千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
/30:PHSの行方 /29:送別会だった /28:回復 /27:600円への期待 /26:アナログ人間 /25:バンだから /24:こんな休日 /23:まだまだである /22:夜更けのカレー /21:錯綜している /20:総裁選 /19:接近する車 /18:牛丼復活 /17:台風の凄さ /16:不具合は続く /15:十分だ /14:不具合見つかる /13:1日の終わりは検問 /12:斎藤と亀田 /11:ミルコ悲願の… /10:給食と牛乳 /9:15年目の発見 /8:まるでサウナ /7:その裏にわな /6:男児出産に沸く /5:交差点にたむろ /4:汁である /3:痒い /2:睡魔と戦いながら出歩く /1:気が付けば9月/
<2006年 9月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 ◇時間 30(土) 60 100【23:00】 〔PHSの行方〕 ▼なぜか肩がバンバンに張っている。 これほど肩に力が入るものだったのか、カラオケって。 どんな歌い方してるんだ、オレ。 ▼ドコモからTELがあった。 PHSからFOMAに変更しないかと言うのだ。 なんだ、いきなり、オレのPHSにケチを付けると言うのか。 どっちもドコモだけど。 この様に、いまだにドコモのPHSを所有しているわけだが、これは電話として使用しているわけではなく、専らDATA通信用として使っているのだ。 すでに携帯としてFOMAは持っているため、更にもう一台所有するつもりはない。したがって、ドコモのPHSサービスが終われば、これは手放すことになるだろう。 ありがとう、7年間。 しかし、あと一年ほど続くらしい。 サービス終了の発表から、やけに引き延ばすなあ、おい。 いま食指が動いているのは、実はウイルコムのPHSだったりする。その安さといい、多機能性といい、なかなか魅力があるのだ。 しかし、携帯とPHSを2台使いこなす自身はないなあ。 ▼いよいよ明日から秋のG1が始まるし、それよりも何よりも楽しみなのは、フランス凱旋門賞に出走するディープインパクトだ。 なにしろ勝てば日本馬として初めての凱旋門賞制覇であるし、日本の誰もがその瞬間を信じているのだ。 まずはただただ無事に走りきって欲しい。その先には必ずや栄光の花道が待っていることだろう。 運命の一戦は明日0時35分だ。 29(金) 【ーー:ーー】 〔送別会だった〕 ▼送別会であった。 来週、この会社を旅立つ、女子社員M口の送別会である。 またオレの元を一人の女が去っていく。 何者だ、オレは。 19時から、串焼き屋でとりおこなった。 ここであまりにも呑気にしていたので、予約していたカラオケボックスの時間がすっかり迫ってしまい、慌てて店を飛び出すや否やダッシュした。 その甲斐あって、何とかキャンセルは免れたが、他の者が来るのがあまりに遅く、待ちぼうけを食ってしまう。 15分ほどして、皆、呑気に入ってきた。 カラオケボックスへ全員が揃って行くのはかなり珍しいことである。 それにしても、まだ完調とは言えない身体で、今日はなかなか辛いものがあったのではないか。なにしろ、暑いし、妙な汗が出る。なんだろうな、これは。 風邪完治の前兆だろうか。そう願いたい。 帰宅はすっかり2時過ぎであった。 すぐに、この妙な汗をシャワーで流した。 28(木) 120 【00:00】 〔回復〕 ▼風邪の方は、回復率70パーセントと言ったところか。 いったいそれがどれくらいのものなのかは知る由もない。 しかし、そんなことも言ってられないだろう。 なぜならば回復率70パーセントだからだ。 だったら腕立て伏せも復帰するしかないだろう。 張りのない生活はダメだからな。 27(水) 【00:00】 〔600円への期待〕 ▼風邪は良くもなっていなければ、悪くもなっていない。いわゆる小康状態である。 他の者に感染させてはいけないと思い、マスクを装着。花粉症シーズン以来のマスクである。 そのせいで、非常に暑苦しかったし、薬のせいで妙に眠たかった。 さらに、コンビニで600円のドリンク剤を購入。我ながらかなり思い切ったと言えよう。 その600円に期待のほどが伺えるではないか。 ▼それにしても、月末とは言え、みな呆れるほど残業である。 23時近くになってもほとんどの者が残っており、その中には女子社員までいる始末である。 どうなんだ、そんな会社は。 せめて、ニュースステーションを最初から見られる時間に帰りたいものだな。 26(火) 【00:00】 〔アナログ人間〕 ▼営業のI藤はどちらかと言えばアナログ人間である。それでも、さすがに必要に迫られ、見積りなどはごく当たり前の様にパソコンを使用しているのだから、人間、変われば変わるものである。 そのI藤が、パソコンの電源を入れようと、机上にあるディスクトップパソコンのスイッチを押す作業に取り掛かった。 ポチっと押すだけだけど。 だがしかし、なかなか入らないのだ、電源が。 「あれ? あれ? …」と怪訝そうな顔で言い続けるI藤。 別に、蛍光灯のスイッチを押していた分けでないし、自分の鼻を押していた分けでもない。 どこにいるんだ、そんなやつ。 そうこうしているうちに、何か様子がおかしいことに気が付いた。 それもそのはず、I藤が押していたスイッチは本来押すべきスイッチではなかった。 そのスイッチは隣のパソコンのスイッチだったのだ。 面食らったのは、隣のT橋である。 なにしろ、いきなりパソコンの画面が真っ黒くなってしまったのだ。これほど気分も真っ黒くなることはないだろう。 今回は運良くスタンバイ状態だけで済んだ。不幸中の幸いだったと言えよう。 これが、I藤のアナログたる所以である。 ▼どうやら風邪を引いてしまったようだ。 この忙しい月末の大事なときに、情けないったらない。 こじらせないうちに治さなければなるまい。 会社の薬箱から持って帰った薬を飲もうとしたら、頭痛薬だった。 25(月) 60 100【23:00】 〔バンだから〕 ▼オレ用の社有車はバンである。くれぐれも、パンではない。 パンにまたがって仕事をする奴があるか。 あれは、言ってみれば、くにゃくにゃじゃないか。 そんなことはどうでもいい。 バンとは荷台のついた車である。したがって荷台はおろか、後部座席にまで荷物が配置されているのである。 しかしながらオレ自身、何が何処にあるのかすでに分かっていない。しかし、この配置が絶妙な便利さを生んでいるのだ。 何が便利なのか、よく分からないけど。 その会社の車が車検から上がってきた。 「なんだ、これわぁ!」 車を見て、オレは愕然としてしまった。 整然と並べられていた荷物がまるで整然じゃないのだ。 どうするんだ、この荷物。 もう少し元通りに積む努力をしたらどうなんだ。 なにしろ手が付けれらない。 思えば、車検のたびにこの有様だったのではないか。 再び積み替えることを考えると、なんとも気が重いが、そんなことよりも、もう少し荷物整理した方がいいんじゃないか、オレ。 24(日) 120 100 【23:00】 〔こんな休日〕 ▼なんとものんべんだらりな日曜であった。 なにしろ起床は11時半。 目的のない休日は、ついこうなってしまう。 撮りためておいたDVDの中から映画ターミナルや玉置浩二ライブを見たり、競馬中継で2冠馬メイショウサムソンの悔しい2着を見たり、ペットであるオオクワガタ、こうじとさやかの様子を眺めたり、こんなに天気が良いと言うのになんだこのざまは。 夕方になり、ようやく外出。 晩飯を食いに行ったあと、お茶。 ただそれだけである。 そんな休日がオレには必要なのである。 23(土) 60 100【23:00】 〔まだまだである〕 ▼ニッサンディーラーの営業マンから電話があった。 この時期、何の用なのかはだいたいわかっている。 新車買い換えの催促である。 「もうすぐ車検ですよね」 「あれ、もうそんな時期かぁ」 オレはおとぼけ調子でそう答えた。 「来月、スカイラインの新型が出ることですし」 まあ、確かに最近、トランクの雨漏りがしたり、エアコンが効かなかったり、メーターパネルの辺りから意味不明の音がしたり、完調とは言えないかも知れないが、オレはきっぱりこう返答した。 「まだまだだよ」 くれぐれも「まーだだよ」ではない。 ここでかくれんぼをしても、あまり意味がないじゃないか。 なにしろ「まだまだだよ」だ。 一見、やせ我慢とも言えるこのフレーズを、もう何年言い続けただろう。 営業マンが気の毒なほど言い続けているのだ。 だがしかし、オレと愛車スカイラインR32とのつき合いは、まだまだこれからなのだ。 この車で北海道に遠征すること3度。 取りあえず、次の目標は九州である。 22(金) 【ーー:ーー】 〔夜更けのカレー〕 ▼久しぶりに事務所にこもって仕事。 やれどもやれども次から次へと仕事は増える。 気が付けば23時近くになっており、残っているのは同僚のK藤と二人だけだった。 野郎二人、静まり返った深夜の事務所で仲むつまじく仕事をしているのも、少々気が引けるので、二人仲良く帰ることにした。 念のため言って置くが、手を繋いでいるわけではない。 腹も減ったので、二人でカレーを食べに行くことにした。 ご存じ、ココ壱番屋のカレーである。 夜も更けきってしまっているので開いているか心配だったが、なんとか間に合った。 オレはいつもの様に納豆をトッピングし、さらに野菜を加え、辛さは普通、量も普通の300グラムで注文した。 K藤はと言えば、トッピングはなしであり、卵を一つ注文していた。辛さも普通であるが、特筆すべきはその量である。 K藤はこともなげにこう言ったのだ。 「700グラムでお願いします。」 オレは通常300グラムあればじゅうぶんである。だがしかし、700グラムっておまえ。 その膨大な量のカレーライスに卵をひとつ入れ、K藤はあっと言う間に大海の様なその皿を平らげてしまった。 会計は、オレが1050円だったのに対し、K藤はなんと900円。 まるでキツネに摘まれたカエルの様だったよ、オレは。 21(木) 150 100 【23:00】 〔錯綜している〕 ▼午前中は元万博会場へ。すっかり変わり果てたこの地へ、もう仕事で来ることもないだろう。 ちょっとした私用を済ませてから午後は小牧空港へ。 仕事ではもう来たくない場所ではあるが、忘れた頃に再び来ることになってしまうのである。 夕方、会社に戻り、数々の事務処理をこなす。 しかし、こなしているようで、実のところ何をしているのか分からない。 あまりにもTODOが錯綜しており、すべてにおいてつまみ食い状態だからだ。 もっと腰を落ち着けて挑まなければならないだろう。 万博跡地や小牧空港など行ってる場合ではないのだ。 因みに、オレはまだまだ元気です。 それがせめてもの救いだ。 20(水) 60 100【22:30】 〔総裁選〕 ▼自民党総裁選は下馬評通り、安部晋三氏が選出された。 これほど分かり切っていた選挙もないだろう。 万が一、安部晋三氏が落選したとしたら、いったいどうなっていたことか。 あまりものショックに安部氏はこう呟いたに違いない。 「あべし〜っ!」 いったいどこの秘孔を突かれたのかは分からないが、どうやら「お前はもう落ちている」状態らしい。 なにしろこんな事態にならなくて良かったと、ホッと胸を撫で下ろしていることだろう。 19(火) 120 100 【23:00】 〔接近する車〕 ▼とある病院の駐車場に車を入れる。駐車スペースが幾分狭い様に感じる。幅2.2〜2.3メートルほどだろうか。この様なところであるからそれも致し方ないのだろう。 目の前を老夫婦の車が通り、すぐそこで止まった。どうやらオレの右隣のスペースに止めたいようだ。運転手はお爺さんである。お婆さんじゃなくて良かったと思いもしたが、オレはハンドルを握るそのお爺さんを見た瞬間、何かイヤな予感を感じずにはいられなかった。 その予感は見事的中。 しずしずとバックを始める車。やがて、その車は次第にオレの車の方に近付いてくる。近付いてくると言うか、明らかに近付き過ぎだよ、それ。 なぜならば、オレの車のバンパーにしっかりと擦ってるからだ。 しかし、それでもお爺さんは気付かない。オレの車のバンパーに車の横っ腹を押しつけながら更にバックさせようとしたので、オレはしょうがなくクラクションを鳴らした。 ようやく気が付く、お爺さんとお婆さん。 オレは車の窓を開け、言った。 「車、こすってるよ」 「え〜っ!どうもすいません、どうもすいません…」 怯えた顔で老夫婦は何度も謝る。 オレは何だか気の毒になった。 「いや、こっちはいいけど、そちらの車の横、ほら、凹んでるよ、べっこり」 「いいんですよ、どうせボロボロだから」 そう言ったとたん、一目散に車から飛び出して行ったのだった。 因みに今日オレが乗っていた車は会社の車である。 もし、これが会社の車でなく、愛車スカイラインだったとしたら。 オレは相手の身に起こり得る事態を想像するにつけ、ホッと胸を撫で下ろすのだった。 18(月) 60 100【23:00】 〔牛丼復活〕 ▼アメリカ牛肉の輸入禁止で販売停止となっていた吉野屋の牛丼が復活。 テレビを見れば、我先にと牛丼にむさぼりつく人々。 そんなにうまいのか、牛丼ってやつは。 何か不自然さを感じずにはいられない。 あってもなくても良いと思っているオレみたいな輩には、そう思えてしょうがないのだ。 17(日) 120 100 【23:00】 〔台風の凄さ〕 ▼九州の台風が凄いことになっている。 使い物にならない傘をなぜさすのか、いつも理解に苦しむが、その後ろでスキップを踏んでいるガキンチョも更にわからないことになっている。 台風は人の思考能力までも飛ばしてしまう。 16(土) 60 100【23:00】 〔不具合は続く〕 ▼このところ愛車スカイラインの不具合が続き、今度はエアコンがダメだった。 冷風を出したくてしょうがないのに、出るのはもっぱら温風なのだ。 いつからそんな分からず屋になってしまったんだ、おまえ。 また、車に問いかけてしまった。 しかしながら、完全に壊れているわけではなく、その証拠に今日は調子良かったよ、エアコン。 まったくもって機嫌を取るのがなかなか大変な奴なのだった。 15(金) 【ーー:ーー】 〔十分だ〕 ▼金がなくたって、地位や名誉がなくたって、取り合えず、人間、生きてるだけで十分だよな。 柄にもなくそんな気持ちにさせる一日なのだった。 14(木) 150 100 【23:00】 〔不具合見つかる〕 ▼ふと、愛車スカイラインの不具合を見つけてしまい、ちょっとブルーになる。 雨漏りである。 いつからそんなに締まりのない奴になっちまったんだ、おまえは。 車相手に言ってもしょうがないだろ。 トランクの中が濡れていたのである。 どこから入ってきているのかは分からないが、確実に入っているのは確かだ。 トランクの中のクッションや本がびっしょりだからだ。 オレの診断によれば、リアワイパーの辺りが怪しいと言えよう。たぶん、パッキンがいかれているのではないか。 誰だ、まるでオレと一緒だなんて言ってるやつは。 どちらにしても素人ではどうしようもない。 とりあえず、応急処置として、バスタオルを敷いた。オレにはこれくらいしかしてやれることはない。あとは落ち着くのを待つだけだ。 落ち着くのかよ。 13(水) 【ーー:ーー】 〔一日の終わりは検問〕 ▼昨日に引き続き、鬱陶しい雨が続く。 そんな中、やけに目まぐるしい一日を過ごした。 午前中は物件を2つ廻り、午後はある会議の司会進行、そしてそれが終わるなり、客先との打合せのため小牧へ。終わったのは21時半。 帰社すると、もうすっかりやる気をなくしていた。 23時に退社し、帰りの車中から前方を見ると、検問である。 どうやら飲酒運転の検問のようだ。 5人ほどの警官に止められる。 下戸なオレにはなんら後ろめたいことはないはずだが、いざその場に来ると構えてしまうから不思議だ。 仕方なく窓を開ける。 「飲酒の検問をしております」 やはりそうである。 こんなところで、こんな時間に、こんな雨の中、居酒屋クーポンなど配っているわけはないのである。 さらに警官は言う。 「ちょっといいですか」 「はい、いいですよ」 オレは少々怪訝そうに答えた。 すると警官はオレの方にニョキッと顔を突き出した。 そして、自らの顔に指を差し、こう言ったのだ。 「ここに、ふ〜っとしてください」 確かに酒を飲んでいれば、酒臭いのだからそれでわかるだろう。 だがしかし、ふ〜っ、て、ことはないじゃないか。 警察の実体は、まだまだアナログである。 12(火) 60 100【23:30】 〔斎藤と亀田〕 ▼早稲田実業の斎藤投手が大学進学を希望したことは、昨日お伝えした通りだ。 お伝えしたのはオレじゃないけど。 斎藤投手は言う。 「家族や学校関係者と相談した結果、プロ志望届は出しません」 なんとも冷静沈着な判断であり、まさに斎藤投手らしいと言えるだろう。 同じ世代で注目を浴びている選手に、プロボクシングの亀田興毅がいる。 これがもし、亀田興毅だったならどうか。 「家族やジム関係者と相談した結果、世界タイトルはいりません」 そんなことは口が裂けても言わないだろう。 なにしろ口を開けば、はちゃめちゃなのである。 これほど対称的な二人もないのではないか。 「スカッと爽やか」な斎藤投手に対し、亀田はさしずめ、「ボカッといてまえ」か。 これだけ対称的な二人だが、両者とも人気者なのだから人の好みも種々様々いい加減なものである。 それにしてもここ最近テレビを見ていて不憫なのは、駒苫高のエース、田中投手である。 3連覇は逃したとは言え、堂々の準優勝である。それなのに、なんだ、この斎藤投手との扱いの違いは。まったく脇役扱いじゃないか。 まさに雲泥の差があるのだ。 優勝と準優勝との差はこれである。 したがって、どんな手を使ってでも勝たねばならない、それが亀田家の鉄則だとすれば、あながち間違ってもいない。 11(月) 150 100 【23:30】 〔ミルコ悲願の…〕 ▼格闘技が大好きなオレは昨夜どうしたかと言えば、 感動した。 総合格闘技PRIDEグランプリの決勝が行われ、ミルコ・クロコップが初優勝を果たしたのである。 その優勝は、下した相手が相手だけに相当な価値があると言えよう。 なにしろ1試合目、準決勝の相手は、あのヴァンダレイ・シウバである。 そのシウバを相手に圧倒的な強さを見せつけたのだから凄い。最後は伝家の宝刀、左ハイキックでシウバは大の字。こんなシウバを見るのも初めてである。 そして決勝の相手は、あの柔術マジシャン、ノゲイラを判定の末下したプロレスラー、ジュシュ・バーネットである。 これもまったく問題にしなかった。 最後は上から叩きおろすパンチで、さしものジョシュもタップした。 文句なしの優勝である。 これまであと一歩のところで手に届かなかった念願のタイトルをついに手にしたのである。さぞ感無量なことだろう。 オレがミルコを高く評価するのは、立ち技格闘技出身の選手がここまで登りつめたと言う事実にある。 総合格闘技においては、やはり、キックボクシングや空手など立ち技系格闘技は不利なのである。 しかし、見事そのデータをはねのけた。 あとは、このファイティングスピリットを如何に維持するかである。 まったく違うぞ、昨日の話題と。 10(日) 60 100【23:00】 〔給食と牛乳〕 ▼いきなりだが、給食である。 給食と言って、まず思い浮かべるのは何か。 フレッシュオレンジジュースを思い浮かべるのは稀だろうし、フレッシュマンゴージュースもまた然りであり、フレッシュいちじくジュースなどはなかなか出てこないのではないか。 なぜか、いちいちフレッシュである。 まあ、そんなことはどうでもいいが、給食には、昔から牛乳と決まっている。 なにしろ牛乳である。 間違っても、フレッシュミルクとは言わないのではないか。 だってそうだろう。 牛乳早飲み競争はあるが、フレッシュミルク早飲み競争など聞いたことがない。 早飲み競争でしばしば発生するのは、鼻から出してしまうことであるが、牛乳を鼻から出すのはそれほど珍しいことではないだろう。しかし、もしそれがフレッシュミルクだとしたらどうか。フレッシュミルクを鼻から出すのはかなり抵抗があるのではないか。 もし仮に出してしまったとしよう。 「おいおい、あいつ鼻からフレッシュミルク出してるぜ」 こう言われてしまうのは非常に忍びないものがあるのではないか。 したがって、牛乳は牛乳であり、絶対にフレッシュミルクなどと言うべきではないのだ。 呆れるほど前置きが長くなってしまった。 この様に昔から給食に定番の牛乳であるが、この牛乳を給食に組み込まない学校が現れ始めたと言うのである。 なぜ、学校給食に付き物の牛乳を外したのか。 階段を持って上がるのが大変だとか、ごはんに合わないとかあるようだが、いまさら何を言ってるんだ。 思い出すのは、先頃、牛乳は体に悪いとの見解を示したベストセラー本のことである。この影響がかなり大きいのではないか。 元来、牛の子どものための飲み物である牛乳は人間に効果はないと言い、さらに加工してしまっては、それはただの出し殻であるとその本は言っていたのではないか。 かなり思い切った見解であり、それはまた牛乳に対する挑戦、または挑発と言えるだろう。 かく言うオレもこの本の影響を受け、毎日の様に飲んでるけどね、コントレックス。即ち硬水である。 お陰で、ちょっとどうかと思うくらい血圧が下がってしまったのである。 したがって、これからの給食には水だろう。 でもやっぱり牛乳の様な気もする。 これが伝統と言うものなのだろうか。 9(土) 【ーー:ーー】 〔15年目の発見〕 ▼どんなにお気に入りの物でもウイークポイントはあるもので、我が愛車スカイラインにもそれは存在し、その中でも常々不便だと感じていることは、内気と外気の切り替えである。 走行中、前の車の排気ガスが入ってくるのがイヤなので、通常は内気循環にしている。しかし、困ったことに一度エンジンを切り、再び始動すると、外気に切り替わってしまっているのだ。つまり、デフォルトは外気循環なのである。 まあ、いちいち切り替えスイッチを押せば済むことなのだが、これが意外と面倒くさい。 面倒くさいが、これがこの車の仕様なのだと思い続けて15年。 ところが、思い掛けずここで転機が訪れた。 あったのである、設定方法が… たまたま、スカイライン関係のサイトを検索していたら、メンテナンス方法を集めたページが目に止まり、その中にあったのである。 すべて説明すると長くなるので概略のみとするが、まずエンジンをスタートさせる。そして、10秒以内にエアコンOFFスイッチを5秒以上押し続ける。すると、エアコン自己診断モードに切り替わる。次にHOTスイッチを押す毎に各診断モードに切り替わり、Step6の温度センサー補正の状態からファンスイッチを一回押す。すると、「AUTO」と「0.0℃」が表示される。この状態で内外気切り替えスイッチを押す。ここで「AUTO」の表示が消えれば記憶モードONだ。これでエンジンをかけ直しても、切った時のままの状態にしてくれるのだ。 なんてありがたいことなんだ。 感動のあまり、概略だけのつもりが、すっかり説明し切ってしまったじゃないか。 大半の人にとってどうでもいい情報だろうが、それほど嬉しかったのでご勘弁願いたい。 なにしろディーラーもオートバックスも教えてくれなかった方法だ。15年間もの間、知らなくてもきっと許してくれるだろう。 誰に許して貰うんだ、いったい。 とにかく、このサイトの管理者に感謝する次第である。 8(金) 120 100 【24:30】 〔まるでサウナ〕 ▼日中のその暑さは9月半ばのそれではない。 外で働く者はみな、バテバテである。 なにしろ、ただ立っているだけで汗だくなのだ。 逆に言えば、ただ立っているだけで汗だくになれると言うことだ。 したがってこれほどお手軽なサウナもないだろう。バスタオルを腰に巻き、公園のベンチに腰を掛けさえすれば、ただそれだけでサウナ気分が味わえるのだ。 こうなったらその気分を満喫するしかないだろう。 何人もの人が、バスタオルを腰に巻き、公園のベンチに腰を掛ける。 どの人も皆、顔は真っ赤であり、中には数を数えているものまでいる。 いったい、数を数え終わったらどこへゆくのかは知る由もない。 ある者は噴水に飛び込むのかも知れないし、またある者はジャングルジムを登り始めるのかも知れない。 冷静に見れば、ただの酔っぱらいじゃないの、それ。 このことから分かること、それは、やはりサウナはサウナに限ると言うことである。 言われないでも分かると思うけど。 7(木) 60 100【23:30】 〔その裏にわな〕 ▼取りあえず、一段落付いたようなそんな感じである。 しかし、油断はいけないだろう。その裏に、どんな罠が仕掛けられているか分からないのだ。 その罠とは、ゴキブリホイホイではないだろうし、ネズミのしっぽをパチンと挟む罠でもなく、ましてや、ハエ取り紙でもない。 あれは、大変だよ、頭にくっついたらさ。 その罠とはどちらかと言えば、落とし穴だろう。 何もないと安心しきって歩いていると、いきなりあるのである、落とし穴が。 一歩穴に足を踏み入れた瞬間、足はふわっと浮いた感じがし、気が付いたときには身体はすっぽりと穴に納まっている。 ひとしきり廻りを見渡し、こう言うのだ。 「落ちちゃったぁ…」 おどけた仕草で頭を掻きながらそう言うしかないじゃないか。 そもそもなぜ落ちるのか。それは油断があるからに他ならず、その前方には落とし穴があるかも知れない、そういう危機感を常に持って歩かねばならないのだ。 なにしろ基本は抜き足差し足であり、少しでも異変を感じれば、片方の足先を前方に延ばすだけ延ばし、安全であることを確認し、そして再び歩き始める。それが真の油断のない歩き方である。 オレは、そんな奴と一緒に歩くのはイヤだ。 6(水) 120 100 【23:40】 〔男児出産に沸く〕 ▼メディアは紀子さまご出産の話題で持ち切りである。 果たして、生まれてくるのは男の子か女の子か、これほど注目された出産もないだろう。なにしろ日本の今後が掛かっているのだ。 まるで日本の一大事である。 無事、男の子が誕生し、この子の皇位継承が3位となったことで、皇室典範の改正問題は取りあえず解決だろう。 発表によれば、体重2558グラム、身長48.8センチメートルとのことだが、ちょっとまて、なんだ48.8センチメートルって。 約50センチと言うならまだ分かる。しかし、48.8センチってことはないじゃないか。 だってそうだろう。赤ちゃんだよ、赤ちゃん。 ただでさえ、足はガニ股であり、首はふにゃっとしてるではないか。それをいったいどんな状態で身長測定したと言うんだ。 無理矢理立たせたのだろうか、それともおもいっきり引っ張ったのだろうか。 そんな状況では、赤ちゃんからこんな不満が出たに違いないだろう。 「ムリ、ムリ…」 苦し紛れにそう言うのももっともな話だろう。首だけ長くなってしまう恐れも十分考えられるからだ。 それでも測らねばならない。それは国民の重大な関心事だからだ。 測定者はメジャーで赤ちゃんを測る。 48センチ… ここからしばらく間が空き、意を発した様に測定者は言う。 …8ミリ。 この、8ミリと声に出すまでの緊張感と言ったらなかったのではないか。 緊張のあまり、ハチみそ、などと言ってしまったときのことを考えると、想像しただけでゾッとするのだ。 ともあれ無事測定に成功し、発表できたことは喜びに絶えないことであろう。 ただ、ひとつ気になること、それは、そんなことはそれほど問題じゃないんじゃないか、と言うことである。 なぜなら、明日になれば50センチ8ミリになっているかも知れないからだ。 5(火) 60 100【23:30】 〔交差点にたむろ〕 ▼交差点に人がたむろしている。 角に葬式場がある。これから出棺なのだろう。 それにしてもおかしい。 やたらと警察官が立っているのだ。 警察関係者の葬式なのだろうか。 すると一人の男が突然喋り始めた。喪主の挨拶なのか。 何と言っているのかは車の騒音でよく聞こえないが、ひとしきり喋り終わると、ここで予期せぬことが起こった。 拍手である。 こんな状況に拍手はあっただろうか。オレは一瞬分からなくなってしまった。 しかし、深く考えれば、分からないでもない。 すると次に登場したのは幼稚園児だった。 幼稚園児の列が先生に引率されて登場してきたのだ。 まあ、ただの通りすがりだろう。そう思っていたら大間違いだった。 横断歩道を渡り始めるや否や、廻りから拍手が起こり始めたのである。 みんなの顔は実に笑顔だ。 なんなんだ、これは。 お葬式に笑顔で大拍手はないじゃないか。 ふと見ると、いつの間にかいままで作動していなかった信号機が点滅していた。 どうやら横断歩道の渡り初め式らしい。 始めてみたぞ、こんな儀式。 それにしてもこの賑やかさを、本当の葬式の参列者はなんと思っただろう。 なんて気の毒なタイミングの悪い式なんだ。 それが運命である。 4(月) 120 100 【23:30】 〔汁である〕 ▼朝から、万博跡地へ入る。 そこは、ますます跡地となっていた。思えば、万博閉幕からもうすぐ1年なんだな。 ▼午後から一宮へ向かう。 途中のサービスエリアで日替わり定食を食べながら、ふと思う。 オレは、どうして豚汁を食べているんだ。 豚汁は苦手ではなかったのか。 味噌汁だと思っていたのは、実は豚汁だったのである。 通常、汁と言えば、オレの場合味噌汁なのだが、いまここにあるのは列記とした豚汁である。 迂闊だった。 まあ、確かに汁と言えば、豚汁である可能性はじゅうぶん考えられる。 汁と言えば、味噌汁か、豚汁くらいしか考えられないからだ。 果たしてこれらの他に汁はあっただろうか。 牛汁はあまり聞いたことはないし、鳥汁もあまり言わない様な気がする。何か他にもあったような気がするが、ここでは省く。 そんなことを考えながら食べているとあることに気付いた。 けっこういけるじゃないか。 なぜならば、苦手な豚肉が入っていないからである。 しかしながら豚肉の入っていない豚汁は、果たして豚汁と言えるだろうか。 オレに言わせれば、それはただの汁です。 オレは、ただの汁が好きである。 3(日) 60 100【24:00】 〔痒い〕 ▼昨日の今日と言うわけではないが、スタバに行った。 日中はまだまだ暑いものの、夕方はめっきり秋の気配が感じられる。 そんな気持ちの良い風に吹かれながら、バカの一つ覚えの様にキャラメルマキアートを飲む。 ここで思いも掛けない試練がオレを待ち受けていた。 気が付けば蚊に刺されていたのだ。それももの凄い数だ。標的となったのは足である。 これだけ刺されるまでなぜ気が付かなかったのかと思われるかもしれないが、それもそのはず、原因はDSの脳トレをやっていたからであり、その集中力たるや、ちょっとやそっとでは目が覚めることなどない。 寝てたのかよ。 「あなたの脳年齢は26歳です」そう結果が出て初めて、足の異変に気付いた。 なにしろ痒い。 集中力と言う目に見えない何かが蚊を引き寄せたのだろうか。それとも、キャラメルマキアートのエキスが蚊の好みに合致したのだろうか。 そんなことはどうでもいい。とにかくこの痒みをどうにかしなければならないのだ。 そもそもなんだ、この痒みってやつは。 人間に取って必要なものなのか。 痒くて喜ぶ奴なんているのか。 「たまんねぇな、この痒さ」 オレはこんな奴とけっして付き合いたくないのだ。 この時期、デッキでお茶を飲むのは気持ちはいいが、痒い。 2(土) 120 100 【24:00】 〔睡魔と戦いながら出歩く〕 ▼今日は休みであるが、早朝から仕事の電話が入り不意に目覚めた。それがまたトラブルの電話なものだから、その後寝直そうにも目が冴えて寝られず、結局諦めそのまま起床した。 だから一日眠たくてしょうがなかったよ。だったら寝ればいいのだろうが、出掛けてしまったのでそれもできず、終日、睡魔との戦いであった。 ▼それで、大須アメ横へひょっこりと行ったのだった。 DVDのメディアなど調達したあと、いつものゲーセンへ降りていく。 見ると入口に店じまいの看板。特に客の入りが悪い様には見えなかったが、何かがまずかったのだろう。 とにかく、なくなってしまうんだな、このゲーセンも。 ▼1GBのSDメモリーがついに2千円を切っていた。1年前に、この10倍はしていたことを考えれば、オレの計算によるとその当時の金額で10枚買える計算になるのだ。 当たり前だけど。 なにしろまったく呆れた価格破壊である。グリコのおまけになる日もそう遠いことではないだろう。 ▼夜遅く、眠い目をこすりながらスターバックスへ。 人が溢れている。 なぜそこまでして飲みたいんだよ、スタバのコーヒー。 オレも行ってるわけだけど。 しょうがないので、コメダ珈琲に入る。 しょうがない、ってこともないだろうが、このことから、コメダ珈琲の扱いがすっかり下がってしまっていることに気付く。 だいじょうぶか、コメダ。 まったく心配には及ばないだろう。 オレが勝手に言ってることだからさ。 1(金) 60 100【24:00】 〔気が付けば9月〕 ▼気が付けば、9月だ。 忙しさに気を取られすっかり油断をしていたが、人事異動があったのだった。 全社でたったの3人だけであり、通常ならばまったく目にも入らないような発表なのだが、その中の一人に重要人物がいた。ここ名古屋へ転勤してくる物好きがいるのである。 勝手に会社が決めたんだけど。 実際のところ本人がどう思っているかは分からないが、いままでの例で言えば、気の毒である。 オレが言うのもなんだが、それほど名古屋は過酷なところらしい。 それがなぜなのか不思議でならないのだが。 そんなことを気にしている場合ではない。オレはオレ自身のことで精一杯なのだ。 なにしろ、万事無事に9月をやり過ごしたい気分満々なのです。 byクムラ〜 |