千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。
体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。
<2003年09月> ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋◇時間 30(火) 200 100 【22:50】 ▼社員3人、車で長野県飯山まで日帰り出張。長野県とは言え、もうちょっと足を延ばせばすぐそこは新潟である。したがって骨身に沁みるほど遠いのであった。 到着し、外へ出ると名古屋とは比べものにならないくらい寒い。気温は12度。名古屋とは15度ほど違う。見ると、すでに紅葉が始まり掛けているではないか。 なおいっそう遠くまで来たと言う実感。 ▼帰りの高速から見える駒ヶ岳はすでに雪化粧だった。 それもそのはず、明日から10月なのだった。 29(月) 60 85【22:30】 ▼体が重いし、眠い一日。休み明けだからか。 ▼重いと言えば、重いだの遅いだの、散々文句を言っておきながら、結局またウイルスバスター更新の申し込みをしてしまった。なんだかんだ言って新規購入よりも安いからである。それとなんと言ってもやはり売れていると言う安心感だからだろうか。 それでも着実にK6−2のマイパソコンには荷が重くなってきている。 しかし、新しくマシンを組む気力がない。パソコンを取りまく環境が複雑になり過ぎているからだ。 マシンを組む。これは一大決心なのだ。 28(日) 200 100 【21:00】 ▼起きたらすでに昼近かった。こうなるともう何もやる気が起きない。そもそも目的のない休日は得てしてこのようになってしまうものだ。 しかし、次の日曜からは目的がある。いよいよ始まるのだ、G1が… これから年末に向けて、破竹の勢いの散財な日々が始まる。 やだなあ、散財は… 27(土) 60 85【22:30】 ▼昨日ビデオに撮っておいた辰吉丈一郎の試合を見る。ボクシングである。 しかしなかなか始まらない。始まらないも何も辰吉の試合の前にやっているのは、ボクシングではなく、アマレスであり、はたまた野球である。何の関係があるんだ… まあ、ビデオなんだから早送りすればいいじゃないかと思うかも知れないが、つい見てしまったのです。 今回の辰吉の試合は、世界再挑戦へ向けての前哨戦とも言うべき試合である。前哨戦だが、これに負けてしまっては世界戦もへったくれもあったもんじゃないのだ。 結局、試合は判定までもつれ込んだ。結果はなんとか辛勝したものの、はっきり言って、負けてたよ、ありゃあ。 贔屓目に見ても、引き分けがいいところだろう。 辰吉に取って、世界王者への道は果てしなく遠い。 ▼古本屋で1時間ほど立ち読みしていたら、足が棒のようになってしまった。情けない。以前は2時間や3時間はへっちゃらだったはずだ。これも鍛錬の内なのか。 いや、ただのただ読みだ。 26(金) 220 100 【22:50】 ▼早朝、北海道で大きな地震。釧路沖で震度6弱。 実家に電話した。美唄は震度4強だったとのこと。親父は普通に仕事に行ったらしく、取り合えず安心した。そもそもオレ自身、そんな地震を経験したことがない。経験したくないけど… このところ、大きめの地震が続いている。こないだの宮城沖地震も震度6であった。特筆すべきは、この宮城沖地震が発生した日である。今回と同じく、26日である。なんとも不吉である。2ヶ月後の26日はかなり注意が必要だろう。 ▼巨人の原監督が辞任。単刀直入に言えば首なのだろうが、渡辺オーナーによると、巨人を解雇した分けではなく、あくまでも人事異動と言うことらしい。だけど、首だよなあ、やっぱり。 それにしても、まだ2年目である。1年目で優勝と言う結果を出しても、2年目、それを維持できなければそれっきりである。 なにしろ勝ち続けなくてはならない。それが巨人の宿命なのか。 どうでもいいけど、どうにかしろよ、あの渡辺オーナーの傲慢振り。 とにかく傲慢は凄いよ。 「傲慢」 書こうと思ったって、そう簡単に書けやしないじゃないか。 25(木) 60 85【22:00】 ▼今日も雨は降り続く。気温も涼しく、すっかり秋の様相である。 しかし油断はできない。明日はまた暑くなると言うじゃないか。 ▼宮部みゆきを読んでいる。蒲生邸事件である。宮部みゆきの小説は初めてなのだが、蒲生邸事件がSFでありタイムトラベルものであると言うことを知り、読んでみるつもりになった。オレは、タイムトラベルものが好きなのである。 タイムトラベルと言えば、原田真二のタイムトラベルを思い出すかも知れない。しかし、それは小説ではない。何だと言われれば、それは歌であり、そんな古いもの持ち出して、いったい何様のつもりだ。 殿様ではないし、ましてや神様でもない。 そんな中、オレがいま断じて言いたいこと、それは、日本のタイムトラベルものの最高傑作は、広瀬正のマイナスゼロである、と言うことだ。 24(水) 200 100 【22:10】 ▼1日鬱陶しい雨。 ▼昼食はラーメン。何度か前を通り気になっていた店である。なにしろラーメンの名前が凄い。びっくりラーメンである。何がびっくりなんだ。味ではない。値段である。 びっくりするほど安いラーメンと言うことなのか、その値段は180円である。 180円だよ、180円。へたなカップラーメンより安いじゃないか。 180円のラーメンってのは、いったいどんな味なんだ? もしや、カップラーメンより不味いのではないか?少々嫌な予感がしたが、これは食べてみるしかあるまい。 ラーメンだけではちょっと腹持ちが悪そうだったので、チャーハンセットを注文した。それでも380円である。そして食べた。 180円とは思えないほど、普通に旨かったよ。 あとは店員の愛想だけだな。 23(火) 60 85【20:30】 ▼朝っぱらから大阪出張。1日会議である。 昼飯を食べた後、とてつもない眠気が襲う。なにしろ睡魔との戦い。 メモを取る振りをして眠気を紛らわせるが、ふと気付くと書いた字は一筆書きだ。何を書いたのか書いたオレでも判別不可能である。それでも何とか夕方まで切り抜ける。 ▼駅のホームを歩いていると、後ろから何やら渇いた音が聞こえた。その瞬間、背中に違和感が… 珈琲を浴びたのである。 犯人は後輩だ。珈琲の入った缶を蹴飛ばしたのだ。 良かったよ、犬の糞じゃなくて。 スーツの背中は珈琲だらけであった。 22(月) 200 100 【22:00】 ▼一気に秋の気配である。涼しく気持ちの良い一日。 ▼DVDでスタンリー・キューブリック監督の時計仕掛けのオレンジを観る。すでに30年以上前の映画である。 映像が独創的で何か現実離れしている。それもそのはずで、30年前から見た近未来の映画なのである。しかし、近未来と言ってもその近未来とは2001年だ。2003年の現在から見れば、それはすでに未来ではない。 その世界は今とは何か違う。建物や部屋のなんとカラフルなことか。POP調とでも言うのだろうか。そして、若者が使う意味不明の話し言葉。ドルーグ、トルチョーク。確かに意味不明でもしょうがないだろう。作者の造語だからだ。 しかしながら、そこで表現されている人間の凶暴性とそれによる犯罪の凶悪性は、まさに現在の社会そのものだ。考えさせられる映画であった。 しかし、最も考えさせられたのは… 「時計仕掛けのオレンジ」ってのは、どういう意味なんだ。 ▼明日は大阪出張である。夜更かしはできない。 21(日) 60 85【20:50】 ▼大相撲は今日が千秋楽。昨晩何気なく大相撲ダイジェストを見ていると、なんと最終回と言うではないか。大相撲が最終回と言うのではない。それはかなり大ごとな話である。最終回なのは大相撲ダイジェストである。大相撲ダイジェストと言えば、物心付いた頃からやっていたのではなかったか。なにしろ相撲を見る上では非常に効率が良い番組なのだ。 それは大相撲と言うスポーツに於ける効率の悪さにある。まともに相撲中継を見ることのなんと大変なことか。それはあの仕切りの長さにある。幕内の取組では4分もの間、力士の仕切りを見ていなければならないのだ。4分間ひとしきり仕切りを見た後、やっと取組は始まる。しかし、その取組自体はたいていの場合、あっと言う間に終わる。下手すれば数秒だ。それまでじっと我慢して仕切りを見ていた苦労はいったいなんだったんだ。そんな憤りを感じてしまう。しかしそれが相撲観戦なのである。 そして、その苦痛から開放してくれる唯一の番組が、大相撲ダイジェストであった。なにしろ、ダイジェストである。余計な部分は一切排除だ。正味取組のみの番組なのだ。これほどありがたい番組はないだろう。しかしそれが終わる。これから一体どうすればいいんだ。ますます相撲を見る機会が少なくなるのではないか。これもまた、大相撲衰退の象徴なのだろうか。寂しい限りである。 しかし注意せねばならない。確かに大相撲ダイジェストは最終回だ。しかし次回蓋を開けてみれば、「新大相撲ダイジェスト」もしくは、「続大相撲ダイジェスト」、果ては「帰ってきた大相撲ダイジェスト」もあり得ると言うことだ。 油断禁物である。 ▼夜は、K−1観戦。K−1グランプリの日本代表決定戦である。 見ているうち、次第に腹が立ってくる。武蔵である。 なんでこう武蔵の試合を見ていると、腹が立ってくるのだろう。試合がぬるいのだ。どれもこれもエキジビションマッチに見える。まったく死中に活の精神が見られないのである。それでもやっぱり武蔵が優勝しちゃうところが、なおいっそう腹が立つのだ。 リング下で魔裟斗が笑っているぞ。 20(土) 200 100 【22:00】 ▼ひさし振りの雨。これを機に秋へと移り変わっていくのだろうか。いや、そんな甘いもんじゃないだろう。名古屋の残暑を舐めてはいけない。名古屋の残暑はピリリと辛いのだ。分けが分からない。 ▼総裁選は大方の予想通り小泉さんの再戦で決まる。 思うにその投票結果の発表の何と地味で暗いことか。各候補者への投票数をただ無味乾燥に読み上げる。これでは真に国民の感心など呼ぶことはできないだろう。 だったらどうするか。エンターテイメントである。 もっとエンターテイメント性が必要なのである。 例えば、リングアナウンサーを採用したらどうか。 あの大袈裟で、派手な言い回しは結果発表にはもってこいではないか。 「小泉君のタイトル防衛!」 その瞬間、小泉さんは両手を上げ、「だぁーっ!」っと歓喜の雄叫びを発する。そしてセコンド陣は小泉さんを肩車し、場内を歩き回るのだ。 なんて感動的なんだろう。 オレはこんな政治、嫌だ。 19(金) 60 85【22:45】 ▼今週はあっと言う間だったような気がする。そりゃそうである。4日しか働いていないのだ。 ▼業者のF氏と小牧で落ち合う。F氏には野望がある。一旗あげる野望である。しかし、その一旗上げる先がちょっとばかり問題である。 イラクである。寄りによってイラクだ。イラクと言えば、詳しく説明するまでもなく、単刀直入に言えば、おっかないところである。そんな、おっかないところへ、なぜ行きたいんだ。 F氏によれば、いまがまたとないチャンスだと言う。確かに今、イラクは混沌とした情勢にある。戦争により、何もない状態なのだ。したがってゼロだ。ゼロから始まる今だからこそ、チャンスは無限にあると言うのだろう。 だからって、誘うんじゃないよ。 18(木) 200 100 【22:40】 ▼眠い一日。寝不足か。 ▼iPodが欲しいのである。iPodとは何か。デジタルミュージックプレーヤーである。ハードディスクが内蔵されており、40GBタイプであれば、なんと 10、000 曲もの曲が入ってしまうのである。10、000 曲だよ、10、000 曲。漢字で書けば一万曲である。凄いな、1万曲は… 例えば1枚のアルバムに10曲入っているとしよう。するとアルバム 1、000 枚分である。アルバム1枚3、000円として、1、000枚×3、000円=3、000、000円。噛み砕いて言うと、300万円。 そんなに有るわけないじゃないか。 それほど入ってしまう携帯プレーヤーなのである。 ▼帰宅し、ふとズボンを見る。 なんだこりゃー! ベトベトなのである。良く見ると、どうやらそれはチョコレートらしい。 原因を説明しよう。 車中でチョコアイスを食べながら帰ってきた。 夜にチョコはまずかったな。 17(水) 60 85【22:00】 ▼かねてから気になっていた小説「ゲームの達人」を読む。 ゲームの達人と言っても、人生ゲームの達人でも、ファミコンの達人でも、ましてや、ゲームの変人でもない。何を言ってるんだ、オレは… なんでいまさらと言う気もしないでもないが、読みたくなったんだからしょうがないじゃないか。 シドニー・シェルダン原作の本を読むのは初めてである。 初めてなので、取りあえず古本屋で100円だ。 初心者は中古でじゅうぶんである。ぶつける分けじゃないけど。 内容は、一言で言えば、ビジネスも人生もすべて駆け引きである。しかし、どうやらそうでもないらしい、と言うような内容である。これじゃ良く分からんだろうけど。 なにしろ、常に、どんでん返しを予想しながら読まねばならぬ小説だった。 驚くべきは、読者を飽きさせない、そのスピーディなストーリー展開である。そして、人物描写の分かり易さ。分かり易いが、ちょっと間を置けば瞬く間に忘れてしまいかねないため、したがって次から次へと読まずにはいられない。それが、「ゲームの達人」である。さすがベストセラー小説と言えよう。 16(火) 200 100 【22:00】 ▼高速道路を走っていると最近やたらと速度の遅いトラックが目に付く。トラックへのリミッター取付が義務付けされたせいである。それによりトラックのスピードは90キロまでしか出なくなってしまったのだ。トラックのスピード超過による事故防止のためなのだろうが、果たして効果はあるのか。 なにしろ遅いのである。登り坂になろうものなら、その遅さはなお一層増し、油断していると気が付いたら瞬く間にトラックが眼前に迫っているのである。 もっとスピードを出したらどうなんだ。そう言ったところでダメである。なにしろ90キロしか出ないのだ。 90キロである。せめて切りよく100キロにしたらどうだ。そんなことを言っているのではない。 トラックと一般車の大きな速度差。その危険性は明かである。よってトラックにだけリミッターを付けてもさして意味がないのではないか。 だからって、オレに付けてどうする。 ▼東区でビルの爆発事件。ほんとに爆発が多い今日この頃である。 15(月) 60 85【21:40】 ▼ついに阪神が優勝。なにしろ18年振りである。阪神ファンのその喜びたるや相当なものだろう。 阪神優勝を知ったのは世界柔道を見ている最中であった。 「なんてことだ」 きっと柔道ファンはそう思ったに違いない。 だってそうだろう。この時間、見ているのは柔道ファンであり、けっして野球ファンではないのだ。どうも、日本人の大半は野球ファンである、と言うことを前提に番組が作成されているような気がしてならないのだ。オレのやっかみだろうか。 実際のところ、人気ナンバーワンスポーツには違いないんだけど。 ▼その世界柔道も今日の団体戦をもって終了である。 女子団体は金であったが、男子は銀。情けねーよ、情けない。 日本は決して、図抜けて強い分けではないと言うことが、この結果を見ても明かだろう。 まだまだ締めてかからねばなるまい。 ▼それにしても、影が薄いなあ、大相撲。 14(日) 120 100 【23:00】 ▼不用意に港方面へ足を延ばした。凄い人である。港は時期を考えねばなるまい。 ▼阪神は今日も負け、名古屋での胴上げはなかった。結局、甲子園である。 それにしても、阪神ファンのそのフィーバー振りと来たら呆れるばかりだ。 ▼世界柔道は見事、柔ちゃんこと田村亮子が優勝。V6を達成した。もうほとんど達人の域を越えている。達人を越えてしまったら、こうなったら山にこもって仙人にでもなるしかないじゃないか。 意味が分からない。 13(土) 60 85【23:30】 ▼世界柔道も3日目である。 初日の日本は金メダル3個と、このままいくと大半のメダルを獲得してしまうんじゃないかと、いらぬ心配をしたものだが、そんな心配は無用であった。 その勢いは日増しに影を潜め、今日はついに、なくなっちゃったよ、金。 やはり、金はそんなに甘いものではなかった。 明日が最終日、期待の柔ちゃんの登場である。 どうか、体の柔らかい柔ちゃんを見せて欲しいものである。 だから、違うって… 12(金) 120 100 【24:30】 ▼小牧のある小学校近くで仕事。 グランドでは運動会の予行練習を行っていた。 その練習は隅々に渡り行われている。それは、結果発表にまで及んでいるようだ。 先生の大きな声がグランドに響きわたる。 「ただいまの結果、赤の勝ち!」 「ばんざーい…」 生徒が言うが、何かしらけている。そりゃそうである。それは練習だからだ。 しかし、先生は半ば怒ったように言う。 「もっと喜びなさい!」 そして、もう一度である。 「ただいまの結果、赤の勝ち」 「ばんざーっい!」 今度は元気いっぱいだ。 先生は満足げである。 しかし、何かが違うのではないか。 練習で何度も喜ばせる。しかしそれはすべてシミュレーションであり、何度も繰り返すことにより、子供は慢性化してしまうのではないか。喜びの慢性化である。 果たして、これで本番の感動はあるのだろうか。 練習と本番の空気はやはり違うのだ。やはり本番は感動するのだろう。 だったら、練習でそこまでする必要があるのか… ▼会社の役員が来名。夜、皆で飲みに行く。1週間に2回はかなり珍しいことである。しかし、急なことなのでそれも致し方ないだろう。それにしても、みんなひどい酔っぱらい様である。そしてオレは、コーラだ。 11(木) 60 85【22:50】 ▼今日から世界柔道である。 注目はやはり田村亮子だろう。今回の大会で前人未到のV6が掛かっているのである。 なにしろV6である。初めて世界選手権で金を取ったのが10年前である。なんと長いことだろうか。 しかし、ひとくちに10年と言ってもピンと来ないのではないか。だがそれは確実にそれだけの歳月を経ているのだ。 例えば、女子高生どうしの会話からもそれを伺い知ることができる。 「どうして、田村亮子のことを、柔(やわら)ちゃんて言うか知ってる?」 なんでこんな当たり前のことを聞くんだと、思うかも知れない。しかし、それは、この世代に取っては当たり前のことではないらしく、このことからもこの10年と言う歳月の長さを伺い知ることができるのではないだろうか。 聞かれたもう一方の女子高生は柔ちゃんの由来を当然知るはずもなく、 「私知らない。どうして柔ちゃんって言うの?」と聞き返した。 「そんなことも知らないのぉ…」 得意満面で、その女子高生はこう答えたのだ。 「田村亮子はねえ、体が柔らかいからだよ」 体が柔らかいから、柔ちゃんと言うことらしい。 これが10年と言う歳月の重さである。 ▼初日の今日、4人中3人が金と、幸先の良いスタートである。 10(水) 120 100 【22:50】 ▼期限切れのお知らせメール。 ウィルスバスターである。 もう1年たったのか。 それにしてもこのウィルスバスター。年々機能アップしているのだろうが、それに連れて次第に重くなっているのではないか。それはそれで成長した明かしなのだろうから喜ぶべきことなのかも知れない。 重さ違いだよ、それ。 なにしろそれは、パソコンのシステム自体にも影響しているようで、オレのパソコンなんかはいまや時代遅れも甚だしい分けであり、したがって、このソフトが非常に重荷になっていることは間違いない。しかし、今のこの時代である。ウイルス対策は必須である。いまや丸腰ではネット社会をさまようことなど到底できないのだ。 今一度、アンチウイルスソフトの選択を検討しなくてはならない。 必ずしも、一番売れているソフトが一番良いとは限らないのだ。 でも、やっぱ安心だよな、売れてるソフトは… ▼会社の連中と飲みに行く。いつものように、オレはコーラだ。 9(火) 60 85【22:00】 ▼車が凄いことになっている。走行中の振動である。社有車のバンなのだが、大阪支店から1年前に引き継いだ車であり、タイヤはなぜかスタッドレスだ。 それもすでに丸坊主である。そのためかどうか分からないが、なにしろ高速を走ろうものなら、車体から受ける振動は凄い。オレまで丸坊主になりそうである。 振動で丸坊主はないじゃないか。 なにしろ今にも壊れるんじゃないかと思えるほどかなりのものである。覚悟して乗らなくてはならない。その覚悟も、新車となる10月までだ。あと2ヶ月の辛抱なのである。 長いなあ、2ヶ月は… ▼いま地球は、火星が近づいちゃってる月間である。そして今日、その火星と月が並んで見えると言う、なんともめでたい日なのである。どうしてめでたいんだ。 しかも、今日は火曜日であり、驚いたことに昨日は月曜日だったのだ。 なんとも出来過ぎためでたさなのである。 ▼どうも最近、日中眠たい。どうやら睡眠不足なのかも知れない。 グッスリ眠らなくてはならない。 「グッスリ」である。 それが、グッド・スリーピングから来た言葉であると言うことをマメ知識としてここに述べて置こう。 8(月) 220 100 【22:30】 ▼名古屋の名物にも色々あるが、そのひとつに、きしめんがある。もしかしたら知らない人がいるかも知れぬ、専門的に詳しく説明させてもらおう。 うどんの平べったい様な奴。 因みに北海道では、きしめんを食べる風習はない。したがって、オレが初めてきしめんと言うものを食べたのは、名古屋に来てからである。そうだったかなあ… 記憶が定かではない。 なにしろ、きしめんはけっこう好きで、たびたび食べる。 今日の昼は、梅おろしきしめんなるものを食べた。 なんともややこしいきしめんである。もっともな話である。噛み砕いて説明しよう。 きしめんの上に、梅とおろしが乗っている。 そのまんまだよ。 その梅がやたらと赤い。はたから見れば、赤いソースにも見えるのである。しかし、その味はやはり酸っぱく、梅干し以外の何ものでもないのである。 こんなものでも頼む人は数多くいるに違いなく、もしかしたら人気商品かも知れない。 すっかり食べ終わり、そして支払いである。 「梅おろしきしめんですね…」 「はい、そうです」 「………いくらでしたっけ?」 聞くなよ、客に。 どうやら、人気商品ではないらしい。 7(日) 60 85【21:40】 ▼テレビを購入。購入先は、某ヤマダ電気である。 某、付けた意味ないけど。 ▼店頭でテレビを見ていたら、驚いたことに今日から相撲なのだった。ついこないだ名古屋場所の観戦に行ったと思ったのだが、ほんとに早いものである。 きっと、気が付いたら終わっているのだろう。 6(土) 200 100 【23:20】 ▼テレビを買わねばならない。先だって、18年間連れ添ったテレビジョンがお亡くなりになったのだ。たかがテレビとは言え、18年間お互いを見つめ会って来たのである。それが、いきなりの別れである。こんなに寂しいことがあるだろうか。 ▼電気店へ行くが、なかなか彼の替わりになるものがない。どいつもこいつもなんて高価な奴ばかりなんだ。結局諦め、映画を見に行った。改めて映画のスクリーンのでかさを思い知る。悩んでいる場合ではないのだ。15型テレビに… 5(金) 60 85【22:30】 ▼三重方面である。三重方面と言っても、名古屋に程近い桑名である。 その付近の高速のサービスエリアで佇んでいると、車の窓を叩く音が… 奴である。 あれは、いつのことだったろう。確か岐阜方面のやはり場所はサービスエリアだったはずだ。その時も奴は車の窓をコンコンと叩いた。オレは窓を半分開けた。すると奴は神妙な顔付きでこう言ったのだ。 「あまり大きい声では言えませんが、裏ビデオいりませんか?」 どうやら大きい声では言えないものをくれようとしているらしい。 しかし、それは貰えるのではなく、購入するものだと気付いたオレはこう言った。 「またにしてよ」 またにしてよ、である。 しかし、股になにかしてもらおうとしている分けではない。詳しく言うならば、「また今度にしてよ」と言う意味である。 それがいけなかったらしい。なぜなら、「またにしてよ」は「次ならいいよ」と言う意味にも受け取れるからだ。 まさか、三重県で再び会うとは思わなかった。 しかも、「またにしてよ」と言った手前、今回は断りようがないではないか。 しかし様子がおかしい。どうやら奴はオレのことを覚えていないようなのだ。 オレは心の中でこう呟いた。 「しめた…」 奴がいま何を言わんとしているのかは当にお見通しだ。したがって、話を切り出す前にオレは奴に向かってこうしたのだ。 「睨み付けました。穴が開くほど」 奴は、何も言わず去っていった。 先手必勝とは、まさにこのことである。 4(木) 200 100 【22:20】 ▼昨日とは打って変わってすこぶる良い体調。 呆れるほど回復力が早いと言うか、まったく現金な体である。 ▼相変わらず日中は34度と暑いが、いつの間にかすっかりセミがいなくなっている。夜になるととたんに涼しいのである。これではいくらセミでも夜は越せないだろう。 秋は確実に近づいている。 3(水) 【24:40】 ▼いまになって今年最高の暑さ。 汗が止めどもなく流れる。完全にバテた。 夕方から体調が悪くなる。 帰宅するなり寝てしまった。2時間ほど寝て、半ば無意識的にシャワーを浴びる。それほど汗が気持ち悪かったのだろう。 明日は完全復帰すると、心に誓う。 2(火) 120 100 【22:40】 ▼チャールズ・ブロンソンが逝った。 ブロンソンと聞いて思い出されるのは、大脱走、荒野の七人など、スクリーンでの活躍が頭をよぎる。 しかし、何をおいても、まずこれだろう。 マンダム かすかな記憶を辿ると、鮮明に思い出される。 「あごになんか付いてるよ」 「えっ!ほんと」 思わず、あごに手を持って行く。そのタイミングを逃さず言うのだ。 「う〜ん、マンダム」 いったい何が面白いんだ。 しかし、やられたらやり返さずにはいられないのが子供である。 こうして、マンダムは全国に広まっていった。 それほどのものなのだ、ブロンソンは… 1(月) 60 80【22:00】 ▼残暑厳しく、気温は34度だったらしいが、オレには分からない。今日は一日事務所で仕事だったからだ。 ▼話題は動物の話に及んだ。 何の脈絡もないけど… テーマは、その動物が可愛いか可愛くないかの判断基準についてである。 その女子社員は言う。 可愛いか、可愛くないかの判断基準、それは… 抱っこできるか、できないか、であると。 例えば、と問えば、女子社員はきっぱりと答えた。 トド。 あの、トドである。 まあ、あざらしやオットセイならまだ分かる。だがしかし、いくらなんでも、トドはないじゃないか。 トドは抱っこできないから可愛くないと言うのだ。 可愛いとか言う以前に、度が過ぎてるよ、トド。 |