■たわごとですかーっ!!■



▼02/01/19【特番はマンネリだ】

番組編成の時期にテレビを見ていると様々な特番が放送されている。オレは この特番がどうも最近マンネリ化しているように思えてしょうがないのだ。
「九死に一生スペシャル」という番組がある。実体験を元にした番組なのだが、絶体絶命の状況からいかに助かったかと言う企画なのである。しかしここに問題が存在する。「九死に一生」という題名から、結局最後には助かってしまうのが分かってしまっているのだ。これでは見ていてスリルも刺激もあったもんじゃない。
確かにその体験をした人は、苦労もしたし死ぬ思いもしたことだろう。 しかし、世の中にはこれ以上に不幸な体験をした人はたくさんいるのだ。 これを取り上げなくてどうするというのか。
オレは提案する。次ぎのステップとして放送しなければならない番組、それは、、、

「九生に一死スペシャル」

道を歩いている男がいる。今日は楽しいデートだ。るんるん気分で待ち合わ せ場所に向かう男。「さて今日はどこに行こうかなあ?」などと思いは尽きない。 そして、改札口で待っている彼女の後ろからそっと近づく。「だ〜れだ?」と目隠し。よくある光景だ。「わかんな〜い」と猫なで声で振り向く彼女。
すると、どうしたことか、いきなり彼女は悲鳴と共に逃げて行ったではない か。「お〜い、そっちじゃないよ〜」と言ってもすでに彼女はここにはいない。
これはいったいどうしたことだ。唖然とし目を白黒させる男。まさに急転直下、天国から地獄とはこのこと。
なんとも合点が行かない。もしやオレの顔に何かが付いているのかと、 ふと鏡を見る。すると、なんと頭に包丁が突き刺さっているではないか。 脳天からまっすぐに、、、
これじゃあ帽子を被ったとしても、ただの帽子掛けだ。どうりで3点倒立しようにもうまくいかないわけだ。彼女が逃げるのも無理はない。
「もう少し早く気付いていれば・・・」包丁を抜く気も失せるほど、うなだれる男。

このように、とてもそんなことにはならないだろうという状況から、いきなり訪れる不幸、なにしろとことんツイてない人を取り上げた番組、それが「九生に一死スペシャル」なのだ。

こんな番組ですが、どんなもんでしょう?
言っちゃなんですが、オレは見ないです。


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