■たわごとですかーっ!!■



▼【ホワイトデーに求められるもの】 04/03/08

3月、男性諸氏において、そろそろ気になり始めるのがホワイトデーではないか。
ホワイトデーと簡単に言うのは良いが、ところでホワイトデーってなんだ?
直訳すれば、読んで字のごとし、真っ白な日である。
つまり、こんな日のことを言うのだろう。

除雪も嫌になるほど、雪が降ってしまった日。

確かに一面真っ白だろうし、愚痴の一つも出て来そうな大変な一日であろうことは想像できる。
何を言ってるんだ。それじゃ北海道なんか毎日がホワイトデーじゃないか。
そんなことを意味する日なのではなく、正確には、バレンタインデーにチョコをもらった男性が女性にお返しをする日、それがホワイトデーなのである。

かつては、ホワイトデーにお返しする品と言えば、マシュマロが定番だったようだが、マシュマロは少々困りものである。山のように積み上げられたマシュマロを思うだけで、何やら憂鬱な気分になるのだ。
何が憂鬱かって、考えても見なさい。見た目の量に比して、手に取ったその軽さはなんだ。
これほど、人をバカにしたお菓子があるだろうか。
さらに、軽いからと言って、うっかり大食いでもしようものなら大変である。
油断をするといつの間にか口の中はマシュマロでいっぱいなのである。その形相はまるで、ひまわりの種をほお袋に詰め込んだハムスターだ。
それもまた可愛いものである。

この様にマシュマロと言うお菓子はひとことで言えば、かさばるお菓子と言えよう。
しかし、いくらかさばるからと言って、上下左右に押し潰してどうするんだ。
確かに押し潰せばコンパクトになり、持ち運びも、保管も便利だろう。だがしかし、それはすでにマシュマロではない。強いて言わせてもらえば、マジュマロである。
なんとも、マジュそうではないか。
そんな下手な駄洒落が出るほど、マシュマロは厄介な代物なのである。

そこで店側も色々考えた。
何もマシュマロでなくてもいいのではないかと。

ふと、デパートの店内を見れば、ホワイトデーのコーナーである。バレンタインのあの賑やかさに比べると、なんとも地味で寂しい。
そこで何かしら妙な文句が目に飛び込んで来た。
「ホワイトデーには海の香りを届けよう」
海の香りである。
海の香りと言えば、一般的には潮風とか、昆布とか、鯨とか思い浮かべるだろうが、ホワイトデーに鯨はちょっとどうかなあ。
そんなことを思案しながら良く見れば、それはエビ煎餅のことであった。
ホワイトデーに煎餅である。
何か一種独特の違和感を感じざるを得ない。
だったら、ホワイトデーにようかんはダメなのか。はたまた、奈良漬けはどうなんだ。
確かにそう思いたくもなるだろう。だがしかし、ホワイトデーに手作りの奈良漬けはないじゃないか。

せめて、ホワイトデーくらいはスマートな男を演出してもらいたい。そう願わずにはいられないのだ。

byクムラ〜


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