◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ|

<2005年10月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 ◇時間

31(月)         60 100【22:30】

▼明日から DoCoMo の新料金が始まるようだが、現行のコースをそのまま使っても良いらしく、しかしながらそれが得なのか、どうなのか、非常に分かりにくいじゃないか。
新料金の方を見れば、無料通話分が少なくなっているようだが、どうやら、通話料自体は安くなっているようなので、結局、新料金に変更した。
それだけの話である。

▼そんなわけで、すっかり月末である。
今年も残り2ヶ月となり、ぼちぼち年賀状の話題も出始めているし、名古屋駅のクリスマスイルミネーションの準備も着々と進んでいるようである。
いよいよ慌ただしくなる。果たしてその波に付いていけるのか。付いていかねばなるまい。
置いてけぼりは、つくづくイヤだからな。


30(日) 120 100       【22:30】

▼一介の枠役が気が付けば主役に躍り出ているというのは、たまに聞く話であり、それはしばしば、サクセスストーリーなどと言うような言葉で語られるが、それは何も人間に限ったことではない。
サラダバーである。
今夜、晩飯を食べに行ったレストランで、注文したセットの中にサラダバーが入っていた。
ウエイトレスが皿を持ってくる。サラダバー用である。だったら、取りに行かねばなるまい。少しは加減すれば良いものだが、つい山盛りである。そして、メインが来る前に、気が付けば一杯平らげてしまう。
なかなかメインの料理が来ないのもひとつの原因でもあるが、待っている間、間を持たせるには良いのかも知れない。
ほどなくメインが来て、そして食べ終わる。かなり腹は一杯だ。しかし、サラダバーである。
たったサラダ一杯だけで、果たしてサラダバーと言えるだろうか。だってそうだろう。わざわざ自ら取りに行くんだよ。だったら、一杯と言うわけにはいくまい。
気が付けば、また山盛りである。
しかし、残すわけにはいかない。なぜなら、残すという行為は、サラダバーの掟に反する行為だからだ。そんなことをしたら、二度とここに足を踏み入れることが出来なくなるかも知れない。それを考えれば絶対にしてはないらない行為だ。
オレは食べた。必死に食べた。そして、ついにオレは平らげたのだ。
その時の状況を、うまく言い表すことはなかなか難しいが、一言で言うならばこうだろう。
「おなかポンポン」
ポンポンはかなり苦しい。
おなかパンパンも違った意味で苦しいとは思うが、ポンポンほどではあるまい。

それからしばらくの間は何もする気力が起きなかった。
そもそもオレが食べたメインはいったい何だったんだ。サラダバーおそるべし。
今後、サラダバーの配分には十分留意せねばなるまい。
なんにせよ、毎度同じ失敗を繰り返しているのは、いい加減やめなきゃな。


29(土)         60 100【22:30】

▼朝からまとまった雨。
すっかり涼しくなっており、さすがにTシャツでは外を歩けない状況である。
Tシャツで歩こうとするなよ。

▼恒例の北海道物産展が近所のデパートで開催されており、いつもの様に足を運んだ。やはり何を置いても弁当だろう。ウニとカニがどっさり載った弁当を買う。1500円也。

▼天皇賞を前に、運試しにと購入した京都のメインが思い掛けず的中しており、それがまたけっこうな配当だったため、激しく機嫌の良い秋の夜長なのだった。


28(金) 120 100       【23:30】

▼夕方、営業のT橋とともに客先へ。
目的は交渉であり、二人は目を輝かせ意気揚々と乗り込んでいった。
撃沈である。
それほど、相手の提示は予想以上に厳しく、それを聞いたときは、まるで目眩を覚えるほどだったのである。言い過ぎだけど。
まあ、行く前と後とでこれほどメリハリが付くと、かえってさっぱりするよ。

▼そんな気分のまま、少し遅れて送別会へ入るなり、まるで嘘のようにローテンションな気分はハイテンションな気分へと変わった。呆れるほどオレの気分は現金な気分である。
その後3時間もの間、ハイテンションを保ちながら、I田の送別会はつつがなく終わった。
まったく、しんみりなど無縁な送別会であったことは、メイドのスパイを目指す、I田ならではと言えるのではないか。


27(木)         60 100【22:20】

▼気が付けば、すっかり月末であり、したがって、いろいろと忙しくなっている状況である。
終日、事務所に篭もって業務をこなした。
▼女子社員がひとり、まもなく退職することもあって、いっそう皆の危機感は募っている。半ば、開き直っている感もある。
それでもなんとかなるのだろう。
いままでそうしてきたのだから。


26(水) 150 100       【22:30】

▼運命の一戦、後がないのは阪神である。
真剣な面もちで、Kは呟く。
「今日負けたら、きっともうダメですよね」
ああそうだ、そうだとも。
「きっと」と言うよりも、きっぱりダメだとオレは断言しよう。
相変わらずな、Kなのだった。

そんな状況の中、阪神に取っては最悪な結果となり、日本シリーズは終了した。
やっぱり、ブランクの影響は大きいな。


25(火)         60 100【22:10】

▼朝から万博会場へ。
慌ただしく、建物から荷物が運び出されている。どうやらスタッフの引越のようである。
ほとんどのパビリオンの内部はすでにがらんどうだ。いよいよ、解体撤去作業が本格化するのだろう。

▼ロッテvs阪神。日本シリーズもすでに3戦目であるが、どうやら凄いことになっている。なにしろ阪神はこてんぱんだ。どれくらい、こてんぱんかと言うと、開いた口が外れて長い顔になっちゃうくらいの、こてんぱんさだ。
3連敗の上に、3試合とも10点以上献上と言う、なんとも体たらくな結果に、阪神ファンは半ば暴走気味である。
これくらい負けっぷりがいいと、清々しささえ覚えてくるから不思議だ。
このままで終わるはずはないとは思うが、万が一、1勝もできないで終わるならば、どうなったって知らないよ。


24(月) 150 100       【22:30】

▼そこへ一歩足を踏み入れると、何やら足の裏に得も言われぬ感触が漂った。
どこからともなく、K田の声が聞こえてきた。
「だめですよぉ、そこに入っちゃ」
そうか、ダメなんだな、ここは…
しかし、すでにおもっきり入ってるよ、オレ。
そこは、ペンキ塗り立てと言う、禁断の地。
禁断の地、それは、選ばれしものしか入ることのできないトワイライトゾーンだ。
しかし、オレはトワイライトゾーンなんか嫌いである。
オレの靴下は、すっかりトワイライトだからだ。
トワイライトは切ないよ、ほんとに切ない。
この切なさは、やはり秋なのである。


23(日)         60 100【23:00】

▼菊花賞である。
競馬を知らない人もいまや知らない人はいないのではないかと思われるほど注目されているのが、ディープインパクトである。
その大一番をこの目で見るため、競馬場へ行った。しかし、京都競馬場ではない。中京競馬場である。したがって、場違いではあるし、そもそも開催さえされていない。しかし、少しでもその臨場感を味わいたいのであれば、やはり競馬場である。
それにしても、何なんだ、この混み様は…
まるで開催日とほとんど変わらないような、そんな雰囲気なのだ。
みんな考えることは一緒である。
ディープインパクトの単勝馬券100円を握りしめ、その時を待つ。

15時40分。
ファンファーレが鳴ると、まるでここが京都競馬場であるかの様に手拍子が始まる。全国の競馬場、そしてお茶の間の競馬ファンが一体となる瞬間である。
なんて幸福者なんだ、ディープインパクト。

それは、まるで筋書きがあるかの様な完璧なレース振り、そして優勝。
それはまさしく、ディープインパクトの三冠奪取ショーであった。

このまま無事で有馬記念を向かえて欲しい。それを、真の世代交代を告げるレースとするために。


22(土) 120 100       【21:00】

▼御在所岳へ。
まだまだ紅葉にはほど遠く、天候もあまり良くなかったせいか、それほど混雑もしていない。
ロープウエイは往復2100円。
ここから見る風景は絶景である。なにしろ1200mである。1200mただ歩くだけでもかなり大変だと言うのに、上に1200mだ。ただただロープウエイの有り難さに脱帽です。
約12分で到着。
覚悟はしていたが、めっぽう寒く、息もすっかり白い。さすが、夏の札幌より2度涼しい、とキャッチフレーズするだけのことはある。
それって、寒いのか?
そう言うことによって、逆に寒そうなのは札幌の方になってしまっているのではないか。
いや違う。「札幌よりも」に意義があるのだ。それだけで何かしら寒さを感じるのだ。

それにしても、廻りは真っ白である。展望台もへったくれもない。登る前に想像した通りである。だからこそ、ここまで来た意義があるのだ。そう自分に言い聞かせるしかないじゃないか。
500m先にカモシカセンターなどもあるようだったが、遭難してはカモシカに大変申し訳ないのでやめておきました。

御在所岳


21(金)         60 100【22:00】

▼今月をもって退職するのは、女子社員のI田である。
残りわずかとなったわけだが、不安なのは本人よりもむしろ廻りの人間なのではないか。
中でも、I藤の不安と言ったら半端なものではない。「自分も一緒に辞める」、などと、冗談とも本気とも付かないことを言い出す始末だ。それほど、いままで頼ってきたのだろう。
しかし、どうしようもないことである。ここは往生際良く、送り出してやろうじゃないか。
I田には是非とも、かねてからの夢である、メイドのスパイを目指して、頑張ってもらいたいものである。
だから、なんなんだ、メイドのスパイって。


20(木) 200 100       【22:30】

▼朝はかなり涼しい思いをしたが、日中は極端に暑い、そんな嫌がらせな一日だった。

▼塗装屋のNが浮かない顔をしている。と言っても、浮かない顔はいつもなのだが、今日はいつも以上に浮かない顔だ。まるで、船のいかりを両方のほっぺたからつり下げたような、そんな重苦しい顔なのである。
Nはボソッと一言いった。
車が欲しい…
確か、紺のゴルフに乗っていたはずだが、どうしたのかと尋ねれば、どうやら奥さんが事故ったらしく、ゴルフは修復不可能な状態にまでなってしまったらしいのだ。
しかしながら原因は相手の信号無視らしく、だったら相手から保険金が出るじゃないかと言ったものの、その相手が悪かった。
よほど、ヨボヨボの爺さんであり、こっちが何を言おうが、反応はちんぷんかんぷんで、さっぱり要領を得ないと言うのだ。なにしろ自分が信号無視をしたことなどこれっぽっちも思っていない。おまけに目撃者も皆無な始末だ。
これではいつになったら決着するか分からない。気が遠くなるような話だ。となれば、どこかで妥協せねばならない事態になるのだろう。
浮かない顔をするのももっともである。
だがしかし、ダメだ。
浮かない顔は、運さえも沈ませてしまう。じゅうぶん肝に銘じる必要があるだろう。
浮かれっ放しの顔も、どうかと思うけど。


19(水)         60 100【22:40】

▼ここ名古屋支店は、このところ瞬間的に人手不足となっており、本社へ依頼し応援としてやって来たのはS氏である。
最初、S氏の名を聞いたとき、オレが東京時代に面識のあったS氏ではないかと思ったりもしたが、実際会ってみると、違うS氏であった。しかしながら、話を聞いていると、かなりの共通した知人がおり、オレが向こうにいた時期と重ね合わせても、S氏と面識があってもなんらおかしくなく、むしろ初対面なのが不思議なくらいである。
話をしているうち、様々な懐かしい名前が聞けたし、その近況を知ることをできたことは嬉しかった。
そしてなによりも注目すべきは、そのS氏の波瀾万丈の人生であり、かなりの苦労を重ねてきたようだが、めでたく近々結婚すると言う。
実のところS氏の歳は56歳であり、それからして何かわけがありそうなものだが、それ以上にわけがありそうなのは、奥さんの歳である。
24歳ってことはないじゃないか。
新妻にもほどがあるし、親子ですよそれ。
人の運命を恐ろしくも、感心した次第です。


18(火) 150 100       【22:00】

▼今日は歩いたなあ、実に歩いた。
終日、万博会場内を歩きづめであった。
閉幕してすでに1ヶ月近く、会場内はまだ面影は残しているものの、地道に解体作業が続けられている。
キッコロゴンドラも一部のものは「がわ」がなくなってしまっており、改めて万博は終わったのだと認識する。
今頃かよ。

▼まさかのロッキーである。
ロッキーと言えば、どぶねずみを思い浮かべる人もいるかも知れないが、それはロッキーチャックであり、実のところ、どぶねずみではなく、やまねずみである。
それはそれでいっこうに構わないが、ここで言うロッキーはボクサーである。
シルベスター・スタローン演じるボクサーがのし上がって行く感動巨編である。その昔、ロッキーのテーマが聞こえてくると、なんだかわからないが、血沸き肉踊ってしまい、気が付けば、殴り合いを始めていたものなのではないか。
それほどの映画であるが、その第6作目が制作されると言うのだから、ちょっとした驚きである。
なにしろ、スタローンである。すでに還暦も近いはずであり、果たしてどんな設定でストーリーが展開されるのか、なかなか予測も付きにくいと言うものではないか。
万が一、チャンピオンに登りつめると言う結末であるとしたら、何か得も言われぬ不信感が募り、それがやがて怒りとなり、自分自身を押さえきれない、そんな状況に陥ることも十分考えられ、でなかったとしたら、それはすでにSFである。そうとしか考えようがないじゃないか。
つくづく、冷静に吟味して欲しい、そう願うのである。


17(月)         60 100【22:00】

▼愛・地球博の人気キャラクター「モリゾー&キッコロ」が瀬戸市に住民登録されたことは先だってより話題になっており、希望者には交付してくれるとあって、市役所はその手続きに大わらわらしい。
世帯表を見ると、「森の精の特別住民票」となっており、二人の名前が記載されている。どうやら二人は同居しているようだが、世帯主のモリゾーに対し、キッコロの続柄は、「森の仲間」となっており、そのことからも血縁関係はないらしい。
いったいどういう関係なんだ、あんたたち。

その記載内容を見てみると、まず生年月日が記されており、キッコロの生年月日は「生まれたばかり」とあり、モリゾーにいたっては「ずっと前」だ。
確かに、その風貌と容姿を見れば分からないこともない。その大らかさは、森の精ならでわと言えるだろう。
しかし、次に記された性別の欄を見たとき、オレは不快な気分にならざるを得なかった。
モリゾーの性別欄にはこう記されているのだ。
「調査中」
とぼけるのもいい加減にしろ。
だってそうだろう。
モリゾーだよ、モリゾー。
例えばそこに品の良いおばあちゃんがいたとしよう。そのおばあちゃんが、モリゾーってことはないじゃないか。
確かに一見見れば、女性に見えないこともないかも知れない。だがしかし、オレにはとても無理だよ。
そこに、モリゾー&キッコロの神秘性があるのだ。
それにしても、いつまで続くんだ、万博の余韻。


16(日) 120 100       【22:00】

▼G1秋華賞は、一番人気ラインクラフトが敗れ、オレの馬券は惜しくも外れた。ラインクラフトが勝てば3連単で的中のところであった。ほんとに惜しかったが、それよりもそう思ったのは、鞍乗の福永祐一に違いない。しかも負けた相手が武豊だと言うのだからちょっとただごとではない。なにしろ、レース前のインタビューではこう言っていたのだ。
「騎手の差で負けたとだけは言われたくありません」
言われ兼ねない結果になってしまいました。
しかし、終わって見なければ分からないのが競馬である。そう言った意味においては、次週注目の菊花賞、ディープインパクトにだけは何としてでも確実に勝って3冠を取って貰いたい、そう日本中の競馬ファンが願っているに違いないのだ。


15(土)         60 100【22:00】

▼大阪出張。毎月恒例の会議である。
終日降り続く雨が、さらにいっそう暗鬱な気分にさせる。
そんな状況の中、居眠りしながらもなんとか一日やり抜いたのは、立派の一言と言えるだろう。
明日の秋華賞をひとしきり考えながら帰路に着くのだった。


14(金) 150 100       【21:40】

▼予報では雨のはずだったが、一日天気が良く、しかも汗が出るほどの陽気だった。
のどが渇いたのでジュースを飲もうと自販機に金を入れ、ボタンを押した。
ゴトッと音がし、取り出し口に手を突っ込む。
ない…
自販機に金を飲まれたのだ。
たった120円のことだが、なぜか無性に腹が立つ。どうしてこんなに腹が立つのか。
なんのことはない。迂闊にもそんな気分になってしまった自分自身に腹が立っているのだ。
まだまだだな。


13(木)         60 100【23:00】

▼夜は宴会だった。
宴会と言っても忘年会にはまだ早い。女子社員Mの歓迎会である。
会社近くの居酒屋で3時間ほど、取り留めもなく盛り上がった。

▼ついこないだ出たばかりだと言うのに新製品が発売されるのは、iPodである。
ついに動画である。なんとなく、面倒くさそうなのである。
20KBのiPodを。42、800円で買ったのが、まだ昨年であると言うのだから、何かしら呆れてしまうのである。


12(水) 150 100       【22:00】

▼単刀直入に言えば、忙しい。
日増しに依頼の仕事が増えるいっぽうである。
4、5日後の依頼であればまだ調整は付くものの、夜出た依頼で明日中までにお願いしますはないじゃないか。
忙しいに違いないが、これを逆の見方から言えば、充実していると言うことになるのだろうが、無理をしてでもその方向に目を向けていかねば気持ち的にもどうにもなるまい。
そんな状況の中、オレは思い出したように一目散に家路に向かった。
何を置いても、K−1だよな、やっぱり。


11(火)         60 100【22:00】

▼連休明けの仕事はなかなかに辛いものがある。忙しさに反して身体がどうにも動かないのだ。
今週は1日短いと一瞬喜んだが、すぐに土曜の大阪出張を思いだし、憂鬱な気分になったのだった。

▼運動会の思い出を日記に書いていたら、やたらと長くなったので、「たわごと」にした次第である。


10(月) 120 100       【22:30】

▼連休最終日は終日の雨。思えば今日は体育の日ではないか。体育の日と言えば、そのほとんどが「晴れ」という特異日ではなかったか。果たして運動会は大丈夫だったのか。マラソン大会はどうだったのか。町内の側溝掃除は無事行われたのか。気になることは様々あるが、そんなことオレにはちっとも関係がないよ。
だったら言うなよ、と言われそうだが、ここにも異常気象の影響が及んでいるのかと、ちょっぴり気になった次第です。

▼今日は飯を食いに行く意外は家を出なかった。一日のほとんどを、パソコンと本読みに費やした。
撮ってあった大河の義経も見たが、すっかり溜まってしまっており、このままではいつ見終わるかも分からない。

いっぽう「竜馬が行く」はまだ4巻目である。でもゆっくり読もう。竜馬との別れが惜しいからな。

▼様々な新選組関係の本を読んでから、その対極?とも言うべき竜馬を読むと、また違った新選組観が生まれる。両者を敢えて言い表すとすれば、明の竜馬に対して暗の新選組であり、その目的はおろか、思想自体がまったく異なる。しかし共通していることは、その行動が良いとか悪いとか、そんな次元を越えた志の強さである。
そんな男にオレはなりたいが、間違ってもなれないのだ。
当たり前だけど。


 9(日)         60 100【23:00】

▼滋賀県の彦根城まで足を延ばす。
名古屋からは1時間程度と意外と近い。連休の中日と言うことで、けっこうな人だった。駐車場で15分ほど待ち、400円払って車を停める。
日本の国宝4城の一つがこの彦根城である。因みに他の3つは、犬山城、松本城、姫路城であるが、この近辺に2つもあるのは流石である。何が流石なんだ。

彦根城

天守閣まではかなり歩く。幾段も石の階段が続く。かなり疲れるが、入城するとホッと一息付くや否や更に階段であり、しかもそれはとてつもなく違法建築な階段である。上がると言うよりも、まさに登ると言った方が良いくらいの階段である。
それにしても、いったいどれだけの人間がここから落ちたのだろう。死者が出てもなんらおかしくないんじゃないの、これ。
それほどの階段だが、こうじゃなきゃ城は守れない、これぞまさしく天守閣の姿なのである。

彦根城の階段

それにしても、昔はこんなところを普通に走り回っていたのかと思うと、ただ一言、
「なんてタフなんだ、あんたたち」
と、ただただ呆れるしかないのだった。


 8(土) 200 100       【23:00】

▼DoCoMo の料金プランが11月から新しくなるらしいが、いったいどうなんだ、それ。
どうやら、いままでの料金プランもそのまま使えるらしいのだが、果たして現行のままが得なのか、新料金が得なのか、考えれば考えるほど頭が痛い問題であり、こうなったら、何もしないよ、オレは。

▼デパートで万博セールをやっているとのことでお気楽に行ってみたのである。
なんだ、この行列は。
聞けば、3時間待ちと言うではないか。
それもこれも、万博である。
万博は終わっても行列なのである。
ほとほと感心するばかりなのであった。


 7(金)         60 100【22:30】

▼今日は会社のTと行動を共にし、なぜか軍将棋の話で盛り上がったし、会社に戻れば、書類の電子化と相成って、急にパソコン入力となった日報にIが悪戦苦闘している姿を見るにつけ、軍将棋が楽しかった時代をまた思い出す。
そんなセンチな秋の長雨。オレは軍将棋のタンクのことを思い出す。
なぜタンクなんだ。戦車じゃダメだったのか。さらにそれがどういう立場だったのかどうしても思い出せず、ただただ悶々とするだけなのだった。


 6(木) 200 100       【22:00】

▼南区で打合せのあと、岐阜の美濃加茂方面を回る。久々に外回りの一日だった。
夕方帰社すると数々の打合せが待っていた。なかなかに疲れたのだった。

▼そんなわけで、調子の悪いキーボードを諦め、以前使用していたキーボードを納戸から引っ張り出してきた。そもそも、このキーボードもキーの調子が悪かったのではないか。それもよりによって、リターンキーである。ひとたび押せば、押されたままになってしまうのである。したがって迂闊に押せば、画面は下向きの矢印だらけであり、これではいったい何を意味しているか誰にも分かるまい。
威張るな。
取りあえずキーを外し、再びはめたら直った。しかし、またいつどうなるか分からない。週末は、キーボード捜しの旅に出ようと思う。


 5(水)         60 100【22:30】

▼キーボードの調子が悪い。
つい数ヶ月ほど前に買ったばかりのキーボードである。
なにしろ、あるキーの反応が悪い。そのキーは、この期に及んで「O」だ。
別に「O」に恨みはないけど。
しかしながら、「O」の出番は意外に多いもので、気が付けばことごとく、「O」の文字が抜けてしまっており、とりわけ「おっぺけぺー」などは「っぺけぺー」になっている始末だ。
これじゃ、いったいどういう意味なのか分かったものではないだろう。
だって、ぺけぺーだよ、ぺけぺー。
そもそもなんなんだ「おっぺけぺー」って。
それさえも分からないのに、それにも増して「っぺけぺー」はないじゃないか。
なにしろ、これほどストレスの溜まるものはない。
やっぱりダメだな、安物は。


 4(火) 150 100       【22:00】

▼明日は月に一度の新聞を出す日である。
今回は、是が非でも出さねばなるまい。なぜなら、前回は雨のため出せなかったからであり、そのお陰で玄関の新聞入れは凄いことになっているのだ。
しかし、今日も雨である。明日も天気は良くないらしい。これはピンチである。しかし、そんなことは言ってられないだろう。ここは強攻策を取るしかない。
誰が何と言おうと、出してやる、出してやるとも。
そんなに気合いを入れるオレの気が知れない。


 3(月)         60 100【22:00】

▼閉幕後、初めて万博会場へ足を踏み入れた。
ほんの数週間のことであるが、まるであの賑やかだった頃が懐かしくも感じられ、動かない観覧車、そして、ゴンドラを見ると、さながら廃業した遊園地のようでもある。
すでにあちこちで撤去が始まっており、これらがほとんど姿を消してしまうことを考えると、やはりもったいない気分になってくる。
スペイン館の外壁ブロックは結局ほとんどが廃棄処分だと言うし、数々のイベントで盛り上がったあのEXPOドームも解体撤去だと言う。
サツキとメイの家はしばらくここに残るとは言うものの、会場内の整備自体が1年掛かると言うのだから、公開はまだまだ先なのだろうし、その間の維持ときたら、並大抵のことではないのではないか。
そのような観点から考えると、、、
いっそのこと住んだらどうなんだ。
そんな物好きがいるとは思えない。
勧めておいてなんだけど…

サツキとメイの家


 2(日) 150 100       【22:40】

▼信号待ちで、ふと子供用品店の方に顔を向けると、滑り台を滑る子どもが目に入った。しかし、その表情はなぜか険しい。通常ならば、どんな子どもだって滑り台を滑ればたちどころに笑顔になるはずだ。いったいその子に何があったと言うのか。
オレは、ピンときた。
オレの千里眼の様な精密な目でその滑り台を測定したところ、全長にして1mにも満たないのではないか。
小さいよ、小さい。
これでは表情が曇るのももっともな話だ。だってそうだろう。滑走距離1mにも満たない滑り台を何度も滑らされるものの身にもなってみろ。その理不尽さに納得がいかない、そんな気持ちでその子どもは滑っているのだ。
オレは心の中からその子供に向かってこう訴えた。
「贅沢言うな」
オレの気持ちをその子どもは果たして分かってくれただろうか。
そんなことを思いつつ、今夜の晩飯は何にしようかと、オレはニヒルにほくそ笑んだのだった。
何者だ、オレは。


 1(土)         60 100【23:00】

▼休日の今日、スカイラインのエンジンを掛けるとカーステレオからは、先週までかかっていたはずの万博FM放送はすでに電波のノイズに変わっていた。改めて、万博は終わったのだと実感する。

▼先週靴を買った店の前を通りかかったら、駐車場がもの凄い混雑だった。いったい何事かと注視すれば、そこに掲げてあったのは、「閉店セール」の文字。
閉店か、閉店なんだな…
そんなこと先週来たときは何も言ってなかったじゃないか。
言うわけないけど。
なんだかとても虚しい気分なのだった。



byクムラ〜





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