◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ|

/31:大晦日の想い出 /30:だらけモード /29:パソコン修理 /28:仕事納め /27:定説はやはり定説である /26:アクティベーションに困る /25:いよいよ最後の… /24:有終の有馬記念 /23:パソコン昇天と愛車の帰還 --> /22:驚きの車検 /21:下呂へ /20:亀田のリベンジ /19:年季入り車の行き先 /18:確固たる堀川 /17:ノロ /16:大掃除 /15:サーキットがあるからこそ /14:三菱と竜馬 /13:様々ないのち /12:予定外に振り絞る /11:竜馬が行くを終える /10:競馬場で国際競争を観戦する /9:取り留めのない休日 /8:ばんえい競馬の存続 /7:授業料 /6:好みの方法 /5:犬の歯を抜く /4:冬の本格化 /3:ハードディスクの価値に思う /2:K−1グランプリ /1:12月である/

<2006年12月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

31(日) 120 100

〔大晦日の想い出〕

▼大晦日になるとふと思い出すことがある。
オレはいわゆる新聞少年であった。新聞少年と言っても、新聞ばかり読んでいた少年ではないし、ましてや新聞で作ったカブトをいつも被っていたわけでもない。
やだよ、そんな少年は。
新聞配達である。

大晦日の新聞配達は大変である。元旦号を大晦日の夜に配るのだが、なにしろ元旦号の新聞は分厚い。いつもの3倍はあるだろう。
北海道の新聞配達は、夏は当然自転車なのだが、冬はそうはいかない。ボプスレーだ。ボプスレーと言っても、オリンピックに使うそれではない。乗ったところで坂がなければ意味がないだろうし、そもそもあんなでかいもの引っ張る方がどうかしてる。
よく、子供なんかがスキー場で乗って遊んでいるプラスチック製のあれだ。
それに新聞を載せ、引っ張って配るのである。

膨大な量の元旦号130部は、とても一度にボプスレーには乗らない。
誰かの助けが必要である。アルバイトでも雇おうかと考えても見たが、オレ自身がアルバイトだったよ。
そこで弟に手伝ってもらうことにした。
ボプスレー2台に新聞を分け、二人は雪がしんしんと降る中、ボプスレーを引っ張って配り歩いた。

困ったのは、新聞が分厚いためポストに入らないことである。したがって玄関口まで入っていかねばならない。
「新聞でーっす」
オレは玄関の戸を開け、新聞を置いて行く。
いつもなら新聞配達は早朝である。したがってまず人と出会うことはない。しかし、いまは夜であり、しかも、どの家も紅白など見ながら一家団欒している時分だ。
そんなところに、少年二人が新聞を配り歩いているものだから、「ちょっとまって」とオレたちを呼び止め、ある家はみかんをくれたり、またある家は、おせちを包んでくれたりなどしてくれた。
なんだか可哀想な兄弟になってないか、オレたち。
そんな複雑な気分で弟と二人、新聞配達をして歩いた大晦日の想い出であった。


30(土)         60 100

〔だらけモード〕

▼気分はすっかりだらけモードになっている。
「なんだか年の瀬の気がしない」などと言ってはいたが、これがまさに年の瀬気分に違いないのだろう。
さらに困ったことに、パソコンが復活したことで安心してしまったのか、結局、年賀状はまだ手つかずだ。
1年に一度出番がやってくるプリンターさえ、スイッチを入れていない。
こう言うときにまず間違いなく陥る問題は、インク切れだろう。
しかも、うちのプリンターは現在主流となっているインクジェットではない。
だからと言って、プリンコごっこではないし、芋版でもない。
ある意味凄いけどな、スイッチのある芋版は。

うちのプリンターは、リボンインクである。人に寄ってはインクリボンとも言う。
まあ、どっちでもいいけど。
いまではこんな機種はないに等しいだろう。したがって、インクもなかなかお目に掛かれない代物となっている。

インクのないプリンターはすでにプリンターではない。だったらなんだと言われれば、それは単なる、紙通し機だろう。
だたひたすら、紙を通す機械だ。
しかし、紙を通したところで、何の価値も見当たらない。ただただ、紙が機械を通り、それを眺めて楽しむだけだ。
いやだなあ、そんなもの見て、ニヤニヤしてるのは。

とにかく、インクがないと始まらない。
であるから、確認だけはしておいたよ、インクのありかを。
大手の電気量販店にはなかったが、ちょっとしたパソコンショップで発見した。
数は少なかったものの、一通りは揃っているようだ。
取りあえずはこれで安心である。
あとは、ひたすら年賀ハガキをプリンターに通すだけだ。
なんとしても明日中には出したい、そう決心するのだ。
だけどもう夜中の1時半だぜ。


29(金) 

〔パソコン修理〕

▼今日から休みに入った。
さっそく、壊れたパソコンの修理のため、マザーボード調達にと大須へと繰り出す。
やはり、ソケット754型のマザボはすでに型遅れと言うこともあり、どこへ行ってもない。
こうなったら中古を捜すしかないだろう。
そこで、グッドウィルの中古フロアーへ行ってみることにした。
AMD系のコーナーを覗いてみる。
すると、あったのである。我がマシンに搭載のマザボとまったく同じものが。
店員を呼び、聞いてみた。
「マザーボードを交換した場合、Windowsライセンスの再手続きは必要になるのかな」
「たぶん大丈夫だと思いますけど」
今一つ、頼りない返答だったが、いまのオレにはこれに賭けるしかない。
8980円で購入。

それにしても、歩いたなあ。
こんなに大須の街中を歩いたのはほんとに久々である。
心なしか、パソコンショップが減ったように感じるのは気のせいか。

帰宅し、さっそく修理に取り掛かる。
ケースは昔使っていたものを引っ張り出した。そして、もとのマザボからすべての部品を取り外し、新マザボへと換装する。
長時間、中腰の作業であったため、腰が痛いったらない。
約、3時間半掛かって組み立て完了。
電源を入れる。
ついに、Windows が立ち上がった。
それと同時に、Windows 認証の画面が現れた。やはり、来たか。
マザーボードの型は一緒でも、交換するとやはり出るらしい。
しかし、手続きはあっけないほど簡単であった。「次へ」を3回ほど押せば完了である。アクティベーションに関しては、心配には及ばなかったようだ。
そして、いよいよ起動。
おぉ、なんと懐かしいディスクトップよ。
疲労困憊ではあったが、達成感でいっぱいな気分なのだった。
さあ、やるぞ、年賀状。


28(木) 120 100

〔仕事納め〕

▼今日が、仕事納めであった。
終日、社内にこもって残務処理を行なった。
夕方の終礼のあと、皆で軽く一杯やる。一杯やると言っても、会社のテーブルを囲んで行う簡単なものであり、しかしながら中には簡単に済まない者もいて、YやIなどは気付けば缶ビールを7本も8本も飲んでるじゃないか。すっかり気分も良くなってしまっている。このあとの仕事は果たしてどうするのか。
当然するわけがないのだった。

▼冬型の気圧配置がついに来たらしく、夜になると急に冷え始めた。
ややもすると、明日は一面の雪世界が待っているかも知れない。
できれば、来ないで欲しいな、雪。

▼パソコンのスイッチを、何度も何度も入れたり切ったりしたせいだろう。ついにスイッチがいかれてしまった。奥に入ったまま戻ってこないのだ。
そんなスイッチはすでにスイッチではない。
だったら何だ。言ってみればただの窪みである。窪みをいくら押したところでなんの解決にもならない。
まったくもって踏んだり蹴ったりである。
それでもなんとかスイッチを引っ張り出し電源を入れていたが、とうとう、スイッチを入れても、まったく電源が入らなくなってしまった。
ついにここまで来てしまったと言う思いでいっぱいである。
明日は、マザーボードの調達だ。
急がねばなるまい。年賀状のために。


27(水)         60 100

〔定説はやはり定説である〕

▼こんな定説が昔からあったのではないか。
チョコレートを食べ過ぎると、鼻血が出る。
鼻血である。
チョコレートを食べ過ぎて腹が出たり、目が出たり、または、にょきにょき棒が出たりするのはもちろんイヤだが、鼻血が出るのに比べればまだましである。
しかし、これは迷信であると、あるチョコレート会社の記事を発見した。
だったら食べるしかないだろう。
そしてオレは、元来好きなチョコレートを調子に乗って食べた。
しっかり鼻血が出たよ。
出たよ、と得意満面に報告されても困るだろうが、やはり、出るものは出るのである。


26(火) 120 100

〔アクティベーションに困る〕

▼終日、冷たい雨が降り続く。昨日とはえらい違いである。
しかもよりによって仕事は外だ。身も心もお尻も引き締まる一日だった。

▼さて、逝ってしまったパソコンであるが、マザーボード交換でほぼ意志は固まったものの、ここでとんでもない問題に気付いてしまった。
Windows のアクティベーション、つまり、Windows のライセンス使用手続きである。
これは、WindowsXP に採用されているもので、他のパソコンへの違法インストールを防ぐため、インストール時に登録されたパソコン以外のパソコンへはインストールができないと言う、なんとも賢く、かつ厄介な代物なのである。それのどこが問題なのかと言うむきもあるかも知れない。
問題ありありである。
だって、マザーだよ、マザー。
マザーボードである。
母は偉大なり、とは良く言ったものだ。
もし、このマザーボードを交換したとしよう。そんなもの交換したら、すっかり別物マシンなんじゃないか。
したがって、Windowsから拒否されてしまうことは免れまい。
またひとつ問題を抱えてしまった。
なんとかならんもんかな、これ。



25(月)         60 100

〔いよいよ最後の…〕

▼今年もいよいよ最後の一週間である。
それにしてはやけに暖かい。暖かいと言うよりも日中はむしろ暑いと言っても良いくらいで、「こんなことならTシャツで良かったよぉ」などと、バカなことを言いたくなるような、そんな陽気であった。

▼往生際悪く、パソコンの再インストールを試みるが、何度やってもダメなものはダメである。
途中で現れるモニターのブルーな画面が、まさにいまのオレの心情を表しているかの様である。そう、オレはサムライブルー。期待も虚しく予選敗退したサムライブルーさ。
いったい何を言ってるんだ、オレは。
今年の重大ニュースがあちらこちらで放送されている昨今であるが、ワールドカップの評価が予想以上に高いようだ。しかし、オレ的にはワールドカップよりも、ワールドベースボールクラシックだな、やっぱり。
あの劇的な感動を再び見せてくれるのは、いったい誰なんだ。
オレでないことは確かだ。


24(日) 120 100

〔有終の有馬記念〕

▼本年度、最後となるG1有馬記念は、圧倒的強さを見せつけ、ディープインパクトが優勝。引退レースとなったこのレースで見事、有終の美を飾った。
ほんとにすばらしい馬だった。まだまだこの馬の走りを見てみたいのはやまやまだが、心配なのはこの馬の後に続くスターホースのことだ。
いないのである。
この事実にJRAはかなりの危機感を持っていることだろう。
現在の2歳馬を見渡しても、それに値する馬はいないのだ、いまのところ。

▼メインパソコンが壊れ、原因がマザーボードであると確信し、となれば、交換するしかないと決心し、久しぶりにパーツを調べてみた。
因みにいまのパソコンは2年半前に組み立てた物であるのだが、すっかり様変わりしてしまっているじゃないか、パーツの規格。
ま、この世界は日進月歩、次々と新しい規格が出るのは仕方ない。それにしても驚くばかりの変わり様である。
現在のパーツをそのまま流用したいと思うのは人情で、なんとかそれに見合ったマザーボードはないものかと捜すが、まず、CPUはすでにスロットが違ってしまっているし、困ったことに、メモリーまでが、すでに次世代の規格であるDDR2に移行してしまっている。しかもずいぶん高価だ。さらに、グラフィックボードはすでにAGPスロットじゃないよ。
これはかなりの出費になりそうである。
それとも無理矢理捜すか、中古のマザーボードでも。


23(土) 

〔パソコン昇天と愛車の帰還〕

▼ちょっとどうかと思うほど、パソコンの調子が悪い。メインで使っているやつだ。
少し前から兆候はあったものの、騙し騙し使っていた。しかし、ついに騙すことすらできなくなってしまったのだ。なにしろ起動しない。ありとあらゆる手段を試みたがダメである。長年の経験から推測すると、これはたぶん察するに、壊れたのだろう。
ああ、もっともだ、壊れたんだろうよ。

電源を入れた際に、連続のビープ音がすることから、メモリーの不具合が予想できる。しかし、3枚のうちの1枚を外そうが、2枚を外そうが、状況は同じである。一瞬、立ち上がりそうな期待を見せもしたが、結局立ち上がらず、うんざりしたあげくに出した結果は、マザーボード自体の不具合、つまり、寿命であると結論付けた。
となれば、マザーボードの交換と言うことになるのだが、大変だよ、これは。
なにしろ、マザーボードである。周辺機器はすべてこれに繋がっており、したがって、一度すべて解体する必要が生じる。それはつまり、イヤになるほど手間が掛かるんだよ。

そして、ふと困ったことに気付いた。これは大変重要な懸念事項である。
年賀状をやっていないよ。
これほどまずいことはないだろう。いまさら100枚近くの年賀状を、手書きでやるなんてことはまず無理である。なにしろ、もう15年も、年賀状はパソコンだし、そもそも住所録だって、パソコンの中じゃないか。
どれだけ、パソコンに依存してるんだ、オレってやつは。

▼この様に唖然としているうちに夕方になってしまったが、ふと思い出した。
そう言えば、愛車スカGの車検が今日上がってくるはずだな。
さっそく、ディーラーへ連絡を入れてみた。
担当のI氏が出た。どうやら、人が出払っていて、なかなか持ってこられないらしい。
だったら、一人で持ってきて、そのまま送るよ、と言って、すぐに持ってきて貰った。
自宅前でスカイラインを受け取る。
「良い車だね、これ」
まるで他人事の様にI氏は言うが、自分のところの車だろ、これ。

そのままディーラーまで行き、車検代ほかもろもろ25万を支払う。
それだけ払っただけあって、我が愛車は、すっかりシャキッとした出で立ちで帰ってきた。
来たついでに、ニュースカイラインを見た。実物を見るのは初めてである。
真新しい真っ赤なボディは、なかなか精悍でスタイリッシュだ。だがしかし、う〜ん、やはり何か違う。オレの琴線に触れるものが見当たらないのだ。
ますます、愛車スカイラインHCR32型に頑張って貰わねばなるまい。そう決心した次第である。


22(金)         60 100

〔驚きの車検〕

▼昨日、愛車スカイラインを車検に出した。
平成4年式のこの車は、今回で7回目の車検である。
さすがにこれだけ年季が入っていると、あちこち不具合は出てくる。そこでオレは予め以下の要望を出して置いた。

たまにエアコンの調子が悪くなり、夏は涼しくなりたいのに熱風が出るし、冬は気分もホットになりたいのにいつまでたっても冷たい風がオレの心も体も突き刺すので、どうか内気温センサーを交換して欲しいこと。
特に気温が低い日、走り始めに段差を乗り越えるなどしたときに、フロントの下部辺りから鉄板が外れているような音がするのだが、走っているうちにやがてその音はしなくなる、そんな不思議な現象をどうにかして欲しいこと。
トランクが雨漏りしている様な気がするのだが、原因はリアワイパー辺りではないかと予想している。確認して欲しいこと。(これは気のせいだったらしい)
走行中、メーターパネル付近から、「チッ、チッ、」と愛くるしい音が鳴る。いちいち指で押さなくても音がしなくなるよう、黙らせて欲しいこと。
サイドウインドウのドアモールが剥がれ掛かっており、どうにもこうにもこれでは貧乏くさいので、交換できればして欲しいこと。
これらの要望をA4の用紙にしたため、愛車を車検へと送り出したのである。

夜、ディーラーから連絡が入る。
どうやら、不具合はこれに留まらず、目には見えないトラブルがあちこちに発生していたらしく、FAXで送って貰った見積りを見てオレは愕然とした。
総額25万円。
まあ、ある程度の覚悟はしていたが、それは想像以上のものであった。
いつもなら、いくら高くても、15万円ほどで済んでいたからだ。
しかし、内容を確認すると、まあ確かに納得する内容ではある。
ガスケットのオイル漏れ、カムシャフトオイル漏れ、ステアリングリンケージブーツの破れなど、どれも、省略できるような代物ではない。
それに加えて、オレが要望を出して置いた不具合を直すとなれば、これくらいの費用が掛かって当然と言えば当然だろう。
そもそも、新車を買うと思えば、安いものだ。
自分にそう言い聞かせつつ、リフレッシュした愛車が戻ってくるのを楽しみにしているのだった。


21(木) 120 100

〔下呂へ〕

▼朝から、会社のTと下呂方面へ行く。
下呂と言って思い浮かべるのは、まず温泉だろう。
しかし、中には別のものを思い浮かべる者もいるかも知れない。その別のものとは、まず間違いなく、あれである。その別のものを思い浮かべるのはかなり気が引ける。
あまり言いたくないが、ゲロだからだ。
やはり、下呂を語るときは、温泉だろう。
下呂と言えば温泉が不可欠だからであり、きっと下呂住民もそう認識して欲しいと願っているはずだ。
前置きが長い。

国道41号をひた走る。道路に沿って飛騨川が流れており、そこかしこに目に入るのは、マス釣り場の看板である。
どうやら、マス釣りが有名である様だが、ふと考えてみれば、普段、マスなんか食べることはほとんどないことに気付く。食堂へ行ったって、マス定食などまず見掛けないし、マスの刺身なんてのも食べた覚えがないのだった。
これじゃ、マスオさんの立場がないな。
そんなどうでも良いことを考えながら、名古屋から2時間少々で到着。
気温は名古屋が12度ほどだったのに対し、ここは6度。付近が川であることも影響しているのか、やはり冷える。

下呂の町に入ると、そこは非常に静かな佇まいを見せている。
外を歩く人もあまり見掛けないし、建物自体もやけに古めかしく、何十年もタイムトリップしたような錯覚を覚える。
昼食時、偶然、回転寿司を見つけ入ったが、下呂に回転寿司はどうかと少々疑問に思ったし、マスの寿司もなかった。しかし、どういうわけか、旨かった。

喫茶店に入ると、そこはやけに薄暗く、椅子はビロード張りで、ママの衣装は妙に派手だった。それもそのはず、下呂の喫茶店はたいてい夜はスナックとなるスタイルらしい。
喫茶&スナックだ。
そうでもしなけりゃ、やってられないんだろうな。

この様に、はるばる下呂まで足を延ばしたが、肝心の温泉街まで視察することはできなかった。
考えてみれば、仕事に行ったのだからな。


20(水)         60 100

〔亀田のリベンジ〕

▼亀田興毅のリベンジ・マッチである。
リベンジ・マッチと言っても、前回負けたわけではなく、疑惑の判定と巷に揶揄され、精神的に追い詰められた、そのリベンジである。
そう言った意味においても今回はスカッと勝たねば、本人も廻りも納得しないだろう。
まあ、オレとしては、亀田が勝とうが勝つまいがどちらでも良い。とにかくスカッとしたい、その一心である。
だがしかし、スカッとしなかったよ。
そもそも、ランダエタ、弱すぎるよ、あんた。
あんなパンチじゃ、誰がどう見ても倒せないだろ。
亀田も亀田だ。
圧勝とは言え、判定勝ちであり、結局、ダウンのひとつも奪えなかったではないか。
そう言った意味では、パンチ力に疑問を感じるし、やはり決定力不足の感は否めない。
そして、相変わらずの礼儀知らずだ。
このまま増長させてはまずいだろう。青少年達にどれだけ影響を与えるか知れたものではない。
トナカイに乗り、サンタのかっこで入場してきたのなら、もっと可愛らしくしたらどうなんだ。
愛くるしい亀田興毅。
ある意味、それが最も恐い。


19(火) 150 100

〔年季入り車の行き先〕

▼久しぶりに会ったY村氏の車は、オレのスカGと同じ頃に購入したとても年季入りの、アリストである。
年季入りなだけに、いつどうなるか常に不安は付きまとうのは仕方のない事実である。
そして、ついにその日が来た。
3週間ほど前のことだったと言う。コイン洗車場に車を乗り付け、エンジンを掛けたまま操作盤へと歩み寄るY村氏。そしてコインを入れ、噴射ガンを手に取り、振り向いたそのとき、信じられない光景を目の当たりにしたのだ。
真っ白である。
いきなり車体が白くなったわけではなく、その白いものは明らかに煙であった。
車内からは、煙が濛々と立ちこめ、そうなるともはや手の施しようもなく、ややもすれば爆発もしかねない状態であり、だったら、ただただ呆然と遠くから成り行きを見つめるしかないじゃないか。
運良く、爆発までには至らず、やがて煙もおさまったと言うが、3週間経ったいまも原因不明のままであると言う。
いったい誰の仕業なんだ。
どう考えても、小さな小さなこびとさんの仕業としか思いようがないではないか。なんとも不可思議な出来事である。
この様に、年季の入った車は、その年季なりに、なかなか凝ったトラブルっぷりを垣間見せてくれる。
オレのスカGも今週、7回目の車検である。
いまのままの素直なスカGでいて欲しい、オレはそう願うのだ。


18(月)         60 100

〔確固たる堀川〕

▼会社の窓から川向こうを見ると、いつまでも使われないまま放置されていたプレハブが、ようやく解体され始めた。
解体が終われば、何かしらの建設工事が始まるに違いない。
いったい、何が建つのだろう。
なにしろ川沿いである。さらに言えば、リバーサイドだ。
ホテルとまではいかないまでも、洒落た店のひとつでも建つに違いないだろう。
女子社員のNがすぐに「ムリムリ」と返す。
まあ、そうだろうな。
そこにあるのが、堀川であると言うところに問題があるのだ。
なんせ、汚い、臭い、怪しいの三拍子だ。
いまの時期はまだ良いが、夏場のその臭さと言ったら、会社の窓など開けられるはずもなく、近くを歩こうにも、鼻を摘みつつ歩き、海からボラが流れ入って来た日にゃ、それを狙う鵜の群れで、周辺道路や車のボディは糞まみれのダルメシアン状態である。
そんなところで、優雅に川の香りと鵜の大群を楽しみながらお茶なんかできるわけないじゃないか。
これが、歴史ある堀川の確固たる姿である。


17(日) 

〔ノロ〕

▼ノロウイルスが連日の様に日本を席巻している。
しかしながら、今一つ危機意識に欠けているのではないか。
それもこれも油断に他ならないだろう。
何がそうさせるのか。第一の要因はその名前にあるのではないか。
なにしろ、ノロだ。
なんとも、呑気で間抜けな名前ではないか。
ノロを前にして人は口々にこう言う。
「ノーロ、ノロノロノロ…」
何かと間違えてはいないだろうか。
誰も、こんなノロが猛威を振るうなどとはけっして思わないだろう。
しかし仮にも相手はウイルスである。
もう少しどうかしたらどうなんだ、その名前。

ほんのちょっと、アレンジしただけでずいぶんイメージは変貌するのではないか。
例えばこれなんかどうだ。
ノロイウイルス。
たった一文字、イを付け加えただけでこの恐ろしさだ。
ノロイ。
人々は、その名を聞いただけで、恐怖に怯え、家に閉じこもり、そして祈る。
なんて恐ろしいんだ、ノロイってやつは。
どこかで聞いたことあるけど

オレは敢えて言いたい。
果たして、そこまで人々に恐怖心を煽る必要があるのでしょうか。
煽ってるのは、オレだけど。
とにもかくにも、くれぐれも気をつけなきゃな。


16(土) 

〔大掃除〕

▼会社の大掃除であった。
いまの階には7月に引っ越してきたばかりであり、したがって今年はいままでになく楽な大掃除であった。
しかし、けっして楽とは言えない者もいた。
IとYである。
見れば、顔色がどうかしているし、時折、こみ上げるものもあるようだ。
どうしたんだ、そんなにこみ上げたりして。
どうやら二日酔いの様である。
昨夜の忘年会である。1次会のあとに、飲んべえらが2次会へ行ったらしく、聞けば、いったい何時まで飲んでいたか覚えてないと言うのだ。
大掃除の前夜に飲んだくれるとは何事だ。
しかし、忘年会は飲んだくれたいものらしい。
大掃除前夜の忘年会は、飲んだくれるには少々不向きである。


15(金) 120 100

〔サーキットがあるからこそ〕

▼鈴鹿に来たのは4年振りくらいだろうか。道路が少し増えたような気もするが、町の雰囲気はまったく変わらない。
鈴鹿サーキットに近付けば、いかにもそこはサーキットであると認識する。
なぜなら、目に映る店の名前はみな、ピットインやポールポジション、イエローフラッグである。
でれすけや、ケメコなど、そんな呑気な店はどこにもない。
なにしろ、ピットインだ。
そんな店があちこちにあれば、間違いなくそこにあるのはサーキットだろう。
間違っても、モンキーセンターや国際秘宝館などではないはずだ。
まさしく、そこは鈴鹿サーキットであり、サーキットがあるからこその鈴鹿なのだ。
しかし、F1開催がなくなったいま、これからどうするつもりなのだ、鈴鹿は。
サーキットのない鈴鹿は、ただ単に鈴鹿であり、そんな鈴鹿はとても恐ろしくて想像できないのである。


14(木)         60 100

〔三菱と竜馬〕

▼三菱自動車の車輪脱落による母子死傷事故に対する判決が出た。
驚いたことに、無罪である。
いろいろと複雑なこともあるのだろうが、どう考えたって納得いかないだろう。
陪審員制度による裁判であったなら、絶対にこんな結果にならないのではないか。

坂本竜馬もさぞかし嘆いているのではないか。
どうしてここで竜馬が登場なんだと言うむきもあるかも知れない。
なぜならば、三菱と竜馬は無縁ではないからだ。
三菱の創業者は岩崎弥太郎と言う土佐藩士であるが、海援隊の会計係でもあった。
竜馬が暗殺されたのち膨大な資金が残ったのだが、この資金を岩崎弥太郎がちゃっかり引き継ぎ、三菱の前身である会社を創ったのである。
竜馬暗殺の黒幕が岩崎弥太郎ではないかと言う説もあるが、なるほど確かにそれもあり得るかも知れない。
なにしろ、もし竜馬が暗殺されず生きていたら、この会社の重役になっていたかも知れないだろうし、ある意味、竜馬がいたからできたと言っても過言ではない会社なのである。
そう考えると、なおいっそう竜馬の偉大さを再認識するし、歴史ある会社だよなあ、三菱って。


13(水) 150 100

〔様々ないのち〕

▼今年の漢字が「命」に決まったと言う記事を見る。
いじめによる自殺、虐待、飲酒運転など、今年の話題から言えば妥当な選択と言えるだろう。
なにしろ、「命」である。
したがって、この結果を一番喜んだのは、ゴルゴ松本だろうし、因みに、命の母は、Aである。
なんら関係ないけど。

さらに演歌で言えば、「命くれない」だろうし、往年のアイドル、シブガキ隊のヒット曲「ZOKKON LOVE」は実のところ「ZOKKON 命」と書くのではなかったか。
いったい何年前の話なんだよ、それ。

この様に、様々な命が存在するわけだが、重要なのは、人一人に与えられた命は、ひとつであると言うことである。
たったひとつだ。
もし、二つあると言う人がいたならば、その人は、ラッキーである。
どちらにせよ、なくした命は、リセットしても起動しない。
その辺のところをくれぐれも勘違いしない様、お子様にお伝えください。


12(火)         60 100

〔予定外に振り絞る〕

▼朝からどんよりした空模様。今週は天気があまり良くないようだ。
そんな中、朝から予定外の労働を強いられた。
鉄骨運び。
なぜここに鉄骨なのかはこの際どうでもいい。とにかく邪魔なのですぐにどけなければならないことになった。他に人もいなかったため、オレは思わずそれを手にしてしまった。
手にしたらやるしかないだろう。
見た目はさほど重そうには見えなかった。しかし、持ってみて愕然とした。
なんだ、この重さは。
お気楽に持てる「ぶつ」ではない。こうなったら例の力を使うしかないだろう。
なんだ、例の力、って。
もしかして、変身するのか。
だがしかし、万が一、クマにでもなったらあとが大変である。
どうせ変身するなら、仮面ライダーがいいな。
いいな、って、ウキウキしてる場合ではない。
例の力である。ま、強いて言えば、力一杯ってことだけど。

なにしろ力一杯だ。毎日腕立て伏せをやっているとは言え、普段、仕事でこんなにも力を出すことはない。しかし、こんなときだからこその腕立て伏せなのではないか。
そうなのか。

オレは渾身の力を振り絞り、鉄骨を持ち上げた。そして移動する。いまにも指がどうにかなってしまいそうである。
それでもなんとか任務は完了した。
気が付けば、指先の感覚がしっかり麻痺してしまっているではないか。見ると小指に痣まで付いている。
オレはそんな指先に向かってこう言った。
「ブラボー」
ちょっと気が変になっている。


11(月) 150 100

〔竜馬が行くを終える〕

▼司馬遼太郎著「竜馬が行く」全8巻、読了。
少々足踏みし過ぎたな。ま、一気に読んでしまうのももったいなかったのだろう。
とにかくずいぶん長いこと掛かって読み終えた。
坂本竜馬の半生は史実ではおおよそ知っているとは言え、改めて読むと、やはり感動を覚える。
坂本竜馬と言う人物、それは、オレがかねてから理想とする人物像を地で行く男だったのではないか。
「豪放にして細心」
オレが理想とするのはこれである。
けっして、「軽薄にしてひょうきん」などと言う、そんな人物像を理想とする者などどこにもいないはずだ。
いるかも知れないけど。
なにしろ、「豪放にして細心」だ。
半ば、己に無い資質への欲求と言えるのかも知れない。
坂本竜馬。
300年近く続いた徳川幕府を日本国として作り変えたその行動力、洞察力、判断力、決断力、集約力、それらすべての奇蹟を感じずにはいられない。
果たして、いまの世にいるのか、こんな超人が。


10(日) 

〔競馬場で国際競争を観戦する〕

▼中京競馬場へ行って来た。
時間も遅かったためか、渋滞もなく、駐車場へはすんなり入ることができた。
今日ここへ来たのは、本日行われる香港国際競争を見るためである。馬券が一番の目的ではけっしてない。もちろん、馬券は買った。買ったよ、買った。全滅したけど。

香港国際競争を競馬場で見る。
いまやオレ的に恒例になりつつある年中行事である。
メインレースが終わるとすぐにメディアホールへ移動。ここに大画面モニターがある。中継は17時から。時間が近付くに連れ、次第に席が埋まってきた。
レースは全部で4レース。日本の馬は7頭出走する。どの馬も期待の出来る実力馬だ。
初戦のレースは1200m。日本からはメイショウボーラーとソングオブウインド。どちらも堂々のG1馬である。オレ的にはメイショウボーラーに期待。きっと果敢な逃げを見せてくれるはずだ。だがしかし、ゲートが開くと同時にアナウンサーが悲鳴。
「あーっと、メイショウボーラー大きく出遅れだ!」
結局、メイショウボーラーは一度も画面に映し出されることはなく、レースは終わった。
もしや故障かと、心配もしたが、実はそうではなかった。
途中でやめました。
どうやら、走りたくなかったらしい。
いったい何がボーラーにそうさせたのか。
地面からモグラが出てきてビックリしたのか、それとも、いきなり、もよおしてしまったのか。真相は定かではないが、この馬、芝は走るし、ダートも走る。その上、海外にまで来させられたとなると、ほんとは、こんなところになんか、来たくなかったのかも知れないな。
なんて気位の高い馬なんだよ、おまえ。

結局、その後のレースも日本馬は勝利を掴むことはできず、唯一最終レースで、アドマイヤムーンが鼻差の追い込みを見せたのが唯一の見所であった。
やはり、世界の壁は厚い。

いよいよ、日本のG1も残すところ有馬記念のみである。
今年の総決算、なんとかここで直線一気の追い込みよろしく、今年の負けを回収したい。
無理だろうな、今年のこの勢いじゃ。


 9(土)         60 100

〔取り留めのない休日〕

▼朝からの雨で他に行くところがないのだろうか。名古屋駅周辺は、車でごった返している。ツインタワーの駐車場に向かう車の長い列に唖然としたが、横入りすることなく行儀良く並んだ。
そう言えば、昨日はボーナスだったんだな。この混雑の理由に納得しつつも、駐車場のスロープ上における坂道発進の連続で左足がすでにヒート気味じゃないか。
坂道発進である。
言わずと知れた、マニュアル車の弱点と言えよう。
なにしろ、オートマ車なら右足一本で事足りる。しかし、マニュアル車はそうはいかない。右足でブレーキとアクセル、左足でクラッチ、左手でサイドブレーキ、これらを駆使しなければならないのだ。
なんて忙しいんだよ、マニュアル車ってやつは。
それが好きで乗ってるんだけど。

すでに14時半。思えば、朝から飲まず食わずだ。JR高島屋に入ると、すぐに天ぷら屋で腹ごしらえをする。
満腹になると、ツインタワーを降り、なぜか向かいのビックカメラへ入った。
最上階のシルバーアクセサリー店に立ち寄りそこで衝動買いしてしまう。釣り針をデザインしたシルバーのネックレスだ。
釣り針と思ったがあとで調べたら、数字の「6」だったことは、ここだけの話にしておいてもらいたい。
クロムハーツに比べれば、ずいぶん安い。聞けば、デザイナーはアメリカ人だが、製作は日本らしい。

再びJR高島屋に戻り、東急ハンズに立ち寄る。
そこで、珍しいキャラクターグッズを発見。
「やわらか戦車」
その名の通り、やわらかい戦車である。キャラクターだけに意志を持った生物であり、最近、ブログで話題になっていることは知っていたが、すでにキャラクターグッズとしてこの様に出回っているとは思わなかった。
これからますます人気が出るのではないか。

そんな取り留めのない休日であった。


 8(金) 150 100

〔ばんえい競馬の存続〕

▼昨夜から降り始めた雨は、今日も朝から、しとしとぴっちゃんしとぴっちゃんである。
しとしとぴっちゃん。
確かこのフレーズ、子連れ狼だったかな。
犬連れではなかったはずだし、サル連れでもなかったはずだ。
だって、狼だよ、狼。
狼が連れて歩いているのが、犬やサルってことはないじゃないか。
桃太郎狼かよ。
天候に比して、気温は比較的暖かい。

▼驚くニュースが入ってきた。
先立って、北海道ばんえい競馬の廃止が発表されたばかりだが、なんと帯広が単独開催で存続すると言う動きが出てきたらしい。
その仕掛人は、まさかとは思ったが、そのまさかだった。
ソフトバンクである。
ソフトバンクが運営費を捻出すると言うのだ。
その意志決定の早さには感心するばかりだが、その反面、ほんとにだいじょぶなのかと言う懸念もまたある。
ともあれ、当事者や競馬ファンに取ってはほんとにありがたい話である。
ソフトバンク、孫正義恐るべし。
ややもすると、破綻の夕張市にまで手を差し伸べるんじゃないの。
そんな心配とも期待とも受け取れる何かしら良からぬことを考えてしまうのである。
ほんとうは、日本人が頑張ってなんとかしろよと言いたい。それが本来の姿であると思うのだけど。


 7(木)         60 100

〔授業料〕

▼いま仕事で出入りしている某学校は、聞けば授業料だけで年間120万だと言う。
年間120万と言うことは、分析すれば月10万であり、さらに緻密な分析をすれば月25日として1日4000円である。
分析するほどでもないけど。
それにしても、4000円稼ぐのも大変だぞ。
なにしろ市内でも1、2位を争うらしい。
ふと思った。自分が出た学校の授業料は果たしていくらだったのか、まるで覚えていないのである。これほど親に対して申し訳ないことはないだろう。けっして安くはなかったはずだ。そう思うと気になってしょうがない。どれだけオレは親のスネを囓っていたんだ。
さぞかし痛かっただろうな、スネ。
いまさら親に聞くわけにもいかないだろう。どうにかして調べることはできないだろうか。今度、ネットででも調べてみるか。
ま、知ったところでいまさらどうしようもないわけだが、知っておくことがせめてもの親孝行への布石になるのではないかと、わけの分からない納得をしているバカ者なんだよ、オレってやつは。
今頃、北海道の親父は、降り積もった雪と汗だくになって格闘していることだろう。


 6(水) 120 100

〔好みの方法〕

▼女子社員のHは無趣味であると言う。
それでも何か好きなものはあるだろうと、試しに聞いてみた。
「好きな歌手とかはいるの?」
するとHはすぐに答えた。
「います。安室が好きなんです」
なんだ、無趣味と言ってもやっぱり好きな歌手くらいはいるんじゃないかと一安心したが、その後の言動が腑に落ちない。
「でも、歌は聴かないんですよ」
いったいどういうことだ。
歌手は歌を聴いてなんぼのもんだろう。それなのに、歌を聴かないってどう言うことだ。じゃあ、安室のどこが好きだと言うんだ。
手首なのか。くるぶしなのか。つむじなのか。
そんなのどうでもいいだろうけど。
どうやら、ファッション雑誌の安室が好みらしい。
一口に好きと言っても、人によりその方法は種々様々である。


 5(火)         60 100

〔犬の歯を抜く〕

▼同僚のT橋は犬を飼っている。チワワの雌でその小ささと言ったら、手のひらを走るほどだという。
そんなにちいせえかよ。
その犬が先週、歯を抜いたという。ついに犬も虫歯になる時代かと思ったが、どうやら乳歯が抜けずに残ってしまったらしい。それも7本もだ。小型犬には良くあることらしいが、そんなこと良くあっていいのか甚だ疑問である。
横で聞いていたI藤が口を挟んできた。
「犬の歯を7本もだなんて、歯医者も大変だな」
まあ確かに、一度に7本は大変だろうな。もしオレだったら発狂しかねないよ。だがしかし、犬の歯抜くのに歯医者ってことはないじゃないか。
だって、歯医者だよ、歯医者。とてもあの診察台じゃ、犬は仰向けになれないだろうし、第一、犬が隣で治療しているのは、なんだか落ち着かないよなあ。
ともかく、犬の悲鳴は聞きたくないのです。


 4(月) 120 100

〔冬の本格化〕

▼冬本格化の寒い一日。さすがは12月である。
聞けば、北海道の実家ははすでに積雪60センチだと言うではないか。紅葉どころの騒ぎではない。さぞかし朝の雪かきは大変なことだろう。
そんなことを聞かされれば、寒いなんて言ってられないな。
しかし、名古屋は名古屋なりに精一杯寒いのである。
雪が無くてもこんなに寒いのは、なんだか釈然としないけどさ。


 3(日)         60 100

〔ハードディスクの価値に思う〕

▼先立ってのパソコン不調からというもの、ハードディスク1台の調子が悪いため、大須アメ横のパーツ売場へ調達に行った。
大須のアーケード街は多くのネオンで彩られ、否が応にもクリスマス気分にさせられてしまう。そんなクリスマス気分でハードディスクを買うのはどうかと思うが、いまのオレには必需品だ。どんな気分であろうと買わないわけにはいくまい。
ハードディスクが並んだショーウインドウを見ると、320GBのものがもっともこなれている様だ。1万と4百円であった。
最近ではちょうど1年前にハードディスクを購入しており、この日記によれば、250GBが1万2千円とある。容量当たりで35パーセントほど値下がりしている計算になる。
このペースでいけば、1年後にはこの価格で450GB のものが買えるだろう。しかし、それがどれほど価値のあるものなのかいまひとつピンと来ないのではないか。320GBが450GB になったからと言ってなんだと言うんだ。
この様に、物の価値に対して無頓着になってしまっているのではないか。いまこそ、1GBの有り難みを感じるべきだろう。
その昔、「1グラムの幸せ」と言う歌があったが、いまで言うならばこうだろう。
「1ギガバイトの幸せ」
なんだか凄そうな幸せの予感がするが、冷静に考えてみれば、だんだん価値が減っていくじゃないか。そんな暖かみもへったくれもない幸せはイヤだなあ。


 2(土) 120 100

〔K−1グランプリ〕

▼毎年、この時期楽しみにしているのは、K−1グランプリである。
スタンバイが早すぎたのだろうか、始まる前にいつの間にかテレビの前で寝てしまい、非常に危ない状況であったが、持ち前の精神力で直前に起床した。
それにしても、強いな、セームシュルト。
結局、シュルトの2連覇で終わったわけだが、ミスターK−1ホーストの引退、ピーター・アーツ、リザーブからまさかの決勝進出と、何かと話題の多い大会だったのではないか。

非常に解せない場面があった。
それは、アーツがリザーブマッチから本戦へと繰り上がったことである。
リザーブマッチと言うのは、予備試合であり、万が一、本戦で負傷者が出た場合、繰り上がりで本戦に出場できると言うものだが、それは非常に確率の少ないものである。なぜならば、本戦で勝った方がもし負傷し、棄権した場合、その相手が繰り上がりになるのだが、その相手までも棄権しない限り、繰り上がりになることはないからだ。
しかし、今回そのまさかが起こったのである。
本来は、ボンヤスキーに判定負けした、レコが繰り上がりになるはずだったのだが、そのレコも負傷し棄権したと言うではないか。しかし、見たところどこも怪我したようには見えなかったぞ。だって、あんなに元気だったじゃないか。
試合後、控え室でのレコの状況はこうだったのではないか。
「もしかして、オレ、出ちゃまずいの?」
レコが繰り上がってはまずい何かの力が働いたのではないか。
オレの勘ぐりすぎだろうか。
そうと信じたい。

個人的には、極真のグラウベ・フェイトーザに注目していたのだが、やはり、ここ一番の決め手に欠け、アーツにKO負けを喫してしまった。
年齢から言ってもいまがピークだろう。新たなる極真からの挑戦者の登場を期待したい。できれば日本人がいいけどな。


 1(金)         60 100

〔12月である〕

▼ついに来てしまったな、12月。
ひと月前から今日までのことを思えば、あっと言う間に正月だろう。
それまでにやらねばならないことは多々あり、そう言えば年賀状をまだ調達していないのだった。住所録もメンテしなきゃな。
1年に一回、この時期に起動させるプリンターは果たして動くのか、インクの残りはどうだったかなど、そんなチェックはどうせ後回しに決まっている。たいていの場合、年賀状の投函は年末ぎりぎりなのだ。そんなぎりぎり生活にいい加減おさらばしたらどうなんだ。
そんなことを毎年この時期になると思っている次第です。




byクムラ〜





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