかもどれも良い話ではない。 その対応に追われながらも、切りがないので昼食を摂りにファミレスへ行ったが、時計を見ればすでに3時を過ぎているじゃないか。 完全にリズムが崩れてしまい、そうなるとその後の晩飯のタイミングなどまったくなく、しょうがないのでおでんを買って帰った。 しょうがないと、おでんなのか。 なにしろ、セブンイレブンのおでんだ。 はたと気付いた。 考えてみれば、コンビニのおでんを食べるのは初めてではないか。これだけ、おでん好きのオレなのにだ。我ながら信じられないと言う気持ちでいっぱいだ。 これがまたなかなかに旨いときてる。 ブラボー、おでん。 おでんにブラボーはないじゃないか。 おでんと言えば、かつて、アニメおそ松君に出ていたおでん好きの子供がいたはずだが、その名前がどうしても思い出せず、なんとか思いだそうとイライラしながらおでんを食べると言うのも、なかなかおつなものである。 何を言ってるんだ、オレは。 ただ、ひとしきり悔いが残っていることがある。 なぜオレは玉子を入れなかったんだ。 今更悔やんでも悔やみきれないのだった。 12(金) 120 100 〔早朝から下呂へ〕 ▼早朝から下呂に向かう。 5時を回ったばかりであり、当然、辺りはまだ暗い。 飛騨川沿いの41号をひた走る。道路に設置された温度計は、零下2度を示している。路面の凍結が心配だったが、なんとか大丈夫な様だ。 ラジオからは、生島ヒロシの「おはよう一直線」が流れる。 まだやってたんだな、この番組。 なにしろ一直線である。 朝っぱらからやけに威勢が良いが、それに比べて生島ヒロシの声は心なしか眠そうだし、なんだかつまらなそうだぞ。 オレ自身もかなり眠かったりしている。 下呂には7時過ぎ、到着した。 なにしろここは下呂である。だが温泉に浸かりに来たのではない。だとしたら仕事だろう。 来週しばらく、ここへ通うことになる。場所が場所だし、時期も時期なので、なかなか大変だが、たまには遠距離通勤もいいだろう。 イヤだけど。 どっちだよ。 正午のサイレンがけたたましく鳴る。良く聞くと、「ゆきやこんこん」であった。それがなおさら身に染みて寒い。 11(木) 〔神宮へ行く〕 ▼熱田神宮へ行った。 会社のご祈祷のためである。 昨年のおふだやしめ縄を持って、支店長と共に足を運んだ。 正月はもの凄い人だったはずだが、すでに境内は落ち着いている。 祈祷院の中で祈願をしてもらうのだが、たったこれだけかと言うくらいに人は少ない。 厳かにご祈祷が始まる。 なにが厳かかって、その演奏である。 平安時代を思わせるその演奏と舞は、さすが熱田神宮と言えるだろう。 ほんと懐かしいったらないよ。何時代の人間だ、オレ。 舞台には神主が二人、演奏者が四人、舞を舞う巫女さんが二人。なんとも豪華な顔ぶれである。誰かは知らないけど。 ふと見ていて気が付いたことがある。 みなさん、メガネを掛けてます。 これには驚いた。たまたまメガネを掛けているだけなんだが、どういうわけか無性に驚いてしまったのだ。 それにも増して、神主さんが携帯電話を使っているのは、なぜかしらガッカリしたなあ。 10(水) 60 100 〔押し寄せる誠意〕 ▼昨日の事故の件で、何度も保険会社から電話が来る。 何度もと言っても、3回くらいなのだが、ほとんどがオレに対するいたわりの電話である。 特にいたわってもらいたいわけではないが、あとあと困るのだろうか。とにかく誠意を見せなくてはいけないと、半ば使命感的なものが伝わってくる。 そんな押し寄せる誠意に対し、オレは言った。 「別に、ごねるとかしないから大丈夫ですよ」 オレのこの一言でどうやら安心したようである。 そもそもオレは面倒くさいのが嫌いだ。 それよりも何よりも、身体が痛いとか痒いとか言うよりも、一日中会社にいると相当眠いし、疲れるよ。 話が全然関係ないけど。 9(火) 120 100 〔オカマ〕 ▼客先との厄介な打合せも無事終わり、ホッとしながら信号待ちをしていると、いきなり得も言われぬ衝撃がオレの身体に走った。 すぐにそれが、俗に言う「オカマ」であると認識した。 後ろを振り返ると、オレの車のヒップにトラックが張り付いているのだ。 窓を開け、こちらへ寄れと、手で合図する。近くのコンビニに車を入れる。トラックも引き続き入ってきた。すぐにトラックから大柄な男が降りてくる。 オレは臨戦態勢に入った。 どうして臨戦なんだ。 取りあえず、いつもそんな気構えです。 しかし、それには及ばなかった。 「どうもすいません、すいません…」 大きい身体をありったけ小さくして平謝りに謝る男。 「運転しながら電話でもしてたのか?」 オレは憮然として問いかけた。 「いいえ、ボーっとしてました」 ションボリする男。 「こんな面倒なことイヤだろ?気を付けろ」 もしこれが社有車ではなく、愛車、スカGであったなら、こんなことでは済まないだろうな、と思いつつ、すぐにその男の会社と連絡を取り、すべてそちらの責任で処理する約束をし、べっこりへっこんだ車のボディを携帯カメラで撮った。 それにしても、なんて寒いんだ。 事故のことなどもうどうでも良くなるほど寒いよ、オレは。 そんな鈴鹿は車の街なのであった。 8(月) 60 100 〔風林火山である〕 ▼今年から大河ドラマは風林火山である。見ようか見まいか迷ったが、結局1回目は見た。 なにしろ50回近くの長丁場である。見始めれば、途中からやめる訳にはいかないだろう。したがって、見始めるにはよほどの決心が必要なのである。 これまで最初から最後まで見切った大河は3本。「武蔵」「新選組」「義経」である。どれも毎週真剣に見たし、すべて録画もした。 特に「武蔵」に至っては、拙サイトにてご丁寧にもすべての回において解説を書いたと言う力の入れ具合だった。これがそれである。 「武蔵を語る」 我ながら良く書いたよなあ、こんなくだらないことを毎週毎週。 そして、風林火山である。 風林火山と言えば、武田信玄だろうが、この物語の主人公はその武田信玄に仕える軍師、山本勘助である。 第一回を見て、原作の井上靖「風林火山」とはずいぶん違う感を持った。 原作にはいない登場人物がかなりいたからだ。 誰だ、ミツって女は。 女もそうだが、山本勘助は50過ぎのおやじだったはずだ。なのになんだかとっても若いぞ。 それもそのはず、武田信玄自体がまだ子供なのである。 どうやら、11回まではオリジナルストーリーだそうだ。 と言うことは、それ以降は一気に時代が変わると言うことか。 取りあえず、気張らずに見ることにしよう。 7(日) 〔雑煮を食べる〕 ▼今年はまだ餅を食べていないことに気付いた。となれば食べるしかあるまい。 近くに甘味喫茶なるものがあり、そこで雑煮を食べることができたはずだ。オレはさっそくそこへ行き、雑煮を注文することにした。 問題は餅の数である。メニューの写真だけでは判断しかねる。そこでオレは聞いてみることにした。店員を呼ぶ。やがて若い女性店員がやってきた。その店員は、なぜか怯えたような顔をしている。 オレは単刀直入に質問した。 「雑煮のおもちは何個入ってますか?」 そうオレが言い終わるや否や、間髪入れずその女性店員から次のような答えが返ってきた。 「おもちです」 雑煮に餅が入っているのはオレでも分かっている。聞きたいのは、その数だ。 予想外の答えにオレは少々狼狽したが、気を取り直しもう一度聞き直した。 「雑煮のおも…」 そこまで言ったところで答えが返ってきてしまった。 「おもちです」 まったく人の話を聞いていないのか、それとも緊張しているのだろうか。 それでもようやくオレの質問の意図を理解して貰うことができ、餅の数も2ヶであることが判明した。 オレは、餅を追加してもらうことにした。 「お餅をひとつ追加してもらえますか」 すると、その女性店員から驚くべき返答が返ってきたのだ。 「トッピングですね」 なんだ、トッピングって。 だって、雑煮だよ、雑煮。この期に及んで、餅がトッピングってことはないじゃないか。 だったらなんだ。頼めば、雑煮にコーンフレークやらマカダミアナッツなんかのっけてくれるのか。 それもまた今風で良いかもな。 6(土) 120 100 〔初夢を〕 ▼ふと気が付いた。 もしかしてオレはまだ初夢を見ていないのではないか。 今日も、昼まで寝ていたというのにだ。 もしかしたらただ覚えていないだけかも知れないし、体が勝手に拒否しているのかも知れない。 しかし、認識していないのは確かだ。 初夢と言って縁起の良いのは確か、一富士二太郎ではなかったか。 確か三つあったような気もしたが、まあ良しとしよう。 なにしろ早めに初夢を見なければなるまい。 富士山とまではいかないまでも、なんとか太郎さんの夢は見たいものだ。 いったいどこの太郎さんだ、それ。 5(金) 60 100 〔今年の3連休〕 ▼昨日、今日と社内に閉じこもり仕事。 嬉しいことに、明日から3連休である。 何も予定は立てていないが、なにしろ3連休だ。 3連休と聞いただけで、何やら気分もワクワクするのではないか。 成人式を月曜日に設定したのはいつからだっただろう。実に粋な計らいと言えるのではないか。 聞いたところによると、今年の3連休はかなり多いらしい。 10回である。 これはかなり嬉しいことだと言えるのではないか。 ただし、ちゃんと休めたらの話だが。 例年の忙しさから言って、まあ、まず無理だろうな。かえって、むしゃくしゃする結果になるとも限らないだろう。 そう言えば、昨年は3連休の内、2日間は仕事だったはずだ。 そんな3連休は、チョキが出したいのに、グーしか出せないほど辛いのです。 ▼困るのはいまだに来る年賀状である。 来るのは別に構わないと言うか、むしろ歓迎するべきものなのだが、困るのは、出していない人から来る年賀状である。 いったいぜんたいこれから出して、先方にいつ着くと言うんだ。 豆まきの時分に着く年賀状ほどイヤなものはないだろう。 半ば嫌がらせである。 しかし、出さなければ、来年は来ないだろう。 毎年くれる人には出すようにしているが、いったん途切れると、まず復帰することは難しい。しかも、こちらからはしばらく出していないのに思い出したように再びくれる人もいて、こう言う人はいったいどういうつもりなんだろうか。 もしや、何年も前の年賀状を引っ張り出して、年賀状復活戦でもしてるのか。 これに勝ち残って再び年賀状が来たとなれば、もしかして実にめでたいことじゃないのか。 それほどのことなのか。 それにしても、いつまで続くんだよ、年賀状ネタ。 4(木) 120 100 〔手渡しの年賀状〕 ▼昼休み、女子社員のSは、バタバタと忙しそうに何やらやっている。 年賀状を作成しているのである。 宛先はY。因みにいま目の前にいる異様に体のでかい奴だ。 そもそもなんだ、今頃年賀状って。 どうやら、自宅で年賀状を作成中、あと一枚と言うところで年賀状ソフトの調子が悪くなったらしい。 そこでいま会社のパソコンを使い、慌てて書いていると言う具合なのだ。 Yは苦笑いを浮かべている。 なにしろ、そこにいるのが当事者のYだからだ。それにしてもでかい体だ。 適当な絵柄を選択し、コメントを入れ、ほどなく年賀状は完成した。 その年賀状を手渡しで受け取ったYは苦笑いを浮かべながら、信じられないことをぼそりと言ったのだ。 「やべぇ、Sさんに年賀状、出してないよ」 出してないって、苦笑いの訳は、それかよ。 そもそも、今頃言う奴があるか。 ま、よほど言い出しにくかったんだろうな。 因みに、オレの年賀状は、いまだ誰にも届いていないことを、ここに報告致します。 3(水) 60 100 〔正月気分〕 ▼ほんとに暖かい正月である。 聞けば、北海道の実家辺りはすっかり雪が融けてしまったらしく、至極過ごしやすい正月だと言う。 ▼まったく何処へも行かない正月休みも寂しいので、港方面へ行ってみた。 イタリア村は予想に反してそれほど混んではいなかった。さしずめ正月からイタリア気分もなかったのだろう。しかし、オレは敢えてイタリア気分だ。 せめてそんな正月気分でいさせてくれよ、ベイベー。 と言うわけで、正月気分も抜けないまま明日から仕事である。 2(火) 120 100 〔堕落の正月〕 ▼まったくもって寝正月になってしまっているし、そのため、夜は夜でさっぱり寝られないと言う、不甲斐ない生活に陥ってしまっている。 それもこれも中途半端な休みのせいである。 昨年は4日まで休みがあった。したがって、広島まで戦艦大和を見に行ったのではなかったか。しかし、今年はダメだ。休みが3日までだからだ。 たった1日しか違わないではないかと言うかも知れない。しかし、この1日が大きいのだ。これではどこにも行けないだろうし、そもそも行く気なんて起きるもんか。 この様に、いつも以上に堕落した気分で正月を送っているのだった。 せめて腕立て伏せくらいはやらなきゃな。 1(月) 60 100 〔正月の風景〕 ▼大晦日の昨晩は、いつものように格闘技番組を見、それが終わって、新年の時報を聞き、そしてようやく年賀状に取り掛かった。 しばらく振りのプリンターは機嫌が悪く、なかなか思うように動いてくれない。 結局、完成したのは朝の5時であった。 ▼元旦の今日は11時起床。 年賀状の宛名をチェックし、夕方投函。 パソコンの修理、そして年賀状作成とかなり難航した年末年始だったが、やっと終わったと言う感じだ。 とにかく、ようやく通常の生活に戻ることができると言う気持ちでいっぱいなのだった。 ▼記憶する北海道の正月風景がある。 元旦はなにしろ静かである。第一、開いている店などひとつもない。したがって、街へ出たところでやることがないのだ。したがって、取りあえず楽しみなのは年賀状である。 元旦の朝、餅を食べながら、スノーモービルでやってくる郵便配達のおじさんを、今か今かと心待ちににしたものである。 初売りの2日になると事態は一変する。周辺はまるで冬眠から覚めたクマたちの様に賑やかになる。 初売りと言えば、やはり福袋だろう。 そこかしこで、ボブスレーを引っ張る人々を見掛ける。 ボブスレーと言っても、オリンピック競技に使うあれではない。 昨日の日記でも書いたけど。 北海道ではソリと言うと、足の付いた物を言い、したがってあれはボブスレーと言うことになっているのだ。 そのボブスレーに載せているのは、福袋である。 福袋を乗せたボプスレーを引っ張る人々。 それがごく普通の風景として目に入ってくる。それが、正月の風景なのであり、オレの脳裏に深く刻み込まれている。 果たして現在はどうかなのか知らない。 なにしろ、正月に帰省したのはもう十数年前だからな。 byクムラ〜 |