<4ドアと私>
ある日私は知人の車の後部座席に乗った。
目的地に到着し、降りようと前の座席を倒して身を屈めそのドアから
外へ出ようとしたその瞬間、
「よかったらこちらからどうぞ」と知人が後ろのドアを開けてくれた。