◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

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<2005年 4月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋◇時間

30(土)         60 100【24:00】

▼万博へ行く。開幕後、初めてである。
あれほど見慣れた風景も、やはりこれだけ人間がいるとまるで違うところのようである。
夕方から入場したため、企業館などにはすでに入ることができなかったが、外国パビリオンを適当に廻った。
インド館のカレーのまずさには、ほとほとまいったが、ロシア館へ入ると、いきなりマンモスのお出迎えである。
マンモスの骨格標本であるが、日本の冷凍マンモスほどの話題はないものの、それが全身の標本であるため、その迫力はなかなか堂々としたものである。
しかし、それがアフリカ象と、どう違うのかと問われても答えようがないですよ、ボクは。



韓国館へふらりと入ると、まもなく3Dアニメが上映されると言うので、何の気なしに席に座った。そして、年甲斐もなく3Dメガネを掛けオレは見たのだ。
感動である。
ロボットと子供が登場する、ほんの13分のストーリーなのだが、実に内容が凝縮されており、なんだか見ていて切なくなってくるじゃないか。
それは地球の未来へのメッセージである。
下手な映画より、よほど感動する作品である。
もう一度見たいと思った。お勧めである。


29(金) 120 100       【23:00】

▼クラッシュしたハードディスクの代替のため、大須アメ横へ繰り出す。
休日なのでよほど混雑しているだろうと思われたが、気が抜けるほど閑散としていた。ま、閑散と言っても、大須アメ横的に言ったまでのことで、そこそこ人はいたけどね。
気になったのはその店じまいの多さである。あれほど賑やかだった路地の店は、あちらこちらがシャッターで閉められている。次第に上がる地代のせいだと言う噂もあり、このままでは大須の未来はけっして明るいとは言えないのではないか。
うかうかしてると、大須の店はみな名古屋駅周辺に行ってしまうとも限らないのである。


28(木)         60 100【25:00】

▼なんとかパソコンは復旧した。
どうやら、ハードディスクがひとつ死んでいたらしく、Cドライブではなかったが、そのせいでシステムが立ち上がらなかったようだ。
今度はそのハードディスク内のデータを復旧しなければならない。その中のデータはかなりの数、バックアップを取っていないのだ。

▼明日からゴールデンと言う名の休日が始まる。
ゴールデン。その響きはどことなく金ピカだ。そのままだけど。
今年は珍しく、暦通りの休みが取れそうである。
予定はまだない。


27(水) 120 100       【23:00】

▼帰宅途中、パソコンショップへ寄る。パソコンソフトを購入するためである。
ふと見ると、同じパッケージで値段が違うものがある。片方には優待ユーザー版と言うシールが貼って有り、そうでない通常版よりも2000円ほど値段が違うのだ。
どうやら、優待版は、その会社の他のソフトを持っているユーザーのためのものであるようだ。
だがしかし、いったいどうやって、ユーザーを判別するのだろうか。シリアルナンバーでも入力するのだろうか。ソフトは持っているが、シリアルは分からなくなっちゃったぞ、などと言った場合はどうなるのだろうか。その辺の詳しい説明書きがなされていない。
そこで、近くの店員を呼び付け、オレの疑問をぶつけてみた。
「これと、これ、どうちがうん?」
店員は、二つのパッケージを見比べ、じっと考えている。
明らかに、オレの質問の答えが分からないようだ。
「ちょっと聞いてきます」と言って、やがて上の人間らしき人を連れてきた。
オレは再度、通常版と優待版の違いを聞いてみた。
すると、その店員はちょっと困った顔でこう言ったのだ。
「実は、中身は同じなんですよ」
なんだそりゃあ。中身は同じで値段が違うってことはないじゃないか。
いったい世の中どうなってるんだ。
間違って、通常版を買ってしまう人のことを思うと、なんだか不憫でならないのだ。


26(火) 120 100       【23:00】

▼結局、昨日はパソコンの復旧に失敗し、ふて寝してしまった。
考え付く限りの、ありとあらゆる手段を試みたのだがダメだった。
なんとか再インストールは避けたいと思うものの、最悪の場合、そうしなければならないだろう。
どうやら今夜もふて寝である。


25(月) 120 100       【23:30】

▼HDDLIFE と言うソフトがある。どんなソフトなのかと言うと、ハードディスクの健康診断ツールであり、不具合を監視してくれるソフトなのである。我がマシンには4台のハードディスクが装着されており、中には5年以上経っているものもある。いきなり昇天されては困りものなので、さっそく、この HDDLIFE なるソフトを導入しようと考えた。これで我がマシンの健康状態は安心である。
そしてインストール。
ん?何かがおかしい。
いきなり画面がブルーになってしまった。これを俗に、画面蒼白と言う。
いま作ったんだけど。
なにしろ、画面がブルーはよろしくない。慌てて再起動したものの、いつまでたっても Windows は起動しない。過去に何度も経験のあるトラブルであるが、やはり気持ちの良いものではない。
マシンを健康にするつもりが、瀕死状態になってしまったじゃないか。
しかし、誰にも文句は言えない。
なぜなら、フリーソフトだからである。
そして、いまなおマシンは復旧できていない。


24(日)         60 100【23:00】

▼いまだに外出時はマスクを欠かせない。なぜだ。正体がばれるからなのか。
オレはいったい何者だ。
まだ花粉の時期は終わっていないのである。
そろそろマスクが残り少なくなったので薬局へ買いに行った。
だがしかし、ないではないか。売り切れである。
このことからも今年の花粉の猛威が分かろうと言うものだが、それにしても困った。
だからと言って、代わりにと、ザ・サスケとか、ミルマスカラスのマスクをしてもあまり意味がないのではないか。
なぜならば、しっかり、鼻と口が出ちゃってるからである。
なにしろ、早いとこ増産して欲しいと願うのみである。

▼アーサー・C・クラーク著「幼年期の終り」読了。
クラークと言えばSF界の巨匠であり、代表的作品に「2001年宇宙の旅」がある。
「幼年期の終り」は、すでに50年以上前の作品である。地球人がなにげに宇宙人に支配されると言うストーリーパターンは映画においてもよく見掛けるが、これはその原点となった作品らしい。
宇宙人の前では無力の地球人。それが故に国と言うものは意味をなくし、世界はひとつになる。しかし常に監視され、いまや植民地となっている人類にとって、向上心もまた無意味なものとなる。
地球の未来を予見しているのではないかと錯覚するほど説得力のある小説である。


23(土) 200 100       【24:00】

▼仕事をするのがアホらしくなるほどの完璧な天気である。

▼サービスエリアにいると、しばしば、自動車教習車が入ってくるのを見掛ける。休憩のためであろう。
車の中から出てくるのはたいていの場合、成人にも満たないような若者である。そして、ほぼ100パーセントの確率で彼らが行うことは、これである。
携帯メールのチェック。
いまの若者に取って、携帯メールはそれほど重要なことであり、当たり前のことなのだろうが、このバカ者。そんな軽々しい気持ちで車の免許を取ろうとは何事だ。これからの教習に備えて、ラジオ体操のひとつでもしたらどうなんだ。
オレはしませんけどね。
若者が緊張感から逃避する手段、それがメールなのかも知れない。


22(金)         60 100【23:00】

▼DVDも次の世代へと移りつつあるが、現在主流となりそうな規格は2種類ある。
ブルーレイディスクとHD DVDである。
まあ、2種類あるのは構わないが、困るのはこれらが互換性のないことであり、となれば、思い出すのは、かつてのビデオ規格、VHSvsベータの再来であろう。両者が潰し合い、やがて片方が破れる。したがって、破れた方の機器を使用していたユーザーが憂き目に会うのである。しかし、庶民の我々はどちらかを選ばねばならない。これはひとつの掛けである。
だったらしばらくの間、成り行きを見守るしかないだろう。したがって、普及には時間が掛かることとなる。
そうした中、このDVD規格を一本化する動きが出てきた。
って言うことはなにかい。また違う規格ができるってことなのかい。
勘弁してくれたまえ。
すでに、ブルーレイ、若しくは、HD DVDを導入してしまった人もいることだろう。思い出すのは、出てまもなく姿を消してしまった、レーザーディスクのことだ。
まことに残念でしたと、慰めるしかないのではないか。
しばらくの間、オーディオメディアで主流を務めていた、カセットテープまでとは言わないまでも、なにとぞ、良く吟味し、長寿の新規格を出してもらいたい。
そして少なくとも、現在のDVDとの互換性は持たせて欲しいと願うのだ。


21(木) 200 100       【23:30】

▼実に天気が良く気持ちの良い一日である。
埠頭から眺める海も跳ねるようにきらめいている。
予想に反し花粉症も楽だった。
こんな日は、仕事をするのももったいない気分だが、だからと言って、さぼればさぼるほど仕事の重圧は自らの身にのし掛かってくる。
したがってじっと我慢するしかない。そのうち気が付けばゴールデンウィークだろう。
しかし、それが、ゴールデンである保証はまったくないのだ。


20(水)         60 100【23:30】

▼終日の雨のため、花粉の威力が半減しており非常にありがたい。しかし、雨のあとの反動がたいていの場合凄いことになっている。明日が恐い。

▼夜は歓迎会であった。
名古屋初心者には、やはり名古屋名物を堪能して貰うのがいいだろう。
代表的名古屋名物のひとつとして、手羽先がある。
手羽先の店と言えば、風来坊も有名だが、今回の会場は「世界のやまちゃん」である。
いきなり、やまちゃんに世界はないじゃないか。
しかし、世界のやまちゃんなのである。
世界などと断言されると少々どぎまぎしてしまうが、なにしろきっぱり世界である。
もう少し謙虚に「日本のやまちゃん」とか「尾張のやまちゃん」ではダメだったのか。
もしくは、フレンドリーに「かちかち山のやまちゃん」とか「魅惑のやまちゃん」はどうですか。
聞かれても困ると思うけど。
とにかく、世界に誇れるほどうまい手羽先なのである。


19(火) 200 100       【23:20】

▼新聞の見出しが目に入る。
「道路関係四公団を10月に民営化します」
どうやらこれにより、高速料金が値下げされるらしいし、それよりも何よりも目を引いたのは高速道路の無料開放である。これほど画期的なことはないだろう。
ただ、それが、45年後だと言うことを除けば。
なにしろ45年後である。
この世にいるのかよ、オレ。
したがって、実行の有無を確認しようがないのである。
なんだか寂しい気分になるじゃないか。
なにとぞ、45年以内に作ってください、不老不死の薬を。


18(月)         60 100【23:00】

▼今日も花粉が猛威を振るっている。
いま猛威を振るっているのは杉ではない。それはヒノキに違いなく、このオレの身体にも、杉とは明らかに異なる症状が現れている。
鼻血である。
毎日の日課の様に出ている鼻血であるが、不思議なことに鼻血を出した後は、まるで嘘のように花粉症が治まる。
出血大サービスなのか。
ありがとう、鼻血。
いいんだか、悪いんだか、分からない。


17(日) 120 100       【23:30】

▼その名は、ディープインパクト。
なんだかとてつもなくたいそうな名前だが、その通り、たいそうなのである。
競馬界にスター馬が誕生した瞬間は今日の皐月賞だった。
その強いことと言ったら、その走りを見れば、他の馬とはまったく次元の違う代物であることが分かる。
皐月賞までの3戦は、まったくムチも入れないぶっちぎりの完勝であった。そして今日の本番を迎えたわけだが、さすがG1である。ムチを入れないわけにはいかなかった。最後の直線、武騎手がディープインパクトにムチを入れる。その数、3発。
3発である。
たったの3発でG1を制覇してしまった。
これ以上ムチを入れたら、いったいどうなってしまうんだ。
きっとディープインパクトはこう言うだろう。
「痛いよ」
なにしろ計り知れない可能性を秘めた馬なのだった。


16(土)               【24:30】

▼大阪だった。会議である。
ぽかぽか陽気とあいまって、花粉もまたなかなか凄く、まったく眠いことと言ったらなかった。途中、進行役を仰せつかまってしまい、居眠りをしているわけにもいかなかったが、それ以外は、まったくと言っていいほど、寝てたよ、寝てた。
▼名古屋へ帰還した夜、会社へ戻ったが、気が付いたら2時間も寝ていた。
実に、春らしい、ほうけた一日だった。


15(金)         60 100【23:20】

▼桜はすっかり散ってしまい、見ていてなんだかひもじい。
ひもじいってのは、どこの爺さんだ。
オレに聞かれても困る。
なにしろ知っての通り日本は長い。どこかで桜は満開なのだ。そしてまた、どこかで散っている。
このようにいま、日本は桜で大騒ぎなのだ。
オレはそんな日本が好きだ。


14(木) 120 100       【23:00】

▼今日は我ながら頑張ったと見え、かなりの疲労感である。
今週までにやり終えねばならないことはまだ残っており、明日もまた集中せねばならないだろう。そして土曜は大阪だ。恒例の会議である。そこでオレは燃え尽きる。そんなことでいちいち燃え尽きるわけにはいかない。日曜の競馬を励みに、もう一踏ん張りするのだ。きっと、競馬で燃え尽きるよ、オレ。


13(水)               【23:40】

▼今日で名古屋を旅立つものが一人。
最後の晩餐である。同じ会社とは言え、この先もうめったに会うことはないだろう。なにしろ沖縄である。沖縄と言ったら、仕事よりもバカンスじゃないか。
バカンス気分で仕事は、ちょっと羨ましいのだった。


12(火)         60 100【23:30】

▼昨日とは打って変わって天気は悪く、寒いくらいである。
昨日のエアコンは冷房、今日は暖房。そんな節操のないおてんとさんである。

▼ガソリンの値上がりが止まらない。ハイオクで130円を超えており、このままいけば140円も近いのではないか。1年前が105円程度だったことを考えれば、これはただごとではないだろう。30円違えば、満タン60リッターとして、実に1800円違うのである。
今年、北海道まで愛車を駆って遠征する計画がある故、このガソリン値上げはかなりの痛手である。以前、名古屋から北海道を廻った際、走行距離は実に3000キロに及んだ。ただでさえ燃費の悪いスカイラインである。燃費リッター5キロで換算すれば、ガソリン総消費量は600リッターであり、すなわち満タン10回分である。よって、30円の値上がりで1万8千円の増額となる。
改めて計算してみると、つくづくこう思うのだ。
なんて大食らいなんだ、おまえ。
いまに始まったことではない。
この様に、考えれば考えるほど、うんざりとしてしまうので、この話はなかったことにしよう。


11(月) 200 100       【23:00】

▼運転中非常に困るのは、くしゃみである。
それは、突然やってくるし、したとたん、目をつぶってしまうのは、ほんとに困りものである。なんとか、目を開けたまま、くしゃみができないものか試みるが、何度やってもダメである。そもそも、目を、カッと、見開いたままのくしゃみはどうなんだ。
何とも男らしいくしゃみと言えよう。
なにしろ、運転中のくしゃみは危ない。一瞬とは言え、前方の視界が途切れてしまうのである。
朝、仕事へ向かう途中の高速道路で、オレはくしゃみに襲われた。
しかも、1回ではない。くしゃみは大抵の場合、1回では済まないのだ。
今回、3連発である。
3連発のあと、気が付いたら、すでにインターを降りていた。
ここじゃないよ、降りたいインターは。


10(日)         60 100【23:00】

▼今日も花粉は猛威を振るっている。
このところ、なんだかもの凄いが、もしかして、桜の花粉じゃないのか、これ。
そんな中、桜も見納めと、藤ヶ丘の街を、そして平和公園の奥へと車を流した。
来年も、ここ名古屋の桜を見ることができるだろうか。是非見たい。そう願うのだった。


 9(土) 120 100       【23:50】

▼このところ良く鼻血が出る。
花粉症のため、そろそろ粘膜が限界に来ているのかも知れない。
鼻血が出れば、そのままほっとくわけにもいかない。鼻水が出てるくらいならまだしも、鼻血が出っぱなし状態と言うのも、見ていてあまり気持ちの良いものでもない。世間体にも影響するだろう。したがって、しばし止めるための処置をせねばならない。
取りあえず、何かを詰めることを考えるのが普通である。
だとしたらまずこれだろう。
指を突っ込む。
最もお手軽な方法である。しかし、いつまでも鼻の穴に指を突っ込んでいるわけにもいかないだろうし、そんなバカ者、誰も相手にしないよ。
やはり、通常はチリ紙を丸めて鼻に詰めるのが普通だろう。しかし、これもあまり格好のいいものではない。
こんなとき、マスクは便利である。鼻にチリ紙を詰めようが、たんぽぽを詰めようが、マスクをすれば分からない。
マスク万歳!
早く、マスクのない生活を送りたいのです。

▼今日も仕事のあと、桜を見に行った。山崎川と平和公園である。
どちらも見事な咲きっぷりである。山崎川は桜が川をすっぽり覆い尽くしてしまっているし、平和公園は天井ごと桜であり、まるで桜に包まれているような錯覚に陥るほどである。
残念ながら明日から天気が崩れるらしく、見頃は今日が最後だろう。




 8(金)         60 100【24:00】

▼桜もそろそろ見頃かと、ふらっと、名城公園へ見物に行った。満開まであともう少しと言ったところか。
そこかしこで宴会の準備は行われており、平和な日本を再認識した次第なのである。



▼村上春樹著「海辺のカフカ」上下巻読了。
世界で一番タフな15歳になる少年の物語は実に不思議な小説だった。つかみどころがないと言うか、受け取り方によって様々な解釈のできる話である。1度読んだだけでは、なかなかその本質に迫ることができないだろう。
気が遠くなるよ、オレには奥が深すぎて。


 7(木)               【24:30】

▼珍しく、終日、事務所にこもりっぱなしで仕事だった。
したがって、外が寒いのか暑いのかも分からないし、桜がどの程度咲いているのかも、知る由がない。
こもりっぱなしはダメだな。世間知らずになる恐れがある。
しかし、1日だけの世間知らずは、どの程度のダメさ加減なんだ。
この程度のダメさ加減は、たまにはいいだろう。
いったいどっちなんだ。


 6(水) 120           【24:00】

▼気温は25度。いよいよ暑い。まるで思い付いた様に、桜も咲き始めた。

▼夜は、皆で焼き肉である。名古屋を去る人を囲み、焼き肉をつつきあう。
寂しさの裏返しなのか、なんか知らないが、みなハイテンションである。
明日が心配である。


 5(火)               【23:00】

▼今日はすっかり疲れてしまい仕事も終わりに近付くと止めどもない不調感を覚えた。
なんとか家にたどり着くも、こともあろうに今日は新聞を出す日ではないか。
この野郎。
新聞に怒りをぶつけてもしょうがない。
こんな日は、ただ早く寝るに限るのだ。


 4(月) 120 100       【22:30】

▼万博への弁当持ち込み禁止は思わぬ波紋を呼び、小泉首相の鶴の一声で弁当持ち込みが解禁となったのが先週のことである。
しかし、これにも制約がある。弁当は手作りに限ると言うのである。
弁当を作ってくれる人がいるならいいだろう。しかし、万人がそうとは限らず、だったらコンビニ弁当の中身を弁当箱に詰め込んで持ち込んだらどうなんだ。
また、パンはどうだと言う向きもあるだろう。どうやら、調理パンはダメらしいが、クリームパンは良いらしい。いったいどう違うんだ。クリームパンはお菓子なのである。メロンパンも然りである。
だったら、バナナはどうなんだ。おやつに入るんですか。
限られた予算での、おやつの定番はベビースターラーメンに限るだろう。
いったい何の話をしてるんだ。
なにしろ、こんな小うるさい万博は、なんだか凄くみみっちく思えてしまうのだ。


 3(日)               【24:00】

▼桜の名所、平和公園は花見客でいっぱいだ。しかし、桜はどこを見てもまだまだつぼみであり、だったらこれのどこが花見だと言うのか。強いて言うならば、木見なのではないか。なんだか、とても地味だなあ。
それでも良いのだろう。飲めさえすれば良いのだ。きっと1ヶ月も前から予定していたに違いない。
それほどまでに気合いが入るのだ、飲み会は。

▼あまりにも暇な日曜だったので、思わず、昨日オープンしたばかりのイタリア村へ行ってしまった。駐車場は案の定である。しかし、いったん入ってしまえば出ることは不可能であり、往生際良く並ぶしかない。
▼中へ入ると、そこはイタリアである。
実に良い雰囲気でイタリアを再現しているのではないか。
行ったことないけどさ。
そんなことよりもとにかく人が多い。イタリアってのはこんなに混み入ってるものなのか。
そこまで再現してないよ。
結局何をするでもなく、ただぶらぶらしただけなのだった。
人はそれを、イタぶらと言う。
いま、考えたんだけど。




 2(土)         60 100【23:00】

▼司馬遼太郎著「義経」読了。
表題は「義経」であるが、司馬遼太郎の書く「義経」は大河ドラマにある「義経」とはかなり違う。
そこには、主人公としての華がない。あるのは、人間「義経」である。
ドラマにある義経を追い求める者に取って、この義経を目の当たりにすれば、かなり戸惑うかも知れない。なにしろここにある義経は何事にもダイレクトである。
好色な義経。政治に疎い義経。義理人情に厚い義経。
ことごとくありのままの義経である。
そして最後はやはり、悲劇の義経なのだった。


 1(金) 200 100       【21:30】

▼実に清々しく気持ちの良い天気である。
こんな日はドライブだ。
オレは颯爽と会社を出、長距離ドライブとしゃれ込んだ。
仕事だけど…
問題は行く先である。
静岡県佐久間町。
言わずと知れた、山奥である。
山奥と聞いたとたん、オレの身体は拒否反応を起こす。別に山の霊が我が身に降臨するわけではない。言わずもがな、降臨するのは花粉に他ならないだろう。
止めどもなく我が身に降り掛かるであろう花粉の雨。避けることはもはや不可能であろう。オレは意を決し、山の奥へと突入した。
来るなら来い。
オレの気合いとは裏腹に、ここの花粉は気合いがない。
何の症状も現れなかったのだ。
拍子抜けである。拍子抜けだが、オレは一言、「ありがとう」と山に向かって感謝したのだった。



byクムラ〜





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