◆たわごとですかーっ!!◆



▼01/8/06【それでも飛行機は飛ぶ】

飛行機である。
名古屋から北海道の実家への行き来のため乗るのだが、いつも思うことがある。
飛行機の翼のなんとも頼りなげなこと、、、
滑走路を一気に走り出し、いままさに飛び立とうとしているいま、窓から翼を見ていると、それは上下にゆがみ、震えてもいるのである。これでほんとに飛べるのか、と不安にもなってしまうのである。
しかし、その心配もどこ吹く風、いとも簡単に飛行機は飛んでしまう。しかも、何百人という人間を乗せてである。
「鉄の塊が空を飛ぶなんて」と人は良く言うが、ことの重要性からするとはっきり言ってこれは、人の塊が飛んでいることにはならないだろうか?まさに魂の塊である。
そういった点から察すると、なんだか、この飛行機を飛ばしている動力源は、エンジンや燃料の他に、人間の念も入っているような気がしてならないのだ。
だから、乗っている人達は、ボケ〜っと寝ていては、けっしていけないのである。頭の中は、常に「飛べ、飛べ、、、」と念じているのが本当であろう。できれば、声に出して連呼するのもまた更に効果があるだろう。ただし「とびまっす、とびまっす」と坂上次郎風におちゃらけるのは、逆効果なのではないか?更に浮くかもしれないと言って、風船を膨らますのは、空気が薄くなりそうで、ますますいけないのではないか。
そんなことを、機中であれこれ夢うつつに考えているオレなのだった。


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