「ぱるぱる」通院記


<1日目>
ある日のこと、突然ぱるぱるは下痢をした後食欲がなくなり糞も出ない状態が3日ほど続いた。
ちょっと心配だったので、ぱるぱるを病院へ連れていった。始めてのことである。
診察室に入ると、周りは犬の鳴き声、その声にぱるぱるは恐れおののいている。
鼻のひくひくがいつにも増してすごい。
診察台へ上がる。いつもは絶対抱かれることがないのに不安からか胸の中に跳び込んでくる。
症状をエスパー伊藤似の先生に説明。そして持っていった糞を先生に見てもらう。
糞自体は特に問題はなさそうだ。
次に、ぱるぱるに聴診器を当てる。もしかしたら毛玉の可能性もということで取りあえず
レントゲンをとることにした。
案の定、暴れる暴れる。助手の先生がうまいこと押さえ付ける。
そうか、足をおもっきり掴み込んでしまえば良いのか、、、なるほど、
などと感心している間に撮影は終わった。
現像するまでぱるぱるを抱えて待つこと10分。
写真を見ながら説明を受ける。
毛玉らしきものは見当たらない。取りあえず良かった。
しかしどうも胃にガスが溜っている様子。
胃腸の動きを促進させる注射をうつ。
皮膚の神経は鈍いのかまったくぱるぱるは動じない。
取りあえずこれで1日様子を見ようとのこと。
今日は5千円ちょっと掛かった。

<2日目>
まだ食欲もあまりなく、糞もあまりしていない。
昨日に引き続き昨日の動物病院へ。
さっそく現状説明をする。
昨日と同じく、先生がぱるぱるの尻を見る。
糞が固まって毛にくっついていてすごい。
それをバリカンを使い、手慣れた手付きで大胆に剃ってくれた。
ついでに爪を切ってもらう。
あんまり手際が良いのでちょっと深爪(^^;)、少々血が出る。
先生は平然として薬を塗る。流石である。
ここからやっと診察。
まずは体温を計るってんで、おもむろに尻の穴に体温計を挿す。
7、8センチほどのものがものの見ごとに入ってしまった。
動いてそれが折れちゃたりしちゃ危ないと思い、必至にぱるぱるをおさえる。
それから体力回復にと点滴をおもむろに4、5本打つ。
体温は41度ぐらいとのこと。しかしそれが高いのか普通なのか分からない。
聞いてみるとやはりちょっと熱があるらしい。
熱があるから食欲がないのか、食欲がないから熱が出たのか分からないが、
季節の変わり目で体調が崩れたのかもしれない。
熱冷ましに座薬を入れる。ぱるぱるは緊張でお尻も緊張してるのか、
これがなかなか入らなかった。
最後に胃腸の動きを助ける薬をもらった。
あとは糞が出るのを待つだけである。
また明日も来てくれとのこと。
今日は、約4千円掛かった。

<3日目>
とうとうぱるぱるが豪快に糞をしている。食欲もけっこうあるようだ。
今日も病院へ連れて行く。
先生に報告。
ぱるぱるをかごから出そうとするが、なかなか出てこない。
先日の恐怖を覚えてるのだろうか。
聴診器を当て、診察。
そしてまた体温計をおもむろに尻に入れる。
39度ほどである。まだちょっと熱はあるようである。
今日も注射、そしてビタミン剤を手際よく打ってもらう。、
ビタミン剤の注射はちょっと痛いらしい、しかし暴れることはなかった。
こうして、ぱるぱるの3日間の通院生活は終わった。
今日は、3000円。

 

ぱるぱるはこれ以後しばらくケージからなかなか出てこなくなった。
また連れていかれるんじゃなかろうかとでも思っているんだろう。

 

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