千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
<2004年11月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋◇時間 30(火) 120 100 【22:00】 ▼得体の知れない不安が付きまとう。 それもそうだ。明日から12月だからだ。 気分が忙しなくなるのも無理はないだろう。 そんなときだからこそ、ゆっくり本を読みたい。「青春の門」を一気読みするのだ。 29(月) 60 90【22:00】 ▼だいぶ良くなってきた様だが、声が良く出ない。 歌手じゃないからいいけど。 ▼車で移動中、正面から何かが近付いて来た。なにしろ正面である。と言うことは、どういう意味かお分かりだろう。 逆行していると言うことだ。たまにこんな奴がいることは聞いてはいたが、まさかオレの目の前に現れるとは思わなかった。 まったく避ける気配も見せず、次第にそれは近付いて来る。 よく見れば、それは車ではない。小さいのでバイクかと思ったが、どうやらバイクでもないようだ。 婆さんである。 自転車に乗った、婆さんだ。 車道の真ん中を威風堂々と逆行しているのだ。 なんだか、とても頼もしく思ったのだった。 28(日) 120 【22:00】 ▼昼まで寝ていた。本調子まで、もう少しである。 ▼大相撲もいつのまにか千秋楽であり、当然の様に優勝は朝青龍であったし、魁皇はやっぱり目に見えない重圧に押しつぶされたのか横綱昇進はならなかった。 それにしても、ますます外人力士である。番付表を見れば、幕内力士33人の内、11人が外人力士。実に3分の1だ。 これは危機である。日本の国技が外人力士に乗っ取られるのも時間の問題なのではないか。 身体のでかい奴は皆、大相撲だ。100キロ越えたら四股を踏め。そう願わずにはいられないのです。 27(土) 【23:00】 ▼ふらふらしつつ、己に鞭打って仕事へ。 正真正銘の風邪だが、なぜか元気がいい。 ▼「青春の門 自立編」が読みたくて、本屋へ行くがない。となれば、どうしても読みたくなるのは常であり、次の本屋へ行った。やはりない。 三洋堂、書店ロビン、あおしま書店、ブックス大和田、星ヶ丘駅前書店、三省堂、ヴィレッヂヴァンガード、ブックランドおおしま… いったいいくつ行ったら気が済むんだ。 なにしろ手あたり次第探したが見つからなかった。 最後の手段は、ブックオフしかないだろう。 なかった。 こんなに希少価値のある作品だとは思いもよらなかったのだった。 26(金) 【21:30】 ▼やはり風邪である。 オレとしたことがなんとも不甲斐ない、とは思うものの、その原因が分からない。 いつもそうだ。 油断である。隙がある証拠である。まだまだ修行が足りないと言えよう。 と言うことで、今日くらいは腕立てを休ませてください。 だから誰に言ってるんだ。 ミミズでもオケラでもない。自分自身に言ってるのだ。 25(木) 120 100 【22:30】 ▼昨日から口内炎である。しかも3ヶ所もある。なんだろうこれは、、、 ストレスから来たものだろうか。 そして、今日は朝から喉が痛く、それが口内炎のせいなのか、風邪のせいなのか、分からない。とにかく痛いので、どうにかして欲しい。 誰に言ってるんだ。 ▼なにしろ風邪が流行っているらしく、風邪だけは流行の最先端を行きたくはないと常々思うが、同僚Tの奥さんは、その最先端を行ってしまったらしく、その熱は39度8分にまで昇ったと言う。自分はそんな熱を出した覚えがなく、まさに未知の世界なのだが、それだけに想像も付かない辛さなのだろう。 ▼お大事に、と一言言って、Tを送り返した。 しかし、言って置いてなんだが、そもそも「お大事に」ってのはどう言うことだ。平たく言えば、「おおごと」と言うことであり、そこまで完膚無きまで脅してどうするんだ。 まったくもって、考えれば考えるほど、分けの分からない日本語である。 一番分けの分からないのは、オレだと思うけど。 ▼なにしろ風邪と思った瞬間に、薬を飲んですぐに寝よう。 24(水) 60 90【22:40】 ▼本との出逢いは偶然である。たまたま本屋で見掛け、手に取り、ページをパラパラとめくって、「ちょっと読んでみるか」と言う気持ちになったとき、その本との出逢いは始まり、そしてそれはほんの数パーセントの偶然に過ぎないのではないか。 そしていま、五木寛之の「青春の門」を読んでいる。まさに、たまたま偶然手に取った本である。遠い記憶の片隅に、この本の存在があったことが手に取った理由かも知れない。 これがまた、面白いのである。 このところ、小説と言えば、新選組だったため、このままでは、切腹しかねない状況であったのだが、この本のお陰で命拾いをした次第である。 しばらくは、主人公「伊吹伸介」の成り行きを見守るつもりである。 23(火) 120 100 【22:00】 ▼たまに祝日を祝日らしく休んでも、どうやら休みとは思ってくれないらしく、おかまいなしに仕事の電話が鳴る。 ▼大須へ足を延ばし、200GB のHDDとDVDメディアを購入。 そのついでと言っちゃなんだが、近くの科学館へ入った。中には立派なプラネタリュームがあり、座ると有無を言わせずリクライニングしてしまう。これは上を見ろ、と言う意味なのか。当たり前である。それがプラネタリュームなのだ。 オレは星の神話を聞きながら、いつしか夢の世界へと旅立った。 なんだかとても心地良い。もしかしたらそれ、ヨクネタリュームじゃないの? 何しに行ってるんだ、オレ。 22(月) 60 90【23:00】 ▼自販機に500円玉を入れる。ジュースが出てこない。それどころか、500円玉も戻って来ないではないか。なんとか500円玉を救出しなくてはならない。100円玉を入れてみた。やはり出てこない。つごう600円である。次第にプレッシャーがのし掛かる。どうやらコイン投入口はダメになっているようである。少し上を見れば千円札投入口があるではないか。ここに千円を入れればお釣りと一緒にさっきの600円も戻ってくるのはないか。我ながらグッドアイデアである。 千円を投入口に差し込む。入らない。もう一度入れてみる。やはりダメだ。 よく見ると、手に持っている千円札は野口英世である。 なんて役立たずなんだ、野口英世。 まだしばらく、夏目漱石には頑張ってもらわねばなるまい。 21(日) 120 100 【22:00】 ▼ディーラーへ行きオイル交換。 気が付けば1年以上もしていない。距離は走っていないにせよ、だまっていてもオイルは劣化する。普段はオートバックスだが、日産からの案内状が来ており、オイル交換を2000円でしてくれると言う。しかもケーキ食べ放題と言うから行かない分けにはいくまい。どうしてケーキなのか分からないが、交換作業中、ケーキを3ヶほどつまみつつ、展示車を見て回った。 いつもの店員は、いつものフレーズでオレに牽制する。 「いい加減、どうですか?」 購入の催促である。しかし、一応、そうは言うものの、オレにその気がないのは分かっており、冗談半分の挨拶代わりだ。 ▼なにしろ今もって購入意欲の沸く車がない。どうしても選べ、と命令されれば、フーガと言うことになるのだろうが、いかんせん高級車であるし、フーガと聞けば、どうにも、ザ・ピーナッツの恋のフーガを思い浮かべてしまうあたり、いったいどれだけ時代をさかのぼれば気が済むんだ、おまえ。 そう言われ兼ねないので非常に危険である。 ▼現状スカイラインもいまやすっかり高級車の仲間入りであるし、そもそもコンセプトがまるで変貌してしまっている。 かろうじてフェアレディZに魅力が感じられるものの、いまさら2シーターはないだろう。せめて、2by2があれば少しは検討の余地はあるのだろうが、そんないい加減なコンセプトの車はダメだ。 だからスカイラインHCR32に乗り続ける。 ▼オイル交換から戻ってきたスカイラインに数々の劣化が認められ、少々気分がブルーになった。13年も乗っていれば、それも致し方ないだろう。 次の車検は金が掛かるぞ、こりゃ。 20(土) 60 90【23:00】 ▼春ウララな陽気と言ってしまいがちになるような秋の晴天。 そんな中、今週も休日出勤である。 ▼万博の目玉とも言うべき、マンモスが到着した。 当初、全身の発掘を目指していたようだが、結局発掘されたのは頭の部分のみとなった。しかしながら、写真で見る限り、それは明らかにマンモスの頭であり、そう断言でき得る理由はなんなのだろうと考えたとき、まっさきに目に飛び込んでくるのは、その圧倒的な牙である。それはまさに昔見た「はじめ人間ギャートルズ」に出演していたマンモスに他ならず、あまりにもそのままなので、疑いたくもなってくるほどである。 くれぐれも、「実は牙は偽物でした」なんてことにはならないで頂きたい。 なにしろ、スタッフはホッとしたに違いない。この牙が唯一マンモスを象徴できるものだからだ。もし、発掘したマンモスに牙がなかったことのことを思うと、内心ゾウっとしたに違いない。迂闊にも、ダジャレてしまいました。 19(金) 200 100 【22:00】 ▼どうにも煮え切らない天気の一日。 雨が降るようで降らない。そうかと思えば、まさに降りそうな予感がし、身構えていれば、それでも降らない。雨は降らないが、しかし、明らかに天気は良くない。まったくもって気分も晴れない天気である。 18(木) 【23:30】 ▼ボジョレーヌーボの解禁日である。 ボジョレーヌーボ。 フランスのボジョレー地方で作られ、仕込んでから2ヶ月足らずで発売。ワイン本来の渋みは少なく、それゆえ口当たりの良いその味わいは多くの人々を魅了する。 オレはそんなボジョレーヌーボを飲んだことがない。 そんなに旨いのか、ボジョレー。 17(水) 200 100 【22:30】 ▼コンビニでもらったお釣りの中に新千円札が入っていた。初めて手にする新札である。 新千円札に描かれた人物は知っての通り、野口英世である。とても偉大な人物であることは周知の通りであるが、それに比して、なんだ、この顔は。 見れば見るほど笑いがこみ上げてくるじゃないか。 良く言えば、愛着の沸く顔とも言えるのだろうが、それ以上に特筆すべきは頭、つまりヘアースタイルである。 まったく一貫性のない毛の流れと巻き加減。いったいそんなヘヤースタイルを、どう説明するつもりなんだ。 まずもって床屋は困るに違いなく、注文の際は、こう言うしかないのだろう。 「野口英世でお願いします」 だがしかし、はたして床屋は理解してくれるだろうか。 それほどそのヘアースタイルの奇抜さは、現代においてもなかなかまねのできる代物ではないのである。 そんな英世をつくづく見習わねばなるまい。 16(火) 60 90【22:30】 ▼先立って退社した女性社員の引き継ぎに新人の女性社員が入った。しかし5日で辞めたのは先々週のことである。理由は母親の具合が悪く、家事をしなくてはならなくなったと言う。致し方ないだろう。 再び別の女性が入り、先週から引き継ぎを行っている。やっと軌道に乗りそうであり、みなホッと一安心だ。 辞めるらしい。 お婆さんが寝たきりになったと言う。 致し方ないだろう。 ちょっとまて。本人の調子が悪くなるのならまだ分かる。しかし、こうも矢継ぎ早に身内の具合が悪くなることは、そうないじゃないか。 しかし、そう言われれば、そうですか、と返答するしかなく、まあ一口に言ってそれほどまでにイヤだったのだろう。それももっともな話だ。こんなハードな会社はなかなかないからさ。 月末に向けて次第に不安を募らせるみんななのだった。 15(月) 200 100 【22:00】 ▼いよいよ秋らしい寒さ。今日から防寒着を着始めた。いつのまにかすっかり軟弱になってしまった。北海道から東京へ出てきたばかりの頃は、その東京の暖かさに驚き、11月に入ってもTシャツだったし、12月に入ってもTシャツで外を歩くと言う、まるで常夏気分のバカさ加減だったのではないか。その強靭なバカさ加減もいまではすっかりなりを潜め、軟弱なバカに成り下がってしまっては、すでに取り柄のないバカです。しかし、アホよりもむしろバカになりたいと願うオレなのだった。 14(日) 60 90【21:30】 ▼そうなることは分かっていても懲りないことは誰しもあるはずだ。オレにもある。にわかに信じられないだろうが、オレの場合競馬である。 みんな分かってるよ、きっと。 悔しいがその通りである。 なにしろ、まったく当たらない。まさに網の目をかいくぐるかの様にオレの馬券は的中と言う名の的を避けていく。ここまでくれば神業的と言ってもいいのではないか。 そんな神業はやだなあ。 13(土) 120 100 【22:30】 ▼天気は良いが、爽やかに寒い。そんな中、今日も仕事に勤しむ。 ▼ポケットコンピューターが凄いことになっている。知人が購入したというそれは、その小さな筐体からは想像できないほどの性能を秘めており、驚くべきはその表示性能である。なんとVGA表示ができ、動画なんか、なんのストレスもなく動いているではないか。ただ、問題は6万円以上するというその価格であり、ものが小さいだけに、とてつもなく高価に思えてしまうのだ。 ▼なんでも、このポケットコンピューターのCPUは500メガヘルツ以上あると言い、因みに我が愛機、200LXの場合、「31」メガヘルツである。 現在のコンピューターのCPUが、やれ何百メガヘルツだの、何ギガヘルツだの言ってる時代に、31メガヘルツはないじゃないか。 しかもクロックアップしてこれである。 オレ自信の性能にピッタリだよ。 コンピューターの進化は止まるところを知らないが、オレの進化はすっかり退化し始めている。 ほっといてくれ。 12(金) 【24:30】 ▼久し振りに皆で飯を食いに行く。 どれくらい久し振りかと考えたが、思い出せないくらい久し振りなことに気付いた。これはまずい事態である。皆、かなり鬱積していたらしく、それはもう大変な発散のしようであった。このまま鬱積していたらと思うと、想像するだけで大変な事態になっていたのではないか。なにしろ間に合って良かったと、尻を撫で下ろすのだった。 撫で下ろすところを間違えてしまいました。 11(木) 200 100 【22:20】 ▼終日の雨。 久し振りらしいが、そんな気がまったくしない。それほど、それまで雨が多かったと言うことだろう。 天気が悪いと日が暮れるのも早く、4時も過ぎれば、すっかり夜然としてしまう。 11月も半ばであるのだからそれも当然と言えば当然であるが、油断をしてるとそろそろクリスマスが街をはびこり始める、そんな時期でもあるのだ。 10(水) 60 90【22:00】 ▼この時期、困るのが東名高速の集中工事である。 なにしろ、その渋滞は凄いものがあるし、そんな高速に乗る奴の気が知れず、したがってオレは高速道路を避け下道で移動した。 下道も凄いことになっている。 いつもの倍は時間が掛かってしまっているではないか。 そもそも、集中工事って、いったい何をやってるんだ。期間ピッタリに終わるのもなんだか胡散臭いじゃないか。 そんなことだから、今日でお別れである女子社員の感動的お別れの言葉が聞けなかったのだった。 9(火) 200 100 【22:10】 ▼11月とは思えない陽気。 毎年同じことを言ってるような気もするが、そんな風に思ってしまう陽気なのだから致し方あるまい。 こんな陽気であるが、どうも調子が悪い。風邪の前兆なのではないか。なにしろ、廻りは風邪っぴきだらけである。うつらない方がおかしいくらいである。 そんなお気楽な危機的状況をなんとか乗り越えたいと思う。 8(月) 60 90【22:00】 ▼窃盗団である。 なんだいきなり。 窃盗団と言われても、何かピンと来ない、遠い国の出来事のようにも思ってしまうが、なにしろ、そんな団体とは関わりたくないと思うのが、万人の思いだろう。 しかし、その窃盗団と関わってしまったのは知人Fである。 関わったと言っても、窃盗団の一味になったわけでも、手助けをしたわけでも、お手手をつないだわけでもない。本人の意思に反し関わってしまったのであり、はっきり言ってF氏は被害者である。 窃盗団は盗みを働く団体である。しかしながら、柿泥棒とか、下着泥棒とかいった種類のものではない。 当たり前だ。そんなせこい窃盗団がどこにいるんだ。 窃盗団は、もう少しグレードが上である。 したがってF氏が盗まれたものはもっとでかい。 スイカ。 いい加減にしたまえ。季節感もへったくれもないじゃないか。 そんな話は置いといて、F氏が盗まれたのは車である。 自宅の駐車場に確かに停めて置いたはずの車が、朝見るとない。本人はその瞬間、「やられた」と思ったと言う。それと言うのも、ここ数日、同車種ばかりを狙う窃盗団の噂があったと言い、F氏所有の車の車種がまさにそれだったのである。 これだけ、おおっぴらに同じ車種ばかりだと、すぐに足が付くのではと思うのだが、その窃盗団はどうやら外国人であり、盗んだ車の行き先はロシアらしい。 それにしても、気の毒なことこの上ない。 オレは、なおいっそう、車の買い換えはしないと心に誓うのだった。 7(日) 120 100 【22:00】 ▼笠松競馬場へ行った。何年振りだろうか。以前来たのは確か、ライデンリーダーが活躍していた頃だから、もうかなり以前のことである。 だが、その庶民的な雰囲気はちっとも変わっていない。 地方競馬は休日よりも平日の開催の方が多いのだが、今日は休日開催なだけあって、けっこうな人出だったようだ。 ▼いま地方競馬はどこも経営危機に陥っているが、この笠松競馬場も来年には閉鎖と言う危機に瀕している。 関係者は必死である。自分たちの食いぶちがいきなりなくなってはたまらない。競馬新聞には存続の決意が記されているし、場内では署名活動も行っている。 そして、ライブドアである。 あのライブドアが笠松競馬救済に腰を上げたのである。 どうやら関係者が頼み込みに行ったらしいが、それはもう藁をも掴む気持ちだったに違いない。 とにかく、なんとかしてやってください、ライブドア。 6(土) 60 90【22:00】 ▼仕事の後、食べたのはトンカツである。 実に1年振り以上のことだ。いや、もしかしたら食べたかも知れない。そもそもオレにとって肉と言うものは、あってもなくても良い存在であり、したがって、単なるトンカツでは食べたとは認められないし、記憶にも残らない。よって、オレに取ってのトンカツは、この店のトンカツだけである。トンカツはまず第一に柔らかくなければならない。固いトンカツは最悪だ。そんなものはトンカツではない。一言で言えば肉片である。 やだなあ、肉片なんて食べるのは。 その点、この店のトンカツは十分トンカツとしてやっていけるトンカツであり、自信を持ってお勧めできるトンカツなのである。 しかしながら、1年も来ないとちょっとした変化がある。変化と言ってもトンカツ自体には変化はない。あるのはその脇に存在するキャベツである。なんだか少ないのだ。それも無理はないだろう。いま、野菜ほど高級な食物はないからだ。レタスなんて言ったら、それはもう超高級野菜であり、一般庶民には到底口にすることなどできない食物となっている。昔、まるごとマヨネーズを付けてかぶりついていたのが嘘のようである。 せめて、トンカツには頑張ってもらいたいと願うのだ。 5(金) 120 100 【23:10】 ▼本社から出張で来ていたHの仕事が終わり関係者で飯を食べる。 出張で来ていたと言っても場所は佐久間であり名古屋からはずいぶん遠く、したがって、なかなかその姿にお目に掛かることはなかった。なんとも寂しい役回りである。 ▼現地では、なかなか苦労したようであり、その中でも困ったのは、お化けだったと言う。 いきなりお化けってこともないだろうが、話によれば、ある人は目の前をいるはずもないお爺さんが通ると言い。またある人は、いるはずもないお婆さんが窓からこっちを見ていたと言う。 そんな話があまりにも多いため、周辺の人間はもう仕事にならず、仕方なく、神主を呼んで、お払いをしたと言うが、参列者の両脇にいるのは、いるはずもない子供たちであった。 よりによってお払いのその場に、一緒に参列はないじゃないか。 おちょくられているとしか言いようがないのである。 ▼このように、なかなか刺激的な日々だったと思うが、来週からは新潟で更に刺激的な毎日を頑張って欲しいと思う。 4(木) 60 90【22:30】 ▼相変わらず新潟中越地震の余震は続いており、そんな中、うちの会社も大忙しとなっている。そのため各地の支店から応援が派遣され名古屋支店においては、Kがその矢面に立った。 阪神大地震のときもそうだったが、それはもう、途方もない忙しさであり、いつ寝たかも分からないほどのものであった。 それを考えれば、今回もかなり過酷なものとなるだろうが、ここはきっぱり往生際良く、務めてきて欲しい、と他人事のように思うのだった。 ▼そして、女子社員がひとり来週で退社する。問題はその後継者である。なかなか見つからないのだ。 この不況のさなかに人が来ないってのは、どう言うことだ。 どうやら、原因は万博にあるのではないか。来年開催される愛知万博だ。みな、ここへ行ってしまっているのではないか。 愛知が好景気だと他から見られているのはこのせいである。しかし、とんだ誤解である。何をやってもさっぱり儲からないからである。 まるで、オレの馬券と一緒じゃないか。 それを思うと、なんだか寂しい気持ちになるのだった。 3(水) 120 100 【22:00】 ▼先立って取得した独自ドメイン「kumular.com」へのファイル移行がやっと終わった。 しばらくは、ここで落ち着くだろう。 ▼そんな分けで、パソコンのやり過ぎである。 パソコンのやり過ぎは何に支障が出るかって、腕立てに支障が出る。まったくもって体が重くなってしまうのだ。 別にパソコンを背負っている分けではない。当たり前だけど。 なにしろパソコンは体に取って、まったくいいことのない運動なのだった。 2(火) 60 90【22:50】 ▼新紙幣が発行された。どうやら20年振りだそうだが、そうなると心配なのは二千円札である。何年か前に追加発行された紙幣であるが、ますます二千円札の立場は危ういことになっているのではないか。 オレ見たことないし。 そもそも誰だ、こんな紙幣作ろうなんて言い出した奴は。 どうせ作るなら、105円玉を作ったらどうなんだ。 我ながら、グッドアイデアである。 1(月) 120 100 【23:10】 ▼11月に入り、今日から道路交通法が一部改正され、その中でも注意すべきは携帯電話である。 運転中の携帯電話使用を禁止する法律ができ、その噂はかねがね聞いていたため、早速、ハンズフリーイヤホンなるものを導入した。 イヤホンには耳に引っかけるフックが付いており、その先にはマイクが延びている。それを装着した姿は、まるで、イベントコンパニオンさながらである。 しかし、こんなコンパニオンはまっぴらごめんである。 ▼それにしても、問題は非常に面倒くさいことであり、しかもつい、装着を完了しないまま車を発進させてしまうため、運転中のハンズフリー装着作業は、危ないったらありゃしないよ。 これでは、本末転倒と言わざるを得ないのではないか。 ▼この様に運転中の携帯電話は危険極まりない行為と言えるだろう。しかし、それ以上に、テレビを見ながらとか、カーナビを操作しながらの運転はどうなんだ。 携帯以上に危なっかしいよ、それ。 byクムラ〜 |