レノックス・ルイスvsデビット・トゥア

WBC・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
2000年11月12日
レノックス・ルイスvsデビット・トゥア

ルイスは39戦37勝29KO1敗1分、対するサモアの怪人、トゥアは38戦37勝32KO1敗である。身長196cmのルイスに対しトゥアは178cmとその差18cm。見た目にもかなり差がある。

試合は常にトゥアが前へ前へ出る展開。
レノックス・ルイスはいまいち思い切りが足りない状態が続く、逆に言うと余裕とも受け取れる。確かにトゥアにも決め手という決め手がない。時折放つトゥアの大振りフックが空を切るばかりである。この同じ状態が最終ラウンドまで続く。結局、挑戦者として積極的な攻めができないトゥアをルイスが翻弄する形のまま終了のゴングがなる。判定で文句なしルイスの勝ち。

タイトルをどういう形であれ守ればいいというルイスと、挑戦者として勝つためにはあまりにもパンチが単発で工夫のないトゥア、試合自体は終始変化のないなんともつまらないものとなってしまった。

来年、ルイス対タイソンの試合が実現するらしい。是非ともタイソンにはルイスの鼻をへし折って欲しいものだ。